【ガルパン】沙織さんとゲームセンターです! (41)

(ゲームセンターですが)少しスロットの描写が存在するので苦手な方は注意



某ショッピングモール


みほ「沙織さん、今日はお買い物に付き合ってくれてありがとう」


沙織「ううん、気にしないで!わたしも今日暇だったし!」


みほ「でも、思ったより早く用事が済んじゃった」


沙織「うーん、お昼ごはんにもまだ早いし……」


みほ「やっぱり6時集合は早すぎたね!」ニッコリ


沙織「なんでちょっと嬉しそうなのみぽりん……わたしは最初夢の国にでも行くつもりかと思ったよ」


みほ「夢の国?ボコミュージアムのこと?」


沙織「いや……うん、まあ……もうそれでいっか」

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みほ「でも驚いちゃった、このショッピングモールって9時にならないと開かないんだね、サンクスやファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ、ローソンといったお店は全部24時間営業なのにね」


沙織「コンビニと一緒にしちゃだめだから!」


みほ「沙織さんには迷惑かけちゃったけど、朝コンビニの前で肉まん食べながらお喋りするのとかなんだか新鮮な感じでとっても楽しかった!」キラキラ


沙織「まさかコンビニの店内で2時間半、コンビニの前で30分時間潰すとは思わなかったよ~」


みほ「えへへ、楽しかったね、沙織さん!」


沙織「あはは……そうだね」ニガワライ


みほ「うん!沙織さんとなら10時間の壁も越えられちゃいそう!」


沙織「なんかワケありだと思われちゃうからやめとこうね」


みほ「あ、見て!あんなところに大きなゲームコーナーがあるよ!」


ゲームコーナー「オイラ大きなゲームコーナーだぜ」


沙織「あ、みぽりんはここ来るの初めてだっけ!ここのゲームセンターは広いよ~」


みほ「ちょっと遊んでいこう?」


沙織「うん、そうだね!そうだなー、じゃあまずはプリクラ撮っちゃおー!」


みほ「お、おー!」


プリクラ


「かわいいポーズを決めちゃおう!」


沙織「いぇーい!」キャピッ


みほ「……」ガチガチ

パシャッ

沙織「……みぽりん、棒立ちしてないでなんかポーズとろ?」


みほ「う、うん……えっと、こうかな」ダブルピース


沙織「ブフッ……だ、ダブルピース……ンフフッ」


みほ「や、やっぱり変かな……」シュン


沙織「ううん、そ、そんなことないよ……!ンフフッ……じゃあわたしも!」ダブルピース

パシャッ


「次はセクシーに決めよう!」


沙織「ウッフーンアハーン」ウッフーンアハーン


みほ「せ、せくしー……お乳出せばいいのかな……」モジモジ


沙織「ダメに決まってるでしょ!」

パシャッ

「最後はクールに決めてみよう!」


沙織「こんな感じかな?」キリッ


みほ「む、難しいよ……」ギロリ

パシャッ

沙織「睨むのは違うって……」


「落書きタイム!」


沙織「よーし、かわいくデコっちゃおー!」カキカキ


みほ「あ!あんこうだ!かわいー!」


沙織「えへへー、あとは今日の日付を書いてっと」


みほ「……」カキカキ


沙織「みぽりん、わたしの上にボコを書くのはやめてね?ボコとみぽりんのツーショッ
トみたいになっちゃってるから」


みほ「ツーショットってだめなの?」キョトン


沙織「そうじゃなくて!」


みほ「……?」ケシケシ


みほ「…………」シュン


沙織「もー!しょうがないなあ、じゃあこうしよ!」カキカキ


みほ「わあ!ボコ耳だァ!」キラキラ


沙織「よーし、こんな感じで完成かな!」


ウィーン、コトッ


みほ「さっきのプリクラが機械から出てきた音がしたよ、私が取り出すね!」


沙織「すごくわかりやすい表現ありがとう、みぽりん」


