【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その5【安価】 (915)

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【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その4【安価】
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登場人物の簡易まとめ


駆逐艦
・暁
・雷
・電
・響
・清霜
・霞
・黒潮
・不知火
・陽炎
・卯月 (弥生)
・朝霜
・叢雲
・皐月
・潮
・朝雲
・山雲
・初雪
× S朝潮 自殺

軽巡
・阿武隈
・夕張
・神通
・川内
・龍田
・天龍
・多摩
・北上
・大井
・球磨
・由良

重巡
・加古
・羽黒
・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19 鎮守府外
・伊26 鎮守府外
・伊13
・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート
・長門
・榛名

空母
・雲龍
・天城
・葛城
・加賀
・瑞鶴
・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・ガンビアベイ
・龍驤


その他
・秋津洲
・明石
・駆逐棲姫
・潜水新棲姫
・提督

深海派遣組
・レ級
・潜水棲姫
・漣(重巡棲姫)

ここに挙げている以外のキャラも出てきますので、よろしくお願いします

ーー


潜水新棲姫「調子はどうだ」


龍驤「ぼちぼちやなぁ…」


潜水新棲姫「お前は他の奴らより体力が無い。秘書艦と出撃を同時にやるからそうなるんだ」


龍驤「これまではやれてたんやで…?」


潜水新棲姫「心労というやつもある。心当たりはあるだろう」


龍驤「そうやんな…朝潮がああなって落ち込んだのも影響してるわな…」


潜水新棲姫「秘書艦は当分ワタシがやる。お前はその間に体を治せ」


龍驤「ありがとうな…助かるわ…」

潜水新棲姫「今日は和平派の集まりに参加してくる。ワタシは提督の秘書艦として同行する」


龍驤「いよいよ…動き始めるんやね…」


潜水新棲姫「提督の昇進の報告と、深海棲艦の保護区についての取り決めを決めてくる」


龍驤「話し合いやなかったん…?」


潜水新棲姫「その為にワタシが行くんだ。資料や情報は全て集めた」


龍驤「流石やわ…」


潜水新棲姫「ワタシも和平には賛成なんだ。一人でも多くの同胞を救う為なら努力は惜しまない」


龍驤「うん…気をつけてなぁ…」


下1~3高コンマ 会議の様子やその他起こったことなどを

ーー某所


「まさか深海棲艦を秘書艦にしているとは…」


幹部「普通なら同行も認められないが、提督君は個人的に車を運転してきて彼女を連れてきた。この会合だからできることだね」


女幹部「我々の派閥の中なら問題は無いだろう。だが大本営が黙っているかどうかだ」


提督「一応書類では通達しましたが特に返事は来てません。彼女に戦闘意思が無いことは向こうも分かっているはずです」


「それにしても随分と思い切ったことをするものだ」


潜水新棲姫「何か問題があるのか?」


「問題が起こるかもしれないと言う話をしていたんだ」


潜水新棲姫「起こってから対処を考えればいい。それだけだ」

潜水新棲姫「提督や幹部から聞いているがこの派閥は一番の責任者が居ないんだな?」


女幹部「私や幹部が重役のポジションにいるだけで、代表者は居ない」


潜水新棲姫「ならその責任者に提督を推薦したい。どうだ?」


「幹部でも無いのに責任者はどうなんだ?」


潜水新棲姫「ならお前がやればいい」


「そういう話をしているんじゃない」


潜水新棲姫「そうだよな、今まで代表者が居なかったのは大本営からの報復や目をつけられるのを恐れていたからだ」


潜水新棲姫「言い方を変えればワタシ達がそれを背負ってやると言っているんだ。お前達に損は無いはずだぞ」


「む……」


幹部「君の意見は参考にさせてもらうよ。それより今日は特別保護区についての話を優先しようじゃないか」


潜水新棲姫「そうか、ならワタシが用意してきた資料を配る」

潜水新棲姫「現在まで意見がまとまら無かったのは海や鎮守府の近くに保護区を作ろうとしていたからだ。ワタシは陸に作ればいいと考えている」


「民間人の側に居て危険は無いのか?」


潜水新棲姫「そこでだ、深海棲艦を保護する条件として全ての武器武装の放棄を加える」


「それは保護区での話か?」


潜水新棲姫「今はそう考えている。保護区で面倒を見て欲しければ武器を捨てろということになる」


「陸にか……」


「どうなんだろうな」


潜水新棲姫「これなら一箇所に大きな保護区を作る必要は無い。~支部のように小さな保護区をいくつか作れば良い」


幹部「いいアイデアかもしれないね。でも深海棲艦は素手でも人を傷付けることはできるだろう?」


潜水新棲姫「それは艦娘もだろ。民間人を殴ったとかニュースで見たことがあるぞ」


女幹部「リスクは相応にあるということだな」

「深海棲艦の人権を考える前にまずは艦娘じゃないか」


「一部の地域では艦娘は未だにモノ扱いだ。これが解決しないと保護区の建設や深海棲艦との和平は難しいぞ」


潜水新棲姫「その件についても調べている。現在高裁で裁判が進んでいるが、どんな結果になろうとも最高裁まで行くのは間違いない」


「裁判が終わるのを待っていたらいつになるかわからないぞ」


潜水新棲姫「その通りだ。だからワタシはまずは和平を結ぶことが大事だと考える。和平を結べれば深海棲艦の人権が認められる。そうなれば連鎖的に艦娘の処遇も決まるはずだ」


「そう上手くいくか?」


潜水新棲姫「いつ終わるか分からない裁判の結果を待つよりマシだ。大本営はどうやってでも裁判を長引かせるつもりだぞ」


「難しいな…」


幹部(潜水新棲姫君の立ち振る舞いは凄い…深海棲艦でここまで頭脳派がいるとは知らなかったよ)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー昼


潜水新棲姫「せっかく外に出たんだ、色々と見て周りたいぞ」


提督「帽子を被るだけでも良かったんじゃないか?」


潜水新棲姫「せっかく化粧を覚えたんだ、こういう時にやらないとな」


提督「こうしていると俺が不審人物に見えないか不安なんだよ」


潜水新棲姫「それはあるかもしれないな。幼女を連れ回している不審者に見える」


提督「……」


潜水新棲姫「冗談だ。その格好をしていれば堅い職業だとは分かるだろう」

提督「…どこに行きたいんだ?」


潜水新棲姫「何処でもいい。ワタシにもっと人間の町を見せてくれ」


提督「なら適当に歩くか…」


潜水新棲姫「だが提督、自分の立場を考えろよ。お前は鎮守府の提督だ、人混みの中をうろつくのは最善でない」


提督「なら服を脱げばいい」


潜水新棲姫「そうすると不審者として捕まるな」


提督「……」


潜水新棲姫「あ、これは冗談じゃないからな」


提督「…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー展望所

提督「町が見たいというならこのタワーが良いだろう」


潜水新棲姫「おぉ…!これは良い景色だ」


提督「そんな表情をするのは珍しいな」


潜水新棲姫「いくら本や資料を読んでも実際に見るとは大違いだ!これは良いな…」


提督「好きなだけ見ればいいさ」


潜水新棲姫「おぉぉぉ…!」


提督「ここまで反応するとは思ってなかったな」

潜水新棲姫「駅の近くにマンションが多いというのは納得が行く。そうか、人の流れに沿って店があるのか…」


提督「考えてみれば深海棲艦が町を見下ろすという状況が殆ど無いのか。陸に上がることはあっても高所に登ることはほぼない」


潜水新棲姫「あっち側も見てくるぞ!」


提督「好きにすればいい。ここは360度町を見下ろせるからな」


潜水新棲姫「分かった!」


提督「俺は少し休憩するか……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督「ふぅ……」


鳳翔「あの、ひょっとして…」


提督「…鳳翔さんですか?」


鳳翔「やっぱり!提督さんでしたね」


提督「なぜこんな所に?」


鳳翔「それは私が聞きたいです。鎮守府はどうしたんですか?」


提督「いえ、実は今日は……」

ーー

鳳翔「和平派が集まっての会議だったんですね」


提督「だからここまで移動してきたんです」


鳳翔「深海棲艦との和平を考えるなんて、提督さんらしい考えですね」


提督「この戦争が終わるならそういう終わり方をしたいんです」


鳳翔「それで…あのはしゃいでる子が深海棲艦なんですね」


潜水新棲姫「おぉ~~!」


提督「彼女には秘書艦もやってもらってます」


鳳翔「深海棲艦が秘書艦だなんて、普通ではあり得ません。でも提督さんなら不思議じゃないですよ」


提督「そう言ってくれたら嬉しいです」


鳳翔「せっかくなのでお話ししていきましょうか。すいません…」


下1~3高コンマ 会話の内容やその他起こったことなどを

書き方が悪かったです。会話して欲しかったのは潜水新棲姫と鳳翔です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

潜水新棲姫「お前は伊168と伊8が世話になっていた鳳翔か」


鳳翔「私のことを知ってるんですか?」


潜水新棲姫「二人から話を聞いた。あの二人の面倒を見てくれたんだろう」


鳳翔「いえいえ、こちらとしても人手が増えてありがたかったですよ」


潜水新棲姫「そうか。それでワタシと何を話したいんだ?」


鳳翔「敵意のない深海棲艦と、一度お話してみたかったんです」


潜水新棲姫「…お前がなぜ艦娘として鎮守府に所属していないかも知っている」


潜水新棲姫「お前は大事な存在を深海棲艦に傷付けられたんだな」


鳳翔「そうですね……」

潜水新棲姫「その事を責めたいというなら人違いだ。ワタシは何もしていない」


鳳翔「そうではないんです。確かに私は個人的な考えでは和平は否定派です」


鳳翔「だからと言って止めるつもりもありません。本当にお話をしたかっただけなんです」


潜水新棲姫「そういうことなら良いだろう」


鳳翔「私も興味がありましたから、ぜひお願いします」

提督「あの二人は話し込んでいるが何を話しているんだろうか」


提督「鳳翔さんは和平に関しては反対派だ。だからといって他人を責めたりしないのはわかっている」


潜水新棲姫「……」


鳳翔「……」


提督「ここから見る限り険悪な雰囲気にもなっていない。ならこのまま二人で話しておいてもらおう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ただ今より、記念イベントを行います。場所はメインデッキの…



潜水新棲姫「イベント?」


鳳翔「そうでした、私はこの為にこのタワーに来たんです」


潜水新棲姫「どんなイベントなんだ?」


鳳翔「簡単に言えば景品がもらえるかもしれないという内容です」


提督「メインデッキは真ん中の展望台だな。ここは上の展望台だから降りる必要がある」


潜水新棲姫「提督、ワタシも行きたい」


提督「よし、なら参加していくか」

ーーメインデッキ


潜水新棲姫「人が多いな」


提督「イベントをやるからだろう」


鳳翔「提督さんも参加されるんですね」


提督「せっかくですから」


潜水新棲姫「イベントを開催すればこれだけ人が集まる…興味深いな」


提督「学ぶのもいいが今は楽しんだ方がいいんじゃないか?」


潜水新棲姫「…そうか。ならそうしよう」


下1~3高コンマ イベントの内容やその他起こったことなどを

早押しクイズ
出題者「アマゾン川で」
鳳翔「ポロロッカ」ピンポーン

それではイベントのマルバツクイズを行います!



提督「これなら俺もできそうだな」


潜水新棲姫「なら協力は無しで個人戦といくか」


鳳翔「負けられませんね」


では第一問。ある所にドライブに行きました。行きは八十分で着いたのに帰りは一時間二十分かかりました。よって帰りの方が所要時間が長かった。マルバツどっち!?



提督「これは簡単だな」


潜水新棲姫「余裕だ」


鳳翔「なるほど、こういった感じの問題なんですね」

正解はバツ!八十分と一時間二十分は同じ時間ですよ!引っかかった人は残念でした!


提督「……」


潜水新棲姫「残念な人間があそこにいるな」


鳳翔「提督さん…」


潜水新棲姫「この調子なら最後まで残れそうだ」


鳳翔「そうなったら貴女がライバルになりそうね」


潜水新棲姫「ふふふ…」


鳳翔「うふふ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー脱落者席


鳳翔「間違えてしまいました、悔しいですね…」


提督「鳳翔さんはまだいいじゃないですか。自分は一問めで間違えましたからね…」


鳳翔「最近の音楽なんて知らなかったんです…」


提督「アイツはテレビもよく見るから分かったんですよ」


鳳翔「なんであの字で読みはけんし、なんですか!」


提督「自分もげんしと読むものだと思ってました」

さぁ次の問題です!


提督「アイツはどこまで行けるんですかね」


鳳翔「提督さんあそこを見てください。解答席が四つありませんか?」


提督「マルバツクイズで残った四人で決勝をやりそうですね」


鳳翔「せめて決勝には残りたかったです…」


はーい!間違えてしまった皆さん残念でしたね


提督「脱落者側でも何かあるみたいですね」

じゃじゃん!敗者復活戦のお時間です!


鳳翔「敗者復活…!」


皆さんにはこれからとあるクイズを一題出します。これはほぼ答えになりますが、小学生でも解けるような問題です!


提督「ということはまだチャンスはあるということか」


先着一名様です!さぁこの問題が解けるかな~?


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

では問題です!1+1=は?


提督「……どう思いますか鳳翔さん」


鳳翔「2という答えでは無いでしょうね」


解答権は一人一回です!さぁ分かるかなぁ~?


提督「どういう答えなんだ…」


鳳翔「……」


下2さん答えをお願いします。こういうこともあろうかと答えは出せるようにしてました

鳳翔「ひょっとして200でしょうか!?」


ぶっぶー!残念でした!


鳳翔「あぁぁ…」ガクッ


提督「そんな単純な問題じゃないが、小学生でも解ける…」


鳳翔「深読みし過ぎたんでしょうか…全く分かりません…」


提督「……まてよ」


まだ正解者は現れません!このまま正解者が出ない場合マルバツクイズで全ての代表者を決めることになります


提督「よし…行ってみるか」


鳳翔「分かったんですか!?」


提督「今までの問題を聞いていて、もしやと思ったんです」

そちらの男性!答えをどうぞ!


提督「答えは『小学生でも解けるような問題です』だ」


おお!?


提督「正確に言うなら『ほぼ答えになりますが小学生でも解けるような問題です』か?」


お見事!正解者が現れました~~!


鳳翔「凄いですね提督さん!」


提督「たまたまですよ。引っ掛け問題がほとんどでしたから」


おーっとここでマルバツクイズの結果も出たようです!こちらの男性を加えて決勝戦に参りましょう!


下1~3高コンマ 決勝戦の様子などを

ーー

「決勝戦も大詰めです。現在優勝の可能性があるのは大きな帽子を被った女性とこちらの大学生の方です。なんでもこの学生は近くの大学のクイズ研究会所属らしいです」


「そちらの男性ともう一人の女性は残念ながら優勝の可能性はございません。ですが最後まで楽しんでいってくださいね」


提督「一問も分からなかった……」


潜水新棲姫「急に本物のクイズばかりになったからな。提督には無理だったんだ」


提督「後は…頼んだぞ……」


潜水新棲姫(そうは言われてもワタシも厳しい状況だ。ちゃんと最後まで聞けばわかるのにアイツが早く解答ボタンを押す)


「よし…!」


潜水新棲姫(次の問題を答えられたらまだチャンスはある)


「それでは問題です。筆箱の中で殺人事件が起こりました。犯人はすぐ捕まりましたが…被害者は誰だったでしょう?」


「……」


潜水新棲姫(あの男が止まった!ここはワタシが答えるしかない!)ピンポン


下2さん答えを。理由もお願いします

潜水新棲姫「答えはシャーペンだ!もしくは機械式筆記具!」


「その理由は?」


潜水新棲姫「『しんでる』から!」


「お見事、正解です!」


「ここにきてひっかけ問題…!」ガクッ


潜水新棲姫「いいぞ!向こうが早押しできない問題ならこちらにもチャンスがある!」


提督(俺も分かったが空気を読んで押さなかったぞ。まだ優勝できるチャンスがある、頑張れよ)


