モバマスのアイドルがボードゲームで遊ぶSS
・登場アイドル
砂塚あきら、辻野あかり、夢見りあむ
・登場ゲーム
ワードバスケット
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~寮:砂塚あきらの部屋~
あかり「こんばんわー。あはっ、遊びにきたんご! これ、良かったら食べて?」
あきら「どーも、あかりチャン。林檎ありがと。りあむサンは?」
あかり「コンビニで買い物してから来るって」
あきら「フーン。あの人が何か買ってくるって珍しいね。とりあえず上がって」
あかり「お邪魔しまーす。りあむさん、意外とそういうとこ、気が回るよねぇ」
あきら「一応片づけたケド、汚れてたらごめん」
あかり「全然、そんなことないよ! なんか広く感じるね」
あきら「そう? 間取り変わらないはずだけど」
ピンポーン
あかり「あっ、りあむさんかな?」
あきら「はいはい、今出ま」
ピンポピンポピンポピーン……、ポーン
あきら「……、まったく、あの人はほんと」
あかり「あはっ……」
りあむ「遅くなった? 買い物してきたからさ!」
あきら「部屋主より先に部屋に入るってどうなの」
あかり「いえ、自分も今来たばっかりんご!」
りあむ「ごめんご。あ、お邪魔します言うの忘れてた!」
あきら「#今日の迷惑者 #不法侵入者 #つまみだすぞ」
りあむ「ごめんって! 餃子買ってきたから許して!」
あきら「ア゙ー……。まぁいっか。助かります」
りあむ「このメーカーの冷凍餃子は簡単に出来るし、美味しいし、マジオススメだから! ね!」
あきら「そこまで聞いてないケドな。お茶持ってくるんで待ってて」
りあむ「氷いっぱい欲しい! 一緒に袋に入ってるから、よろ!」
あきら「なんでロックアイス買ってきてんのこの人……」
あかり「りあむさんは準備良いなぁ。私も見習うんご!」
あきら「炎上だけは勘弁」
りあむ「ごくっ、ごくっ、ごくっ……。ぷはーっ! うまっ! つめたっ! 生き返った!」
あきら「この林檎ジュース美味しいな。自家製?」
あかり「あはっ、喜んでくれてうれしいな。うちの商品なんだ」
りあむ「ああもう、あかりちゃん、結婚しよ……。毎日ジュース飲みたい」
あかり「ええええっ!? こ、こここ困るんご……。 未成年だし」
あきら「突っ込むとこが多すぎるんでもう放置で」
りあむ「えっ、あきらちゃん、なんか冷たくない? いや今は寒いぐらいがちょうど良いんだけど、扱いがひどくない? マジやむ」
あきら「ちょっ、マジ暑いんで。くっ付かないでもらえます?」
りあむ「あきらちゃんつめたい……。やむ」
あかり「りあむさんってこんなだったっけ?」
あきら「いつもと同じ感じだけど、なんか馴れ馴れしすぎない?」
りあむ「それもこれも暑さのせい! だよ!」
あかり「それにしても、今日のレッスン大変だったね。アイドルの道は険しいんご!」
あきら「そうだね。これまでも大変だったけど、今日は一段と大変だったな。レッスンルーム暑いし」
りあむ「でもでもでもっ! ボクたちが頑張ってこれたのは、3人で力を合わせたからじゃない? ボク1人なら絶対ムリんご!」
あかり「それ私のせりふんごー! って、別にんごは私のものじゃないけど。ああでもでも、それがないと絶対目立たないしやっぱり……」
あきら「落ち着いて。まーでも、確かにそうだね。3人だったから何とかなってるのかも?」
りあむ「なんで疑問符なの? やっぱり、ボクはいらない子だよね……。ごめんね、帰るからあとは2人で仲良くやって」
あきら「はいはいやむやむ。別にそんなこと言ってないでしょ」
りあむ「やっぱ扱いひどいな? 知ってたけど! もっと年上を敬え! よ!」
あかり「なんか、りあむさんって年上なんだけどお姉ちゃんみたいで。敬うとかそういうのとは違う感じしない?」
あきら「年上だけどかまちょアピ強いし。どっちかって言うと年下の妹みたいな」