みほ「わー!かわいいー!」


沙織「あ、このみぽりんおもしろーい!ガチガチ!」アハハ


みほ「沙織さん、ほんとうにありがとう!すごく嬉しい!」


沙織「えへへー、どういたしましてー!」


みほ「わたし、友達とプリクラ撮るのなんてはじめてで……」


沙織「みぽりん……」ウルッ


みほ「これ、一生大事にするね!」ニコッ


沙織「うん!そうして!わたしも絶対、一生大事にするから!」


みほ「うん!」


沙織「よーし、次はなにしよっか!」



エルヴィン「おお、あれは西住隊長と武部さんじゃないか」


左衛門佐「随分と仲睦まじい様子だな」


おりょう「ただの友達、って感じじゃないぜよ」


エルヴィン「……禁断の恋、だな」


左衛門佐「カエサル、どう思う?」


カエサル「何故私に聞く……」


おりょう「こういうのは本職の人に聞くのがいいぜよ」


カエサル「お前たちは私をなんだと思ってるんだ!」


エルヴィン「それにしても、同性同士の許されざる恋……」


おりょう「甘美ぜよ……」



左衛門佐「これは……あれだな、あの、ほら、昔の……なんかあの人的な」


カエサル「出てこないなら言うな!!」


おりょう「むしろあれぜよ、あいつとあいつ……なんかあの……そういう関係の……うん」


カエサル「お前もか!」


おりょう「そこは ブルータス、お前もか ぜよ」


カエサル「くっ……」


エルヴィン「むしろあれだな、あれ、うん、な!」


一同「……」ジー


カエサル「いやあれは友情の範疇だと思うが……」


一同「……」ジー


カエサル「そ、そんな目で見てもノらないものはノらないぞ!!」


おりょう「全く、ノリの悪い奴ぜよ」


エルヴィン「そんなことでは愛しのヒナちゃんに嫌われるぞ」


左衛門佐「同感だ」




カエサル「くっ……じゃあれだ、皇帝ネロとスポルス……とか?」


一同「それだ!」


カエサル「なんかモヤモヤする……」


エルヴィン「さて、私達は歴史上の人物大集合バトルロイヤルの続きを楽しもうじゃないか」


おりょう「それにしても説明的な名前のゲームぜよ」

ガンシューティング


みほ「沙織さん!残弾の管理に気を付けてください!!」バン!バン!


沙織「ううう~」バン!


みほ「そこの木箱に回復アイテムがあるので入手しておいてください!それと画面外からの奇襲にも気を付けて!ボス戦も近いです!体力はなるべく温存しましょう!そのためには効率よく敵を倒すことが大事です!ぶんたん作戦です!!」


沙織「そんなにいっぺんに言われてもわからないよ~!きゃあっ、やられたー!!」


みほ「絶対に敵は討ちます!パンツァー・フォー!!」

レースゲーム


沙織「みぽりん~もうバナナはやめてよ~」ツルンッ


みほ「ツルツル作戦です!!」ブオオオオオオオ


沙織「うううー!絶対負けないんだからー!!」ブオオオオオオツルンッ


沙織「またバナナー!!」


みほ「バナナ・フォー!」


沙織「なにそれー!!!」ブオオオオ





スズキ「うーん、レースゲームとあらば乱入したいところだけど」


ナカジマ「邪魔しちゃ悪いからねぇ~」


スズキ「私たちは消えるとしようか」


ナカジマ「そうだね~」


スズキ「ちなみにどっちが勝つと思う?」


ナカジマ「西住隊長でしょ」


スズキ「間違いないね」





???「……この件は本当に必要だったのかな?」ポロロン


???「もー!そんなこと言ってないでそろそろ引き上げないと!」


???「そうだね」


???「なー最後にもう一回だけ音ゲーやっちゃダメかー?」


???「音ゲー、それは本当に人生に必要なものなのかな?」ポロロン


???「カンテラ狂がなんか言ってら」

格ゲー


みほ「やーってやーるやーってやーる」


沙織「ダメだよみぽりん!反撃しないと!!」


ビシッ!バキッ!ボコォ


YOU LOSE!!