下1~3高コンマ 潜水新棲姫の順位とその商品を

ーー

「優勝はクイズ研究会所属の男性です!」


パチパチパチパチ


提督「惜しかったな」


潜水新棲姫「早押しが無ければ…!」


「優勝商品は100万円分の商品券です!」


提督「なるほど、鳳翔さんはあれが欲しかったんだな」


潜水新棲姫「悔しいぞ……!」

「惜しくも二位だった帽子の女性には旅行券をプレゼントです!」


潜水新棲姫「なに?ワタシにも商品があるのか」


「もちろんです!ペア旅行券ですので、誰か大切な人と一緒にどうぞ!」


潜水新棲姫「負けたのに商品があるというのは不思議な話だ」


「ちなみに四位の方には何もありません。参加賞を持って帰ってくださいね」


提督「……」

ーー


鳳翔「もう少しでしたね」


潜水新棲姫「早押しというものは興味深い。問題から答えを推測する事が大切なんだな」ぶつぶつ


鳳翔「あの…?」


提督「すいませんコイツは考えこむとこうなんです」


鳳翔「あら…でも凄いのね、この子。とても深海棲艦だなんて思えませんでした」


提督「知識量と勉強の早さは人間を超えてるかもしれませんよ」


潜水新棲姫「……」ぶつぶつ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

鳳翔「いい時間になりましたので、私はこれで帰りますね」


提督「また時間のある時にお店にお邪魔します」


鳳翔「…提督さん、これだけ言っておきます」


鳳翔「和平の否定派は決して少なくありません。戦う事しか知らない艦娘達の事も考えてあげください」


提督「戦うことしか知らない…」


鳳翔「そうでなければおそらく和平は失敗します。これは私というより否定派からの忠告です」


提督「…ありがとうございます」


鳳翔「提督さんなら道を間違えないって信じてますからね」


提督「……」

ーー

潜水新棲姫「今日の会議は収穫があったな。このままいけば提督が和平派の代表になれそうだ」


提督「……」


潜水新棲姫「どうしたそんな顔をして、不満なのか?」


提督「鳳翔さんに言われた事が気になっているんだ」


潜水新棲姫「あのおばさんに何か言われたのか?」


提督「戦いしか知らない艦娘達の事を考えなければ和平は失敗すると言われた」


潜水新棲姫「なんだそんな当たり前のこと。戦争が終わった後の兵器の問題と一緒じゃないか」


提督「だから難しいんだ……」

潜水新棲姫「いいか提督、その事も大切だがまずは和平の実現の為に動け。優先順位を間違えるな」


提督「……」


潜水新棲姫「その問題はワタシ達が解決するものじゃないんだ。そこを間違えるな」


提督「だが全く考えないという訳にはいかない」


潜水新棲姫「なぜそうなる。ワタシはそんな事を一言も言っていない」


提督「……」


潜水新棲姫「安価」


下1~3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを

潜水新棲姫「提督、全部は救えないんだ。お前は神でもなんでも無い」


潜水新棲姫「ワタシ達が今救おうとしているのは戦いたくない深海棲艦と戦いを続けたくない艦娘だ。それだけは間違えるな」


提督「……」


潜水新棲姫「和平さえ結べば後はどうとでもなる。そういうのは後にしておけ」


潜水新棲姫「和平を結べるところまでいけば、そういう艦娘の話にもなる。その時に考えればいいんだ」


提督「…それは先延ばしにするだけじゃないのか」


潜水新棲姫「言い方の問題だ、気にするな」


ーー

新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします

ーー医務室


朝霜「司令をあたいに分けてくれるってことでいいんだな?」


龍驤「うん…司令官をお願いするわ…」


朝霜「過程には満足してねぇけど結果オーライってやつだな」


龍驤「全部ウチが悪いねん…旦那の性処理もできへん障害艦娘なんか…」


提督「そんな言い方はしないでくれ」


龍驤「ええよ…全部分かってるから…」


朝霜「龍驤さん相当キてるな」ボソッ


提督「…これでもまだマシな方だ」

龍驤「でもな…子どもができるような事はしやんといて欲しいねん…」


朝霜「分かってるよ、口とケツでしかしねぇ」


龍驤「こんな事言える立場やないんやけど…それでもやっぱり…」


提督「龍驤は寝ていていいんだ。そして早く元気になってくれ」


龍驤「司令官はな…ストレス溜めてるねん…慣れへんこととかして…」


龍驤「そのストレスを…ほんまはウチが解消したらなあかんのに…」


朝霜「龍驤さん、もう寝てろって」


龍驤「ごめん…ごめんなぁ…」

龍驤「謝りたい…朝潮に謝りたいんよぉ…」


龍驤「あんな事言うてごめん…ウチが拒絶してもうたから…」


提督「龍驤、もういいんだ」


龍驤「うぁ……うん…」


朝霜「司令、薬が効いてきたみたいだから寝かせてやろうぜ」


龍驤「ごめん……許して……朝潮…」


提督「……」

朝霜「…ちゃんと寝たな」


提督「ここまで龍驤が落ち込むとは思っていなかった」


朝霜「龍驤さんは朝潮と司令を巡って色々あったからな」


提督「それが今になって龍驤を苦しめているのか」


朝霜「これはあたい達じゃどうしようもねぇよ。そってしておくのが正解だ」


提督「もどかしいな……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「なぜお前がここに居る」


潜水新棲姫「見学しにきた」


朝霜「見られるくらいいいじゃねぇかよ。あたいは興奮するしな!」


提督「それは朝霜だけだ」


朝霜「それは無いぜ。龍驤さんもドMだから見られるのは興奮する。皆んなに司令とやってる動画見られて興奮してんのも知ってんだぜ?」


提督「……」


潜水新棲姫「早くしてくれ」


朝霜「そう焦んなよ。こういうのは順番が大事なんだ」

潜水新棲姫「そんなのがあるのか?」


朝霜「漣とやってる時はどうしてんだよ?」


潜水新棲姫「とりあえず挿入してから色々やる」


朝霜「お前らが特殊だ。普通はこうやってな、司令のを立たせてから…」


提督「……」


潜水新棲姫「漣はいつでも最大だからそんな儀式はしたことがない」


朝霜「んむぅ……」


提督「……」


潜水新棲姫「口で…ほう……興味深い。もっとだ、早く続きをやってくれ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー風呂場


朝霜「あーーー最高…」


潜水新棲姫「あれだけ気持ち良さそうにしている朝霜は初めて見たぞ」


朝霜「あんなに責められるなんてな、流石は司令だぜ」


潜水新棲姫「龍驤に対してやっている時よりも暴力的だったな」


朝霜「司令も溜まってたんだろ。性欲以外にもストレスも溜めてたしな」


潜水新棲姫「それを朝霜で解消したのか」


朝霜「司令はスッキリしてあたいは気持ちいい。最高じゃねぇか」


潜水新棲姫「そう思っておくのが平和だな」

朝霜「お……っと、また出てきちまった」ザバッ


潜水新棲姫「尻でやるとそういうことも気を付けないもいけないんだな」


朝霜「司令が絶倫なのが原因だよ。あの量は普通じゃねぇ」


潜水新棲姫「漣も大概だぞ」


朝霜「そういやそうだな。お前はどうやって垂れてくんのを処理してんだ?」


潜水新棲姫「風呂」


朝霜「……あたいみたいに湯船から出ろよ」


潜水新棲姫「次からはそうする」

提督「そんな会話を堂々とするんじゃない」ガラッ


朝霜「誰も居ないのは確認したからいいんだよ」


潜水新棲姫「そういうことだ」


提督「それでもだな…」


朝霜「司令、背中流すぜ!」


提督「話しを聞いてくれ…」


潜水新棲姫「朝霜には無理な話だ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「最近の司令は色々と頑張ってるもんな。鎮守府の事以外に和平派の会議とか保護区の展開とか」ゴシゴシ


提督「今まで停滞していたものを進めていかなければならない。普通の仕事をしていては無理なんだ」


朝霜「そういうとこも好きだぜ司令」


提督「…朝霜、お前から見て和平は難しいと思うか」


朝霜「それは特務艦としてか?」


提督「そうだ。朝霜特務艦に聞いている」


朝霜「なら正直に話してやる。今のままじゃ無理だ」


提督「……そうか」

朝霜「司令が知らない所で艦娘と民間人は死にまくってる。それには深海棲艦が関係してたりするんだよ」


潜水新棲姫「それは一部の過激派だ」


朝霜「直接的な被害だけじゃねぇ。例えば海岸沿いで誰かが殺されてたとする。それが深海棲艦のせいだと言われたらどうだ?」


潜水新棲姫「証拠が無い」


朝霜「今の世界じゃそれは深海棲艦のせいなんだよ。証拠が有無は関係ねぇ」


潜水新棲姫「……」


朝霜「司令の敵は大本営だけじゃねぇ。民間や艦娘からも反対されるぞ」


提督「……そうか」

朝霜「でも司令ならそれくらい考えてるよな?」


提督「…鳳翔さんに言われるまでは正直艦娘が敵になるとはあまり思っていなかった」


朝霜「当たり前だろ?戦うことしか知らねぇ兵器もうじゃうじゃいやがる。そいつらは間違い無く司令を狙うぜ」


提督「……」


潜水新棲姫「だから先に和平さえ結べばいいんだ」


朝霜「お前は黙ってろ、それができねぇって話をしてんだ」

朝霜「でもよ、漣達に和平派を集めさせてんのは正解だと思うぜ。敵意の無い深海棲艦は居ればいる程いいからな」


提督「だがそれしか正しく無いという解釈もできる」


朝霜「ま、捉え方は人それぞれだ」


潜水新棲姫「……」


朝霜「難しく考えんなよ、司令は司令にできることをやってればいいんだからな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー翌日


瑞鶴「私に話って?」


提督「瑞鶴がここに来た時の事を思い出したんだ。あの時なんて言ったか覚えているか?」


瑞鶴「覚えてるわよ。私は戦うことが艦娘の務めだと思ってるし、それしか知らないの。退役して普通の生活を送るなんて無理」


提督「……そうなんだな」


瑞鶴「急にどうしたの?そんな当たり前の事を言い出して」


提督「俺が何をしようとしているかは…知っているよな」


瑞鶴「深海棲艦との和平を結ぶ為に頑張ってるんでしょ!応援してるわよ!」

提督「もしそれが実現したとしたらどうなる」


瑞鶴「どうなるって…そんな弱気じゃダメよ!」


提督「そうじゃないんだ。そうなると瑞鶴は戦えなくなるだろう」


提督「戦いしか知らない瑞鶴の仕事を奪うことになる。瑞鶴と同じ事を考えている艦娘は大勢いるんだ」


提督「戦争を終わらせるということは艦娘も終わらせることになる」


提督「…瑞鶴の考えを聞きたいんだ」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞や行動などを

瑞鶴「戦いが無いのが当たり前になるなら、それに慣れればどうってことないんじゃない?」


提督「…そうなのか?」


瑞鶴「戦いが無くなるなんて許せない!なんて一部の考え方よ。そんな事を考えるならまず他の事を考えるべきだと思うわ」


提督「だが…」


瑞鶴「提督、艦娘じゃない瑞鶴を沈めた海の向こうの国があるわよね。あの国は私達の国と戦って勝ったわ」


瑞鶴「戦争が終わってどうなった?やっと終わったって皆んな思ったわよ」


瑞鶴「戦争が続けば被害を受けるのは民間人よ。一日でも早く戦争が終わるに越した事はないの」

瑞鶴「提督のやろうとしていることは間違ってないの。だから自分を見失わないで」


提督「……」


瑞鶴「組織や大本営はどうやってでも戦争を続けようとしてくる。あの兵器まで使おうとしてるなんて許せないのよ!」


瑞鶴「少数派の意見を気にしてくれるだけで十分よ。だから提督は一日でも早くこの戦いを終わらせて!」


提督「…ありがとう」


瑞鶴「私達は提督がここにいるからこの鎮守府に居るの。迷ったなら私達も頼りにしてよね!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー

球磨「ん……寝てた…クマ…」


R北上「久しぶりだねぇ球磨姉」


球磨「お前は…!」


R北上「へーやっぱりわかるんだ」


球磨「お前の事は忘れようとしても忘れられない!よくも多摩を殺してくれたな!」


R北上「なんとでも言えば?殺しちゃったものは返ってこないし~」


球磨「コイツ…!」

球磨「そもそもお前は死んだはずクマ!」


R北上「そう。あの時爆散してほとんど死んだよ。でもお前はあたしの破片を浴びた」


球磨「……!?」


R北上「いや~球磨姉の体内に入れたのは僅かだったけどなんとかなったよ。球磨姉の中で停止してた深海棲艦を乗っ取れて」ニヤッ


球磨「お前ぇぇぇぇぇぇ!!」


R北上「お、やる?悪いけど力溜めてたから負けないよ」

R北上「お前達の弱点はわかってるから。大井も多摩もヘボかったよね~」


球磨「やめろ!!」


R北上「ああ大井は仕留め切れなかったんだごめんごめん。だからさ、球磨姉の体でトドメ刺しに行くから」


球磨「させるか!」


R北上「あたしに勝てると思ってんの?ま、精々頑張りな~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

球磨の精神世界で起こっていることなので、球磨は相談に行けません。
場面が大きく変わるならとりあえず北上を抑えられたので深海組に相談とかにして下さい

再安価 下1~3高コンマ お願いします

球磨「コイツ!!」ブワッ


R北上「…!!」


球磨「お前だけは…お前だけはぁぁぁ!!」


R北上「おっと、今日はここまでにしとこうかな」スッ


球磨「逃げるな!」


R北上「ここまでやるとは思ってなかったんだって」ボソッ


球磨「待て!おい!」


R北上「もっと力を溜めてまた会いに来るから。じゃあね~」


球磨「う……!?」


ーーーー

ーー

球磨「…ということがあったんだクマ」


駆逐棲姫「まずいな」


潜水新棲姫「向こうは相当な力を持っている」


球磨「そうクマか…」


駆逐棲姫「元々体の中に居たのを乗っ取ったんだ、並みの深海棲艦じゃない」


潜水新棲姫「球磨が乗っ取られる日も近いな」


球磨「それだけは避けたいクマ…」

駆逐棲姫「私達が協力すればなんとかなるんじゃないか」


潜水新棲姫「三人ならなんとかなるだろう」


球磨「頼むクマ、なんとしてもアイツを葬りたいクマ」


駆逐棲姫「だが完全に消すとなると球磨にも影響が出るぞ」


潜水新棲「間違い無いだろうな」


球磨「それってどんなクマ…?」


下1~3高コンマ 球磨への影響の内容などを

北上が乗っ取った深海棲艦は北上が消えたら一緒に消えると思ってました。
なので一度再安価して、もう一度同じ安価が選ばれたらもうそれでいきます


再安価 下1~3高コンマ お願いします

駆逐棲姫「ソイツだけ消えて、止まってた深海棲艦の目が覚めるかもしれない」


球磨「そうなるとどうなるクマ?」


潜水新棲艦「北上に奪われるより酷いことになるだろうな。無差別に攻撃をし出したりとか」


球磨「そんな…」


駆逐棲姫「お前の中に居るのは私達三人じゃ勝てない。レ級や漣が居ても一緒だな」


潜水新棲姫「ここまで強いと人数は関係ないからな」


球磨「球磨は……死ぬしかないクマ…」


潜水新棲姫「この鎮守府に迷惑をかけるくらいなら、か。それも一つの手だな」

駆逐棲姫「本気で言ってるのか」


潜水新棲姫「ワタシは嘘は言ってないぞ」


球磨「……」


駆逐棲姫「それは最終手段だ。まだ手はある」


潜水新棲姫「ワタシはそんな手段は知らないぞ?」


駆逐棲姫「ここには潮がいる。アイツを上手く使えば可能かもしれない」


球磨「……お願いするクマ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー


潜水新棲姫「潮を触媒にすれば精神世界に入る力を節約できたのか」


駆逐棲姫「これなら私達だけでもなんとかなるかもしれない」


潜水新棲姫「まずは北上をどうにかしなければいけないがな」


駆逐棲姫「ソイツが思ってるより強いとマズイぞ」


潜水新棲姫「なに、そうなれば球磨を倒せばいい」


駆逐棲姫「おい」


潜水新棲姫「レ級達を待つ暇は無いんだ。他に方法があるなら聞くぞ」


駆逐棲姫「……」

球磨「うぉぉぉぉーーー!」


北上「くたばってろこのクズ!!」


駆逐棲姫「もう始まってるじゃないか」


潜水新棲姫「祭り会場はあそこのようだな」


駆逐棲姫「待ってろよ球磨、今助けに行くぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

R北上「クッソ…覚えてろ!」スッ


駆逐棲姫「消えた?どこに行った?」


潜水新棲姫「他に寄生先があるのか?」


球磨「あがっ!あががが!!」


駆逐棲姫「なんだ?球磨の様子がおかしいぞ」


潜水新棲姫「……おい、今部屋に居るのは誰だ」


駆逐棲姫「私達以外にか?ここは工廠だから明石か誰かがいるんじゃないか?」


潜水新棲姫「…まずいな」


球磨「いぎっ!ぎぃぃぃ!!」


駆逐棲姫「……まさか」

ーー

明石「くくくく球磨さん…!」


球磨「」ガクガク


北上「どうしたのさ明石!?」


明石「かかかか体が!はははは破裂しました!!」


北上「う……!内臓が見えてる!」


明石「いいいいい胃の辺りが…!」


北上「これはあたし達じゃどうにもできない!千歳さん達を呼んできて!」

駆逐棲姫「う……」


潜水新棲姫「まずいな…」


潮「どうなりましたか?成功しましたか?」


球磨「あ……あぁぁ…!」


駆逐棲姫「誰か血を浴びなかったか!?」


明石「あああああの…」ベトッ


潜水新棲姫「あの様子なら間違い無いな」


球磨「ギャアァァァァァァァァァァ!!」


北上「なに!?なんなのさ!?」


駆逐棲姫「事態が悪化したということは間違い無い」

ーー

提督「球磨は内臓破裂で病院に運ばれた」


北上「安否は…どうだろう」


千歳「出血量が凄かったからショック性の何かがあるかも…それに傷も深かったわ」


提督「……そうか」


潜水新棲姫「ワタシ達の間ではよくある話だ。だが相当強い深海棲艦でないとまず生き残ることはできない」


提督「それが今明石の中に居るということなんだな」


明石「わわわ私の…中…」

潜水新棲姫「恐らく北上は目から脳に到達しているはずだ」


北上「それってまずいんじゃないの?」


潜水新棲姫「脳が完全に寄生されたら終わりだ。だが普通なら脳は寄生するのに時間がかかる」


提督「だが明石は脳の一部を切除されている」


北上「…相当ヤバいね」


明石「……」


提督「今俺達にできることは何だ?」


潜水新棲姫「明石を薬か何かで眠らせて脳の働きを鈍らせるしかない」


千歳「薬ならすぐに用意できるわよ」


明石「おおおおお願いします…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー

R北上「さーてコイツの脳みそをあたしのものにしちゃいましょうかね」


R北上「脳みそに寄生すると記憶とかをいっぺんに把握できるから楽だよね~毎回こうだとやりやすいんだけど」


R北上「じゃあ早速コイツの頭の中を覗いてやりましょうかねー」


「……」


R北上「は?なにこの感じ。あたし以外に誰かいる?コイツは他に寄生されてないと思ったけど」


R北上「本体もまだ気付いてないはず。だれがいるっていうのさ?」

「貴女みたいなのを…探してたんですよ…」


R北上「なにコイツ……」


「その力…下さい……」ガシッ


R北上「うぐ…!?引っ張られる……!!」


「抵抗しても無駄ですよ……」


R北上「このあたしが負ける!?ふざけるな…!」


「無駄だって…言ってるのに…」

R北上「こんな奴に寄生するんじゃなかった!脱出……!」


「無理ですよぉ、貴女はまだ寄生できてません」


R北上「あたしを……吸収して……」


「こっちは自分の体なんです。引っ張る力が強くて当然です」


R北上「やめ……ろ……!」


「はい、さようなら。わざわざありがとうございました」ブチュッ


R北上「…………」


明石「あは…あはは……」


「」

明石「あははははははは!!まさかこんな形で帰ってこれるなんて!」


明石「脳を切られたせいで殆ど私を消されましたけど、まだ残ってたんですよぉーーーー!」


明石「いつかチャンスがあればひっくり返ってやろうと思ってましたけど、こんな風になるなんて!」


明石「私が表に出る為には主人格が邪魔ですが……都合よく薬で眠らされてるわけです」ニヤッ


明石「ええ、わかってます。ここはあの龍驤がいる鎮守府で……」


明石「…え?なんですかこれ。龍驤が体調不良って」


明石「私の為に事が進んでるじゃないですかぁーーー!!」


明石「夜中に起きて龍驤を連れて行きましょう。そして実験の続きをやるんですよぉ!!」


明石「天は我に味方せり!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫「残念だがここまでだ」


明石「来ましたね。それくらい予想済みです」


駆逐棲姫「ほう、随分と自信があるんだな」


明石「私は明石なんですよ?地の利はこちらにあります」


潜水新棲姫「確かにワタシ達は不利だ」


駆逐棲姫「負ける可能性だってある」


明石「深海棲艦なんてゴミなんですよぉ!私の栄養分になれ!!」ズォッ

ゴォォォォォ…


明石「この感触は…!?」


駆逐棲姫「心強い助っ人を頼んだんだ」


明石「……由良か!」


潜水新棲姫「もう記憶を辿れるまでになったのか。危ない所だったな」


明石「由良の中に何が…!?」


駆逐棲姫「由良は体の中に姫級と鬼級が居た」


潜水新棲姫「合わせて四人もな」


明石「嘘だ!そんな状態で自我を保てるはずがない!」


駆逐棲姫「普通ならな」


潜水新棲姫「だがアイツは姫級達を飼ってるんだ」


明石「飼う……!?」

駆逐棲姫「自分の体の中で飼い慣らしているんだよ」


明石「姫級や鬼級が大人しく言うことを聞くの!?」


潜水新棲姫「おいお前。ペットが飼い主から逃げない条件はなんだと思う?」


駆逐棲姫「信頼なんかよりも大事なことだ」


潜水新棲姫「うまーい飯を食えるのが大事だと思わないか?」


明石「……ぃっ!!」


駆逐棲姫「由良は沈めた深海棲艦を食べていたんだ」


潜水新棲姫「タダで飯にありつけるなら喜んで言うことを聞くと思わないか?」


明石「ひっ…!ひぃ……!!」

駆逐棲姫「由良には見返りとして超人的な身体能力や回復力を手に入れた」


潜水新棲姫「ワタシ達が何を言いたいかわかるな?」


明石「あ…助け……!」


駆逐棲姫「いけ、由良の」


潜水新棲姫「お前達のご馳走だ」


明石「あぁぁぁあああぁぁああーーーー!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>駆逐棲姫「由良は体の中に姫級と鬼級が居た」
>>潜水新棲姫「合わせて四人もな」