りあむ「あかりちゃんすらフォローしてくれない!? もうむり。国にかえる」
あきら「止めないデスよ。明日もよろしく」
りあむ「なんで!? そこは止めれ! よ!」
あかり「あきらちゃん、なんかゲームない? ゲーム好きなんだよね?」
あきら「ンー。3人ならアレかな」
りあむ「あの、無視しないで? お願い?」
あかり「ワードバスケット? パソコンとかのゲームだと思ってたから意外だなー」
あきら「最近、センパイ達とたまにやってるから。PCの方もやるけどみんなでやれるようなのは無いし」
りあむ「え、なに、バスケット? 席替えでもすんの? リア充怖いわー」
あきら「りあむサン、いつまでも立ってないで座って、どうぞ」
りあむ「あ、ハイ」
あきら「しりとりを知らない人は?」
りあむ「馬鹿にしてる? ぼくは1人でもしりとりできちゃうぐらい熟練のマスターだよ!」
あかり「すごいんご!」
りあむ「えっ、そう? ぼっち趣味でも褒められた……。うれしい」
あきら「えーっと、このゲームは、この平仮名が掛かれたカードを使ってしりとりをするゲームデス」
あかり「平仮名が一文字だけ書かれたカードがいっぱい。全部の平仮名があるの?」
あきら「そう。濁点、半濁点つきと、『ん』を除く全ての平仮名があるよ」
りあむ「この『あいうえお』とか『やゆよ』とか『5』とか『7+』って書いてるのはなに? これも平仮名? 何て読むの?」
あきら「明らかに平仮名ではないんですがそれは。ワイルドカードデスね。『あいうえお』なら『あ』でも『い』でも『お』でも使える。数字の『5』『6』は5文字、6文字の言葉、『7+』は7文字以上の言葉デス」
りあむ「ん? 意味わかんない。どうやってカードでしりとりすんの?」
あきら「それを今から説明するんですけど」
りあむ「じゃあ早くしてよ! やくめでしょ!」
あきら「……、ハァ。まず真ん中に山札からめくった1枚のカードが置かれて」
あかり「『こ』だね」
あきら「その平仮名を頭にして、3文字以上の言葉を作る。ただし、手札にある平仮名が一番後ろに来るようにしないとダメ」
あきら「例えば……『こども』。と言いながら手札から『も』を出したり」
あかり「おおー。なるほど」
りあむ「猛暑!」(『や行」ワイルド)
あきら「そうそう、そんなカンジデス。出したワイルドカードは『やゆよ』全部では無く、『よ』として扱うから注意して」
あかり「じゃあこっちの『7+』だと……」
りあむ「妖怪誤射!」(『7+』)
あきら「イントネーション。要介護者って言いたいんだろうケド、それだと誤射ばっかしてくる地雷に聞こえる」
あかり「ほえー。じゃあこれだと『や』から続けるんご?」
あきら「そう。ちなみに、濁点や半濁点は付けてもいいし付けなくても良い。例えば」
りあむ「八重歯!」(『は』)
あきら「って言いながら『は』を出せる。続ける場合は『は』『ば』『ぱ』のどれからでもOK」
りあむ「パイロン!」
あきら「当然、『ん』のカードは無いので、それは無効。言いたかっただけ?」
りあむ「バレた?」
あきら「おかげで良い解説ができました。どーもデス」
りあむ「もっと褒めて?」
あきら「……、自分に勝てたらいいデスよ」
りあむ「言ったな! 絶対負かす!!」
あかり「りあむさんから炎が見えるんごぉ……!」
あきら「あっ、そうだ。どうしても手札が使えない場合、手札を全部捨てることで手札を交換できるから」
あかり「捨てて、引くってこと?」
あきら「捨てた枚数+1枚引く。チェンジ何枚とか言いながら交換するのが分かりやすくてイイね」
りあむ「チェンジゲッター!」
あきら「言えばいいってもんじゃないかと」
あかり「ルールはわかったんご!」
あきら「ちなみに、誰かが手札を全部使い切ったらゲーム終了。その人が勝者になります」
りあむ「それぐらい分かる! よ!」
あかり「そうなんだー。トランプみたいだね」
あきら「今この瞬間にトランプはマジで燃えそうだから気を付けよう」
