千歌「私たちは、将棋で語り合う」 (15)
μ'sとAqoursが同学年の世界です
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~十千万~
パチ…パチ…
千歌「王手!」パチンッ
客A「かぁー!もう手がねぇや!…やっぱ千歌ちゃんは強いねぇ」
千歌「そりゃもうここで何年もお客さん達の相手してますから!」エッヘン!
客B「もう十千万の常連で千歌ちゃんに勝てる人はいないからねぇ……」
客A「ほんとだよ、昔は金と銀の違いすらわかんなかった子がよくまぁここまで強くなったよ」
千歌「えっへへぇ~」
客B「これだけ強いならラブライブ杯でもいいとこまでいけるんじゃないか?優勝まで行けるかもしれんぜ!」
千歌「……ラブライブ杯??」ポカーン
~翌日 バス停~
千歌「ってのがあるらしいよ!!」
曜「いや内容についての説明は!?」
千歌「なんかねぇ~高校のなかで3人チームで3組までが出場出来て他の学校と競い合う大会なんだって!」
曜「へー、そんなのがあるんだ」
曜「で、唐突にそのラブライブ杯の話をしだしてどうしたの?千歌ちゃん」
千歌「決まってんじゃん!!!」
曜「へ……?」
千歌「出るの!私たちで!!」
曜「えっと……なにに……?」
千歌「ラブライブ杯!!!」
曜「うぇぇぇぇ!?」
~同日午後 浦の星女学院 将棋部部室 ~
千歌「たのもー!!」バーン!
曜「ちょぉっ!千歌ちゃん!」
ダイヤ「……なんですの?」
千歌「うわっ!すっごい美人!」
曜「いや千歌ちゃん…初対面の人に失礼だって」
ダイヤ「冷やかしですの?」ジトー
千歌「あっ!いやいや違うんです!私『 たち』将棋部に入部したくて!」
曜「あ、やっぱ私も入るの確定してるんだね…」
千歌「えー?よーちゃんは千歌と一緒に部活するの嫌なのー?」
曜「いや……そういうわけじゃないけど……水泳部もあるしさ」
千歌「むぅ…」プクー
曜「まぁでも……私も千歌ちゃんと何か一緒にやりたい!って思ってたからいい機会かもね、掛け持ちでも良ければ付き合うよ!」
千歌「それでこそ私の曜ちゃん!」
曜「私のって………///」
ダイヤ「あの、御二方…わたくしの事をお忘れではございませんよね?」
千歌「あっ!そうだった!入部の件、認めて貰えますか?」
ダイヤ「はあ…あのですわね、認めるも何も…この学校には将棋部なんて存在しないんですのよ」
千歌「へ……?将棋部が…ない??」
曜「え?でもここ将棋部の部室ですよね?生徒会長も将棋を指してたんじゃないんですか?」
千歌(この人生徒会長なんだ)
ダイヤ「数年前に廃部になったんですのよ、わたくしは生徒会の仕事の息抜きとして使わせて頂いているだけですわ」
千歌「そんなぁ~……部として認めて貰えないんじゃラブライブ杯も出られないじゃん……」
曜「仕方ないよ、こればっかりは」
千歌「でもせっかく曜ちゃんと一緒に出られると思ったのに……」
曜「それは……そうだね」
ダイヤ「あなた方、ラブライブ杯に出たいんですの?」
千歌「はい、そうなんです。でも、部として認めて貰えない限り難しいですよね…」
ダイヤ「5人以上の部員を集めることが出来るのであれば部として認めることは出来ますわ」
千歌「えっ!ホントですか!?」
ダイヤ「ええ、本当です」
千歌「曜ちゃん!集めよう!5人!いくよ!」
曜「えぇ!?今からぁ!?」
ダイヤ「ところであなた方、何故ラブライブ杯に出たいのですか?」
千歌「え?」ウ-ン…
千歌「なんでだろ?」
曜「えぇ……」
ダイヤ「明確な目的も理由も無しにラブライブ杯を目指すのでしたら辞めておいた方がいいですわ、そんな甘いものではないですので」
千歌「むっ…」
曜「流石にそれは言い過ぎじゃないですか?」
千歌「そーですよ!私結構強いんですよ!将棋!!」
ダイヤ「そう…でしたら……」
ダイヤ「私と一局、指してみていただけますか?」
~2時間後~
千歌「……くっ、ハァ…ハァ」パチン!
ダイヤ「…」バチン!
千歌「うぅ…っ……負け…ました…!」
曜「千歌ちゃんが3回連続で負けるなんて…!強すぎる…」
ダイヤ「わかりましたか?ラブライブ杯には私と同じかもしくはそれ以上の方々がいるのです、到底貴方では勝ち上がることは『 もう1回!!』…はい?」
千歌「もう1局……お願いします…!」
ダイヤ「今、何度やっても同じだと思いますわよ?」
千歌「それでも…指したいんです!何か…掴めそうな気がして…!」
曜(こんな千歌ちゃん、初めて見た……一方的にやられてるのに、凄く楽しそう)
ダイヤ「では最後に一局だけですわよ」
千歌「ありがとうございます!」
……
千歌(凄い……凄い!)
千歌(私だって色んなお客さんと指して凄く強くなったつもりだったのに、まだこんなにも遠くにいる人がいるんだ!)
千歌(一手一手がキラキラ輝いて見える……こんなにも強い人がラブライブ杯に行けばいっぱいるんだ…)
千歌(どうしよう……負けて凄く悔しいのに、それと同じくらい楽しい!ドキドキが止まらない…!)
千歌(私がラブライブ杯に出たい理由……これかもしれない)
千歌(ラブライブ杯について調べて、出場者の棋譜を見て感じたんだ……)
千歌(ただの記録なのに、何故か目を離せなかった)
千歌(ダイヤさんと対局してわかった…私は…)
千歌(あの棋譜を作り上げた人達との戦いを……肌で感じたいんだ!!)
千歌「たどり着いてみせる!同じステージまで!」バッシーン!
▲2五歩
曜「千歌ちゃん…!」
ダイヤ「お互いの飛車先の歩の交換…『 相掛かり』…わたくし相手に力勝負を挑むつもりですの?」パチン
△8五歩
千歌「真っ向勝負で戦いたいんです!」バチン!
▲3八金
ダイヤ「いいですわ、受けてたちましょう」
…
……
………
千歌「……くっ!」バチン!
ダイヤ「……」パチン
千歌「うぐっ……!」
ダイヤ「今回は中々善戦でしたが、やはりまだまだですわね 」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「まだっ……まだぁっ!!」バチン!
ダイヤ「本当に諦めが悪いですわね……」パチン
千歌「ぐっ……くぅっ……」パチン
ダイヤ「……何故、この勝負にそこまでこだわるんですの?」パチン
千歌「……うっ!……わからない…です、自分でも……なんでこんなに熱くなってるのか」
ダイヤ「あなたは……」
千歌「でも!私が……ラブライブ杯を目指す理由は見つかりました!」バチン!
ダイヤ「それは……何故ですの?」パチン
千歌「あぐっ……そのステージに…あなたがいるからです!」
ダイヤ「……」
千歌「前大会決勝大会……第3局目」
千歌「私はあの棋譜を見た時から何かを感じてたんだと思います」
千歌「ダイヤさん……!あなたの棋譜を…!」
ダイヤ「決勝戦以外、対局者の名前は棋譜に残されないはずなのですがね」
千歌「学校の名前は載ってました……だからこそ私はこの学校に将棋部があるって分かったんですから!」
千歌「それに……今指してて確信したんです!この戦い方は紛れもなく……あの棋譜と同じ人が指してるんだって!」
ダイヤ「そう……ですか……」
千歌「同じステージまで行きたいんです!私も……!あの輝くような棋譜を作り上げたい!」
千歌「だから!!!!」
バッシーン!!!!
千歌「その1歩目に!悔いは絶対残さない!!」
~同日夜 十千万~
千歌「はぁ~、負けちゃった…ごめんね曜ちゃん、遅くまで付き合わせちゃって、バスも無くなっちゃったし…」
曜「気にしないで!私もすっごく楽しかったから!……それにしてもダイヤさん、ハチャメチャに強かったね」
千歌「本当だよぉ~、どんな手を指してもいつの間にか追い込まれてるんだもん」
曜「でも、掴めたんでしょ?目指したくなった理由」
千歌「うん!絶対到達したくなっちゃった!」
曜「なら、私も最後まで付き合うよ!頑張ろ!千歌ちゃん!」
千歌「ありがとぉ~!よーちゃ~ん!」ダキッ
曜「お安い御用だよ!一緒に目指すものが出来たんだもん!」ヨシヨシ
千歌「でも……まずは部員集めだね……」
曜「ダイヤさんから将棋部を再建する許可は貰えたけど、5人かぁ…」
千歌「あと3人……よしっ!頑張って集めるぞぉ~!」
曜「ダイヤさんは入ってくれないのかな?」
千歌「多分……今は難しいと思う」
曜「なんか、訳ありっぽかったもんね、そういえば」
千歌「ダイヤさん……数年前に将棋部は廃部になったって言ってたのに、去年の出場記録があるんだよ?どう考えても訳ありだよねぇ……」
曜「でも、ダイヤさんの力は絶対必要だと思うな」
千歌「うん……だから、今は無理でも必ず部員に引き入れようと思う!」
曜「だねっ!そうと決まればまずは3人!早速明日から部員の募集かけないとね!」
千歌「よぉーっし!やるぞぉ~!」
曜「全速前進~!」
「「ヨーソロー!」」
~同時刻 黒澤家~
ダイヤ(なんとも・・・不思議な方でしたわね)
ダイヤ(実力はまだまだでしたのに、あの指し手にはとても強い意志がありましたわ)
ダイヤ(曖昧な感情でラブライブ杯を目指していると思っていたのですがね・・・)
ダイヤ(いつぶりしょうか・・・)
ダイヤ(この、心の底から湧き上がってくるような衝動・・・そう・・・)
ダイヤ『熱い』
ダイヤ(あの方がどこまでたどり着くのか、見てみたくなってしまいましたわね)
~翌日 朝 浦の星女学院校門~
千歌「将棋部~将棋部に入らんかねぇ~!」
曜「一緒にラブライブ杯を目指しませんかー!?」
……
千歌「駄目だ…誰も来ない…」
曜「新1年生ももう部活固まっちゃってるのかな…」
ジー……
曜「…っ!視線!?」
千歌「どしたのさ曜ちゃん」
曜「いや……今見られてたような…?」
千歌「へっ?…………………ん?」
ピョコ…
千歌(なんか赤い尻尾みたいなものが校門から生えてる……)
ソローリ…ジー……
曜「間違いなくこっちを見てるね…」
花丸「…?何してるズラ?ルビィちゃん」肩ポン
ルビィ「ピッギャァ!は、花丸ちゃん…!」
ルビィ「……あ゛っ」
千歌「えっと、ルビィ…ちゃん?将棋部に興味あるの?」
ルビィ「えっ!?あっ…そのぅ…ええと」
花丸「将棋部……ずら?」
千歌「うん!将棋部!ラブライブ杯って大会に出るために部員を集めてるの!」
ルビィ「ラブライブ……杯」
キーンコーンカーンコーン…
千歌「やばっ!予鈴鳴っちゃった!」
曜「急いで教室行かなきゃ!」
千歌「あっ、もし将棋部に興味あったらいつでも声掛けてね!待ってるから!」
曜「二人も急いだ方がいいよー!」
ルビィ「あっ……」
花丸「急ぐずら!ルビィちゃん!」
ルビィ「う、うん!」
…
……
………
~放課後 十千万前 砂浜~
千歌「結局誰も来なかったし……思うようには行かないなぁ~」
千歌「……ん?」
梨子「スゥー…ハー……」
千歌(誰だろ、綺麗な子だなー)
梨子「よしっ!」ヌギ
千歌「え゛!?」
梨子「えーい!」タタタタタッダンッ!
千歌「ダメぇー!」ガッシィ!
梨子「へっ…!?」
千歌「あっやば!」グラッ…
バッシャーン
……
千歌「いやービックリしたよ、まさか4月の海に飛び込もうとする人がいるなんて」
梨子「ごめんなさい、巻き込んじゃって」
千歌「いーのいーの!ほぼ勝手に自爆しただけだし……」
千歌「ところで、貴方この辺の人じゃないよね?」
梨子「うん、この間引っ越してきたばかりなの」
千歌「へー!そうなんだ!どこから来たの?」
梨子「東京の音ノ木坂学院ってとこからよ」
千歌「音ノ木……坂?」
梨子「うん、知ってるの?」
千歌「知ってるもなにも!将棋で超有名じゃん!超名門校じゃん!」
梨子「……うん、そうだね」
千歌「どうかしたの?ひょっとして何か不味いこといっちゃった?」
梨子「あっ…いや違うの!気にしないで!…………好きなの?将棋」
千歌「うん!ラブライブ杯に出たくて!」
梨子「……そう…なんだ……っ頑張ってね!」
千歌「えっ…うん?頑張ります?」
梨子「じゃあ、私は…これで、タオルありがとうございました」
千歌「うん!気にしないで!またね!」
梨子「……うん、また」
千歌(行っちゃった)
千歌「あの子も訳ありって感じだったなー」
千歌「はぁ……前途多難すぎるよぉ~」
~翌日 朝 浦の星女学院~
千歌「将棋部でーす!部員募集してまーす!」
曜「一緒にラブライブ杯をめざしませんかー?」
…
……
千歌「駄目だぁ、こない…」
曜「人気が無いわけじゃないのにね、将棋」
千歌「なんでだろ、楽しいのになぁ」
ガサッ……
千歌「ふぇ?」
ガサ…ガサガサ……!
曜「ん……?」
ガサ…ズルッ…
善子「あっやばっ」
ドサッ!
善子「いったぁ!」
千歌「……なんか降ってきた」
曜「……そうだね」
善子「いっっ…たぁ!…」
千歌「あの、大丈夫?」
善子「はっ!……ククク、ここが下界ね」
曜「うぇ?」
善子「ふっ、ついにこの時が来たのね!この私、堕天使ヨハネの力を示すときが!!」
花丸「何やってるずら?善子ちゃん」
善子「え゛」
千歌「あっ!昨日の!」
花丸「どうもずら」
花丸「で、善子ちゃんだよね?幼稚園で一緒だった」
善子「は…はなまる?なんで!?」
花丸「ここの生徒だからに決まってるずら」
善子「ぐっ…ここは……退散!!」
花丸「あっ待つずらぁ~!」
…
曜「一体なんだったの…」
千歌「さぁ…?」
…
……
~同日 浦の星女学院 教室~
教師「転校生を紹介します」
曜「前振りがなさすぎる」
教師「どうぞ、入ってきてー」
梨子「初めまして…桜内梨子と申します、よろしくお願いします」
曜「うわぁ~キレイな子だなー」
千歌「……スピー」
曜「ちょっ!千歌ちゃん!起きて!」
千歌「…んぁ?なぁにぃ?よぉちゃん」
曜「転校生だって!部員獲得のチャンスかも!」
千歌「てんこーせー?」ムク
千歌「…………はっ!」ガタッ!!