由 良 さ ん 電 王 説

ーー

由良「…終わった」


提督「どうだった!?」


由良「なんでいるの」ガシッ


提督「ぐぉぉぉぉ!!」


潮「アイアンクローはやめてあげて下さい!」


由良「裸」


潮「仕方ないじゃないですか!明石さんを心配して来たんです。由良さんの裸を見る為じゃありません!」


由良「…」パッ


提督「た…助かった……」

駆逐棲姫「色々ややこしいことになっていたが、終わらせてきた」


潜水新棲姫「また後で話す」


明石「ん……」


潮「明石さん大丈夫ですか?」


明石「はい…なんとか平気です…」


潮「え……!?」


提督「明石…!?」


明石「あれ…?普通に…話せてる……それに…何か……無くなったみたいな感覚が…」


潜水新棲姫「なるほど、こういうことが起こったか」


ーー

展開が早かったかもしれません


コメントなどあればお願いします

ーーーー

1『由良は寝たか』


2『だが我々の会話くらい聞いているだろう』


3『そうだろうな』


4『おい由良!聞いてんならかかってこい!』


1『挑発に乗るような奴では無い事は分かっているだろう』


2『確かにな』


4『クソが…!』


3『お前もいい加減諦めろ。ここの居心地も悪くないだろう?』


4『この私が艦娘の言いなりなのが気に食わないんだよ!』


1『負けた癖によく吠える』


2『全くだ』

3『そういえば1と2は由良に負けた訳では無いんだろう?」


2『いや、私は負けた。コアも食われた』


1『直接戦ってないのは私だけだ。由良とは利害が一致した結果こうなった」


1『私は他の艦娘に沈められてコアのみが漂流していた。由良は別の仲間が仕留め虫の息だった』


3『生き残る為に由良が1を食べたのか』


2『よくそんな考えに至ったものだ』


1『結果としては成功だろう?お前達もここに来たんだしな』


4『由良ぁ!聞いてんだろぉが!!』


3『今日のアイツはしつこいな』


1『イキのいいのを食べたもので元気になってるんだな。放っておけ』

2『本当ならあんな奴追い出すんだけど、4は居ないといけないっていうのがね』


1『今までは私達がそれぞれ由良力を貸していた。だが4が来てからは力の切り替えが可能になった』


3『速度を上げるなら1。防御を上げるなら2。腕力なら私といった具合にな』


2『4は回復力とこの切り替え能力がある。追い出すと由良にとってマイナスだよ』


1『私達は完全に由良と同化した。もう以前の姫や鬼の姿を保つこともできない』


3『こうやって会話するのがやっとという感じだ』


4『うぉぉぉぉ!!』


2『ま、例外があそこにいるみたいだけどね』

1『この会話は由良に聞かれているのが当然で喋っている。私達が何を言いたいのかわかるだろう』


2『この鎮守府に居続けるのかどうかを問いたい』


3『由良の考えは分かっている。だがここに拘る必要があるということだ』


1『今更お前の事をどうにかするつもりは無い。だが夫に会えないこの状況は本当に良いのか?』


2『内臓破裂の艦娘まで出ちゃってるしね。まぁあれは私達の同胞のせいだから何とも言えないけど』


3『この鎮守府に深く関わるのなら色々と準備も必要だ。力を貸して欲しいというなら貸してやろう』


4『クソ軽巡!お前は絶対私が……!!』


ーーーー

ーー

由良「…」ムクッ


由良「分かってるわ」


由良「全部分かってる」


由良「もう一度川内とやれば私が勝つ」


由良「そうすればここに居る必要が無くなる」


由良「…」


由良「少し考えさせて」


由良「答えはすぐに出す」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ズダァン!


由良「手紙」スッ


由良「あの人から…」


何の音なのです!?

壁に穴が開いてるわ!

まさか敵襲!?


由良「撤収」シュバッ


あれ、今なにか…?

それどころじゃないわ!早く司令官達に報告しないと!

由良「中身は」


由良「…」


由良「殆ど無視していい。寂しい逢いたいしか書いてない」ビリビリ


由良「ここも」ビリビリ


由良「最後」


由良「レンタル移籍…」


由良「…」


由良「あの人も考えていたのね」

ーー執務室


由良「提督」シュバッ


提督「…由良か」


由良「話がある」


提督「何の話だ?」


由良「これ」スッ


提督「手紙か?差出人は…」


由良「そこは見なくていい。最後だけ見て」


提督「……レンタル移籍」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「貴方が決めて」


提督「…俺が?」


由良「そう」


由良「貴方が決めるの」


由良「私の考えは変わらない」


由良「貴方達が道を間違えたら裁きを下す」


由良「手加減なんてしない」


提督「……」

由良「道を間違えないなら私をここに置けばいい」


由良「与えられた任務は遂行する」


由良「暇があったら技術も教えるかもしれない」


由良「でも」


由良「変なことをすれば全員消す」


提督「消すというのは……」


由良「殺す」


提督「……」

由良「戦艦も空母も」


由良「駆逐艦も潜水艦も」


由良「龍驤も。全員消す」


由良「不安なら私を手離せばいい」


由良「貴方に委ねる」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

ご飯がある限りの契約関係…それなんて龍騎

安価は迷いなく承諾

提督「由良が正式にここに居てくれるというなら、喜んで受け入れよう」


由良「…」


提督「もちろんレンタル移籍だというのは分かっている。だがそれでもいいんだ」


由良「はぁ…」


提督「なんだ想像した答えとは違ったのか?」


由良「違う。帰るのがイヤ」


提督「帰る…あぁ、レンタル移籍の件でそっちの鎮守府に帰るか」


由良「本当に…帰りたくない…」


提督「由良がそんな表情をするくらい嫌なのか…」

提督「そんなに向こうの提督はアレなのか?」


由良「そう」


提督「……」


由良「あんなのって知ってたらケッコンしてない」


提督「別れるというのは?」


由良「契りは一度交わしたら無効にはできない」


提督「…なら誰かを一緒に連れて帰ったらどうだ?」


由良「川内を借りていくわ」


提督「……許可しよう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ややこしいので再安価

下1~3高コンマ お願いします

ーー某鎮守府


由良「なにこれ」


川内「なんでしょうね…」


ーおかえり由良パーティー会場はこちら!ー


由良「帰る」


川内「師匠!ここに帰ってきたんですから!」


由良「嫌」


川内「でも忍者提督に書類を書いてもらわないと、レンタル移籍は無理です!」


由良「はぁぁぁ…」


川内「師匠…」

忍者提督「我が妻よ!よくぞ帰ってきてくれた!」


由良「…」


川内「あの、忍者提督…」


忍者提督「川内か。お前の活躍は聞いているぞ」キリッ


川内「ええ……」


由良「はぁぁぁ…」


忍者提督「お前も頑張っているようだが……今は由良だ!会いたかったぞ由良~!」


由良「黙って」


忍者提督「えぇ…」


川内「こっちがえぇ…だって」

由良「何故貴方はそうなの」


忍者提督「由良のアナタ呼び…やっぱりいいぞぉ…」


由良「…」


川内「忍者提督!師匠めちゃくちゃ引いてます!」


忍者提督「妻の事を可愛いと言ってなにが悪い?」


川内「だからぁ…!」


忍者提督「とにかくパーティーには参加していってくれ!そうじゃなきゃ書類にサインはしない」


由良「はぁ…分かったわ」


川内「変なことにならないといいけど…」


下1~3高コンマ パーティーでの出来事やその他起こったことなどを

ーー


忍者提督「皆んな喜んでくれていただろ由良!」


由良「そうね」


忍者提督「長良型にのみ忍術や体術を伝承した。他の艦娘達は長良達を特殊部隊くらいにしか思ってない」


由良「忍者が正体をバラしてはいけないもの」


忍者提督「その通りだ」


由良「提督は忍者を復活させたいのね」


忍者提督「私の家系は代々忍びだった。これからの時代に忍者は必要になってくる」


由良「私はそうは思わない」


忍者提督「結果が全てなのさ」

由良「提督の望みは何」


忍者提督「由良との子が欲しい」


由良「…」


忍者提督「長良達に技術は伝承した。だが一子相伝の技は伝承していない」


由良「その為だけに」


忍者提督「それ以外にも理由がある」


由良「なに」


忍者提督「愛する妻の子を欲しがるのはいけないのか!?」


由良「…」


忍者提督「秘薬は色々と準備してある。事が終われば書類にはサインをする」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「提督」


忍者提督「なん………」クルッ


由良「…」スッ


忍者提督「今のは…」


由良「子どもは私の目的が達成できてから。それまではこれで我慢してて」


忍者提督「…由良からのキスは忘れない」


由良「ありがとう」

ーー翌日


ー行ってらっしゃい由良さんパーティー会場はこちら!ー


由良「帰るわよ」


川内「まだ皆んなに挨拶してませんよ!?」


由良「こんな会なんか参加できる訳ない」


川内「確かにやり過ぎかもしれませんけど…」


由良「なんなのあの提督は。いつも冷静でいてくれたら…」


川内「あ。あの垂れ幕の字忍者提督のか」


由良「また騒がれると嫌。見つかる前に帰る」


川内「分かりました…」

長良「由良」


川内「長良さん!それに他の長良型の皆さんも!」


名取「私達には一言あっても…」


五十鈴「そうよ、随分水臭いじゃない」


鬼怒「提督に見つからない内にっていうのは分かるけどね」


由良「貴女達」


長良「行くのね、由良」


由良「行ってくるわ」


長良「安価」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

間違えました。長良の台詞や行動でお願いします


ここから下1~3高コンマです

長良「入って」


名取「……」ススッ


川内「長良型の円陣が!」


由良「…」


五十鈴「そんなやる気のなさそうな顔しないで。また暫く会えないんでしょ?」


鬼怒「早く早く!」


由良「…」スッ


長良「ありがとう由良」

長良「本当なら力尽くでも貴女を止めたい。でも結局由良を超えることはできなかった」


名取「応援してるよ…!」


五十鈴「ちゃんと帰ってきなさいよ?」


鬼怒「また一緒にパナイトレーニングしよ!」


由良「…ありがとう」


長良「行って…きなさい!」バッ


由良「…」バッ

川内「……行きましょうか、師匠」


由良「そうね」


川内「バイクで飛ばせばすぐに鎮守府ですよ」


由良「違うわよ」


川内「あ……そうだった。球磨さん達の様子を見に行くんでしたね」


由良「手術」


川内「球磨さんの二回目の手術も終わったはずです。皮膚や血が足りないからって北上さん達が病院に行ってるんでした」


由良「急いで行く」


川内「球磨さん…良くなってるといいなぁ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


「球磨さんの手術は成功しました」


川内「良かった…!」


「北上さん達が協力してくれたお陰です。姉妹艦の血液があってこそでした」


由良「容体は」


「安定してます。心配ありません」


川内「ありがとうございます!」

「ですがかなり大きな傷跡は残ってしまいます。内側から内臓が破裂しましたので…」


川内「それは仕方ないです…」


「それと…以前のような無茶な料理は食べれなくなります」


由良「球磨は何を食べてたの」


川内「師匠は知らないんですか?」


由良「ジビエ?」


川内「…下着で作った料理です」


由良「は?」


川内「私達の下着を黙って借りていって出汁を取ったりとか、凍らせてスイーツに混ぜたりとか……」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「鎮守府の為にはこれで良かったわね」


川内「そうですね…」


「球磨さんはもう麻酔から覚めています。よければ会っていかれますか?」


川内「はい、勿論です!」


由良「下着で料理…意味が分からないわ」ブツブツ

ーー病室


川内「北上さん達も皆んないるみたいですね」


由良「北上、多摩、大井」


川内「特に大井さんと球磨さんは同じ鎮守府出身なので、かなり相性が良かったんじゃないですか」


由良「姉妹艦なら大差はない」


川内「そうなんですか?」


由良「そう」


川内「知りませんでした…」


由良「ここね」


川内「球磨さん、お見舞いに来ました」ガチャ


下1~3高コンマ 病室の状況や球磨の状態などを

球磨「……」


川内「あ、まだ…」


北上「まだ人工呼吸器は付けてるけど大丈夫だよ~」


大井「姉さん、分かりますか?」


球磨「……」コクリ


多摩「わざわざ来てくれてありがとうにゃ。球磨姉の手術は成功したから安心して欲しいにゃ」


由良「そう」

北上「今回の手術で胃を縫い合わせたんだよね」


大井「破裂した所を補う為にこう…穴を塞ぐ感じです」


多摩「元の大きさより小さくなったけど、健康上問題は無いらしいにゃ」


川内「良かった…本当に…」


球磨「……」パクパク


由良「気にしなくていいわ」


北上「え?今何も喋ってないけど分かるの?」


由良「読唇術」


多摩「流石だにゃ。多摩達はなんとなくしか分からないにゃ」


川内「球磨さん、ゆっくり治して下さい」


球磨「……」コクリ


ーー

由良の中の深海棲艦は>>263さんが正解です。王蛇から持ってきました。1から3は契約モンスターで4はユナイトベントそのもののつもりです
電王はファンが多いらしいので一応違うと言わせて下さい。たまたまです


コメントなどあればお願いします

おつです
1~4の元の姿はなんだったんだろう(個人的に4は深海瑞鶴)
こんなに好きなのに束縛せず由良さんのしたい事を邪魔しない忍者提督って相当彼女を信頼してるんだなあ
え、手出せる奴がいないって?それは、まあね…?

ーー工廠


明石「秋津洲ちゃん…これできたよ…」


秋津洲「分かったかも!じゃあこっちを手伝って欲しいかも!」


明石「うん…そっち行くね…」


潜水新棲姫「北上が居ない分工廠は忙しそうだな」


夕張「明日から北上さんは工廠に戻ってきます。それまでの辛抱ですよ」


潜水新棲姫「球磨の手術も成功したしな」


夕張「もし手術や入院が長引けば、その分北上さん達の血を使うことになります。万全の状態でない内は工廠の作業はやらない方がいいですからね」

潜水新棲姫「北上が居ない割には工廠はスムーズだな。明石が喋られるようになったのが大きいようだな」


夕張「そうです……ね」


潜水新棲姫「アイツの吃音は昔の人格が原因だった。それが無くなった今は普通に喋れるということだ」


夕張「普通というのは少しあれですけど…」


潜水新棲姫「少し詰まるくらい前に比べたらマシだ。吃音は聞き辛くて仕方なかったからな」


夕張「ちょっと、その言い方…!」


潜水新棲姫「ワタシはそういうのは分からない。そう思ったから言っただけだ」


夕張「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

夕張
烏の体を洗ってあげながら愚痴る

夕張「…そうだ、提督さんに用事があったんです。この後……」


潜水新棲姫「それは無理だ」


夕張「え、でも龍驤さんの事について…」


潜水新棲姫「提督はこの後和平派の会合と幹部と会議がある。そんな事に構ってる暇は無い」


夕張「そんな事って!龍驤さんは提督のお嫁さんなんですよ!」


潜水新棲姫「今は仕事を優先するべきだ。ここには千歳と医者がいる、何も心配は無い」


夕張「でも……!」


潜水新棲姫「時間を無駄にしたくない。それじゃあな」スタスタ


夕張「…………」

明石「夕張さん、誰が来てたんですか…?」


夕張「…秘書艦さんよ」


秋津洲「潜水新棲姫が何にし来てたかも?」


夕張「工廠の様子を見に来たらしいですよ…」


秋津洲「ふーん…」


明石「声くらいかけくれても…良かったのに…」


夕張「……」


秋津洲「何を考え込んでるかも?」


夕張「彼女がここに来てから色々と起こってるなって思ったんです」


明石「色々…?」


夕張「そうです。球磨さんの事もそうですが、それよりも前にもあったじゃないですか」

秋津洲「そうか…朝潮が死んだのもそうかも」


夕張「はい、彼女がここに来てからなんです」


明石「それって…」


夕張「鎮守府以外にも大本営の重役が暗殺されたり、とにかく色々と起こりすぎてるんです」


秋津洲「偶然……?」


明石「もし必然だったら…」


夕張「……私達だけでどうにかできることでは無いかもしれません」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>335

ーー

夕張(私達だけでどうにかするには証拠が必要です。それを集めてみましょう)


夕張(普段盗撮用に使っているドローンに盗聴もできるドローン。全てのドローンを注ぎ込みます)


夕張(暫く鎮守府の盗撮はできませんが、必ず証拠を掴んでみせます)


夕張(そうだ、外で何かをするかもしれません。バッテリーを強化したドローンも用意しておきましょう)


夕張(電波が途切れないように強力な受信機と送信機も用意して…)


夕張(…絶対に証拠を掴んでみせます)

隼鷹「夕張?なにしてんのさ?」


夕張「い、いえ…なんでもありません…」


隼鷹「そうかい?疲れてるなら休みなよ~」


夕張「……盗聴器もセット完了です」


夕張「超小型の隠しカメラも設置しました。これで私にできることは全てやりました」


夕張「何も映らなければそれでいいんです。でももし映った時は…」


夕張「その時は……」


下1~3高コンマ カメラやドローンが捉えたものなどを

コイツいつ寝たり食べたりしてんだ?ってくらい仕事と読書、勉強のシーンしか映らない

ーー

夕張「ここ数日間の映像や音声を確認しましたが……」


夕張「何も…無い」


夕張「小さな事すら何も無いだなんて……」


夕張「潜水新棲姫が来てからの事は気のせいだっていうの?」


夕張「そんなの……」


夕張「…まだです。いくらなんでも不自然過ぎます」


夕張「私は…まだ……!」

ーー工廠


潜水新棲姫「何の用だ夕張。ワタシは忙しいんだ」


夕張「…お疲れ様です」


潜水新棲姫「秘書艦の仕事がまだ残っている。それに会合に向けての資料作りもある」


夕張「……」


潜水新棲姫「早くしてくれ。ワタシを呼び出した目的はなんなんだ」


夕張「安価」


下1~3高コンマ 夕張の台詞や行動などを

提督を龍驤さんからとらないで…

夕張「貴女は確かに凄いです。秘書艦の仕事の合間に勉強を続けて、働きに文句の付けようがありません」


潜水新棲姫「なんだ?労うにしては表情が暗いぞ」


夕張「だけど効率だけを求めて心を蔑ろにしたら人間は壊れてしまうんです。どうかそれを分かって下さい」


潜水新棲姫「…どういうことだ」


夕張「提督さん、ここの所毎日会議や会合をしてますよね」


潜水新棲姫「昇進したからな。前と同じ仕事をしていてはいけないだろう」


夕張「それでも毎日やらなくてもいいですよね?提督より役職が上の幹部さんでさえ休みがあるんです」


潜水新棲姫「提督はまだ幹部程の力は無い。権力を得る為には他人の倍働かなければいけないんだ」


夕張「そうじゃないんですよぉ…!!」

潜水新棲姫「じゃあなんだと言うんだ」


夕張「人の心は…脆くて崩れやすいんです…!」


夕張「提督と龍驤さんは…過去に…一度壊れてしまってます…」


夕張「心は…一度壊れると……絶対に治らないんです…!」


夕張「お願いです…提督さんと龍驤さんを…一緒にさせてあげて下さい…」


潜水新棲姫「安価」


下1~3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを

潜水新棲姫「ワタシが手を止めても世界の流れは止まらないんだ」


潜水新棲姫「提督は和平の船頭になってしまったからにはもう降りることはできないし、例え降りたとしても大本営や他の奴らに狙われるだろう」


潜水新棲姫「提督には走り抜けるしか道は残っていないんだ。諦めろ」


夕張「そんなの…提督が壊れます…」


潜水新棲姫「壊れたらそれまでだ。お前ら諸共サヨナラだな」


夕張「貴女は…!!」


潜水新棲姫「勘違いするな、ワタシを頼ったのは提督だ」

劇薬ぅ…

潜水新棲姫「龍驤が治るのを待つのでは無くワタシを秘書艦にしたんだ。一日でも早く和平を結ぶ為にだ」


夕張「提督…!」


潜水新棲姫「お前にはもうどうにもできない。自分の仕事をしてろ」


夕張「……っ!!」


潜水新棲姫「これから女幹部と会議なんだ。お前達に構ってる暇なんて無いんだよ」


潜水新棲姫「いいか、これは提督が選んだ道だ。邪魔をするんじゃない」


夕張「提督が……提督…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

夕張
部屋にもどって集合写真を手に取る
手を滑らせて写真立てが割れる

提督に顛末を伝える夕張

ーー


漣「成る程、事情は分かりました」


夕張『お願い漣ちゃん…提督を助けて…』


漣「今から全速力で帰ります。どうかそれまで待っていて下さい」


夕張『お願い…待ってるから……』


潜水棲姫「夕張さん元気無さそうだったね」


レ級「新入りは相当やり手だな」


漣「どうやらそのようですな」


レ級「あたし達に鎮守府から遠いこの海域を勧めてきたのも作戦なんだろうな」


漣「間違いありませんね」

潜水棲姫「頼れる所を見せて、提督さんの方から頼むように仕組むなんて…」


漣「最初からこれが目的だったんですね」


レ級「漣は思ったよりも冷静だな」


潜水棲姫「提督を好き勝手にされてるのは仕方ないけど、悪いことをしてるんじゃないもん」


レ級「そういえばそうだけどさ」


漣「はぁ?漣が冷静?ふざけんじゃないですよ」


潜水棲姫「あ……」

漣「龍驤さんを放置させてご主人様を休ませない?頭おかしいんじゃないですか?」


潜水棲姫「漣ちゃん…あの…」


漣「次会ったらブン殴るに決まってるでしょ?あぁん!?」


レ級「漣、怒る相手を間違えるな」


漣「……すいませんでした」


潜水棲姫「私も…ごめん」


漣「急いで帰りますよ。それで潜水新棲姫を一発殴ってやるんですよぉ!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

帰ってきた漣
お前がやってるのは和平なんかじゃない!
体のいい侵略なんだよ!
甘いと言われても!犠牲がしかたない平和なんかあっちゃいけないんだあああああああ

ーー足りないもの鎮守府


漣「着いた!ご主人様は!!」


潜水新棲姫「思ったよりも早かったな」


漣「ご主人様はどうしたんですか!」


潜水新棲姫「あの人間なら倒れたぞ。過労と心労だそうだ」


潜水棲姫「うそ…!」


潜水新棲姫「あれくらいで倒れるとは軟弱過ぎる。もっと頑丈かと思ったんだがな」


漣「お前ぇぇぇーー!!」ガバッ


潜水新棲姫「ふんっ、そんなものが当たるか」スッ


漣「ぐ……!?」ベシャッ


潜水棲姫「漣ちゃん!」

レ級「おい、あたしが相手してやる」


潜水新棲姫「悪いがそんな暇は無いんだ」スタスタ


レ級「何処に行く?」


潜水新棲姫「とりあえず女幹部の所だ」


レ級「……好き勝手してくれた礼はまたしてやる」


潜水新棲姫「そうか、楽しみにしてるぞ」


レ級「……」

漣「逃げるな!おい!聞いてるだろぉ!」


レ級「漣、あんな奴に構わなくていい」


潜水棲姫「早く提督の所に行こう!」


漣「……チッ!」


レ級「潜水新棲姫みたいなのは一番厄介だ。自分が悪いんだと思っていないんだ」


レ級「だがもし自覚があるなら…あいつは敵だ」


漣「ご主人様、今行きますからね!!」


下1~3高コンマ 医務室の様子や提督の状況などを

鎮守府の面々からお説教されたり泣きつかれたりされてる

俺がやらなければいけないんだって呟きながら仕事している

ーー医務室


朝霜「やっと帰ってきたか漣」


漣「どういう状況ですか!!」


朝霜「あたいがいくら言っても司令が動こうとするんだよ…」


提督「漣……報告を…」


漣「ご主人様寝てて下さい。それが仕事です」


提督「ダメだ……俺は…和平派の……」よろよろ


朝霜「起きようとするんじゃねぇよ。寝てろって」


提督「うぅ……朝霜…」

夕張「提督…もう休んで下さい……このままじゃ…」グスグス


提督「俺は大丈夫だ…だから仕事を……」


雲龍「いい加減にしなさい。そうやって皆んなに迷惑をかけているのが分からないの」


提督「何を…言う……和平派の…会合が…この後……」


レ級「おい、本当に仕事があるのか。記憶が混雑してるならマズイぞ」


潜水棲姫「もしかして勝手に仕事を入れてたのかも…」

提督「俺は…和平派の代表に…なって……大本営を…牽制…」


提督「そうすれば……和平に…近付いて……」


提督「俺達も……」


漣「この……馬鹿っー!!」バチーン


提督「うぉ…………」


漣「提督がそんなのでどうするんですか!何休み無しで働いてんですか!何一人で全部抱えてるんですか!」


潜水棲姫「漣ちゃん、もっとゆっくり話してあげないと…」


漣「ご主人様が…倒れたらどうしようも無いじゃないですか……何してんですかぁ……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

あぁ、さ…ざ…な…み、おかえ…り…(バターン
提督K.O.

>>深海の最高司令官
戦いたくない深海棲艦は散らばっていて、それを集めるのがレ級たちの役目
提督たちは和平やら深海棲艦の権利やら色々を担当しているけれど
この存在がいるとしたら人間ってこと?

提督「すまない…だがもう少しなんだ…女幹部と潜水新棲姫のおかげで…」


提督「もう少しで…深海の最高司令官と…繋がりそうなんだ…」


漣「深海の最高司令官…!?」


雲龍「レ級どうなの。そんなのが本当に居るの」


レ級「あたしは聞いたこと無いぞ」


夕張「じゃあこの話は……」


潜水棲姫「私は…ある」


漣「本当にそんな人物が…?」

潜水棲姫「そういう深海基地があるって聞いたことがあるの。人間の提督みたいなのが居るんだって」


レ級「でもあたしは知らないぞ」


潜水棲姫「最高司令官って言っても人間の言うことを聞く基地がそこしか無いんだもん。一つしか無いなら一番偉い人になるよね?」


雲龍「つまり提督は騙されたのね」


夕張「でも女幹部さんも一緒なんですよね?嘘を言うなんて…」


レ級「女幹部とオッサンって言わないって事はそういうことなんだろ」


潜水棲姫「女幹部さんと潜水新棲姫が手を組んで提督を騙したの?」


漣「……あり得ます。潜水新棲姫は女幹部の所に向かったようですから」

レ級「話しは繋がったな。あたし達は潜水新棲姫を追う」


漣「漣も…!」


潜水棲姫「漣ちゃんはここに居てあげて。提督には漣ちゃんが必要だよ」


雲龍「私からもお願いするわ」


夕張「漣ちゃん…お願い…」


漣「…勿論です。ご主人様は漣が看病します」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

どこかの場所
潜水新棲姫「これでいいのか?正直あいつ(深海最高司令官)に和平を進めるまでの力があるとは思わんが」
女幹部「ああ、これでいい…そろそろ表舞台に出てきてもらうぞ……八島…富士ッ!」

潜水新棲姫「深海の最高司令官の情報はどれくらい集まった?」
女幹部「艦娘が嫌いとかだな」

ーー

女幹部「そっちの使いはお前か」


深海海月姫「そうよぉ、この私が来てあげたの。あらぁ?聞いてたよりも人数が多いけど?」


潜水新棲姫「それはワタシだ。邪魔だというならこの場から離れるが」


綾波「綾波が連れて帰ります」


深海海月姫「いいわよぉ一人くらい。何か意味があるんでしょう?」


女幹部「そう言ってもらえたら助かる」

深海海月姫「そっちの提案を改めて聞きたいわぁ」


女幹部「艦娘と深海棲艦の戦争を終わらせたい」


深海海月姫「私達はどうなるのぉ?」


潜水新棲姫「人間達が陸で保護する。武装を破棄することが条件になるが、それは艦娘も同じだ」


綾波「戦いたくない深海棲艦がいる事は分かってます。そちらにとっても悪い話では無いはずです」


深海海月姫「安価」


下1~3高コンマ 台詞やその他起こったことなどを

残党はどうするのぉ?
お互い少数派でしょぉ?

深海海月姫「うちの深海提督は人間嫌い艦娘嫌いの厭世家なのよぉ、和平にも興味無いの」


深海海月姫「わざわざ今日来たのはぁ、火種をこっちに持ち込むなって警告する為よ」


女幹部「まだ戦い続けるというんだな」


深海海月姫「その方が貴女達人間達の為にもなるはずなのに…おかしな事を言うものねぇ」


潜水新棲姫「それは人間だけだ」


女幹部「私達は戦いが終わる事を望んでいる」


深海海月姫「あら……貴女は…?」


女幹部「……」


深海海月姫「ふふふふ…そう言う事だったのねぇ」

綾波「交渉は決裂なら綾波は好きにしてもいいんですよね」ガチャン


女幹部「やめろ、今日は交渉に来たんじゃない。あくまで話し合いだ」


深海海月姫「そういうことよぉ、だからお互いに手出しはできない。よく考えたわねぇ、その知恵に免じて大人しく帰ってあげるわ」ズズ……


潜水新棲姫「残念だがワタシ達も帰るしか無いな」


女幹部「潜水新棲姫は私の所に来い。色々と働いてもらうぞ」


綾波「あの提督は無視するんですね」


潜水新棲姫「あんな軟弱者は放っておいていい」


女幹部「後は幹部に任せておけばなんとかしてくれるだろう」


綾波「……」


女幹部「どうした綾波、帰るぞ」


綾波「…分かりました」


ーー

コメントなどあればお願いします

ーー


伊58「状況はどうなってるでち」


漣「龍驤さんは心労、ご主人様は過労と心労でダウンです」


伊58「ノータリンの予定はどうなってたでち」


漣「今日は和平派の会合が予定されていました」


伊58「はぁ……本当にコイツは…」


漣「漣が側に居れればこうはなって無かったと思うんですけど…」


伊58「お前だけなら一緒でちよ」


漣「……」

伊58「その会合とやらはキャンセルできないんでちね?」


漣「ご主人様から言い出したようなのでそれは良くありません」


伊58「提督の代わりに誰かが行くしかない状況…でちね」


漣「漣は秘書艦としてなら同行できますが、秘書艦だけで参加するのは…」


伊58「そういうことでち。ノータリン、この状況をどうするつもりでちか」


提督「俺が……行く…」


伊58「その状況で?行けるものなら行ってみろでち」


提督「ぐ……」よろよろ


漣「ダメですご主人様。歩くことも難しいじゃないですか」


伊58「冗談はそれくらいにしとけでち」


提督「伊58…うぅ……俺…が…」


漣「ご主人様!寝て下さい!」


提督「……」

伊58「こういう時は提督と対等かそれに近い地位の艦娘が代わりに行くしかないでち」


漣「提督に近い地位といえば……」


伊58「ノータリン、これにサインしろでち」スッ


提督「これ…は……」


伊58「カッコカリの書類でち」


漣「潜水艦は伊401さんや伊13さん以外の以前から鎮守府に居た皆さんは最大練度でしたからね。条件は揃っています」


伊58「とっととこの書類を書くでち。そしたら指輪をはめて会合に行ってくるでち」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