あかり「? はーい」
あきら「あと、ウノと同じで手札が1枚になったら『リーチ』って言う事。言わなかったら2枚引くってことで」
りあむ「それは公式? 非公式?」
あきら「どっちだったかな……。ハウスルール、非公式かも」
あかり「チョンボで2枚引く……、覚えた!」
りあむ「チョンボ……? どこでその言葉を?」
あかり「実家でよく婆ちゃんたちと麻雀打ってたので。あはっ、懐かしいな~」
あきら「意外性の塊すぎる」
りあむ「マジか……。これ負けたら血、持ってかれる? 針さす時は言ってね? ちょっとだけやったことあるから……」
あきら「これそんなデスゲームじゃないんで。そういえばりあむサン、看護学校行ってたんだっけ」
りあむ「うっ! 古傷がうずく!」
あかり「大丈夫ですか!? どこが痛むんご!?」
あきら「あかりチャン、そういう訳じゃないと思うよ。ゲーム始めよっか」
あきら「初期手札5枚。最初の文字は『て』。それじゃ、一斉に確認で。せーのっ」
あかり「てー、てー、てぇ……」
りあむ「てぇてぇ!」(『た行』ワイルド)
あきら「それは……、ナシでは?」
りあむ「えっ、なんで?」
あかり「てぇてぇ? って、なに?」
あきら「こういう場合、そのカードを出した人以外で過半数が知っていればOK. 残念ながら自分も意味が分からないので却下で。戻してもらっていい?」
りあむ「嘘つけ! 絶対知ってるだろ!」
あきら「戻して」
りあむ「いや、だって」
あきら「も ど し て」
りあむ「 」
あきら「では続けます。はい、よーいスタート」
りあむ「てんてー!」(『た行』ワイルド)
あきら「……、アリで」
あかり「てんてー? なんだか分からないけど、あきらちゃんが知ってるみたいだから大丈夫んご!」
あきら「テーマ」(『ま』)
あかり「ま、まー? まー……」
りあむ「マリオネットの心!」(『7+』)
あきら「ロード」(『と』)
りあむ「トラパル!」(『る』)
あきら「さっきからアイドルばっかり」
あかり「ルールルー、ルルルー……」
りあむ「それ徹子の部屋? 瑠璃色! リーチ!」(ら行ワイルド)
あかり「あはっ♪ バレたんご~」
あきら「ロック。リーチ」(『く』)
あかり「あ! クリア!」(『あ』)
りあむ「アンタ……、あん……! アイドルマスター! あがり!」(『た』)
あきら「おお。GG」
あかり「うわ~! りあむさんつよいんごねぇ」
りあむ「どーだ! これでぼくもちょっとは年上っぽく見えた? 見えたよね? もっと称えて! ね!」
あきら「素直に尊敬する。アイドル縛り? なんで初見で縛りプレイできるんだろ」
りあむ「え、別に縛ってないけど」
あかり「じゃあ、りあむさんの語彙力がすごいってことでは!?」
あきら「普段からアイドルのことしか頭にないだけでは」
りあむ「なっ!? ひどっ!」
あかり「あきらちゃん……」
あきら「ンー、アー、いや、ちがくて。それだけ本気でアイドルやってるってこと。そう。そう言いたかった」
りあむ「ほんとに?」
あきら「……、マジ、デス」
りあむ「……、えへっ。あきらちゃんに褒められちゃった」
あきら「っ! つぎ。つぎのラウンドいこ」
あかり「あきらちゃん、耳が林檎みたいに真っ赤んご~♪」
あきら「もういいでしょ、自分の話は。はいはい次次。次は負けないから」
…………
………
……
…
・
~深夜1時~
あかり「あ……、あー。あかりんご!」(『こ』)
りあむ「ゴース! す……、すこれよ! あがり!」(『す』→『や』行ワイルド)
あきら「いやちょっと待って。審議審議」
りあむ「審議拒否! ルール守って勝ったんだからゆるして! ね!」
あきら「……。あかりチャンはどう思う?」
あかり「え? いいんじゃない? ダメなの?」
あきら「あかりチャンが良いって言うなら、まぁいっか」
りあむ「あかりちゃんマジ天使……」
あきら「じゃー、次からは動詞ナシで」
りあむ「そうやって自分に有利なルールばっかり採用して……。やむ」
