【艦これ】ジョンストン「ゴメンなさい、ベーコンのことを考えていたわ」 (53)

キャラ崩壊注意



執務室――



ジョンストン「Hi! あたしがフレッチャー級、USS ジョンストンよ!」

提督「おお、君がジョンストンか! 待ちくたびれたぞ!」

ジョンストン「……」

提督「これからビシバシ頑張ってくれ!」

ジョンストン「……」

提督「……あの?」

ジョンストン「……Oh!」ハッ

ジョンストン「Sorry、聞いてなかったわ。ベーコンのこと考えてたから」

提督「ベーコンのことを!?」

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ジョンストンがやって来た

彼女はアメリカ艦の駆逐艦

ジョンストンがやって来た

食堂――



アイオワ「今日は私の奢りよ! どんどん食べてね!」モグモグモグモグ

ジョンストン「Thanks!」モグモグモグモグ

サラトガ「分からないことがあったらすぐに聞くのよ?」モグモグモグモグ

ガンビアベイ「わ、私もお手伝いしますっ」モグモグモグモグ

イントレピッド「良かったわねサミュエル、コーハイよ」モグモグモグモグ

サミュエル「はい! センパイwindを吹かせます!」モグモグモグモグ

ジョンストン「お手柔らかにね?」モグモグモグモグ

ジョンストン「……あら、ベーコンがないわね」

イントレピッド「え? そこにあるわよ?」モグモグモグモグ

ジョンストン「このペラッペラの端切れが!? 冗談でしょ!?」

ガンビアベイ「ここは、そこまでベーコンが流通していないから……」モグモグモグモグ

アイオワ「でもたまに分厚いベーコンステーキが恋しくなったりしない?」モグモグモグモグ

サラトガ「ありますね」モグモグモグモグ

サミュエル「私は割りとしょっちゅうあります!」モグモグモグモグ

ジョンストン「ここのベーコン事情は深刻ね……」

ジョンストン「これはあたしが作らなくちゃいけないわ」モグモグモグモグ

イントレピッド「何を?」モグモグモグモグ

ジョンストン「ベーコンよ」モグモグモグモグ

アイオワ「Fooo! それはナイスアイデアだわ!」モグモグモグモグ

サラトガ「美味しいベーコンが出来るといいわね」モグモグモグモグ

サミュエル「ベーコン食べたーい!」モグモグモグモグ

ジョンストン「No bacon、no life」モグモグモグモグ

ジョンストンがやって来た

彼女はベーコンが大好物

ジョンストンがやって来た

廊下――



ジョンストン「この先に、目的の子のいる部屋があるのね」ツカツカ

サミュエル「ベーコンなんて、どうやって作るつもりなの?」テクテク

ジョンストン「どうやってって……別に? 普通に作れば良いだけよ」ツカツカ

サミュエル「えっベーコン作れるの!?」テクテク

ジョンストン「Samは作れないの?」ツカツカ

サミュエル「食事はそこらで買えば良いと思ってたから……」テクテク

ジョンストン「まあそれが普通よね」ツカツカ

ジョンストン「ベーコンなんて、塩漬けして、塩抜きして、燻製すれば完成よ」ツカツカ

サミュエル「私も作れるかな?」テクテク

ジョンストン「それどころか、ジョンストンベーコンの製造主任に育て上げるから、覚悟しなさい」ツカツカ

サミュエル「Wow! American dream!」テクテク

ジョンストン「In Japan」ツカツカ

ジョンストンがやって来た

地元ではベーコンを作ってたらしい

ジョンストンがやって来た

七駆の部屋――



ジョンストン「TANOMO-!」バンッ!!

サミュエル「DO-JO-!」バンッ!!

漣「うおっ!?」ビクッ!!

潮「ひゃあぁぁぁっ!?」ビクッ!!