提督の台詞以外なら会合に関係させて欲しいです


再安価 下1~3高コンマ お願いします

ーー

伊58「指輪もよし。じゃあ行ってくるでち」


漣「本当に一人で大丈夫ですか?」


伊58「なんとかするしか無いんでちよ。漣はノータリンの側に居てやってくだち」


漣「せめてもう一人のカッコカリ艦である神通さんに同行してもらったらどうですか?」


伊58「提督が死んでる状況で最高練度の軽巡が居なくなるのは避けたいでち」


漣「それはそうですが……」


伊58「資料は出来上がってたんでち、これを元に進めていけば問題無いでち」

朝霜「待てよ、あたいを連れていけ」


伊58「…朝霜」


漣「特務艦が手伝ってくれるなら有難いです」


伊58「お前はここに居ろでち」


朝霜「神通が居れば問題無いんだろ?いいから連れて行け」


伊58「……」


朝霜「あたいと一緒に行くってんなら服も貸してやるぜ?どうせ大した服も持ってないんだろ」


伊58「…痛い所を突いてくるでちね」

朝霜「あたいは特務艦として支給された服を着て行く。お前はスペアの服を貸してやる」


伊58「……頼むでち」


朝霜「よし、決まりだな!」


漣「伊58さん、ちなみに服はどうするつもりだったんですか?」


伊58「バーテンダーの服か水着で行くつもりだったでち」


漣「……」


伊58「流石に冗談でちよ」


下1~3高コンマ 会合の様子などを

ーー


「今日は提督はどうしたんだ?」


伊58「流行り病で病欠です。代わりにケッコン艦である私と付き添いで特務艦に来ていただきました」


朝霜「宜しくお願いする」


「特務艦を連れて来るとは…随分と頼もしい助っ人だね」


「朝霜特務艦はこの会合を認めるんですか?」


朝霜「認めるも何も私は和平に賛成だ」


「それは失礼しました」


「特務艦が続々と合流してくれる展開なら助かるんだがね」

「ところで女幹部が連れている深海棲艦は提督君の所に居た子じゃないのか?」


女幹部「そうだ、今は私がコイツを使ってる」


潜水新棲姫「従う奴は代わったがワタシの立場はかわらないぞ」


伊58「…そうですか」


朝霜「それは今関係ない。それよりも会合を始めよう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

女幹部「……これは報告だが深海棲艦の最高司令官との接触に成功した」


「本当か!?」


女幹部「これからも交渉を続けていく。これも提督のお陰だと直接礼を言いたい所だが残念だ」


伊58「提督にはそう言っておきます」


朝霜「……」


「提督のお陰、ねぇ」


「やっぱり提督を我々の代表にしておくのが無難か?」


「だが幹部や女幹部を差し置いて…というのはどうだろうな」


女幹部「…少し休憩にしよう。今日は長丁場になりそうだからな」

伊58「ふぅ……」


朝霜「大丈夫か?かなり無理してんだろ」


伊58「それでもやるしか無いんでちよ。あのノータリンは帰ったら再教育でち」


朝霜「ほどほどにしといてくれよ、司令は休養中なんだからな」


伊58「そんなの知ったこっちゃないでち」


「……」

「……」


朝霜「なんだ?向こうから話し声が聞こえてくるぞ」


伊58「誰かヒソヒソ話してるみたいでちね」

女幹部「もう一度言ってみろ」


潜水新棲姫「だから何故嘘を付いたんだと言っている。深海の司令官とは会えもしなかったじゃないか」


女幹部「私には私の考えがあるんだ。大人しく従ってろ」


潜水新棲姫「断る。それはワタシの考えとは違う」


女幹部「黙ってろ」


潜水新棲姫「そういう訳にはいかない」スッ


女幹部「どこに行くつもりだ」


潜水新棲姫「さっきの報告は誤りだと全員に知らせてくる」


女幹部「やめろ」


潜水新棲姫「なら力づくでも止めてみろ」

伊58「なーんかヤバイ雰囲気でちね」


朝霜「深海棲艦と揉め事起こして会合が中止だなんて笑えねぇぞ」


女幹部「……」

潜水新棲姫「……」


伊58「うわ、やばいでち」


朝霜「仕方ねぇな……あたいがなんとかしてくる」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

女幹部「聞け深海棲艦。形だけでも成果を示さなければ遠からず瓦解するんだ」


女幹部「このところ何も進展が無いせいで出席している奴も減っているんだ」


潜水新棲姫「だから嘘を付くというのか」


女幹部「嘘じゃない、誇張しているだけだ」


潜水新棲姫「そっちの方が悪意があるぞ」


女幹部「……」


潜水新棲姫「……」

朝霜「そこまでにしとけお前ら」


女幹部「邪魔をするな」


朝霜「ここが何処か忘れたのか?そういうのは帰ってからにしろ」


潜水新棲姫「嘘を伝えたまま帰る訳にはいかない」


朝霜「確かに真実は大事だ。けどそれだけじゃ物事が進まねぇ時もあるんだよ」


潜水新棲姫「理解できないぞ」


朝霜「理解するのは後にしろ。今は会合が大事なんだよ」


潜水新棲姫「……了解した」


女幹部「私の事は聞かなかった癖に…」ボソッ


伊58「よくこんなのでこの会合に出てきたもんでちね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

伊58「なんとか乗り切ったでち……」


朝霜「司令はインフルってことにしたから暫く会合は開かなくて済むな」


伊58「それにしても……疲れた…」


朝霜「会に出てた提督達と話し合ったけどよ、深海棲艦を保護してる鎮守府も増えてきただろ?それは間違いなく司令のお陰だぜ」


伊58「それはいいでちけど自分が倒れてたら意味ないでちよ」


朝霜「そりゃあ…まぁな」


伊58「あのノータリンは言わないと分からないんでちよ。さっさと帰ってガツンと言ってやるでち」

ーー足りないもの鎮守府


朝霜「おもったよりも早く帰れた良かったな」


伊58「……」ぬぎぬぎ


朝霜「歩きながら服脱ぐなよ!」


伊58「これはクリーニングして返すでちよ」スッ


朝霜「軍服の下がスク水とか…レベル高ぇな」


伊58「ノータリンはちゃんと寝てるでちよね…はぁ……」


下1~3高コンマ 医務室の様子や提督の状態などを

ーー医務室


提督「……」


龍驤「司令官…早く良くなってなぁ…」


伊58「龍驤さんは無理しないで寝てるでち」


龍驤「司令官の側に居った方が…精神が安定するねん…」


伊58「…なら一緒に寝てろでち。広いベッドに移動でち」


龍驤「ありがとうな……」


伊58「ノータリン、立てるでちか」


提督「ぉ…………」


伊58「はぁ…車椅子に乗せるから待ってろでち」

伊58「これで大丈夫でち。好きなだけイチャつけでち」


龍驤「ありがとうなぁ…」


提督「うぅ……」


伊58「ノータリンがこの状況だから龍驤さんにも言っておくでち。提督はインフルで休養中だから暫く会合も何も無いでち」


龍驤「ええように…やってくれたんやね…」


伊58「こうしないとコイツは無理矢理にでも動くでちからね」


提督「…………」


伊58「ノータリンは本当に学習しないでち……」

龍驤「伊58……ありがとうな…」


伊58「お礼ばっかりいいでちよ。それより早く良くなってくだち」


龍驤「そのお礼やなくて…指の…」


伊58「…これでちか」キラッ


龍驤「ありがとう……それ…嵌めてくれて…」


伊58「…こうするしかなかったでちからね」


龍驤「何よりも…それが嬉しいねん…ほんまに…ありがとう…ありがとうな…」


伊58「もういいから…早く寝てくだち」


龍驤「うん…うん…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー数日後


伊58「やっとまともに喋れるようになったでちね」


提督「迷惑をかけてしまってすまなかった」


伊58「本当にいい迷惑でち。お陰でお店は放ったらかしでち」


提督「バーを開けなかった補填は必ずする」


伊58「じゃあ一番高いお酒をキープしてもらうでち」


提督「それくらい喜んでやろう」


伊58「お酒弱い癖に…よく言えるでち」


提督「ゴーヤの為なら何て事はない」


伊58「そういうのは嫁に言ってやれでち」

提督「考えようによってはゴーヤもその立場にいることになるぞ?カッコカリの指輪をしているなら…」


伊58「きっもい事言うなでち。そんな事言うならこれ返すでち」


提督「……」


伊58「あぁもう…冗談なのにそんな顔するなでち」


提督「…すまない」


伊58「もう何日か様子を見て、そのまま大丈夫そうならゴーヤは帰るでち」


提督「もう大丈夫だぞゴーヤ。だから…」


伊58「ノータリンは本当にアホでちね。また倒れたいんでちか?」


提督「そんな事は無いが…」

伊58「ノータリン。寝てろ」


提督「…書類仕事なら」


伊58「寝てろでち」


提督「……わかった、そうしてよう」


伊58「嫁さんを呼んできてやるからそこで寝てろでち」ガチャ


提督「……書類を確認するだけなら」そーっ


伊58「寝てろって言ってるでち」ガチャ


提督「…はい」

伊58「アイツの考えることは分かりきってるんでち。見張っておかないとダメでちね」


伊58「その為には龍驤さんを側に置いとくのが一番でち」


伊58「提督が寝込んでいる時に龍驤さんが同じ部屋に居ない。こういう時はあそこにしか居ないでち」


伊58「……ここでちね」


伊58「霞に甘えてるんでちよね」


伊58「最中だと気まずいけど、そこは我慢してもらうでち」ガチャ


下1~3高コンマ 部屋の様子や龍驤の状況などを

龍驤「霞ママぁ……」チュパチュパ


伊58「龍……」


霞(シー……)


伊58「……」コクリ


龍驤「うぅん……ママぁ……」チュパ…


龍驤「んん…………」


龍驤「……」


霞「…よし、寝たわね」


伊58「ご苦労さんでち」


霞「慣れてるから大丈夫よ」

龍驤「んぅ……」


伊58「幸せそうな顔して寝てるでちね」


霞「こんな表情ができるようになったらもう大丈夫ね」


伊58「提督も龍驤さんもなんで倒れるまで頑張るんでちか。意味が分からないでち」


霞「本当に分からないの?」


伊58「……自分で言いたくないんでちよ」


霞「それは私もよ」


伊58「ならこの話はこれで終わりでち」


霞「アンタからしてきたんでしょ」


伊58「うるさいでち」

霞「お風呂…は後でいいわね。胸はタオルで拭いておけばいいわ」


伊58「しかし…よく体を許したでちね」


霞「体って言っても胸だけじゃない。しかも決まって左側のね」


伊58「ゴーヤには無理でちね…」


霞「安心しなさい、龍驤さんは私以外には母性を感じて無いみたいだから」


伊58「胸を吸うのは母性は関係ないでち…」


霞「そうかしら?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

雲龍「会議を続けるわよ。潜水新棲姫の考えに賛同してるのは相変わらず戦艦組ね」


初雪「それと私…」


雲龍「戦艦組以外だと貴女だけね。何故そこまで肩を持つの?」


初雪「アイツは凄かった。どんな難しい本でも直ぐに理解して自分のものにしてた。そんなアイツの考えだからきっと合理的」


響「それとこれとは話は別さ」


初雪「思想は自由」


響「それは分かってるさ」


ガングート「初雪と詳細は違うが、私は潜水新棲姫の考えは間違って無いと思うぞ」


長門 私もだな

雲龍「それは何故?」


金剛「客観的に見てデスね。彼女の考えは間違ってはいません」


榛名「榛名も同じ意見です」


加賀「戦艦が揃って同じ意見ということは間違っては無いんでしょうね」


瑞鶴「でも納得できないものは納得できないって言うわよ!」


金剛「勿論デス。それがこの鎮守府のイイ所デスからね」


榛名「皆さんがこんなに自由に意見できる会議なんてあまり聞いたことがありません」


ガングート「議論が足りない、なんて事があってはいけないからな」

雲龍「でもこのままじゃ会議は平行線よ」


長門 ここは羽黒の意見を尊重してみるのはどうだろうか


金剛「羽黒デスか。確かに彼女なら色んな鎮守府を見ていマス」


加賀「羽黒の言うことなら説得力はあるわね」


雲龍「羽黒、貴女の意見を聞かせて頂戴」


羽黒「安価」


下1~3高コンマ 羽黒の台詞や行動などを

羽黒「効率だけを求めては物事はうまく運びません」


初雪「そう!その通り!」


羽黒「ですが効率を全く考えないのも問題があります」


ガングート「つまり今までの提督のやり方は効率を考えていないと言いたいんだな」


羽黒「皆さんの事を第一に考えるのは素敵だと思います。そんな司令官さんは他にいません」


羽黒「でもそれだけじゃダメなんです。いつまで経っても同じことを繰り返すだけです」


雲龍「…………」


金剛「議長さん、痛い所を突かれましたネ」


雲龍「そんな顔はしてないわ」


金剛「ならいいデスよ」

長門 潜水新棲姫はやり過ぎだったかもしれない。だがそれだけだ


ガングート「各自提督に甘え過ぎていた部分があるんじゃないのか?心当たりが無いとは言わせないぞ」


雲龍「そうかも……しれない…わね」


金剛「頼ることも大切デスが、自分でなんとかしようとする事も大事デスよ」


榛名「榛名は幻肢痛は一人で乗り越えられるようになりました。でも最初からそうではありませんでした」


羽黒「皆んなで助け合うことが…できるはずです…足りないものの補い方は…司令官さんから教わりました…」


雲龍「……会議はこれで終わりね。これからは提督を頼り過ぎないように意識していきましょう」


ーー

霞ママ


コメントなどあればお願いします

ーー


漣「暁とレ級が喧嘩ですか?」


響「そうなんだ。なんとかしてくれないかい?」


漣「あのお二人がねぇ…原因は何なんですか?」


響「レ級と潜水棲姫の付き添いを暁がしたいって言い始めたんだ」


漣「漣が旅立つのはこの鎮守府にとってマイナスだということが良く分かりました。なので別の誰かを見つけなければいけないとは思ってました」


響「それを暁がやりたいって言い出してレ級と揉めに揉めてるんだ」


漣「なーるほど事情はよく分かりました」

響「暁は強くなったと言い張ってるけど実戦でどうなるかは分からないんだ」


漣「漣はずっと向こうでしたから暁さんが鍛えられた結果を知りません」


響「私は実力を見るのが早いと思うんだけど、それをするにはまず喧嘩を止める必要がある」


漣「了解です漣が喧嘩を止めに行きます」


響「頼んだよ漣」


下1~3高コンマ 部屋の様子や二人の状況などを

ーー


暁「なんで分かってくれないのよ!私はレ級の側に居たいの!」


レ級「危険過ぎるからに決まってるだろ!大切な暁に傷付いて欲しくないんだ!」


漣「……これって喧嘩ですか?」


響「一応そうじゃないかな」


漣「こんな甘い喧嘩見たことないですって」


響「それでも喧嘩だよ」


暁、レ級「「ううぅ~~!!」」


漣「仕方ねぇ止めますか…」

漣「あ~お二人共、喧嘩はそれまでにして下さい~」


暁「レ級が!」
レ級「暁が!」


漣「分かってます、何が原因で喧嘩してるのかは丸聞こえです」


レ級「なら話は早いだろ!暁を止めてくれ!」


暁「嫌よ!絶対ついていくから!」


レ級「どれだけ危険なのか分かってるのか!?深海棲艦が中にいる漣ですら拐われたんだぞ!」


暁「それは……」


漣「あれは寝込みを襲われたというのもありますが、危険であることは間違いありません」

レ級「ほら言っただろ!暁は絶対置いていくからな!」


漣「ですが暁さんはかなり鍛えて実力も磨いていると聞きました。現時点でどれくらいできるのか試してみてからでも遅くはありませんよ?」


レ級「……」


暁「演習だってなんだってやってやるわよ!」


漣「ではまず海上での実力を見ましょう。この時間は……演習場は神通さんが使ってますね」


暁「レ級見てなさい!私は強くなったのよ!」


下1~3高コンマ 演習の結果やその他起こったことなどを

頑張るが神通にはかなわず

ーー演習場


漣「ちょっとちょっと、かなりいい動きしてませんか?」


響「限界突破してる神通さん相手にあの動きは立派だね」


レ級「……」


漣「おや?当てが外れてしまいましたか?」


レ級「これくらいやれるのは知ってる。帰ってきて暁の体を見たから分かるんだ」


響「裸までじっくり見てるから分かって当然かもしれないね」


レ級「あたしが心配してるのはそこじゃないんだ。多分、見てたら分かる」


漣「…なるほど」

暁「いける…!初雪から回避術を教えてもらったのが活きてる!」


神通「行きますよ…」シュパッ


暁「魚雷……でもこれくらいなら最大船速で避けられるわ!」ザザザッ


神通「やりますね…」


暁「よし…全部避けた!このまま回り込んで反撃を……」ドクン


暁「う…………っ!!」


神通「突然止まった…まさか……」


暁「お……ぇ……えぇぇぇぇぇ……!」


神通「ここまで…ですね…」

ーー医務室


暁「ぉえっ……げぇ……」


レ級「あたしが止める理由、分かっただろ」


漣「最大船速で動き続けると内臓が悲鳴をあげてしまうんですね」


レ級「暁は強くなった。だからここまで体に負担がかかるんだよ」


響「大きな力には反動がつきものだからね」


レ級「体を鍛えて筋肉がついたから体は動ける。でも内臓がそれについていけてないんだよ」


漣「レ級さんはこうなるって分かってたから止めたんですね」

暁「ぅぶっ……!」


神通「バケツなら…ここに…」


暁「ぉえ……ぇぇぇ…」ビチャビチャ


神通「あの動きなら合格点ですが…この様子を見ると…とても…」


レ級「そういうことだ。暁はここで待っていてくれ」


漣「暁さん、諦めるしかありませんよ」


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞や行動などを

一緒にいたいのよぉ…

暁「私の身体治せないの…?漣のことを直したっていう人に頼めば…」


漣「あの人ならできるかもしれません。しかし潜伏場所が分からないんです」


神通「それでは無理ですね…」


レ級「あたし達もそんな話は聞いたこと無いからな」


漣「旅の途中で情報収集もしてますがそれらしい情報はサッパリです」


暁「あの人と繋がりがあるの…潜水艦の…」


漣「伊13さんと伊14さんと呂500さんですね。聞くだけ聞いてみましょうか」

ーー

呂500「お疲れ様、ですって!」


漣「呂500さん折り入ってお話があるのですがよろしいですか?」


呂500「真面目な話ですか?」


漣「聞きたいことがあるんです。漣の体を治してくれたあの男の人が居ますよね?」


呂500「それがどうしましたか?」


漣「暁さんが内臓をどうにかして欲しいと言ってるんです。あの人なら可能ですよね?ですからコンタクトを取りたいと思ってるんです」


呂500「安価」


下1~3高コンマ 呂500の台詞や行動などを

暁の悪いとこ内臓って言っても心臓じゃなくて胃腸じゃない?
安価は探すところから始まりますって!で

暁が弱いのは心臓では無く胃腸です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

その5から
やっぱり胃腸だね

909 ◆I4lwDj9Dk4S2 saga 2018/04/08(日) 19:35:54.78 ID:LMyAioWoO
ーー

レ級「暁、大丈夫か?」ガチャ


暁「うぁ……レ級…」


レ級「辛いならそのままでいい。まだダメみたいだな」


暁「うん……」


レ級「原因はなんなんだ?響のゲロを浴びただけでは普通こうはならないだろう?」


暁「私ね…元々胃腸が弱いの……些細なきっかけで…寝込むことも多くて…」


レ級「胃腸…内臓が弱いっていうんだな?」

あーすいません
>>532

呂500「それがダメなんですって。前の隠れ家は無くなってるし、連絡も取れませんって」


漣「あちゃぁ…」


呂500「伊13や伊14に聞いても同じですって。探すところから始めないといけませんって!」


漣「そうですか…ありがとうございます」


呂500「暁の胃は全然ですか?」


漣「体が強くなればその分負担が増えるという悪循環に陥ってます」


呂500「良くありませんって…」

漣「努力が報われない気がして見てるのも少し辛いです」


呂500「でも…しょうがありませんって」


漣「暁さんのは手術でどうにかなるものでは無いんです。だからあの男の人の手を借りたかったんです」


呂500「力になれなくてごめんなさい…」


漣「謝るのは暁さんが望んでいません。仕方ないことなんです」


呂500「わかりましたって…」

漣「薬でどうにかなるならとっくに治ってます。暁さんは霞さん特製の薬を飲んでアレなんです」


漣「普通なら演習すら耐えられません。それこそ陸で走ったり筋トレなんかも無理な状態なんです」


漣「やはり暁さんは鎮守府から出す訳にはいきません。危険過ぎます」


漣「暁さんを説得するのは漣には無理そうです、ここはレ級さんに頑張ってもらいましょう」


漣「本当は二人には行ってもらいたいんですが仕方ないんです……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


暁「この映画ぜんっぜん面白くないんだけど」


レ級「おかしいな…サメが台風に乗るっていうから絶対面白いと思ったのに…」


暁「クソ映画じゃない!こんなのを見せられても何とも思わないわよ!」


レ級「映画に夢中になってる隙に海に出る作戦は失敗か…」


暁「今回は絶っっっ対についていくから!這い蹲ってでもね!」


レ級「目がマジだ…これは厄介だぞ」

暁「貴女と会えない間どれだけ寂しい思いをしてると思ってるの!?」


レ級「それはあたしもだ!」


暁「違うわよ!こっちは一人で安全な陸でただ待ってるだけなのよ!?」


レ級「それは…」


暁「レ級の側に居たいの!貴女を愛してるから!」


レ級「それはあたしもだ!暁が一番大切だから連れて行けないんだ!」


暁「愛してるなら信用して!私を連れていって!」


レ級「また堂々巡りだ、このままじゃいつまで経っても海に出られない…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

暁「司令官ね、和平のために無理して倒れちゃったでしょ。その少し前から…司令官が遠くにいるように感じたの」


暁「そしたらね、レ級のことで一気に頭が一杯になって…レ級も遠くに行っちゃうんじゃないかって……」


レ級「あたしは暁のものだ。それは変わりない」


暁「でも…!もし何かあったら私耐えられない!」


レ級「…暁。二人だけの秘密のあれ、覚えてるだろ。超重力砲があたしにはある」


暁「それでも怪我をしないとは限らないじゃない!」


レ級「それは暁もそうだろう。出撃でケガをするかもしれない」


暁「私の怪我は修復剤と入渠で治るからいいの!」


レ級「よくない!!暁が傷付くのは一緒だ!」

レ級「あたし達は無傷で生活するなんて無理なんだ。大小に関わらず怪我はする」


レ級「暁には少しでも怪我をして欲しくない…体調を崩して寝込む姿は見たく無いんだ……」ポロポロ


暁「そこまで私の事を…」


レ級「お願いだ暁…その綺麗な肌を傷付けないでくれ…ずっとあたしの永遠の存在で居てくれよぉ…」


レ級「あたしは大丈夫だからさぁ……暁ぃ……」グスッ


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞や行動などを

わかったわ
私はレ級が帰ってくるところを守るわ
だから絶対無事に帰ってこなきゃ駄目だからね

暁「……わかったわ、私はレ級が帰ってくるところを守る」


レ級「暁…」


暁「だから絶対無事に帰ってこなきゃ駄目だからね!そうじゃないと許さないんだから!」


レ級「うん…わかっ……て……」


暁「ほら、泣き止んで。今そんなんじゃ海の向こうに行ったらどうなるか分かったものじゃないわ」


レ級「泣き止む…からぁ……」


暁「はいはい、ゆっくり待ってあげるから」

レ級「うぅぅぅ……」


暁「普段はめちゃくちゃ強いのに私相手にはこうなっちゃうのよね。これもやっぱりクリティカル判定なのかしら?」


レ級「暁…暁……」スッ


暁「顔近いわよ…もう」


レ級「キスしたい…暁ぃ……」


暁「こういう流れになっちゃうのね…でもまた暫く会えなくなるんだから、悔いのないようにしときましょう」スルスル


レ級「あぁぁ……」


暁「ほら服脱いで。どれだけ愛してるか体で教えてあげるから」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


