クロウ「少し前にスカーライトとレッドカテゴリーの新規貰ったろジャック？」

ジャック「...確かに新規を貰って俺のデッキが回るようになったのは認めよう。だが！」

クロウ「なんかあるのか？」

ジャック「去年の話だ。クロウ、明日香、カイトは新規カードを貰いデッキが強化された」

クロウ「あぁ！新しいBFのおかげで『黒い旋風』が簡単に手札に来てデッキが回りやすくなったな！」

ジャック「今、名を上げた者達の共通点は何か分かるか？」

クロウ「共通点？......あっ」

ジャック「そう！全員アークファイブにゲスト出演した連中なのだ！その中で...俺のデッキだけが強化されていない！」

クロウ「え、エドのD-HEROも強化されてな...」

ジャック「ついこの間エドのD-HEROは強化された...」

クロウ「じ、ジャック...」

ジャック「アークファイブにゲスト出演した俺だけ...新規がない...ッ！」

クロウ「落ち込むなよジャック！...そのうち『リゾネータ』か『レッドライジング』のようなリンクモンスターが出る...はず」

ジャック「...っ！」

クロウ「どこ行くんだよジャック？」

ジャック「少し風に当たって来る...」

クロウ「ジャック...」

ジャック「俺だけが時代に取り残されていく...レッドデーモンズよ。俺はどうすれば」

遊星「ジャック！」

ジャック「遊星！」

遊星「話はクロウから聞いた」

ジャック「なら放っておいてくれ...俺は」

遊星「子供時代のサテライトでの暮らしを思い出してみろジャック！」

ジャック「！」

遊星「あの頃は使えるカードが少なくカテゴリーがバラバラなカードを組み合わせてデッキを組んでいたじゃないか」

ジャック「...そうだったな」

遊星「今も同じなんじゃないのか？」

ジャック「なんだと？」

遊星「新規カードがなくてもデュエルモンスターズはカードプールが豊富でデッキ強化がいくらでも可能だ」

ジャック「...遊星」

遊星「俺もリンクモンスターが出て一時期、絶望していた。...だがこいつと出会って希望を取り戻せた」スッ

ジャック「シンクロをサポートするハリファイバーか、お前らしいカードだ遊星。...俺は決めたぞ！」

遊星「ジャック？」

ジャック「今あるカードでレッドデーモンズを強化し！お前に今度こそ勝つ！」

遊星「ふっ...」

ジャック「何がおかしい！？」

遊星「それでこそジャックだ！」

ー終わりー