曙「な、何よ急に!?」

ジョンストン「Ushio! あなたにお願いがあるの!」

潮「え、あ、はい、なんでしょうか……?」ビクビク

ジョンストン「あたしに豚を卸してちょうだい!」

朧「なんてストレートなお願い……!」

潮「急にそんなこと言われても……そんな……」

ジョンストン「あーあー、しらばっくれなくて結構」

ジョンストン「あなたたちが鎮守府の食材を提供していることは、調べがついているのよ!」

ジョンストン「Sam!」

サミュエル「はっ!」メガネスチャッ

サミュエル「様々な海産物を獲り流通させている曙海産、養殖や加工製品の製造販売を行っている朧水産、野菜の工業化を図る新進気鋭の漣農産――」

サミュエル「そして、酪農や食肉、鶏卵を提供している潮畜産です」

朧「……鎮守府のごく一部しか知らない情報を……!?」

曙「どういうつもり? 私たちをどうしたいのかしら?」ギロリ

潮「はわわわ……!」オロオロ

ジョンストン「勘違いしないでちょうだい。そんな野蛮なことをするつもりはサラトガないわ」 ※アメリ艦ジョーク

ジョンストン「あたしはただ、豚肉が欲しいだけ」

ジョンストン「毎日分厚いベーコンステーキを食べられるだけの豚肉が欲しいのよ」

潮「……報酬は?」

ジョンストン「あたしたち(アメリ艦)に伝わる、胸部装甲増強トレーニングでどう?」

潮「えっ……それは別n――」

朧「十分ね」パチパチ

漣「それじゃ交渉成立ってことで!」パチパチ

曙「話が分かるじゃない」パチパチ

潮「ええー……」

曙「潮! 今すぐ豚舎に案内してあげなさい!」

朧「ベーコンに最適な豚肉を融通してあげて!」

漣「すべては美味しいベーコンのために!」

潮「うん……まあ、皆が良いって言うなら……」

ジョンストン「Thanks!」

サミュエル「Thanks!」

潮「あと『道場』は『破り』まで言わないと意味が通じません」

ジョンストン「へー」メモメモ

サミュエル「知らなかったー」メモメモ

ジョンストンがやって来た

潮畜産と手を組んで

ジョンストンがやって来た

食堂――厨房――



ジョンストン「どう? 美味しいでしょ?」

サミュエル「Foooooo!! It's toooooo delicious!!」

サミュエル「お肉の歯ごたえが! ほどよい塩気が! 豊かな香りが!」モグモグモグモグ

サミュエル「食べれば食べるほどッ! 食欲がわいてくるッ!」モグモグモグモグ

サミュエル「このベーコンには……最後まで食べてもらいたいという……」モグモグモグモグ

サミュエル「『旨味』があるッ!!」モグモグモグモグ

ジョンストン「気に入ってくれて嬉しいわ」

サミュエル「これだけ美味しいと、この量じゃ足りないよ?」

ジョンストン「そう思ってバイトはたくさん確保しておいたわ!」

ジョンストン「C'mon!!」パチンッ!



ざわ……ざわ……



サミュエル「Wow! たくさんいるね!」

ジョンストン「この子たちは全員、解体されて路頭に迷っていたのよ」

ジョンストン「バイト代の話もつけたし、すぐにでも量産できるわ!」

サミュエル「バイト代って、サムお金持ってないよ?!」

ジョンストン「Don't worry!」

ジョンストン「お金がないなら、お金を作れば良いじゃない!」

サミュエル「それって……ベーコンを売って儲けるってこと?」

ジョンストン「Yes!」

ジョンストン「すでに販売するための資格や許可は揃えておいたわ」

サミュエル「はえーすっごい……」

ジョンストンがやって来た

バイトを雇う本格派

ジョンストンがやって来た

鎮守府敷地内――ベーコン工場(仮)――



ジョンストン「それではmeetingを開始します」

ジョンストン「メインの製造行程はFubuki-Classが担当」

元吹雪「頑張ります!」ビシッ

ジョンストン「塩の確保と管理はMutuki-Classが担当」

元睦月「任せるのね!」ビシッ

ジョンストン「薫製から梱包は9人のShiranuiたちが担当!」

元不知火ズ「「ぬいー」」ビシッ

ジョンストン「何かおろす時はWarspiteが担当!」

元Warspite「Sure」ビシッ

ジョンストン「その他は適当に仕事にあたること!」

元その他大勢「「はいっ」」ビシッ

ジョンストンがやって来た

解体艦娘たちと力を合わせ

ジョンストンがやって来た

執務室――



提督「なあジョンストン」

提督「事業が忙しいのは分かるが、君は艦娘だ」

提督「艦娘の領分は、深海悽艦と戦うこと……違うか?」

ジョンストン「いいえ、その通りだわ」

提督「だから秘書艦として、作業服でなく制服をだね……」

ジョンストン(作業服装備)「Sorry、急いでたからつい……」

提督「……まあ、気を付けてね?」

ジョンストン「Yes、bacon!」ビシッ

提督「ベーコン!?」

ジョンストンがやって来た

美味しいベーコンを作るため

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

食道――



アイオワ「Wow!! 美味しいじゃない!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

イントレピッド「ベーコンの旨味が口一杯に広がって……!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ガンビアベイ「美味ひい……でふ……ぐすっ……!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

サラトガ「何も泣かなくったって……」モグモグモグモグモグモグモグモグ

サミュエル「評判は上々だね!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ジョンストン「ええ、大成功だわ!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

サミュエル「やっぱりベーコンだね!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

イントレピッド「ええ!! ベーコンが一番!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

サラトガ「すべてはベーコンのために!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

アイオワ「Bacon is justice!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ガンビアベイ「今日も一日頑張るベーコン!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ジョンストン「No bacon、no life」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ジョンストンがやって来た

みんなの笑顔を守るため

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

食堂――



赤城「こ、このベーコンは……!?」モグモグモグモグモグモグモグモグ

加賀「味付け、塩加減、風味……すべてが完璧です」モグモグモグモグモグモグモグモグ

大和「美味しすぎてどんどんお箸が進みます!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

隼鷹「お酒のつまみにもピッタリだね~!」プハーッ!