暁「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」


レ級「激し……!ィグ……ッ…!!」ビクンビクン


暁「ふぅ、少し休憩にしましょうか」


レ級「あひ……暁…………」


暁「司令官のを参考にして腰を動かしてるけど、やっぱりいいわねこれ。私とレ級のが当たる度にレ級にはクリティカルしてるわ」


レ級「あへぇ……」


暁「これもいいんだけど、レ級と私で気持ち良さに差があるのも問題なのよね。レ級が動かなくなった後は結局一人でしないといけないし」


レ級「……」


暁「裸のレ級がいるってだけでオカズには困らないからいいけど、もっとレ級で気持ち良くなれたらなぁ…」

暁「う……この感じ…トイレ……?」ブルッ


暁「そっか、始める前におトイレ行ってないからか…もう、良いところだったのに」


レ級「あひ…」


暁「レ級はまだこんなだし、急いでトイレに行けば大丈夫よね。スカートと服だけ着て……」


暁「あれ…………?」


暁「なに…これ……なんで暁のお股に…おちんちんが…?」暁棒


暁「え?え?なんで?さっきまでこんなの無かったわよ?」


レ級「あひ……」


暁「レ級起きて!私の下半身に何か生えたの!ねぇレ級!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

暁「ねぇレ級…!ダメね、反応してくれない」


レ級「あへ…」


暁「……」


レ級「……」裸


暁「……」


レ級「……」裸


暁「……」ムクムク


レ級「ん……んん…?ごめん…ちょっと気持ち良くなってた…」


暁「……」シャッシャッシャッ


暁「……」ドーン


レ級「へ……?」


暁「もう我慢できない…!!」ガバッ


レ級「ええええぇ!?」

暁「お"…!?なに…ごれ…!!」


レ級「ひぎっ!?」


暁「動ぐ…ど…!!」


レ級「お…おぉぉぉぉ…!?」


暁「ダメこれ…!良すぎて…抜くことも…できな…あ…あぁぁぁ!!」


レ級「ひぎっ!?」


暁「動け……な………!!」


レ級「あひ……あへぁ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー医務室


羽黒「何をやってるんですかお二人は…!」


暁「……」
レ級「……」


羽黒「悲鳴のような声が聞こえて入ってみたらお二人が繋がってて…どれだけ心配したと思いますか!?」


暁「そうよね…私とレ級は喧嘩してたから…痴情の縺れでとんでもないことに…なったのかと思われても不思議じゃないわ…」


羽黒「それが…なんですか!!エ、エッチしてて気持ち良すぎて動けないだなんて!」ボフンボフン


暁「あ、あ、あ、やめて…ベッド叩かないでぇ…!」ムクムク


羽黒「きゃあ~~~!」


レ級「暁のそれは敏感過ぎるみたいだな」


暁「はひっ!ひぃっ…!大っきくなるだけでも気持ち良いのぉ…!」


レ級「これはちょっと厄介だな」

羽黒「そもそもなんでこんなのが生えたんですかぁ!」


レ級「そんなのあたしが聞きたい」


暁「お"っ……!!」ジワァ


羽黒「タイツまで染みてきてます…!」


レ級「このままじゃ暁がヤバいい。早く医者に診て貰おうぜ」


暁「ほんとダメ…!動くと……出る…!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

再安価 下1~3高コンマ お願いします

調べてみると漣のものともまた違うようで
そもそも深海棲艦と深く愛し合った事例がほぼ無いのでつまりよくわからない

ーー

漣「これは漣のとは違いますね」


医者「どう違うんだい?」


漣「漣のはクリちゃんがアレになってますが、暁さんのは尿道辺りから生えてます」


医者「つまり本物の男性器に近いということかな」


漣「ですがタマがありません。なので出せるものが無いんじゃないでしょうか」


暁「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ビクンビクン


漣「さっきからイキまくってますが何も出てません。だからイクのが終わらない可能性があります」


医者「それはマズイね」

暁「ひ……ひぎっ!!」ビクンッ


漣「こんな症状今までありますか?」


医者「多分レ級…深海棲艦と何度も何度も性行為をしたのが関係してるとは思う。でもそんな前例なんてほとんど聞いたことが無いからどうしようもない…ね」


漣「このままじゃ暁さんは強制睡眠しかありませんか?」


医者「そうだね…」


暁「おおっ!?おぉぉぉぉぉーーっ!!」


漣「イッても絶頂が終わらないのは苦痛でしか無いと聞いたことがあります。暁さんは今まさにそんな状況なんですね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


千歳「先生、薬が効いてないわ!」


医者「そんな…!」


暁「ひ……ひぃ……」


漣「暁さんがどんどん弱ってきてきてます…このままじゃ…」


レ級「……」


暁「レ…級………」


レ級「皆んな部屋から出て行ってくれ。あたしに考えがある」

千歳「レ級ならどうにかできるの?」


レ級「心当たりがある。とりあえずそれを試してみる」


漣「…なるほど、あれですね。漣も手伝いましょうか?」


レ級「いい、あたし一人でやる」


漣「分かりました。ここはレ級さんに任せましょう」


医者「彼女に任せて大丈夫なんだね?」


漣「今はそれしか無いと思います」


千歳「わかったわ、頼むわねレ級」

レ級「よし…ここにはあたしと暁だけだな」


暁「レ級……ぅ……」


レ級「辛いだろうけどもう少し耐えてくれ」


暁「ん……」


レ級「いくぞ暁……」


暁「ぅぐっ!!あ…ぁぁぁ……!」


レ級「太ぃ……でももう少しで…………」

ーーーー


レ級「…よし、暁の精神世界に入れたな」


レ級「あたしの勘が正しいなら…」


レ級「ここに……あれが…」


レ級「暁……」


レ級「なんとか探すか…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ずっとレ級にそばにいて欲しいと駄々こねる棒付き白髪暁と、それをなだめあやし落ちつかせている暁がいる
レ級、しばらく様子を見ていることに

白暁「嫌だ!レ級の側に居たいの!」


暁「ワガママ言わないでよ私!」


白暁「なによ!本当はついていきたい癖に!」


暁「私はレ級の帰ってくる場所を守るって決めたの!」


レ級「やっぱりこうなってたか…」

白暁「来たわねレ級!元はと言えば貴女が私を置いていくからこうなったのよ!」


暁「レ級!?どうやってここまで来たの!?」


レ級「その白い暁を生み出したのはあたしのせいだ。だからここまでやってこれたんだ」


暁「これは私なの!?おちんちん生えてるけど!」


白暁「これのお陰でレ級と繋がれるのよ!もっと喜びなさいよ!」


暁「…それはありがとう」


白暁「あ、お礼は言うんだ」

レ級「それが生えたのはあたしのせいなんだ。回収すれば暁は元に戻る」


暁「どういうこと!?」


レ級「その白い暁はあたしのナノマテリアルだ」


暁「え……えぇぇぇぇぇ!?」


白暁「なんでバラすのよ!黙ってれば分からないのに!」


レ級「そういう訳にはいかないんだ。このままじゃ超重力砲も安定して撃てなくなる」


白暁「それは…」


暁「え?どういうこと?レ級って…霧の…なの…?」


レ級「そうじゃない。けどあたしの体の中にはそれが存在してるんだ」

レ級「霧の艦隊が帰ると同時にあたしは生まれた。その時にごく僅かなナノマテリアルが混じったんだ」


暁「……いつ気付いたの」


レ級「潜水新棲姫だ。アイツが霧の艦隊が帰った座標を割り出して、あたしの生まれた時の記憶と照らし合わせて…だな」


暁「……」


レ級「そう言われたら納得だろ?あたしが超重力砲が撃てるっていうのが普通に考えておかしいんだよ」


暁「じゃあ尻尾が生えてこなかったのは…」


レ級「メンタルモデルに近い存在になったからだろうな。正確には深海棲艦のままだけどな」


暁「なんで…言ってくれなかったの……」


レ級「こうなると思ったからな。あたしの欲望とか希望に反応するって分かってるから」

暁「今までは…無かったのに…」


レ級「あたしの中にそれがあるって意識したらダメなんだよ。そのせいで白い暁を生み出したんだ」


白暁「……もう終わりなのね」


レ級「そうだ。お前を回収すれば暁は元に戻る」


白暁「ねぇレ級、たまになら…」


レ級「ダメだ。コントロールできない状態で生やしたらまたこうなるぞ?」


白暁「それは…」


レ級「あたしもお前の使い方を覚える。今日はこれで終わりだ」


白暁「……わかったわ」スゥ…

暁「消えた……」


レ級「白い暁が消えたから暁に生えてるのも直ぐに消える。こうやって喋れるのも後少しだ」


暁「ねぇレ級…!」


レ級「分かってる、黙っててごめん。それと後…」


暁「違うの!私迷惑だなんで思ってない!少しだけだけどレ級と繋がれて嬉しかった!」


レ級「…あたしもだ」


暁「またこうやって貴女と繋がりたい!レ級!」


レ級「また……な………」


暁「レ級!」


ーーーー

ーー


暁「はっ…!」


レ級「起きたか暁」


暁「アレは…!無い……」ガバッ


レ級「ちゃんとあたしの中に返ってきた。もう大丈夫だ」


暁「そう……」


レ級「暁に生えるととんでもないことになるって分かったから、もうやめておく」


暁「……そう」


レ級「でもな、ちょっとだけコツを掴んだから…あたしに生やすのはできる…かも……」


暁「本当に!?」


レ級「海で練習しとくから、帰ってきたらまた…な?」


暁「うん…たのしみにしてるわよ!」


ーー

初期設定ではレ級は雷のメンタルモデルのつもりでした


コメントなどあればお願いします

おつおつー
まさかレディにバベル建設からレ級の出自設定の開示に繋がるとは

ーー

霞「朝雲、貴女の薬作りを許可するわ」


朝雲「もう大丈夫って判断なのね」


霞「正直まだ不安な所があるけど司令官の為よ」


朝雲「司令の…」


霞「もっと強い薬を作れたら司令官が倒れることは無かったかもしれないの。貴女の技術や薬のレシピを教えて」


朝雲「本当は誰にも教えたくは無かったけど、ここの司令と貴女達の為なら喜んで教えるわ」

霞「朝雲が楽しんでた薬はハイになる効果があるのよね」


朝雲「そうよ、ドラッグをキメるくらい気持ち良くなるから」


霞「なんでドラッグの気持ち良さを知ってるのかは聞かないであげるわ。勿論違法性は無いのよね?」


朝雲「全く無いわ。完全に合法よ」


霞「材料は揃ってるはずだから試しにそれを作ってみて。そして目の前で試して欲しいの」


朝雲「目の前で?……わかった、すぐにできるから待ってて」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

全部やべーヤツやん草

ーー

朝雲「オッ……!」ビクッ


霞「薬を飲んで直ぐにこれなんて凄いわね」


朝雲「おぉぉぉ、ぉぉ?ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」とろーん


霞「全身の緩和…相当な絶頂を感じてるみたいね」


朝雲「んぉ……ぉぉぉ………」ビクンビクン


霞「そしてピークには自分で動けなくなるくらいの絶頂が襲う。相当な効き目ね、本当に違法性無いのよね…」


朝雲「か、かしゅ……かしゅみ……」


霞「無理に喋らなくていいわよ。寝てるだけで気持ちいいでしょ?」


朝雲「こっち…き……て……」


霞「貴女を観察しないといけないのに…少しだけよ」

朝雲「もうひろつ…あう……」


霞「舌が回って無いから何言ってるか分からないんだけど」


朝雲「こりぇ……」スッ


霞「薬…もう一つ作ってたのね」


朝雲「い…いっひょに…と…飛ばない……?」


霞「……」


朝雲「しゃいこ……よ……」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞や行動などを

ぐらっとくるが観察出来なくなるでしょうと踏み止まる

霞「観察やらないといけないから今は無理よ」


朝雲「きもひ…いいぉ……」


霞「わかったから、そこで寝てなさい」


朝雲「ぉ……また…波が……ぉぉぉぉぉ…」


霞「波?何度も気持ちいいのが襲ってくるの?それは凄いわね」


朝雲「ぁぁ…あ……ぁぁぁぁぁ……」


霞「ほんと凄いわね…」

ーー

霞「朝雲からデータは取れた。後はそれを再現するだけね」


霞「レシピはあるから簡単に作れる。でも全く同じものを作っても意味がないのよ」


霞「朝雲の反応から逆算してハイになる成分は同じか濃くする。そしてそこに私が作ってるキメセクの薬からエロい成分を足す」


霞「そうすればかなりイイ薬ができるはずなのよ。司令官や龍驤さんの鬱が飛ぶくらい強烈なのが」


霞「これができれば誰かが暴れた時の鎮痛剤代わりにもなる。この鎮守府にとってはかなり有効よ」


霞「とにかく作ってみましょう。ビニールハウスは増設したから材料はいくらでもあるわ」

ーー霞の部屋

調合中!絶対入るな!!


霞「……できたわ」


霞「成分的には間違ってないし、違法性も無い。後は試すだけ」


霞「効果が見れそうなのは朝雲だけど、流石に休ませた方がいいわよね」


霞「そうなると誰に試して貰おうかしら…」


霞「もしくは自分で試すか……ね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

霞「とりあえず部屋からは出て考えればいいわね」ガチャ


榛名「霞ちゃん終わりましたか?」


霞「お姉さま?部屋の前で待っててくれたの?」


榛名「はい!入るなと看板がかかってる時は例え榛名でも入ってはいけないんですよね?」


霞「それはそうだけど何も部屋の前で待たなくても良かったのに」


榛名「頑張ってる霞ちゃんを近くに感じたかったんです!」


霞「嬉しいわお姉さま…」

榛名「その手に持っているのが完成したものですか?」


霞「これ…そうよ。新しい薬ができた所なの」


榛名「どんな効果があるんですか?」


霞「それを試そうとしてたんだけど…丁度良いわね」


榛名「榛名で試すんですか?霞ちゃんのお薬なら喜んで試しますよ!」


霞「じゃあ部屋に入って。看板はそのままでいいから」


榛名「このままでいいんですか?分かりました」

霞「お姉さまにこれを…ふぅ……」ガチャ


榛名「それってどんな風になるんですか?」


霞「最高にハイになってエロ気持ち良くなれる薬よ」


榛名「……え?」


霞「普段お姉さまとスる時に飲んでるキメセク用の薬を更に濃くしてキマる薬を作ったの」


榛名「いつものより濃い……!」


霞「自分で試しても良かったんだけど、観察するにはカメラを準備しないといけなかったから丁度良かったわ。さぁお姉さま、私のベッドに寝て」


榛名「榛名は…………大丈夫です…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

戦艦には量が少ない
絶頂一歩手前のもどかしい感じで辛い

ーー

榛名「うぅぅぅ……ぁぁぁ…!」ピクピク


霞「どう、お姉さま?」


榛名「効き目が…薄いのかも……しれません…」


霞「そんな筈は無いけど…もしかして失敗したのかしら」


榛名「もう少しで…気持ち良くなれるのに……!」


霞「あ……分かったわお姉さま。それ駆逐艦用の量だから微妙なのよ」


榛名「もっと早く……分かって欲しかったです…」


霞「ごめんなさいお姉さま。でも徹夜明けだから色々鈍かったのよ」


榛名「榛名は…大丈夫………」

霞「予備はあるわよね。よし……お姉さま、戦艦用になるように薬を追加で入れるわね」


榛名「はい……」


霞「もう効き始めてるから飲むよりこっちの方が良いわね」キラッ


榛名「注射器……」


霞「いくわよお姉さま。最高にハイになって」プスッ


榛名「あぁぁぁぁぁぁぁぁ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

榛名「……っ!!」


霞「声も上げられないくらい気持ち良いのね。これは凄いわ」


榛名「はっ……!ぐ……ぅ…!!」ビクンビクン


霞「絶頂しまくってるけど血圧は許容範囲。うん、成功と言えるわね」


霞「これを使えば…例えば龍田さんが我を失ったとしても、これを注射すれば一発で大人しくなるわ」


霞「でも効き始めるまで少し時間があるのよね。お姉は飲んだ分がもう効いてたから注射しても効果があった。でも暴れる最中の誰かに注射したとして…」


榛名「霞………ちゃん…!」グイッ


霞「きゃっ…」

霞「お姉さまどうしたの?そんな強引な……」


榛名「んむぅ……」


霞(いきなりキス…!しかも激し……!」


榛名「んぢゅ…っぷぁ……」


霞(舌が!あ……気持ちぃぃ……)


榛名(霞ちゃん霞ちゃん霞ちゃん…!)


霞(私の力じゃ振りほどけない……もう…されるがまま……)


榛名(霞ちゃん霞ちゃん霞ちゃん霞ちゃん霞ちゃん!!)


霞(もっとデータが欲しかったのに……あぁ…頭が……体が…お姉さまに犯されていく…………)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


榛名「あ……霞ちゃんが下敷きになってましたね……」


霞「……」


榛名「霞ちゃんのお薬は成功ですよ。榛名とっても気持ち良かったです!」


霞「……」


榛名「霞ちゃん?何か不満でしたか?」


霞「…………」ぐでん


榛名「霞…ちゃん………?」

榛名「寝てしまったんですか霞ちゃん?」ゆさゆさ


霞「……」


榛名「寝てるにしては呼吸が弱い……何があったんでしょうか…」


榛名「覚えてるのは霞ちゃんをベッドに引きずりこんでキスをして…それから霞ちゃんを下にして……」


榛名「…霞ちゃんは息が殆どできていなかったのではないでしょうか」


霞「……」


榛名「霞ちゃん!すぐに医務室に運びますからね!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝雲もいて山雲から心配されてた

ーー医務室


羽黒「何をしてるんですか榛名さん…!」


榛名「霞ちゃんの意識が無くて気が動転してしまったんです…」


羽黒「そうだとしても裸で鎮守府を走るなんて、痴女のやることですよ!」バンバン


榛名「返す言葉もありません……」


羽黒「運ばれてた霞ちゃんも裸だったんですよ!」


霞「私は気にしてないから大丈夫よ」


羽黒「そういう問題じゃないんです…!」

暁「なんで私達まで怒られてるの…?」


羽黒「この前怒り足りなかったからですよ!」バンバン


レ級「理不尽だ……」


榛名「羽黒さん、せめて場所は変えませんか?霞ちゃんには寝ていて欲しいので…」


羽黒「……分かりました。でも霞ちゃんも次の機会に怒りますからね!」


霞「はいはい、分かったわよ」

霞「静かになったわね。そもそも医務室で騒ぎ過ぎなんだけど」


霞「とりあえず薬は成功したと。それが分かったなら十分よ」


霞「後は速攻性があれば文句は無いけど……」


霞「速攻性…………」


霞「…………」


霞「できるかも…しれないわ」


霞「速攻性を高める成分はキマる成功とエロい成分とは喧嘩しないはず……」


霞「ちょっと待って……これ…凄いことになるんじゃないの……」

ーー霞の部屋


霞「もしこれが成功したら凄いことよ」


霞「麻酔銃より安全で、後遺症も無い鎮痛剤が作れてしまう」


霞「もしそうなったら…………」


霞「どんな人や艦娘でも簡単に大人しくできる。どれだけ強くても薬の成分を濃くすればいい」


霞「こんか薬ができたとしたら……」


霞「悪意を持って使用したら…とんでもないことになる……」


霞「完成させなければいい…けど……手が止まらない…」


霞「これは…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

2薬式にして即用性を落としておく

霞「できて……しまったわ…」


山雲「その薬はダメよ」


霞「…いつから居たの」


山雲「貴女が新しい薬を作ったって聞いて、朝雲の薬の成分を使ったんじゃないかって警戒してたのよ」


霞「これ……知ってるのね」


山雲「それが出回ると大勢の人が死ぬことになるわ」


霞「そうでしょうね…」


山雲「それは相手の自由を奪う事ができる悪魔みたいな薬なのよ。しかも副作用も後遺症も無いから成分が死体から分析されないのよ」


霞「思ってる以上に深刻なのね…」

山雲「それとほぼ同じ成分の薬は殺し屋や人攫い達が使ってるの。神隠しとか言われてる事件の大半はその薬が絡んでるわ」


霞「そうなるわよね…この薬を使った後、高い所から落としても事故死にしかならない……」


山雲「その薬は今すぐ廃棄してレシピも忘れなさい」


霞「その前にいいかしら?何故貴女がその事を知ってるの?」


山雲「思い出したからよ。私はその薬を使って艦娘を攫った。そして艦娘を深海棲艦化させる羽の実験台に使ったの」


霞「その薬は自分で作ったの?」


山雲「いいえ、支給品よ。でも複数個貰ったから使わなかった分を解析したの」


霞「そう……」


山雲「貴女の作ったのは私が使ってたのより強力よ。だから早くそれを捨てて!」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞や行動などを

レシピは捨てるわ、これを精製する高くて複雑な器具もここで壊すからすぐには作れなくする
だから一回分だけ厳重に保管しておいていいかしら?何かの役に立つかもしれない

霞「そうね‥過ぎたるは及ばざるが如しっていうものね」


山雲「分かってくれたなら良かったわ~」


霞「でもレシピを忘れるっていうのは今すぐには無理よ。時間が経たないと」


山雲「それくらい分かってるわ~」


霞「えぇ…そうよね…」


山雲「その薬は~捨てましょう~」


霞「えぇ……勿論ね…」ポイッ


山雲「良かったわ~」


霞「…………」

ーー夜


榛名「んぅ……むにゃ…」


霞(……もしもの話よ。もしあの薬をガス状にして主砲の弾頭に仕込んだとする)


霞(それが相手に当たれば一発で行動不能にできる。当たらなくても近くに着弾すれば効果はある)


霞(それだけじゃない、もっと規模が大きな話しをすれば別の事も考えられる)


霞(戦艦の主砲やもっと口径の大きいものの弾頭に仕込んでそれを炸裂させれば…)


霞(そんな事をしなくてもいい!空調の効いてる所なら全員無効化できる!)


霞(これはもう薬じゃない…兵器の類いよ)

霞(あれを使えば深海棲艦だって無効化できる。その気になれば大本営だって…)


霞(これを使えば全てが終わるかもしれない。核よりも安全なこの兵器なら無傷で戦争が終わるかもしれないのよ!)


霞(……私一人でできるかしら)


霞(司令官に相談するのは後にするべきね。もし夕張のドローンが飛んでたらまずいわ)


霞(やるしかない…龍驤さんも司令官も榛名お姉さまも私が助けられるかもしれないのよ!)


霞(やってやる…私がやるのよ!)ガバッ


榛名「うぅん……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

凶悪BC兵器は流石にだめだカスミチャン
安価は山雲、霞が納得してないのを察して皆に話し説得を手伝ってもらう

霞(戦争…………)


霞(そんな大規模な出来事で使えば、薬剤耐性がある敵が出てきた時に…そいつが一人勝ちしてしまう)


霞(未知のウイルスにだって耐性がある人間が居る。そんな奴が存在するのよ)


霞(そしてその耐性のある人間や艦娘が敵に居る…そう思わないとダメね)


霞(戦争を終わらせるなんて都合が良すぎたわね。これは考え直しよ)


霞(……でも大多数は無効化できるわよね)


霞(工廠…誰か起きてるかしら)

ーー工廠


明石「霞ちゃん…こんな時間にどうしましたか…?」


霞「良かった他の連中はもう寝てるわね」


明石「あの…?」


霞「明石、何も言わないでこういうのを作って欲しいの」ピラッ


明石「これは……」


霞「駆逐艦の主砲に使う弾頭よ。外から気体や液体を入れられるように中身は抜いて欲しいの」


明石「何に…使いますか…?」


霞「聞かないで、お願い」


明石「……分かりました」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

明石「できました…よ」


霞「……ありがとう明石。この事は誰にも言わないで貰えると助かるわ」


明石「事情があるですよね…わかってます…」


霞「お礼は必ずするわ。ありがとう」スタスタ


明石「……」


明石「これで…良かったんですか…」


山雲「そうよ~あの弾頭は使い物にならないのよね~?」


明石「はい……」

山雲「絶対来ると思ってたのよ~リーサルウェポンとしてあれを持っておきたいって思うって~」


明石「でもあの弾頭は使えません…気密性がありません…」


山雲「ガスでも入れれば~漏れるってことね~」


明石「弾頭に入れてすぐは気付きません…発射するまでに…少しずつ漏れていきます…」


山雲「ありがとうね~これでなんとかなったわ~」スタッ


明石「朝雲ちゃんの所に…行きますか…?」


山雲「これくらい大丈夫よ~明石も早く寝なさいね~」


明石「……」

明石(霞ちゃんに渡した弾頭は二発分。一発だと外した時にどうしようも無いからスペアとして作ったんです)


明石(あの弾頭はさっき言った通り使えません。でもそれは一発だけです)


明石(ごめんなさい山雲ちゃん、私は嘘をつきました)


明石(でも霞ちゃんなら悪用もしないはずです。それが何なのかは分かりませんが、きっと強力なものなんですよね)


明石(切り札は持っていて損はありません。長門さんみたいに大本営に通じてる艦娘が他にもいる可能性があるんです)


明石(気を付けないと…私が長門さんの事を知ってたり、霞ちゃんに切り札を渡した事も絶対に言ったらいけない)


明石(本当に気を付けよう……)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

翔鶴「うわっ…私の影、薄すぎ…?」
瑞鶴「秘書艦できる様になるのはどう?」
加賀「がんばりなさい五航戦」

ーー


提督「心配をかけてしまったな。もう俺は大丈夫だ」


伊58「ほんとでちか~?」


千歳「私の目から見ても大丈夫よ。十分仕事はできるわね」


伊58「千歳がそういうなら大丈夫なんでちね」


提督「俺はとことん信用が無いんだな…」


伊58「自分のやってきた事を思い出せでち」


提督「……そうだな」

伊58「じゃあ提督は明日から仕事に戻れでち」


提督「なんでだ?今日からでも…」


伊58「明、日、か、ら」


提督「……分かりました」


千歳「提督がここまで弱いなんて…ひょっとして龍驤さんよりも伊58ちゃんの方が弱いんじゃないの?」


伊58「そんなの当たり前でち。なぁノータリン、でち」


提督「本当に…潜水艦達には頭が上がらないんだ…」


千歳「うふふ、そういうのもいいんじゃないですか」

呂500「でっちーーー!仔狸が逃げたから一緒に追いかけて下さいって!」


伊58「こっちは仕事中でち。それにあの狸のことだからきっと由良の焼いてる肉に反応したんでちよ」


呂500「そうなんですか!?」


伊58「ほら、早く行ってこいでち」


呂500「分かりましたって!」


千歳「もう由良の事まで把握してるのね」


伊58「この鎮守府の事は離れてても分かるんでちよ」


千歳「そういうのって素敵よね……ねぇ伊58ちゃん、明日からお店に戻るのよね?」


伊58「そうでち。お昼のランチ営業から再開でちよ」


千歳「お店が大変なら私達が手伝うわ。だから定期的にこの鎮守府に帰ってきてくれない?そして提督さんを助けてあげて欲しいの」


伊58「安価」


下1~3高コンマ 伊58の台詞や行動などを

いつまでも潜水艦ごときに頼るなでち。それともこの鎮守府の面々は提督を支えきれない程弱いとでも?
それにもうゴーヤの本業はバーテンダーでち……まあうちに来てくれたら話くらいは聞いてやってもいいでちよ

伊58「いつまでも潜水艦ごときに頼るなでち。それともこの鎮守府の面々は提督を支えきれない程弱いっていうんでちか?」


千歳「そうは言ってないわ。伊58ちゃんが居てくれたら助かるって話よ」


伊58「そもそもゴーヤの本業はバーテンダーでち。いつまでもノータリンの世話はできんでち」


提督「……」


伊58「…まあうちのバーに来てくれたら話くらいは聞いてやってもいいでちよ」


提督「え…?」


伊58「指輪をはめてる以上、断るわけにもいかんでち」


提督「それ…ずっと付けていてくれるんだな」


伊58「……そういう気分なだけでち」


ーー

ガス兵器はまずいです

コメントなどあればお願いします

今日はあまり更新できないかもしれません


ーー


提督「由良に一つ聞きたいことがある」


由良「なに」


提督「由良はどんな任務を遂行しているんだ?」


由良「答える必要が無い」


提督「誰から指令が出てるんだ?」


由良「答える必要が無い」


提督「忍者提督からの指令もあるのか?」


由良「答える必要が無い」


提督「…そうか」

提督「任務の内容は…言えるはずが無いよな」


由良「そうよ」


提督「……」


由良「なに」


提督「…これまでの指令の内容に、対象の殺害は含まれた事はあるか?」


由良「答える必要が無い」


提督「……そうなるよな」


由良「さっきからなに」


提督「…実は由良に客人が来ているんだ」

由良「会う気は無い」


提督「そういう訳にもいかないんだ」


由良「なぜ」


提督「相手は陸の警察だ」


由良「どうして」


提督「ある場所で焼死体が見つかった事件があるそうなんだ。それについて由良に聞きたいことがあると言っている」


由良「…」


提督「こちらから拒絶することもできるが、陸の警察とはできるだけ揉めたくない。話をするだけで済むはずだから会ってくれないか?」


由良「…わかったわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

警官あきつ丸「またお願いしますよ由良殿…深海棲艦の関連が疑われるヤマは人手が足りんのであります…」
由良「もう十分借りは返したから嫌」
押し問答

ーー


あきつ丸「いやぁ由良殿お久しぶりでありますな」


由良「貴女だったの」


あきつ丸「由良殿には大変お世話になっているであります。自分の昇進は全て由良殿のお陰でありますからね」


由良「そう」


あきつ丸「身元不明の殺人事件や死体遺棄などは全て由良殿の協力により解決したのであります!」


由良「手柄は全て貴女に。その代わり私の任務を見逃してた」


あきつ丸「自分と由良殿の関係はウィンウィンというやつでありますな」

由良「そんな貴女が何の用」


あきつ丸「この焼死体の事件なんでありますが、これは由良殿の仕事でありますな?」


由良「…」


あきつ丸「黙っていても分かるでありますよ。致命傷が分からない程焼けた死体。いつものやり方でありますからな」


由良「それがどうしたの」


あきつ丸「由良殿。何か証拠を残していませんか」


由良「…」


あきつ丸「今までの仕事は完璧であります。髪の毛一本に至るまで証拠が残っていなかったのであります」


あきつ丸「ですがこの事件は違うのです。陸は由良殿を疑っているのであります」


由良「…」

あきつ丸「由良殿、何か心当たりはありませんか?」


由良「無い」


あきつ丸「そうでありますか…」


由良「誰が疑ってるの」


あきつ丸「ただの警部補なのでありますが、今までいくつもの難事件を解決してきたくせ者であります」


由良「そう」


あきつ丸「由良殿が何かミスをするとは思えません。ハッタリをかましてくる可能性もありますのでどうか手を出すのだけはやめて欲しいのであります」


あきつ丸「万が一どうにもならなかった時どうするか。それは由良殿に任せるのであります」


由良「…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


まるゆ「貴女が由良さんですね~」


由良「警部補」


まるゆ「役職で呼んでくれるのは久しぶりです。皆さん私の事をモグラって呼ぶんですー」


由良「…」


まるゆ「早速ですがこの写真を見てくれますか?ここはある事件があったんですけど…」


由良「焼死体」


まるゆ「あれ…なんで知ってたんですか?」


由良「あきつ丸」


まるゆ「え…?まさかあきつ丸さんとお知り合いとか……?」


由良「そう」


まるゆ「うわぁ……なんでいつもこうなんだろう…」これだからいつまで経っても昇進が……」ぶつぶつ


由良「もういい」


まるゆ「待って下さいまだ話は終わってません!」

由良(私は最近仕事をした。けどこの場所じゃない)


由良(あきつ丸から話を聞く限り死体は私がやったもの。でも場所が違う)


由良(誰かが移動させた?何の為に?)


由良(そもそも運ぶ手段が無い。あれだけ燃やせば形を保ったまま移動させるのは不可能)


由良(どういうことなの)


まるゆ「あのぉ由良さん?」


由良「なんでもない」


まるゆ「そうですか…」

由良「はっきり言って」


まるゆ「何をですか?」


由良「私を疑ってるの」


まるゆ「いやぁそれは…」


由良「証拠が無いなら帰りなさい」


由良「私は何も関与していない」


由良「貴女に会うのも任意。もう二度と会うことは無い」


まるゆ「安価」


下1~3高コンマ まるゆの台詞や行動などを

お恥ずかしながらこの事件を解決するには人手が…
お願いします~手伝ってください~昇進に響くんです~

まるゆ「…この事件が貴女で無いのは判っています。別の場所で発見された焼死体については何も証拠はありませんから」スッ


由良(目つきが変わった)


まるゆ「この焼死体の事件は今までにあった事件の模倣なんです。どうかまるゆに知恵を貸してください」


由良「なぜ私」


まるゆ「分かりますよね…?」


由良「…」


まるゆ「どうかお願いします!この事件を解決したいんです!」

由良「聞きたいことがある」


まるゆ「なんですか…?」


由良「なぜ私の所に来たの」


まるゆ「……あきつ丸さんに盗聴器を仕掛けました」


由良「身内に」


まるゆ「これが違法なのは分かってます。この件が公になればまるゆはクビです」


由良「そこまでして」


まるゆ「由良さんが何をしているのかはまるゆも目を瞑ります。ですからどうか力を貸して下さい!」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「私の邪魔しないなら」


まるゆ「邪魔という意味では…それは無理です」


由良「なら帰りなさい」スッ


まるゆ「由良さん!」


由良「…」スタスタ


まるゆ「…まるゆが追っている別の焼死体の事件。これをAとします。このAはまるで証拠が無いんです。どうやって殺したのかもサッパリ分かりません」


由良「…」スタスタ


まるゆ「ですが一つだけ痕跡があったんです」


由良「…」ピタッ

まるゆ「現場の近くにある液体が落ちていたんです。それは本当にごく僅かなんですが、そのAの場所に繋がる道路に落ちていたんです」


由良「…」


まるゆ「調べるのに苦労しました。何せこの地域…いえ、日本の反対側にしか同じものが無かったんです」


まるゆ「その落ちていた液体の正体なんですが、実はオイルだったんですよ」


まるゆ「しかもただのオイルではなく、とても燃焼率の高い特殊なオイルだったんですよ」


由良「…」


まるゆ「このオイルはレーシング仕様のバイクなどに使われるもので、一般のバイク乗りの方は滅多に使わないそうです」


由良「…」

まるゆ「さっき日本の反対側と言いましたよね?このオイルがあったのはとあるサーキットなんです」


まるゆ「その人に聞きました。このオイルを一般のバイク乗りの方が使われるのはどんな時なんですか?って」


まるゆ「その人はこう答えてくれましたよ。事故や故障で調子が悪くなったバイクに一時的に使うことがあるって」


まるゆ「由良さん…貴女バイクで事故、起こしてますよね?」


まるゆ「バイクでこの鎮守府に突っ込んだそうじゃないですか」


由良「……」

まるゆ「今はネットで簡単に物が手に入ります。そのオイルも実店舗では無くネットで購入することも可能です」


まるゆ「ですが由良さん。貴女のバイクを調べるとちょっと都合が悪くなりませんか?」


由良「…」


まるゆ「貴女が殺人を犯した証拠は何もありません。ですが事件のあった日にその近くに居た証拠としては十分過ぎます」


まるゆ「由良さん……この事実はまるゆだけが知ってます。この件は黙っておきますので、どうか協力して下さい」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「私を脅す…いい度胸ね」


まるゆ「う……」


由良「自分がどうなるか分かってるの」ズォォ


まるゆ「最悪……焼死体が…一つ増えます……」


由良「それでも私を」


まるゆ「はい……」


由良「ふふ…いいわ、協力する」


まるゆ「本当ですか!?」


由良「その場所に案内して」


まるゆ「はい!今すぐにご案内します!」

凄惨な笑み(確信)

ーー某所


まるゆ「どうですか由良さん」


由良「こんな所ダメ。人の目がある可能性がある」


まるゆ「まるゆもそう思います。ですが今回は偶然にも目撃者はいません」


由良「ここに」


まるゆ「そうですここに焼死体がありました」


由良「…」


まるゆ「まるゆ達では何も見つけられませんでした。由良さんなら目に見えるもの以外で何か気付いた事とかあれば教えて下さい」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

なにもない
無さ過ぎておかしい、まるでここから焼死体が生えたみたいだ

由良「鉱脈」


まるゆ「何が…ですか?」


由良「鉱脈を感じる」


まるゆ「この近くに?この辺りは鉱山なんてありませんよ」


由良「下」


まるゆ「下…地面……」


由良「掘ると出てくる」


まるゆ「その金属の種類は…」


由良「金」


まるゆ「こんな場所に金の鉱脈があるだなんて」

まるゆ「でもその事と焼死体に何の関係が?」


由良「…わかったかもしれないわ」


まるゆ「本当ですか!?」


由良「その死体を詳しく調べて」


まるゆ「それは十分に調べました。ですが身元も性別も分からずに…」


由良「そうじゃない。遺伝子を調べて」


まるゆ「え…?」


由良「詳しくは…誰かに話す。とにかく人かどうかを調べて欲しいの」


まるゆ「わ、分かりました!」


由良「多分これで全て分かる」

由良(分からないことはまだ多いけどほぼ確定したことがある)


由良(あの焼死体は人でも艦娘でも無い。傀儡)


由良(あそこの近くに何かあるという目印だった)


由良(何故焼死体だったのかは分からない。でも関係者が最初に見つければ大ごとにはならなかった)


由良(でもそれより先に誰かが焼死体を見つけてしまった。だから事件として陸の警察が調べている)


由良(そうだとすると色々辻褄が合う。でもまだ分からないことの方が多い)


由良(解決させるにはまだ足りない)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

焼死体が見つかった地区の担当警察官について、何か変わったことは無いか調べる

ーー

由良「貴方に少し聞きたいことがある」


警察官「貴女は何者なんですか?」


まるゆ「あ~まるゆのスーパーアドバイザーみたいなものです~」


警察官「また貴女ですかまるゆ警部補。今度は何をしたいんですか?」


まるゆ「いや~何もありませんって~」


由良(身内に対しても演じているのね。徹底してるわ)


警察官「この茶番も捜査に関係あるんですか?」


由良「私の質問に答えて」


警察官「はぁ…分かりました。簡潔にお願いしますよ」

由良「焼死体」


警察官「は?」


まるゆ「あの~例の事件。焼死体が変なとこで見つかった事件の話です」


警察官「それが何か?」


由良「変わったこと、無かった」


警察官「変わったこと?」


由良「何でもいい。違和感のレベルでも良いから」


警察官「安価」


下1~3高コンマ 台詞や行動などを

警察官「変わったことと言えばあの事件自体です。状況的に誰にも見つからず何かを使って人を火だるまにする方法があるとは考えられません」


由良「それはいい」


警察官「いいって…結構な事なんですよ?このままだと間違いなく迷宮入りです」


まるゆ「それは良くないね~」


警察官「こんな事は言いたくありませんが、第一発見者が警察の関係者だったらなと思ってしまいます」


由良「誰だったの」


警察官「艦娘さんだと聞いてます。せめて一般人なら…」


由良「もういい」スタスタ


まるゆ「由良さん!?あ、どうもでした~」


警察官「なんなんだったんだ一体…」

まるゆ「どうしたんですか由良さん。何か分かったんですか?」


由良「貴女はこれ以上関わらない方がいい」


まるゆ「どうしてですか!ここまで来たのに!」


由良「死ぬ」


まるゆ「それは由良さんにやられるという意味では無く…」


由良「この事件の関係者」


まるゆ「それほどの事件なんですね……」


由良「貴女はここまで。後は私がやる」


まるゆ「…嫌です」


由良「…」シュッ


まるゆ「う!……」ドサッ


由良「命は捨てるものじゃないの。貴女はそこで寝てなさい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

由良(つけられてる)


由良(この私の後をついてくるなんて)


由良(焼死体。傀儡を焼いた方法は私と一緒だった)


由良(私の技術は忍者提督から学んだ)


由良(その技術が使われているということは)


由良(同業者)

由良(そうだとするとおかしい所がある)


由良(どうやってその技術を身に付けたの)


由良(何があってあんな目立つ所に死体を)


由良(直接聞いた方が早い)


由良(もしくは、始末)


由良「…やりましょう」


「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

アイエエエ?!