曜「へっ!?」ビクッ
梨子「あっ!あなたは!」
千歌「き…奇跡だよ!」
曜「え?……え?」
千歌「一緒に将棋しませんか!?」
梨子「ごめんなさい」
曜「はやっ!」
………
千歌「是非将棋部に!」
梨子「ごめんなさい」
…
千歌「将棋b…」
梨子「無理です」
…
千歌「将…」
梨子「ごめんなさい」
…
…………
梨子「しつ……こい……!」ゼエ…ゼェ…
千歌「将棋部に……入って……!」ハァ…ハァ…
梨子「そもそも……どうして私なんかを……」
千歌「……決まってんじゃん!」
梨子「はい?」
千歌「かわいいから!」
梨子「……えぇ!?////」
千歌「ね!そういう仕草も!」
梨子「いやいやっ!///」
千歌「逆になんでそんなに入るのが嫌なの?」
梨子「……私なんかが入っても、力になれないと思うから」
千歌「え……?」
梨子「とにかく、ごめんなさい……私は、将棋部には入れません」
千歌「……そっか、そこまで言われちゃ無理には誘えないや」
梨子「ごめんね」
千歌「ううん、こっちも付きまとっちゃってごめん」
梨子「うん……」
千歌「じゃあ私は部員集めに行くね!またね!」
梨子「……あの!」
千歌「ふぇ?」
梨子「その……将棋部には入れないけど……お友達になってもらってもいいですか?」
千歌「……うん!もちろん!というかもうとっくに友達だよ!」
梨子「……そうだね、ありがとう、また明日ね!千歌ちゃん!」
千歌「うん!またね!梨子ちゃん!」
~同日 放課後 将棋部部室~
曜「うーん……やっぱ芳しくないね」ベチッ
千歌「うーん……どうすれば集まるのかなぁ…」パチッ
曜「将棋ってあんましパフォーマンス的でもないから大きく宣伝することも難しいもんね」ベチ
千歌「そーなんだよねぇ……有名なタイトル戦とかだと公開対局とかもしてるけど、将棋に興味ない人はそもそも見ないし、ましてや無名の私たちなんて……」パチン
曜「……」ベチ
千歌「……」パチ
曜「……」ペタン
千歌「……ねぇ」パチ
曜「ん?どうかしたの?」ベチ
千歌「曜ちゃんやけに強くなってない??相変わらず駒の指し方はヘタだけど」パチ
曜「ラブライブ杯を目指すんだもん、そりゃそれなりに勉強するよ……駒の置き方はもう癖になっちゃったんだよねぇ」ペタ
千歌「なんかすっごい気が抜ける音を出してるのに油断出来ないから変な感じ、あ、王手」パチ
曜「でもやっぱ千歌ちゃんの方が強いや」ペチ
千歌「でも、昔一緒に指してた時よりずっと強くなってるよ?しっかり指し始めたのが最近でこれは凄いよ!…王手」パチ
曜「そうかな……でもまだ定石をなぞってるだけだし……あれ、これ詰んでる?」
千歌「それにしてものびのびした指し方だし、詰まし方とか戦法を覚えればすぐに追い越されちゃう気がする……ちなみに結構前から詰んでたよ?」
曜「詰んでるなら言ってよぉ」
千歌「自分が詰んでるか詰んでないかを把握する力もかなり重要だもん、投了するタイミングは自分で決めるんだし、詰んでもないのに諦めちゃったら終わりだよ?」
曜「それは……そうだね、参りました」
千歌「ありがとうございました」
曜「やっぱ千歌ちゃん普通に強いし……私なんかまだまだだなぁ」
千歌「そう簡単には負けてあげないのだ!」エッヘン
曜「なんかその、『 のだ!』っていうの久々に聞いた気がする」
千歌「わ!言わないでよぉ……気にしてこの癖治そうとしてたのに……」
曜「あはは、ごめんごめん」
千歌「もー……新入部員も来なさそうだし取り敢えず今日は帰ろうか」
曜「そうだね、明日も朝募集する?」
千歌「もちろん!」
曜「おっけー!」
千歌「明日こそなんとしてでも集めるぞぉ!」
曜「頑張ろうね!千歌ちゃん!」
千歌「うん!」
~同日 桜内家~
梨子(ラブライブ杯……か)
梨子(逃げてきた私に……目指す資格はないや……)
梨子(でも……千歌ちゃんなら……)
梨子「将棋盤……どこにしまったかな」
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