ポーラ「これがあればいくらでもお酒が進みます~♪」モグモググビグビ

那智「いくぞ!! さらにベーコン旋風だ!!」モグモググビグビ

伊19「ベーコンいぇいいぇーい! ベーコンいぇいいぇーいっ!!」モグモググビグビ

伊14「( ゚∀゚)o彡゜べーこん!べーこん!」モグモググビグビ

伊13「イヨちゃん……!」

照月「な、なにこの美味しさは……!?」モグモグモグモグモグモグモグモグ

初月「値段、量、料理のレパートリー……どれをとっても牛缶以上だ……!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

涼月「カボチャとこんなに相性が良いなんて……!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

秋月「細切れのベーコンと卵、風味付けのゴマ油だけで作った炒飯……!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

秋月「お互いがお互いの持ち味を最大限まで引き上げている……!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

秋月「さすがだね! ナガレイシだね! カカカカカーッ!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

望月「なんだコイツ!? 秋月にも程がある!」

ジョンストンがやって来た

美味しい笑顔は幸せの証

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

鎮守府敷地内――ベーコン工場――



元Warspite「……」ショリショリ...

元Warspite「どうぞ」

「「いただきまーす!!」」

元吹雪「うーまーいーぞー!!」ビカーッ!!

元睦月「ベーコンの濃厚な油と、大根おろしのさっぱりとしたコクが、美しい旋律を奏でてるのね!!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

元夕立「旨い(断言)」モグモグモグモグモグモグモグモグ

ジョンストン「新発売のロースベーコンも用意したわ!! たくさん食べなさい!!」

元艦娘ズ「「Yes、bacon!!」」ビシッ

元不知火「やはりベーコンは美味しいですね」モグモグ

元不知火「元不知火はとっくの昔に知っていましたよ」

元不知火「なら元不知火はその昔から知っていました」

元不知火「そこまでです」

元不知火「ケンカになっても知らぬいですよ」

元不知火「うまい」

元不知火「ベーコン一枚あげましょう」

元不知火「さすが元不知火です」

元不知火「全員元不知火ですが」

元不知火ズ「「ぬいっぬいっぬいっ(笑い声)」」

ジョンストンがやって来た

バイトは三食寝床付き

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

執務室――



提督「いい加減にしろ!!」ダンッ!

