春香「千早ちゃん」 千早「何かしら?」 (14)
春香「千早ちゃんは、頭に何被ってるのかな?」
千早「さあ?」
春香「私のパンツ被ってるよね?」
千早「何言ってるの春香、寝ぼけてるの?」ス-ハ-ス-ハ-
春香「じゃあ、スーハースーハーって、不自然に深呼吸してるのは?」
千早「文字通り、深呼吸してるだけよ」ス-ハ-ス-ハ-
千早「…はぁ……いい香りだわ」ウットリ
春香「何よいい香りって!ともかく、ごまかしてって無駄だよ、私には思いっきりパンツ被ってるの見えてるから!」
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春香「返してよ!」グググッ
千早「嫌よ!せっかくホカホカのはるパン手に入ったのに!」グググッ
春香「気持ち悪いこと言わないで!」グググッ
伊織「……ちょっと、ちょっと!」
春香千早「ん?」チラッ
伊織「あんたたち、何してるのよ!」
春香「伊織、聞いて!千早ちゃんが私のパンツをくすねて、しかも頭に被って返してくれないの!おかしくない!?」
千早「ちょっとくらいいいじゃない!予備の下着なんていくらでもあるでしょ?」
春香「そういう問題じゃないでしょ、変態!」
千早「私は変態じゃないわ、変態淑女よ!」
春香「また意味のわからないこと言わないで!」
伊織「……」
伊織「……ねぇ春香」
春香「何、伊織?」
伊織「千早のパンツ被ってるあなたが、そんなこと言えるのかしら?」
千早「私の下着!?水瀬さん、どうしてわかったの?」
伊織「なんでって……端の方に名前が書いてあるじゃない」
千早「……あっ、言われてみれば!!」
千早「……春香、私のパンツ返しなさい!」
春香「えぇ、嫌だよ!せっかく手に入れたちはパンなのにぃ」
千早「ちはパンなんて、気持ち悪いこと言わないで!!」
伊織「ブーメラン」
春香「とにかく、私のパンツ返してよ!!」
千早「春香こそ、返しなさい!!」
\ワ-ワ-ギャ-ギャ-/
伊織「はぁ……全く、とんだ痴話喧嘩ね」ヤレヤレ
雪歩「伊織ちゃん、おはよう」
伊織「あら、雪歩。来てたのね」
雪歩「うん。なんか後ろで騒がしいけど、何かあったの?」
伊織「なんか、千早と春香が自分たちでお互いに奪い合った下着を、お互いに返してもらおうとしてるみたい。だけど、お互いに返したくないみたいなのよね」
雪歩「う~ん……つまり、お互いに奪った下着を返してもらおうとしてるんだね」
伊織「そうね…」
雪歩「ふたりとも、結構必死だね…」チラッ
伊織「お互いに素直に返せば、すぐ終わるのに、強情なのね」
雪歩「それにしても、下着を頭から被って、何がしたいのかな…」
伊織「ほんと、理解に苦しむわ」
ガチャ
やよい「おはようございまーす!!」
真「おはようございます!」
伊織「おはよう、やよい、真」
雪歩「おはよう、真ちゃん、やよいちゃん」
やよい真「あっ、おは……」
やよい真「………」
伊織「どうしたのよ、私たちの顔見るなり黙って…」
雪歩「何かあったの?」
伊織「……ああっ、雪歩、わかったわ!後ろで春香と千早が人として問題あることしてたから愕然して、つい押し黙っちゃったのよ」
雪歩「なるほど!確かに、あれはっ…ちょっと…ねっ……」
やよい真「い、いや、そっちだけじゃなくて……」
伊織雪歩「えっ?」
やよい「あ、あのー…」
真「あ、あのさ…」
やよい「伊織ちゃん、なんで私のパンツ被ってるの!?」
真「雪歩、なんでボクのパンツ被ってるのさ!?」
伊織「え、なんでって…やよパンは私の大事なエネルギー源だからよ!」
雪歩「私も、伊織ちゃんと同じで、まこパンは私にとってなくてはならないエネルギーだからですぅ」
やよい真「えっっ?」
伊織「そもそも春香たちは、被り方が下手すぎるわ!パンツは頭からじゃなくて、顔から被った方が、よりニオイを堪能できるのに…」
雪歩「うんうん!あの被り方は、宝の持ち腐れだよね」
伊織「ハァハァッ!やよいが目の前にいると、余計に捗るわ!」
雪歩「わ、私も!真ちゃん、真ちゃんッッ!!」
やよい真「…………」
ガチャ バタン
やよい「はぁぁぁぁぁ……」
真「ふぅぅぅぅぅ……」
やよい真「……事務所やめよ」
終わり
これで終わりです。
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