曜「千歌ちゃんが本田選手から影響受けちゃった…」 (24)

三年生組加入前の東京遠征直前から直後のはなしです

△キャラ崩壊
△短編
△クソss

よほどの暇人か物好き、aqoursの出てるものならどんな残念ssでも愛せる
そんな人以外は読むことをおすすめできませんね~


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489804508

東京遠征前日

千歌「…」

テレビ実況『後半42分いまだ日本は相手ゴールを割ることはできません!!』

テレビ解説『まだまだロスタイムもあるからね!たっぷり時間あるよ!』

美渡「千歌、サッカー見てんの?」

千歌「…」

美渡「えらく集中してる…」

テレビ実況『ゴール前!打った!入ったーーー!やはり決めるのはこの男!!』

テレビ解説『いや~、やっぱ持ってるね~』

千歌「…かっこいい!」

美渡「…お、千歌もついに男が気になる年頃か~?」

千歌「あ、そういう意味じゃないよ。私、女の子好きだから」

美渡「…」

千歌「ところでぇ、みと姉ぇ、この人だれ?」

美渡「え、この人は――」


東京遠征当日
パフォーマンス終了後

曜「千歌ちゃん!悔しくないの!?」

千歌「…」

曜「…千歌ちゃん。やめる?」

千歌「えー…」

千歌「『やめる』か『やめない』かで言うと、『やめる』ことになりますねぇ」

曜「…え」

梨子「!!」

ルビィ「ぴ、ぴぎぃ」

花丸「…!」

善子「!!」


曜「ウソ…だよね?だって私、千歌ちゃんと一緒にこうして――!!」

千歌「『負け続ける弱い自分たち』を、やめることになりますねぇ!!」

曜「!!」

千歌「今回の0票という結果…曜ちゃんは悔しくないかって聞いたよね?」

曜「う、うん」

千歌「私の場合はね、悔しいって言うより、むしろ嬉しいと感じてますねぇ!」

善子「ちょ、ちょっと千歌さん大丈夫なの!?」

梨子「…ちょっと心配だね」

ルビィ「ピギィ…」

花丸「な、なんで嬉しいずら?」

千歌「現状の自分たちのレベルを知ることができたから。それも、いまの100倍200倍の努力が必要やとわかるという最高の形で!」

花丸「ポジティブずら~」


千歌「まず、なんで私たちが負けたか分かりますか。曜ちゃん」

曜「え!?え、私ぃ!?」

千歌「はい」

曜「え、ええっとぉ…練習不足…?」

千歌「確かにその通りです。ただ、これは私も含めての話なんですがAqoursに圧倒的に足りなかったのは…」

梨子「た、たりなかったのは…!」

千歌「『個』の力、と、言わざるを得ませんねぇ」

千歌「たとえば、梨子ちゃん」

梨子「は、はい!」


千歌「ピアノとスクールアイドルの二足のわらじは可能なのか、そんなことで悩んでませんか?」

梨子「…え、そ、それは、ちょっと悩むことも、あるけど」

千歌「ただねぇ、私に言わせれば、二足のわらじなんてねぇ、論外!!」

梨子「!!」

善子「!!ちょっと千歌さん!そんな言い方――」

梨子「…ううん。私が悪いの」

善子「リリー…」

千歌「勘違いしとるようやけどね」

千歌「ほんまもんの一流やったらねぇ、二足どころか三足、四足やってみる」

千歌「あえて、スクールアイドルとピアノの他にも、アメフトとレズリングをやってみる!!」

梨子「えぇぇえっぇぇ!!そ、そんなの無理だよぉ」


千歌「アメフトとレズリングをすることでタックルと称して女の子に合法的に抱き着ける。そう考えたらどう?ピアノやスクールアイドルの息抜きになるでしょ?」

梨子「そ、それは魅力的だけど…で、でも!ピアノに突き指は大敵なんだよ!!」

千歌「…私ならねぇ、あえてコンクール前日に両手とついでに両足の指を突き指しますねぇ!」

千歌「そのピンチの状況で本来以上の実力を発揮できてこそ、ビッグピアニストと思いませんか!?」

梨子「えぇぇ…」

千歌「あとねぇ、花丸ちゃん」

花丸「ず、ずらぁ!?」

千歌「水筒見せて」

花丸「え、あ、はい。これずら」

千歌「…」フリフリ

水筒「ちゃぷん」

千歌「…はぁ」

千歌「大食いキャラで行くのであれば、水筒にカレーを入れてくるくらい当たり前にできてもらわんと困りますねぇ!」

花丸「え、カレーずらか?」

千歌「あともっと言うと、田舎者キャラで行くのであれば、水筒ではなく、竹筒にカレーを入れて持ってくるべきですねぇ!」

花丸「いくらマルが田舎者でも水筒くらい持ってるずら!」


千歌「あとねぇ、ルビィちゃん」

ルビィ「ピギィ!!」

千歌「そのピギィって言うやつやけどね」

曜(ま、まさか千歌ちゃん…!)

梨子(スベってるとか…)

善子(媚びてるとか…)

花丸(言うつもりじゃ…)

ルビィ「…」ドキドキドキドキドキドキドキ

千歌「…かわいいし良いキャラ。最高」

ルビィ「…!!!!」

曜梨善丸(よ、よかった…)

千歌「ただねぇ、媚び媚びのスベりキャラで行くのであれば、もっと必要なことがありますねぇ!」

曜梨善丸(って!言っちゃってるじゃん!!)


