モバP「ウォシュレットの正しい使い方」 (16)

ある日、事務所にて……


モバP「ちひろさん、ちょっといいですか?」

ちひろ「プロデューサーさん、一体どうしましたか?」

モバP「ウォシュレットの正しい使い方をアイドルたちに学ばせるために講習会を開催します」

ちひろ「…………」

モバP「ウォシュレットの正しい使い方をアイドルたちに学ばせるために講習会を開催します」

ちひろ「二回も言わなくていいですから! プロデューサーさん、一体何を考えているんですか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1547031867

モバP「いやいや、僕はナニも考えてませんよ。ただ、アイドルのお尻の穴の健康を守りたいだけなんですよ!」キリッ

ちひろ「これは完全に早苗さん案件ですね……」prprpr

モバP「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!! 僕は決してちひろさんが考えているような変な目的など一切持ってません! ちひろさん、ウォシュレットの使い方をしっかり理解しておかないと、大変なことになりますよ!」

ちひろ「何を言ってるんですか、この変態は!」

モバP「話を聞いてください! おそらく多くの人がウォシュレットを使うとき、勢いや時間を気にせず適当に使っていると思います」

ちひろ「適当に?」

モバP「ええ、まずはウォシュレットの勢いについてです。国内で取り扱われているウォシュレットのほとんどは、勢いを調整できます。そして綺麗に洗った方が良いだろうと考えて、一番強い勢いでお尻の穴を洗う人が多いと思われます」

ちひろ「ええ、そうなんですかね……」

モバP「しかーーしぃ! それは実は間違いなんです! いいですか、ウォシュレットの勢いは弱いやつ、もしくは中くらいが良いんですよ!」

ちひろ「え、それは何故ですか」

モバP「古いタイプのウォシュレットは一番強い勢いにすると、本当に強い勢いで噴射されます。だからお尻の穴がダメージを受けて炎症を起こすかもしれません! また強い勢いがクセになると、その反応でしか排便できなくなる人もいるんですよ!」

ちひろ「そ、そうなんですか!」

モバP「ええ、もしそうなった場合は肛門科のクリニックで適切な治療を受けてください。それ以前に勢いを調整してウォシュレットを正しく使うことが、予防になるでしょう」

ちひろ「じゃ、じゃあ……時間はどう関係するんですか」

モバP「人間の皮膚には常在菌や皮脂などが存在します。これらは決して害のあるものではなく、むしろ常在菌や皮脂があることで他の悪い菌をバリアしたり、保湿効果が期待できるんですよ」

ちひろ「つまり、お尻の穴にもそういった常在菌や皮脂があると?」

モバP「その通り! ウォシュレットを使う時間が長すぎると体に良い常在菌や皮脂までもすべて洗い流してしまい、お尻の穴が痒くなるかもしれません。だからウォシュレットはだいたい5秒から7秒を目安に使うことをおすすめします!」

ちひろ「……あの、ウォシュレットの正しい使い方はわかりましたけど、どうしてそれをアイドルに?」

モバP「考えてみてください。アイドルだって人間です。つまりトイレに行ってウ●コしますよね」

ちひろ「まあ、そうですけど……」

モバP「そしてうちのアイドルたちはみんなプロ意識が高い。だからお尻の穴までアイドルらしく、綺麗で可愛く保とうとするでしょう」

ちひろ「普通のアイドルならお尻の穴を人に見せることはないですよね? 着エロのグラドルですか」

モバP「そんなアイドルたちがウォシュレットの使い方を間違えてしまい、炎症や痒みからライブ中のパフォーマンスに影響しては評価が下がってしまうかもしれません。僕はプロデューサーとして、可愛いアイドルたちをそんな危険性から守ってあげたいのです!」

ちひろ「一見まともそうなこと言ってるけどただの変態ですよ!」

モバP「ちなみに会社からは許可ももらったので、ちひろさんが反対しても無駄ですよ」

ちひろ「なんなのこの会社……」




こうしてモバPの提案により、ウォシュレットの正しい使い方を学ぶための講習会が開催されることになった。


そして講習会当日となり…、


みりあ「講習会って一体何をするのかな?」

千枝「千枝は何も聞いてないよ。この部屋で待機してなさいって言われたけれど」

ありす「メンバーは私たち三人だけですか。一体どんな内容なのでしょうか」



ガチャ

ウォシュレットマン(正体はモバP)「やあ良い子のみんな、お待たせーー!」


みりあ「うわ、なんか変な格好をした男の人が入ってきたぁー!」

千枝「あれ、でもこの人、どこかで見覚えがあるような気が……」

ありす「この声、プロデューサーさんですよね」

ウォシュレットマン「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!! 私は君たちが知っているプロデューサーではない! 私の名前はウォシュレットマンだ。君たちのようにウォシュレットの正しい使い方を知らない子供たちのためにやって来たんだよ!」キリッ

みりあ「ウォシュレットってあのトイレにあるやつ? 千枝ちゃんは正しい使い方知ってる?」

千枝「ううん。千枝はまだ子どもだから、よくわからないな」

ありす「まったく、いきなり人前に現れて子ども扱いするなんて失礼ですね」

ウォシュレットマン「ノンノンノォーーン! そんなことを言ってちゃ将来困っちゃいますよ、ありすちゃん」

ありす「橘です。ウォシュレットの正しい使い方なんて、アイドルとして必要なんでしょうか」

ウォシュレットマン「ウォシュレットを甘く見るんじゃねぇぇーーーっ!!」オオゴエ

ありす「ひゃっ!?」ビク

ウォシュレットマン「いいか! この世の中には二種類の人間しかいない。ウォシュレットを正しく使える人間と使えない人間だ。アイドルたるもの頂点を目指すのであれば、ウォシュレットくらい使いこなせないと将来ダメな大人になんぞぉぉぉーーーー!!!」

みりあ「うえぇぇぇんんん、なんか大声で怒られたぁ~」ウルウル

千枝「うぅぅ……怖いです」ブルブル

ありす「ちょ、そんな大声を出さないでください! 二人が怯えてます」ビクビク

ウォシュレットマン「おっと、これは失礼。しかしこれはアイドルとしてステップアップ、そして大人の女性になるためのステップアップにもなるんだよ!」

みりあ「え、本当に!?」

千枝「千枝たちみたいな子どもでも、大人に近付けるんですか?」

ウォシュレットマン「ああ、その通りさ。だからウォシュレットの正しい使い方をマスターして、素敵な大人の女性を目指してみないか?」

みりあ「わーい! みりあやるよー!」

千枝「千枝も、大人になりたいです!」


ありす「ふんっ、二人とも子どもですね。私はそんなことをしなくても十分大人ですから辞退します」

ウォシュレットマン「実はこの講習会、すでに346プロダクション所属のアイドルたちが何名か受講していて、喜びの声が届いています」ポチッ


M村K子さん『ウォシュレットを正しく使ってから体重が10kgも減りました!』
※効果の実感には個人差があります

ありす「…………」

M船M優さん『ウォシュレットを正しく使ってから、素敵な出逢いがありました』

ありす「…………」

S沢F香さん『お手洗いの最中に読書をすることがあるのですが、おかげさまで充実した時間を過ごしています。ウォシュレットを正しく使うことは、とても素敵なことだと思います』

ありす「!!」

ウォシュレットマン「おや、どうかしたのかな?」

ありす「…………私も受講します」



こうして、ウォシュレットマンによる講習会が始まった。

ウォシュレットマン「____であるからして、ウォシュレットは勢いと時間を適切にして使うんだよ」

三人「「「はぁーーーーい!!!」」」

ウォシュレットマン「そしてもう一つ、ウォシュレットはお尻の穴の真ん中に直接当てるより、少しだけずらしたところに当てるようにすると良いよ。勢いが強い状態で直接真ん中に当たると、ウォシュレットの水が直腸の方まで入り込むこともあるんだ。お尻の穴が気になっちゃうから、練習してコツを掴もうね!」

みりあ「みりあ、練習するよー!」

千枝「今度、プロデューサーさんに手伝ってもらおうかな」

ありす「でも、練習は具体的にどうすればいいんですか」

ウォシュレットマン「ふふふっ、今回は特別にこんなものを用意したよ……見よっ!」

ババァァーーーーン


みりあ「うわ、ウォシュレットマンの衣装が変わったよ!」

千枝「ちょうどお腹の下のあたりに、ダーツの的みたいなのが付いてますね」

ありす「これって、まさか……」

ウォシュレットマン「そう! 僕のお腹の下のあたりにある的をお尻の穴だと思って、真ん中ではなく少しズレたところに当ててごらん! 今回は特別に水鉄砲を用意したから、ウォシュレットの水だと思って上手く当てるんだよ!」

千枝「なら、最初は千枝がやります。えいっ!」
ピピューーン

ウォシュレットマン「おおっと、残念。少しズレたところに当たるのが良いんだけど、見事に真ん中に命中しちゃったね」

千枝「うぅぅ、普通の的当てだったら高得点なのに」

ウォシュレットマン「はははっ、失敗は成功のもとさ。これから練習すれば上手くなるよ」

みりあ「みりあもやるー!」

ドピューーン

ウォシュレットマン「おっと、惜しいな。もっと下の方を狙うと良いと思うよ」

みりあ「うん。次は頑張るよ」


ありす「では、最後は私が……えいっ!」
ドピュピューーーーーーンンンン

ウォシュレットマン「オォォォォォンンン////」ビクンビクン

ありす「ちょっ、ウォシュレットマンさん、大丈夫ですか!」

みりあ「なんか変なことを出して身震いしてるよ」

千枝「ひょっとして、悪いところに当たったんじゃ!?」

ウォシュレットマン「いやいや……今のだ! 今の場所に当てるととても気持ち良い……コホンッ、とても良いぞ! 二人もありすちゃんを見習って良い場所を狙うんだよ」

みりあ、千枝「「はーい!!」」

ありす「橘です! まあ、私の方が二人よりも大人ということですね……」ドヤァ

ウォシュレットマン(ああ……とっても幸せだ。この講習会、今後は上手いこと理由を付けて定期的に義務化しようっと)


ガサゴソ

ウォシュレットマン「ん?」

みりあ「なんか今物音がしたよ」

千枝「物音がした方に何かが落ちてますよ」

ありす「これは、ウォーターカッターの機会ですね」

みりあ「うぉーたーかったー?」

ありす「加圧された水流により金属などのかたいものを切断することができるものです。高圧水流と呼ばれることもありますね」

千枝「どうしてそんな凄いものがここに?」

ウォシュレットマン「あれ、なんか嫌な予感……」

みりあ「そうだ! このウォーターカッターでウォシュレットマンの的を狙えば良いんだよ!」

ウォシュレットマン「ファッ!?」


千枝「そういえばウォシュレットマンさん、さっき気持ち良さそうにしてたから、これを使えばさらに気持ち良くなるんじゃないかな?」

ウォシュレットマン「いやいやいや! さっきも言っただろ? ウォシュレットは勢いを上手く調整しないとダメなんだよ!」

ありす「しかしこれはあくまでも練習です。当てる場所はウォシュレットマンさんの的ですし、試す価値はありそうですね」

ウォシュレットマン「ちょっ、待って……!」

みりあ「今度は三人で仲良く一緒にやろう!」

千枝「うん、そうだね」

ありす「では、行くますよ。せぇーの……!」

ジュパパパパァァァァーーーーンンンン




ウォシュレットマン「ギャアァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーー!!!!!」









ちひろ「ふふふっ……」





痔・END

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom