【艦これ】龍驤「足りなかったもの」【安価】 (927)

立ちましたか

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主な登場人物の簡易まとめ


駆逐艦
・暁
・雷
・電
・響
・清霜
・霞
・黒潮
・不知火
・陽炎
・卯月 (弥生)
・朝霜
・叢雲
・皐月
・潮
・朝雲
・山雲
・初雪
・村雨
× S朝潮 自殺

軽巡
・阿武隈
・夕張
・神通
・川内
・龍田
・天龍
・多摩
・北上
・大井
・球磨
・由良

重巡
・加古
・羽黒
・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19 鎮守府外
・伊26 鎮守府外
・伊13
・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート
・榛名
・アイオワ

空母
・雲龍
・天城
・葛城
・加賀
・瑞鶴
・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・ガンビアベイ
・龍驤

その他
・秋津洲
・明石
・駆逐棲姫
・提督

深海派遣組
・レ級
・潜水棲姫
・漣(重巡棲姫)
・潜水新棲姫

ここに挙げている以外にもサブキャラクターは居ます。詳しくは前スレ以降を参考にして下さい

ーー


龍驤「深海提督が全ての深海棲艦を支配してるってほんまなんか?」


レ級「まずあり得ないな」


潜水棲姫「誰とも群れないで単独行動をしてる個体もいるからね」


潜水新棲姫「ワタシの仲間達からそんな話は聞いたことも無い」


漣「そういえばアンタはまだ漣を拐った連中と付き合いがあるんですか?」


潜水新棲姫「対価を払って情報をもらってるだけだ」


漣「いやそれ初耳なんですけど…」


レ級「とにかくその深海提督とやらは信用できない」


潜水棲姫「でも大本営は信じちゃったんだよね?」


提督「そうだな……」

龍驤「深海提督は信じてもらうためにある海域の深海棲艦を沈黙させるって言うとる。そんなことできるんか?」


レ級「無理だな」


潜水棲姫「でもやるって言ってるんだよね?」


潜水新棲姫「何か仕掛けがあるなら可能か」


漣「大本営はそれが事実かどうか艦娘を出して調べるそうです」


提督「戦争が終わるなら歓迎するが、ただで終わるとは考えにくい」


龍驤「一体何が目的なんやろうね……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー数日後


龍驤「指定された海域から深海棲艦はほぼ確認できへんようになった…」


提督「確認される深海棲艦もはぐれ艦のみで脅威は無くなった」


漣「これは……」


レ級「信じるしか無いのか?」


潜水新棲姫「そんな事は無い何か裏があるに決まっている」


提督「俺もそうだとは思うが証拠が無い」


龍驤「どうやったって言うんやろ……」

潜水新棲姫「ならワタシが調査してこよう。こういうのは任せておけ」


漣「いやいやいや、何か仕掛けがあったらアンタも餌食になるでしょうが」


潜水新棲姫「そうか?」


漣「そうか?……じゃねぇんですよぉ!」


レ級「あたし達が行くのは危険だな。深海棲艦に対して何かがある可能性がある」


龍驤「深海提督がそこの海域だけ支配下に置いてたって可能性もあるんよな」


漣「そもそも漣達が調査に行くのは危険だと思います。ここはまだ動くべきでは無いかと思います」


提督「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某所


女幹部「……」


アケボノ「元気出しなさいよキクヅキ」


荒潮「司令官の無事が分かって~よかったじゃない~」


グラーフ「そう…です」


モチヅキ「でもショックだよねぇ~あんだけ探した司令官がまさか深海の提督にねぇ~」


女幹部「うるさい……」


神威「声に覇気もありませんね…」

リュウジョウ「でも特定の海域から深海棲艦を消すやなんてどうやったんやろうなぁ」


チヨダ「深海海月姫が何かしたに決まってるでしょ!!」


モチヅキ「チヨダは怒ってるねぇ~」


チヨダ「当たり前よ!!提督を悪者にしようだなんて許さない!」


荒潮「気持ちはわかるけど~静かにしないとハグロが起きちゃうわよ~」


グラーフ「これからどうする…?」


女幹部「…あの海域を調べに行く」


アケボノ「あんたがそんな事していいの?」


女幹部「良くない……」


アケボノ「なによそれ」


モチヅキ「この落ち込みっぷり。見てられないね」

リュウジョウ「しゃあないな、ウチらに任せとき」


チヨダ「提督は私達が助けるのよ!」


女幹部「……すまない」


リュウジョウ「今動けるのは顔が割れてないウチとチヨダくらいや」


チヨダ「大暴れしてやるわよ!!」


荒潮「チヨダは手加減しなさいよ~馬鹿力に磨きがかかってるのは忘れちゃダメ~」


アケボノ「危なくなったら直ぐに言いなさい。神威は準備させておくから」


リュウジョウ「よっしゃ、ほな行こか!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某海域


リュウジョウ「あれどう思う?」


チヨダ「深海棲艦が見張りをしてる…?」


リュウジョウ「やっぱそうやんな、そう見えるわな」


チヨダ「軽巡棲姫がいるって事はまともに戦うと苦労するわね」


リュウジョウ「よし、ここはウチの出番やね」


チヨダ「何で行くの?」


リュウジョウ「北方棲姫や。これが一番やりやすいからね」


チヨダ「五分経ったら水上機を飛ばすわ」


リュウジョウ「ありがとうな。ほなそれで行こ」

ーー

北方棲姫「オマエ!そこでナニしてる!」


軽巡棲姫「ここから先は入れません」


北方棲姫「オマエに指図される筋合いはナイ!」


軽巡棲姫「どちらに行きたいんですか?回り道を教えます」


北方棲姫「カエレ!そこをドケ!」


軽巡棲姫「無理です。ここには入れません」


北方棲姫(成る程な、こうやってここの海域に深海棲艦が入られへんようにしとるんや。つまり全ての深海棲艦が支配下におるっちゅうのはハッタリやな)

北方棲姫(それが分かっただけでも収穫や。ここは深追いせんと帰ろか)


北方棲姫「オマエ覚えておけ!顔は覚えたカラナ!」


軽巡棲姫「そうですか…」


北方棲姫(軽巡棲姫一人だけっちゅうことは無いやろ。他にも見張りがおるのは確定や)


ブゥゥゥゥン……


北方棲姫(もう五分経ったか。一回変装解かなあかんしはよここから離れよ)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

モチヅキ「はいよ~ゆっくり帰ってきて~」ブツッ


荒潮「姫級を見張りにするなんて~ますます司令官っぽいわ~」


モチヅキ「これで確定したね。深海提督は間違いなく司令官だ」


荒潮「キクヅキを見て何も言わなかったってことは~記憶が無いのかしら~?」


モチヅキ「かもしれないね」


荒潮「あの日から私達はバラバラになって~こうやって皆んな集まるだけでも苦労したわ~」


モチヅキ「あたし達は名前も失った。モチヅキっていうのも通り名みたいなもんだしね」

荒潮「私と神威は~便利上名前はあるけど~本当は無いものね~」


モチヅキ「とりあえず方向性は決まったね。それと王手ね」パチッ


荒潮「…あらぁ?」


モチヅキ「荒潮弱くなってない?もう詰みだよ」


荒潮「……」スッ


モチヅキ「ちょっ!!将棋くらいで死に戻りしようとするなって!」


荒潮「モチヅキに負けるなんて…恥よ……」


モチヅキ「あたしにどんなイメージ持ってんのさ!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

モチヅキ「こんなハッタリ時間が経てばすぐバレる、つまり一時的で構わないって事」


モチヅキ「その上金で油断させる…これはやばいかもねぇ」


荒潮「我ながら素敵な司令官の所に居たものだわぁ~」


モチヅキ「呑気に言ってる場合じゃ無いってほんと」


荒潮「お金ってどれくらいなのかしら~?」


モチヅキ「ある程度はもう大本営に渡してるだろうね。だから前向きに検討するって返事が来た」


荒潮「もっと寄越せって言ってるようなものよね~」


モチヅキ「賠償金だからいくら貰っても問題無いしね」

アケボノ「そのお金だけどある事が分かったわ」バシュッ


モチヅキ「何が分かったの~?」


アケボノ「先に払ったお金も賠償金もお金で払ってないの」


荒潮「どういうこと~?」


アケボノ「深海提督は金で支払ったのよ」


モチヅキ「金塊…金の原石……」


アケボノ「深海棲艦が金の採れる場所を知ってた事があるわよね?」


荒潮「司令官は~そういう深海棲艦を味方にしてるのね~」

モチヅキ「うん……うん。シナリオは読めてきたね」


荒潮「どうする?」


アケボノ「あたし達が動くにはまだ早いわね」


モチヅキ「もう少し様子見か~」


アケボノ「じっと機会を待つのも作戦よ」


荒潮「司令官と~名前を取り戻す為の戦いよ~負ける訳にはいかないわ~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

ガンビィ「お帰りなさい二人共」


リュウジョウ「久々に艤装動かしたわ~」


チヨダ「整備お願いね」


ガンビィ「はい!お任せ下さい!」


リュウジョウ「ガンビアベイがおらんかったらウチらはどつなってたやろうね」


チヨダ「のたれ死んで終わりね」


リュウジョウ「チヨダはなんとかなったやろ?その怪力があれば大抵のことは解決できるやん」


チヨダ「そんな簡単に言わないでよ。リュウジョウの変身能力の方がどうにかなるわよ」


リュウジョウ「限られた時間しか変装できへんやなんて、役に立つ所は限られとるわ」

チヨダ「この能力…何なのかしら」


リュウジョウ「気付いたらウチらはこういうことができるようになっとった」


チヨダ「超能力って言えば解決よ。でもなんで私達なの?」


リュウジョウ「分からん……」


チヨダ「艦娘に超能力が芽生えるなんて聞いた事が無い」


リュウジョウ「でもウチらにはそれができる」


チヨダ「…やめよ止め。難しいことを考えるとお腹が空くわ」


リュウジョウ「その通りやな。参謀はアケボノらに任せとこ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー足りないもの鎮守府


チヨダ「はぁ~お腹空いた!今日は何?」


リュウジョウ「今日の日替わりは煮物やって」


チヨダ「やった!ここの煮物って美味しいのよ」


リュウジョウ「ほな頂きに行こか~」


チヨダ「そうね早く行きましょ!」

ーー食堂


龍驤「なぁ司令官……あの子ら…知ってる?」


提督「いや……」


リュウジョウ「ほんまに美味しいわ~」


チヨダ「やっぱり煮物って最高よね!」


龍驤「あれって龍驤と千代田やんな?なんで普通に飯食うてんの?」


提督「演習終わりの他の鎮守府の艦娘か…?」


龍驤「いや、今日は演習なかったやん」


提督「……」


龍驤「ちょっと話聞いてくるわ。流石にこれは見逃せれへんで」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤「君ら誰?」
リュウジョウ「え?!アケボノから聞いてへんの?!」

龍驤「なぁ君ら誰?」


リュウジョウ「え!?アケボノから聞いてへんの!?」


チヨダ「ちょっと!?」


リュウジョウ「いやだってアケボノがここで飯もらってきてるって言うから!」


チヨダ「それじゃ許可取ってるかどうかまで分からないじゃない!」


リュウジョウ「そんな…!」


龍驤「さっきから何を言うとるんや?ちょっとウチとお話しよか?」

リュウジョウ「…逃げるで!」


チヨダ「はあぁぁ!?」


川内「逃がさないよ!」シュバッ


神通「怪しい艦娘は…そのままにしておけません…」


リュウジョウ「ゲッ!!」


龍驤「ウチらも色々あってこういうのには敏感やねん。お前ら、何しに来た?」


チヨダ「リュウジョウ!どうするのよ!」


リュウジョウ「安価」


下1~3高コンマ リュウジョウの台詞や行動などを

リュウジョウ「アケボノ助けろ!」し~ん
龍驤「ほな、お話しよか(ニッコリ」
(お灸をすえるためしぼられてから事情説明に入るボノであった)

リュウジョウ「どうにもならんしとりあえず目の前のご飯全部食べてから考えようか。あとからアケボノとか呼べばええやろ…」


チヨダ「この状況でご飯を食べれるの!?」


龍驤「なんやねんコイツ…」


川内「堂々と忍び込んでご飯を食べれるなんて…」


神通「ある意味…大物ですね…」


リュウジョウ「チヨダも食べたらええねん。お腹空いてるんやろ?」


チヨダ「いや、まぁ……そうだけど…」


提督「この艦娘の雰囲気…どこかで見たような……」


ーー

新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします

経産婦?の余裕

よろしくお願いします!

ーー


龍驤「あのリュウジョウとチヨダはアケボノの仲間やったんやね」


提督「どこかで見た雰囲気だと思ったんだ。それがアケボノだと気付いたら話は早かったな」


龍驤「ウチらに存在を知らせてなかったのは何か意味があったんやろうね」


提督「知られないというのは立派な武器だからな」


龍驤「この調子やとウチらが知らん仲間はまだおるやろね」


提督「間違いないだろうな」

龍驤「リュウジョウらにはいつでもご飯は食べに来てもええとは言うといた。でも目立ったらあかんのやんな?」


提督「向こうは食糧には困っているようだ。背に腹は変えられないということか」


龍驤「あれからウチらも目付けられとるから変な事はできへんし…」


提督「あれだけ堂々としていれば逆にバレないかもしれないぞ?」


龍驤「あかんって、バレた時が怖いって」

龍驤「…で、ウチらは今何待ちやったんやっけ?」


提督「川内と由良が調査に向かっている。前に深海棲艦が居た金脈が気になると言っていた」


龍驤「そうやったね」


提督「いつもは由良単独で調査をしていたようだが川内も連れて行ったな」


龍驤「川内も頼れる存在になったってこと違う?」


提督「他に何か理由がある気がするんだが…俺の考え過ぎか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某所


由良「あれ」


川内「深海棲艦が金を運び出してる…」


由良「ここ以外の金脈からも回収してる」


川内「あの金は大本営に渡す為の物……」


由良「止めるわよ」


川内「向こうはただの深海棲艦じゃありません、手強そうです」

川内「あの深海棲艦が身に付けてる作業服って特殊なんですよね?」


由良「強さには関係ない」


川内「そうなんですか?」


由良「パワードスーツじゃない」


川内「じゃあなんであの深海棲艦はあんなのを着てるんですか?」


由良「…分からない」


川内「師匠でも分からないだなんて…」

由良「でもやるしかない。顔は隠すわよ」


川内「じゃあこのお面を再利用します!」スッ


由良「好きにして」


川内「相手は六人…一人で三つですか?」


由良「私が四人やる」


川内「流石師匠!じゃあいきますね!」


由良「行くわよ」シュバッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

由良さんに速攻で一人落とされるの見るや逃げに入られて見失う
判断は相当鍛えられてるようだ

由良、川内「イヤー!」
深海棲艦「グワー!サヨナラ!」

川内「でやーーー!」


由良「…待て!」


ソ級1「…」
ソ級2「…」
ソ級3「…」ガバッ


川内「地中から出てきた!?」


由良「これで九対二…」


川内「このソ級…三人組です!」


ソ級「…」ザザザッ


由良「陣形を組むつもりね」

川内「どうしますか!?」


由良「こいつらを先にやる」


川内「早くしないと金を運び出してる深海棲艦に逃げられます!」


由良「わかってる」


ソ級「…」ザザザッ


由良「スリーマンセルは一人崩せばいいのよ」


川内「そんな簡単に言わないで下さいよ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

まだ停戦状態ではありません。深海提督が大本営に終戦を打診している段階です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

三対二でソ級達は蹴散らすも残り(と金塊)には逃げられる
倒したソ級達も溶けて消えちゃう

ソ級1「いくぞガイア、オルテガ、マッシュ。ジェットストリームアタックだ!」


ソ級2「はぁ!」


ソ級3「だぁぁ!」


川内「ええぇぇ!?」


由良「…ここは私に任せて」


川内「あ、はい……」

由良「…一人多いのよ!!」バキッ


ソ級1「ぐはっ!」


由良「誰がガイアかはっきりして!」ドカッ


ソ級2「うっ!」


由良「もっと他にあるわよ!」ドゴッ


ソ級3「ぐぇっ!」

由良「私はこんなキャラじゃないのよ…」


ソ級「……」


由良「でもソ級達は沈黙させた。残りはあの六人」


由良「川内一人だと重荷…」


由良「早く援護に」


由良「持ち堪えてなさいよ」


下1~3高コンマ 川内の様子などを

川内気絶
後には影も形も無く、金も持ち去られていた

>>101

「なんだコイツ!?」


「速すぎて何も見えない!」


川内(大人数を相手にする時……先ずは一人でも減らす事を考える)シュバッ


「なんだ!?」


川内(全員が同じ戦力じゃないなら、誰かに隙ができる)シュバッ


「な、な……?」


川内(そこを……叩く!)バシュッ


「ぐぁぁぁっ!!」

川内「よし!一人やった!」


「こんなの着てちゃ無理だ!」ゴソッ


「いやそれは脱ぐな!命令だ!」


「ある程度は回収した!逃げるぞ!」


川内「あのスーツは着るように命令されてた?何の意味があって…?」


川内「それより師匠チャンスです!残りは五人になりましたよ!」


由良「……」


川内「し……師匠………?」

川内「どうしたんですか……その…血………」


由良「…??」


川内「鼻から血が……出て…」


由良「どう…し………ゴボッ…!」


川内「師匠!!」


「なんだアイツ?突然血を吐いたぞ」


「チャンスだ!逃げよう!」


川内「待て!あぁでも師匠が……!」


由良「私の……事は……いい…から……」


川内「そういう訳にはいきません!」

川内「何か攻撃をくらったんですか!?」


由良「違…う………」


川内「じゃあどうして!?」


由良「そう…か………そういう…事…ね……」


川内「早く師匠を連れて帰らないと…!」


ゲシッ


川内「…と、何かに躓くとこだった。これってアイツらが着てたスーツ?」


川内「…え。このマークって……」


由良「ずっと……疑問に思ってたの………」

由良「なんでこんな所に……天然の金が……あるのか……」


由良「ここは…昔は何も無かった……記録には…そうある……」


由良「でも何故か……突然金が…出現した……」


由良「それには…理由があった……」


由良「ここには………実験施設か…実験場があった………」


由良「こんな……民間の家から…遠くない所に……こんな危ないものが…あった……」

由良「聞いたことが…ある………高濃度の…核物質を……鉱石や…地層の…近くで……爆発させると……宝石や…金属ができる……」


由良「金属ということは………金も…できる…」


由良「金を…持ち出していたのは…洞窟………奥…」


由良「ここは……大本営の……核…実験場…だった……」


川内「これって…核のマーク……なんでこんなスーツが…」


川内「放射線が……出てる…?」


川内「……師匠!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

…その金塊大丈夫か?

ーー足りないもの鎮守府


千歳「由良は被曝してるわね。地下の隔離室からは出せないわ」


川内「師匠…!!」


千歳「血液も調べたけど……」


龍驤「あかんのか?」


千歳「とても良い状況とは言えないわね…」


提督「由良は一人で何度もあの場所に行っていた。だから被曝量も多いんだ」


千歳「由良は今まで動けてたのが不思議なくらいよ」

川内「師匠…どうして……」


龍驤「流石の由良も目に見えへんもんは避けられへんわな…」


提督「由良はどうするのが一番なんだ?」


千歳「重い薬を入れるか特殊な血液を大量に輸血するしか無いわね…」


龍驤「その薬って今すぐ用意できんの!?」


千歳「無理……ね」


龍驤「そんな……」


川内「死んじゃう……師匠が…」

多摩「まだ方法はあるにゃ」


加賀「私達を使って」


提督「多摩、加賀……」


多摩「多摩達の血液はおかしいことになってるはずにゃ」


加賀「マル秘作戦の影響ね」


龍驤「どういうこと…?」


多摩「マル秘作戦は核物質を運ぶ任務だったんだにゃ」


加賀「もしくは実験後の核燃料ね」


提督「…やはりそうか」


多摩「由良の件で確信したにゃ。あの作戦はそういう目的だったんだにゃ」

加賀「私達は被曝することなく血液に変質が起こっただけで済んだの」


多摩「千歳、多摩達の血は使えるかにゃ?」


千歳「使えたとしても…相当な量の輸血が必要よ」


加賀「それくらい大丈夫よ」


多摩「遠慮なくやってくれにゃ」


千歳「…ありがとう。最善を尽くしてみるわ」


川内「お願いします!どうか師匠を……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

千歳「提督……」


提督「…ダメだったのか」


千歳「ごめんなさい…もう……手遅れ…」


提督「千歳が悪いわけではない。そうでは無いが…」


千歳「多摩と加賀からあれだけ血を提供してもらったのに……」


提督「……」

ーー隔離室

川内『師匠!』


由良「そこから…近付かないで……」


川内『そんなに弱って……』


由良「中に…入ってきたら…貴女まで…」


川内『それは大丈夫です。千歳さんがそう言ってました』


由良「それでも……ダメ…」


川内『…分かりました。ここから失礼します』

由良「川内……私は…死ぬ…」


川内『そんな事言わないで下さい!!』


由良「自分の事は……自分が分かる…」


川内『やめて……そんなの……』


由良「川内……」


由良「あの人への……手紙…」


由良「私の部屋にある……」


由良「私が死んだら……それを…」


川内『なんでそんな事言うんですか!!師匠はまだ死んでません!』


由良「…頼んだわよ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

忍者提督来る

ーーーー


1『由良、久しぶりだな』


由良『……』


2『もう気付いてると思うけどここは由良の精神世界だよ』


3『この姿で会うのは久しぶりか…』


4『由良ぁぁぁぁぁ!!』ガバッ


由良『……』バキッ


4『ギャッ…!』


1『弱っててこれか…流石だね』

2『由良はさ、もう諦めたみたいだけどこっちはそういう訳にはいかないんだよね』


3『残っている力を使えば由良は助けられる』


1『4、お前も協力しろ』


4『クソが……!』


由良『私をどうするの』


1『体を作り替える』


2『この状況でも生き延びる事ができるようにするんだ』

3『リスクは見た目が変わること。それ以外には無い』


由良『どうなるの』


1『分からない』


2『体を状況に適応させるからね』


4『飛びっきりの醜い姿に変えてやるよぉ!』


由良『……』ギリギリ


4『ぐぉ……!!締める…な……!!』


2『由良に喧嘩売るなんて、ほんと命知らず』

1『由良、私達はお前の死を望んでいない。お前が拒否しようと勝手にやる』


由良『…拒否はしない。協力する』


2『そうこなくっちゃね』


3『私達と意識を共有してくれ』


1『4はそのまま締めてて大丈夫だ』


4『お前…ら……!覚えて…ろ……!!』


由良『…助かるならそれに越した事は無い。見た目が変わっても……』


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

黒髪黒目
ついでにちょっと走って超音速、軽く握って艤装を握りつぶすオーバースペック

1『最後に、もう無茶するな、これで最後だ』
由良さんドラゴンテールが4倍になって復活

4は深海瑞鶴(鋼の意思)

ーー

川内「師匠が大変な事になったって…!」ガチャ


「……」


川内「うっ!!」


龍驤「これは深海棲艦違うで、由良や」


提督「深海棲艦の寄せ集めのような体になってしまったが…これは由良だ」


川内「師匠……」


「……」


千歳「血液は被曝したままよ。でもこの状態なら死ぬ事は無いわ」


龍驤「自由に外を出歩いても問題ないらしいで」

川内「し…師匠……」


「もう私は貴女の師匠じゃない」


川内「そんな事ありません…師匠は師匠です……」


龍驤「その姿でどれくらい動ける?」


「分からない」


提督「俺達の事は分かるんだよな?」


「全て覚えてる」


千歳「細かい数値はクキちゃん達と似たような数値を表していたわ」


龍驤「ほな由良は完全に深海棲艦になってしまったんやな…」

川内「見た目が変わっても師匠は師匠です!」


「川内、覚えてる」


「私は何の為に生きていたの」


川内「全ての深海棲艦を……滅ぼす為…」


「私もその対象になった」


川内「自分で自分を殺すって言うんですか?」


「そう」


川内「……」


「貴女達に迷惑はかけない。もう放っておいて」


川内「安価」


下1~3高コンマ 川内の台詞や行動などを

川内「殺させないし死なせません。私は師匠を超える、そして止めて見せます!!」


「……」


川内「あんな初見殺しでの勝ちなんかじゃなく!正々堂々戦って貴女を超えてみせる!!」


「…そう」


川内「簡単に死ねると思わないで下さいよ師匠!!」


提督「由良の様子は注意しておかないといけないな」


龍驤「そうやね…由良には旦那さんもおるし……ショックが大きいやろうなぁ…」

ーー

潜水新棲姫「そうか……あの場所は…そんな危険な場所だったか…」


潜水新棲姫「げほっ……ごほ…」


潜水新棲姫「ワタシは防具服を着ないで金を運び出した……」


潜水新棲姫「それだけでは無い…あの場所には何度も行った事がある……」


潜水新棲姫「げ…げほっ……」ビチャッ


潜水新棲姫「血……」


潜水新棲姫「由良程深刻では無いだろうが…ただの風邪では無い事は確かだな……」


潜水新棲姫「ごほっ……こほ…」


潜水新棲姫「漣の前では…上手く隠しておかないとな……」


ーー

少しずつ出していきます


コメントなどあればお願いします

ーー


提督「由良の姿は変わってしまったが死ぬような事は無くなったんだな」


龍驤「でもショックやったんやろうな…殆ど喋れへんようになってしまったわ」


提督「川内が付きっ切りで見てくれてるがあまり良くは無い」


龍驤「普段から無表情やったけど、あんな沈んだ顔初めて見たわ」


提督「相当ショックだったんだな…」

龍驤「自分の姿が変わったことよりも別の事で落ち込んどるな」


提督「由良の大切な人か…」


龍驤「語ってる所は見たことないけど、相当好意はあるみたいやで」


提督「あの由良が選んだ男…提督だからな」


龍驤「ウチはよう分かるよ。突然自分の姿が変わってしまって男から見られる目が変わる…」


提督「……」


龍驤「嫌な事思い出させてごめんな司令官。でも由良も女やから同じ気持ちやと思う」


提督「…なら由良と話してきてくれないか?俺が居ない方が良いだろう」


龍驤「わかった、ウチに任せといて」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー医務室


龍驤「由良災難やったなぁ。見えへんもんは防ぎようがないもんな」


由良「…」


龍驤「そうやね、川内には席を外してもらったし早く本題に入ろか」


龍驤「由良が落ち込んどる理由は分かるよ。ウチも同じ経験したから」


由良「…」


龍驤「由良と一緒にしたらあかんやろうけど、こないな身体になっても司令官はウチを愛してくれとる」


龍驤「腕と脚が無くなっても司令官はウチの側におってくれとる」

龍驤「由良の提督も見た目でなんか選ばんよ」


龍驤「由良が生きてたらそれだけでええねん」


龍驤「きっとそう言うてくれる。もし変な事言うんやったらウチがぶちのめしたるで!」


龍驤「だからな、そんな落ち込まんでええよ」


龍驤「ここには足りへんもんを持ってる子がいっぱいおる。皆んなで助け合って行ったらええねん」


龍驤「由良…そんな悲しそうな顔はもうせんといて」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「貴女とは違う所がある」


由良「私を私と気づいてもらえるか心配なの」


龍驤「気付いてもらえるに決まっとるやん!心配せんでもええって!」


由良「…」


龍驤「わかった、ほな由良の提督に試してもらおか。実はな連絡があってん」


龍驤「どこで聞いたか知らんけど由良が倒れたって聞きつけたらしいわ」


由良「やめて!」


龍驤「もう遅いで。こっちに向かっとるらしいわ」

龍驤「ウチらはどこに由良がおるかは言わんつもりや。ウチと司令官はちょっと席を外すからね」


由良「嫌…」


龍驤「大丈夫や。絶対大丈夫」


龍驤「由良が選んだ人なんやから間違いないで」


龍驤「提督を信じて待っとき」


由良「無理よ…」


由良「私の姿は…」


由良「艦娘じゃない…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


忍者提督「ここは医務室か」シュバッ


由良「…」


忍者提督「何処に居るかを聞いてから探すべきだったか。だがここの提督も秘書艦も席を外していたしな…」


忍者提督「ここに居なければ地下か。いや他にも医務室がある?」


忍者提督「せめて川内に会えれば良かったんだが…」


由良「…」


忍者提督「気配がするな。ここに誰かがいるのは間違い無い」

忍者提督「起こすと申し訳ない。姿だけ確認をしておこう」コソッ


由良「…」


忍者提督「む…」


由良(無理よ…私だと気付けるはずがない)


由良(顔も体も。何もかも変わってしまった)


由良(私だと分かる部分が無い)


由良(分かり切ったことなのに…)


忍者提督「由良か…」


由良「…」

忍者提督「何があったのかは今は聞かない。そうならなければいけない理由があったんだな」


由良「…」


由良「どうして」


由良「由良と分かる要素は何も無かった」


由良「なのに…」


忍者提督「姿が変わっても由良の事は分かる。当たり前だろう」


由良「提督…」


忍者提督「生きていて良かった。倒れた聞いた時は心臓が止まるかと思ったぞ」

忍者提督「由良、生きていて良かった」ギュッ


由良「…」


由良「……」


由良「私…」


忍者提督「何も言わなくていい」


由良「…」


由良「ぅ…」


由良「怖かった……」


由良「貴方に…分かってもらえないかと…」


由良「こんな…体じゃ……」


忍者提督「そんなわけ無いだろう」

忍者提督「…そうだな正直に言っておこう。由良だと分かったのは匂いだ」


由良「…」グスッ


忍者提督「何回抱き締めたと思う?由良の事は全て分かるんだ」


由良「…」


忍者提督「すまない、こんな時にそういう話はするべきではなかったか」


由良「…提督」


忍者提督「どうした?」


由良「抱いて」


忍者提督「んほっ!?」


由良「この体でも愛してくれると」


由良「証明して」


忍者提督「こ…断るわけないだろう!」


由良「提督…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

由良「はぁ……んん…」


忍者提督「ここ…か…?」


由良「ん……」


忍者提督「由良……」


由良「てい…と……」スッ


由良「…ダメ!!」


忍者提督「ゆ…由良…?」

由良「ごめんなさい」


由良「今の私では貴方を殺めてしまう」


忍者提督「どういうことだ?」


由良「見て」


由良「ベッド」


忍者提督「これは…!」


由良「私が握りしめたから」


由良「潰れた」


忍者提督「由良が感じて…」


由良「んんっ!」


忍者提督「…力の入った由良がベッドの隅を無意識に掴んでいた」


忍者提督「その結果ベッドに握った痕がついた…」


由良「私の力は相当ある」

由良「貴方を抱き締めようとした」


由良「けどこのままじゃ無理」


由良「力加減に慣れてない」


忍者提督「そ…そうか」


由良「でも貴方の気持ちは良く分かった」


由良「嬉しい…」


忍者提督「ああ…良かったよ……」


由良「鍛え直す。その時まで待ってて」


忍者提督「……」


由良「どうしたの」

忍者提督「いや、なんでも無いんだ…」


由良「…なに」


忍者提督「いや……」


由良「…」


由良「なに」


忍者提督「その…」モゾッ


由良「…」


忍者提督「すまない。由良の裸を見ていたら…」


由良「安価」


下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを

由良「私がすると握り潰すかもしれないから堪えて」


忍者提督「…了解した」


由良「ありがとう」


由良「来てくれて嬉しかった」


由良「貴方に会えて良かった」


忍者提督「嫁の危機に駆けつけるのは当たり前の事だ」


由良「…ふふ」


由良「やっぱり貴方を選んで良かった」


忍者提督「由良にそう言ってもらえるのは幸せだな」

ーー

川内「良かったですね師匠…あんな幸せそうな声初めて聞きました」


川内「ここで忍者提督とえ…えっちしようとしたのはビックリしたけど…仲が良い証拠だよね?」


川内「師匠はもう大丈夫」


川内「それより鍛え直すって言ってたなぁ…よし、私も稽古してもらおう!」


川内「この前は勢いで師匠を超えるなんて言っちゃったけど、今のままじゃ無理…」


川内「師匠は力が前よりも強くなった。もっと鍛えないと!」


川内「…覗き聞きをしてたのがバレたら怖いから逃げるんじゃない!訓練に行くだけ!」


川内「師匠、お幸せに…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「忍者提督はまだ居るみたいっすね~」


潜水新棲姫「そうだな…」


漣「この臨時執務室こと漣の部屋でまだ仕事してないといけませんね~」


潜水新棲姫「…ごほっ」


漣「ご主人様と龍驤さんはまだ帰ってこれませんね。メールメールと」


潜水新棲姫「……けほっ」


漣「ん~やっぱりお前を膝に置いてると仕事が捗りますねぇ~~」


潜水新棲姫「…そうか」

漣「はぁ~可愛いしなんでこんなにいい匂いがするんでしょうなぁ~~」クンクン


潜水新棲姫「…相性の良い相手の体臭は気にならないそうだ」


漣「まーた変な知識を付けてきましたね」


潜水新棲姫「けほっ……」


漣「まぁお前の匂いならいくらでも嗅いでられますけどね」


潜水新棲姫「…そうか」


漣「んーんん~~楽しい~お仕事を~」


潜水新棲姫「ごほっ……けほっ…」

漣「あ~すいません一つ質問いいですか?」


潜水新棲姫「…なんだ?」


漣「体重また軽くなりました?」


潜水新棲姫「……」


漣「この前からなんか痩せてますよね。ダイエットでもしてんですか?」


潜水新棲姫「…してない」


漣「今でも十分痩せてんですから変なことしないで下さいよ~」


漣「お前とは一日でも一緒に居たいですからね」


潜水新棲姫「安価」


下1~3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを

潜水新棲姫「…私も一日でも多く一緒に居たいぞ」


漣「嬉しいこと言ってくれますね!この、この!」わしわし


潜水新棲姫「んん…」


漣「はぁ~好き。いくらでも愛でてられますよ」


潜水新棲姫「ありがとう…」


潜水新棲姫「ごほ…ごほっ……」

ーー


龍驤「鎮守府にはまだ帰れやんみたいやね」


提督「…そうか」


龍驤「由良の事は心配せんでもええよ。きっと大丈夫や」


提督「心配はしてないさ」


龍驤「ほななんでそんな難しい顔してんの?」


提督「色々と考えていたんだ。これからの事や由良の言っていた事をな」


龍驤「そっか…」

提督「由良は金脈はまだあると言っていた。ということはいくつも実験場があったんだ」


提督「大本営は何を考えているんだ…」


龍驤「もしかしたら核兵器を既に持っとるのかもしれんな」


提督「……」


龍驤「司令官…これからの事を考えるのもええけどさ…」


龍驤「理由はどうあれ今日は二人で外出てきたやろ?だからウチと…な?」


龍驤「たまにはゆっくりして…」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「ああ、思い詰めてるだけでは駄目だと嫌というほど分かったからな」


龍驤「そうやで!難しいことは帰ってから考えたらええねん!」


提督「ならあそこに行くか。幹部さんに教えてもらった…」


龍驤「ハードSMができるっていうマニアックな部屋……」


提督「ハードができるならソフトなのもできるんだろう」


龍驤「そんな…いきなり……?」


提督「幹部さんから会員証は借りてきているんだが…」


龍驤「うぅぅ…そんなん断れへんやん……」


提督「龍驤が浮気を告白してから一緒に寝ることも無かった。その分を回収するというわけではないが、今日はなんでも応えてやろう」


龍驤「ほな……本気で首絞めとか…跡が付くまで叩いて欲しい…」


龍驤「それから…お尻も……尿道も……」


提督「そっちの欲も戻ってきたと喜ぶべきなのか……?」


ーー

コメントや安価で色々と当てている人が出てきてます。いいですねぇ


コメントなどあればお願いします

ーー


幹部「提督君、大本営の役員や重役が挙って辞職や退職した件は知っているね」


提督「はい…」


幹部「以前に重役が暗殺された件が関係しているかと思ったがどうやらそうでは無いらしい」


幹部「…提督君は全て知っているのかい?」


提督「由良の件で……想像はできます」


幹部「そうか……君も真実を知っている限られた人物ということなんだね」


提督「由良の事が無ければ気付く事は不可能でした」


幹部「そうだ…私も最初は気付く事が出来なかった」

幹部「深海提督が賠償金の手付けとして大本営に寄付された金塊。本来ならば大本営が管理しなければならないものだ」


幹部「だが一部の役員達…つまりカネにがめつい奴らは黙っていなかった」


幹部「金の原石なんて株なんかより価値が安定する。そんなモノを見逃すわけは無い」


幹部「大本営が管理している筈だった金はほぼ全て誰かの懐に入った」


幹部「まさか……それが狙いだとはね」


幹部「あの金は汚染されていたんだよ」


幹部「どの金塊も高い放射線を撒き散らしている」


幹部「あの金塊の側で数日過ごすだけで手遅れになるレベルだそうだ」

幹部「深海提督が持ってきた金塊は大小様々なものだったらしい」


幹部「その全てが私欲を肥やしている連中の懐に入った…」


幹部「つまり大本営の中で腐った連中を炙り出す…と言えば彼の思考に近いのかもしれないね」


提督「本来なら大本営が管理しているはずのものをどうして個人的に持っていたのか…言い訳はできません」


幹部「だから全ての役員や重役は辞職や退職扱いになったんだよ」

提督「……」


幹部「深海提督は…」


提督「大本営はどう考えているんですか?」


幹部「…近く発表があるそうだ。恐らく終戦という形になるだろう」


幹部「今の大本営はガタガタだ、まともに機能するかも怪しい。事実補給が行き届いていない鎮守府があるそうだ」


幹部「汚職していようがあれでも重役なんだ。彼らのハンコが無ければ動かない書類もある」


提督「下手に攻めてこられると負ける可能性もあります…」


幹部「…そういうことだろうね」


提督「これからどうなるのでしょうか…」


幹部「なるようになる…としか言えないね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

深海棲艦、金塊、最近咳き込んでいる新棲姫…
なんとなく引っかかったことからハッと気がつく提督

金そのものは放射性物質ではないことから、微細な放射性物質が付着していてそれが由良についていた可能性を考慮し
鎮守府全体の放射能検査と健康診断を実施する

>>244
+
>>245

>>245
よく考えたら金の原石だから単なる金塊じゃなくて岩石とか放射線物質と混じってるんじゃない?
流石に純金が埋まってるわけないし

ーー

提督「血液検査か…」


千歳「一応検査しておいて損は無いと思うの。万が一由良の服や靴に高濃度の放射性物質が着いていたらここの誰かに健康被害が出る可能性があるの」


提督「確かに無いとは言い切れないな」


千歳「血液を調べればすぐに済むの。艦種ごとにやっていけば混乱も無いわ」


提督「……」


千歳「許可はもらえない?」


提督「いや、俺は大丈夫なんだが…一人問題のある艦娘がいるだろう」

神通「絶対嫌です!!死んでも注射はしません!」


提督「やっぱりな…」


神通「私に注射針を刺すならここで舌を噛んで死にます!!」


千歳「神通の場合本気なのよね…」


神通「いいですか!!絶対!注射は!!しません!!」


提督「注射では無く血液検査なんだが…」


千歳「仕方ないわね…とりあえず神通以外の子の検査を始めるわ」


提督「…頼む」


下1~3高コンマ 検査の結果やその他起こったことなどを

由良と潜水新棲姫に接触の多かった川内、漣は異常が見つかり要経過観察に

ーー書庫


漣「やっぱりここに居ましたか」


潜水新棲姫「こほっ…」


漣「あとは貴女と神通さんだけですよ。さっさと検査して下さい」


潜水新棲姫「嫌だ」


漣「なんですっか?あと二人の無事が確認できれば心配しなくていいんですよ」


潜水新棲姫「読書の邪魔しないでくれ」


漣「なーんか怪しいっすよねぇ」


潜水新棲姫「……」

漣「と、いうわけであの子が検査を渋ってんすよねぇ」


提督「……」


漣「まさか神通さんと同じで注射が苦手なんすかねぇ?」


提督「…漣」


漣「どうしましたか?」


提督「そういえば最近潜水新棲姫は咳き込んでいなかったか?」


漣「そう言われてみれば…風邪ですかね?」


提督「……」


漣「まぁ心配する必要は無いと思いますよ。由良さんと接触はありませんし、あの子は書庫ばっかりですから」


提督「俺の気にしすぎ…なのか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>252

そういえばあの金はどこから?盗品でなければ深海がどうやって手に入れた?と提督がほぼ答えにたどり着く

提督達は潜水新棲姫がタシュケントに依頼したことを知らなかったはずです


再安価 下1~3高コンマ お願いします

真実を知ってしまった漣が部屋にこもる

知ってるはずですよ
以下抜粋です

提督「俺は……」


潜水新棲姫「その話ワタシ達から依頼していい?」


提督「な…!?」


潜水新棲姫「ごめん、黙って着いてきた」


タシュケント「こっちは誰が依頼人でも構わないよ」


潜水新棲姫「ソイツはワタシ達が殺そうとしていた奴だ」


提督「……」

タシュケント「でも君達に依頼料が払えるのかい?」


潜水新棲姫「これで足りるか?」ゴトッ


タシュケント「金の原石!?しかもこの大きさ…!!」


潜水新棲姫「お前なら価値が分かるだろう」


タシュケント「勿論さ!これならフルオプション付きでもお釣りが出るよ!」


提督「なぁ…あれは何処から…」


潜水新棲姫「大丈夫だ、なにも悪いことはしていない」

確かこの後記憶消されてなかった?

これで再安価はちょっと…

あれ、すいません…
読み返し足りなかったです…

ーー

川内「神通!逃げ回るのはもうやめて!」


神通「私は由良さんとは何も接点はありません!問題無しです!」


川内「念の為に調べなきゃいけないでしょ!」


神通「絶対嫌です!!」


川内「注射の事となるとほんとに強情だなぁ…」


神通「当たり前です!地平線の向こうまで逃げますからね!!」

川内「わかった、私と一騎打ちしよ」


神通「一騎打ち…」


川内「私が勝ったら採血してもらう。もしくは気絶させるからその間に注射ね」


神通「私が勝ったら…」


川内「もう諦めるよ」


神通「…分かりました」


川内「私は師匠を超えないといけないの。だから神通にも勝つ!」

川内「はっきり言って今の神通は普通じゃない。普段より力もある」


川内「でも勝たないといけないの!師匠はもっと強い!」


神通「注射が回避できるのなら…全力でいきます!」


川内「私だって全力だ!いくよ神通!」


神通「絶対に負けません!!」


下1~3高コンマ 対決の結果やその他起こったことなどを

潜水新棲姫「書庫はダメだ漣が来る。もっと他の場所にしよう」


潜水新棲姫「他に本のある場所は…」


潜水新棲姫「…なんだあれは?誰かと誰かが戦ってるのか?」


潜水新棲姫「喧嘩……か?だとしたら止める必要があるが…」


潜水新棲姫「こほっ……」

神通「ウウゥゥアァァァァァ!!」


川内(強い……!!)


川内(攻撃パターンが読めないし、速さも段違いだ!)


川内(これが限界突破した艦娘の本気…!)


川内(このままじゃ…負ける……!!)


神通(絶対に注射はしたくない!!)

川内(こうなったら梟挫を…でもどうやって!?こんな連続攻撃避けるので精一杯!)


神通「あぁぁぁーー!!」ドスッ


川内「うっ!?しま……!」


神通「怯みましたね…トドメェーーーー!!」ダァン


川内「あ……ぶなっ!!」シュバッ


「ぎゃっ!!」


神通「はぁ…はぁ……!!」


川内「コンクリの地面が割れてる…!どんな力なの……!」


神通「まだ…終わってません……!」

神通「はぁ…はぁ……」


川内「……」


川内「ねぇ神通、さっき叫び声しなかった?」


神通「……しましたね」


川内「私じゃないよ」


神通「私でもありません…」


川内「まさかさ、誰か居たとか?」


神通「周りに人が居ないのは…確認しました…」


川内「だけどさ、あれから誰か来たかもしれないじゃん」


神通「一応…確認しましょう…」

ーー医務室


漣「おたくらぁぁぁ!!何してんだよぉー!!」


神通、川内「「ごめんなさい…」」


漣「神通さんが叩き割ったコンクリの破片がウチの子に直撃って!!ええ!?」


神通「つい…力が入って…」


漣「よりによって顔ですよ顔!!鼻血止まんないって言ってんですよぉ!?」


川内「ほんとにごめん……周りは確認したんだけど…」


漣「敷地内でやってんじゃねーーーー!!」

神通「あの…潜水新棲姫さんは…」


漣「瓦礫が顔面直撃したんでねぇ!!絶賛気絶中ですよぉ!!」


川内「あ…で、でもさ?これで血液検査できるじゃん。潜水新棲姫も渋ってたんでしょ?」


漣「あぁん!?」


川内「ほ、ほら!神通も同時にやってもらうからさ!」


神通「はぁ!?」


川内「神通!!」


神通「グ…ギギ……!!」


神通「……分かり…ました…」


漣「もう…今回だけですからね!!」


下1~3高コンマ 二人の検査結果やその他起こったことなどを

医者からの報告を呆然と聞く漣に潜水新棲姫が最期は一緒に過ごしたいと懇願する

ーー医務室


潜水新棲姫「う……うぅん…」


漣「……」


潜水新棲姫「漣……そうかワタシは気絶していたのか…」


漣「……」


潜水新棲姫「顔にガーゼ……そうだ何かが顔に当たったんだ…」


漣「……」


潜水新棲姫「どうしたんだ漣。何か言ってくれ」

漣「貴女が気絶してる間に血液検査したんです」


潜水新棲姫「…そうか」


漣「知ってたんですね」


潜水新棲姫「まぁ……な」


漣「どうして黙ってたんですか?」


潜水新棲姫「漣に余計な心配をかけたくなかった」


漣「…それ本気で言ってます?」


潜水新棲姫「……」

漣「貴女のは由良さん程重くはないそうです。でもこれから悪化していくだろうとのことです」


漣「…なんでなんですか」


潜水新棲姫「色々あって…な」


漣「ふざけ無いで下さいよ…!」


漣「最愛の人がそんなことになってるって!そんなの……!」


潜水新棲姫「けほっ…」


漣「その咳もそれが原因だったんですねぇ!!」

漣「なんで、どうして……黙って…」


潜水新棲姫「漣」


潜水新棲姫「ワタシはこの運命を背負わなければいけない。それ相応の事をしたんだ」


潜水新棲姫「因果応報。因果がワタシに返ってきただけだ」


漣「なに…言って……」


潜水新棲姫「最期に漣がワタシの隣に居てくれれば良い。それだけが望みだ」


漣「嫌だ……漣を一人にしないで…」


潜水新棲姫「ありがとう漣…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

悪くなるのは今までみたいにほっておけばの話です
これからきちんと治療していくんですよと先生

ガタガタの大本営の運営をアメリカが申し出る

先生「あの…」


漣「先生!!この子を助けてあげて下さい!なんでもしますから!」


先生「漣さん…話しは最後まで聞いて下さい」


漣「へ…」


先生「悪くなるのは今までみたいに放っておけばの話です。これからきちんと治療すれば大丈夫です」


漣「この子は治るんですか!?」


先生「治るかどうかはハッキリ言えませんが、すぐに死ぬような事は無いですよ」


漣「よ……良かったぁ…」ヘナヘナ


潜水新棲姫「……」

漣「漣からお前が居なくなったら終わりなんです…絶対治療は受けて下さいね!」


潜水新棲姫「あぁ…」


漣「もう!本当に心配させて!!」


潜水新棲姫「早とちりしたのは漣だろう」


漣「黙ってたのはどこのドイツですか!」


潜水新棲姫「そうだな」


漣「ほんとに…!次は許しませんよ!」


潜水新棲姫「…すまない漣」ボソッ

ーー深夜


潜水新棲姫「……」


潜水新棲姫「来たか」


タシュケント「よくも…やって……くれたねぇ…」


潜水新棲姫「そんなつもりは無かった。ワタシの症状を見れば分かるだろう」


タシュケント「君から依頼料として貰った金塊……あれは放射性物質の…塊みたいなものだった…」


タシュケント「金は…大事な物と一緒に保管してあったから……このザマさ……」


潜水新棲姫「スペアの体も全て被曝したか」


タシュケント「よくも……このタシュケントを………!」

潜水新棲姫「ここに忍び込むので限界だろう」


タシュケント「そうだね……もう余力は残って無い…」


タシュケント「けど…君一人くらいなら…道連れにできるよ…」ジャキッ


潜水新棲姫「……」


タシュケント「ソビエトの再興を…邪魔しやがって……!!」


潜水新棲姫「おい」


タシュケント「命乞いは…聞かないよ……」


潜水新棲姫「そうじゃない。ちゃんと殺せよ」


タシュケント「あぁ……?」


潜水新棲姫「外すなと言ってるんだ」

潜水新棲姫「漣の時ような失敗はするな。頭を狙え」


タシュケント「……」


潜水新棲姫「ワタシは一人の人間を殺した。やったのはお前だが依頼したのはワタシだ」


潜水新棲姫「これでワタシが死ねばプラマイゼロ。全て元通りだ」


潜水新棲姫「さぁ撃て艦娘。ワタシを終わらせろ」


タシュケント「言われ…なくとも……」


潜水新棲姫「…ありがとう漣。お前の事はずっと見守っているぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

さらば…深海新棲姫…

潜水だった

素体にインストール式で器の方が全部やられたか…?
早霜の方に流用出来るかこれは

漣「昼間のあの子の表情、何か気になるんですよねぇ」


漣「何かを覚悟したというか…思い詰めたのとはまた違ったんです」


漣「まさか治療を受けないつもりとか……あり得ますねぇ」


漣「龍驤さんが薬を捨ててる所を見てたらしいですからね。変な知恵をつけてるのは間違いありません」


漣「こういう時は一緒に寝て慰めるのが一番です。待ってて下さいね~」


ドロッ…


漣「へ……?なんで…医務室から…血が………?」


漣「……嘘でしょう!!」ガラッ


漣「あ……あァァァァァァァァ!!!!」


漣の悲痛な叫び声は夜中の鎮守府に響き渡り、何かあったのかと駆け付けた皆さんはとんでもないものを見てしまったでしょう。
医務室には死体が二つ。その内の一つを叫びながら漣が抱き抱えていたそうです

ーー

龍驤「司令官…医務室は立ち入り禁止やって。タシュケントの死体から高濃度の放射線が出てたって」


提督「……」


龍驤「除染作業に入るけど、医務室はもう使えやん可能性が高いらしいわ。調子の悪い子は他の病院で診てもらう方がええって千歳は言うとる」


提督「……」


龍驤「千歳と先生らには新しい医務室を作る方向で行くって伝えといたで」


提督「……漣はどうしている」


龍驤「…見てられへんわ」

龍驤「ずーっと潜水新棲姫の死体の側でおる。ご飯も食べてないみたいやで」


提督「…そうか」


龍驤「泣いて気絶しての繰り返しや。このままやと心が壊れてしまう」


提督「……」


龍驤「司令官…」


提督「漣の所に行こう。話しはそれからだ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫の亡骸を喰おうとする漣
重巡棲姫「おいよせやめろ」
漣「うるさい止めるな!この子は私と一緒になって生き続けるんですよ!!被爆?それで死ぬならあの子に殺されるなら本望でしょうが!!!」
重巡棲姫「違う……今そいつにもなにか入ってるんだ……」

ーー

漣「……」


重巡棲姫(何をしようとしてる)


漣「この子を食べます」


重巡棲姫(よせ、やめるんだ)


漣「止めるな!この子は私と一緒になって生き続けるんですよ!!被爆?それで死ぬならあの子に殺されることなんですよ!それなら本望でしょうが!!」


重巡棲姫(落ち着け漣)


漣「落ち着いてられるかぁ!!私は……!最愛の人を失ったんですよぉーー!!うわぁぁぁーーーー!!」

漣「ぐ!?げっ……!!」バタッ


龍驤「漣?しっかりせぇ漣!」


提督「叫び声が聞こえたから急いで来てみたが…丁度気絶してしまったか」


漣『いや…私が体を借りた』


龍驤「漣の中におる重巡棲姫か…」


提督「よくやってくれた」


漣『漣を失うことは私の死に繋がる。これは私の為でもあるんだ』


龍驤「それでもや。ありがとうな」

これ生き返ったとは限らないんじゃね?

提督「…潜水新棲姫はどうにもならないのか」


漣『もう死んでしまった。コアも無理だ』


龍驤「深海棲艦ってコアは暫く生き続けるんやないん?」


漣『放射線が無ければな…』


提督「…そうか」


漣『あれは私達のコアの活動を著しく低下させる。普通ならまだ間に合ったんだが…』


龍驤「漣…可哀想に……」

漣『提督が来てくれて丁度良かった。潜水新棲姫の死体を調べてくれないか』


提督「死体を…」


龍驤「艦娘と違うから気軽にできへんで?」


漣『なら特定の場所だけでいい。どうしても調べて欲しいんだ』


提督「何かあるのか?」


漣『…潜水新棲姫の下半身を調べてくれ』


龍驤「まさか……!?」


漣『早く。想像した通りなら間に合わない』


提督「…よし、先生に相談しよう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


先生「彼女を体を調べましたが何もありませんでした」


漣『…そうか』


龍驤「そもそも妊娠しやんのやろ…?」


漣『そうじゃない。そうじゃなかったんだ……』


提督「何か他にある可能性があったんだな」


漣『だがそれも無くなった。もう……終わりだ』


龍驤「…悲しいわ。深海棲艦でも仲間やったのに」


提督「朝潮に次いで……か…」

漣『…頼む。漣の納得がいくように…心が壊れることが無いように潜水新棲姫を弔ってやってくれ』


龍驤「普通やったら無理やけど…日進に特別にやってもらうしかないわな」


提督「それで納得するかは分からないが…」


漣『…お前らはどう思う』


龍驤「無理やと思う。ウチやったら司令官の後を追う」


提督「…俺もだな」


漣『……そうか』


龍驤「精神世界で説得はできへん?」


漣『まず無理だな。逆に引きずり込まれる』


提督「…とにかく日進に連絡を取ってみる。こちらができることはそれくらいだ」


漣『頼む……』


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣「なんで私だけが不幸になるんですか…どうしてお二人は…!」と龍驤に詰め寄る

重巡棲姫が何時も表に出ている様に

漣『ぐ……!?』ガクッ


龍驤「どないしたん?」


提督「まさか…」


漣「……お二人はいいですよねぇ」


提督「漣…」


漣「なんで…どうして……漣ばっかり…」


龍驤「落ち着き…な?」


漣「なんでお前達は幸せになってんだよぉ!!」ガシッ


龍驤「グ…!」


提督「龍驤!!」


龍驤「大丈夫や…司令官……」


漣「なんでなんでなんでなんで…」

漣「どうして漣が不幸にならなくちゃ行けないんです
!!なんで!!」


龍驤「さざ…な……!」


漣「アンタは提督を裏切った!馬鹿にもしてた!なのになぜここに居るんだ!!」


漣「お前がいなければ私は幸せに過ごせたのに…!!」ギュゥゥゥ


龍驤「ぎ…がは……!」


提督「やめてくれ!」


漣「提督は黙ってろ!!」


提督「…!」

漣「お前がここに来なければ…!」


重巡棲姫(それは違う)


漣「黙れ!!」


重巡棲姫(お前だって提督を裏切った。捨てたんだ)


漣「黙れ黙れ黙れ!!」


重巡棲姫(龍驤にトドメを刺したのもお前だ。何も知らない潜水艦を使って盗撮までさせた)


漣「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!」


重巡棲姫(因果応報って知ってるか)


漣「ぐ!?」


重巡棲姫(漣の起こした因果が潜水新棲姫に返ったんだ)


漣「なに…を……」スッ


龍驤「う……!」ドサッ


提督「龍驤!!」

重巡棲姫(考えてみろ。全て漣が原因だ)


重巡棲姫(潜水新棲姫の調子が悪いのは知っていただろう。それを放置したのは漣だ)


漣「黙…れ……!」


重巡棲姫(漣は提督にはなれなかった。相手の体調や心を労わる気持ちが無かった)


重巡棲姫(潜水新棲姫に足りないものを補え無かった。だからこうなったんだ)


重巡棲姫(ただ好きだと言うなら誰にでもできる。それが漣と提督の違いだ)


漣「もう喋るんじゃねぇぇぇ!!!!」


漣「お前の声は聞きたくない!!聞きたくないっ!!」ダダダッ


提督「どこに行くんだ漣!!」


龍驤「う…げほっ……」


提督「龍驤…いや、漣が……」


漣「わぁぁぁーーーー!!」ダダダッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

埠頭に立つ漣
龍驤を背負って追い掛けて来る提督

ーー

重巡棲姫(やめろ漣、死ぬんじゃない)


漣「……」


重巡棲姫(そんな事してもどうにもならない。考え直せ)


漣「……」


重巡棲姫(潜水新棲姫を弔うのは漣にしかできないことだ)


漣「…そうですか」


重巡棲姫(わかってくれたか漣)

漣「この体、貴女にあげます」


重巡棲姫(なんだと?)