千歌「たとえば、Aqoursで握手会をするとする」

千歌「来たお客さんのことを、『お姉ちゃん』と呼んでみる」

千歌「人によっては、『義姉ぇちゃん』『おかーさん!』『…先輩』などを使い分ける」

千歌「お客さんに合わせて理想の媚びた年下像を作る努力をしてみる!」

ルビィ「ピ、ピギィ…」

千歌「37歳独身女性、仕事は経理、残業多く久しぶりの休日に大好きなAqoursの握手会に来る、推しのルビィちゃんと握手するために!」

ルビィ「え、え?」

千歌「ルビィちゃん。この人のこと、何て呼ぶ?」

ルビィ「え、えぇっとぉ…」

千歌「大丈夫、心の中のリトルルビィに聞いてみるんや」

ルビィ「リトルルビィ…!!」

ルビィ「お、お姉たん?」

千歌「はぁ。不正解」

ルビィ「…ご、ごめんなさい!」


千歌「なんで謝るんや。今、ルビィちゃんはわからんなりにチャレンジした。そして失敗した。それは次へとつながることや。チャレンジの多さと失敗の多さこそが私たちのフィロソフィーやろ!」

ルビィ「うゅ…そうなんですか?」

善子「それはそうと千歌さん、さっきの質問、正解とかあるの?」

千歌「もちろん。正解は『ま、まま…』」

千歌「正確にはお客さんはルビィちゃんの継母という設定、ルビィちゃんはずっと母子家庭で育てられていて、お母さんが新しいお母さんと結婚することで念願の二人目のお母さんを手に入れた。甘えたい。でも、人見知りであるが故に距離を詰められない。『まだ、ママって呼んでくれないわよね』『…ご、ごめんさい。ルビィ、人見知りで』『…ううん。いいのよ』この時のお客さんの笑顔がどこか悲しそうで…ルビィちゃんは決意する。そして、頬を赤らめ、もじもじと媚びた視線を向けて、言う。『ま、まま…』」

千歌「37歳独身女性の平均的萌え妄想シチュエーションと言えますねえ!」

ルビィ「そ、そうかな…」


千歌「そして…善子ちゃん」

善子「…き、来てしまったようね」

千歌「…」

善子「…」

千歌「…」

善子「…?」

千歌「善子ちゃん」

善子「…ヨハネよっ!!」

千歌「遅い」

善子「え…」


千歌「あのですねぇ、『善子』と私が言ってから、『ヨハネよっ!』と訂正するまで3秒以上かかってましたよ?」

善子「そ、そうだけど…」

千歌「その遅さは甘えと言わざるを得ませんねぇ」

善子「いつだってすぐ指摘できるわけじゃないし…」

千歌「いつ、どこで、誰が『善子』と言うかわからないんやで?」

千歌「本来であれば、たとえ名古屋であっても、フェンロ―であっても、モスクワであっても、ミラノであっても、『善子』と聞こえたら2秒で飛んで行って『ヨハネよっ!』と訂正してほしいところですねぇ!!」

善子「無理よっ!!」


千歌「えー、最後やけどね。曜ちゃんは一番の問題児やね」

曜「え、え、私?」

梨子「え、曜ちゃんが?」

花丸「曜さんは一番『個の力』が高いんじゃ…」

ルビィ「曜お姉たんは完璧さんだとルビィも思うな」

善子(うわっ。実践してる…)

千歌「確かに、スポーツ万能、料理できる、ルックスも上々、歌もダンスもお手のもの…」

千歌「一見ハイスペック。いや、完全にハイスペック」

千歌「ただねぇ」

曜「…」

千歌「いつ、私に告白するの??」


曜「よ、よぅそろ!?!?」

千歌「そういうところね」

曜「ち、千歌ちゃんさん!?あのですね、不肖、渡辺曜はですね!決してそのような目で千歌ちゃんを見ていたということはなくてですね!もし千歌ちゃんがそう思ったのなら、それはあながち勘違いだす!!!」

曜「そ、それと千歌ちゃん!もしかして、高校一年のとき千歌ちゃんのリコーダーが私以外の誰かに盗まれたあの事件!!もしかして疑ってる!?あ、あの時は言ったよね?私部活に行っててアリバイがあるんだって!」

千歌「リコーダー盗むのが高校って遅いよ曜ちゃん。やる人は普通小学生ですませてるよ?」

曜「え」

千歌(…)

千歌(曜ちゃんかわいい)


千歌「と、いうことで、Aqoursの弱点を指摘してきたけれど」

千歌「私たちにもいい所はあるんだよ?」

千歌「セイントスノーや、もっと上位のグループにはなくて、私たちにはあるもの…それが何かわかる??」

千歌「それはねぇ…」

千歌「伸びしろですねぇ!!」


おわり

見てくださった方、もしいらっしゃったのであれば
ありがとうございました。

二期楽しみですね。すごく。

突然ですが、ようちかの百合ssが好きです。
みなさん書いてくれませんか?

ありがとうございました~

先原直樹・ゴンベッサ
http://i.imgur.com/zqI2Qlo.jpg

都道府県SSの痛いコピペ「で、無視...と。」の作者。
http://i.imgur.com/9BeGBjU.jpg

2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。

以来、ヲチに逆恨みを起こし、2017年現在に至るまでヲチスレを毎日監視。
バレバレの自演に明け暮れ、それが原因で騒動の鎮火を遅らせる。

しかし、自分はヲチスレで自演などしていない、別人の仕業だ、
などと、3年以上にわたって稚拙な芝居でスレに降臨し続けてきたが、
とうとう先日ヲチに顔写真を押さえられ、言い訳ができなくなった。

2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を起こし、
警察に逮捕されていたことが判明している。

先原直樹・ゴンベッサ まとめwiki
http://www64.atwiki.jp/ranzers/

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom