【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その9【安価】 (974)

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前スレ

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登場人物の簡易まとめ


駆逐艦
・暁
・雷
・電
・響
・清霜
・霞
・黒潮
・不知火
・陽炎
・卯月 (弥生)
・朝霜
・叢雲
・皐月
・潮
・朝雲
・山雲
・初雪
× S朝潮 自殺

軽巡
・阿武隈
・夕張
・神通
・川内
・龍田
・天龍
・多摩
・北上
・大井
・球磨
・由良

重巡
・加古
・羽黒
・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19 鎮守府外
・伊26 鎮守府外
・伊13
・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート 現在戦力外
・榛名
・アイオワ

空母
・雲龍
・天城
・葛城
・加賀
・瑞鶴
・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・ガンビアベイ
・龍驤

その他
・秋津洲
・明石
・駆逐棲姫
・提督

深海派遣組
・レ級
・潜水棲姫
・漣(重巡棲姫)
・潜水新棲姫

ここに挙げている以外のキャラも出てきますので、よろしくお願いします

ーー


漣「ご主人様、由良さんの動きが怪しいとの情報があります」


提督「…そうか」


漣「もしかすると先日の鎮守府襲撃が関係しているかもしれません」


提督「和平派の鎮守府が攻撃された件か…」


漣「我々の鎮守府には攻撃はありませんでした。しかし他の鎮守府は被害が出てしまいました」


漣「生き残った深海棲艦も復讐を誓うなど和平には遠い状況になってしまいました」


提督「だが一部の艦娘は深海棲艦が寄生した事により命は助かったじゃないか」


漣「辛うじて命が助かっただけともとれます」

漣「由良さんは一番近くで漣達を監視すると言ってました。その結果裁きが下る可能性があります」


提督「……」


漣「我々では由良さんに勝てません。皆殺しにされる可能性もあります」


漣「由良さんが行動に出る前に話し合いをできればと思うんですが…」


提督「…由良の様子はよく見ていてくれ」


漣「もちろんです。ですが行動されてしまってはもう遅いですよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「ふぅ……」


「ありが……と…」


漣「いえいえ、これくらいどうってことありません」


重巡棲姫(精神干渉を繰り返せばなんとかなりそうだな)


漣(それはよかったです。この調子でやっていきましょう)

ーー

幹部「皆の調子はどうかな?」


漣「なんとかなりそうです。少なくとも普通に喋れるレベルには戻りそうですね」


幹部「それは良かった……」


漣「……」


幹部「どうしたんだい?」


漣「いえ…少し鎮守府が気になっただけです」


幹部「漣君達の鎮守府がかい?」


漣「ええ……」


幹部「まさか襲撃が…?」


漣「その方がまだ平和かもしれませんね…」

幹部「どういうことかは分からないけど、早く帰った方が良いんだね」


漣「そうしてもらえると助かります」


幹部「わかった、都合は付けよう」


漣「まさか漣が居ない間に…でも由良さんなら……」


漣「早く…鎮守府に帰らないと……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


提督「由良、話というのはな…」


由良「御託はいい」


提督「…そうか」


由良「貴方は和平に反対する深海棲艦は殺すの」


提督「…こちらから危害を加えるつもりは無い」


提督「かといってサンドバッグになるつもりも無い。防衛の為に力を使う」


由良「ありきたりな答え」


提督「……」

由良「私は殺すのかどうか聞いたの」


提督「……」


由良「答えられないなら貴方から殺す。そういう約束」


提督「俺は…殺したくない」


由良「そう」


提督「だからこそ和平を結びたいんだ。そうなれば向こうもこちらも死ぬ事は無くなるだろう?」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「残念ね」ガチャッ


提督「…!!」


川内「提督っ!」ガバッ


由良「…」ドガンッ


川内「ぐっ……!!」


提督「ぐぁっ!!」


ガシャーン!


由良「…」

由良「艤装の展開は間に合ったようね」


川内「うぐ……提督…!」


提督「大丈夫…だ……」


由良「川内も甘い。庇う暇があるなら主砲の軸をズラすの」


川内「室内で……撃つ時点で…物に当たって……破片が…」


由良「なら体で受け止めてなさい」ドガンッ


川内「うぁぁ……!!」

由良「…」ドガンッ


川内「うっ!」


由良「…」ドガンッ


川内「あぁっ!!」


由良「…」ドガンッ


川内「ぐ……!」


提督「川内!」


川内「提督は…絶対……守る……から…」

由良「…」


由良「どうしてそこまでするの」


由良「コイツはただの甘い考えの提督」


由良「何も分かってないのよ」


由良「このままだと貴女も消すわよ」


由良「答えなさい川内」


川内「安価」


下1~3高コンマ 川内の台詞や行動などを

川内「ただ甘いだけなら…あの答えで師匠がどう出るか…わかりきってるのに…」


川内「そのまま…言うわけないじゃないですか……!」


由良「そう」


川内「師匠……!」


由良「別の人に聞くわ。貴方はもういい」


提督「待ってくれ由良!」


川内「ぅぐ……」


提督「く…川内をドックに連れて行くのが先か!」

ーー

龍驤「なんや~?なんで室内で艤装展開しとるんよ」


由良「答えて」ジャキッ


龍驤「…なにをや」


由良「貴女は和平に反対する深海棲艦は殺すの」


龍驤「……司令官は何て言うた?」


由良「殺さない。その為の和平だと言った」


由良「提督は何も分かっていない。だから消すつもり」


由良「貴女も同じ考え?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを

龍驤「司令官は確かに甘い。でもお前も大概や」


由良「なに」


龍驤「消すだけって楽な生き方やわ。な~んにも考えへんでもええもんな」


由良「…」


龍驤「艦娘やから深海棲艦を滅ぼす?それだけで行動できるんやったらこれ以外楽な道は無いわ」


龍驤「ウチらは艦娘や。でも意思がある。ウチらの運命は決まってないんや」


龍驤「艦娘やから深海棲艦を滅さなあかんなんて、誰が決めた?」


由良「…」

龍驤「ウチは司令官と生きる」


龍驤「ウチには司令官しかおらんねん」


龍驤「その司令官が和平を結びたいって言うてるんや。ウチは喜んで協力するで」


龍驤「ウチらは考えて行動する。お前は勝手に消しまくっとったらええんと違うか?」


龍驤「ウチらから見たらあんたの方がお子ちゃまやで」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「……賛成3、無効1」


龍驤「何の話や?」


由良「私の中の深海棲艦が貴女の意見に賛成だそうよ」


龍驤「ほう…」


由良「…どうして」


龍驤「それが分からんからお前はお子ちゃまなんや」

由良「裏切られたどうするの」


龍驤「信じるんや」


由良「裏切られてるのよ」


龍驤「それでもや。二回裏切られても三回信じるんや」


由良「本気?」


龍驤「漣が何よりの証拠や。アイツは一回裏切っとるからな」


由良「…」


龍驤「消すのは誰にでもできる。でも信じるのは優しい奴にしかできんのやで?」


由良「…そう」

龍驤「納得いかんのやったらいつまでもここにおったらええ。嫌でもウチらの考えが分かるはずや」


龍驤「和平に向けて考えなあかんことは山積みや。でもうだうだしとったら戦いたくない深海棲艦が死んでいく」


龍驤「艦娘かって傷付いていくんや。司令官はそれに心を痛めてるんや」


龍驤「それでも納得できへんのやったらウチらを消したらええ。誰も文句言わんわ」


由良「…」


龍驤「川内が反撃せんかったのはそういう理由やで」


由良「貴女、知って…」


龍驤「執務室。後で掃除しとき」ペタ…ギッ


由良「…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

忍者提督「我が妻よ!よく帰ってきてくれた!」ダキッ


由良「抱き着くな」


忍者提督「辛辣ぅ…」


由良「今日は遊びに来てないの」


忍者提督「なんだ……」


由良「私の質問に答えて」

ーー

忍者提督「あの襲撃はそういう裏があったのか」


由良「あの提督達は何も考えてない」


由良「保護した深海棲艦の中に裏切ったやつがいる」


由良「それでも信じるだなんて甘過ぎる」


忍者提督「だが由良の中の深海棲艦も向こうの提督と同意見なんだろう?」


由良「…分からない」


由良「なぜそうなるかわからないの」

忍者提督「…由良は強い。私の全ての技術を継承したその力は私にも計り知れない」


忍者提督「だが由良は何度も負けているな?あの川内にすらにもだ」


由良「それが関係あるの?」


忍者提督「ある。由良は強いだけなんだ」


由良「…」


忍者提督「忍ならそれでも構わない。だが由良はそうじゃないんだ」


忍者提督「私から言えるのはこれくらいか…後は自分で考えみてくれ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某会議室


「また今回のような事があっては困る。早急に対策を考える必要がある」


「深海棲艦の非武装化だけでは無理だったんだ」


「通信機器でも隠していたんだな」


幹部「皆んな落ち着いて欲しい。保護した深海棲艦がスパイだったと決まったわけでは無いだろう?」


「だがそれしか考えられないぞ」


「偶然にしては出来過ぎだ」


「全くだな」

「だが対策と言ってもどうすれば…」


「この際提督に考えてもらうのはどうだ」


提督「私がですか」


「そうだ、お前はこの派閥のリーダーになりたいんだろう?」


「次の会合までに具体的な策を考えてこい。それが素晴らしいものなら提督をリーダーとして認めよう」


「それがいい。実績があればこちらも納得だ」


幹部「提督君、できるかい?」


提督「……やらせていただきます」


ーー

新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします

ーー


提督「……」


漣「盛大に悩んでますなぁ」


龍驤「解決策を考えてこいっていう無茶ぶりを言われてしもたからね」


漣「そんなホイホイ考えついたら世話無いのに…」


龍驤「司令官が和平派を引っ張っていきたいって言うてたから、それを利用されてしもうたんやね」


漣「出る杭は打たれますからなぁ…」

龍驤「幹部さんも庇ってくれたら良かったんやけど、立場上なぁ…」


漣「和平派での立場と大本営での立場はまた違いますからな」


龍驤「ウチらの考えなんて言うたところであれやし、司令官に頑張ってもらうしか無いんか」


漣「ご主人様、どうか頑張って下さい」


提督「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


提督「潮なら深海棲艦同士の通信があれば気付くことができるよな?」


潮「できますけど、その場に居ないと無理です」


提督「そう……か」


潮「私が全ての鎮守府をカバーするのは無理です。深海棲艦が一箇所に集まっていればなんとか…という感じです」


提督「……」


潮「提督、焦る気持ちは分かります。でも人や物を使う方法は良くないと思います」

潮「人や物に頼ってしまうとそれが無くなったりしたら終わってしまうんです」


潮「いつもの提督ならそれを分かってるはずなのに…」


提督「…すまん」


潮「いい案が思いつかないんですね」


提督「あぁ……」


潮「私達の意見を言っても参考になりませんよね…」


提督「いや……」


潮「分かってます。気にしてませんから」

潮「あの……深海棲艦の私に聞いてみますか?」


提督「あの潮か…」


潮「意見を聞く以外にもダメージを受けるかもしれませんけど、言ってることは正しいらしいので…」


提督「……頼めるか?」


潮「メンタルは大丈夫ですか?」


提督「…耐えてみせる」


潮「わかりました。じゃあいきますね…」スゥ


提督「潮……」


黒潮「安価」


下1~3高コンマ 台詞や行動などを

提督「潮……」


ブラック潮「生温いことやってるなロリコン提督」


提督「ロリ…」


ブラック潮「襲撃してくる相手が居るなら情報を集めるのが先だろ。対策なんか考えるだけ時間の無駄なんだよ」


提督「……」


ブラック潮「そんな事も分かんねぇのかよ。お前の特技は腰を振るだけか?」


提督「……」

ブラック潮「こんなことしてんなら偵察でも出しとけ能無し」


提督「……」


ブラック潮「お前は頭が足りてねぇんだよバーカ」


提督「……」


ブラック潮「鎮守府を襲った奴らは何処から来たんだ?誰かが指揮してんじゃねぇのか?」


ブラック潮「くだらねぇ事考えてねぇでまずは行動しろ。分かったかロリコン」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「ありが……とうな…」


ブラック潮「ふんっ、お礼なんて子どもでも言えんのよ」ガチャ


提督「う…うぅむ………」


提督「あそこまで…潮に言われると……クるものがあるな…」


提督「薬……飲まなければ…」

ブラック潮「そもそもここの連中はヌルいのが多過ぎる」


ブラック潮「由良とかいうエセ忍者が暴れるのも分かる」


ブラック潮「仕方ない、ここは私が色々教育してやるか」


ブラック潮「まずは誰からやってやるか…っと」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

ブラック潮「おい胸中毒」


皐月「はぁ!?」


ブラック潮「お前の行動は目に余る」


皐月「どうしたのさ潮!?」


ブラック潮「いい加減胸から離れろ。見てて不快なんだよ」


皐月「不快…」


ブラック潮「人の善意に頼るな。中毒は自分で治せ」


皐月「……」

ブラック潮「お前は自分で治す努力はしてんのか?」


皐月「してるよ…」


ブラック潮「その割には治ってねぇな。真面目にやってんのか?」


皐月「それは…」


ブラック潮「治そうとしねぇなら病院にでも閉じこもっとけ。迷惑なんだよ」


ブラック潮「自分がどれだけ邪魔な存在か自覚しろ。分かったか?」


皐月「安価」


下1~3高コンマ 皐月の台詞や行動などを

皐月「ごめんなさい……」土下座


ブラック潮「反省するまでそこで頭下げてろ」


皐月「うう…」


ブラック潮「お前らはいいよな。精神が不安定なので病院に逃げます~ってな」


ブラック潮「世の中舐めんな。社会じゃお前みたいなのはゴミ以下なんだよ」


皐月「……」ガタガタ


ブラック潮「チッ…次はあいつか」

ーー


ブラック潮「クソピンク」


漣「おや、随分と毒舌ですな潮殿」


ブラック潮「そのムカつく喋り方をやめろ」


漣「……」


ブラック潮「お前には前からムカついてたんだよ」


漣「ほぉ…」


ブラック潮「安価」


下1~3高コンマ 潮の台詞や行動などを

ブラック潮「その棒の生やし方を教えろ」


漣「……は?」


ブラック潮「お前だけそんないいもん生やしやがって!前々からムカついてんだよ!」


漣「怒りながら言う台詞ですか…」


ブラック潮「うるせぇ!とっとと教えろってんだよ!」


漣「そう言われましてでもですね…」

ブラック潮「…舐めてんなよ?」ギュッ


漣「うぁ!!漣の棒を……!」


ブラック潮「お前のは玉は無いらしいな。でも棒をへし折ることはできんだぞ?」ギュウゥゥ


漣「言う!言いますから……!」


ブラック潮「さっさと言えばいいんだよ」


漣「でも潮ではできるか分からないんですよ!?漣は中に深海棲艦がいるからできるんです!」


ブラック潮「こっちは傀儡のチューナーだ。なんとでもなるんだよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「男性器をイメージしながら陰核を擦ればですね…」


ブラック潮「こうか」スッ


漣「いや……廊下で…下着の上からにしても…」


皐月「ちょっとーーー!」


漣「どうしましたか皐月さん?」


皐月「変な声が聞こえると思ったら…潮も変態じゃん!」


ブラック潮「バーカこっちは他人に迷惑かけてねぇだろ」

皐月「それを生やした後どうするのさ!?」


ブラック潮「自分で使う」


漣「セルフ!?」


ブラック潮「自分ならパイズリし放題だからな。好きなだけやる」


皐月「だから~!それが変態だって言ってるの!」


ブラック潮「今話しかけるんじゃねぇよ」スッ


皐月「とりあえず下着の中から手を出して!」


漣「この潮はなんなんですか……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ブラック潮「おいクソピンク、生えないぞ」