あきら「りあむサン、うっさい。デス」
りあむ「そのデスって死って意味でしょ!? ひどくない!?」
あきら「よく分かりましたねー。分かってるならさっさとカード手に持って。ね?」
りあむ「ぼくの方が年上なのに、その上から目線のやさしい感じやめろ! やむから!!」
あきら「あかりチャン、5枚ある?」
あかり「あるよー。やろっか!」
あきら「じゃあいくよ。1枚目めくって……」(『ぬ』)
あかり「『ぬ』!? むりんご……」
りあむ「あの、無視はマジでやめよ? 傷付くから」
あきら「スタート」
りあむ「やむ」
あかり「りあむさん、もう始まってるよ!」
りあむ「やっぱあかりちゃん天使だな? ぬりかべ!」(『へ』)
あきら「べ? 偏差撃ち、調理」(『ち』→『り』)
あかり「へんさうち? って何んご?」
りあむ「偏差値でしょ? 間違えちゃった?」
あきら「FPS用語。2人とも分からないから無効で、2枚ドロー。"り"は手札に」
りあむ「別に置いてて良いのに。っていうか何で引いてんの?」
あきら「あ。つい癖で」
あかり「くせ?」
あきら「センパイ達とやるときはお手付き1回で2枚ドローだから、つい」
りあむ「へー、そっかそっか。じゃあ今まで手抜かれてたのか……。はー、やむわー」
あきら「まー、引いちゃったものは戻せないし継続で」
あかり「『ち』だよね? ちんすこう!」(『う』)
りあむ「……、あかりちゃん、聞こえなかった。もう一回」
あかり「えー? ちんすこう」
りあむ「もっかい」
あきら「……、セクハラ」
りあむ「ひどっ!? なんで!?」
あきら「『う』なんで、うなぎ。訴えてもいいまである」(『き』)
りあむ「いやいや、無いでしょ! 理不尽かよ!」
あかり「鰻食べた事ないんごねぇ」
あきら「マ? じゃありあむサンの驕りで食べいこっか。セクハラされたし」
りあむ「さっきから扱い酷くない……? そんなに恨まれることしたっけ? 銀のイルカと熱い風」(『7+』)
あきら「絶対領域」(『か行』ワイルド)
りあむ「強メンタル!!」(『る』)
あきら「りあむサンには絶対無いヤツ」
あかり「『る』は無理んごぉ……。なしてそんなに言葉が出てくるん?」
あきら「ルールブック。6文字持ってて良かった。なんだろうね?」(『6』)
りあむ「クール! こっちもワイルド持っててよかった!!」(『ら行』ワイルド)
あかり「『る』攻め酷いんごぉ!」
あきら「#今日のイジメ #容赦ない攻撃 #ひたすら #る攻め #語彙力 #くれ」
りあむ「炎上案件じゃん! なんで!?」
あきら「ルート、道理でリーチ」(『と』→『り』)
あかり「り、りり……、理解! インドシナ!」(『い』→『な行』ワイルド)
りあむ「インドシナ? 半島まで入れなきゃ駄目じゃない?」
あきら「いやいや、きつすぎ。そもそもりあむサンがそれ言う?」
りあむ「散々いじめられた仕返し!」
あきら「あかりチャンにやるのは筋違いかと。鬼。悪魔」
りあむ「後輩のアタリが強い! めっちゃやむ!」
あかり「インドシナ、駄目? じゃあ引くね」
あきら「目に見えてしょんぼりしてる」
りあむ「あーもー誰のせいだよ!」
あきら「誰でしょうね。りから始まる人だったような」
あかり「なー、なー……、なぎ! じゃなかった! これ2文字や!」
あきら「ナイトヘッド。あがりデス」(『と』)
りあむ「ナイトヘッドってなに? またゲーム用語? ぼく、ゲームとかやったことないから分かんない」
あきら「分かるんご! ポケモンの技だよね?」
あきら「分かってくれてよかった。で、そこの育ちの良いおっぱいメンタルサンは?」
りあむ「言葉が強すぎない? ねぇ? もうちょっと労わってね……?」
あきら「ゲームやったことないんデスよね? じゃあなんでゴースはわかるんデスか?」
りあむ「ほらぼく、世代が違うからさ。シオンタウンはラジオ塔だったから」