軽巡棲姫「…」

軽巡棲鬼「…」


由良「やっぱり二人」


軽巡棲姫「…」スッ
軽巡棲鬼「…」シュバッ


由良「二対一。慣れてるわ」


軽巡棲姫「…」
軽巡棲鬼「…」


由良「かかってきなさい」


軽巡棲姫「…」シュバッ

軽巡棲鬼「…」ザッ


由良「…」

由良(軽巡棲姫が正面。軽巡棲鬼が後ろ)


由良(二人に私と同じ技術があるとしたら不利)


由良(武器を使ってくれたらまだ良かったのに)


軽巡棲姫「…」
軽巡棲鬼「…」


由良(そういう訳にはいかなそう)


由良(殺さないで捕まえるつもりだったけど難しい)


由良(そんな余裕…無い)


軽巡棲姫、軽巡棲鬼「「!!」」


由良(全力で行く)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


軽巡棲鬼(これが陸の忍者…!)


軽巡棲姫(数ではこちらが有利というのに!)


由良「…」シュバッ


軽巡棲鬼(こちらの攻撃がまるで当たらない!)


軽巡棲姫(むしろ押してくるだと…!)


由良「…」


軽巡棲鬼(出し惜しみは無しだ!)


軽巡棲姫(分かっている!)

軽巡棲鬼(くらえ!)ザッ


軽巡棲姫(時間差クナイ!)ザザッ


由良「…」ガキィン


軽巡棲鬼(な…!)


軽巡棲姫(避けながら落とすだと!?)


由良「…」シュバッ


軽巡棲鬼(あいつは背中に目でもあるのか!)


軽巡棲姫(まだまだ行くぞ!)

由良(もう少し右)


軽巡棲鬼「…!」


軽巡棲姫「…!」


由良(奥)


軽巡棲鬼「…」シュバッ


軽巡棲姫「…」ザッ


由良(…そこ)


軽巡棲鬼「ウ…!?」ズルッ


軽巡棲姫「ア…!!」


由良(当たり)

由良「…」シュバッ


軽巡棲鬼「ウァ……!」ガシッ


由良「動くと殺す」


軽巡棲姫「グ…ナゼ…!」


由良「オイル」


軽巡棲姫「ソレデスべッタノカ…!」


由良(二人で行動しているということは数で有利。でもそれが弱点だ)


由良「コイツを殺されたくなかったら全て話せ」


軽巡棲姫「…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

軽巡棲鬼「ワタシゴトヤケ!ツカマッタラソウスルキマリダ!」
(私ごと焼け!捕まったらそうする決まりだ!)

軽巡棲姫「…デキナイ、イモウトヲテニカケルナンテ」
(できない、妹を手にかけるなんて)

軽巡棲鬼「オマエハニゲロ!コイツハミチヅレ二スル!」ガシッ


由良「!」


軽巡棲姫「マサカ…!」


軽巡棲鬼「ナムサン!」ガキン


由良「体内に仕込んで…!!」


軽巡棲鬼「オォォォォ…!」ゴォォォォォ


由良「!!」


軽巡棲姫「アァ…ヒガ……!」

由良「離せ…!」ゴォォォォォ


軽巡棲鬼「…!」


由良「まさか体内にあれを仕込むなんて…予想できない…!」


軽巡棲鬼「グォォォォ…!」


由良「この…!」


軽巡棲鬼「コレガ…ニンジャノ…オキテ…!」


由良「……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

由良「艤装を出せれば…!」


軽巡棲鬼「グ…ォォ……!」


由良「背中を…掴まれ……て…」


軽巡棲鬼「オマ……エ……ヲ…!」


由良「……!」


軽巡棲鬼「…………」

軽巡棲姫「アァ…モエテシマッタ……フタリトモ…」


軽巡棲姫「イヤ…ワタシガイキノコッタ。コレデ…イイ……」


「……」


軽巡棲姫「ナンダ!?モエアトカラ…」


由良「ぐ…ぎ……」フラッ


軽巡棲姫「ウソダロ……」


由良「まだ……終わって……無…い……」


軽巡棲姫「ソノキズデ、ナゼウゴケル!」


由良「いく…わよ……」


軽巡棲姫「クソッ…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

通報を受けたパトカーのサイレンの音が聞こえてきて軽巡棲姫は逃走
由良は救急搬送される

ウウゥゥゥ~~!


軽巡棲姫「!!」


まるゆ「由良さん!助けに来ましたよ!」


軽巡棲姫「テッタイダ…!」シュバッ


由良「待……て………」


まるゆ「由良さん!!」


由良「あい…つ……を…」


まるゆ「う…!?由良さん、その体は…!」


由良「ぉ……あ…」


まるゆ「皮膚が焼けて骨が…筋肉が…!」


由良「あいつ……逃げ…………」


まるゆ「…救急車!早く救急車を!!」


ーー

遅くまでありがとうございました


コメントなどあればお願いします

乙でした
言われてみればパトカーオチは山雲の時もそうだったスマン

ーー病院


「由良さんの状態は良くありません」


提督「そうですか…」


「全身の火傷も酷い状態です。体の八割から九割の皮膚にダメージがあります」


「特に酷いのが背中側です。何か火元となるものがもたれかかったのか、皮膚が焼けて筋肉が見えていました」


「腕や脚に至っては筋肉すら焼けてしまって骨が見えている状態でもあります」


「それだけではありません、一部の臓器が焼けてしまって…」


提督「壮絶ですね…」


「ハッキリ言って由良さんは今まさに生き絶えてもおかしくない状態かと思います」

「そもそもここに運ばれてきた状態で生きているのがおかしい状況でした」


提督「貴方達がそこまで言う状況だったんですね…」


「由良さんが何故生きているのか説明しろと言われると困ります。いくら艦娘といっても限界は超えているんです」


提督「ですが由良はまだ生きているんですよね?」


「…はい。会話も可能かと思います」


提督「なら会わせて下さい。話もできるというなら少し話したいです」


下1~3高コンマ 病室の様子や由良の状態などを

起き出そうとして川内や看護師達に止められている

ーー

川内「師匠…」


由良「少し時間がかかる。けど治る」


川内「本当ですか?だってその怪我で……」


由良「大丈夫」


川内「師匠……」


提督「川内も来てくれていたのか」ガチャ


川内「提督!師匠の状態ってどうなんですか!?」


提督「最悪だそうだ」


川内「あぁ…やっぱり…」


由良「提督」


提督「本当に話しができるんだな…」

川内「え…?」


提督「由良は今死んでもおかしくないくらい悪いそうだ」


川内「師匠!!そんな…嫌です!」


由良「死なない」


提督「その様子だとそうみたいだな」


川内「師匠…!私……!!」


由良「うるさい」


提督「この温度差は凄いな…」


由良「提督が余計な事」


提督「…すまない」


川内「師匠ぉ……」

提督「死ぬ事は無いのは分かった。だが腕や脚の状態はどうなんだ?」


由良「…」


提督「流石にそれはまだ無理か」


由良「筋肉を再生させるには時間がかかる」


提督「普通は簡単に再生するものでは無いんだぞ?」


由良「そう」


提督「その様子では動くことも難しいだろう。大人しく川内や病院の世話になった方がいいぞ」


川内「師匠のお世話なら喜んでします!!」


由良「…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

あきつ丸がお見舞いにくる

>>835+まるゆも

ーー


川内「師匠!ご飯ですよ!」


由良「…」


川内「さぁ口を開けて下さい!あーん!」


由良「…」


川内「師匠っ!あーーん!」


由良「ぁ…」


川内「はい!よく食べられました!」


由良「…」モグモグ


川内「そんな嫌そうな顔しないで下さいよ!全く知らない看護士さんとかにやられるよりマシですよね?」


由良「はぁ…」


川内「次いきますよ!あーーーーん!」


由良「んぁ…」

由良「…」


川内「師匠、ひょっとしてトイレですか?」


由良「…」


川内「大丈夫です!車椅子で運んでいきますよ!」


由良「…」


川内「あ、そうか今の師匠は手が動かせないから…」


川内「いえ、師匠の為ならなんだってします!拭くくらい何とも思いません!」


由良「…」


川内「さ、行きましょうね~大丈夫ですからね~」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞やその他起こったことなどを

由良「自分でやる」


川内「無理ですよ師匠!ここは大人しく私に手伝わせて下さい!」


由良「うるさい」グググッ


川内「師匠っ…!」


由良「ぁぐ…!」ベシャッ


川内「今の師匠が立つだなんて無理なんです!自分がどんな状況か分かってるんですか!?」


由良「うるさい…」グググッ


川内「やめて下さい師匠!!」

由良「…!」ブルブル


川内「ほら!倒れた衝撃で漏れそうになってるじゃないですか!」


由良「違う…!」


川内「早く車椅子に乗って下さい!」


由良「…」


川内「師匠!」


由良「車椅子に乗せるだけ」


川内「どうやって動かすんですか!?それに一人で降りられないですよ!」


由良「うるさい」


川内「もう……分かりました!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

由良(トイレまでは来れた。けどもう限界)


由良(無理矢理腕を動かしたせいでこれ以上進むことも戻ることもできない)


由良(…)


由良(漏らすの)


由良(でも川内に世話されるよりはマシ)


由良(あの人以外に裸を見られたくない)


由良(私はあの人のもの)


由良(仕方ないのを除いて、体は見られたくない)


由良(…不名誉だけど仕方ない)


由良(…)

忍者提督「由良、私が手伝おう」シュバッ


由良「あなた…」


忍者提督「川内が嫌でも私なら良いだろう?」


由良「…えぇ」


忍者提督「私は気にしないぞ?由良の事が第一だからな」


由良「早く」


忍者提督「おっと、そうだな」


由良「限界なの」


忍者提督「少し待っていてくれよ…よし」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


由良「…」


忍者提督「間に合って良かったよ」


由良「どうして」


忍者提督「川内との会話を聞いていたんだ」


由良「なんで」


忍者提督「いやぁ…川内とはなんだかんだであまり話せていないだろう?そんな状況であの場面の中入っていく勇気は無かったな」


由良「そう」


忍者提督「今思うとそうしたのは間違いだったな。由良がそこまで限界だとは思わなかった」


由良「…」


忍者提督「もうトイレに用は無いし病室に戻ろう。川内もまだ待ってくれているはずだ」

まるゆ「由良さんのお見舞いの前にトイレに~」ガチャ


忍者提督「あ」
まるゆ「あ」
由良「…」


まるゆ「不審者発見!!逮捕してやる!」


忍者提督「違う!私は…!」


まるゆ「何が違うんですか!男が女子トイレに入ってる時点でアウトです!」


忍者提督「いや、それは…!」


まるゆ「その格好!看護士でもなんでもない!まるゆが逮捕してやる~!」


忍者提督「何故こうなる…!」シュバッ


まるゆ「逃すか!必殺もぐら逮捕術!」バタバタ


由良「…」


由良「え」


由良「…」


由良「嘘でしょ」


由良「誰か…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

軽巡棲姫(何処だ…どこに居る。この病院に居るのは間違い無いんだ)


軽巡棲姫(カンゴシというものに変装して言葉も覚えてきた。これで怪しまれる事は無い)


軽巡棲姫(だが肝心のアイツが居ない。一体何処に行ったんだ…)


忍者提督「よりによって陸の警察に見つかるとは…!」ダダダッ


まるゆ「待てぇー!逮捕だ~~!」ダダダッ


軽巡棲姫「な…!?」


軽巡棲姫「なぜトイレから男女が飛び出してくるんだ…?人間は良く分からない」


由良「誰か…」


軽巡棲姫「なんだ?まだ誰かいるのか?」

軽巡棲姫「一体誰が…」チラッ


由良「…」


軽巡棲姫(居た!アイツだ!!)


由良「…」


軽巡棲姫(アイツはあそこから動けないのか?ならチャンスだ!一撃で殺してやる!)


由良「貴女」


軽巡棲姫「!?」ビクッ


由良「手伝って」


軽巡棲姫「な、何を……?」


由良「部屋まで帰る」


軽巡棲姫「わ、分かりました…」

軽巡棲姫(気配を消して物陰に隠れてたのに気付くなんて、相当のやり手)


軽巡棲姫(まともにやったら勝てない。でも今のコイツなら勝てる!)


由良「…」


軽巡棲姫(人気の無いところに連れて行って…そこでトドメを刺す)


軽巡棲姫(仲間の仇と任務の為に…!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

軽巡棲姫(よし…人通りの少ないここなら)カチャ


由良「貴女」


軽巡棲姫「へ!?えっと…?」


由良「こんな所で獲物を使って殺すと足がつく」


軽巡棲姫「オマエ…!分かっていたのか!」


由良「見たら分かる」


軽巡棲姫「クソ…!」


由良「屋上」


軽巡棲姫「…分かった、そこで殺してやる」

ーー屋上


由良「ここなら簡単に見つからない」


軽巡棲姫「今から殺されるというのに随分と余裕だな」カチャ


由良「そう」


軽巡棲姫「安心しろ、一思いにやってやる」


由良「貴女達の目的は」


軽巡棲姫「悪いがその手には乗らない。オマエの仲間がここに居るのは知っている」


由良「…」


軽巡棲姫「トドメだ!」バッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

コンマ的にもギリギリだったな

ガキィン


軽巡棲姫「!?」


川内「ギリギリ間に合った…!」


由良「川内」


川内「師匠は私が守ります!」


軽巡棲姫「ふ……お前には無理だ」


川内「なにぃ!?」


軽巡棲姫「お前は弱い。コイツと比べて力も無い」


川内「確かに師匠には勝てない。でもお前に勝てないって事は無い!」


軽巡棲姫「やってみろ!」シュバッ


川内「早い…!」

川内「こっちは師匠を守りながら戦うしかない…」


由良「川内」


川内「なんですか師匠!?」


由良「貴女の技。使って」


川内「アレですか?」


由良「誰も見てない」


川内「…分かりました」カチャ


軽巡棲姫「武器を仕舞った…諦めるのが早いなぁ!」


軽巡棲姫「まずはお前からだ!」ゴォォォ


川内「……」スゥゥゥゥ


軽巡棲姫「…!」


川内「…」


軽巡棲姫「……!!」


川内「今だ!梟挫!!」


軽巡棲姫「ガハッ……!!」

川内「よし、決まった!」


由良「まだ」


軽巡棲姫「ご…ばっ……!」フラフラ


川内「うそ!?」


由良「川内の技は鏡にして相手に返す。相手が死んでないならその攻撃は殺す気が無かったということ」


川内「え……」


軽巡棲姫「ぐ……あ………」


由良「川内捕まえて。話しを聞きたい」


川内「…分かりました」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

由良「捕まえる前に調べて」


川内「どこをですか?」


由良「口の中。歯に仕込んでる」


川内「えぇっと……指を噛みちぎられたら…」


由良「抵抗したら殺せばいい」


川内「…聞いてたよね。殺されたくなかったら大人しくしてて」


軽巡棲姫「……」

川内「……これですか?」スッ


由良「その石。もう大丈夫」


川内「これって…」


由良「川内も知ってるはず。特定の薬品と鉱石を組み合わせると猛烈な勢いで燃える」


川内「歯にこれが仕込んであるって事は…」


由良「それを飲み込めば発火した」


川内「そこまでして師匠を…」


軽巡棲姫「くっ……殺せ…!」


由良「そういう訳にはいかない」

由良「川内、尋問道具は」


川内「クナイくらいしか持ってません…」


由良「それで十分」


軽巡棲姫「…」


由良「貴女は誰に頼まれたの」


川内「そもそもその忍術は誰に教わったの?」


軽巡棲姫「…」


川内「ダメか…」


由良「川内やって」


川内「こういうのはあんまりしたくないんだけどなぁ…」ギラッ


軽巡棲姫「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

川内の一瞬の躊躇いを見抜かれ、クナイを奪われると自刃する

川内「えっと……」


由良「目」


川内「ですよね……まずは目をえぐり出して…」


軽巡棲姫「…」


川内「……私が」


由良「早く。喋るまでやる」


川内「分かってます……」


川内「……私…」


軽巡棲姫「…!」バッ

川内「うわっ!」


由良「川内!」


軽巡棲姫「…!」


川内「しまった、クナイが!」


軽巡棲姫「…南無三!!」グチャッ


川内「う!」


由良「…」

由良「…ダメ」


川内「襲われると思ったから戦闘準備をしてしまいました…」


由良「尋問で躊躇った貴女が悪い」


川内「…はい」


由良「死体の処理は心配しなくていい。それより貴女は反省しなさい」


川内「……はい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

忍者提督「由良!川内!」


川内「忍者提督がなんでここに!?」


忍者提督「ずっと前から居たんだが警察を振り切るのに時間がかかったんだ!それより由良は!?」


由良「あなた」


忍者提督「おぉ…!無事だったか!」


由良「それを見て」


忍者提督「それ?」


軽巡棲姫「」


忍者提督「自害した死体…」


由良「それだけじゃない」

由良「あなたがここに来て目が動いた」


由良「あなたはコイツを知ってる」


忍者提督「…由良に隠し事はできないか」


由良「どういうこと」


川内「あの!その前にこの死体は…」


由良「取った石を飲ませて燃やす。飲まないなら食道を切って」


川内「…分かりました」


由良「あなた、教えて」


忍者提督「安価」


下1~3高コンマ 忍者提督の台詞や行動などを

忍者提督「コイツは深海提督の手先だ」


由良「深海提督」


忍者提督「深海提督が何故忍術が使えるのかは知らない。しかしこのやり口と深海棲艦の特徴から見て…」


由良「どんな特徴」


忍者提督「それは…」


川内「あの…もう燃やしちゃいました……」


ゴォォォォォ…


由良「…もういい」


川内「すいません……」


忍者提督「由良の居る鎮守府を狙った訳ではないはずだ。連中の目的は金だった」


忍者提督「だが干渉してしまったことで分からなくなった。暫くの間は警戒するべきだな」


川内「組織に狙われなくなったと思ったら今度は深海提督…?」


由良「…」


ーー

残りが微妙なので次回は新スレを立てるかもしれません


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