沙織「あー!やられちゃった!!」


みほ「なかなかいいボコられっぷりだったね!」ウットリ


沙織「うーん、みぽりんが楽しかったならそれでいいんだけど……」


みほ「もう一回やろうかな!」


沙織「やめときなさい!」





みほ「とってもいっぱい遊んだね!」


沙織「そうだね、気づいたらもう1時だ~」


みほ「ちょっとお腹空いちゃったね」


沙織「じゃあご飯食べよっか!フードコートいこ!」

フードコート


みほ「わあ!いろんなご飯屋さんがあるんだね」


沙織「それがフードコートだからね」


みほ「うーん、何食べようかなあ~悩んじゃう」


沙織「私はロコモコ丼にしよっかな!」


みほ「ボコボコドン??」


沙織「ううん、ロコモコだよ」


みほ「ボコとは関係ないんだね」ガッカリ


沙織「あんまりボコ関係のメニューがあるお店ってないと思うけど……」


みほ「うーん、それもそうだね」


沙織「で、みぽりんは何にするか決めたの?」


みほ「じゃあわたしも沙織さんと同じのにしようかな」


沙織「チッチッチ……甘いよみぽりん!みぽりんの大好きなマカロンくらい甘い!」


みほ「?」


沙織「せっかくこんなにいろんなお店があるんだから、全然違うジャンルのお店で頼んでシェアした方がいいと思わない!?」


みほ「!!!!」


沙織「というわけでみぽりんを和食系担当大臣に任命します!」


みほ「う、うん!わたしちょっと見てくるね!」タッタッタ……


沙織「転ばないようにね~」


みほ「買ってきたよ!」


沙織「お帰り~って天ぷらそば!?」


みほ「うん!和食って言われたから……それに沙織さんはご飯ものだし麺類がいいかなーと思って!」


沙織「そ、そうだね……それにお蕎麦は美容にもいいし!!うん、ナイスだよみぽりん!」


みほ「えへへ」


沙織「かわいい(かわいい)」


みほ「あったかいおそばとってもおいしいね」ズルズルモシャモシャ


沙織「みぽりんは天ぷらとおそばを一緒に食べるんだね」モグモグ


みほ「沙織さんは違うの?」


沙織「わたしはおそば食べて、天ぷら食べて、って交互に食べるかなあ……あ、一口ちょうだい」


みほ「……!……はい、沙織さん」


沙織「ありがとう!あ、ほんとだ……ここのおそばおいしいね」チュルチュル


沙織「はい、みぽりん、あーん」ホホエミナガラスプーンノウエニノセタヒトクチダイノロコモコヲソットサシダシ


みほ「///」


沙織「ほらー恥ずかしがってないで」


みほ「うん……」モグモグ


沙織「どーお?」


みほ「うん……とってもおいしいね」


沙織「すごくおいしそうだね、よかった」


みほ「うん、おいしすぎて逆に嘘っぽくなっちゃった」


沙織「あはは」


みほ「……(今のロコモコ……沙織さんの食べかけでしかも沙織さんと同じスプーンを共有しているということは、多かれ少なかれ沙織さんのエキス……言うなればサオリンが含まれているってことだよね。サオリン1㎎配合のロコモコ……)」ドキドキ


沙織「でさーみぽりん」


みほ「(それに私があげたおそば……あのおそばにも私のいろんなエキス、つまりミポリンが含まれてるんだよね。ミポリン1㎎配合――いやもしかしたら4㎎くらい入ってたかも――のおそば……沙織さん嫌じゃなかったかな。でも最初に一口ちょうだいって言ってきたのは沙織さんだし、きっとそういうことに抵抗ないんだよね……)」ドキドキドキドキ


沙織「……みぽりんー?」


みほ「(沙織さんは誰とでもエキスを交換するのかな……。それとも、特別なお友達としか交換しないのかな。わたしにとって沙織さんは大洗ではじめてできた大切なお友達で、だからこそエキスを交換できることにすごい喜びを感じてるけど……沙織さんも同じ気持ちだといいのに……。特別な二人が食事を通じてお互いのエキスを体に取り入れる……すごく幸せなことだよね)」ドキドキドキドキドキドキ