漣「そんなすぐに生えませんよ。個人差がありますが何回かこれを繰り返すらしいんです」


ブラック潮「ふん……」


皐月「パイズリが好きって言うけどさ、潮はちゃんと気持ちいいの?」


ブラック潮「パイズリじゃねぇと気持ちよくねぇんだよ。自分で揉んでも気持ち良くもねぇ」


皐月「それは触り方が悪いんだよ!大っきいオッパイは気持ち良くなれるんだからね!」

ブラック潮「自分で触るのに触り方もクソもねぇだろ」


皐月「それがあるの!オッパイマイスターの僕が言うんだから間違い無いの!」


漣「皐月さんはマイスターになられていたんですね…」


春雨「あの…何の話しをしてましたか?」


ブラック潮「出たな淫乱ピンク」


春雨「そんな……酷いです…」

ブラック潮「お前が淫乱じゃ無かったらなんなんだよ」


春雨「私は人より性欲が強いだけです!」


皐月「ねぇ春雨さん!大きいオッパイって気持ち良いのね!?」


春雨「もちろんです」


漣「即答…」


皐月「こうなったら潮にオッパイの気持ち良さを教え込むからね!」


ブラック潮「やめろよ、自分でやる」


皐月「そんな胸揺らして!見過ごすわけないじゃん!」

春雨「協力します」ガシッ


ブラック潮「な!?」


皐月「いいね!やっちゃおう!」


漣「……」スッ


春雨「どこに行くんですか?」ガシッ


漣「う!!」


春雨「漣さんって素敵なのが生えてるんですよね…?前から味見してみたかったんです…」


漣「やめて下さい!漣には大切な…!」


春雨「うふふ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


漣「あ"あ"あ"あ"……!!」


春雨「一度…私一人で楽しみたかったんですよ…」ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ


皐月「春雨の動き凄い…騎乗位ってあれだけ激しく動けるんだ」


潮「うううう…!」


皐月「そして潮にオッパイをレクチャーしてたら…生えちゃうし」


潮「なんですかこれぇ…!」潮棒


皐月「漣と同じようなものじゃない?」


潮「でも…長さが!!」


皐月「うん、結構大きいよね…」

潮「なんでこんなのが!」


皐月「さっき自分でパイズリしたいって言ってたからその影響じゃない?」


潮「ううっ…!」


皐月「潮の…凄く立派だよね」つん


潮「ひゃあん!触らないで下さい!」


皐月「大っきくしてる潮が悪いんでしょ!」


潮「だって!あんなの見てたら……!」

漣「う"……!!」ビクン


春雨「あは……凄い…こんな量…普通なら絶対妊娠しちゃいますよ…」


春雨「漣さんならその心配はありませんよね?もっと楽しみましょうね」ぐちゃぐちゃ


漣「せめて……休憩を…」


皐月「うわぁ…春雨さんから垂れてきてる」


潮「刺激が強すぎます!もう……!」


皐月「…ねぇ潮、それの収め方って知ってる?」


潮「え?し、知りませんけど……」


皐月「良かったらさ、僕に任せてくれない?」


潮「皐月さん?」


皐月「大丈夫、僕も経験はあるから…」


潮「え?ええ?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

生えているのは潮です。皐月はリードするという意味です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

潮「本当に入るの…?」


皐月「んん……太くないから…大丈夫…」グググッ


潮「な……なに…これ…!」ビクン


皐月「入っ……た…」


潮「気持ちいい気持ちいい気持ちいい……!!」


皐月「流石に…余るけど……ちょっと…待ってて……」


潮「んぁぁ……!!」

皐月「潮のは…太くないから……」ぐにぐに


潮「う!うう!あっ……!」


皐月「潮……」


潮「なん…ですか……!」


皐月「その状態で…さっきの性格悪い潮に…なれる……?」


潮「やって……みます…」


皐月「うん……」


ブラック潮「……んだよ…」


皐月「良かった…そっちになれるんだね……」

皐月「僕……気を失うかもしれないから…そっちの潮なら…なんとか……なるでしょ…」


ブラック潮「お前…何するつもりだ……」


皐月「いくよ……」ぐにゅ


ブラック潮「なんだこの感触…」


皐月「……ぁっ…」


ブラック潮「ぐぅ…!?」


皐月「ぃぃい……!!」


ブラック潮「おい、これ……!」


皐月「あ"……ぎぃ……!!」


ブラック潮「やめろ!お前のが壊れるぞ!!」

皐月「お"」ずぶん


ブラック潮「…!!」


皐月「……」


ブラック潮「全部入りやがった…!これ…皐月の子宮の中に!」


皐月「」ガクッ


ブラック潮「おい!しっかりしろ!おい!」


春雨「いけません!早く抜いてあげないと!」


ブラック潮「淫乱…!」


春雨「子宮でなんて慣れてないと大怪我をしてしまいます!」


ブラック潮「コイツが勝手に…!」


春雨「早く医務室に運んであげて下さい!」


ブラック潮「クソ…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

一歩間違えれば子供を産めなくなっていた

ーー医務室


皐月「あれ、僕……」


ブラック潮「動くな」


皐月「潮……」


ブラック潮「なに無茶してんだよ。下手したら子どもができなくなってたんだぞ」


皐月「うん……」


ブラック潮「なんであんなこと……」


皐月「潮が……言ってたから…」

皐月「いつも他人に迷惑をかけて…ばっかりだから…」


皐月「たまには…僕が……」


ブラック潮「バカ野郎…」


ブラック潮「でも……ありがとうな…」


皐月「えへへ……」


ブラック潮「ふん……」

漣「あのぉ……いいお話っぽく…なってますけど……」よろよろ


皐月「漣…どうしたの……?」


漣「精力が……尽きまして…」


ブラック潮「クソピンクも死にかけたんだよな」


皐月「ええ…?」


漣「泡吹いて……倒れました…」


皐月「春雨さん……凄すぎるよ…」

漣「潮…いえ……ブラック潮さん…ちょっと…行ってきてくれませんか…?」


ブラック潮「どこにだよ?」


漣「春雨さんと……ウチのペットが…喧嘩してるっぽいんです…」


ブラック潮「潜水新棲姫は怒って当然だろ」


漣「お願いします……暴力沙汰になんてなったら…」


皐月「潮…僕は大丈夫だから……」


ブラック潮「…わかったよ」


下1~3高コンマ 春雨と潜水新棲姫の様子などを

潜水新棲姫「前の時は一週間お預けになったんだぞ!どうしてくれる!」

潜水新棲姫「おまぇえ…!人の彼氏を…よくも……!」


春雨「……」


潜水新棲姫「ワタシは漣のモノなんだぞ…!」グスッ


春雨「……」じゅるっ


ブラック潮「いい加減にしとけ淫乱」


春雨「あ……」


ブラック潮「お前正気か?」


春雨「すいません…私寝取りモノも大好きなんです…」


ブラック潮「知るかよ」

春雨「はぁぁ…その泣きそうな表情最高です」


潜水新棲姫「うぅぅぅ…!」


ブラック潮「…相手が悪かったと思って諦めた方が早いぞ。淫乱は漣を取るつもりは無いだろ」


潜水新棲姫「でもぉ!ワタシの漣なんだぁ…!」


ブラック潮「なら淫乱に襲いかかるか?返り討ちに遭って終わりだぞ」


春雨「うふふふふふ…」


潜水新棲姫「くそぉ…!」


ーー

遅くまでありがとうございます



コメントなどあればお願いします

ピンクの災厄は留まらない
乙でした

ーー

潜水新棲姫「まさかワタシが提督代理とはな」


葛城「龍驤さんも漣も提督に着いて行っちゃったから仕方ないのよ」


潜水新棲姫「悩んでいた対策とやらは結局答えが出なかったんだろ」


葛城「策としては完成しなかったから、龍驤さん達がフォローする為に着いていったのよ」


潜水新棲姫「具体的な中身が無い限り認められるわけが無いがな」


葛城「そうかもしれないけど…」


潜水新棲姫「相手は提督みたいに甘くない。お前達も分かってるだろう」

潜水新棲姫「ワタシに相談すればアドバイスくらいしてやったのに」


葛城「貴女も助言するだけでしょ?具体的な答えが無いんじゃない」


潜水新棲姫「……」


葛城「偉そうに言うだけなら誰でもできるのよ」


潜水新棲姫「…今日のワタシの仕事は提督の代理だ。お前は秘書艦として働け」


葛城「はいはい、了解」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫「そういえばお前の夫はどうなったんだ?結婚するんだよな?」


葛城「ひと段落したら籍を入れて、一緒に住もうって話になってるわ」


潜水新棲姫「この近くに住むのか?」


葛城「それなんだけど……ここから異動になるかもしれないの」


潜水新棲姫「なに?」


葛城「彼って幹部さんが紹介してくれた所で仕事してるの。そこってここから遠いのよ」


葛城「彼は仕事をやめてこっちに来るって言ってたけど、幹部さんが紹介してくれた仕事を簡単にやめるのも悪いでしょ?」

潜水新棲姫「ここから居なくなるのか…」


葛城「私がここから居なくなるのは戦力的にも良くないのはわかってるわ。今主力と呼べるのはアイオワさんだけ」


葛城「足りない火力を空母で無理やり補ってる中で私が抜けるのは得策じゃないわ」


潜水新棲姫「それが分かっててもか」


葛城「艦娘をやめたいとは思わないの。でも好きな人と少しでも一緒に居たいって気持ちはある」


葛城「多摩さんみたいにそこまで遠くないならここから通えるけど…」


潜水新棲姫「提督には相談してるのか?」


葛城「ええ、もちろん」


潜水新棲姫「提督は何て言ってるんだ?」


葛城「言わないと分からない?」


潜水新棲姫「そうだよな……」

葛城「私達がどうこうしたいって言って、提督が断るはずないもの」


潜水新棲姫「あの甘ちゃんは…」


葛城「トレードってわけじゃないけど、提督は私と同じような戦力を持ってる艦娘が居る鎮守府を探してくれてるの」


潜水新棲姫「葛城の異動先から別の艦娘が異動してくるんだな」


葛城「ここを離れるのは辛いわ。でも彼の事を考えると……」


潜水新棲姫「ワタシの知らない所でそんな話が進んでいたんだな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


「さて提督、具体案を聞かせてもらおうか」


「まさか何も考えてこなかったというわけでは無いだろうな?」


「秘書艦を二人も連れて来たのは言い訳の為か?」


龍驤「今から喋るから待っとき」


漣「提督、私達から説明しますので」


提督「…あぁ」


幹部「和平を望む深海棲艦の保護。そしてその保護した深海棲艦が否和平派のスパイかどうかを対策する案を聞かせてもらえるかい?」

龍驤「まずは結論から言うで。具体的な策は無い」


「なんだと?」


「開き直りか……」


漣「答えが無いのが答えということです。早とちりはやめてください」


幹部「どういうことだい?」


漣「人間が全く同じような人間が居ないのと同じで、深海棲艦にも同じ個体はいません」


龍驤「いちいちそれらに対応していくのは不可能や。せやからこうなった時にこう!っていう答えは用意できんかった」


「そんなのは分かりきっているぞ」


龍驤「まだ話してる途中や、黙って聞いとけ」


「……」

龍驤「ウチらが考えてきたのは大まかな枠組みや。そこからちゃんとしたルールにしていきたい」


「結局は人頼みか?」


漣「提督に押し付けた皆さんが言える事ではありませんね」


「なんだと?」


龍驤「今日ウチらが持ってきたのは草案の草案みたいなもんや。これを仕上げるにはここに集まってる皆んなの協力がいるんや」


漣「皆さんにどんな意図があるのかは分かりません。ですがこの派閥は深海棲艦との和平を目的としているはずです」


龍驤「ウチらは本気で和平を考えてるんや。どうかお願いします……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

夢物語にもほどがあると継戦派に雇われた提督が扇動を開始する

「随分と甘い事を言うな。お前達にはガッカリだ」


漣「甘いのはわかってます。けど…」


「私が何故この派閥に参加したか分かるか?」


龍驤「せやから和平を結ぶ為に…」


「私は秘書艦を失ったんだ」


提督「……」


「こんな思いをするのは私だけでいい。艦娘を犠牲にしたくなかったからこの派閥に参加したんだ」

「我々はいつまで深海棲艦からの攻撃で犠牲を払い続けなくてはいけない?それを無くすのは和平しかない」


「その為には亡命してくる深海棲艦を保護するだけでは無いと分からないのか?」


龍驤「せやから…その……」


「私は今日限りでここから離れる。後は好きにやっていてくれ」ガタッ


「私もだ」ガタッ


「この提督には着いていけないな……」ガタッ


漣「あ、あの!待って…下さ……」


提督「……」

幹部「…私達だけになってしまったね」


提督「……」


幹部「今回ばかりは君を庇うことはできない。何故だかは分かるね?」


提督「…はい」


幹部「提督君が本気で和平を結ぼうとしていることは知っている。生半可な気持ちでは無いことも知っているんだ」


幹部「だが君は結論ありきで行動してしまった」


幹部「そこまでにどんな道筋があるかを考えて欲しかったんだ」


幹部「艦娘の事をあれだけ細かく見ている提督君なら、それに気付くと思ったんだ」


提督「……」

幹部「実は…保護した深海棲艦やそれに関する対応策は私も考えてきていたんだ」スッ


漣「だったらなぜそれを教えてくれなかったんですか!!」


幹部「提督君が和平派のリーダーになるにはこうするしかなかったんだ」


龍驤「そんな…」


幹部「…すまない、私の力不足だ。君ならできると思い込んでしまっていた。もっとヒントを提督君に与えるべきだった」


提督「……」

幹部「この派閥は私がリーダーになるだろう。出て行った提督達も私が代表になると言えば戻ってくる」


幹部「だが提督君は……」


提督「…わかっています。今までお世話になりました」


龍驤「司令官……」
漣「ご主人様…」


幹部「君達への支援は続ける、そこは安心してくれ。だが和平派の会合にはもう来れない」


幹部「…こんな結果になってしまって申し訳ない」


提督「いえ……幹部さんは…悪くありません……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


提督「……」


漣「ご主人様、どうか元気を出して下さい」


老幹部「その様子じゃと散々な結果だったんじゃな」


龍驤「あんたは…?」


老幹部「わしはただの老いぼれじゃよ。若いお前さん達に助言をと思ってな」


老幹部「一度他の派閥や考え方の所に行ってみるといい」


龍驤「他の派閥に入れっちゅうことか」


老幹部「そうは言っとらん。あくまで参考にすれば良いんじゃ」

漣「でも今のご主人様にそんな余裕は…」


龍驤「選ぶこともできへんやろうね…」


提督「……」


老幹部「情け無いのぅ。仕方ない、わしが案内してやる」


漣「どこにですか?」


老幹部「お前さん達は女幹部も知っとるな?それの仲間みたいなものじゃ」


龍驤「それやったらまだ…」


老幹部「わしから連絡しておいてやろう。その会合に行ってみるんじゃぞ」


下1~3高コンマ その派閥の考え方や目的などを

ーー


「貴方が紹介された提督ですね。どうぞこちらに」


提督「はい……」


龍驤(変やな…ウチの事を見ても誰も何も思ってないんか?反応が薄いな)


H幹部「……」


漣(あの人がこの派閥のトップの幹部さんですね。結構イイ男ですけどご主人様ほどじゃありません)


H幹部「~~資料を」


「分かりました」


漣「え、あの声って…………」

漣「ひょっとして…朧……?」


朧「え…漣?」


漣「やっぱりそうでしたか!そのロングヘアーと眼鏡で分かりました!」


H幹部「私語は謹んでもらおうか」


漣「あ、はいすいませんでした…」


龍驤「知り合いか?」コソッ


漣「第七駆逐隊の集まりで一緒になった朧です」


H幹部「提督達は今日は見学していくそうだ。オブザーバーのようなものだと思っていい」


H幹部「私達はいつも通りに会議をしていればいいんだ」


「はい、了解しました」

ーー


漣「……結構グロいですね」


龍驤「せやからウチ見てもリアクションが薄かったんか…」


漣「わざと急所や痛みの強い所を狙って苦痛を与える。そして勝ち目が無いと悟らせた所で講和交渉に引きずり込む」


龍驤「どこを狙うのが効率的って……」


漣「多少の犠牲は仕方ないというスタンスですな」


龍驤「でも……」


漣「こういう考えもあるということです。参考程度にしておけばいいんですよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

H幹部「深海棲艦は概ね非情ではあるが機械ではない。割に合わないと考えれば手打ちにしようとも考えるはずだ」

ーー


漣「あの幹部さんが言ってることも分かります。深海棲艦は非情ではあるが機械ではない。割に合わないと考えるようになれば戦闘は行わない」


龍驤「でも……やり方が…」


漣「ですなぁ…深海棲艦を一度リンチにするわけですから」


龍驤「うん…やっぱり参考ぐらいにしとこな、司令官」


提督「あぁ……」

朧「漣、ここに居たんだ」


漣「朧殿!久しぶりですな~!」


朧「最近忙しくてごめん。会合とか会議が多くて」


漣「全然大丈夫ですぞ!それより朧殿と一緒にいるということがこちらの幹部が…」


朧「そう、私の提督」


H幹部「……」


龍驤「今日はありがとうござ…」


H幹部「ちょっと朧ぉ、あたしのメイク落ちてなぁい?」


朧「大丈夫ですよ提督」


龍驤、提督「「!?」」

H幹部「ここ空調効き過ぎよぉ。今度から使わないわ」


朧「わかりました」


龍驤「お…おぉぉお?」


漣「朧の提督はオネェなんですよ」


H幹部「提督ちゃん!話は聞いてるわよ~!」


提督「おっほほ…?」


漣「ご主人様がバグってらっしゃる…」


朧「無理も無いよ。見た目とのギャップが凄いもん」

H幹部「ここで話そうかと思ったけどやめたわ!サ店に行くわよ!」


朧「提督、言い方が古いです」


H幹部「伝わればいいのよ!提督ちゃん達も早く!」


龍驤「え、ええ……と…」


漣「幹部からのお誘いなんです。断るわけにはいきませんわな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー喫茶店


H幹部「いきなりあんなのでびっくりさせちゃったわね、ごめんなさい」


提督「い、いえ……」


H幹部「参加して分かってもらえたと思うけど、あたし達はあぁいう考えで動いてるの」


龍驤「なんで…?」


H幹部「そうね、建前は会合で言ったけど……貴方達なら本当の理由を言ってもいいかもしれないわね」


漣「本当の理由…?」

H幹部「提督ちゃんの所には深海棲艦がいるのよね?その子って頭はいい?」


提督「はい……」


H幹部「そうよね、戦いを望むなんて頭の悪い考え方。戦いたくないって言うのが効率的なのよ」


H幹部「そうね……狩りをする野生の生物が狩りをしなくなる時ってどんな時だと思う?逃げ出す時ってどんな事があったらだと思う?」


龍驤「理由……」


H幹部「それはね、仲間の死体を見た時なの。ここには自分達より強いものが居るぞって分かったら例え百獣の王でもそこから消えるの」


H幹部「深海棲艦には個体差があるの。頭の良い個体もいれば悪い個体もいる。でもいくら頭が悪くてもそれと同じことをすれば自分達は不利だって分かるんじゃないかしら?」

漣「深海棲艦の死体を使うんですか!?」


H幹部「流石にそれはやり過ぎ。だから痛め付けるくらいで止めてるの」


龍驤「凄い事思い付くんやね……」


H幹部「こちらが強いってところを見せれば裏切ったりスパイなんかもする気が起きないのよ。問題は人道的じゃないって所ね…」


提督「確かにリスクの管理はしやすい……」


朧「私達は少数派です。でもそこまで間違っては無いと思うんです」


漣「いや、まぁ……うぅん…難しいですね……」

カランッ


老幹部「……」


漣「あれ?今のって…」


H幹部「なぁに、誰か居たの?あたしのストーカー?」


龍驤「確か会合の場所で会った…ええっと…」


提督「秘書艦に大和のような艦娘を連れていたな」


朧「大和……その人って腰に剣をさしてませんでしたか?」


提督「してたような……」


朧「提督、もしかして…」


H幹部「そうねぇ…」


漣「何かあったんですか?」


H幹部「何も無いのよ。貴方達は気にしなくていいわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

H幹部「そういえばあの話とおかしいのよね」


朧「深海棲艦を保護した鎮守府が襲われた事についてですね」


H幹部「スパイがいたとして今まであれだけ連携がとれた襲撃って聞いたことないのよぉ」


漣「そういえばそうですね…」


朧「提督、やっぱり人間側にも協力者が居たんですよ」


H幹部「それしか無いわよねぇ……」

漣「和平派に反和平派が紛れてるって言うんですか?」


朧「それしか無いよ」


龍驤「まさか幹部さんが…」


H幹部「あの人は違うわよぉ。深海棲艦を嫁にしてるのよぉ?」


龍驤「ほなあの会合の中に裏切り者がおるん?」


H幹部「そうとも言えないのよ。会合の会話を盗み聞きとか色々考えられるの」


提督「人間側に深海棲艦と繋がっているのが居るのはほぼ確実か」

漣「あぶり出す方法があれば良いんですが…」


H幹部「無理をするときじゃないわ。返り討ちに遭う可能性だってあるの」


朧「まだ動くときではありません」


龍驤「難しいなぁ……」


提督「俺達にできることは警戒することか」


漣「場合によっては幹部さんも敵とみなさなければならない状況があるかもしれませんね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督「深海提督だ…」


朧「え?」


提督「深海提督ならば深海棲艦を指揮して連携した攻撃もできるんじゃないか?」


H幹部「噂では聞いてるわ。でも所詮は噂よ」


朧「本当にいるか分かりませんからね」


漣「もしその人が本当に居るとしたらどうしますか?」


H幹部「居るとしたらって……」


漣「深海提督は居るんです」

朧「一人の提督が全ての深海棲艦を操ってるの?」


漣「一部の深海棲艦だけだそうです。ですが徐々に支配している深海棲艦は増えていると」


H幹部「そうだとするなら納得できるわ。でもあの深海棲艦が大人しく言う事を聞くとは思えないわ」


朧「そんな知能があるとも思えません」


龍驤「ならどうにかして操っとるとしたらどうや?」


H幹部「…興味深いわね」


提督「深海提督はもう近くまで来ている可能性もあるのか…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

H幹部「……これ以上はやめておきましょう」


朧「そうですね、予測に予測を重ねるのは良くありません」


H幹部「硬い話しはここまでにしておいて、貴方達のこと聞かせてくれない?」


漣「漣達の事ですか」


H幹部「朧から聞いてるわよ?面白そうな話も聞けそうよね!」


龍驤「そんなおもろい話やないで?」


H幹部「恋バナは乙女の栄養分よ!」


提督「乙女…」

漣「そういえば朧殿はどうなんですか?その提督とは」


朧「それはね……」


H幹部「あらあの店員イケメンね」


朧「提督」ギュウッ


H幹部「痛いわよ!耳はやめてぇ!」


朧「提督には私が居ます」ギュウゥゥゥ


H幹部「わかってるわよぉ!だから早く止めて!」

漣「うまくいったようで良かったです」


朧「うん…頑張った!」


H幹部「あたしもヤキが回ったかしら。女ができるなんて何年ぶりかわからないわ」


龍驤「男はいつまでおったん?」


H幹部「半年前までよぉ」


提督「……」


朧「提督、浮気は許しません」


H幹部「貴女を怒らせたらどうなるかは分かってるわよぉ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

H幹部の男遍歴を朧が暴露し提督SANチェック

朧「提督は少し落ち着いて下さい。半年前の人の前はそれより一ヶ月しか離れて無いんですよ」


龍驤「ええぇ!?」


H幹部「男漁りは趣味みたいなものだもの」


漣「ということはもちろん…」


朧「提督は気に入った男の人がいるとまずホテルに連れ込むんです」


提督「……」

H幹部「だって体の相性が良くないと恋愛なんか続かないわぁ」


朧「酷い時は一週間で二人新しい人ができてました」


漣「エグいっすね…」


龍驤「その辺の話……詳しく聞きたいわ」


朧「本当に?」


漣「そうか、龍驤さんは若干腐ってたんだ…」


提督「……」

ーー

H幹部「…あの夜は凄かったわ。まさに新世界への扉が開いたのよ」


龍驤「えぇ話が聞けたわ…」キラキラ


漣「龍驤さんの顔が輝いてらっしゃる」


提督「……」


朧「ねぇ、漣の提督が死んでる」


漣「あまりに濃ゆい会話にSAN値が死にましたな」


H幹部「あらぁなら次はそっちの話が聞きたいわ」


朧「私も聞きたいな」


漣「もちろん、こっからは漣のターンですぞ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


漣「~~という具合でペットを躾けているんです」


朧「……」


漣「あり?思ってるのと違う反応…」


H幹部「貴女それ完全に彼氏じゃない」


朧「惚気話だね」


漣「い…いやいやいやいや!どう間違ってもそれは無いです!漣が大好きなのはご主人様だけですから!」


朧「あんな幸せそうな顔して語ってたのに?」


漣「そんな顔してません!」

H幹部「その深海棲艦、やるわね」


朧「見事に漣のハートを掴んでる」


漣「もぉ~!だからアイツは漣のペットなんですよ!」


H幹部「本当にそう思ってる?」


漣「な、なにが……」


朧「仮にさ、提督と潜水新棲姫どっちかしか助けられないって状況になったらどっちを助ける?」


H幹部「どっちも、なんて無、し、よ」


漣「安価」


下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

漣「あ、そ、う、え……?」


H幹部「ほら、即答できないでしょ?」


朧「やっぱりね」


漣「私は……?あの子はペットじゃ………」


龍驤「目に見えて動揺しとるな」


漣「こんな…自分がここまで揺れているだなんて……」


龍驤「焦る必要は無いで。自分の中でじっくり考えたらええんや」


漣「ご主人様より……あの子が………?」


ーー

やっとホモ提督を出せました


コメントなどあればお願いします

おつおつ
頭文字直球過ぎィ!
提督はなー抜きんでた英雄の素質ゴリ押しってタイプでもないしこっちは敵味方それぞれ一枚岩じゃないリアル寄りだしリーダーは厳しかった…か…?
新しい登場人物との交流で知見が広がって行くのはいいね(ホモセ参加はNG)

現時点での登場人物まとめ

駆逐艦
・暁
改二。胃腸が弱いため厄介払いで移籍。お酒に弱い。響と隣部屋。
レ級の尻尾をクリティカルで破壊。
紆余曲折を経てレ級と恋仲になる。SとMどちらもいける。 他人の性感帯が分かるようになったらしい。
・雷
もっと頼られたい。料理が美味しい。お仕置きアンカー使い。特三型の四人の部屋は隣同士。
翔鶴 がDJのラジオ番組『白鶴、まる。』のアシスタントをしている。
・電
怒声をあげられたり威圧されたりするとパニックを起こす。
人混みは苦手で、大勢の人を見るだけで気分が悪くなることもある。
通院のおかげでもう一つの人格が殆ど現れなくなった。代わりに一人きりになると固まるようになる。
囲んで「ぷらずま様ぷらずま様、降臨してください」と言うと元に戻る。
半分トラウマスイッチの入った響を元に戻すほどのくすぐりの達人。
雷「調子のいい日の電は敵に回しちゃいけないの」
・響
改二。本人の希望で響と呼ばれる。暁と隣部屋。語尾に「ニャン」とつける時がある。
前にいた鎮守府で民間人との間でかなりのトラブルがあり大切な人を失ったと話している。
真相は艦娘の反対派のテロにより前の鎮守府の司令官は亡くなったというもの。故に死に敏感。
事件は揉み消されており響から詳細を聞いたのは提督とガングートのみ。
フリフリ猫耳メイド服の自撮り有り。筋肉質な男性が好き。猫耳&猫尻尾を着けていることがある。
結構派手な下着を穿いてるらしい。先生と呼ぶ野良猫がいる。
・清霜
前の鎮守府にいた武蔵を尊敬している。その武蔵は脳の病気に罹り亡くなる。清霜は、病気が進行して声帯が機能しなくなった武蔵のために手話を覚えた。
手話ができるため長門の通訳をするときがある。
・霞
改。龍驤からママみを感じられている。毒草マニア。皆に薬を渡す。薬剤師免許持ち。
タナトフィリア。鎮守府裏で薬の元となる草を栽培、また山へ採取しにいったりする。
榛名のことをお姉さまと呼ぶ。素質はあったが前鎮守府で出撃させてもらえず練度不足。
榛名曰くストレスが溜まっているとSになるらしい。
・黒潮
改二。龍驤のブラックジョークに対応できる子。喧嘩が強い。加賀と素手の殴り合いをした。
食べ歩きが趣味でよく食べる。好きな甘味はたこ焼き。空腹を紛らわすためにシャド―ボクシング的な事をする。
前の鎮守府の提督が浮気をして鎮守府が解散。故に当鎮守府に来たのはたまたま。
『悲劇』の時に神通や龍田を相手に立ち回った。その時のことを夢に見る時がある。漣のことが嫌い。
脳死状態から復活する。
・不知火
改二。お洒落に気を使う。猫耳狸柄パーカー着用。
一度怒りのスイッチが入ると大変。前の鎮守府では凄かったらしい。
隼鷹と仲が良い。
スパッツへのこだわりが大きく、そのままでお手洗いに行ける改造をしたり自分で作ったりしている。変な本の大半はお尻モノ。
特務艦綾波から離れるためK提督の鎮守府にレンタル移籍するが、脱走した綾波と交戦した後、実は傀儡であったことが判明する。
・卯月 / 弥生
改。霞より練度が大きい。真剣になると語尾がとれる。性行中毒だったが改善。バリタチ。最高五股。
叢雲に槍で刺されて入院していた。叢雲に鉄パイプを入れてお腹を踏んだことがある。
かつて卯月が沈んだ際に、弥生が卯月の肉体を食べた結果、現在は弥生の肉体に卯月の意識も存在している。
・朝霜
練度250。提督に滅茶苦茶にしてほしい為に当鎮守府に来た。元々いた鎮守府の提督から移籍する許可をもらっているが、当鎮守府の提督は受理していない。
首輪をつけたり体中にピアスを空けている。
提督が好き。幹部付き特務艦。龍驤の事故現場に遭遇している。
ピアスには守れなかった人の名前が刻まれており、またその人物の一部が練り込んであった。首輪を着けている。首輪の鍵は提督が持っている。
前述のピアスを夕立に破壊される。 後にピアスを鋳なおし、イヤリングとして付けている。
早霜に調教されていたので、早霜にはまるで逆らえない。
・叢雲
改二。ポニテメガネ。うーちゃんが好きで刺しちゃった(二回)。縄目の恥を受ける。
釈放後、当鎮守府に所属した。スリップ着用タイツ直穿き。
卯月が改二になった叢雲をイジめたいというので頑張って改二になったらしい。
卯月に下半身を蹴られまくって正常な卵子を排卵できない体になり、妊娠不可能。
前の鎮守府に居たときに、ドジっ子吹雪以外から、吹雪より姉っぽいとよく言われていた。
・皐月
改二。提督の友人である女性提督の所から移籍。母乳で溺れて天国を見た。雲龍の胸が好き。 一時漣や雲龍と肉体関係を持つ。
オッパイを極めた結果マッサージの技術を身に付けた。オッパイを揉んでいるとき、富士と遭遇するが、そのオッパイを揉み富士を体から追い出した。
・陽炎
改二。制服は金色。艤装も金色。家具も金色。私服も金色。メッキ加工ができる。他人に選ぶ服のセンスは真面。
一から夜の金色相棒を作ったことがある。出撃の合間に工廠で手伝う。
最後には快楽堕ちして奴隷になる陵辱系モノが好き(金色のカバーがかけられている)。
好きな甘味はケーキ。カップケーキ等をよく食べる。栄養剤代わりに金粉をかける。
改二の際、艤装を金色に塗装したところ、艤装が爆発してロボになった。声が出る。装着すると船速が早く耐久が大きくなる。装着した見た目はアイアンマッ!
かつては万引き癖があった。不知火と同じく傀儡である。

・漣
当鎮守府の初期艦。龍驤が怪我をした数日後に別の鎮守府に移籍。提督の初めて。
腕や脚をくっつけられた跡がある。整備士によって健常者となる。胆嚢に友好的な重巡棲姫がいる。
深海の魚雷を使える。深海の主砲は使えない。 アレを生やせる。
レ級とともに和平派の深海棲艦を集めている。
・潮
傀儡の完璧なチューナーとして作られたが失敗作として放棄されたと思われる。
整備士と知り合いでかつ大本営を裏切った提督に送られる予定であったと思われる。
好きな艦種になれる。深海棲艦にもなれる。深海棲艦になると口が悪くなる(ブラック潮)。艦種に合わせて体型が変化する。
得意な重巡と当鎮守府での層が薄い戦艦をメインに使いこなせるよう頑張っている。空母艤装は一航戦や五航戦のものに近い。
一番体型が大きい重巡の姿でいることが多い。危険が迫ると戦艦になりやすい。胸が強調された本を沢山持っている。
皐月にオッパイの気持ち良さを教え込まれた結果、漣のものより長い立派なモノが生える。
・S朝潮
元ブラック最前線激戦区鎮守府所属。売られて毎回自分の中に出された液体を掻き出して飲んで生き延びていた。
買った男を自分の手で始末した。皐月の弟子。龍田の症状が治ってきていると実感させた。
用意周到。手錠を着けており、鎮守府から外に出ることができない。
殺した男の父親から依頼を受けたタシュケントに拷問され死亡する未来を回避するため、死亡を偽装することになる。
殺人の件で再審が行われるも、朝潮の減刑は認められず、新型手錠のモニター期間も終了したため刑務所送りとなり、獄中で自殺する。
その怨念が独り歩きし、島風鎮守府を苦しめるが日進に怨念の事を伝え供養してもらう。
・山雲
霞の薬品の管理について監査に来た。実は組織側の艦娘であり、幹部と駆逐棲姫を拘束し、二人を奪還された後は艦娘を深海棲艦のように変異させる薬を飲み暴走する。
『頭ネジ』の武蔵に殺害されるが、その遺灰と朝雲が持っていた山雲の死体の一部が融合して出来た卵から、妖精さんサイズになって復活する。艤装の威力はサイズ相応だが、艤装を出している間は秋津洲を軽々投げ飛ばすほどの怪力を発揮できる。
・朝雲
山雲と同じく霞の薬品の管理について監査に来た。山雲が組織側の艦娘だとは知らず、殺害された山雲の一部を瓶に入れて保存する。どこにも所属していないことが判明し、提督の鎮守府所属となる。
・初雪
古鷹を自殺させたということで加古を憎んでいる。提督の昇進と同時に鎮守府に着任する。
古鷹の自殺の原因の多くが古鷹に寄生した深海棲艦によるものだと知り、加古を殺そうとしていたことを謝るなど加古との関係は持ち直す。
・白露
・村雨
・春雨
夕立・時雨(駆逐水鬼)の姉妹艦。元々は同じ鎮守府に所属していたが、時雨の死後バラバラになったらしい。
ガングートの代わりの戦力として鎮守府にレンタル移籍する。
春雨は富士を追い出している。


軽巡

・阿武隈
改二。酔うとキス魔になる。
下の毛は生えていない。清霜ですら生えてるのに。不感症の疑い。
前の鎮守府で独自のノルマを課せられていた。泣きすぎて脱水症状になりかけたことがあったらしい。
黒潮からきわどい勝負下着を貰う。強さについて葛城と話す。
・多摩
改二。龍驤が心配な為に艤装を破壊したり義足義手を隠したりしていた。
その贖罪として提督や龍驤の膝の上に乗せる猫扱いをされた。女子力の塊。ジグソーパズルも出来ない。
瑞鶴のリハビリ担当医にアタックした結果婚約。
普段は指輪をネックレスにしている。
恥ずかしさのメーターが振り切れるとゴメン寝する。興奮すると語尾がとれる。Eトリガー所有。
改二になった際、夜目が利くようになったり、野生の感が強くなったりした。マル秘作戦で加賀と一緒になったことがある。 その影響か加賀とともに血中細胞が変異している。
・北上
改。工作艦医療担当も出撃もするハイブリットな北上様。
龍驤への不用意な発言を大変後悔している。
龍驤さんが私の整備した義足義手じゃないと着けないと言われ、OCDとPTSDを治して退院。犬が苦手。
一生龍驤さんの専属技師。素質も練度も問題無いが、改二の服は寒いので改のまま。情事が下手。
・夕張
工作艦担当。鎮守府の色々を盗撮している。ドローンも使う。夕張が着任してからは、集合写真は同じ場所で夕張が撮る。
鎮守府の運営がままならなくなった時、潜水艦達と一緒に何とかしていた一人。
メロンと呼ばれることが嫌い。前の鎮守府ではそう言って弄っていた相手が階段から落ちそうになった時、手を伸ばさなかった。
トリガーの使い過ぎで生命が殆ど無くなるも回復。演習に殆ど出ない。入院時、PCが扱える烏に懐かれた。他の者に懐く様子はない。
夢遊病と診断される。夕張「やっぱりメロンは夕張ですよね!」
もし艦娘を殺してしまったときのために死体を隠しておくための冷凍庫を工廠に置いている。ヅカ系に詳しいらしくファンクラブ限定の超限定版DVDを持っている。
・神通
改二。練度99。ケッコンカッコカリ済。バトルジャンキーだったので匙を投げられ移籍してきた。
移籍当初は勝手に出撃を繰り返し気絶するまで帰ってこなかった。
ジョークにものってくれる。<龍驤さんは背も小さいですよ。
黒潮と共に龍驤に頼りにされている。素質は30だったが提督と話し合って変わり改善する。
<練度では黒潮さんに負けていません。ダメになると食べ物を噛めなくなる。注射が嫌い。 脇腹が弱点。
・川内
改二。夜戦がうるさくて夜戦に抗議をしたら自分が夜戦になった。
一時的に卯月のものになったが、卯月の治療の為とそれ程執着していなかった故に手を引いた。
ニンジャ。素質問題無し。神通に次いで練度が大きい。休日は誰も知らない山水の滝で体を清める。
師匠と仰ぐ由良が居てその影響を受けて鬼軍曹と呼ばれていたらしい。愛用のバイクを所有。
提督の鎮守府に来てから梟挫を習得した。元々は忍者提督の鎮守府にいた。
・龍田
改二。天龍ちゃん好き。一思いに殺すのが得意。前の鎮守府で提督に襲われた。
素質は5であったが、当鎮守府に着任後に素質が上がり改善する。
・天龍
龍田の改二実装に凹むも皆からのビデオメッセージで感動。自分の役割を果たすと意気込む。
過激な乙女ゲーのガチャ中毒。株とかでへそくりを作って課金していた。霞の薬で様子見。
・大井
別の鎮守府から移籍。北上(別)に襲われ心意喪失するも、球磨が投与していた毒や周りの協力もあってある程度回復。
動けなくなるまでは別の鎮守府で一二を争う練度であった。強くなるのが好き。
・球磨
別の鎮守府から移籍。大井の介護をしていた。北上(別)を恨んでいる。
自我のない深海棲艦が脳以外のどこかに寄生、一体化している。趣味は艦娘の盗撮や使用済み下着の収集。
北上(別)は死亡したが、その死体の破片を浴びた際、体内の深海棲艦を北上が乗っ取った。
北上(別)の働きで内臓を破裂させられ、その際北上は血を浴びた明石に移動した。その怪我は完治するが、下着を使った料理は食べられなくなったらしい。
・由良
川内の師匠として川内を鍛える。深海棲艦を滅ぼした後、艦娘も処分するという考えを持つ。
強くなるために深海棲艦のコアを食べたらしい。4体の深海棲艦を体内で飼っている。
忍者提督とケッコン済み。

確かに一部の設定等は今は見られなくなりましたし…
現在は変化している部分などを書き直してから投稿することにします

ーー埠頭


漣「……」


重巡棲姫(考え事をする時はいつもここだな)


漣「ここなら誰にも見られませんし…」


重巡棲姫(一人で泣いていても大丈夫ということだ)


漣「今日は泣いてませんよ」


重巡棲姫(今日は、な)


漣「……」


重巡棲姫(私は一番近くでお前を見てるんだ。誤魔化す必要も無い)

重巡棲姫(漣が潜水新棲姫の事で悩むのも分かる)


漣「……」


重巡棲姫(ホモ提督達に提督か潜水新棲姫のどちらかの二択を迫られた時に、お前は即答できなかった)


重巡棲姫(以前の漣なら間違い無く提督だと言っていた。そうじゃないということは)


漣「それ以上言わないで下さい」


重巡棲姫(私が言わなくても結果は変わらないだろう)


漣「黙れってんですよ」


重巡棲姫(……)

漣「漣がペットを選べば龍驤さんとご主人様がくっついて皆んなハッピー。それで良いはずなんです」


漣「でも…………」


漣「それを許せない漣がいるんです…」


漣「ご主人様は……私の…」


重巡棲姫(一度裏切ったのは漣だ)


漣「ぐぅぅぅぅ…!!」


重巡棲姫(提督の甘さに助けられていただけじゃないか)


漣「黙れぇ…!」

重巡棲姫(漣)


重巡棲姫(私は漣の味方だ。お前がどんな選択をしようとも、それを非難する事はない)


重巡棲姫(だから決して後悔するな)


漣「どうせどんな選択をしても漣は後悔するんですよぉ!!」


重巡棲姫(……)


ピピピピピ…


漣「電話……非通知で…」


重巡棲姫(アイツじゃないのか?前に修復剤を渡して終わったはずだ。無視しても良いぞ)


漣「……もしもし」ピッ


重巡棲姫(漣……)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

匿名の艦娘が「今度提督たちの集まりを狙ったテロがある」と警告する

『貴女は秘書艦さんですね』


漣「そっちは誰ですか…」


『今度提督達の集まりを狙ったテロがあります。どうかそれを阻止して下さい』


漣「だから…」


『』ガチャ


漣「切れた…」


重巡棲姫(イタズラ電話にしては妙だったな)


漣「そんな事無いですよ、ただのイタズラです…」

重巡棲姫(だが今度提督達の集まりがあるのは事実だろう)


漣「……」


重巡棲姫(おい、漣…)


漣「…執務室に戻りましょう」


重巡棲姫(……お前のやる事に文句は言わない。だが…)


漣「もう仕事の時間なんですよ。貴女はそこで大人しくしてて下さい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


提督「俺達を狙ったテロか」


漣「もちろんイタ電の可能性が高いと思います。ですが警戒しておいて損は無いかと」


提督「そうだな…」


漣「この事は幹部さんとH幹部にも報告しておきます」


提督「その方がいいだろう」


漣「イタズラだとは思いますが、最悪の場面を想像して動くのは基本ですからね」

漣「その集まりには基本秘書艦は参加できないんですよね?」


提督「…そうだな。幹部クラスでも無理だ」


漣「特務艦は特務艦で別の集まりがある」


提督「……確かにそこを狙われると厳しいな」


漣「人間だけが集まっている。しかも全員が提督やそれに関係すると。テロの目標としては十分です」


提督「……」


漣「とは言ってもイタズラだと思いますよ。ご主人様は心配しないで下さい」


提督「…そうか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー数日後


提督「じゃあ行ってくる」


龍驤「漣にあった電話も気になるし、気をつけてな」


提督「あぁ、十分気をつける」


漣「ご無事を祈ってます。どうかお気をつけて」


提督「俺が留守の間は頼んだぞ」


龍驤「うん、こっちは任せといてな」

龍驤「行ってもうたか…心配やなぁ」


漣「龍驤さん、漣も行ってきます」


龍驤「行くってどこによ?」


漣「ご主人様達の集まりにです」


龍驤「無理やで、ウチら艦娘は中に入られへん」


漣「中に入るなんて一言も言ってません。会場とかその周りを見張りに行くんです」


龍驤「見張りか……」


漣「向こうも検問とかはやってるはずです。ですが遠距離から何かをしてくる可能性もありますから」


龍驤「……わかった、漣に任せるわ」


漣「何かあれば連絡します。それではコソっと行ってきますね」

ーー会場近く


漣「なるほど、ここから先は提督達しか入れないと」


漣「ここから会場までは距離があります。何かをしようとしても無理ですな」


漣「やっぱりあれはイタズラでしたか……」


漣「いえ、危険が無くなって良かったんです。漣は一足先に帰りますかね」


「……」コソッ


漣「…なんでしょう今の人影は。少し気になりますねぇ」

「……」


漣「あれは……武器?爆弾もありますね」


漣「テロは本当にあったんですか……」


漣「でもここからじゃどれも届きそうにありません。一体どうやって…」


漣「……」


漣「一人では部が悪いです。誰かに知らせないと…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ええと特務艦いないんだったか……
ペット新姫!キミに決めた!

漣「…しまった!夕立さん達を呼ぼうにも別の集まりがあったんでした!」


潜水新棲姫「何をしているんだ漣」


漣「ぬぉ!?」


潜水新棲姫「静かにしろ!アイツらにバレる」


漣「…なんでここにいるんですか」


潜水新棲姫「漣がコソコソで出かけたからだ。後をつけるに決まってるだろう」

漣「…今は味方が一人でも増えてくれれば有難いです」


潜水新棲姫「どういう状況だ?」


漣「アイツらはテロリストです。提督達を襲うつもりなんです」


潜水新棲姫「それをワタシ達で止めるのか」


漣「やるしかありません。手遅れになってからでは遅いんです」


潜水新棲姫「だがワタシは武装は放棄している」


漣「……やるしか無いんですよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

「敵は外からしか来ないと思っていたか?」と犯人達が笑うと同時に爆発音が

潜水新棲姫「漣、いいことを思いついた」


漣「なんです?」


潜水新棲姫「アイツらの武器を狙え」


漣「…なるほど!」


潜水新棲姫「爆弾も用意しているんだろう?それを撃てばいい」


漣「それなら相手はパニックを起こしますな!その内に突っ込みます!」

潜水新棲姫「狙えるか漣」


漣「舐めないで下さいよ」ガチャッ


潜水新棲姫「外せば終わる。その気持ちで当てるんだ」


漣「……よし」


潜水新棲姫「いけ、漣」


漣「いきますよ……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>333

漣「!!」ドォンッ


「何の音!?」


ドガァンッ!


「爆弾が爆発した!」


「なぜだ!?」


「クソッ!」


潜水新棲姫「流石だな漣」


漣「連中は慌ててるようですね」

「一旦引くぞ!」


「計画は完璧だったのに!」バタン


潜水新棲姫「逃げるぞ!」


漣「あれは装甲車…突っ込むつもりだったんですね」


漣「後は陸の警察に任せれば…」


潜水新棲姫「何をやってるんだ!その間に逃げられるぞ!」


漣「え、いや……」


潜水新棲姫「アイツらが残していった車がある!それを使って追うぞ!」


漣「マジすか……」

ーー


漣「なんで漣が運転してんですかねぇ…」ブゥーン


潜水新棲姫「ワタシが運転できると思ってるのか?」


漣「はいはい…」


潜水新棲姫「見えたぞ!あの車だ!」


漣「あんな目立つ車ですしね、すぐ見つかりますよ」


潜水新棲姫「タイヤを狙えないか?」


漣「運転しながらはキツイっすよ!」


潜水新棲姫「なんとかしろ!」


漣「無茶言ってんじゃねぇーー!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣が先回りし車で体当たりし止めるが敵が積んでいた残りの爆弾が市街地で暴発してしまう

大和が五右衛門ばりの対向車から飛び乗り切り刻みでテロリストの車微塵切りに

ーー

潜水新棲姫「……陸の警察には連絡した!」


漣「よくやりました!」


潜水新棲姫「連中もワタシ達に気付いたようだな」


漣「あんな重い車で必死に逃げてますよ」


潜水新棲姫「見失うことは無さそうでいいじゃないか」


漣「良くありませんよ。万が一住宅街にでも行ってしまったら終わりです」


潜水新棲姫「そうか…それはマズイ」

潜水新棲姫「これからどうする?」


漣「貴女は運転できないんですよね!?」


潜水新棲姫「やったことが無いからな」


漣「…体当たりで止めます」


潜水新棲姫「正気か?」


漣「こっちもゲーセンのイニDくらいしか経験が無いんですよ!こっちが事故る前に終わらせるんです!」


潜水新棲姫「…シートベルトをしておこう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

お互いの車がボロボロになった所で助太刀が

捕まえはするが偶然にも別のテロリストが集会を襲撃していた

漣達が乗っているのは普通の車で、テロリストは装甲車です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

>>357

潜水新棲姫「おいバズーカとか出してきたぞ、避けろ」
漣「簡単に言ってくれるなああああああああうおおおおおおおお」

ーー


潜水新棲姫「警察はまだなのか!?」


漣「こっちは動いてるんです!簡単にはいきませんよ!」


潜水新棲姫「……おい、あのままのスピードであのカーブは曲がれるのか?」


漣「向こうは装甲車です、急ブレーキを踏んでもピタッと止まるわけありません」


ガシャーーーンッ!


潜水新棲姫「ガードレールを突き破ったぞ!」


ゴシャッ


漣「ちょっ!!道路を塞ぐなってんですよぉぉぉぉぉ!!」


潜水新棲姫「ぶつかる…!」


漣「ぬぉぉぉぉぉぉ!!」キィィィィィ

ガッシャーーンッ!


漣「う"……!」


漣「やって…しまった……追突……して…」


潜水新棲姫「」


漣「気絶しちまいましたか……仕方ないです…」


漣「テロリストの車は……無い…?」


漣「とにかく…外へ…………」ガチャ

漣「漣が追突してしまったから…ガードレールを完全に突き破って……この下に…」


漣「相手はテロリスト……でも…助けないと…」


漣「この状況で助けられるのは…漣だけ……」


漣「大丈夫…慎重に降りれば……こんな崖くらい…」


漣「よし……行きますよ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ぐっちゃぐちゃの装甲車だが死体も血痕もない

テロリストが漣を別働隊とともに連れ去る

「大丈夫ですか!?」


漣「警察……」


「テロリストは何処に!?」


漣「この…崖の下に……」


「分かりました、後はこちらにお任せ下さい!」


漣「は…い………」


「おい、救急を呼べ!」


「もう呼んでます!」

「連絡をくれたのは貴女ですね?」


漣「私の…助手席に居た……」


「…話はまた後日伺います。今は安静にしていて下さい」


漣「いえ…大丈…夫………」


「車を確認しました!」


「よし、行くぞ!」


漣「…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣の行動が全国的に報道され賛否が沸き起こる

まるゆ刑事がある程度教えてくれたがテロリスト共の糸引いてる奴らが全く分からんらしい
装甲車とか一般人は手に入れられないというのに

ーー病院


まるゆ「無免許運転に事故…随分と無茶しましたねぇ」


漣「あの時は必死だったんです…」


まるゆ「本当なら漣さんも逮捕…と言いたいところですが、漣さんの活躍が無ければテロは行われていたでしょう」


漣「怪我の功名というやつですか…」


まるゆ「漣さんも深海棲艦もお咎め無し。これが上の決定です」


漣「お気遣いありがとうございます…」


まるゆ「実際漣さんのお陰で命が救われただけで無く、テロ事件になることが無かったんです」


漣「車両二台の事故くらい…揉み消せますもんね…」

まるゆ「本来なら勲章もの以上の活躍ですが、無かった事件を讃えることはできません」


漣「いいですよ…そんなものが欲しかったんじゃ無いんです…」


まるゆ「犯人達の身柄は大本営にあります。ですが誰がこんな事を仕掛けたのか。黒幕が分かって無いんです」


漣「そうですか…」


まるゆ「混乱を避ける為に漣さんたちは一週間の入院だそうですね。気疲れもあると思いますのでゆっくりしてて下さい」


漣「お言葉に甘えて…ベッドとお友達になってます…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫の目が覚めて「惚れ直した」と抱きつかれる

幹部さん「すまないが、漣くん、提督くんから報告のあった電話の件なんだが……」
漣「うげぇ(了解です全部答えます)」

ーー

潜水新棲姫「漣…」ガチャ


漣「そっちも起きましたか。貴女にはお説教が必要なんですよ」


漣「貴女は深海棲艦とはいえど武器を持ってないんです。もう二度とあんな危険なことはしませんよ」


潜水新棲姫「漣…」


漣「わかってます。本に書いてなかったとか言うんですよね。そういう問題じゃないんですよ」


漣「いいですか?こういうのは…」


潜水新棲姫「漣ぃ……!」ギュウゥゥゥゥ


漣「……」

漣「こんな事をしても無駄ですよ」


潜水新棲姫「違うんだ…ワタシの話を聞いてくれ……」


漣「いいでしょう、聞きますよ」


潜水新棲姫「またお前の事を好きになったんだ…!」


漣「……」


潜水新棲姫「これが惚れ直すというやつか?お前の事が好きで好きでたまらないんだ!」

潜水新棲姫「あんなカッコイイ顔…初めて見た……凄かった…」


潜水新棲姫「漣の事は知ってたつもりだった。でもまだまだ知らないことがあったんだ!」


潜水新棲姫「もっとワタシを側に置いてくれぇ……」


漣「また懐かれましたか…」


潜水新棲姫「好き…漣………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

お見舞いに来てた提督と龍驤、影から見てた

漣「好きという気持ちにも色々あるんですよ。まだ貴女には解りませんかね……」ナデナデ


潜水新棲姫「うぅん…もっと撫でて……」


漣「はいはい、これくらいいくらでもしてあげますよ」


潜水新棲姫「んふふ…」


漣「こうやって見てれば可愛いいんですけどねぇ……」

龍驤「漣~~えらい無茶したみたいやな」


提督「話は聞いたぞ」


漣「ご主人様…」


提督「あそこまでする必要は無いんだ」


龍驤「無茶し過ぎやアホ」


漣「その通りでございます…」


提督「もう二度あんな事はやめてくれ」


龍驤「許さんからな」


漣「はい……」

龍驤「……怒るのはここまでや」


提督「漣…心配させないでくれ」


龍驤「お前にもしもの事があったら…」


漣「……」


提督「俺達を助けてくれようとした事は嬉しい。だがそれが漣と引き換えになったらと思うと…」


龍驤「あんな無茶はもうしやんといてな?」


漣「安価」


下1~3高コンマ 漣の台詞やその他起こったことなどを

漣の携帯にタシュから「次の和平とやらの会合で『仕事』があるんだけど君はどうする?」と電話が

私の悪い癖ですねー(自分の頭コツン

勘違いしてましたすみません、難しいなら下の安価で大丈夫です

ーー病院、深夜


漣「……もしもし?」


タシュケント『やぁ、久しぶりだね』


漣「もう貴女とは切れたはずですが」


タシュケント『うん、君と取り引きをしようって話じゃないんだ』


タシュケント『次にある和平派だかの会合で仕事があるんだけど君はどうする?』


漣「……」


タシュケント『言ってる意味は分かるよね?』


漣「どうして……」


タシュケント『う~ん勘ってとこかな』


漣「嘘ばっかり……」

タシュケント『その辺はどっちでもいいでしょ。それよりどうする?』


漣「……」


タシュケント『返事は今すぐじゃなくても良いよ。また電話するからね』


タシュケント『そうだなぁ…君が退院する頃に答えを聞かせてよ』


タシュケント『君ならこっちが望む答えをくれるって信じてるよ。それじゃあね』ガチャッ


漣「……何言ってんですか…」


漣「漣が……そんな話に…」


漣「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「次の和平派の会議で…」


漣「はい、間違い無く事件が起こります」


提督「それは一大事だ。すぐに幹部さんに知らせる」


漣「もしかすると標的は幹部さんかもしれません。十分気をつけるようにお知らせ下さい」


提督「そうだな…」

提督「一体なぜ和平派を狙うんだ」


漣「もしかすると依頼元が大本営とか?」


提督「…笑えない冗談はやめてくれ」


漣「いやぁ……すいません」


提督「とにかくこの事は幹部さんに知らせる。教えてくれてありがとう」


漣「いえ、当然の事をしたまでです」

ーー

漣「和平派の危機はご主人様に知らせました。これで一安心ですな」


漣「…ハッキリ言ってダークサイドに落ちようかと思いましたが、それは違います」


漣「ご主人様かうちのペットか……まだ選ぶことはできませんが、ひとまずはこのままでいかせてもらいます」


漣「明日には退院ですか…ゆっくり休めましたし、お仕事頑張るぞい!という所ですかね」

「すいません、血圧を測らせて下さいね」ガチャ


漣「あ、はい。いつもありがとうございます」


「漣さんは明日退院だそうですね」


漣「そうなんですよ!一週間もお世話になりました」


「ええ…」


漣「おりょ?どうしましたか?」


「約束、覚えてますか?」


漣「はて?貴女と約束なんてした覚えはありませんが」


「そうですか……」


漣「…?」

「同志達の事は言わないでっていったよね?」


漣「……!」


タシュケント「残念だよ」ガチャ


漣「ご主…!!」


タシュケント「…」パスッ


漣「」


タシュケント「……」パスパスパスパスパスパスッ


漣「」


タシュケント「全弾命中。建物の中ではサイレンサーは付けないとね」

タシュケント「やっぱり君はこっちが望んだ答えを出したね」


タシュケント「『タシュケント』の秘密を知った君を生かしておくわけにはいかないんだ」


タシュケント「残念だったね漣」


タシュケント「そもそも和平派を狙う仕事なんて無かったんだ」


タシュケント「君が約束を破ったって事実が欲しかっただけだからね」


タシュケント「君は犬死にさ」


タシュケント「…仕事は終わった。じゃあ帰らせてもらうね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

重巡棲姫(漣!しっかりしろ漣!!)


重巡棲姫(クソ…!全く反応が無い!)


重巡棲姫(何発撃たれた!?……七発か!)


重巡棲姫(体を動かそうにもこの状況では…!!)


重巡棲姫(いや、体を全て動かす必要は無い!体の一部……)


重巡棲姫(そうだ!ナースコールのボタンを押せればいいんだ!)

重巡棲姫(動け!片腕だけでもいいんだ!)


重巡棲姫(動け!動かないと死ぬんだ!!)


重巡棲姫(動け動け動け動け…!!)


漣「……」ピクッ


重巡棲姫(よし!これならなんとか…!)


重巡棲姫(漣!!お前は絶対に死なせないからな!!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「漣の状況は!?」


龍驤「集中治療室や。なんとか生きとるって状態や」


提督「犯人は!?」


龍驤「…全く分からんって。監視カメラも確認したけど不審な人物は特定できてないらしいわ」


提督「漣…!!」


潜水新棲姫「うぁぁぁぁぁ…!!漣ぃぃーー!!」


龍驤「…隣の部屋で漣が撃たれたんや。ショックやろうな」


潜水新棲姫「なんで…どうして……!うぁぁぁぁ~~!!」


提督「漣……無事であってくれ…」


ーー

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー


ピピピピピ…


女幹部「私だ」ガチャ


龍驤『良かった!!女幹部さんやな!』


女幹部「なんだ、うるさいぞ。要件を早く言え」


龍驤『アケボノらの仲間のグラーフを呼んで欲しいねん!!』


女幹部「簡単には無理だ。大本営は鎮守府に所属していない艦娘のあぶり出しを行なっているのは知ってるだろう」


女幹部「アイツらは今同じ所にずっと居ないんだ。こっちに飛ばすだけでもリスクがある状況ではグラーフは動かせない」

龍驤『頼む……グラーフだけが頼りなんやぁ…』


女幹部「…泣いているのか?」


龍驤『漣が…撃たれて……重症なんや……』


女幹部「なんだと?」


龍驤『今はなんとか…生きてるけど……明日にでも…」


女幹部「……その病院の住所と漣がいる場所を教えろ」


龍驤『うん……頼むから…グラーフを…』


女幹部「わかった、こちらに任せておけばいい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

女幹部「グラーフはなんとかする。だがアイツの力で治すと病院が不審がられるぞ」


龍驤『その辺はこっちでなんとかする…それよりも漣を……』


女幹部「わかった。最後にもう一つだけ質問がある。下手人は誰だ」


龍驤『タシュケント…言うて…な……前に朝潮を…」


女幹部「了解した。後は任せろ」ガチャ


女幹部「……アイツがやったのか」

女幹部「特定の番号に…五回着信履歴を残す……」ピピピピピ…


女幹部「これで良しと」


アケボノ「何よ、急用じゃない限り呼ばないんじゃないの」バシュッ


女幹部「早いな」


アケボノ「こっちも逃げ続けて暇なのよ」


女幹部「そうか、ならグラーフをこの場所に飛ばしてやるよう伝えてくれ」


アケボノ「先になにがあったか言いなさいよ」


女幹部「あの鎮守府の漣が殺されかけたんだ」


アケボノ「……」

女幹部「漣をやったのはタシュケントだ」


アケボノ「アイツ!!」


女幹部「お前にも重傷を負わせただけでは足りなかったようだな」


アケボノ「前の時はあたしと爆弾を何もない場所に飛ばしてもらうのが精一杯だった…」


女幹部「グラーフが居なければお前は死んでいたな」


アケボノ「上等じゃない!今度こそ息の根を止めてやるわ!」


女幹部「熱くなり過ぎるなよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


龍驤「漣……もうすぐやからな…」


提督「…龍驤」


龍驤「どないしたん…?」


提督「俺は今までいろんな奴に甘い甘いと言われてきた…それを今更実感した」


提督「確かに俺は甘かった。甘すぎたんだ…」


龍驤「司令官…………?」


提督「もう二度こんな事は起こさせない。絶対だ」


龍驤(この感じ、またや……あの違和感がまた司令官からする)

龍驤(確かに司令官は甘い。せやから少しくらい甘さが抜けるのはええと思うんや)


龍驤(でも今の司令官からは……そんな雰囲気は無い…)


提督「漣……お前の仇は…」ぶつぶつ


龍驤(司令官を止めれるのはウチしかおらん。でもなんて言うたらええんかわからんのや)


