P「音無さんの羊水が腐る寸前という発言をしたことを謝罪します…」 (34)

律子「・・・・・・」

小鳥「うぅ・・・」グスグス

P「わたしは先日、某居酒屋で取り返しのつかない暴言を吐いてしまいました」

あずさ「・・・・・・」

P「酔っていたとはいえ、音無さんの人としての尊厳を傷つけたことは申し開きのしようもありません」

真美「お酒のせいにするんだ・・・」

P「いや、そうじゃない!ただその、気の緩みというか・・・親しき仲にも礼儀ありという社会人、いや人として最低限のことも出来なかった自分が100%悪いと思っています」

小鳥「・・・」

律子「どうしますか?」

小鳥「・・・許しません」

律子「だそうです」

P「そ、そんな!そもそも酒の席でのことをこんなみんなでよってたかっt」

真「逆切れですか?」

やよい「・・・最低かなーって」

P「本当にすいませんでした!!」

P「なんでもしますからもう泣かないで下さい!」

小鳥「・・・なんでも?」

美希「ハニー!なんでもはダメなの!!」

小鳥「じゃあ本当に腐る前に結婚して子供作ってください」

P「いやそれは無理ですよ」

小鳥「・・・うわああああああああああああああああん!」

律子「いや今のはあんたが悪い」

小鳥「えっ」

やよい「ちょっと調子に乗りすぎかなーって」

美希「ざまみろなの」

春香「あざと過ぎますよいくらなんでも」

P「じゃあ仕事しますか。レッスンいく奴は遅れるなよー」

小鳥「ちょ、ちょっとちょっと!」


終わり

P「だから責任を取って小鳥さんと結婚します」

全員「「えっ」」

春香「ぷ、プロデューサーさん? なにもそこまでする必要は無いんじゃ……」

P「いや、男として最悪のことをしてしまったんだ。 小鳥さんのことは俺の人生を掛けて幸せにする」

あずさ「事が大きすぎます! 普通に謝って済む問題じゃ……」

P「謝った結果許されなかったんです。 だから許されるまで小鳥さんに尽くす。勿論、許された後も」

律子「そ、そんなことをしたらウチはどうなるんです!! 765プロの将来は……」

P「別段変わることは無いよ。 アイドルとプロデューサーが結婚するなら事件かもしれないが……」

P「プロデューサーと事務員が結婚するなら世間の風当たりなんか気にする必要無いだろう?」

律子「ぐっ……!」

P「小鳥さん」

小鳥「は、はいいっ!!?」ビクゥッ

P「俺じゃ……駄目ですか?」

小鳥「あぅ………そ、そのあの……ぇと……」


小鳥「…………はぃ……」カァァァ

伊織「ま、待ちなさい! け、けけ、結婚とか……こういうのはアンタにはまだ早いでしょ!!!」

P「何言ってるんだ、十分適齢期だろ」

真「ぼ、ボクとしてはPさんには小鳥さんよりもっと素敵な人の方が合ってる気がするんだけどなー」

P「知らないのか?こう見えて意外と可愛い所あるんだぞ、小鳥さん」

小鳥「ふぇ」

亜美「へーい、待つアルヨー兄ちゃん! アミ達とした約束はどうすんのさ→」

真美「そ、そうだよ! 将来マミ達と結婚してくれるって……」

P「言ってない、言ってない。 俺はお前たちには『将来いいお嫁さんになれるよ』としか言った覚えないぞ」

やよい「プロデューサー……小鳥さんと結婚するんですか……?……なんか、ちょっと嫌かなーって……」

P「離れ離れになる感じがするんだろう? 大丈夫だ。結婚したって俺達はここから離れはしないよ」ナデナデ

P「さて、新婚旅行は何処にします? 小鳥さん」

小鳥「ししししし、新婚旅行ぉ!!?」

P「いや、その前に式を何処で挙げるかが先だな。 ふーむ……」

やよい「…………」ギュッ

P「? 手を離してくれ、やよい」

やよい「……うー……!」ギュー

P「どうしたどうした」

貴音「ほら、やよい。 プロデューサー困っていますよ」スッ

やよい「あっ……」

P「貴音、ありがとう」


貴音「……あなた様」

P「ん?」

貴音「月が綺麗ですね」

P「はぁ」

貴音「……月が綺麗ですね」

P「そうなのか」

貴音「……月が……綺麗……」

P「なるほどな」

貴音「……うぅ」

響「プロデューサー! ぴよ子と結婚するのかー!?」

P「ああ。 祝福してくれるか?」

響「う、うぅん……なんかもやもやするぞ……」

P「そんなに変か? 俺と小鳥さんが結婚するのが」

響「変……ていうか……なんというか……」

響「……うぎゃー!! わーかーんーなーいー!!」

響「わかんないけど、なんかイライラするぞー!!」ダッ

P「……思春期か?」


雪歩「はい、お茶です。プロデューサー」

P「おう、ありがとう」

P「……なぁ雪歩。 なんか錠剤っぽいのが浮いてるんだけど」

雪歩「! ……か、隠し味ですっ」

P「隠れてないんだが」

雪歩「か、身体に害はないですからっ」

P「というかこれ、睡眠薬だろ。 見たこと有るぞこの錠剤」

美希「ハニー……」

P「おー美希。 美希は祝福してくれるよな?」

美希「……」

美希「うん。 ミキ、話の分からない女じゃないもん。 おめでとう、ハニー」

P「ありがとう」

美希「お祝い……あげなきゃ……」フラッ

P「ははっ、別に気にしなくてもいいのに」

ギュッ

P「……ん?」

美希「……ミキの初めて……ハニーにあげる……」

P「え、何言ってんだ」

美希「既成事実……作らなきゃ……」ギュゥゥゥゥゥ

P「中学生なのにそんな言葉知ってる美希は凄いなぁ。まあこれでも飲んで落ち着け」スッ

美希「んぐっ………、…………zzz」

P「おい雪歩、やっぱ睡眠薬じゃねえかコレ」

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