沙織「みーぽーりーんー!」


みほ「ひゃいっ!?!?」


沙織「どうしたの?なんだかぼーっとしてたみたいだけど」


みほ「ううん、なんでもないよ!!!で、どうしたの沙織さん?」アセアセ


沙織「午後はどうするのかなーと思って!もうちょっと遊んでく?」


みほ「う、うん!そうしよう!」


みほ「もうちょっと沙織さんと一緒にいたいし……」ゴニョゴニョ


沙織「うん?」


みほ「ううん、なんでもないの!」


沙織「そう?変なみぽりん~ (って、聞こえてたんだけどね~。女の子同士で別に恥ずかしがらなくていいのに。そんなところも可愛いんだけど!)」


みほ「そうかな……?」


沙織「うん、なんかさっきから急にぼーっとしてて……」


みほ「そ、そんなことないよ!!ぜんぜん!!」


沙織「そっか、それならいいんだけど……」


みほ「ね、ねえ!午後はメダルコーナーに行きたいかな!!」


沙織「メダルコーナーかー、じゃあわたしはスロット打とうかなあ」


みほ「沙織さんスロットやるの?」


沙織「ここのゲームセンターでたまにね!クラスのお友達で好きな子いてさ~付き合いで一緒にやったりするんだ!結構メダルも溜まってるんだよ~」


みほ「そうなんだ……(沙織さんお友達とよくここに来るんだ……。そうだよね、沙織さんは活発でお友達も多いし……当たり前のことだよね……)」ムムー


沙織「それに男の人でスロット好きな人って多いし!そういう趣味にも理解があるのがイイ女だよね!もー!絶対モテモテー!!……って、んー、どうしたのみぽりん?聞いてる??」


みほ「え?……あ、その、なんでもないよ……」


沙織「うーん、もしかしてみぽりん疲れちゃった?今日朝早かったし……」


みほ「そんなことないよ!心配かけてごめんなさい……」


沙織「もー!なんで謝るの!いいんだよ~、もうちょっと休んでいこっか!なにか温かい飲み物とか買ってくるね、ちょっと待ってて!」タッタッタ……


みほ「沙織さん……優しいな……」


スロットコーナー


みほ「色んな種類があるんだね」


沙織「あ、あの熊のやつ見て!ボコみたい!!」


みほ「全然ボコじゃない……!」ムスー


沙織「あはは、ごめんごめん」


みほ「もー、沙織さんはボコの何たるかをわかってないんだよー」ブツブツ


沙織「あ、でもあれはほんとにボコみたいじゃない?あの景品カウンターの棚にあるやつ」


みほ「景品に交換できるの?」


沙織「うん、ここのゲームセンターはぬいぐるみとかお菓子とか、メダルを景品と交換できるんだよ!」


みほ「それっていいの?」


沙織「うーん、どうなんだろう……。お金に換えてるわけじゃないからいいんじゃないのかなあ。それに学園艦なんてものがあって、女子高生が街中で戦車乗ってるような世界だし、多少はね」