龍驤(このままやと司令官は道を大きく踏み外すかもしれん。それだけはなんとか阻止したいんや……)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

タシュケント「これで三つ目か…いやぁ仕事場を潰されるのが一番堪えるね」


タシュケント「どうもロシアの方が動いてるみたいだね。そんなにソビエトが脅威なのかな?」


タシュケント「こっちの計画は順調そのものさ。でもこうやって仕事場を潰されてしまうのはなぁ…」


タシュケント「いっそのこと別の仕事でも始めてみようかな?でも今の仕事が一番儲けがあるんだよね」


タシュケント「間に入る人間を減らすのが早いかな。人件費が一番高いからね」

アケボノ「久しぶりね」バシュッ


タシュケント「おや、君は…」


アケボノ「この前はよくもやってくれたわね」


タシュケント「そうかい?君に全身を燃やされたのに比べればかわいいものじゃないか」


アケボノ「今度は生き帰れると思わないことね」


タシュケント「ふふ、望む所だよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


タシュケント「痛たた…燃やすのは最終手段か。油断してしまったよ」


アケボノ「……」


タシュケント「それとも今日はトリックを仕込んでないのかな?ならこっちにもチャンスがあるね」


アケボノ(おかしい、一方的過ぎる。前にあたしの首に傷を負わせた時とはまるで違う)


アケボノ(あの凍えるような殺気も感じない。これじゃあまるで……)


アケボノ「……そういうこと」


タシュケント「どうしたんだい?そっちが来ないならこっちから行くよ?」


アケボノ「来れるものなら来てみなさい」


タシュケント「…へぇ」

アケボノ「アンタの秘密、分かったわよ」


タシュケント「……そうかい」


アケボノ「あたしだけじゃどうしようも無い。ここは一旦引くわ」バシュッ


タシュケント「……ちぇっ」


タシュケント「個体差はどうやっても出ちゃうし、この方法の唯一の欠点だよね」


タシュケント「記憶はいくらでも引き継げる。でも個体によって何が得意かは違ってくる」


タシュケント「今度会う時は戦闘が得意な個体を…いや、先制攻撃を仕掛けるのも有りだよね」

ーー


アケボノ「……」バシュッ


女幹部「どうだった?」


アケボノ「アイツ、同じ個体を何個も持ってるわ」


女幹部「なんだと?」


アケボノ「しかも全員記憶があるの。引き継いでるのか共有してるのかまでは分からなかったけど、他にもタシュケントがいるのは間違い無いわ」


女幹部「一人消せばいいという問題では無いのか」


アケボノ「残ってるタシュケントを全員一度にやらないとダメね」


女幹部「場所がバラバラならほぼ不可能だ」


アケボノ「何なのよアイツは…!」

アケボノ「…で、そっちは何をしてたわけ?」


女幹部「これから漣のいる病院に向かう所だ。アケボノの無事も確認できたしな」


アケボノ「あたしがやられると思ってたの?」


女幹部「爆殺されかけた奴が偉そうに言うな」


アケボノ「……」


女幹部「漣の症状は聞いているな。加減して治せよ」


グラーフ「が、頑張る……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー


漣(ここは…?)


(初めまして、ね)


漣(…貴女が富士さんですか)


富士(そうよ。ずっと貴女の中に居たの)


漣(話は聞いてます)


富士(そうよね、貴女は私の存在を知っている)

漣(漣は死にましたか)


富士(まだよ。でもいつ死んでもおかしくないわ)


漣(今死んで無いのなら、漣は助かりますね)


富士(どうしてそう言い切れるの?)


漣(漣達には強い後ろ盾が居ますので)


富士(…そうね)


漣(グラーフさんなら助けてくれます。絶命しない限り助かってしまうんですよ)

富士(そこまで分かっているなら…)


漣(富士さんの目的はなんなんですか?)


富士(歪んだ感情を集めているの)


漣(漣のは歪んでいると)


富士(歪みは足りないけど、魂さえくれればこっちでなんとかするわ)


漣(漣の魂、あげます)


富士(…いいの?)


漣(はい)


富士(どうして?あの人が好きだったんじゃないの?)


漣(ご主人様の事は漣だけが好きじゃないんですよ)

漣(龍驤さんとご主人様の間には漣が入ってはダメなんです)


富士(あんなに仲が良さそうにしてたじゃない)


漣(漣が聞いていることは貴女も聞いてるんですよね?ならこの前龍驤さんが言ったことは覚えてますか?)


富士(もちろんよ)


漣(龍驤さんは漣とご主人様が関係を持ち続けるのが辛いと言ってたんです。龍驤さんは漣が生きることを望んでいないんです)


富士(そんな事は言ってないわ)


漣(邪魔だとは言ってましたよね)


富士(……)

漣(漣の魂が去っても重巡棲姫が居ます。駆逐艦漣は動き続けるでしょう)


富士(それでも貴女じゃないわ)


漣(考え方ですよ)


富士(…本当にいいのね?)


漣(はい。後悔はありません)


富士(このパターンは殆ど無かったわね)


漣(富士さんの存在を知ること自体稀ですから)


富士(貴女の魂は理想郷への礎になるわ。それはとっても誇らしいことよ)


漣(理想郷…素晴らしい所なんでしょうな。それこそ漣が幸せになれるような……)


富士(意識を私に集中させて。そうすればすぐに貴女の魂は……)


漣(はい……)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣(…………)


「漣!もっと近付いてもいいか?」


漣(……)


「漣……手、繋いでもいいか…?」


漣(……)


「ちゃんと言うから聞いてくれよ。ワタシは漣の事が……」


漣(……)


富士(貴女全然集中できてないじゃない)


漣(…すいません。もう少し待って下さい)

富士(待っても無理だと思うわよ。貴女が感じていることは私にも感じられる)


富士(潜水新棲姫だったかしら?その子の事が大好きなのね)


漣(……)


富士(貴女が撃たれるその瞬間、ご主人様と言ったわね。でもその言葉には続きがあった)


富士(ご主人様、どうかあの子だけは……)


富士(あの子って誰の事なんでしょうね?ご主人様より大切なんじゃないのかしら?)


漣(安価)


下1~3高コンマ 漣の台詞などを

漣(潜水新棲姫の気持ちには答えたいですよ…!)


漣(でもそうすると一度ご主人様を裏切ってまた裏切ることになっちゃうんです!)


漣(今の時点でも漣はクズなのに、これ以上裏切りを重ねるともう…)


富士(漣。貴女は私なの。本心も分かってるのよ)


漣(う…………)


漣(うあぁぁあぁああああぁぁ~~!!)


漣(ご主人様は大好きなんです!!でも潜水新棲姫も大大好きなんですよぉーーーー!!)

漣(あの子が微笑んでくれるだけで漣は幸せなんです!!ずっと漣の側に居て欲しいんです!!)


漣(でも……ダメなんです…漣は人を好きになる資格なんて無いんですよぉーーーー!!)


漣(死にたくない!!あの子とずっと話していたい!!あの笑顔をずっと見ていたい!!)


漣(私は…潜水新棲姫が大好きなんですよぉ!!!!)


富士(うふふ……その感情も素敵ね。とても大きな力になるわ)


富士(でも残念だけど時間切れ。もう貴女は助かってしまった」


漣(あぁぁ~~!うわぁぁーー!!)


富士(私が見逃してあげるなんて滅多に無いのよ?これは素直になれた貴女へのプレゼント…ね)


漣(会いたい…もう一度会いたい!会って…抱きしめ…たい……!!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


グラーフ「…よし」


提督「どうだ!?」


グラーフ「死ぬことは無くなった…はず…」


龍驤「なんでそこで言い切ってくれへんのや!!」


グラーフ「ひいっ!!」


漣「……い…」


潜水新棲姫「漣っ!!」

漣「会いたい…………もう一度……会いた……い……会って……抱きしめ……た……」


漣「あの子を………潜水…新…」


潜水新棲姫「う……うぁぁ…!!」ダキッ


潜水新棲姫「ワタシはここに居るぞ漣!!会いたいのはワタシもだ!!」


漣「棲……姫…」


潜水新棲姫「ひぐっ……!!漣ぃ~~~!!」


提督「……命の危機は去ったみたいだな」

グラーフ「本当は今すぐ治せるけど…そうすると……怪しいから…」


龍驤「そうや、段階的に治していけば治りが早かったで済む」


グラーフ「傷跡も…消せる……」


提督「…ありがとう。なんとお礼を言えばいいのかわからない」


グラーフ「ご飯をくれた恩は忘れない…」


龍驤「そっちは今大丈夫なん?食べ物はある?」


グラーフ「あ、もう時間だから……じゃあ…」バシュッ


龍驤「行ってしもたか…」


提督「漣……本当に助かって良かった…!」


龍驤「ウチらも抱き着きたい所やけど、今はあの子の時間やからね」


潜水新棲姫「う…えぐっ……良かった…良かったよぉ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー翌朝


漣「……ん」


潜水新棲姫「あ……あぁぁ!」


漣「…お前の声は届いてましたよ」


潜水新棲姫「良かった…!もう漣の声が聞こえ無いかと!」


漣「貴女に…言いたいことがあります……」


潜水新棲姫「ぐすっ…なんだぁ……」

漣「ずっと…貴女への返事を…誤魔化してましたけど……ちゃんと…答えます…」


漣「漣は…貴女の事が……好きです…」


潜水新棲姫「…!」


漣「ずっと…私の側に居て下さい……」


漣「私の隣で…微笑んでいて下さい……」


漣「貴女の事が…誰よりも大切なんです…」


潜水新棲姫「安価」


下1~3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを

潜水新棲姫「んむ……」チュッ


漣「ん…」


潜水新棲姫「当たり前…だ……!」


漣「こっちは…まだ…目覚めてから……」


潜水新棲姫「ん…」チュッ


漣「んんんん……」


潜水新棲姫「一生大切にしてくれよ…」


漣「それは…もちろ……んっ…」

ーー足りないもの鎮守府


提督「今日漣は目覚めたそうだ。本当に嬉しく思う。だがそれで終わっていてはダメなんだ」


提督「我々はアケボノ達に協力して、タシュケント討伐を完遂しようと思っている」


提督「漣がああなったのは俺の甘さだ。タシュケントを仕留めることによってその甘さを克服したい」


提督「その為には皆んなの協力が必要なんだ」


提督「どうかこの作戦を手伝って欲しい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

加賀「いつも受け身で奪われるのを待つばかりなのはもう沢山よ」


瑞鶴「そうよ!たまにはやり返してやりましょう!」


電「でも……勝てるのですか?」


ヴェールヌイ「まともに戦っても勝てないだろうね」


暁(レ級、貴女なら大丈夫よね)


レ級(あたしが手を出すと意味が無くなるぞ)


暁(そうよね……)

龍驤「大丈夫や、なにも見つけて倒せとは一言も言うてない」


提督「アケボノからの情報によると、タシュケントは何体も体を所持しているそうだ」


龍驤「記憶を共有してるんか、一つやられる度にストックを使うんかまでは分かってない。でも保管してある場所を突き止めればええんや」


提督「倒すのはアケボノ達がやってくれる。俺達は場所を割り出すだけでいいんだ」


龍驤「これだけは言うとく!全員無茶はすんな!!少しでも危険を感じたら即撤退や!」


提督「勇気と無謀は違う。皆んな、頼んだぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー数日後


龍驤「あれから何日か経つけど成果はサッパリやな」


提督「…向こうも移動しているのか」


龍驤「そうとしか考えられへんね。ウチらから逃げてるというより、他の何かからやと思うわ」


提督「それらしい所が一つも見つからないとは…」


龍驤「司令官…このへんでええんと違うかな?」


龍驤「このままやと無駄に資源を消費するだけやし、ええことも無いで?」

龍驤「皆んなもな、司令官はやる時はやる!って分かってくれたと思うで」


龍驤「人間はそんなすぐには変わられへんよ。これから少しずつ変わっていったらええねん」


龍驤「もうすぐ漣も退院してくるやろ?タシュケントの捜索はもうやめとこ?」


龍驤「それより漣の退院のお祝いしたろよ!きっと喜ぶと思うで!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「……そうだな。ここまでにしよう」


龍驤「うん、それがええよ」


提督「帰ってくる漣のためにパーティーの準備をするか」


龍驤「よっしゃ!ほなウチが先頭に立って準備したるで!」


提督「張り切っているな、龍驤」


龍驤「アイツは騒がしい方が好きやろ!ジメジメしてるのは性に合わんで!」

ーー


龍驤「思い直してくれてよかった……あのままやったら司令官は行く所まで行っとったかもしれん」


龍驤「ウチはそんな司令官は望んでない。いつまでも優しい司令官で居て欲しいんや」


龍驤「優しさと甘さは違う。優しさが抜けてしまうのはあかんのや」


龍驤「もし今司令官から優しさが無くなったら…」


龍驤「無くなってしもうたら……」


龍驤「ウチは……捨てられる…」


龍驤「司令官の隣には居られへんようになるんや……」

龍驤「ウチ以外にも女はおる。それこそ龍驤なんかいくらでもおるんや」


龍驤「片腕がもげて無くて…両脚がちゃんとある龍驤だらけや……」


龍驤「五体満足の龍驤やったら夜中に起こされることなんか無い。朝までぐっすりや」


龍驤「ウチはどれだけ司令官に迷惑をかけてるか……」


龍驤「義足を外したら一人でトイレにも行けれへん女より、普通の女の方がええもんな……」


龍驤「ごめんな司令官…もうちょい……夢…見たいんや…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー後日、食堂


漣「皆さん、ご心配をかけまして誠に申し訳ございませんでした」


漣「漣はこうして元気です。それさえ分かってもらえれば大満足です」


漣「ですが、こうしてお祝いの席を設けてもらいましたので改めて宣言させてもらいます」


漣「ソロモンよ、私は帰ってきたーー!!」


漣「これを乾杯の挨拶とさせて頂きます。それでは皆さん盛り上がっていって下さい!」


おおぉぉーー!

提督「退院祝いの会はやって良かったな。皆んなの雰囲気も良くなった」


龍驤「ウチがしっかり準備したお陰でもあるんやで!」


提督「そうだな、ありがとう龍驤」


龍驤「そうやって司令官に褒めてもらえるだけで、ウチ…幸せやわ」


漣「へいへいへーい、アツアツしてますなぁ」


潜水新棲姫「してますなーー」

龍驤「そういう漣もペットとええ感じやん」


漣「そうです、その事でご主人様に報告があるんです」


提督「なんだ?」


漣「漣はこの子を彼女として迎えることに決めました」


潜水新棲姫「漣の彼女の潜水新棲姫だ。これからもよろしくお願いする」ペコリ


龍驤「まじか!?」


漣「はい。漣にはこの子が必要なんです」


提督「そうか…おめでとう漣」


漣「いや~我ながら良い彼女ができましたよ」


潜水新棲姫「漣は自慢の彼氏だ」


龍驤「彼氏…まぁアレが生えとるから彼氏でええんか」

黒潮「うちはそんなん認めへんで!カップヌードルのたこ焼き味やなんて!」


日進「いいから食べてみぃや、ほれ」ヒョイ


黒潮「う……うううう…………」


黒潮「ういまぁ~!」パァァ


日進「じゃろう?まだまだあるけぇの」


漣「…で、あれは何してんですか」


龍驤「日進がカップ麺を布教する言うて気付いたらここにおってん」


提督「飽きたらその内帰るだろう」


暁「このカップヌードルういまーー!」パァァ


レ級「インスタントは食べ過ぎるんじゃない!またお腹が痛くなるぞ!」

漣「で!カップ麺なんてどうでもいいんですよ!」


日進「なんじゃと!?」


漣「いいからアンタは黙ってて!」


潜水新棲姫「漣は提督達との関係を見直したいそうなんだ」


龍驤「漣が…」


漣「ご主人様の事は今でも好きです。もちろん龍驤さんもです。でもそれ以上に潜水新棲姫の事が大好きなんです」


漣「ですから…その……安価」


下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

漣「これから潜水新棲姫と生きていくことを認めてもらえますか?」


提督「もちろんだ、幸せになってくれ」


漣「んんんんん~…」


提督「なんだ、どうしたんだ?」


漣「そうじゃないんですよご主人様…」


提督「なに?なにがだ?」


龍驤「ウチは分かったで。そういうことやんな」


潜水新棲姫「流石は独占欲ネキの龍驤だ」


龍驤「…お前そういう所は似やんでええねん」


潜水新棲姫「そうなのか」

漣「ご主人様!!わかりませんか!?」


提督「…?」


漣「もう…!よーく思い出して下さい。漣とご主人様が気まずい関係になったのはなんでですか?」


提督「なんでって……漣がここを出て行って…」


漣「そうです!漣はご主人様を振ったんです!!」


提督「…そういうことか」

漣「あの時の態度や漣の行動で龍驤さん達は精神を病んでしまいました」


漣「あの時の行動や言動は決して許されるものではありません」


漣「ですから!ご主人様には漣を振って欲しいんです!!」


漣「どんな罵詈雑言だって、漣が気にしてることだって構いません!」


漣「さぁご主人様!漣に飛び切りの別れの言葉を浴びせて下さい!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「…別れよう、漣。お前は最高の女だった…龍驤の次にな」


漣「はい!ありがとうございました!」


提督「だが鎮守府の大事な家族には変わらないからな?別れたと言ってもそれは別だ。漣の事が好きなのには変わりない」


漣「もぉ~~~~!!どうしてそこで日和るんですか!」


潜水新棲姫「提督はやっぱり甘ちゃんだな」


龍驤「なんとでも言い!これがウチの司令官なんや!」


漣「あ、でも完全に別れるのはアレですよね。龍驤さんと3Pができなくなりますのでセフレ辺りにしときますか?」


龍驤「あかん!!二本目はバイブでどうにかなるんや!!」


漣「いやいや、ナマモノがいいに決まってますって」


潜水新棲姫「提督、漣と別れてもそこまで変わらないんじゃないか?」


提督「…俺もそんな気がしてきたよ」


ーー

少し核心に迫ることができました


コメントなどあればお願いします

ーー


ヴェールヌイ「聞いたよ司令官。漣と別れたんだってね」


提督「そうだな」


ヴェールヌイ「これで龍驤さんも安心するんじゃないかな。私としては良かったよ」


提督「…そうか」


ヴェールヌイ「龍驤さんはたまに悲しそうな顔をしているんだ。よく見てあげて欲しいな」


提督「もちろんだ、龍驤の事は何よりも大切だからな」


ヴェールヌイ「そうだよね、私達より大切だもんね」


提督「おい…」


ヴェールヌイ「冗談さ」

提督「…ヴェールヌイこそ何か大人びたような気がするな。心なしか背も伸びたような気がするぞ」


ヴェールヌイ「それは気のせいじゃないよ。『響』として扱ってもらっていた時は少し猫背にしてたからね」


ヴェールヌイ「でもそうする必要は無くなったんだ。私はヴェールヌイであることを受け入れたからね」


提督「ヴェールヌイが元気になってくれて良かった」


ヴェールヌイ「精神的にも安定したからね。薬の量は司令官より少なくなったんじゃないかな」


提督「それは何よりだ」


ヴェールヌイ「司令官にも早く良くなって欲しいんだよ?」


提督「…善処しよう」

ヴェールヌイ「なら私が司令官を元気にしてあげようかな」


提督「なにがだ?」


ヴェールヌイ「司令官、にゃーん」ネコミミ


提督「……」クルッ


ヴェールヌイ「……早すぎるよ。司令官は性欲を持て余してる中学生かい?」


提督「……」


ヴェールヌイ「にゃあん?」


提督「……」ガタッ


ヴェールヌイ「執務室の隅に立ってる司令官には威厳もなにも感じないね」


提督「……」


ヴェールヌイ「ここからだと司令官の司令官はどうなってるかは見えないよ。でも元気にはなってくれたみたいだね」


提督「……」


ヴェールヌイ「…にゃあん」ふりふり


提督「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ヴェールヌイ「にゃーん」ふりふり


朝霜「にゃ……」ガチャ


龍驤「にゃぁぁぁ」


提督「!!」


ヴェールヌイ「龍驤さん、司令官はあんな状態だよ」


龍驤「壁向いて立っとるけど別のモンも立っとるみたいやね」


朝霜「これ…恥ずかしいぜ……」


ヴェールヌイ「慣れだよ朝霜」


朝霜「そうだよな、司令が喜んでくれんだもんな」


提督「……」

ヴェールヌイ「そういえば朝霜は記憶は戻ったのかい?」


朝霜「ぼちぼちってとこだ。強さも徐々に戻ってきた」


龍驤「せやから朝霜を洗脳してパパとママって呼ばさせようとしたのもバレてん…」


朝霜「その借りはいつか返してもらうぜ?」


ヴェールヌイ「その話はまた別にやって欲しいな。今は司令官だよ」


龍驤「そうやな…これはちょっとお仕置きが必要かもしれんな」


朝霜「このままじゃ司令はネコミミなら誰でもいいってことになっちまうぜ?」

ヴェールヌイ「司令官はそんな最低な男じゃないんだよね?」


提督「当たり前だ、俺は龍驤を…」


朝霜「にゃあん」


提督「……」


ヴェールヌイ「これはダメかもしれないね」


朝霜「ここは思いっきり説教かましてやるのがいいんじゃねぇか?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを

龍驤「司令官も男やからそうなるのもわからんでもない」


龍驤「でも…そんなんやからウチも完全に安心できへんねん……」


龍驤「司令官が好きっちゅうのはここにはいっぱいおるんや…そんな連中が……」


朝霜「あ~あ、拗ねちまったぞ」


ヴェールヌイ「司令官のせいだね」


提督「……」


朝霜「仕方ねぇな、龍驤さんと二人っきりにしてやるよ」


ヴェールヌイ「ちゃんとフォローしてあげてね 」ガチャ

提督「……」


龍驤「司令官……ウチの事好き?」


提督「何よりも大切な存在だ」


龍驤「違う…好きって言うて……」


提督「好きだ」


龍驤「ありがとう………でも…ごめんな…こんなめんどくさい女で…」


龍驤「ウチは司令官の一番やないと安心できへんねん…」


龍驤「いつでもウチだけを見て……キミの側にはウチだけがおって欲しいんや…」


龍驤「ごめんなぁ…ウチ、メンヘラってやつやんなぁ……」


龍驤「こんな女で…ごめんなぁ…………腕も…脚も片っぽ無いし…」


龍驤「お願いやから…捨てやんといてなぁ……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「お前以上に魅力的な人はいないさ」


龍驤「ひぐっ……」


提督「そんな思いをさせてしまってすまなかった。俺が愛しているのは龍驤なんだ」


龍驤「ごめん…ごめんな……」


提督「謝らないでくれ龍驤」


龍驤「司令官にはもっと相応しい女の人が……うぅぅぅ…」


提督「大丈夫だからな、何も気にしないでくれ」

ーー

朝霜「今頃司令達はしっぽりやってんのかなぁ」


ヴェールヌイ「それは無いんじゃないかな」


朝霜「なんでだよ?」


ヴェールヌイ「龍驤さんはとても不安定だったからね。そんな余裕は無いと思うな」


朝霜「知っててあんな事してたのかよ」


ヴェールヌイ「あれは反応する司令官が悪い」


朝霜「それには違いねぇな」


ヴェールヌイ「そうだよね」

朝霜「でもよぉ、司令も男だから仕方ねぇだろ。目の前に裸の女が居たら嫌でも勃つぜ?」


ヴェールヌイ「そこは我慢するべきだと思うな」


朝霜「随分と無茶を言いやがる…」


ヴェールヌイ「とにかく龍驤さんの事は司令官に任せておけばいいのさ」


朝霜「そういうことにしとくか」


ヴェールヌイ「龍驤さんには幸せになって欲しいからね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー書庫


北上「おーい」


漣「ほら…この本は貴女の為に買ってもらったんですよ?」


潜水新棲姫「ワタシの為にか?」


漣「こういうジャンルの本はここにはありませんでしたかね」


潜水新棲姫「嬉しい……」


漣「いくらでも読んでくれていいんですからね」


北上「おーーーーーい」

漣「さっきから外野がうるさいですねぇ」


潜水新棲姫「全くだ」


北上「あのさぁ、ここでイチャイチャするのやめてくれない?」


漣「イチャついてなんか無いですよ。この子と本を読んでただけです」


潜水新棲姫「そうだそうだ」


北上「あのさぁ……」


漣「なんですかぁ?自分が憲兵さんと上手くいってないから当てつけですか?」


北上「うるさい。そんなんじゃないっての」

潜水新棲姫「じゃあここから本を移動させてくれ」


北上「それは無理。読みたいのがあったらここで読んでいって」


潜水新棲姫「じゃあワタシは漣とここで読む」


漣「私の膝枕で読みますか?」


潜水新棲姫「読む!漣を感じながら読みたい!」


漣「はいはい、好きなだけ堪能して下さいね」


北上「はぁ……本は汚さないでよ~~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


潜水新棲姫「んむぅ……」


漣「寝ちゃいましたね」


北上「幸せそうな顔だこと…」


漣「よっぽど漣の膝枕が気持ち良かったんでしょうなぁ」


北上「…そ」


漣「で、北上さん。漣に何か用があったんじゃないんですか?」


北上「ん~~…まぁね」

漣「どんな内容なんですか?」


北上「…提督と別れたんだって?」


漣「はい。ご主人様の彼女では無くなりました」


北上「本当だったんだ」


漣「漣にはこの子が居ますからね」ナデナデ


潜水新棲姫「んふふ…」


北上「……」


漣「大丈夫ですよ、この子は一度寝るとよほどの事がない限り起きません」


漣「私に何か言いたいことがあったんですよね?」


北上「安価」


下1~3高コンマ 北上の台詞や行動などを

北上「後悔してない?」


漣「してないと言えば嘘になります。でも未練はありません」


北上「あの漣がねぇ……」


漣「死の淵に立って分かったんです。漣にはこの子が必要なんですよ」


潜水新棲姫「ん……」


漣「北上さんが言ってることは分かります。それでもこの子が好きだって話なんです」


北上「…わかったわかった。答えてくれてありがとね」

漣「それと漣は本心を隠すのはやめにしようとも思ってるんです。あれってストレス溜めちゃいますからね」


北上「嘘だ~できるわけないって」


漣「漣は変わったんですよ。できます」


北上「誰にも相談しないで一人で突っ走る漣がねぇ」


漣「艦娘は日々進化するのです」


北上「ま…信じといてあげようかな」


漣「恐縮です」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

愛宕「……」シュバッ


北上「ん?今誰か居たような…」


漣「気のせいじゃないですか?」


北上「誰も居ないもんねぇ」キョロキョロ


漣「そういう時もありますって。むしろ霊的なものの方が良いですよ」


北上「どうしてさ?」


漣「朝潮」


北上「…そだね」


漣「霊は成仏してなんぼですけど、ここで見てて欲しいって気持ちもありますよ」

ーー

愛宕「漣と潜水新棲姫が付き合った……そうよ、女の子同士はアリなのよ!」


愛宕「決めたわ!那智に告白する!」


愛宕「私の気持ちを彼女に伝えるのよ!」


愛宕「よし……やるわ!パンパカな告白をして那智を落とすの!」


愛宕「いくわよ那智!覚悟してなさい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

那智「……貴様の話は分かった。私と恋人になりたいというんだな」


愛宕「そうよ!二人でパンパカパンな関係になりましょう!」


那智「……すまない」


愛宕「え…」


那智「私はノーマルなんだ……他人はともかく自分は同性とは付き合えない」


愛宕「そんな……」


那智「貴様が仲間であることには変わりはない。同性を恋愛対象にしているからと言って忌み嫌うこともしない」


那智「だがそれとこれとは話が別だ。愛宕の気持ちには答えられない」


愛宕「…そう」

那智「貴様がどんな目に遭ってここに来たのかは理解している。だからと言って付き合うのは違うだろう?」


那智「貴様が可哀想だから告白を受ける。そうしてしまうとお前は余計に傷付く」


那智「私はお前を傷付けたく無い。大切な仲間としてな」


那智「…私以外にも女は居るじゃないか。それこそ別の那智だって存在する」


那智「愛宕の力になれることがあれば、なんでも相談してくれ」


愛宕「安価」


下1~3高コンマ 愛宕の台詞や行動などを

愛宕「ひ……!ひっ…く……!」


那智「なに!?」


愛宕「ぐず……!うううう……っ…!」


那智「そんなに泣かなくてもいいだろう?」


愛宕「~~~~っ!!」ボロボロ


那智「こういう時は千歳か。ちょうどここから近いしな」

ーー医務室


千歳「愛宕はこっちで預かるわ」


那智「すまない」


千歳「少しすれば落ち着くと思うから心配しないで」


那智「私のなにがいけなかったんだ…」


千歳「そうね…あえて言うなら悪い所が無かったのよ。もし言い方が悪かったらそれを責めることができた」


千歳「でも那智は言い訳もできないような完璧な台詞を言ってしまったのよ」


那智「だから泣くしか無かったのか……」


千歳「それとショックだったっていうのも大きいと思うわ」

千歳「愛宕はずっとストーカーされてて、自分から誰かを好きになる余裕なんて無かった。もしかしたら那智が初恋だったかもしれないわね」


那智「初恋…」


千歳「初恋相手に完璧に振られたとして…貴女ならどう思うかしら?」


那智「……」


千歳「責任を持って付き合えなんて言わないわ。そうしてしまうと余計に悲しむことになってしまうから」


那智「私はどうすればいい?」


千歳「今まで通り、仲間として接してあげて。そうしてあげるのが一番よ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

愛宕「ねぇ……」フラッ


千歳「ダメよ、まだ寝てて」


愛宕「一つだけ…聞いて欲しいの……」


那智「なんだ?」


愛宕「私は…他の女の子ならいいってわけじゃないの……」


愛宕「那智だからこそ……だったのよ…」


那智「…悪かった。勘違いしていたようだ」


愛宕「それだけは…違うの……」


千歳「那智も分かってくれたみたいだからゆっくり寝てなさい」


愛宕「那智…………」


那智「すまん愛宕。私ではお前の気持ちに答えることはできないんだ」


ーー

外伝が…もう……ありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー


龍驤「なんで榛名が呼び出されたんかは分かるか?」


榛名「…はい」


龍驤「この鎮守府で出撃できる戦艦は榛名と金剛とアイオワだけや。戦艦はたったの三人しかおらんねん」


龍驤「アイオワに至っては毎日出ずっぱりや。半日の休みをあげるのが精一杯って状況やね」


龍驤「そんな中…榛名の出撃成績が良くないのは自覚しとる?」


榛名「……申し訳ありません」


龍驤「ウチかってこんな事言いたくないんや。でも言わなしゃーない状況になってしまってるねん」

提督「金剛も榛名もまだ改二では無い。戦力的にこれは厳しい」


龍驤「金剛はもうすぐ改二になれる。けどレンタル移籍のままやったらこっちで改造はできへん」


提督「金剛が所属している鎮守府とは話し合っている途中だが、近い内に金剛はこちらの所属になる」


龍驤「向こうは向こうで高速戦艦が必要やねんけど、ウチらの状況を分かってくれてん。向こうが金剛が必要になったらレンタル移籍してもらうって方向で行くねん」


提督「…出撃して練度の上がりが遅くても不満を言ったことが無かった。自分のペースで頑張ってもらうことが大切だと思っていたからな」


提督「だがそうも言ってられないんだ。榛名が改二になれるかどうかでこの鎮守府の未来が決まる」


龍驤「大袈裟な話やないんや。ほんまに頑張って欲しいねん」


榛名「…………はい」

提督「こんな叱りつけるような事を言ってすまない。だが戦艦の火力は何ものにも変えられないんだ」


龍驤「ウチが休みなしで出撃して解決するんやったらそうしてる。でもそれは無理なんや…」


榛名「分かっています。これからは休みなしで出撃します」


龍驤「…ごめんな」


提督「演習も積極的にやってくれると助かる」


榛名「はい、榛名にお任せ下さい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー演習場


榛名「付き合わせてしまってすいません…」


皐月「大丈夫だよ!演習くらいいくらでも手伝ってあげる!」


神通「高い練度の艦娘と演習すれば…練度も効率よく上がります…」


朝霜「いっとくけど手加減はしねぇからな」


龍驤「ウチも手伝うで!頑張ってな榛名!」


榛名「はい!全力でやらせてもらいます!」

ーー

龍驤「榛名の動きはどうや?」


朝霜「全然だな。皐月に負けてんじゃねぇか」


龍驤「今までもそうやってん。榛名を含む艦隊で榛名がMVPを取ることはほとんど無かった」


朝霜「今までなぁなぁにしてたツケが出てんじゃねぇか。あんな腑抜けた戦艦クソも役に立たねえぞ」


龍驤「…今のままやと厳しいわな」


朝霜「龍驤さんも甘めぇんだよ。榛名が腑抜けた原因分かってんだろ?」


龍驤「霞……か」


朝霜「まずはあの二人を引き剥がせ。とりあえず改二になるまでは会わすのも禁止だな」


龍驤「可哀想やけどやるしか無いんか……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「これは驚いたな…」


龍驤「試しに霞と榛名を同時に出撃させてみたら凄いことになったな」


提督「ここまで活躍した所は見た所が無いな…」


龍驤「これぞ戦艦っちゅう戦果やね」


提督「これだけ活躍してくれるなら文句は無いな」

霞「当たり前でしょ?私のお姉さまなのよ」


榛名「霞ちゃんが側に居るなら榛名はもっと頑張れます!」


龍驤「そう言うんやったら霞と榛名はセットで使いたい所やけど、霞には薬の調合があるしなぁ」


提督「それに霞自体の練度も高くないのがな」


霞「その辺は大丈夫よ」


龍驤「何がよ?」


霞「私は被弾しないから」


提督「…その自信はどこからくるんだ?」

霞「お姉さまは戦艦なのよ、私くらい守れるわよね?」


榛名「もちろんです!霞ちゃんにはかすり傷一つ付けさせません!」


霞「それでこそ榛名お姉さまよ」


龍驤「司令官…霞ってやっぱりドSなんやなぁ」ヒソヒソ


提督「霞といえば司令官をクズ呼ばわりだからな」ヒソヒソ


龍驤「この調子で榛名には頑張ってもらおか」


提督「うまくいけば霞も改二になれるな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

榛名「ふう……」


比叡「頑張ってますね榛名!」


榛名「ひ!?比叡お姉さま……」


比叡「榛名が頑張ってるって聞いて応援に来たんですよ!」


榛名「あ、あ、あ、ありがとう…ございます……」ガタガタ


霞「お姉さまが震えてる…」


比叡「ここまで遠かったけど、榛名の為ならへっちゃです!」

霞「比叡さんが来たってことは…」


比叡「榛名の為にお弁当を作ってきたんです!」バァンッ


榛名「…っ!!」


霞「あの…それって何が入ってるの?」


比叡「練度が上がりやすくなるような食材や調味料を使ってます!」


霞「中身がチラッと見えたけど、紫色してたわよ…」


比叡「遠慮はいりません!どうぞ食べて下さい!」


榛名「は、榛名は……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

金剛「ヘーイ比叡!何してマスか?」


比叡「金剛お姉さま!!」


金剛「金剛型戦艦は鎮守府は違えど皆姉妹デスからネー!」


比叡「その通りです!」


金剛「そっちの話も聞きたいデス。食堂でお茶でもどうデスか?」


比叡「お誘いは有り難いですけど…」


榛名「こっちは大丈夫ですよ比叡お姉さま」


霞「そうよ」


比叡「…分かりました。金剛お姉さまのお言葉に甘えさせて頂きます!」


金剛(榛名)パチッ


榛名(はい)コクリ

ーー

榛名「はぁぁぁ…助かりました……」ヘナヘナ


霞「金剛さんには感謝ね。こんなお弁当食べたら命に関わるわ」


榛名「比叡お姉さまには悪いですけど、これは処分ですね…」


霞「食堂に比叡さんは居るのよね?工廠の排水路か中庭の手洗い場に捨てておきましょう」


榛名「すいませんお姉さま。榛名はまだ死ねないんです…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー工廠


秋津洲「えげっ!!おお……!」


明石「ひ…ひ……」ヒクヒク


北上「しっかりして!解毒剤は霞に用意してもらうから!」ガスマスク


夕張「何が原因で毒ガスが発生してんでしょうか…」ガスマスク


陽炎「私じゃないわよ!メッキ液はちゃんと適切に処理してるわ!」ゴールデンガスマスク


北上「メッキ液から毒ガスは発生しないから。分かってるよ~」

北上「ガスは工廠から出てない?鎮守府に蔓延したら全滅だよ」


夕張「そこは大丈夫です!」


秋津洲「…………」


陽炎「大変!秋津洲が息して無いわ!」


北上「酸素呼吸器を使って!急ぐよ!」


明石「秋津洲……ちゃん……」


夕張「なんで…どうしてこんなことに!?」

霞「お弁当は処理できて良かったわね」


榛名「工廠に勝手に捨てて良かったのでしょうか…」


霞「排水路だから大丈夫よ。油とかに塗れてすぐ消えるわ」


榛名「そうだといいんですけど…」


霞「それよりこのお弁当を洗わないといけないわね。気をつけて洗わないと手についたら終わるわ」


榛名「中庭で慎重に洗いましょう」


霞「手に付いたら終わりだなんて…どんな劇薬よ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー

秋津洲「ここは何処……?」


カァーーー


秋津洲「貴女は夕張のカラス?あれ?なんであたし空を飛んでるかも?」


カァーーーーーー


秋津洲「え?向こうに向かってるかも?」


秋津洲「あそこって川が流れてて…誰かが手を振ってる……」


秋津洲「いやいやいや!!秋津洲はまだ死ねないかも!!」


秋津洲「ちょっと!降ろして欲しいかも!!」ユサユサ


カァーーー


秋津洲「へ、嘘!?ここで降ろされたら地面に……!」


秋津洲「あぁぁぁ~~~~!!」ヒュー

ーー医務室


秋津洲「がもっ!!」ガバッ


北上「おお起きた」


秋津洲「はぁ、はぁ…っ!」


北上「何があったか覚えてる?」


秋津洲「三途の川を…飛び越える所だったかも……!」


北上「そういうことじゃなくて…何気に危なかったんだ」


秋津洲「もう少しで逝く所だったかも!!」

ーー


秋津洲「毒ガスの発生源は分かってないかも?」


北上「全然。何が悪かったかサッパリだね」


秋津洲「このままじゃ危険かも…」


北上「そうだね。中庭でも異臭騒ぎがあったから」


秋津洲「中庭で!?」


北上「あの由良がフラフラになりながら教えてくれてんだよ。いや~危なかったよね」


秋津洲「提督達は無事かも?」


北上「鎮守府の中ではガスは発生して無いよ。でも次は中で何かがあるかもしれないから気をつけないとね~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー食堂