提督「また書類に『ベーコン』って誤植したな!?」

ジョンストン「Oh sorry! あのときはベーコンのことを考えていたから」

提督「お前はベーコン以外を考えてるときがあるのか!? ええ!?」

ジョンストン「……」

提督「聞いてる!? ねえ!?」

ジョンストン「……」

ジョンストン「Oh sorry!」ハッ

ジョンストン「今ベーコンのことを考えていて……」

提督「ん゛も゛お゛お゛お゛お゛!!」ジタバタ

ジョンストンがやって来た

この世がベーコンなら良かったのに

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

深海棲艦もやって来た

応接室前――



提督「おい! これはどういうことだ!?」ダダダッ

大淀「それが、深海棲艦が手ぶらで、鎮守府にやって来まして……」

提督「今ここにいるのか!?」

大淀「はい、応対はジョンストンさんが……」

提督「ジョンストン!? ジョンストンナンデ!?」

大淀「なんでも、深海棲艦側が指名してきたとのことで……」

提督「分からん……一体何が起こってるんだ……!?」

ガチャッ



「「!?」」

ジョンストン「Hi、もう大丈夫よ!」ノ

提督「説明してくれ、これはどういうことなんだ!?」

ジョンストン「こちらは深海棲艦穏健派『奪われたアイドルの座を取り戻す会』会長のヲ級さん」

ヲ級「ヲッ」ペコリ

ジョンストン「あ、これはお土産の『深海の恋人』だって」つ□

提督「これはこれは、ご丁寧に……」ペコリ

大淀「私これ好きなんですよー♪」ルンルン

ジョンストン「先日沈没したタンカーの積み荷を調べていたら、私のベーコンがあったらしくて」

ジョンストン「それがとても美味しかったから、是非購入したいと」

ヲ級「ヲッ♪」

提督「えぇー……」

提督「これ……任せて大丈夫なの?」

ジョンストン「Don't worry! 折衝役に最適の人いるから!」

ジョンストン「バイトのWarspiteー?!」

元Warspite「なんでしょう?」

ジョンストン「ヲ級さんにベーコンを卸してあげてー!」

元Warspite「それでは、こちらの用紙に必要事項をご記入いただきまして……」サッ

ヲ級「ヲッ」カキカキ

提督「そっちの卸しも出来るのか……」

ジョンストンがやって来た

美味しい話は平和の証

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

食堂――



嵐「お、全員いるな」スタスタ

萩風「皆は何を注文したの?」スタスタ

初風「卵とスパム」

天津風「卵とソーセージとスパム」

不知火「卵とベーコン」

親潮「卵とスパムとベーコン」

浦風「卵とスパムとソーセージとベーコン」

浜風「ベーコンとスパムとソーセージとベーコン」

陽炎「ベーコンと卵とベーコンとベーコンとスパムとベーコン」

野分「ベーコンとベーコンとベーコンと卵とベーコン」

時津風「ベーコンとベーコンとベーコンとベーコンとベーコンとベーコンと豆」

秋雲「ベーコンとベーコンとベーコンとベーコン」

磯風「伊勢海老のグラタン・トリュフの卵・ベーコン乗せ」

谷風黒潮雪風舞風「「BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪」」

陽炎型「「Wonderful BACON♪」」

萩風「ヒエッ」

嵐「うーん悩むなー」

萩風「あの、もっと体に良いものはありませんか?」

間宮「ではこちらの『ベーコンと体に良いベーコンと体に悪いベーコン』はいかがですか?」

伊良湖「体に良いのと悪いのが相殺してカロリー0なんです!」

萩風「でも普通のベーコンが入ってますよね?」

間宮「ベーコンは野菜です」

伊良湖「だからカロリー0ですよ!」

萩風「ではそれで」

嵐「やったぜ」

陽炎型「「BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪ BACON♪」」

陽炎型「「Wonderful BACON♪」」

ジョンストンがやって来た

一汁三菜十ベーコン

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

しばらくして――



『本日十二時をもって、世界と深海棲艦との歴史的な講和条約が結ばれました』

『攻撃の手がゆるんでいると報道されてから約半年――』

『ついに、その侵略に終止符が打たれたのです』

『これより深海棲艦側の代表の記者会見が開かれます』

『それでは現場より中継をご覧ください』

――
――――



ヲ級「……」スタスタ

【深海棲艦代表及び奪われたアイドルの座を取り戻す会会長・ヲ級】

ヲ級「……」ペコリ

ヲ級「……」

ヲ級「ヲッ」



翻訳『今日、私たち深海棲艦は、人類と和平を結びました』

翻訳『互いの理解の不足から勃発したこの戦争でしたが、この条約をもって私たちは、国際社会の一員として生きていきます』

翻訳『なお、私たちの新興国・深海棲艦共和国は、太平洋の公海の中央に置くことで決定しました』

翻訳『しばらくは混乱が続くでしょうが、何卒ご了承くださいませ』

ヲ級「ヲッ」



翻訳『終わりの見えない戦争に私たちは、幾度もお互いを傷つけあったことでしょう』

翻訳『しかし、いつまでも過去を引きずるわけにはいきません』

翻訳『だからこそ世界の平和と発展のため、私たち深海棲艦に出来ることをしていく所存です』

翻訳『長く険しい道でしょうが、それでも必ずや達成できると信じています』



翻訳『そう、ベーコンがあればね』



パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ



――――
――

ジョンストンがやって来た

平和の味はベーコンの味

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

平和がやって来た

月日が経って――



ジョンストン「短い間でしたが、お世話になりました」ペコリ

提督「とうとうジョンストンも退任かー」

ジョンストン「ええ、戦場が懐かしいわ」シミジミ

提督「いや君海に出てなかったよね? ベーコンしか作ってなかったよね?」

ジョンストン「えっ? ベーコンが食べたい?」

提督「言ってねえよ!?」

ジョンストン「それなら早く言ってくれたらよかったのに」カキカキ

ジョンストン「はいこれ。定期購入したいときは、この番号に連絡してちょうだい」つメモ

提督「……」ウケトリ

提督「これからどうするつもりなんだ?」

提督「深海棲艦とだけでなく、人類までもが傷付けあうことをやめた。ベーコンのおかげでな」

提督「肉汁とチーズがトロトロにとろけて調和を生み出すベーコンチーズロールのように……」

提督「争い合っていた人たちがトロトロにとろけた今、これからどうしていくんだ?」

ジョンストン「決まってるじゃない! 笑顔を届けるのよ!」

ジョンストン「あたしの願いは、皆が幸せな笑顔になれること――」

ジョンストン「それに変わりはないもの」

提督「ジョンストン……」

ジョンストン「そのためにも、まずは――」









ジョンストン「ベーコンね♪」








ジョンストンがやって来た

あなたを笑顔にするために

ジョンストンがやって来た

ベーコンがやって来た

平和がやって来た



おわり

以上です、ありがとうございました

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