【ミリマス】P「ゲホッゴホッゲホッ」 (24)
P母「P~、おかゆできたわよ」
P「あ、ありがとう…自分でとるからそこに置いておいて…」
P「はあ。せっかく年末年始にオフ貰って久しぶりに実家に帰ってきたのは良かったんだけど……」
P「よりにもよって熱だすとはなあ」
P「あー頭痛い。平成最後の大晦日に熱出すってついてないよなあ」ゲホッゲホッ
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P「にしても、たまたま実家返ってたからだけど看病してくれる人がいるっていいよな。ありがとう母ちゃん」
P「とりあえず一回寝ようかな、起きててもしんどいだけだし。寝ててもだけど」モゾモゾ
P母「P。あんたにお客さんよ」
P「お客さん?今日はそんな予定ないはずなんだけど」
P「だいたい、こんな状態で会えるはずが……まあいいか、どうぞー」ゲホッゲホッ
美奈子「わっほ~い!こんにちはプロデューサーさん!」
P「ゲホッゲホッゲホ!!!」
P「み、美奈子!?」ゲッホゲッホ
美奈子「大丈夫ですか?まだちょっと元気そうですね」
P「そ、そうじゃなくて!ここどこだかわかってるんだよな?」
美奈子「プロデューサーさんの実家ですよね?」
P「合ってることが問題なんだけどなあ。なんで俺の実家しってんの?」
美奈子「それは……はい、これです」スマホワタシ
P「これは……なになに?『息子がインフルでダウンしてるけどくるかい?』……お袋!?」
美奈子「実は以前からプロデューサーさんのお母さんとLINEしてまして」
P「どこでそんな繋がりが……」
美奈子「プロデューサーさんのこともたくさん聞いてますから」
P「え?なに?そんなに仲いいの?」
美奈子「今回もお母さんからLINEが来ていてもたってもいられなくて」
P「来てくれたのはありがたいんだけどなあ……ってよくないよくない!うつったらどうするんだ」
美奈子「大丈夫です!予防接種は受けましたし、マスクしてますから!」
P「そういう問題じゃないんだけどさあ……あ、だめだ頭がクラクラしてきた」
美奈子「わわっ!大丈夫ですか?」
P(あっ、ダメだ。気力で美奈子と会話してたけど限界だ)
P(もう考えるのも無理だ。このまま身を任せて寝よう……)
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P「……うん?」
美奈子「あ?起きました?」
P「美奈子……?そうか、美奈子が看病に来てくれたんだっけか」
美奈子「まだ無理しないでくださいね。体起こせますか?」
P「まだちょっと厳しい」
美奈子「とりあえず体温計りますから、ちょっと失礼しますね。お薬はもう飲んでますよね?」
P「あ、ああ」
美奈子「うーん。まだ熱持ってますねえ。そうだ!汗かいてますよね?タオル貰ってあるので拭きますね。起き上がれますか?」
P「スマン。ちょっとキツい」
美奈子「じゃあ起こしますから、力抜いてくださいね……はい、ちょっと失礼しますね」
P「……って担当アイドルに何やらせてんだ俺は……」
美奈子「弟が熱を出したときにもよくやってるので大丈夫です!」
P「そういう問題じゃないんだけどな……」
美奈子「むう。プロデューサーさんは病人なんですからじっとしててください。はいっ拭き終わりましたよ!」
P「ありがとう……」
美奈子「プロデューサーさんは寝ててください。私、ご飯作ってきますから」
P「………………」ゲホッゲホッ
―ミナコチャンジョウズネーエヘヘイツモツクッテマスカラ!
P(ああ、お袋と一緒にご飯作ってくれてるのか。本当に仲よさそうだな)
―ホント、イイオヨメサンニナリソウネーソンナコトナイデスヨー///
P(ドア越しでも何となくおいしそうな匂いがする………)
―ア、ウチノムスコトカドウ?エ、エエ!///
P(さっきまで食欲全然なかったけど、自然とおなかもすいてきた)
―アノコモイイカゲンミヲカタメテ…ワ、ワタシデヨケレバ
P(早く食べたいな)
―ホント、ウチノバカムスコノヨメニナッテホシイクライヨワ、ワッホーイ///
P(それにしてもなんの話してるんだろ)
美奈子「ぷ、プロデューサーさんご飯持ってきました///」
P「あ、ありがとう。……ってどうした?顔が赤いぞ。まさか…」
美奈子「ち、違いますよ!元気ですから」
P「そ、そうか…それにしてもうまそうだな」
美奈子「お義母さんにも手伝ってもらいました!」
P「今日は量少なめなんだな」
美奈子「プロデューサーさん、まだそんなに食べれじゃないですか。私が来た時もおかゆ残してるの見ましたよ?」
P「そうだな」
美奈子「多分今のプロデューサーさんにはこれくらいで十分だと思うので。また元気になった時にいっぱい食べてもらいますから!」
P「はは。ありがとう、そうさせてもらうよ」
美奈子「食べやすいものを選んで作ってきました!」
P「うん。おいしそうだよ。さっきまで食欲全然なかったのにおなかがすいてきた」
美奈子「よかったです!じゃあ起こしますね……よいしょっと」
P「ありがとう」
美奈子「あっ、また汗かいてきてますね。失礼しま~す。……さっきよりも熱もさがってますね。汗拭いちゃいますので一回脱がしますね!」
P「いや……こんどはちょっと元気になってきたしさすがに今度は自分で拭くよ。なんならシャワー浴びてくるから……」
美奈子「ダメです!風邪をひいてるときにシャワーだなんてもっと悪化します!おとなしくしていてください!」
P「いや……でもさすがに拭くのは自分で……」
美奈子「ダメです!弟にもやってるから問題ありません!それにお義母さん公認ですから!」
P「俺の扱いは弟か……いまなんて?」
美奈子「……あっえへへ///……とにかく、上着を脱いでください」
P「はいはい、わかったよ……」
美奈子「……よし。じゃあご飯にしますね!ちょっと冷めちゃいましたかね?」
P「いや、大丈夫だよ……ほんとうにおいしそうだ、いただきます」
美奈子「召し上がれ!はいっ」
P「……え?」
美奈子「はいっ!」
P「え、なにそのスプーン」
美奈子「はい!あーん」
P「……マジで?」
美奈子「ほら、早く食べないと冷めちゃいますよ?」
P「いや…自分で食べるよ……」
美奈子「プロデューサーさんは病人なんですから。大人しくしてるのが一番なんです。さあ、どうぞ」
P「わかったよ……さっきからずっと言いくるめられてる気がするな…」
美奈子「じゃあどうぞ!」
美奈子「はいっあーん」
P「……マジで?」
美奈子「ほら、早く食べないと冷めちゃいますよ?」
P「いや…自分で食べるよ……」
美奈子「プロデューサーさんは病人なんですから。大人しくしてるのが一番なんです。さあ、どうぞ」
P「わかったよ……さっきからずっと言いくるめられてる気がするな…」
美奈子「じゃあどうぞ!」
P「ん……うまい。やっぱり美奈子の料理はおいしいよ」
美奈子「えへへ♪ありがとうございます!」
P「まあ、ありがとうな。最初はビックリしたけど助かったよ」
美奈子「これぐらいへっちゃらです♪プロデューサーさんも元気そうで安心しました」
P「でも、これっきりにしてくれよ。年明けから仕事びっしりなんだからうつしてしまったら取り返しがつかなくなるからさ」
美奈子「でもプロデューサーさんも、オフで体調を崩すなんて普段無理しすぎだったんじゃないですか?」
P「うっ……」
美奈子「倒れられて困るのは私たちもいっしょです。もっと自分の体調にも気を付けてくださいね」
P「わかったよ」
美奈子「なので、来年はもっとプロデューサーさんのお世話をしちゃいます!」
P「……わかったよ。ただし条件付きな」
美奈子「…?なんですか?」
P「俺にも美奈子のお世話をさせること」
美奈子「えっ」
P「俺の世話を焼いてくれるのはうれしいけどそれが美奈子の負担になったら意味がないからな」
美奈子「そんな…私、負担だなんて思ったことありません!」
P「だから美奈子の世話は俺が焼く。前にも言っただろ?要はこれから美奈子の負担にならないようにこれからもっと全力でサポートしてくってことだよ」
美奈子「プロデューサーさん…えへへ♪そういうことなら、よろしくお願いします♪」
P「じゃ、早く治して頑張らないとな。ごめん、寝かしてくれるか?」
美奈子「もう寝るんですか?」
P「ああ、まだちょっとしんどいし早めに寝るよ。ごめんな。本当なら一緒に年越しとかしたかったけど」
美奈子「いえ。私のほうこそいきなり来ちゃってごめんなさい。騒がしくしすぎちゃいました」
P「いや、なんだかんだ言っても正直ありがたかったよ。ちょっと楽になったし。ありがとう、美奈子」
美奈子「わっほーい!早く元気になってくださいね。プロデューサーさん。おやすみなさい!」
P「ああ、おやすみ……そういえば美奈子はこの後どうするんだ?」
美奈子「せっかくですし、プロデューサーさんのお母さんとお話しさせてもらいます。いろいろお話したかったんですよね」
P「……もとはといえばお袋が美奈子にLINE送ったからだったな。どこでそんなつながりが……」
美奈子「ヒミツです♪プロデューサーさんのこともっとたくさん聞けるといいなあ」
P「……お袋、美奈子に変なこと言わないだろうな…心配になってきた」
美奈子「それではプロデューサーさん。よいお年を!」
P「あ、ああ」
年明け、無事に治って出勤したPにどこからそんな情報を仕入れたのかというレベルの情報を駆使してより積極的にアプローチを仕掛けていく美奈子をみて歯噛みするアイドルがでてくるのは別のお話。
おしまい
山なし谷なしオチなし
大晦日にインフルエンザに罹ったので美奈子に看病してもらいたいなと思いながら書きました
正月気分で書いてたらいつの間にか正月が終わってました
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