金剛「異臭騒ぎ…毒ガスが発生したそうデスね」


霞「心配だわ…」


榛名「……」


比叡「こんな事は今まであったんですか?」


金剛「無かったデスよ。だからこそ心配なんデス」


霞「私の薬が原因?でも薬草が茹るような排水なんかここには流れ無いし…」


榛名「あの……いや…でも……」

比叡「お姉さまが考え込んでしまいました…はっ、紅茶が無い!」


金剛「うーん……」


比叡「待っていて下さいお姉さま!比叡が飛び切りの紅茶を入れます!」


榛名「あ、あの……」


霞「何が原因なのかしら…」


榛名「は、榛名は……」ガタガタ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

榛名「榛名は大丈夫じゃありません!!」ガガシシッ


比叡「ひえーーー!?」


金剛「ん…どうしたんデスか?」


霞「榛名お姉さまが比叡さんを羽交い締めにしてる?」


比叡「なにをするんですか榛名!私は金剛お姉さまに紅茶を入れようとしたんです!」


榛名「金剛お姉さま申し訳ありません!全ては榛名のせいなんです!」


霞「お姉さまが?」


金剛「詳しく聞かせて下サイ」

ーー


金剛「オーウ……なんという事でショウ…」


霞「毒ガスの正体が比叡さんのお弁当だったなんて…」


榛名「ごめんなさい…榛名が捨ててしまったからなんです」


金剛「仕方なかったんデスよ。テートクも分かってくれます」


霞「間違って食べてたら死は免れなかったわ」


榛名「比叡お姉さまごめんなさい……」


比叡「あ、はい……」


霞「榛名お姉さま、私も司令官の所に行くわ。一緒に怒られましょう」


榛名「霞ちゃん…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


提督「そう…か……榛名が…」


榛名「申し訳ありませんでした…」


霞「私からも謝るわ。ごめんなさい司令官」


提督「……ふぅぅぅ…」ガクッ


榛名「提督!?」


龍驤「良かったなぁ司令官…ほんまに良かった……」


霞「なに?どうしてそんなリアクションなの?」


提督「俺は……テロか何かなんじゃないかと思ってたんだ………」

霞「……そうね。この状況ならそれを疑うわね」


提督「水道水に何かを混ぜられたりとか…空調を……」


龍驤「あかん。司令官、ちょっと横になり」


提督「医務室は……秋津洲が…明石が…」


龍驤「なら部屋に行こうか。そこやったら大丈夫やろ」


提督「うぅん……」フラッ


榛名「手伝います!!」


龍驤「手伝わんでええ。ウチが司令官を介抱するんや」


榛名「…失礼しました」

龍驤「榛名、霞。後で覚えとき」


榛名「……はい」


霞「…ごめんなさい」


龍驤「あんたらがやったことは些細な事や。でもその結果どうなるかを考えへんだお前らが悪い」


龍驤「司令官にもしもの事があったら分かっとるな」ゾゾゾッ


霞「……」ビクッ


榛名「龍驤さん……」


龍驤「こんな事しとる場合ちゃうのは分かっとるやろ。十分反省しとけ」

霞「……あそこまで怒ってる龍驤さんは久しぶりね」


榛名「よく考え無かったのは事実です…毒物を簡単に捨ててしまってはどうなるかは想像できたはずなのに……」


霞「早く処理しないとって思ってたから…」


榛名「後で提督と龍驤さんに謝りましょう」


霞「司令官の体調がよくなったら、すぐにね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー提督の部屋


龍驤「司令官、大丈夫か?」


提督「あぁ……」


龍驤「それやったら良かったわ…」


龍驤「……」


龍驤「またやってしもた…あんな事言うつもり無かったのに…後で謝らなあかんなあ…」


提督「俺が…怪我をした訳じゃないだろう……」


龍驤「ほんまやね……でもさっきは頭に血が上ってしもて…」


提督「例え…怪我をしたとしても……俺は…構わない…」


龍驤「うん…キミはそういう人やもんな」

龍驤「でもな、ウチの気持ちも分かってくれる?司令官の事は命より大切なんや」


提督「俺も…龍驤の事は……」


龍驤「ウチにはキミしかおらん。司令官にもしもの事があったらウチはすぐ後を追うで」


提督「それは…やめて……く…れ…」


龍驤「嫌や。司令官のおれへん世界にウチの生きる場所は無い。絶対に死んだる」


提督「……」


龍驤「だからな、ウチの為にも長生きしてな。ずっとウチの隣におって。一生添い遂げさせてな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督「龍驤ともっと生きていくために…この戦争を終わらせる……」


提督「辛いこと…変わっていくこともあるかもしれない……」


提督「それでも…こんな頼りない俺を…信じてくれるか……?」


龍驤「当たり前やん。キミが行く道がウチの進む道や。例え司令官が誰からも拒絶されてもウチがおる。ずっと…ずっっっと側におるからな」


提督「ありが…とう……」


龍驤「お礼を言うのはウチの方や。こんなカタワの軽空母ともっと生きたいやなんて……嬉しすぎて泣きそうやわ」


提督「そんな…事……」

龍驤「…まだしんどい?えっちはできへんか。愛してるって証拠見せたかったんやけど…」


提督「側に…居てくれ……」


龍驤「うん……大好きやからな司令官」


提督「龍驤…」


龍驤「ん……」


由良「いい雰囲気の所…ごめんなさい……」シュバッ


龍驤「んぉ!?」


提督「由良……」


由良「毒抜きで……大規模に焚火をしたいんだけど………許可を…頂戴…」


提督「どこで…だ……」


由良「中庭…………」


提督「許可…しよう………」


由良「ありがとう……」シュバッ


龍驤「あの状態でもあれだけ動けるんか」


提督「流石は…由良だ……な…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー食堂


間宮「元はと言えば比叡さんの料理のせいなんですからね!これを機にしっかり料理を覚えて下さい!」


比叡「ひぇーーー!なんで私がこんな目に!」


間宮「そっちの間宮は何をしてるんですか、もう!」


金剛「比叡はタップリと絞られてますネー」


間宮「何をしてるんですか!卵焼きに火薬は必要ありません!」


比叡「ええ!?」


間宮「オイルで炒める!?オリーブオイルと機械に使うオイルは違いますよ!」


比叡「ひぇ~~~~!?」


間宮「こんな料理ばっかり作って…よく捕まらなかったものね……」


ーー

お弁当からは吸うとまずいガス的なものが発生してました


コメントなどあればお願いします

ーー


龍驤「今日から入院か…」


提督「予定を随分と早めたそうだな」


ガングート「不測の事態があっては困るからな。それに気になる事を言われたんだ」


龍驤「何よ?」


ガングート「お腹の中にいる双子のうち、片方だけが艦娘である可能性があるらしい」


提督「片方だけが……」


ガングート「双子といっても一卵性と二卵性がある。片方が艦娘で片方が人間であってもおかしくない」


龍驤「そうやとしたらちょっち危険やね。早めの入院はしとくべきや」

ガングート「万が一艦娘の方を産気づくと、残りの胎児は未熟児として生まれてくる」


ガングート「未熟児でも生まれてくれば良い方だ。最悪腹の中で死ぬ……」


ガングート「死………」


龍驤「…病院にはウチらもお見舞い行くから元気に入院しとき」


提督「孫さんも毎日通うと言ってたじゃないか」


ガングート「あいつの酒蔵から近い病院だからな…」


龍驤「大丈夫やで、ガングートも双子の赤ちゃんも大丈夫や」


提督「どうかこれから気をつけてくれ」


ガングート「あぁ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


「お腹の中の赤ちゃんは順調です。まだどちらがどうとは言えませんね」


孫「同じくらいの大きさならどっちも艦娘や人間ということですか?」


「そうとも限りません。過去の例を見ると胎児が急成長した事もあるんです」


「艦娘の妊娠と出産は少ないんです。データも何も揃っていない状況なので確定している情報は一切ありません」


孫「そうなんですか…」


ガングート「……」

「不安も多いかもしれませんが、ここには我々以外にも大本営の方が在住してくれます。どうか安心して下さい」


孫「ガングートさん、僕も毎日通いますからね」


ガングート「あぁ……」


孫(流石のガングートさんも元気が無いみたいだ…)


「ガングートさんが無事に子どもを産むまで、我々は全力でサポートさせてもらいます」


ガングート「頼む……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

「こちらがオイルになります」


ガングート「とはいってもありふれたものだがな」


孫「この検査は母体に負荷がかかるんでは無いんですか?」


「そうですが…これが確かな検査なんです」


ガングート「これで艦娘かどうか分かるなら安いものだ」


孫「大丈夫なんですか?」


ガングート「何も問題は無い」

ガングート「美味く感じれば艦娘なのは知っているが、二人となるとどうなるんだ」


孫「片方が艦娘だとどうなるんでしょう?」


「分かりません……前例が無いもので」


ガングート「ええい飲めば分かるんだ。オイルを貸せ」


「はい、どうぞ」


ガングート「…いくぞ」グイッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ガングート「美味……不味い…」


孫「ということは…」


「片方だけが艦娘ということになりますね」


ガングート「……そうか」


「一番対応が難しい結果になりましたね」


孫「これから…どうなりますか?」


「様子を見て対処する、としか言いようがありません」


孫「……そうですか」

ガングート「そんな顔をするな。まだ何も起こっていないだろう」


孫「そうかもしれませんが…」


ガングート「落ち込んでもしょうがない。なるようになると思っていた方が楽になる」


孫「ガングートさん……」


「こちらも全力を尽くします。どうか頑張って下さい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

「……ええそうです。双子のうち片方が艦娘なんです」


「はい……前例はほとんどありません。資料も何も無い状況です」


「はい…はい……」


「是非お願いします。こちらではできることは限られていますので」


「はい…よろしくお願いします」ガチャ


「ふぅ……」

「先生、どちらにお電話をされていましたか?」


「艦娘の妊娠や出産に詳しいと言われている学者さんだよ」


「医者では無いんですか?」


「医者でもあるけど、学者がメインの人なんだ。医師免許を持ってる学者と言えばいいのかな」


「艦娘の婦人科の専門医はいません。そういう人に頼るしか無いんですね」


「腕は確からしい。ガングートさんもなんとかなればいいんだがね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


利根「ガングートの事はこの吾輩に任せておけ!」


孫「貴女が学者さんの利根さんですか?」


利根「左様、医者でもあるぞ!」


ガングート「本当に任せていいのか?」


利根「もちろんじゃ!吾輩が居れば全ての問題は解決じゃ!」


孫「頼もしいな人が来てくれましたね!」


ガングート「そこで胡散臭さを疑いのが孫なんだ……」

ガングート「それよりも孫、お前は仕事に行け」


孫「え!?もうそんな時間なんですか!?」


ガングート「お前が居なければあの酒は作れないんだぞ」


孫「あの調整は僕しかできない…でもガングートさんも気になる!」


ガングート「いいかは早く行ってこい」


孫「…はい、行ってきます」トボトボ


利根「男を尻に敷くとはお主もやるの」


ガングート「ふんっ、孫はあぁやって使われるのが似合うんだ」

利根「それよりもよくも人の事を胡散臭いと言ってくれたな?」


ガングート「事実を言っただけだ。急に来て私が専門家だと言われても怪しさしかない」


利根「ほう…吾輩が経産婦と知ってもその台詞が言えるか?」


ガングート「なんだそれは?」


利根「吾輩は出産を経験しとるんじゃ!」


ガングート「なに!?」


利根「しかも艦娘と人間の双子じゃ。まさにお主と同じ状況じゃな」


ガングート「それで……子どもはどうなった?」


利根「安価」


下1~3高コンマ 利根の台詞や行動などを

利根「二人とも同じように成長して生まれたぞ!」


ガングート「同じように…」


利根「これはまだ仮説じゃが、どうやら艦娘の方が待ってくれとるんじゃ」


ガングート「……艦娘の胎児が人間の胎児の成長を待つと言うんだな」


利根「そうじゃ。そうでないと吾輩の場合は説明がつかんかった」


ガングート「そんな事が……」

利根「じゃがそもそもどちらも流産の可能性もある。いや、流産で済めばいい方じゃな」


ガングート「母体ごとか」


利根「そうじゃ。艦娘が双子を妊娠した場合の死亡率が異常な程高い」


ガングート「……」


利根「じゃが!こうやって吾輩は生きておるし子どももすくすくと育っとる!吾輩が何よりの証拠じゃ!」


ガングート「…貴様以外に頼れる奴が居ない。どうか協力してくれ」


吾輩「もちろんじゃ!大船に乗ったつもりでいるがいい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

孫「大事な話があるってなんですか?」


ガングート「私に何かあったということではなさそうだな」


利根「すまん……お主らのサポートをできなくなってしまったんじゃ」


孫「どうしてですか!?」


ガングート「…大本営の仕業か。もしくは我が祖国の介入か?」


孫「そんな……折角頼り甲斐のある人が来てくれたのに…」

利根「そうでは無い。そういう類のものでは無いんじゃ」


孫「じゃあ一体どうしてですか?」


利根「吾輩も……その…妊娠……したんじゃ」


ガングート「……ん?」


孫「んんんん?」


利根「前の子が双子じゃから…三人目じゃな……」


ガングート「おい貴様、艦娘は妊娠しにくいんだろう?」


利根「そのはずじゃ!というよりそうなんじゃ!」


ガングート「貴様の男は種馬か何かか?」


利根「人の旦那を馬呼ばわりするで無い!!」

ガングート「はぁ……事情は分かった」


利根「吾輩はすぐに地元に戻ることになった。お主らを付きっ切りで見守るという事は不可能じゃ」


孫「そうなりますね…」


利根「じゃがいつでも連絡はしてこい。それこそ吾輩はベッドに寝とるだけじゃ、返事はすぐにしてやろう」


利根「カルテや診断結果も見せてくれればアドバイスするぞ!」


孫「とりあえず…頼もしい味方が増えたということですよね?」


ガングート「いきなり姿は見えなくなってしまうがな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー後日


孫「わぁ…!お腹が大きくなってきますね!」


ガングート「毎日見てるくせに分かるのか」


孫「そりゃあ分かりますよ!」


ガングート「…私もだ。日に日に命の重さを感じるようになった」


孫「双子ですから普通より倍ですね」


ガングート「普通ならまだ自覚するには早いくらいなんだろうがな…」

孫「…あ!もうそろそろ仕事に行かないと!」


ガングート「今日は新作を売り出す日だろ。貴様が居ないと始まらないぞ」


孫「はい!生まれてくる子どもの為にも頑張ります!」


ガングート「……なぁ孫、お前に渡しておきたいものがあるんだ」


孫「もの…ですか?」


ガングート「…これだ」スッ


孫「これってパイプですよね?確か物凄く大切なものだって聞いてましたよ?」


ガングート「だからこそ貴様に持っていて欲しいんだ」


孫「…分かりました。子どもが生まれるまでは預かってます」


ガングート「…ありがとう」


孫「ガングートさんが素直にお礼を言うなんて珍しいですね」


ガングート「……」ギロッ


孫「はい!仕事に行ってきます!」ガチャ


ガングート「全く…アイツは……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

孫「そうだ!子どもの名前をどうするかを考えておかないと!」


孫「でも艦娘の子は生まれた時には名前が決まってるんですよね、確か…」


孫「生まれてくる子の艦種は潜水艦や護衛艦。それ以外には何かあったかな?」


孫「でも人間の子は僕が名前を決めないと!これからは父親になるんですからね!」


孫「ガングートさんとの子ども…楽しみだなぁ!」

ーー同時刻、病院


ガングート「う……ぐぐぐ…!!」


ガングート「腹…が…………!!」


ガングート「い……痛い………!張り裂けそうだ……!!」


ガングート「ここ数日……様子が…おかしいと思ったが…………!!」


ガングート「とにかく……医者…を…………!」


ガングート「ナース……コール……!!」ポチッ

「ガングートさんの容態は!?」


「血圧が下がっています!」


「破水は?」


「ありません!」


「子宮口も開いていない……」


「双子のうち片方が生まれようとしているみたいですね」


「……そのようだな」

「先生!このままでは…」


「…帝王切開で取り出そう」


「もう片方はまだ外には出せません!」


「なんとかするしかないだろう!このままでは母体も子どもも命は無い!」


「ですがそんな手術は聞いたことがありません!」


「何事にも前例があってたまるか!やるぞ!」


「ご家族の方にも連絡しておきます!」


「…頼む」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

孫「ガングートさん!ガングートさん!!」


孫「そんな…今朝はあんなに元気だったじゃないですか……」


孫「どうして…なぜ……」


ピピピピピ…


孫「電話………」


孫「…もしもし」ガチャ


利根『孫か!ガングートの事は聞いたぞ!』


孫「そうですか……」

利根『こういう状況にはなって欲しくないと思っておったが、なってしまったんじゃな』


孫「ガングートさんは今…手術中です」


利根『わかっておる。これからはお主も協力するんじゃ』


孫「なにをですか…?」


利根『念じるんじゃ。思いを届けるんじゃ』


孫「ガングートさんになら…」


利根『違う、生まれてくる子どもに対してじゃ』


孫「……」


利根『これは気休めでは無いぞ、子どもに声は届くのじゃ。艦娘の子なら余計にな』

孫「助かって欲しいと…祈るんですか」


利根『そう願うより待ってくれと強く念じる方が良いかもしれん。このまま時間が無くなってしまうのが一番怖い』


孫「…わかりました」


利根『いいか、生まれてくる艦娘の子を想像するんじゃ。闇雲に想うのはいかんぞ』


利根『お主が父親なんじゃ。いいか、子は必ず聞いてくれる』


利根『ガングートと子どもを助けられるのはお主だけなんじゃからな!』


孫「…はい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

「孫さん!」


孫「どうしたんですか!?」


「おめでとうございます!子どもは一人生まれましたよ!」


孫「本当ですか!よ……よかったぁ…」


「すいません…まだ終わっていないんです」


孫「え…?」


「ガングートさんと…もう一人の子どもが……」

「一度は容態が安定したんです。ですが一人目の子どもを取り上げてからまた容態が……」


孫「ガングートさんは今…」


「大量に出血していて手術は中断しています。今はガングートさんの為の治療を施しているところです」


孫「そう……ですか…」


「…覚悟して聞いて下さい。このままだとガングートさんか子どもかを選ぶ状況になります」


孫「そんな!!」


「もちろん全力は尽くします!!ですが最悪の場合を想定しなければいけないんです!」


孫「……」


「貴方が父親なんです。お答えを聞かせていただけますか?」


孫「安価」


下1~3高コンマ 孫の台詞やその他起こったことなどを

孫「ガングートさんを……助けて下さい…」


孫「あの人は……何ものにも…変えられないんです……!」


「…分かりました。全力を尽くします」


孫「お願いします…お願いします……!」


孫「どうか…ガングートさんを助けて下さい……!!」

龍驤「ガングートは大丈夫なんか!?」


提督「連絡を受けた時にはもう手術中だと…」


孫「艦娘の子は生まれました。でもガングートさんの残りの子が……」


龍驤「大丈夫や。そんな事で死ぬような奴や無いで」


提督「…俺たちも見守っていよう」

ーー

「……」


龍驤「先生らが出てきたで!」


孫「先生!!」


「大丈夫ですよ、手術は成功しました。どちらも無事です」ニコッ


孫「あ……あぁぁぁぁぁ…」バタッ


提督「孫さん!」ガシッ


孫「よ…か…………」


龍驤「全身の力が抜けとる。よっぽど強い力を入れて待っとったんやな」


孫「ガングート…さん……」


提督「ガングートの状態はどうなんですか?」


「意識はありませんが問題ありません。全て大丈夫ですよ」


龍驤「ほんまに良かったわ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤「ガングートとはまだ話せれへんけど、無事でなによりやわ」