あきら「なんでゴースからシオンタウンを連想できるのか。ちゃんとやって。やくめでしょ」
りあむ「こいつ……! ちょっとゲーム強いぐらいでなんだよ! こっちは年上だぞ! 敬え! よ!」
あかり「り、りあむさん、落ち着いて! もう深夜だから!」
あきら「いや、ちょっと調子に乗りました。サーセン」
りあむ「これ絶対馬鹿にしてる! もう一回! つぎ勝ったらちゃんと謝れ! な!」
あかり「あ、あはっ。ゲームたのしいんごねぇ……?」
あきら「もう何度やっても負ける気しないデスけどね。相手になる?」
りあむ「むぅ……! 最初の文字は『て』! せーのっ!」
あかり「てんか!」(『か』)
あきら「会話、ワーバス、スリランカ、カウント。リーチ」(『わ』→『す』→『か行』ワイルド→『と』)
りあむ「つっよ!? イカサマでしょ!」
あきら「配ったのりあむサンでは?」
りあむ「ぐぬぬ……。トゥシューズ!」(『6』)
あかり「ず、っ、き、……、ズッキーニ!」(『5』)
あきら「チェンジで。2枚引きます」(『ぬ』)
りあむ「『ぬ』!? いや、無理でしょ!」
あかり「あ! ぬめぬめ!」(『め』)
りあむ「オノマトペ……、あかりちゃんだからゆるす!」
あきら「自分なら許されないのか」
りあむ「状況による! メールボックス!」(『さ行』ワイルド)
あきら「スロベニア。リーチ」(『あ』)
りあむ「ちょっっ、待っっっっ!!! スロベニア? スロベニアってなに? 造語?」
あきら「……、あー、まちがえたー。2枚ひきまーす」
りあむ「ふふん! どやぁ!!」
あかり「あのぉ……、スロベニアって国名だよね?」
りあむ「!!??」
あきら「あっ……、いや、スロバキアと間違えただけだから。気、使ってくれてありがとう。もう2枚引いちゃったし続けよ?」
あかり「あきらちゃんが良いならいいけど……」
りあむ「うっそ、マジ? 知らないのぼくだけ……? いやいや、流石に無いでしょ……?」
あきら「あの、りあむサン。まだゲーム中ですけど。なにをスマホでググって」
りあむ「マジじゃん! うっわ! 超恥ずいんだけど!」
あきら「ア゙ー」
りあむ「あ、あきらちゃんさま……? もしかして、知ってた?」
あきら「ナンノモンダイデスカ?」
りあむ「 」
あかり「小山! リーチ! あはっ、あと1枚んご♪」(『ま』)
あきら「こっちはこっちでマイペースか」
りあむ「と、年下に気を使われてる……? やっぱやむわ……。 しの」
あきら「りあむサン、あかりチャンが上がっちゃうんで止めて貰っていいデスか。自分、出せるカード無いんで」
りあむ「リセットしろよ……。もうゲームなんてどうでも」
あかり「諦めたらそれまでんご! 最後まで走り抜けてこそ……。あっ! 負けないで! あがり! やったー♪」(『5』)
あきら「天然+深夜の力こわ」
りあむ「やむ」
あかり「初めて一番にあがったんごぉー。ふわぁ……」
あきら「もう遅いし寝よっか」
りあむ「ソダネー」
りあむ「ZZZ……」
あかり「あきらちゃん、今日はありがとね」
あきら「ん? 急に何?」
あかり「こうやって3人で集まって何かするって、レッスン以外だとなかなか機会が無かったから」
あきら「……、別に。ただちょっと遊びたかっただけだから」
あかり「そっかー」
あきら「そうだよ」
あかり「でも、また3人でさ、今日だけじゃなくて」
りあむ「うぅん……。ぎょうざぁ……。みんなで……」
あかり「……、あはっ」
あきら「……、へへー」
おわり
ワーバスはその人の趣味が垣間見えるのと、ルールが簡単なので初対面の人とやるのにオススメです。
ちょっとした時間調整にも使えて良いゲームです。ちなみに、濁点や半濁点のカードが追加される拡張もありますが、途端に難しくなるのでオススメしません。
アナログゲームをすこれ! よ!
※ボクとぼくを混合してすみませんでした。
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