漣「もう私は疲れました」


重巡棲姫(そんなの私は望んでないぞ!)


漣「どうとでも言って下さい。それでは」


重巡棲姫(おい待て漣…漣!)


漣「待つんだ漣!おい!!」


漣「ん…んん!?」


漣「おい…嘘だろう……漣?」


漣「なぁ返事してくれ、漣……」


漣「……なんということだ」

ーー

龍驤「漣の気配が消えてしもたって…」


漣「ひょっとすると漣の精神は消え失せたかもしれない」


提督「そんな事になるのか?」


レ級「あたし達が艦娘に寄生する理由は艦娘を乗っ取ることだぜ」


駆逐棲姫「こちらができることは艦娘もできるということだ」


龍驤「つまり…」


漣「漣は自分で自分の精神を殺した」


提督「嘘…だろう……」

漣「精神世界のどこにも漣は居なかった」


レ級「あたし達も探したけど…」


駆逐棲姫「見つけられなかった」


龍驤「嘘やんな…?漣まで……?」


漣「…考えようによってはこれも一つの方法だ。きっと向こうで漣と精神新棲姫は…」


提督「まだ決まったわけでは無いだろう!」


レ級「…気持ちは分かるぜ」


駆逐棲姫「漣……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫の遺書を見つかる
タシュケントへ依頼をしたこと、身体の不調を隠していたこと、狙われることが分かっていたからこそ話させなかったこと、今回のことは全て自分の因果のだということとその謝罪
最後に人並みの感情を持って愛を知ることができたことの感謝が書かれていた

重巡棲姫は漣の因果だと責めたことを悔やむ

>>356

ーー

日進「深海棲艦の葬儀…これまた特殊じゃのう」


提督「なんとかならないか?潜水新棲姫も大事な仲間なんだ」


日進「…死んでから何日経っとる?」


龍驤「地下に置いてあるよ。確認してくれる?」


提督「俺が案内しよう。付いてきてくれ」

ーー

日進「…酷いのう」


龍驤「頭を撃ち抜かれて…やね」


日進「傷は塞いどるみたいやけど…これは……」


龍驤「そんなに酷いん?」


日進「撃たれた時から塞ぐまで脳髄が漏れたんじゃ。歪んどるし……」


龍驤「これやったら無理…?」


日進「無理では無い。けど早せんと腐ってまうの」


龍驤「ほなお願い…この子を……漣の為にも…」


日進「…よっしゃ。やるだけやるんじゃ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

なんぞ複数の遺志がモヤモヤしとる…すまん呼ぶのは無理そうじゃぁ…
けどの、漣の方はまーだ死んどらんようじゃぞ、そこの漣を借りとる奴
話を聞いたがそこまで思いつめた魂がなんの痕跡も無く消えるのは無理じゃき

由良「覚悟を決めないと、私はまたあなたを見限ることになるわ」

ーー

日進「漣はまだ戻らんけ?」


漣「何の痕跡も無いな…」


日進「ほうか…実はな、こんなものが見つかったんじゃ」スッ


漣「これは…」


日進「潜水新棲姫が残した日記じゃ。これにはタシュケントへ依頼をしたこと、身体の不調を隠していたこと、狙われることが分かっていたからこそ話させなかったこと、今回のことは全て自分の因果のだということが書いちょった」


漣「なに…!?」


日進「最後は人並みの感情を持って愛を知ることができたこと、それへの感謝が書かれとった。漣に感謝しとったんじゃのう」


漣「漣の因果が…返ったわけでは無かった……」

日進「他にもこの日記には漣への事が書かれちょる。二人は心で通じ合っとったんじゃのう」


漣「私は漣を責めてしまった…そうとは知らずに…」


日進「知らなかったのは仕方ないの」


漣「漣を追い詰めたのは…私………」


日進「それは違う。じゃが原因の一つにはなってしまったの」


漣「私は……」


日進「悔やんでももう遅い。今は潜水新棲姫を弔うことを考えてあげるんじゃ」


漣「…了解した」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

精神世界で、重巡棲姫
おい漣、あいつの遺書が見つかったぞ。自分の目で見たくはないか?私の言ったことにも反論できるぞ。おい漣、聞いてたら返事してくれ…お願いだ…さざなみぃ……
幽かな反応を感じた重巡棲姫

ーー埠頭


漣「漣の精神世界に入れなくなった…ということはもう漣の精神は消えてしまった」


漣「消えて……しまったのか…」


漣「漣が……この世から…」


漣「そう…か」


漣「漣が……消えた…」

漣「なぁ漣…お前は幸せだったのか?あそこで終わって良かったのか?」


漣「生きていれば何があったのか分からないんだぞ?それなのに…」


漣「どうしてそこで諦めてしまったんだ…」


漣「漣……」ポロポロ


漣「私はお前とならどんな事でも乗り越えられる…そう思っていたのに…」


漣「お前が居ない世界に魅力は無いんだ…」


漣「なぜ……こんな結末なんだ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

まだ中に居た富士さん(いやこれどうしよう、敵対的乗っ取りなら消してやるんだけどそうじゃないし…声を掛けるのも……)

(泣かなくてもいいわ…)


漣「誰だ……?」


(この子の魂は私が預かるわ。せっかく見逃したのにこのまま消えられてはその甲斐が無いもの)


漣「…富士か」


富士(まさか深海棲艦とお話することになるなんてね)


漣「漣は返してくれるのか?」


富士(今はまだ返せない、とだけ言っておくわ。この子には休息が必要なの)


富士(まさか自分で精神を消滅させるなんて…)


漣「漣の事、頼んだぞ」


富士(貴女に言われなくてもわかってるわよ)


ーー

遅くまでありがとうございました


コメントなどあればお願いします

新棲姫の何かで想定していたのは妊娠ではなかったようだけど自分には解らなかった…解った人いるかな

お疲れ様でした
潜水新棲姫、いままでありがとう。貴女の影響はこの鎮守府にとって重要だった
最後はケジメ付けた感じだけど、早く逝く子はその辺真面目過ぎるよ…
漣までヤバいことになっちゃったからすぐ弔いどころじゃなくなってすまん…
重巡は今すぐとは言わないから皆に話を聞きにいけー
愛する人を失うことの堪え難き痛みを知る人が、この鎮守府には結構いるから…
漣は……そりゃ辛いだろうけどさ………

>>401
(安価はレッドデビル・タシュが相当無理してのっかってるイメージで出した(絶対違う))

ーー


提督「皆んなの様子はどうだ?」


龍驤「朝潮の時に経験してたからかな。前みたいな混乱は無いよ」


龍驤「でもな…一部の艦娘は前より落ち込んでるよ」


提督「…そうだろうな」


龍驤「漣と潜水新棲姫が……二人もやねん…」


龍驤「漣の体は動いとるよ。でも中身は漣やないんや」


龍驤「……辛いわほんま」

提督「調子の悪い組はどうしている?」


龍驤「医務室があかんから自室待機やね」


提督「よし…様子を見に行こう」


龍驤「千歳らはその子らの部屋を周ってくれとるみたいやけど、司令官が行ったるのもええもんな」


提督「漣の事を一番知っているのは俺だからな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー葛城の部屋


龍驤「葛城…大丈夫か?」


葛城「ごめんなさい……」


提督「相当ショックを受けたそうだなれ


葛城「漣からね…秘書艦の仕事……教えてもらう約束してて…」


葛城「漣……」


龍驤「うん…余計ショックやわな」


提督「本当にな……」

葛城「漣……」


龍驤「漣の体は動いとるから潜水新棲姫みたいに弔うことはできへん。けどその気持ちが大事なんや」


提督「…今の漣には別の部屋を用意することにしたんだ」


葛城「どうして?」


龍驤「そのまま置いておきたいんやって。朝潮の部屋もあのままにしてるの知ってるやろ?」


葛城「提督…」


提督「…俺の自己満足なんだ。朝潮も潜水新棲姫も漣も帰ってくるとは思ってない。だが部屋を片付けようとは思えないんだ」


龍驤「もしここに大量に着任する子が来ても、あの部屋は置いとくって決めてんねん」

提督「…葛城の気持ちは分かる。今は休んでいい」


龍驤「自分の中で気持ちが整理できるまでゆっくりしとき」


葛城「ありがとうございます…」


提督「何かあったら千歳や霞もいる。こういう時は頼れば良いんだ」


龍驤「元気出しな?ウチらも力になるからね」


葛城「はい…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>420+安心させるように抱きしめるレ級

ーー黒潮


龍驤「黒潮は怒っとるなぁ…」


黒潮「当たり前や!信じられへんでほんまに!!」


黒潮「潜水新棲姫は漣を生かす為に一人で犠牲になった!それやのに…!!」


黒潮「なに自分で死んどんねん!!アホちゃうか!」


提督「黒潮の言うことはよく分かる…」


龍驤「自殺したのと一緒やしな……」

黒潮「漣は許さん!絶対許せへん……!」


龍驤「許すも許さんも…もう漣は……」


黒潮「知っとるわそんなこと!わがっどんねん!!」ボロボロ


黒潮「がっでにじによっで~~!!」


提督「…悲しいのは俺もだ」


黒潮「うちとはまだ決着付けてないやろ!!なんでアイツはーー!!」


龍驤「そうやね…」

黒潮「なんでや……!!あのクソピンク!勝ち逃げは許さんで!!」


提督「…黒潮」


黒潮「わかっとる!!ほなうちのこの気持ちはどないしたらええんや!?」


黒潮「司令はんには分からんやろ!!うちのことはほっといて!!」


提督「…すまなかった」


黒潮「漣…!そっちがその気やったらうちは……!」ぶつぶつ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>422

ーー演習場


漣「ふぅ…」


雲龍「頑張ってるみたいね」


漣「私にできる事はこれくらいだからな」


雲龍「深海の装備は使えなくなったのよね」


漣「もう私は漣だからな。艦娘としての装備しか使えない」


雲龍「それなら戦力的には低下してるわね」


漣「だからこそ訓練しか無いんだ。練度を今以上に上がる必要がある」

漣「私はアイツが帰って来ると信じる」


漣「この体は漣のものなんだ。私のでは無い」


漣「なぁ漣…そうしないと謝れないじゃないか」


漣「お前の因果はもう返っていたんだ。あんな目に遭っていたとは知らなかった」


漣「あの時は私はまだ目覚めていなかった。その時の事はおぼろげにしか分からない」


漣「それなのに私は漣を責めてしまった…」


漣「知らなかった私を許してくれ。謝れないままなんてあんまりじゃないか」


漣「私はいつまでも待っているからな…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫のお別れの会みたいなのしてないならそれする

ーー暁の部屋


暁「う…うぅ……」


レ級「暁…あたしはここに居るからな」


暁「情け…無いわ……体が…」


レ級「無理しなくていい。寝てていいんだ」


暁「は…ぁ……う…ぅぅ………」


レ級「暁…」ギュッ

雷「暁の様子はどう?」ガチャ


レ級「良くないな…」


雷「電もそうなの。響が見てくれてるけど…良くは無いわ」


レ級「漣と潜水新棲姫…二人だもんな」


雷「最近は特にラブラブしてて幸せそうだったのに」


レ級「幸せそうだったよなぁ……」


暁「う…うぅぅ……」

雷「暁がここまで体調を崩してるのって自分に当てはめちゃったから?」


レ級「そうだと思う。深海棲艦と艦娘のカップルだからな」


雷「レ級が殺されたとか色々考えちゃったのね」


レ級「雷、あたしはちょっと嬉しいんだ。いつもの体調不良とは違う。あたしの事を考えてこうなったんだ」


レ級「暁…何があってもあたしが守ってやる」ギュッ


暁「レ級……」


雷「…暁はレ級に任せて大丈夫そうね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

潜水新棲姫の遺体(お骨?)をどうして上げるべきかという話に

ーー漣の部屋


漣「この部屋は触らないんじゃないのか?」


提督「少し整頓するだけだ。流石に散らかし過ぎだからな」


漣「そうか…やはりこれは散らかっているのか」ゴチャッ


提督「脱いだ服は脱ぎっぱなし。中途半端に封が空いたお菓子の袋…」


漣「漣らしい部屋じゃないか」


提督「限度がある。片付けを手伝ってくれ」


漣「了解した」

提督「……」


漣「どうした?」


提督「いや……」


漣「漣の匂いか」


提督「…あぁ」


漣「今は私しか居ない、泣いてもいいぞ?」


提督「それはまた今度にする」


漣「死んでいった仲間の為に泣ける提督は貴重な存在だ」

漣「提督が朝潮の部屋で泣いているのは知ってるぞ」


提督「……」


漣「お前は誰も死なせないつもりだったんだな」


提督「いや…覚悟はしていたさ」


漣「じゃあ何故?」


提督「朝潮は自死を選んだ。それが……どうしても…」


漣「引っかかっている所はそこか」


提督「だから漣もそうなんだ。俺は心まで救えなかった」


漣「それは違う。漣は私のせいでもある」


提督「なら朝潮は俺のせいだな」


漣「……」

提督「…整理を続けよう」


漣「そうだな……」ゴソッ


漣「ん、これは……?」


提督「指輪…か?」


漣「ただの指輪じゃない、ペアリングだ。サイズは……漣と潜水新棲姫か」


提督「あぁ……指輪…」


漣「それと…メッセージも入っているな。読んでみるか」


下1~3高コンマ 書いてあったことなどを

いつか 平和になった時に

『漣はようやく一生を添い遂げたい人と出会えました、ここに永遠の愛を誓います。某月某日』


漣「これは…」


提督「結婚指輪の予定だったのか」


漣「こんなものを用意していたのか…漣は……」


提督「知らなかったのか?」


漣「私だって常に起きている訳ではない」


提督「しかしこれは……」


漣「綺麗な指輪だな…」

提督「…漣が消えたのはこれのせいもあったのかもしれないな」


漣「指輪を渡す相手を失ったから…」


提督「絶望してしまった…と考えるのは都合が良いか」


漣「漣…………」


漣「……」ポロッ


提督「…俺は席を外そう。整理はまた後だ」ガチャ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー数日後


漣「これを見てくれ」


提督「指先が白くなってきている…?」


龍驤「変な粉が付いてるんや無いみたいやね」


漣「深海棲艦が艦娘を乗っ取った時に見られる症状だな」


龍驤「ほな…そのまま深海棲艦になってまうん?」


漣「分類としては深海棲艦だろうな」


提督「そうか…」

漣「漣と比べると私の方が強い。この変化は当然だ」


龍驤「見た目はどうなるん?」


漣「肌が白くなって使える装備が深海棲艦の物になる。駆逐棲姫のような状態といえば分かり易いか」


漣「あとはツノも生えるだろうな」


提督「漣の精神が無くなった今、その体は重巡棲姫のものになる」


漣「これは私の意志とは関係ない。そうなってしまうんだ」


提督「報告は受け取った。他に何か不都合が出るならいつでも教えてくれ」


龍驤「不都合だけや無くても変化があったら教えな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

夕張がメンテを口実に仲間を手にかけた経験から心配して話しに来る(重巡に)

ーー工廠


漣「緊急メンテとはな。もう不具合が出たのか?」


夕張「いえ…そうではありません」


漣「なんだ?」


夕張「貴女とお話しがしたかったんです。メンテは口実ですね」


漣「なんだ…なら普通に呼び出してくれたら良かったんだ」


夕張「それだと心配だったからこういう手段を取らせてもらいました」


漣「ん……」

夕張「今はあえて重巡棲姫さんと呼びます。貴女に言っておきたいことがあったんです」


夕張「貴女は私達を裏切りませんか?」


夕張「漣ちゃんはもう消えてしまいました。体も深海棲艦になろうとしている貴女はここに拘る必要がありません」


夕張「漣ちゃんの体を完全に乗っ取った状態になった時、どれくらいの強さになるかはわかりません。もしかしたら私達だけでは止められないかもしれないんです」


夕張「重巡棲姫さん。どうか提督と龍驤さんには手を出さないで下さい。あの二人は幸せにならないといけないんです」


夕張「…私が言いたかったのはこれです」


漣「安価」


下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

漣「……意外に思われるかもしれないがここには結構愛着があるんだ」


夕張「なら良かった…」


漣「それに漣が過ごしたこの場所を守りたい。その為なら同胞達とも戦える」


夕張「そこまでの覚悟を持っていたんですね」


漣「まぁ今まで漣に力を貸していたしな。決意は変わらないということだ」


夕張「その言葉を聞いて安心しました。変な事を聞いてしまってすいません」


漣「夕張の心配は当然だ。気にしては無いさ」


ーー

今日はここまでです


コメントなどあればお願いします

おつです
ポロッがヤバいダメージ

あー今日は新姫にも重巡にも悪かった申し訳ないままならん

ーー


村雨「提督、龍驤さん。疲れてない?」


龍驤「疲れてないって言うたら嘘になるな」


提督「精神的にもな…」


村雨「よかったら村雨が秘書艦を代わりましょうか?」


龍驤「経験あんの?」


村雨「あら、歓迎会で改めて自己紹介したじゃない」


提督「あの時はガングートの子どものお披露目会と被ったからな」


龍驤「村雨がここに来てくれるで~って紹介したのは覚えてるけど…」


村雨「あら…」

龍驤「村雨が秘書艦をやってくれるんやったら凄い助かるわ。漣と潜水新棲姫がおらん今…ウチが倒れたら終わりや」


提督「葛城にはまだ秘書艦を任せられない」


村雨「この村雨に任せておいて。特務艦なりに頑張っちゃうから」


龍驤「…村雨は特務艦なんやったけ?」


村雨「まさかそれも覚えてないの?まさか提督は覚えてるわよね?」


提督「う、ううん……」


村雨「ちょっとぉ…」


提督「…すまない」

(せやったっけ……)

村雨「ガングートさんの護衛に特務艦一人な訳ないじゃない。時雨と春雨以外は特務艦だったって言ったわよ」


龍驤「そうやそうや。春雨も特務艦やったんやけど頭がピンク過ぎて権限剥奪されたんやったな」


村雨「そうそう、思い出した?」


提督「…すまなかった。潜水新棲姫と漣がああなって色々と……」


村雨「そういう時は楽しい事を考えるのよ。ガングートさんの子どもなんて凄く可愛いいし」


龍驤「ウチも何度も見せてもろとるけど、ほんまに可愛いわ」


村雨「分かった、今日は二人ともお休みよ!この村雨がお仕事してあげる!」


提督「だが…」


村雨「大丈夫よ。村雨のちょっといいとこ見せちゃうから!」


龍驤「司令官…お言葉に甘えとけへん?ウチな、キミのこと心配やねん」


提督「…お願いできるか?」


村雨「この村雨に任せておいて!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

事務系特務艦だった村雨、有能
二人で出かけようかとなる

ーー

漣「今日は臨時で休みになったらしいな」


提督「村雨の計らいでな。正直助かるよ」


漣「お前の心は壊れ易い。ケアも仕事のうちだ」


提督「あぁ…」


漣「それでだ提督、お前に言っておきたいことがある。漣の事についてだ」


漣「漣の精神は完全には死んでいないんだ」


提督「どういうことだ?」

漣「富士が言っていた、漣の精神を預かると。漣の精神は休息が必要だそうだ」


提督「休息…」


漣「何はこの体に戻ってくる。それがいつになるかは知らないがな」


漣「提督、だから悲しむのはここまでだ」


提督「…良い事を教えてくれた」


漣「漣が私達のことを見てるのかは分からない。何を持って休息が終わったのか判断するのは富士だ」


提督「想像はできるがな…」

漣「話はそれだけだ。後はゆっくり休め」


提督「そうさせてもらう……」


漣「元医務室の除染作業でうるさいだろうから耳栓でもして寝てろ」


提督「そうか…」


漣「いいか、お前が倒れたら終わりなんだ。漣が愛したこの場所を壊す訳にはいかない」


提督「そうだな……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「書類片づけで特務に上がってくる奴も珍しいよな」
夕立「お前みたいなコネ遣いと一緒にするなっぽい、村雨は戦闘面でも強くt」
村雨「そういえば特務艦ってよく考えるとなぞよねえ(秘書艦業務しながら」

ーー執務室


朝霜「頭の方で特務艦に上がってくる奴も珍しいよな。普通はあたいとかお前みたいに戦闘派だろ」


夕立「お前みたいなコネ遣いと一緒にするなっぽい、村雨は戦闘面も弱くはないっぽい」


朝霜「ならあたいに勝てんのかよ」


夕立「そういう話はしてないっぽい!」


村雨「そういえば特務艦ってよく考えると謎の制度よねぇ」シュババッ


朝霜「雑談しながら仕事してやがる…」


村雨「あら、これくらい普通よ」

夕立「強い艦娘にある程度自由を認めないと、大本営はクーデターを起こされたら困るっぽい」


朝霜「ほんとにそれだけが理由か?」


村雨「富士を追い出しているっていうのも関係してるのかしら?」


朝霜「それは関係あるだろ」


夕立「間違いないっぽい」


村雨「大本営は富士の事を隠したいはずよね」


朝霜「存在が無いものになってんだからな」


夕立「建造ドックにも触れて欲しくないはずっぽい」


朝霜「何か裏があるんだろうな…」

朝霜「…そうだ、大本営どうなってんだよ。メチャクチャになったんだろ?」


村雨「汚職してる役人達が全員被曝したらしいわね」


夕立「あんなクズ共さっさと死ねばいいっぽい」


村雨「相変わらずね…」


朝霜「なぁ夕立、お前は大本営を皆殺しだって言ってたけどよ、今回ので大方掃除はできたんじゃねぇか?」


村雨「そう言われるとそうね…」


夕立「安価」


下1~3高コンマ 夕立の台詞や行動などを

夕立「それはそうだけど納得いかないっぽい」


朝霜「そりゃそうだろうな」


夕立「できるなら夕立が全員ブチ殺してやりたかったっぽい」


村雨「でも結果的に殺すより苦しんで死ぬことになって良かったじゃない」


夕立「ぽい…」


朝霜「あーあ、何の為に民間人殺したんだろうな」


夕立「その事は言うな!!」


朝霜「何度でも言ってやるよ。人の弱みは握ったもん勝ちだ」

村雨「夕立、いくら見られたからって子どもを殺す必要は無かったわ」


夕立「うるさい!あの時はああするしか無かった!」


朝霜「殺す必要がねぇって言ってんだ。目ぇ潰すとか他に色々あっただろ」


夕立「ぐぎぎ……!」


朝霜「呪われる前に供養でもしとけよ。どうなってもしらねぇからな」


夕立「お前に言われたくないっぽい!」


村雨「特務艦が三人も集まると賑やかね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


白露「そっか…最近の男は押すのが効果的なのね」ペラッ


春雨「押すも何も挿入しちゃえばイチコロですよ」


時雨「春雨は相変わらずだね」


村雨「貴女達、ここは溜まり場じゃないのよ?」


夕立「たまには息抜きが必要っぽい。ここなら誰にも邪魔されないっぽい」


村雨「それはそうだけど…」

時雨「確かに雑誌にお菓子の持ち込みはやり過ぎちゃったかな」


春雨「ほんとなら極太バイブとか…」


白露「流石にそれは阻止したよ」


村雨「流石ね白露姉さん」


夕立「そもそもここの提督は何してるっぽい」


村雨「色々あったのよ…」


時雨「良かったら聞かせてもらえる?」


春雨「聞いておきたいですね」

ーー

白露「悲しい事件だったんだね…」


時雨「潜水新棲姫を見かけないと思ったら…死んでたなんて」


夕立「タシュケントが死んだのは知ってたっぽい。でもここの連中が死んだのは知らなかったっぽい」


村雨「提督や龍驤さんの心は壊れやすいの。適度な休息は大事よ」


春雨「精神的な休息なんて…ヤッてしまえば一発ですよ」


白露「春雨のブレないとこ、好きだよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

指輪と新姫遺骨とを並べて保管出来る金庫を用意する提督

ーー

長門(特務艦が何人も集まって何の話をしているんだ?)


長門(これは報告する必要があるな。急いで…)


朝霜「よぉ裏切り者」


長門「…!!」バッ


朝霜「なんだ?あたいの気配に気付かねぇなんて随分とヌルくなってんな」


長門「……」


朝霜「陸奥はどうした?一緒に行動してんじゃねぇのか?」


長門「……」

朝霜「何も聞いてねぇわけねぇよな?陸奥は再起不能だ。もうじき死ぬだろ」


朝霜「その理由も知ってんだろ?アイツは役人共と寝てやがったからな」


朝霜「自分の保身の為、生きる為に体まで売ってんのにこのザマだ。ほんと笑えるよな」


長門「……」


朝霜「役人共が汚染金を持ってやがった。その役人と関係があった陸奥も当然被曝する」


朝霜「裏切り者は生きる価値はねぇ」


長門「……」

朝霜「どうする?ここで決着付けるか?あたいは負けねぇぜ」


朝霜「ちなみに逃げれると思うなよ?司令の敵は全員ブチのめす」


長門「……」


朝霜「お前にはムカついてたんだよ。覚悟しろ!!」


長門「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

清霜カットイン
待ってよ!長門さんと二人で話がしたいの、いいでしょ朝霜お願い

ーー

長門「……」グルグル巻き


朝霜「とりあえずこんなもんか。これで抵抗できねぇだろ」


朝霜「感謝しろよ?前のあたいならお前なんか再起不能になるまでボコしてたからな」


長門「……」


朝霜「長門、ちゃんとここの奴らに事情を話せ。腐りきってた頃ならまだしも今の大本営はマシだ」


朝霜「それができないならお前を消す」


長門「……」

朝霜「ここには清霜がいんだろ?なら通訳もしてもらえんじゃねぇか」


長門「……」


朝霜「チャンスは今しかねぇぞ。これを逃したら二度とここには戻ってこれねぇ」


朝霜「それでもいいってんなら逃げな。足は縛ってねぇからな」


長門「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

長門(このごに及んで主導権の取り合いをやっている所もあってな…)
陸奥の事もあり正直疲れていた長門、ポツポツ喋りだす-通訳清霜

ーー

清霜「……長門さんは役人さん達が退職してから大本営の立て直しをしようとしてたんだって」


清霜「今の大本営に残ってる人は殆どがまともな人。だから話も分かるはずだって」


清霜「それから…」


清霜「あたし達のこと裏切ってごめんなさいって」


清霜「あの時は大本営に恩を返すしか無かった。ほかに選択肢がなかった」


清霜「何度謝っても足りないだろうが謝ませてくれ…」

清霜「幸いにも私が恩を返す相手はもう大本営に居ない」


清霜「アイツも汚職してるうちの一人だった…」


清霜「私に指示を出していた重役も消えた。私はもう誰のものでも無い」


清霜「私は一度裏切った身だ。こんな事を言うのは虫が良すぎるが言わせてくれ」


清霜「私をもう一度ここの仲間にしてくれないか」


清霜「…清霜は長門さんに戻って欲しい。でも判断は皆んなに任せるよ」


長門「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「ここの連中も司令も優し過ぎるからあたいが条件を出す。お前は二重スパイをやれ」


朝霜「大本営の動きを監視してろ。お前には立て直しは無理だ」


清霜「なんで決め付けるのさ!」


朝霜「裏切るような奴は信用されねぇ」


清霜「それは…」


朝霜「それで決まりだな。分かったな長門」


長門「……」コクリ

朝霜「文句があるならあたいのとこまで来い。力尽くでも良いし話し合いでも良い」


朝霜「いつまでも生温いことばっかりしてらんねぇんだよ。一歩間違えればお前らが死ぬんだ」


朝霜「正直よく三人で済んでると思うぜ。十人は死んでてもおかしくねぇ」


朝霜「いいかお前ら、これからは今まで以上に危機感を持てよ」


朝霜「あたいだって同じだ。油断したらやられる」


朝霜「マジで頼むぜ、これ以上死んで欲しくねぇのはあたいも同じだからな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督:厳しく嫌な役ばかりさせて済まない朝霜…俺がもっと打たれ強ければ…

朝霜:今のパ、司令だから皆ついていくんだよ、新姫の骨の事もまだ悩んでんだろ?司令が一番いいと思える方法がそいつにも一番だぜ

ーー


提督「嫌な役ばかりさせて済まない朝霜…俺がもっと強ければ…」


朝霜「今のパ……司令だから皆ついていくんだよ。潜水新棲姫の骨の事もまだ悩んでんだろ?司令がいいと思ったのが一番だ」


提督「…あの子の骨は漣の部屋に置いておこうかと思ってる」


朝霜「いいんじゃねぇか。朝潮の時とは違うんだ、あの二人は一緒にしといてやれよ」


提督「漣の体は動いていて…精神もまだ完全には……」


朝霜「指輪と一緒に置いてやるのが良いと思うぜ」


提督「…やはりそうしよう」


朝霜「司令の元カノが愛した女だぜ。丁重に扱ってやんねぇとな」

朝霜「司令も少しずつ頼れるようになってきたよな。流石あたいが惚れただけあるぜ」


朝霜「ま……今は男というより親っぽい…」


朝霜「何言ってんだあたいは!艦娘に親なんていねぇっての!」


朝霜「いや、親って意味で言えば富士が…」


早霜「そうよねぇ…始まりの艦娘は私達にとって親みたいな存在よ…」ユラァ


朝霜「はひっ!!」


早霜「うふふふふ……」


朝霜「ど、どうし…!ひは!ひ、ひ、ひ、ひ……!」


早霜「長門の後をつけて来たのよ。泣き虫姉さんの演説…かっこよかったわぁ」ニタァ


朝霜「ひ、ひあ……!!」

早霜「姉さん……貴女を連れ戻しにきたの」


朝霜「嫌…だ……!!」


早霜「あら…私に逆らえるの?」


朝霜「ひぎっ!!!」


早霜「そうよねぇ…さぁこっちにいらっしゃい」


朝霜「ああ、あ…あ、あ、え、え、あ、あ、あ…」


早霜「こんな所にいつまでも置いておけないの。さぁ早く…」


朝霜「は…ひ………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「さぁ早……ぐっ!?」ドゴッ


朝霜「ひぃ!!」


長門「……」


朝霜「ななな、な、な…長門…」


長門「……」ダキッ


朝霜「うぁ…」


長門(行くぞ朝霜。ここには頼れる仲間がいるだろう)ダッ

早霜「イタ……イタタ……流石は戦艦ね…」


夕立「それだけじゃないっぽい」


白露「泊まっていこって話になってて良かったね」


春雨「やっつけた後好きにしていいですか?」


時雨「そんな余裕があればね…」


村雨「こっちには特務艦が三人いるのよ?どうするの早霜?」


早霜「うふふふふふ…」

早霜「そこまでバカじゃないわ…ここは……さようなら」ギラッ


夕立「あぁん?」


早霜「」ぐちゃっ


春雨「ひっ!」


時雨「何の躊躇いも無く首を刺した…」


白露「見て!早霜の死体が!」


スゥゥゥ…


村雨「消えた…」


夕立「リスポーン…再発生っぽい」


白露「リスポーン位置を叩かないと実質不死身だなんて…ほんとふざけた能力だよ」


夕立「そもそもなんで艦娘があんな力を持ってるっぽい」


白露「…分からないね」


ーー

最後描写を入れ忘れましたが朝霜は漏らしながら崩れ落ちてます


コメントなどあればお願いします

おつです
朝霜に藤浪(姉妹艦でもドラゴンでもない)を感じる、メンタルがね
ブラクラばりの早霜発生を見るに全登場人物に決着をつけてくれるつもりなのだろうか

インクリング早霜…(ボソッ

新潜水棲姫が死ぬのは展開上不自然はないんだが、そこでわざわざ作者が「腹に何かある!調べろ!」とネタ振りしてるのに「いやマジで何もないっすー」という結果になったのが気になるんじゃよ…。
作者が棲姫に残そうとしたモノとは一体。

>>564
単なる希望派へのワンチャンスでしょ
一撃死したらまた「即死安価で死なせるのは~」、素直に生還させたら「命が軽い~」って喧々囂々するから何等かの可能性を仄めかすに留めたってだけじゃないの?
本気で何かするつもりなら安価とは無関係の展開を追加するぐらいこの作者はやるし(龍驤の過去話など)
そもそも「潜水幼女の体内に何かあるかもしれない」は>>319の安価の内容であって作者が追加した設定ではない

ーー


村雨「また今日も私が秘書艦ね」


提督「朝霜がダウンした。龍驤にはそのケアをしてもらっている」


村雨「それでもマシになってる方なのよね。前だと倒れるくらいじゃ済まなかったわ」


提督「本来なら早霜の姿を見るだけでも卒倒。激しく痙攣しながら泡を吹く…か」


村雨「今回は失禁して倒れただけで済んで良かったわ」


提督「良かったと言っていいものなのか…」

ーー龍驤の部屋


朝霜「ママ、ママ……」


龍驤「大丈夫やで。ここにはウチがおるよ」


朝霜「怖いよ…助けて……」


龍驤「何も怖いことなんて無いで」


朝霜「ひぃぃぃ……」ガタガタ


龍驤「あの朝霜がこれか…よっぽど強いトラウマなんやね」

母子龍驤朝霜あぁ~

朝霜「ひぃ!?そこ!そこに早霜が!!」


龍驤「何もおらん。大丈夫や」ギュッ


朝霜「あ、あぁ……うう…」


龍驤「朝霜のトラウマは治したいけど治療するにはちょっち厳しそうかな…」


龍驤「こうやって抱きしめたるのが一番かもしれんし…」


龍驤「早霜は神出鬼没や、前もって対策はできん。朝霜の前に来るのは分かっとるからウチらが守ったるしか無いか」


朝霜「ひ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

対策のために朝霜の元の提督と連絡を取ろうとする提督

ーーーー

早霜「泣き虫姉さん?」


朝霜「ひ!?なんだよここ!?」


早霜「ここは貴女の夢の中よ」


朝霜「ゆ…め……?」


早霜「貴女は手に包丁を持っている」


朝霜「はひっ!?」スッ


早霜「その包丁は絶対に手から離れない」


朝霜「なんだよこれ!あたいの手にくっついてやがる!」ブンブン

早霜「その包丁で私を殺して」


朝霜「なに言ってんだよぉ!」


早霜「姉さんは私に逆らえない」


朝霜「はひっ!!」ススッ


早霜「そうよそのままこっちに来て」


朝霜「やめろ!やめてくれぇ!!」


早霜「姉さんの叫び声…いいわぁ……」

早霜「覚えてる泣き虫姉さん?前に貴女をめった刺しにしたわよね」


早霜「あの時は十回刺したの。ふふふ…」


早霜「だから姉さんは十一回刺して。姉さんだもんね」


朝霜「嫌だ!こっちに来んな!」


早霜「私の前に立って」


朝霜「ひぃーーーー!!」


早霜「刺して」


朝霜「うっ!!」サクッ


早霜「あは……!」

早霜「刺して」


朝霜「ひ!!」グチャッ


早霜「刺して刺して」


朝霜「あ!やぁ!」グチャ


早霜「刺して刺して刺して」


朝霜「やめて…!やめて下さい!!」グチャグチャ


早霜「刺して刺して刺して刺して」


朝霜「あ、あぁぁ……!」グチャッ


早霜「あははははははははは!!」


早霜「次は姉さんが刺される番よ」ギラッ


朝霜「!!」

ーー深夜

朝霜「ギャアァァァァァァァァ!!」


龍驤「朝霜……」ムクッ


朝霜「ひ、ひ、ひ、ひ、ひ!!来る!姉さんが来る!!」


龍驤「なに……」


朝霜「わぁぁぁぁぁ~~!!」


朝霜「殺される!早霜に殺される!!」


朝霜「助けて!!誰か助けて!!」


朝霜「あぁぁーーーーーーーー!!!!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

千歳提案
辛いけどトラウマの根本から解決しませんか?催眠療法で

提督「どうしたんだ!?」ガチャ


龍驤「朝霜がな…早霜が来るって言うて……」


朝霜「ひ、ひ、ひ…!」


提督「過呼吸…」


龍驤「司令官そこに袋ある!」


提督「よし…!」


龍驤「落ち着きや朝霜。大丈夫やからな」


朝霜「ひ、ひ、ひ、ひ、ひ、ひ…!」

提督「ここには早霜は来ない。そんな事は起こらないんだ」ギュッ


龍驤「大丈夫やからね」ダキッ


朝霜「ひぃ…ん…」


提督「安心するまで俺達が側に居る」


龍驤「泣きたかったら泣いたらええ。叫びたいんやったらいくらでも叫び」


提督「俺達が朝霜を守ってやる」


朝霜「パ……マ…マ………」


龍驤「よしよし…」

ーー

千歳「早霜が夢に干渉したとは考えにくいわ。恐らく朝霜に暗示をかけてあるのね」


龍驤「暗示…」


千歳「元々朝霜は早霜に調教されていたのよね?その時にそういう暗示もかけていたんだと思うわ」


提督「マインドコントロールに近いものか」


千歳「その表現は近いわね」


龍驤「千歳、なんとかできへん?その暗示を更新するとか無効にするとか…」


提督「方法があるなら教えてくれ」


千歳「安価」


下1~3高コンマ 千歳の台詞などを

千歳「思いというのかしら…暗示を上回る何かで暗示を解くことはできるかもしれないわ」


千歳「朝霜が気絶しなかったのも提督と龍驤さんからの思いを受け取っていたからだと思うの」


提督「そうか…」


千歳「後は過去に何があったのか具体的に分かればいいんだけど…」


龍驤「性奴隷にされとったとは聞いたけど…」


提督「酷い扱いをされていたのは間違いないな」


千歳「本人から話を聞きたいけど…とても無理よね」


龍驤「ほんなら知ってそうな奴に聞くしかないわな」

ーー

夕立「それで夕立を呼んだっぽい」


村雨「わざわざありがと夕立。朝霜の事なら良く知ってるでしょ?」


夕立「嫌でも知ってるっぽい」


提督「なら教えてくれないか?」


龍驤「朝霜の事を助けてあげたいねん」


夕立「安価」


下1~3高コンマ 夕立の台詞や行動などを

とは言っても夕立もコイツがデカイ態度取り出した時期からしか知らないっぽい…

夕立「朝霜はたまに妹を思い出すっぽい」


龍驤「いや、それは分かってんねん。思い出してしまうから苦しんでんねん」


夕立「夕立から話せるのはそれだけっぽい」


村雨「つまり知らないってことだったのね」


提督「朝霜の事は調べていると思ったんだがな…」

うーんこの負けぽいぬ

夕立「用はそれだけならもう帰るっぽい」ガチャ


村雨「無駄足踏ませちゃったわね」


龍驤「でも困ったなぁ…朝霜から聞くしかないで」


提督「それはやめてやりたいが…」


カサッ


村雨「あら?何か紙が落ちてるわね」


龍驤「夕立が落としていったんと違うか?」


提督「重要なメモなら届けた方がいいぞ」

村雨「…ひょっとして早霜の事を書いてくれたメモかも」


龍驤「ほんまに?」


提督「なぜそんな回りくどいことをするんだ?」


龍驤「朝霜に借りつくった方が夕立は喜びやろ?」


村雨「分からないけど…とにかく確認してみるわね」カサッ


下1~3高コンマ メモの内容などを

村雨「間違い無い、早霜に関する詳細が書かれているわね」


龍驤「ほんまか?」


村雨「朝霜の元提督のヘタレっぷりは本当に酷い。ケッコン済みの朝霜を早霜の好きにさせてたくらい…」


村雨「他にも色々書いてあるけど大本営に確認した方がいいとも書いてあるわね」


提督「早霜は朝霜と同じ鎮守府だったんだよな?」


村雨「私はそれくらいしか分からないわね」


龍驤「大本営に確認した方がええっていうのはどういうことなんやろ…」

提督「朝霜の元提督が事件として大本営に報告していた…?」


村雨「ありえるわね。イジメとか暴力なら報告はしてる可能性はある」


龍驤「ほなちょっと調べてみる?」


提督「大本営に直接聞くよりそういうのに詳しい艦娘に聞こう」


村雨「そんな子っているの?」


龍驤「ガンビアベイや。アイツは艦娘の弁護士として皆んなを助けとる」


提督「事件か何かを調べてもらうならガンビアベイが適正だな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ベイちゃん
ドロップ早霜が鎮守府を牛耳っていた事件記録がありますね……あれ?その鎮守府の提督さんが訴え取り下げてます…そして退官しているみたいです

ーー

ガンビアベイ「ドロップで所属した早霜が鎮守府を牛耳っていた事件記録がありますね……」


龍驤「やっぱり事件になっとったか」


ガンビアベイ「あれ?その鎮守府の提督さんが訴え取り下げて…そして退官しているみたいです」


提督「その早霜が原因か」


村雨「提督さんを退官させるなんて…」


ガンビアベイ「すいませんこれ以上の事はわかりません…」


提督「それが分かっただけでも十分だ。ありがとう」


ガンビアベイ「えへへ…」

龍驤「事件っちゅうことは早霜はやったらあかんことをやっとったんや」


村雨「その情報だけでなんとかなる?」


提督「…厳しいな」


ガンビアベイ「退官した提督に話を聞くという手もありますけど…」


村雨「もう民間人なんでしょ?そんなことしていいの?」


龍驤「良くないわなぁ…」

ギギィ…


龍驤「誰や?」


朝霜「よぉ……」


提督「朝霜、出てきて大丈夫なのか?」


朝霜「ダメだけどよ…早霜の事……知りてぇんだろ…」


村雨「大丈夫?」


朝霜「パパとママになら…聞いて欲しい……」


朝霜「あたいが…早霜にされた……こと…」


朝霜「二人なら…あたいのトラウマ……消してくれるよな…」


提督「…もちろんだ」


朝霜「安価」


下1~3高コンマ 朝霜の台詞や行動などを

朝霜「あいつは鎮守府で無知苦茶にやりたい放題でみんなボロボロだった…」


朝霜「見てるだけなんて我慢できなかったからよ…あたいがなんとかしようとしたんだ…そしたら矛先があたいだけに向いたんだ…」


朝霜「周りが受けてたこと全部があたいに…初めはあたいだけが犠牲になれば他のみんなは守れると思ってた…」


朝霜「ケッコンしてたら…秘書艦が酷い目にあってれば…提督が最後はなんとかしてくれると信じてたんだ…」


朝霜「でもあの男…落とされてやがった…信じてたのに……」


龍驤「落とされたって…」


朝霜「アイツ…早霜に裸で土下座してやがった……しかも…足まで舐めてやがった…」


村雨「それは…」


朝霜「あのフニャチン野郎を信じたあたいが馬鹿だったんだ…」

朝霜「朝から晩まで殴られた時もあった…裸にされて犯され続けたこともあった……」


朝霜「その時から……あたいは早霜に逆らえなくなった…」


朝霜「暗示を何重にもかけられて…もう何がなんだかわかんねぇんだ……」


朝霜「司令……」


朝霜「あたいを…助けて…………」


朝霜「早霜から…解放してくれよ……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

提督「俺も龍驤も何があっても朝霜を守ってやる。絶対に裏切らない、朝霜はもう俺達の娘だ。家族に手出しはさせない」


朝霜「家族……」


龍驤「困ったことがあったらウチを頼り。腕と脚は片っぽないけどその分愛したる」


朝霜「パパ……ママ…信じていいんだな…?」


朝霜「もうあたいは一人で戦わなくていいんだな……?」


提督「もちろんだ」ダキッ


龍驤「いつでもウチらに甘えりな」ギュッ


朝霜「あったけぇ……こんなの…今まで知らない…」


朝霜「司令とヤった時より…温かくて……」


龍驤「それは心があったかいんや」


朝霜「心……昔…少しだけ……覚えが…」


村雨「これで早霜の暗示が少しでも消えれば良いんだけど…」


ーー

今日はここまでです


コメントなどあればお願いします

ーー


村雨「艦隊の空気はまだ少し良くないわね」


提督「いつもなら祝い事や皆んなで集まって何かをするんだが…」


村雨「そんな事をやってる場合じゃないわよね。明日にはどうなるか分からないんだもの」


提督「それに皆んなで騒ぐような祝い事が無い。村雨がここに残ってくれた事は置いておいた方が良かったかもしれないな」


村雨「こんな事になるだなんて思わないものね」


提督「そうだな…」

村雨「ガングートさんの赤ちゃんが立ったお祝いとかはどう?」


提督「子ども関係は龍驤がな…それに気を使ってくれる艦娘も居るんだ」


村雨「難しいわね…」


提督「多少こじつけでもいいんだ。皆んなが同じことを共有できればなんでもいい」


村雨「なら潜水新棲姫と漣のお別れ会は?もしくはそれに関することとか」


提督「死に敏感な艦娘がいる、それは最終手段だ」


村雨「それが今なんじゃないの?何かあったら遅いわよ?」


提督「……」

村雨「朝潮の時は皆んなで悲しんで皆んな泣いてたんでしょ?」


村雨「潜水新棲姫は深海棲艦だから大っぴらには葬儀はできなかった。それもこの変な雰囲気と関係してるんじゃないかしら?」


村雨「ここには不安定な子が多いんでしょ?もし何かの拍子で暴れたりしたら…」


ガシャーーン!


村雨「なに!?」


提督「下の部屋のガラスが割れたか…?」


やめて叢雲ーー!!


村雨「提督さん…!」


提督「叢雲が……」


村雨「私が確認してくる!提督は最悪の事態に備えて準備してて!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー叢雲の部屋


村雨「間に合った!?」


電「やめて下さいなのです!弥生ちゃんはもう意識が無いのです!」


叢雲「邪魔っ!!」ドガッ


電「あっ……!」


村雨「しっかりして電!」


電「う…ぁ……あ…」


村雨「一体何があったの!?」

叢雲「ねぇ弥生!もっと激しくしてよ弥生!!」


弥生「」


叢雲「もっと私を傷付けて!血が出るまで殴りなさいよ!」


弥生「」


叢雲「どうすればいいか分からないの!?こんな風に殴って!!」バキッ


弥生「」ビクンッ


村雨「無抵抗の弥生を殴りつけてる…!」


電「叢雲ちゃん…が……弥生ちゃんの首…締めて……窓…に……」


村雨「弥生の頭でガラスを割ったの…」

叢雲「なんとか言いなさいよ弥生!散々私をおもちゃにした癖に!!」バキッ


弥生「」ビクッ


叢雲「早く私を殴りなさいよぉーーー!!」バキッ


弥生「」


村雨「そこまでにしなさい!弥生はもう気絶してるわ!」


叢雲「雌豚は黙ってて」ギラッ


村雨「艤装の槍…!」


叢雲「そうよ、この槍で…弥生、いくわよ」


村雨「やめなさい!こうなったら……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲「離せぇぇぇー!!」


村雨「夕立より劣るけどこれでも特務艦よ?」ギリギリ


叢雲「く…この……!」グググッ


村雨「この子…練度の割になんて力なの…!」


叢雲「アンタも…殺してやる……!!」


村雨「ダメ…!弥生を助ける余裕が無い!」


叢雲「この…!!」


村雨「うっ……!」

卯月「げ…げほっ……」


村雨「弥生逃げて!叢雲は抑えてるだけで精一杯なの!」


叢雲「弥生ぃーーーーーー!!」


卯月「違う…ぴょん……うーちゃん…卯月…」


叢雲「う……卯月………?」


卯月「うぇっ……叢雲…派手に暴れた…ぴょんね……」


叢雲「違う…違うの……私…」


卯月「大丈夫っぴょんよ……叢雲の事は…嫌いになんないっぴょん…」

卯月「ちょっと…不安になっただけなの……うーちゃん…分かってるぴょん……」


叢雲「違う…違うの……!」


卯月「叢雲…大好きっぴょんよ……」


叢雲「あ…あぁぁ……」カランッ


村雨「もう大丈夫みたいね…」スッ


卯月「迷惑…かけちゃって……ごめんぴょん……」


村雨「どこか骨が折れてるかもしれないから一応千歳さんに言っておいて」


卯月「おっけ…ぴょん……」


叢雲「ごめんなさいごめんなさい…!」ガタガタ


卯月「叢雲は…悪くないっぴょん……」

村雨「卯月のお陰で叢雲の暴走は止まったけどまた何か起こるかもしれないわ」


村雨「やっぱり今の鎮守府は流れが良くない。悪いものを引きつけてしまってる」


村雨「こうしてる間に誰かが…」


村雨「……あれ?電はどこに行ったの?」


村雨「ここから離れられるような状態だったかしら?叢雲につき飛ばされて震えてたのに」


村雨「まさか……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーートイレ


電「はひ!は、は、は、は、は……!」


電「こ…ろ……殺され…る……!」


電「嫌だ……!助け…………!」


電「ひ、ひ、ひ……」


(随分と追い込まれてるのですね)


電「はひっ……は…ひっ……!」


(ここは久々に私の出番なのです)


電「怖い怖い怖い…怖いよ……」


(もう安心するのですよ)


電「い"!!」ビクンッ

電「……」


電「…」


電「」


ぷらずま「ふぅ……表に出るのは何年振りなのです?」


ぷらずま「ここに来てからは安定してたからぷらずまの出番は無かったのです。でもこうやってまた表に出てしまったのです」


ぷらずま「あれだけの殺意を向けられたらしょうがない気もするのです。表の人格を責めることはできないのです」


ぷらずま「いつまでもトイレに篭ってるのはアホなのです。とっととここから脱出なのです」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

再安価 下1~3高コンマ

ーー

春雨「電さん…?」


ぷらずま「淫乱ピンクなのです」


春雨「え……?」


ぷらずま「ここに何しに来たのです」


春雨「えっと…村雨姉さんに会いに…」


ぷらずま「ここは白露型の溜まり場じゃないのです」


春雨「ごめんなさい…」


ぷらずま「分かればいいのです」

春雨「いつもと雰囲気が違いませんか…?」


ぷらずま「ぷらずまは電のもう一つの人格なのです」


春雨「二重人格…!」


ぷらずま「私が表に出る時は電に何かあった時や逃げ出したいことがあった時なのです」


春雨「何かあったんですか?」


ぷらずま「叢雲が大暴れしたのです。電はそれに巻き込まれたのです」


春雨「そんな事が…」


ぷらずま「幸い怪我は無かったのです。しばらくすれば体は返すのです」


春雨「それなら良かったです…」

春雨「あの…一つ気になったんですけど、電さんは今どうしてるんですか?」


ぷらずま「寝てるというより意識が無いのです。心の奥深くで眠っているのです」


春雨「ぷらずまさんが表に出てる間の事は何も覚えてないんですか?」


ぷらずま「そうなるのです」


春雨「……」


ぷらずま「……」


春雨「……」ジュルッ


ぷらずま「こいつやべぇのです」ダダダッ


春雨「覚えて無いならなんでもし放題じゃないですか…!」


ぷらずま「ぷらずまは逃げるのです」ダダダッ


春雨「処女なら最高……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

春雨「どこ行ったんですか?処女の匂いがしたのに…」タタタッ


ぷらずま「なんとか撒けたのです。捕まったら終わりだったのです」


ぷらずま「電はまだ寝てるのです。しばらくうろついて時間を稼ぐのです」


ブラック潮「皐月はどこ行ったんだよ…」キョロキョロ


ぷらずま「これは珍しいのです。深海潮ちゃんが一人でうろついてるのです」


ブラック潮「なんだ電かよ。こっちは皐月を探してんだ」


ぷらずま「残念ながら電じゃないのです」


ブラック潮「あぁん?」

ブラック潮「電の二重人格か、話は聞いてたけど見た目は同じだな」


ぷらずま「電はいい子なのです。ストレスを暴力で発散するという概念が無いのです」


ブラック潮「それはめでてぇな」


ぷらずま「ブラックさんみたいに性欲にも逃げないのです。どうせ皐月ちゃんとお楽しみしたかったのてめす?」


ブラック潮「チッ…」


ぷらずま「二人共分かりやす過ぎるのです。終わった後皐月ちゃんはひょこひょこ歩いてるので丸分かりなのです」


ブラック潮「うるせぇ…」


ぷらずま「もっと健康的にいかないとダメなのです」

ぷらずま「せっかくなのでぷらずまとお話ししませんか?」


ブラック潮「お前と?」


ぷらずま「裏人格同士で語らいなのです」


ブラック潮「何の得になるんだよ」


ぷらずま「損はしないのです」


ブラック潮「…皐月が見つかるまでならな」


ぷらずま「ありがとうなのです」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ぷらずま「最近の鎮守府はどう思うのです?」


ブラック潮「最悪だな」


ぷらずま「同感なのです」


ブラック潮「提督は何考えてやがんだよ」


ぷらずま「何も考えてないことは無いのです」


ブラック潮「一人死んだくらいで騒ぎ過ぎなんだよ」


ぷらずま「正確には二人なのです」


ブラック潮「同じようなもんだろ」


ぷらずま「司令官にとっては違うのです」

ブラック潮「どいつもこいつも面倒臭いんだよ」


ぷらずま「ここにはそんなのしか集まってないのです」


ブラック潮「言えてるな」


ぷらずま「そもそもカタワを集めてる時点で何か起こる可能性をもっと考えるべきなのです」


ブラック潮「困った時の高練度組頼りじゃ無理があるっての」


ぷらずま「やっぱり鎮守府の空気を変えるべきなのです」

ブラック潮「そんな簡単に変わるなら苦労しねぇよ」


ぷらずま「ところがそれができるのです。ぷらずまはいいものを持ってるのです」


ブラック潮「なんだよそれ。そんなのがあるなら早く出せよ」


ぷらずま「電はその事を知らないのです。知ってるのはぷらずまだけなのです」


ブラック潮「あぁ?」


ぷらずま「裏人格のよしみなのです。特別にブラックさんに見せてあげるのです」

ーー電の部屋


ブラック潮「電の部屋にあるなら電も知ってるだろ」


ぷらずま「普通なら気付かないのです」べりべり


ブラック潮「おい!何壁紙剥がしてんだよ!」


ぷらずま「ここに隠してあるのです」


ブラック潮「そこまでして…何を隠してあんだよ」


ぷらずま「表には出せないものなのです」

ブラック潮「お前が表に出るのはウン年振りなんだろ?まだ使えんのか?」


ぷらずま「これに消費期限なんて無いのです」スッ


ブラック潮「…なんだそれラムネか?」


ぷらずま「合成麻薬なのです」


ブラック潮「はぁぁぁ!?」


ぷらずま「これを飲めば暗い気分なんてひとっ飛びなのです」


ブラック潮「お…ま……正気か…?」


ぷらずま「ぷらずまは裏の人格なのですよ」

ブラック潮「…いつ使ってんだ」


ぷらずま「ぷらずまが生まれてぷらずまに変わった時なのです」


ブラック潮「…副作用は」


ぷらずま「電が人混みで怯えたりしてるのは知ってるのです?あれは禁断症状なのです」


ブラック潮「最低だな」


ぷらずま「褒め言葉なのです」


ブラック潮「なんだよ…なんでここにはまともな奴がいねぇんだよ……」

ブラック潮「…なんでそれを見せた。今まで隠してたんなら表に出す必要はねぇだろ」


ぷらずま「随分と鈍いのですね」


ブラック潮「…!!」バッ


ぷらずま「逃すわけないのです」ガシッ


ブラック潮「離せクソジャンキー!」


ぷらずま「お前も一緒にトブのです。一人より二人の方が最高なのです」


ブラック潮「冗談じゃねぇ……!!」


ぷらずま「ぷらずまと部屋に入った時点で負けなのですよ」


ブラック潮「!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

暁「そこまでよ」
響「これ以上好きに」
雷「させないわ」

ブラック潮「こ……の!!」バッ


ぷらずま「う」


潮「いくらぷらずまさんが裏人格で強くても戦艦の力に敵うはずありません!」バッ


ぷらずま「マウントを取られてしまったのです」


潮「乱暴はしたくありません!その薬をこっちに渡してください!」


ぷらずま「戦艦の力に勝てるはずありません。ここは大人しく従うのです」スッ


潮(おかしい……いくらなんでも無抵抗過ぎる…)

潮(絶対に何か裏があるんだ。そうじゃないとこの余裕はおかしい)


潮(一体何が……)グラッ


潮「う……?」


ぷらずま「だからこの部屋に入って時点で負けなのです」


潮「何…を」


ぷらずま「そこのいい香りがするのが見えるのです?」


潮「アロマ…デフューザー……」


ぷらずま「暁達が電の為に買ってあげた品物なのです。あれはとっても優れものなのです」


ぷらずま「香水を垂らせばいい香りが漂いますが、液体ならなんでも良いのです」


潮「まさか…!」


ぷらずま「誰が麻薬しか持ってないって言ったのです?リキットも持ってるのですよ」


潮「う、う…う……!」

ぷらずま「ほぉらゆっくり深呼吸するのです。みるみるうちに気持ちよくなっていくのですよ」


潮「!!」バッ


ぷらずま「ほんとに分かりやすいのです。両手を口で覆うなんて自殺行為なのですよ?」


潮(あ!!)


ぷらずま「いつまでも調子に乗ってんなです」ガバッ


潮(逆にマウントを取られた…!)


ぷらずま「何も抵抗しないでいいのです。こうやって深呼吸すれば……」スゥゥゥ


ぷらずま「おらぁ~とっれもいいきもりなのれすぅ~」


潮(早くなんとかしないと!)


ぷらずま「潮もいっしょにかんりるのれすぅ~脳がこわれれいくかんりがたまんらいのれす~~」ヘラヘラ


潮(…!!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

「待ちやがれっ!」とヴェールヌイ

>>728
+
数年ぶりに出てきて初めて部屋に帰ってきて、麻薬はいま壁から取り出したところ
アロマディフューザーに仕込む暇はない
ならこれはハッタリでトリックがある!

ヴェールヌイ「そこまでにしようか。やっと尻尾を出してくれたねぷらずま」


ぷらずま「あへぇ?」


ヴェールヌイ「潮、そのまま立っても大丈夫」


潮「だっていけない薬が蒸気になってるんですよ!?」


ヴェールヌイ「ハッタリだよ。壁から出した薬は本物だろうけど液体が何年も持つと思うかい?」


潮「あ…」


ぷらずま「ちぇっ、中々冷静なのです」


ヴェールヌイ「私も色々経験したからね」

ぷらずま「それから出てるのはリラックス効果のあるアロマなのです。ただの眠気を勘違いしたとは潮さんらしいのです」


潮「う…」


ヴェールヌイ「ぷらずま、その薬を渡してもらおう」


ぷらずま「嫌だと言ったら?」


ヴェールヌイ「残念ながら実力行使だね」


ぷらずま「できるのですか?」


ヴェールヌイ「ぷらずまになら問題無いさ」


ぷらずま「……」


ヴェールヌイ「……」


潮「ど、どうすれば良いんでしょう…?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>723

>>734
+白露型が追っかけてきていて、ぽいぬが麻薬の匂いを嗅ぎつける

ヴェールヌイ「大人しく薬を渡すか、お尻アンカーを受けるか、霞と朝雲と山雲に指導されるか選びなよ。最終的には薬は没収だけれどね」

暁「ぷらずまが出たって聞いたわよ!」


ヴェールヌイ「やっぱり私が心配してた通りだったよ」


雷「じゃあ…」


潮「ぷらずまさんが持ってるのは麻薬です!」


ぷらずま「叫ばなくても分かるのです」


雷「そんな……」


ヴェールヌイ「隠すつもりは無いんだね」

暁「……」スッ


ぷらずま「なんなのです?ぷらずまに文句でも…」


暁「このっ!!」バシッ


ぷらずま「……」


暁「貴女のせいで電がどれだけ苦しんでるか分かってるの!?電はずっとパニック障害だと思って頑張ってるのに!」


ヴェールヌイ「今までは証拠が無かったけどこれは現行犯だ」


雷「覚悟しておきなさい!」


ぷらずま「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ネットショップで買えるようなものだった?
サプリか何か?

漣の裏ビデオや初期トリガーが流れていたようなところかな?

ーー

霞「悪いけどアンタに自由は無いわ。私の質問に答えなさい」


ぷらずま「こんな状態じゃ逃げられないのです」グルグル巻き


霞「このドラッグはどこで手に入れたの?」


ぷらずま「霞さんの部屋…」


霞「…!」バッシーーン!


ぷらずま「……」


霞「ふざけてんじゃない!手加減なんてしないわよ!!」


ぷらずま「い…た……」


霞「さっさと吐きなさい!どこから手に入れた!!」


ぷらずま「わかったのです…ちゃんと言うのです…」

ぷらずま「その薬はネットで手に入れたのです」


霞「ふざけてんじゃ…!」スッ


ぷらずま「本当なのです。海外のネットショップなのですよ」


霞「……」


ぷらずま「嘘だと思うなら確認して欲しいのです。霞さんの端末でもそのショップまでアクセスできるのですよ」


霞「…いいわ、試してみる」

ーー

霞「なによこれ!麻薬以外にもドラッグまみれじゃない!」


ぷらずま「純度の高いリキッドなんて試してみたいのです」


霞「黙ってなさい!」


ぷらずま「……」


霞「なんで……こんなのを野放しにするなんてあり得ない…」


ぷらずま「……」


霞「ふざけてる……!向こうは何を考えてるの!?」

ぷらずま「麻薬を違法扱いするのがおかしいのです」


霞「黙れ!」


ぷらずま「知らないのですか?このネットショップを運営してる国では麻薬は合法になるのです」


霞「黙れって言ってんでしょ!!」


ぷらずま「それを見越してなのです。こんな気持ちの良いものを規制する意味なんて無いのです」


霞「黙れっ!!」


ぷらずま「これは霞さんがどうこうできる問題では無いのです。足掻くだけ無駄なのですよ」


霞「…!!」

ぷらずま「もう分かったのです?早く解いて欲しいのです」


霞「……アンタ表に出るの何年振りじゃないわね」


ぷらずま「そうなのです」


霞「ずっとドラッグやってたのね」


ぷらずま「電が寝静まった後キメてたのです」


霞「最低……」


ぷらずま「どうとでも言えなのです。薬無しではぷらずまも電も生きていけないのですよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

霞が脱ドラッグプログラムを考案
常用してると相当きついはずがそれほどでもないのでちょくちょく出てきてるってのもぷらずまの挑発だったようで

(表に出てきた時のぷらずまの独白と食い違ってたので…)

霞「……っ、危なかった。はったりね。」

ぷらずまは相手をおちょくるのが好きなタイプなのかね

霞「とにかく身体から薬を抜くことね、抜けきるまで夜は縛らせてもらうから。中毒症状がでても容赦しないわよ」


ぷらずま「それは無理なのです」


霞「そっちが無理でもこっちがやるのよ」


ぷらずま「そういう意味じゃないのです。ぷらずまが中毒症状で苦しむことは無いのです」


霞「はぁ?」


ぷらずま「ぷらずまは電の逃げ道なのです。楽なことしか経験しないのです」


霞「…クズね」


ぷらずま「私も電の一部なのですよ?」

ぷらずま「ストレスを発散すればぷらずまはもう用済みなのです。ほら、もう…」


霞「ぷらずま?」


ぷらずま「……」


霞「そんな臭い芝居いらないわよ」


電「あれ…どうしたのですか?霞ちゃん?」


霞「……」


電「え?なんで電は縛られているのですか?」


霞「この感じ…電に戻ってるわね。目つきも変わった」


電「はわわ…一体何があったのですか?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>755

霞「電。さっきまで貴女のもう一つの人格が表に出てたのよ」


電「あの子が…何年振りなのですかね」


霞「少し聞きたいんだけど、電って一度寝たら起きないタイプなの?」


電「その時によるのです。不安になって起きることもこれば朝までぐっすりの時もあるのです」


霞「その朝まで寝た時の気分ってどう?」


電「何かスッキリしたような気持ちなことが多いのです」


霞「そう……」

霞「単刀直入に言うわ。貴女のもう一つの人格は夜中に起きてたのよ」


電「なのです?」


霞「そしてその時にぷらずまはドラッグを使っていたの」


電「ドラッグ……?」


霞「合成麻薬よ。これが貴女の部屋から出てきたの」スッ


電「え、え……そんなの…知らないのです…」


霞「貴女がパニック障害だと思ってたのはドラッグの副作用なの」


電「え、えええ…え……?」


霞「…まずは薬を抜く所からね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

電の要望もあり、ベッドに縛り付け動けない状態で過ごすことに

余程大量に摂取していたのかものの数日で目もあてられないほどにやつれる電

>>769
心配する六駆にこれは薬を抜くときは避けては通れないのと説明する霞

もう少し話を聞く電
「……霞ちゃん、それはからかわれていると思うのです。壁紙をはがしたら修復しても気づくのです」

霞「電、覚悟しておいて。相当辛いものになると思う。けどこれを乗り切ればきっと良くなるの」


電「あの…一ついいですか?電達はよく血液検査をしますよね?それで引っかかったことは無いのですか?」


霞「は…!」


電「この鎮守府は特に多いのです。最近でも由良さんの事があってしたばっかりなのです」


霞「ちょ……待ってなさい!」


電「なのです…」

ーー

霞「保管しておいたサンプルでも試したけど…陰性……」


電「なのです…」


霞「…どこまでが嘘でどこまでが本当なの」


電「電には分からないのです……」


霞「このドラッグは本物なのよ!間違いない!」


電「検査したのですか?」


霞「そうよ!成分を調べたけど間違い無く合成麻薬よ!」


電「でも電は使って無いのですよね?」


霞「……そうよ。だから訳わかんないのよ」

霞「…貴女ならどう考える」


電「どう……」


霞「電が使っていないドラッグを電が持っていた。扱いが雑だったって事は売り飛ばすことはしていない」


霞「ぷらずまも電の一部なのよ。貴女ならどういう風に考える?」


霞「頼れるのは電だけなの。なんでもいいから聞かせて」


電「安価」


下1~3高コンマ 電の台詞などを

パニック障害を薬のせいにして電自身におかしなところは無いと思わせることができれば…
電はこのまま良くなってたのかもしれないのです

電「使わせない為に隠していた?のでしょうか…本当は別の誰かの物で…」


霞「誰か別って誰よ?全員血液検査はしてるのよ?」


電「前の鎮守府でもう一人の電の特徴を聞いたのです。皆んな電の真逆の性格だって言ってたのです」


霞「電の真逆…」


電「電も艦娘なのです。少しくらい嘘だって言うのです」


霞「真面目で正直者の電の真逆……ひん曲がった性格で発言の殆どが嘘…」


霞「……心当たりがあるわ」

ーー

アイオワ「Hi霞!ミーと話しって?」


霞「これ、身に覚え無い?」スッ


アイオワ「……」


霞「落としたか何かで無くしてたわよね?このドラッグ」


アイオワ「……」


霞「アイオワは来たばっかりだったし血液検査は被曝についてしか調べなかった」


霞「アンタはここに来たばっかりだからまだサンプルの血液は残せてない。ドラッグの要請陰性は調べられないわ」


霞「アンタ…依存症がどうとか言ってたわよね?できれば直接聞きたいんだけど?」


アイオワ「安価」


下1~3高コンマ アイオワの台詞や行動などを

アイオワ「……確かにミーは昔ヘロインで苦しんでたわ。でも今は誓って使ってない。もうアンハッピーになるのはこりごりよ」


霞「アイオワさんじゃ無いの…?」


アイオワ「本当に覚えがないわ」


霞「じゃあこの薬は何なの!?一体誰が!?」


アイオワ「ミー以外に血液検査をしていない人はいないの?」


霞「居ない…全員のサンプルはもう調べた…」


アイオワ「どういうことなのかしら…」


霞「……やっぱりこれはぷらずまが手に入れたのよ。ネットショップを知っていたのはたまたまじゃない」


霞「でも電からは陽性反応は出なかった。ということは使ってはいない」


霞「訳が分からない……使いもしないドラッグを隠し持ってる理由は何…?」


ーー

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー

白鶴「さぁ始まりました白鶴、まる。この時間は私白鶴が担当させていただきます」


白鶴「花粉が辛い季節になりましたがリスナーの皆さまいかがお過ごしでしょうか?」


白鶴「本日も収録放送となっております。どうか宜しくお願いします」


白鶴「それではまずは提供をご紹介させて頂きます」


ライ(マイクオフ、提供読み上げスタート)カチッ


この放送は超エキサイティンな企業、ツクダオリジナルの提供でお送りします

白鶴「まずは最初のコーナーに行く前に前回のプレゼント当選者の発表です」


白鶴「前回のプレゼントでは今回の収録に電話で参加できる権利となっておりました」


白鶴「当選者の方には最初からお付き合いしていただきます。それでは発表に参りましょう」


ライ(電話は繋がってるわ)


白鶴「それでは呼んでみましょう。安価さ~ん」


下1~3高コンマ ラジオネームを。鎮守府外の艦娘でも可能

エトロふぐ『はい!エトロふぐ1番と申します!』


白鶴「エトロふぐさん今日はよろしくお願いします」


エトロふぐ『ピーーーーーー!』


白鶴「あぁダメです!個人情報は言ってはいけません!」


エトロふぐ『はっ!』


ライ(放送ではピー音入れるから大丈夫よ!)


白鶴「編集しておくので心配はいりませんが、気をつけて下さいね?」


エトロふぐ『すいませんでした…』


ライ(いきなり所属鎮守府と艦種を言われるとは思わなかったわ)

白鶴「私も最初は緊張して言ってはいけない事をよく言ってました。そんな初々しさをエトロふぐさんからは感じますね」


エトロふぐ『恥ずかしいです…』


ライ(エトロふぐさんも来たし早速行くわよ!)


白鶴「はい、それではまずお便りを紹介させていただきます」


エトロふぐ『うわぁ…!生読み上げなんて感激です!』


白鶴「ありがとうございます。それではお便りに参りましょう」


下1~3高コンマ お便りの内容などを

白鶴「ラジオネームカウテールさんからのお便りです」


『とてもいけないことにハマってしまった気がしてるんです。でも、あのときの衝撃がどうしても忘れられなくて…また収まりがつかなくなっちゃうんです。私はどうすれば良いのでしょうか?』


白鶴「なるほど…」


エトロふぐ『いけないことって言うのが気になりますね』


白鶴「そうですね。色々想像ができてしまいます」


エトロふぐ『やめないといけないのが分かってるのにやめられない。難しいですね』

白鶴「エトロふぐさんはどうすれば良いと思いますか?」


エトロふぐ『誰か頼れる人に相談するのはどうでしょうか?』


白鶴「それはとっても良いわね。でも頼れる人が居ないからここに送ってきたかもしれないわ」


エトロふぐ『そうですね…』


白鶴「もしくは人に聞きづらいとか。だからやっぱり答えはあげた方が良いわ」


エトロふぐ『それじゃあ白鶴さんはどうですか?」


白鶴「私は止めなくてもいいと思うわ」


エトロふぐ『いいんですか?』


白鶴「今すぐにって言う話よ」

白鶴「もし毎日してしまうような事なら二日に一度にする。とにかく頻度を下げればいいの」


エトロふぐ『成る程!いきなり止めるのはハードルが高いですからね!』


白鶴「これが答えでいいかしら?」


エトロふぐ『はい!いいと思います!』


白鶴「カウテールさん、よければこの回答を参考にして下さいね」


ライ(拍手!)パチパチパチパチ

ーー

白鶴「続いては白鶴に聞いてみよう!のコーナーです」


エトロふぐ『このコーナーは白鶴さんに答えて欲しいことをなんでも質問するんですよね!』


白鶴「質問以外にも色々あったわね」


エトロふぐ『白鶴さんが地理に弱いなんて知りませんでした!』


白鶴「島根の県庁所在地なんて知らないもの…」


エトロふぐ『今日はどんな内容なんでしょうね!』


白鶴「怖いけど…ラジオDJとして読みます!」


下1~3高コンマ 白鶴への質問を

白鶴「レディーアカさんからの質問です。愛したい派ですか?愛されたい派ですか?」


エトロふぐ『どうなんですか白鶴さん?』


白鶴「愛したいわ」


エトロふぐ『即答…』


白鶴「私の身近にお互いに愛し合っている二人がいるの。その二人を見てるとそんな考えになるわ」


エトロふぐ『素敵なカップルなんですね!』


白鶴「ええ、ハンディキャップを諸共せずにあんな…」


ライ(白鶴さん!特定できる情報はダメ!)


白鶴「…素敵な二人なのには間違いないですよ」


エトロふぐ『羨ましいです…!』

白鶴「エトロふぐさんはどうなの?」


エトロふぐ『私はまだそういうのは良く分からなくて…』


白鶴「一緒に居て楽しい人って居ない?」


エトロふぐ『ピーーーー』


白鶴「それは…」


エトロふぐ『ピーーーーとはお風呂に一緒に入ったりしてますけど、とっても楽しいです!』


白鶴「えぇぇ!?」


エトロふぐ『何か変ですか?』


白鶴「その…ピーーーーは男の人?」


エトロふぐ『はい!』


白鶴「え…ええ……?」


エトロふぐ『他の皆んなも一緒に入ってますけど、やっぱりピーーーーが居るととっても楽しいです!』


白鶴「ギリギリセーフなのかしら…」


ライ(私はアウトだと思うわ)

ーー


白鶴「気を取り直してプレゼントコーナーです」


エトロふぐ『今日のプレゼントはなんですか!?』


白鶴「焦らなくてももう発表するわ」


エトロふぐ『私も応募しますよ!狙うは白鶴さんの私物です!』


白鶴「それがプレゼントかどうかは分からないわよ?」


エトロふぐ『だからこのコーナーは楽しいんです!さぁ今回のプレゼントはなんですか!?』


白鶴「安価」


下1~3高コンマ プレゼントを

白鶴「今回のプレゼントは私の安眠導入音声です!」


エトロふぐ『うわぁーー!いいなぁ~!』


白鶴「バイノーラルでライちゃんの寝息入りです。当選者の方には音声入りのUSBをお送りします」


ライ(ステレオだからできるのよ!)


エトロふぐ『わ、わ、わ!絶対応募します!』


白鶴「そう言ってくれると嬉しいわ」


エトロふぐ『あの…少しだけ聞けませんか?』


白鶴「そうですね、せっかくなので少しだけ」


ライ(再生するわよ)


『私の声が聞こえますか?一緒に…ゆっくりとお休みしましょうね……』
『すぅ……すぅ……』


エトロふぐ『うはぁーー!』

ーー

白鶴「今日の放送はここまでです。どうもありがとうございました」


エトロふぐ『すっごく楽しかったです!』


白鶴「エトロふぐさんもありがとうございました」


エトロふぐ『こちらこそありがとうございます!』


白鶴「最後は一緒に言いましょう。準備はいいですか?」


エトロふぐ『はい!』


白鶴、エトロふぐ『それでは皆さん今日も良い一日をお過ごし下さい。白鶴、まる。』

白鶴「DJは私白鶴と…」
エトロふぐ『ラジオネームエトロふぐでした!』


ライ(マイクオフ、提供スタート)


この番組は超エキサイティンな会社、ツクダオリジナルがお送りしました

ーー

エトロふぐ『白鶴さん!ライさん!今日はありがとうございました!』


白鶴「楽しんでくれたかしら?」


エトロふぐ『もう最高でした!夢のようです!』


ライ「今日放送に出てくれたお礼にサインを送っておくわ」


エトロふぐ『いいんですか!?』


白鶴「協力してもらったお礼よ」


エトロふぐ『ありがとうございます!一生大切にします!』

翔鶴「雷ちゃん…世間って狭いのね」


雷「まさかK提督の択捉だったなんて…」


翔鶴「普段は個人情報は守られてるの。応募のハガキは全部放送局に届くわ」


雷「でもあれだけ堂々と名乗られたら分かるわ。放送ではピー音入れるから問題無いけど…」


翔鶴「雷ちゃん……K提督ってロリコンなの?」


雷「択捉よ?ペドじゃない?」


翔鶴「そう……」


雷「一応幹部さんに報告しておくのがいいかもしれないわね」


ーー

やっとラジオを更新できました


コメントなどあればお願いします

ーー


憲兵「霞、お前に客人だ」


霞「誰よ?怪しい奴なら会わないから」


憲兵「怪しくは無い。もう応接室に通してある」


霞「何よそれ、だったら会うしかないじゃない」


憲兵「そういうことだ」


霞「こっちはそれどころじゃ無いのに…!」


憲兵「そう言うな。早く向かってくれ」


霞「覚えてなさいよクズ憲兵!」タタタッ


憲兵「…すまん。俺では庇えないんだ」

ーー応接室


霞「どこの誰?こっちは忙しいの」


「どうもすいません。どうしても貴女とお話ししたかったんです」


霞「こっちは話すことなんて無いのよ」


「そう怒らないで下さい。すぐに済みます」


霞「だったら早くして!」


「まぁまぁ、落ち着いて下さい」


霞(なんなのよコイツら。目的も明かさずに私に会いたいだなんて)


「おい……は」


霞(おまけに人の目の前でヒソヒソコソコソと。まともな連中じゃないわ)

「……そうか見つけたか。すぐに検査してくれ」


霞「内緒話ならよそでやれば?もう私行くから」スッ


「まぁまぁ」ガシッ


霞「なに勝手に触ってんのよ!セクハラよ!」


「貴女が逃げないようにする為ですよ」


霞「はぁ!?」


「実は私達警察なんです」


「薬物とかそういうのが専門ですね」


霞「!!」


「随分と驚いた表情をされますね。何か心当たりがあるんですか?」

霞「離せ!離しなさいよ!!」


「抵抗はやめた方がいいですよ」


「…そうか陽性か」


「霞さん。貴女の部屋にあった薬から麻薬の陽性反応が出ました」


霞「違うの!それは私のじゃない!」


「言い訳は署で聞きます。○時○分逮捕」


「おら、早く手を出せ!」


霞「いやぁーー!私が居なくなったらこの鎮守府は終わるのよ!」


「抵抗するな!」


「早く手錠かけろ!」


「……よし!」ガチャン


霞「司令官…龍驤さん……」


「署まで連行だ」


「はい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー取調室


「貴女から麻薬の陽性反応は出ませんでした。髪の毛の検査しましたが長年ドラッグを使用した証拠も見つかりません」


霞「髪の毛で陽性反応が出ても証拠にはならないわよ」


「…よくご存知で」


霞「私の持ってる免許を調べてから話しなさい」


「それと押収した合成麻薬はかなり劣化していました。数年は経っているのは間違いありません」


霞「そうでしょうね」


「……」

「貴女が使う為に所持していたという線は薄いですね」


霞「だから何度も言ってるでしょ?あれは私のじゃないって」


「だからってある艦娘のもう一つの人格が持っていたなんて言い分が通ると思いますか?」


霞「それが事実なのよ。いくら調べても何も出てこないわよ」


「……」


霞「ぷらずまから取り上げてそのままにしておいた私も悪いわ。でもあれがどこから手に入れたのか調べたかったのよ」


「それは警察の仕事ですね」


霞「……そうね」

「貴女の部屋から押収した薬草は全て調べました」


霞「全部扱える範囲内のものだったでしょ」


「ええ、免許を所持していない場合なら違法なものばかりでしたが、全て許可の範囲内でした」


霞「だったら早く返して!その薬は司令官達に必要なの!」


「そうはいきません。貴女はまだ自分の立場が分かってないんですか?」


霞「ぐ……!」


「簡単には帰れませんよ?まずはあのドラッグをどこで手に入れたのかを教えて下さい」


霞「だから……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー足りないもの鎮守府


朝雲「よし…これでなんとか今週は持つ」


山雲「お疲れ様朝雲~」


朝雲「改めて霞の凄さを実感したわ…」


山雲「霞は~徹夜で薬を使ってたものね~」


朝雲「そんな事をずっと…普通なら無理よ……」


山雲「それをやってたのよ~」


朝雲「うん…本当に凄いわ…」

朝雲「霞はまだ帰ってこれないの?」


山雲「ガンビアベイさんによると~厳しそうね~使ってなくても~持ってただけでダメだって~」


朝雲「不起訴になるとしても何ヶ月も先…これじゃ間に合わなくなる…」


山雲「そもそも~なんで情報が漏れたのかしら~」


朝雲「…そうよ。その事を知ってたのはごく一部の艦娘だけ」


山雲「何が起こったか~分からない子もいるくらいだものね~」


朝雲「もしかしたら……」

朝雲「山雲、貴女にしかできないことがある」


山雲「なぁに~?」


朝雲「この鎮守府に内通者が居ないか調べて」


山雲「ここの誰かがスパイ…?」


朝雲「そうじゃなくても誰かが忍び込んでたり盗聴器があるかもしれない。手のひらサイズの山雲ならいくらでも調べられるでしょ?」


山雲「やるしかないわね~」


朝雲「私は引き続き薬を使ってる。頼むわよ山雲!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー電の部屋


山雲「やっぱり怪しいのは電よね~壁紙の中に薬を隠すだなんて~」


山雲「そもそも~簡単に壁紙がはがれるなんておかしいのよ~」


山雲「部屋で過ごしてて~それに気付かない方がおかしいわ~」


山雲「探せば何か~出てきそうね~」


山雲「電が居ない間に~捜索よ~」

ーー

山雲「特別怪しいものは無いわね~」


山雲「変なものがあるとしたら~このメモ帳かしら~」


山雲「最近使ったような形跡があるのよね~でもどんな内容かまでは…」


山雲「……待って…分かるかも…」


山雲「僅かだけど書いた跡が残ってる…メモ帳から切り離さずに何かを書いた…だから下の紙に文字の跡が…」


山雲「こういうのって鉛筆で塗り潰せば読めるようになるのよね…でも今の私ならこのままでも読めるわ」


山雲「一文字ずつ確認していきましょう……」

山雲「……電が警察に手紙を送った」


山雲「霞の事が名指しで書いてある…どうして…」


山雲「なんでそんな事をする必要があったの?霞はここから居なくなったら大変なのよ?」


山雲「…考えるのは後ね。今はこの情報を持ち帰るのが優先…」


スタスタ


山雲「足音…!電が帰ってきたのね!早く隠れないと!」


スッ…


山雲「今見つかるわけにはいかないのよ!見つからない場所に……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

電「……」ぶつぶつ


山雲(クローゼットしか逃げる場所は無かったわ…でもここなら見つかる心配は無いわね…」


電「……」


山雲(さっきから何をぶつぶつ言ってるのかしら?ここじゃ聞き取れないわ…)


電「……」


山雲(それにしても…暑いわ……)

山雲(この引き出しには冬物の服が多かったのね…失敗したわ…)


山雲(このままじゃ…持たない……)


山雲(少しだけ……換気する為にほんの少し隙間を…)スッ


電「なんなのです?今引き出しが動いたのです」


山雲(う…!!)


電「気のせいでは無いのです。何かあるのでしょうか?」


山雲(気付かれた…!なんとか誤魔化すかどうにかしないと……!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

雷『電、何してるの!早く食堂行くわよ!』


電「はわわ!待って欲しいのです!」


ガチャ…


山雲「た……助かった………」スッ


山雲「これ以上の捜索は無理ね~それより早くこの情報を伝える必要があるわ~」


山雲「このまま執務室に行きましょう~」

ーー執務室


提督「電が警察に知らせたのか…」


龍驤「なんでそんな事になったんやろ?」


山雲「手紙の内容から察するに~霞の事はジャンキーだと思ってたみたいね~」


龍驤「普段から気持ち良くなる薬とか言うてキマっとるからな」


提督「だがあれは合法だ」


山雲「電は~その辺はよく分かってなかってんでしょうね~」


龍驤「ニュースでも脱法ハーブとか言うとるし、何が違法で合法か素人には分からんわな」

山雲「あの合成麻薬も~ぷらずまが持ってたって言うのが~霞の言い訳だと思ったのよ~」


龍驤「電は壁の中に薬が隠してあるのを知らんし実際に見てない。そら怪しむか」


提督「自分の部屋から出てきたと言われて何も思い当たるものも無かった…」


山雲「どうかちゃんと更生させて欲しい…みたいな事も書いてあったわね~」


龍驤「電なりの優しさか……」


提督「…そうだな。違法な薬物を見つけて黙っている方がそいつの為にはならない」


山雲「電に悪気は無かったのよ~」


龍驤「そうやとしても厄介なことになりそうやね…」


提督「霞はなんとかしてやりたいが…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

まるゆ「いやぁ大変なことになってますね~」


龍驤「頼むわ、霞を助けたって」


まるゆ「クスリは専門外なんですけど、貴方達の為なら頑張りますよ!」


提督「霞はどうなんだ?」


まるゆ「状況はよくありません。どうやら起訴になりそうです」


龍驤「使ってないって証明されたんやろ!?」


まるゆ「『艦娘』がクスリを持ってたのが良くありません。何がなんでも起訴するって息巻いてるみたいですよ」


提督「霞が……」

まるゆ「まだ希望はあります。霞さんが入手していないという証拠を掴めばいいんです」


龍驤「頼む…!頼れるのはまるゆだけなんや!」


提督「だがあの薬は数年前のものなんだ。証拠を見つけられるのか?」


まるゆ「まるゆに解決できない事件はありません。まるっと解決してみせます!」


龍驤「そう言うてくれたら心強いわ…」


まるゆ「鎮守府は好きに調べ構わないんですよね?」


提督「霞の為ならどこをどう調べてもらっても構わない。頼む…」


まるゆ「このまるゆにお任せ下さい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

まるゆ「壁の中に薬があったことよりも、壁に隠せることができたという方が重要なんです」


まるゆ「この鎮守府全体を調べる必要がありますが、構造的に見て二階より上には何かを作りにくいでしょう」


まるゆ「そうなれば地下……」


まるゆ「ここの隔離室は地下にあります。元々あった地下室を利用したそうですね」


まるゆ「ということは他にも地下室があっても不思議じゃない……」


まるゆ「一階を重点的に探しましょう」

ーー

ダァンッ!


まるゆ「こうやって地面を踏みつけながら歩くのが一番分かりやすいですね」


まるゆ「ここは異常無し。これだけ大雑把だと見逃している可能性はありますが、地下が広かったらこれですぐに分かります。細かい調査は後でできますからね」


ダァンッ…


まるゆ「ん……?この部屋…」


まるゆ「廊下の音は…」


ダァンッ!


まるゆ「下には何もありません。建物の基部か何かでしょう」


まるゆ「しかしこの部屋の真下は…」


ダァンッ…


まるゆ「何か響くような音がします。この下に何かある可能性がありますね」

まるゆ「この部屋は物置なんですね。色々と使われてない物が置いてあります」


ダンッ…


まるゆ「…また音が違った。この周辺が下への入り口…?」


まるゆ「ですが何も見当たりません。下じゃないなら……横?」


バンッバンッ


まるゆ「壁を叩いていけば同じように何かあれば分かります。この音が変わっている所の周辺を叩いてみましょう」

ーー

まるゆ「壁の中ではなさそうです。音が変わっている所がありません」


まるゆ「じゃあどうやって地下に行くんでしょう?この部屋なのは間違いないのに…」


まるゆ「……よく考えるんです。いつもまるっと解決してきたんじゃないですか」


まるゆ「…………」


まるゆ「下でも…横でもないなら……」


まるゆ「上っ!!」バッ


まるゆ「……あの天井の模様。あそこだけ何か違和感があります」


まるゆ「まるであそこだけ凹むような……」


まるゆ「まるゆでは背が届きません。ここにあるホウキを使ってみましょう」

まるゆ「これで……」ガリッ


まるゆ「何かを押した感触がある。放置されていたから硬くなっているんだ」


まるゆ「なら力一杯押せば……!」カチッ


バギンッ


まるゆ「何かが外れた!何処から音が!?」


まるゆ「…地面の音が変わってた所です。この床が…開いて……」


ギギィ……


まるゆ「地下室に降りれる……」


まるゆ「ライトはあります。入るしか無さそうですね……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー地下室


まるゆ「これは……!!」


まるゆ「どれもこれもドラッグ!しかもこんなに大量に…!」


まるゆ「ヘロイン、覚醒剤、麻薬……」


まるゆ「これには日付が書いてありますね……かなり前の年のものです」


まるゆ「この感じから見て暫く人の出入りは無かったでしょう。誰もここを知らなかったんですね」


まるゆ「まるゆはとんでも無いものを見つけてしまったかもしれません…」

まるゆ「この箱に書いてある番号…私の勘違いで無ければ大本営に関係したものでしょう」


まるゆ「大本営が……ドラッグを…」


まるゆ「……あ!これは合法麻薬!霞さんが持っていたものとよく似ています!」


まるゆ「ぷらずまさんは偶然ここを見つけてそこから持ち帰ってた?」


まるゆ「いずれにせよ霞さんが持っていたものとこれが同じだと証明されれば霞さんの起訴は免れます!」


まるゆ「とにかく霞さんを助けるのが先です!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

霞「私の不起訴が決まったみたいね」


「不本意だがそうなった」


霞「私なんかに構ってる暇なんて無いんじゃないの?」


「そうだ。これから大本営の重役を引っ張ってくる」


霞「まさか私達の鎮守府の地下にドラッグがね…」


「提督や艦娘の指紋は出なかった。つまり今あそこにいる連中は無関係だ」


霞(ぷらずまは地下に入ったんでしょうけど数年前だから何も残ってなかったのね)


霞「なら早くしなさいよ。私みたいな小物に使う時間が惜しいんじゃないの?」


「……」

「お前が持っていた薬とまるゆ警部補が見つけた薬の成分が一致した。これによりお前が故意に薬を入手したとは考えにくい」


「だが勘違いするな。麻薬を所持してしただけでも本来なら塀の中だ」


霞「分かってるわよ、それは私の落ち度。でもそれ以外に落ち度はないわ」


「お前を釈放する」


霞「どうも」


「…迷惑かけたな」


霞「状況が状況だから仕方ないわ。それより大本営の重役の取り調べは気をつけなさいよ。奴らは被曝してる」


「そうだ……逮捕できても取り調べまで持つか分からない」


霞「なんとしても解決しなさいよ。薬の流れがどうなっていたか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

まるゆ「地下室の調査が進んである資料が出てきたんです」


まるゆ「この鎮守府では艦娘にドラッグを与えて実験を繰り返していたそうなんです」


まるゆ「その実験というのがかなり特殊なものだったんです」


まるゆ「艦娘に外付けの艤装を装備させる。つまり人工的に作られた艤装の実験だったんです」


まるゆ「その実験資料によると、普通の状態の艦娘なら装備してもまともに動くことはなかったそうです」


まるゆ「動かすためにはどうすればいいか?その答えを求めるために艦娘にドラッグを与えていたんです」

北上「あたしが前に見つけた変な艤装の設計図はその時のだったんだね」


まるゆ「それで間違いありません」


龍驤「何を考えとったんや大本営は…」


提督「前の提督は栄転だと聞いていたんだが…」


まるゆ「ドラッグの件で結果を出したのか。もしくは用済みとして処分…」


北上「前に居た提督ってもう退官してどこにいるか分かんないんでしょ?」


まるゆ「警察は探してます。事情を知ってるのは間違いありませんから」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

電「ごめんなさい霞ちゃん!電のせいで……」


霞「そうね、まずは本人と話してからにするべきだったわね」


電「ごめんなさい……」


霞「いきなり警察じゃなくて司令官とか龍驤さんとか。まぁあの甘い司令官なら相談しても無駄かと思ったんでしょ」


電「うぅ……」


霞「そういう時は誰かを頼りなさい。迷惑なんかかけるもんなのよ」


電「はい……ごめんなさい…」

霞「ま……電の気持ちはわかるわ。私にまともになって欲しかったって言ってくれたのも嬉しかった」


電「霞ちゃん…」


霞「これだけは言わせて。私はここを裏切らない。司令官も裏切らないのよ」


霞「何も恥ずかしいことなんてしてない。それだけは胸を張って言える」


電「ごめんなさい…ごめんなさい……」


霞「謝るのはここまでよ。こっちに来なさい」


電「霞…ちゃん……」スッ


霞「よしよし。怖かったわね。もう大丈夫よ」ナデナデ


電「んんぅ……」


霞「おっぱいも吸ってもいいわよ」


電「ん…………」スッ

ーー

北上「ドラッグを使ってた頃って傀儡の技術は無かったんだよね」


夕張「傀儡が完成したからドラッグも放置されたんでしょうね」


秋津洲「薬より簡単に稼げるならそっちに乗り換えるかも」


明石「非道……」


北上「あたし達は大人しくしてる方がいいね。後は専門家に任せよう」


夕張「解決すれば良いですね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


電「霞…ちゃ……」チュパッ


霞「……」ナデナデ


電「霞……マ…マ……」


霞「はいはい。私はママよ」


電「んぅ……」


霞「背丈もそんなに変わらない相手にママだなんて。ま……悪い気はしないわね」

ぷらずま(やれやれ、ぷらずまの出番はなさそうなのです)


ぷらずま(ここに来た時にぷらずまが表に出て、偶然あの地下室を見つけたのです)


ぷらずま(電が苦しむなら使ってみようと部屋に持ち帰ったのですが、その必要は無かったのです)


ぷらずま(ここの鎮守府はとっても良いところなのです。電がこんな長期間安定するなんて今までなかったのです)


ぷらずま(しばらくぷらずまはお休みなのです)


ぷらずま(最後のイタズラは面白かったのです。ぷらずまがいけない薬を使っていたって言ったら信じたのです)


ぷらずま(眠ってる間はその時の事を思い出して笑ってるのです。電、強く生きるのですよ)


ぷらずま(願わくば、もう二度とぷらずまが表に出ませんように……)

電「ん…………?」


霞「どうかした?」


電「なんだか…心が軽くなった気がするのです」


霞「…いいことじゃない」


電「きっと霞ママに癒してもらったからなのです!」


霞「ただの思い込みよ。でもそういうのも大事かもしれないわね」


電「はい!ありがとうなのです!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


まるゆ「提督さん、ドラッグ艦娘の件が終わりそうです。その計画の責任者だとされる人物は汚染金で被曝していました。他の関係者もです」


まるゆ「彼らは裁判まで持ちそうにありません。不起訴の判断となりそうです」


龍驤「表に引っ張ってこられへんの?」


まるゆ「外に出すと周りの人物に影響が出ます。彼らは生きる核物質です」


提督「天罰を受けたと思うのがいいか…」


まるゆ「その方がいいですね。彼らにはもう裁きは下りました」


龍驤「できたらちゃんと法の下で裁いて欲しかった。そいつらのせいで傷付いてしまった艦娘もおったやろうに……」


提督「…せめて起訴まではいって欲しかったな」


まるゆ「力及ばず…すいません」


龍驤「まるゆは頑張ってくれたよ。霞のことも感謝してるで」


まるゆ「はい……」

ーー

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