みほ「それもそうだね」


沙織「……ってそうじゃなくて!ほらあれ」


みほ「……?」チラッ


みほ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


沙織「ほら、ちょっと違うけど結構似て――」


みほ「ボコだァ↑」


沙織「え?あれもボコなの?」


みほ「うん!!あれは幻の激レアボコ……ボコパチンカスver.!!!!」クワッ


沙織「そ、そうなんだ……」


みほ「全国のパチンコ店の景品として超少数が限定生産されたものみたいなんだけど、すごいプレミアがついてて……とてもじゃないけど手が届くものじゃなかったの」ギンギン


沙織「えー!!あれそんなすごいの!?みぽりん眼がギンギン!!」





???「……ほう?」


???「もー!ミカは黙ってて!いい加減もう帰るよ!!」


ミカ「それもそうだね……盗むのは簡単だけど、あの子に悪いしね」


ミッコ「最低限の倫理観は持ち合わせてるみたいで安心したよ」


アキ「撤収―!」


ミッコ「いやーそれにしても今日はツイてるなー!親切などこかの誰かさんに感謝しないとな」


ミカ「違うよミッコ……迷子の財布達が、私を拾って、って訴えてたのさ。むしろ親切なのは私たちの方……」ポロロン


ミッコ「それもそっか」


ミカ「人助けをしたあとは気持ちがいいね」


アキ「人じゃないけどね」





おりょう「ん……?財布がないぜよ」


カエサル「おいおい……どこかに落としたんじゃないのか……?ってあれ?私も……」ゴソゴソ


エルヴィン「わ、私は財布……確かに左衛門佐に預けたよな……?」チラッ


左衛門佐「……」ダラダラ


エルヴィン「トイレかなにかに忘れてきたか……?」


左衛門佐「いや……鞄に入れて確かに足元に……」


カエサル「忘れていただけでコインロッカーかなにかに入れてきた可能性もある……」


おりょう「いや……これは……」


一同「……」ゴクリ


おりょう「置き引きぜよ」


全員「それだ!!!」





みほ「まさかこんな所で現物が見られるなんて……これはボコミュージアムに展示されててもおかしくない逸品だよ!!」キラキラ


沙織「あはは……そうなんだ(みぽりん元気出たみたいでよかった~)」


みほ「沙織さん!あれも交換できるのかな!!」


沙織「あそこに並んでるってことはそうだと思うよ……って5000枚!?」


みほ「どうしたの?」


沙織「メダル5000枚で交換できるみたいなんだけど……5000枚って相当厳しいと思う……」


みほ「そ、そんなに厳しいのかな」


沙織「うーん、少なくとも今日一日では難しいかな~。ちょっとずつ貯メダルするのがいいかも」


みほ「そうなんだ……」シュン


沙織「ま、まあ上手くいけば一度に5000枚出ることもあるし、それに勝った分を少しずつ貯めていけばすぐだよ」


みほ「でも誰かに取られちゃったら……。いいなあ……かわいいなあ……」ジー


沙織「(あのボコの価値に気づくほどのボコ・マニアがそうそういるとは思えないけど……しかも5000枚出してまで交換するかなあ……)」


みほ「ええええええええええええええ!?」


沙織「びっくりしたー!どしたの急に!?」


みほ「さ、沙織さん……見て……」


沙織「なになに……景品ラインナップ一新のお知らせ……?しかも明日からだ……」


みほ「ということは……」


沙織「今日中に手に入れないと……ってことだね」


みほ「……」ゴゴゴゴゴ


沙織「み、みぽりん……?」


みほ「沙織さん……一番当たると大きいのはどれ?」ゴゴゴゴゴ


沙織「えっと……わたしもあんまり詳しいわけじゃないけど……あの凱旋ってやつとか」


みほ「わかりました。ではそれをやりま・フォー」スタスタ


沙織「ちょ、ちょっと待ってみぽりん!私も行く!!」


2時間後


みほ「……」ゲッソリ


沙織「ちょこちょこ出てはいたんだけど、全部飲まれちゃったね……」アハハ


みほ「……」


沙織「え、えーと……そろそろ帰ろうか……」


みほ「……うん」

帰り道


沙織「ま、まあいつかまた見つかるって!」


みほ「そうだね……ありがとう沙織さん……」


沙織「……」


みほ「でもせっかく作られたのに誰の手にも渡ることなく処分されるというのもある意味ではボコらしいかもしれない……究極のボコられだよね、うん。でもボコはボコられているところを誰かに観測されるからこそボコとして存在できるのであって……」ブツブツ


沙織「み、みぽりん……」


みほ「沙織さんありがとう……今日はほんとうに楽しかったよ」フフフ……


沙織「完全にヤバい笑いだよみぽりん……」


みほ「次はみんなとも来ようね……」フフフ……


沙織「そ、そうだね!あんこうチームの皆で来よー!」


みほ「パゾ美さんとねこにゃーさんも来てくれるかな……」ブツブツ


沙織「なぜその二人……」


みほ「じゃあ、私はこっちだから」


沙織「あ、うん……またねみぽりん!」


みほ「沙織さん、またね」西住ステップ


沙織「(すごい変な歩き方で消えていった……)」


沙織「もー!しょうがないなあ!」





オヤジ「お、沙織ちゃんじゃないか」


沙織「こんばんはー!」


オヤジ「交換かい?」


沙織「うん!全部交換しちゃって!」


オヤジ「あいよ!じゃあ景品選んで!」


沙織「そこのボコのぬいぐるみ!」


オヤジ「ボコ?ああこの変なぬいぐるみかい?」


沙織「ちょっともー変とか言わないでよ~」


オヤジ「はは、ワリィワリィ……ほらよ」


沙織「おじさんありがと!」


オヤジ「また来てな~」


沙織「(こういうさりげないサプライズもモテる女の条件……よね!)」


おわり

tes

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