提督「孫さんもすぐに眼を覚ますだろう」


龍驤「ウチらが来たで~って分かるようにガングートの部屋にメモでも置いとく?」


提督「そうしておくか」


龍驤「ほなガングートの病室に寄って帰ろか」

ーー


龍驤「ここから移動になっても荷物は運んでくれるもんな。メモはここに置いとこ」


提督「……」


龍驤「どうしたん?」


提督「これ……なんだ」


龍驤「出産、祝い……出産祝い!?」


提督「いつ、誰がここに来たんだ?」


龍驤「差し出し人は……書いてない」


提督「……監視されているということか」


龍驤「ここには大本営の人がおるのは知っとる。でもそれやったら差し出し人は書くやろ」


提督「ということは大本営では無い別の誰か……」

龍驤「司令官、開けてみぃひん」


提督「……そうだな」


龍驤「万が一大本営とかの関係者やったら謝ったらええ。これは怪しすぎるわ」


提督「そうだな、俺達で処理できるからそうした方がいい」


龍驤「……いくで」


提督「あぁ…」


下1~3高コンマ 中身やその他起こったことなどを

龍驤「封筒の中身は……メモか」


提督「陰ながら見守っているよ…ヴェールヌイ……」


龍驤「あの背が高いヴェールヌイやんな、これ」


提督「陰ながら見守っている…か」


龍驤「裏を返せばロシアがガングートを監視してるってことやんな」


提督「何としてもガングートは守ろう」


龍驤「そうや!ウチらの仲間やもんな!!」


ーー

今日で出産まで行くとは思ってませんでした


コメントなどあればお願いします

すいません

色々あって水曜日と金曜日の更新が難しくなってしまいました


週によりますが金曜日は1~2時間ならなんとか更新できるので、翔鶴のラジオ回に当てようかと思ってます


週5更新という遅いペースになってしまいますが、どうかよろしくお願いします


無い可能性もありますが、急に更新できるようになった時はその旨を告知します

ーー足りないもの鎮守府食堂、スナック謎の村雨嬢


隼鷹「お、やってんじゃーん。一杯もらえる?」


村雨「ええ、いつものね」


隼鷹「伊58のお店に行ってやりたい所だけど、あそこはほとんどお酒しか無いからなぁ~こうやってノンアルのカクテル出してくれるここがいいよ」


村雨「ここでの売り上げは伊58さんのお店にも入るから、そこまで気にしないでいいわよ」


隼鷹「そうなんだけどさ……色々あるって話だよ」


村雨「そうね。はい、アルコールは一切入ってないカクテルよ」スッ


隼鷹「サンキュー」

隼鷹「そういえば夕立達はもうすぐ帰るんだろ?」


村雨「私達はガングートさんの代わりにここに配備された。彼女が帰ってくるなら私達は元居た鎮守府に戻るわ」


村雨「でもね、私はここに所属できないかって相談してる所なの」


隼鷹「ほんとかよ?」


村雨「この鎮守府が気に入ったってこともあるし、こうやってママをしてるのは悪くないかなって思ったの」


隼鷹「あたし達相手なら許可取るとか面倒臭いことしなくていいもんな」


村雨「それでも手続きとか色々あるかもしれないけど、それくらいならやろうかなって」

隼鷹「ここが気に入ったって…相当な変わり者だな?」


村雨「提督の『足りないもの』の話を聞いたのよ」


隼鷹「なるほどなぁ…」


村雨「あそこまで艦娘を思ってくれる提督なんて早々居ないわ。久々に感動しちゃった」


隼鷹「言っとくけどヌルくはないぜ?誰かを助けたり手伝ったり…休んでる時間は今より少なくなるなぁ」


村雨「それくらい構わないわよ。それに楽したいからここに来たいなんて思ってないもの」


隼鷹「……そうかい」

村雨「私は龍驤さんや瑞鶴さんみたいに目に見えて足りないものは無いわ。でも助けてあげることはできる」


村雨「私みたいな艦娘でも助けてあげられるなら…」


隼鷹「なぁ…何を見た?」


村雨「……」


隼鷹「その様子じゃここの誰かの何かを見たのは間違いないね」


村雨「言い切るって…凄い自信なのね」


隼鷹「あたしはここに来て長いんだぜ?」


村雨「そう…」


隼鷹「ここにはあたししか居ない。包み隠さず言ってくれていいぜ」


村雨「安価」


下1~3高コンマ 村雨の台詞などを

現在鎮守府に綾波はいません


再安価 下1~3高コンマ お願いします

村雨「夜中……呻き声が聞こえてきたの。その声を辿っていったらある部屋にたどり着いたわ」


村雨「その部屋からは何かを叩く音も聞こえたの。どうしても気になって部屋を覗いてみたら……凄かったわ」


村雨「あの時は弥生…よね?叢雲に馬乗りになりながら顔を…体を…………」


村雨「あんなの正気じゃないと思ったわ……」


隼鷹「…それでもまだマシな方だね。あたしはもっと凄いのを見たことある」


村雨「ええ…その事を龍驤さんに報告したら……そんな事を言われたわ」


隼鷹「あの二人は特に特殊だからなぁ…」

隼鷹「弥生は暴力を振るうことでしか愛を表せない。叢雲は全てを受け入れることが愛だと思ってる」


村雨「だから叢雲も笑ってたのね…あれだけ顔を殴られてたのに……」


隼鷹「鼻血出しながら風呂に入ってるのなんてしょっちゅう見てるからなぁ」


村雨「……」


隼鷹「で、村雨はそんな二人に巻き込まれても助けたいって思う?」


村雨「思うわ。私にできることがあるならどんな事でも手伝ってあげる」


隼鷹「村雨が本気ならこの鎮守府の事色々教えてやるぜ?」


村雨「お願い。まだまだ知らない事が沢山あるの」

ーー

隼鷹「…っと、あたし達の関係はこんなもんかな」


村雨「…改めて聞くと凄いわね」


隼鷹「そんじゃ…最後にこの話をしとくか。さっきも話したけど龍驤さんは過去に心が壊れて飛び降り自殺をした」


隼鷹「結果として義足が引っかかって助かったけど、龍驤さんは飛び降りたんだよ」


隼鷹「どうして助けてあげられなかったのか……あたしは今でも後悔してる」


村雨「その時は仕方がなかったのよ」


隼鷹「……これから話すのは仮定の話だ。それをよーく考えて聞いてくれよ」


村雨「…ええ」

隼鷹「義足が引っかかっているのを最初に見つけたのはあたしだとする」


村雨「え…」


隼鷹「仮定の話だって言っただろ?それで、あたしは見たんだ。龍驤さんが落ちかけている所を」


隼鷹「龍驤さんは意識はほとんど無かった。もう死んだと思ってたんだろうな」


隼鷹「落ちかけている龍驤さんを見つけて、あたしは助けた」


隼鷹「…助けたんだよ」


隼鷹「村雨から見て…第三者の目から見て龍驤さんは幸せそうか?」


隼鷹「あたしにはとてもそう思えないんだよ」

隼鷹「龍驤さんの心は一度粉々に砕け散った。原型がないくらいバラバラになったんだ」


隼鷹「今の龍驤さんはその欠片を集めて無理やり形にしてるだけだ。提督風に言うなら四角形か」


隼鷹「あたし達が四辺を固めて、なんとか形を保ってる。でもさ……それでも無理なんだよ」


隼鷹「ずっと見てきたから分かるんだ、龍驤さんの心は少しずつ壊れていってる。あたし達が固めても隙間からポロポロ落ちていってんだ」


隼鷹「葛城がここに来た時と比べて、龍驤さんの四角形は明らかに小さくなってる」


村雨「……」


隼鷹「龍驤さんは命も心も削ってるんだよ」

隼鷹「なぁ…あたしはあの時龍驤さんを助けて正解だったのか?」


隼鷹「このままじゃ龍驤さんは完全に壊れて死ぬ。今度はどうやっても助からない」


隼鷹「苦しんで苦しみ抜いて死ぬなら…」


隼鷹「あたしはあの時龍驤さんを落とした方が良かったんじゃないか?」


隼鷹「……提督は悲しんだと思う。でも…苦しむ龍驤さんは見たくないはずなんだ」


隼鷹「村雨…あんたはどう思う?」


村雨「安価」


下1~3高コンマ 村雨の台詞や行動などを

村雨「死は誰かが勝手に決めていいものじゃないのよ。時雨を一度喪ったから私達には分かるわ」


隼鷹「そうだ……時雨は…」


村雨「大火傷を負った挙句、脳髄まで抜かれたのよ。私達は狂ったように暴れたわ」


村雨「…時雨が大火傷で苦しんでる時に、誰かがこのまま中途半端に延命するよりいっそ安楽死もありなんじゃないかって言ったの」


隼鷹「それで…?」


村雨「白露型は全員反対したわ。苦しむ姿は確かに見たく無かった。でも死んじゃうもはもっと嫌だった」


村雨「隼鷹さん、死んだら命は終わりなのよ」


隼鷹「ん……あぁ…」

村雨「あの時助けない方が良かったんじゃないかなんて絶対思っちゃダメ」


村雨「助けられる命は全て助けるの。それが一番いいのよ」


隼鷹「……ありがとな村雨」


村雨「誰にだって迷うことはあるわ。一人で抱え込むよりずっといいわよ」


隼鷹「…お代わりもらえる?」


村雨「ええ。今日は私も飲むわ。とことん話しましょ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ポーラは現在鎮守府に居ません

再安価 下1~3高コンマ お願いします

羽黒「あの……今平気ですか…?」


村雨「まだやってるわよ」


隼鷹「これまた珍しいのが来たなぁ~」


羽黒「はい…少し……」


村雨「羽黒さんってお酒弱いのよね?隼鷹さんと同じお酒入ってないのにする?」


羽黒「お願いします…」


村雨「わかった、そこに座ってちょうだい」

羽黒「はぁ……」


村雨「何かあった?私で良かったら話しは聞くわよ」


隼鷹「隼鷹さんに聞いて欲しくないってんなら席外すぜ?」


羽黒「いえ……お二人に聞いて欲しいです…」


羽黒「私の練度…素質がどれくらいかは知ってますか…?」


隼鷹「確か30とかその辺だったっけ?」


羽黒「はい…35です……」


村雨「それじゃあ改二には遠いわね…」


隼鷹「でも羽黒は戦闘がメインじゃないじゃん、いっつも監査頑張ってんのは知ってるぜ~」


羽黒「でも……やっぱり…気になります…」

羽黒「龍田さんと…神通さんは…素質が改善して…改二にもなりました…」


羽黒「それに比べて…私は…」


隼鷹「こればっかりはどうしようもないって。あの二人も素質が治ったのは偶然なんだしさ」


村雨「改二になることだけが全てじゃないでしょ?ここの提督の下にいるなら同じような事は何度も聞いてない?」


羽黒「……」


隼鷹「…何が嫌なのさ?」


羽黒「いざという時…皆さんを守れないからです…」

羽黒「傀儡と思われるもの襲撃されて…壊滅してしまった鎮守府はいくつもあります…」


羽黒「この鎮守府も…ターゲットになる可能性があるんです…」


羽黒「そんな時私は…逃げるだけしかできません…」


羽黒「できたとしても…道連れで何人かを倒せるだけで…とても…戦力にはなりません…」


羽黒「私は…皆さんを守りたいんです…」


村雨「安価」


下1~3高コンマ 村雨の台詞や行動などを

村雨「…一ついい?練度が35ならとてもじゃないけど傀儡を道連れなんかにできないわよ?むしろ道連れにできるなら上出来…」


隼鷹「そうじゃないんだよな羽黒」


羽黒「……はい」


村雨「なに?何があるの?」


羽黒「私の目…髪の毛で隠れてますよね…?」


村雨「隼鷹から聞いたわよ。恥ずかしいからって目を隠してるって」


羽黒「全部…話さなかったんですね…」


隼鷹「切り札の存在はあんまり知られない方がいいだろ?」

羽黒「私の右眼……見てください…」スッ


村雨「!!」ガシャーン


隼鷹「グラス…割れたぜ」


村雨「ななな…!それ……!!」


羽黒「私の右眼は…義眼なんです……」


隼鷹「しかもただの義眼じゃない。ご丁寧に自爆機能付きさ」


村雨「そんなの見れば分かるわよ!これは義眼なんかじゃない!爆弾よ!」


羽黒「これは弱い私が考えた……結果です…」

羽黒「これなら……傀儡でも倒せます…けど……たった数人…」


羽黒「もっと強くなれれば…皆さんを助けられるんです…」


村雨「あ……ぅ…」


隼鷹「あたしも初めて聞いた時はそうなったよ。言葉なんて出ない。わざわざ目を潰して爆弾仕込んでんだぜ?」


村雨「目に異常は無かったの!?」


羽黒「はい……この為だけに…目を…」


村雨「…………」


羽黒「あの…ちなみに隼鷹さんは…どう思いますか……?」


隼鷹「安価」


下1~3高コンマ 隼鷹の台詞や行動などを

隼鷹「決意は認めるよ。使わせるつもりは毛頭無いけど」


羽黒「それは…私が決めることです…」


隼鷹「いーや、絶対使わせない」


羽黒「私が決めます……」


隼鷹「……」


羽黒「……」


村雨「ちょっと、喧嘩はダメよ」


隼鷹「喧嘩じゃないって」


羽黒「意地の張り合いです……」

村雨「二人はお酒が入ってないから暴れる事はないでしょうけど…」


隼鷹「これくらいの事結構あるよな?」


羽黒「そうですよ…」


村雨「本当に?そんなの見たこと無いわ」


隼鷹「ここに来てまだ少しだしな」


羽黒「あれとか…凄かったですよね…」


村雨「なに?貴女達が凄いって言うくらいの何かがあったの?」


隼鷹「安価」


下1~3高コンマ 過去にあった事件や出来事などを

隼鷹「黒潮と漣の喧嘩は凄かったよなぁ」


羽黒「そうですね…」


村雨「そんなに凄かったの?」


隼鷹「めちゃくちゃ殴り合ってさ、黒潮が倒れたんだよ」


羽黒「そして…脳死に……」


村雨「え、えぇ?」


隼鷹「黒潮は一回死んでるんだよ」

羽黒「改二の影響で…高血圧というのも原因の一つでした…」


隼鷹「でもトドメを刺したのは漣だよな」


村雨「ま待って、黒潮ちゃんは普通に生活してるわよ?」


羽黒「どうして治ったのかは…分かりません…」


隼鷹「大体の予測はつくけどなぁ~」


羽黒「きっと…アケボノさん達ですね…」


村雨「特殊能力のある艦娘よね…」


隼鷹「あいつらがどうにかしたとしか思えないよな」


羽黒「葛城さんが倒れて居たのも…関係してますよね…」

村雨「……ねぇ、アケボノ達がそこまでできるなら悩む必要は無いんじゃないの?」


村雨「傀儡が攻めてきても、誰かに何かがあっても助けてもらえるじゃない」


隼鷹「それじゃ意味ないんだよ」


羽黒「そうです…」


隼鷹「少し困ったら助けてもらうなんて、そんなのあたし達は望んでないんだ」


羽黒「私達でできることは…したいんです…」


村雨「……」

隼鷹「それにアケボノ達も万能じゃないみたいだしな。朝潮が死んだのは覆らなかった」


羽黒「なんでも頼っていたら…私達は強くなれません…」


村雨「…素敵だと思うわ。頼れるものがあるなら頼りたくなるのが普通なのに」


隼鷹「それを言ったら龍驤さんや瑞鶴だって治せたんだぜ?」


羽黒「でも…それを拒否したんです…」


村雨「本当に素敵……益々この鎮守府が魅力的に感じるわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

明石「あの……」


隼鷹「明石?」


羽黒「珍しいですね…」


村雨「まだやってるから大丈夫よ。何か飲む?」


明石「じゃあ…ウイスキー…ロックで……」


隼鷹「マジか…」


羽黒「ワイルドですね…」

明石「ふぅ……」コトッ


村雨「明石さんも悩み事?」


隼鷹「あたし達でよかったら話聞くぜ?」


羽黒「ここでの話は…誰にも言いません…」


村雨「口に出すと楽になることもあるわよ」


明石「安価」


下1~3高コンマ 明石の台詞などを

明石に関する悩みにして下さい。夕張関係なら明石は村雨達では無く秋津洲を頼ります


再安価 下1~3高コンマ お願いします

明石「実は…一般の人から…好意を寄せられているんです…」


隼鷹「マジで!?」


村雨「やるわね…」


明石「自分の事を…好きだと言われる理由がわかりません…なんで…こんな自分を…」


羽黒「惚気では無いみたいですね…」


明石「本気で…悩んでいるんです……」

隼鷹「その男とは会ってんの?」


明石「たま…に……」


羽黒「いつですか…?」


明石「夜中…少しだけ…」


村雨「ほんとに少し会って終わりなのね」


隼鷹「普通ならしっぽりやるんだけどなぁ~」


明石「そ、そんなの…!」


羽黒「明石さんは…そういうのじゃないってわかってます…」

村雨「好きになる理由なんて様々よ。そんな事で?なんて沢山あるわ」


隼鷹「明石はその男をどう思ってんのさ」


明石「どう…」


羽黒「好きっていわれて…嬉しかったですか…?」


村雨「もしくは彼を受け入れられないならハッキリ言ってあげた方がいいわ」


隼鷹「ふわふわした関係より、ちゃんとケジメはつけた方がいいぜ~」


明石「安価」


下1~3高コンマ 明石の台詞や行動などを

安価内容は明石の台詞です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

明石「何もわからないんです…嬉しかったのかどうかさえも…」


隼鷹「夜中にコソコソ会ってるのはなんでさ?」


明石「申し訳…なくて…」


村雨「つまり義理でってことね」


羽黒「会いたいから…会ってるんじゃない…」


隼鷹「こんな自分に好意を向けてもらってて申し訳ない。せめて会うくらいなら…って感じかい?」


明石「そうです…」

明石「好きになるって…なんなんでしょう…」


隼鷹「う…結構深い疑問だよぉ」


羽黒「何をもって好きというか…その日によりますよね…」


村雨「ねぇ羽黒さん、その男の人と一緒に居てどう?」


明石「どう…」


村雨「楽しかったりする?もっと居たいとかって思わない?」


明石「……わかりません」


隼鷹「こいつは困ったなぁ…」

羽黒「恋愛経験が無いなら…どういう気持ちが恋だとかもわかりません…」


隼鷹「あんなの言葉で説明できねぇよ~!」


明石「どうすれば…いいんでしょう…」


村雨「わかった、この村雨がアドバイスをしてあげる」


羽黒「ひょっとして…恋愛経験が豊富なんですか…?」


村雨「それは想像に任せるわ。でも今の明石さんになら助けになると思う」


明石「聞かせて…下さい」


村雨「安価」


下1~3高コンマ 村雨の台詞などを

村雨「恋は直感よ。考えるより先に体が動くの」


明石「直感…」


村雨「あれこれ難しく考えちゃダメ。何も考えないようにしながら彼と会ってみたらいいわ」


村雨「好意があるならその人のいいトコが見える。悪いところが目に入ったらその人は違う」


村雨「どう?これなら簡単でしょ」


明石「次…試してみます…」


隼鷹「やっぱり村雨は経験豊富か」


羽黒「パッ…と今の話は出ませんから…」


ーー

このスレはここまでです


また次スレでよろしくお願いします

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