提督「合コン?」 (22)

A久「ああ、お前彼女作れねーって嘆いてたじゃん?だから来ねーかなーと思ってさ」

B助「俺ら2人じゃさすがにな」

提督「数合わせかよ…でもまあありだな。で、相手は決まってるの?」

A久「んにゃ、これからそれ用の掲示板で募集かける。募集してからお前が嫌だって言ったら困るしな」

提督「それもそうか。でも本当にそれでセッティングできるの?

B助「質問ばっかだな、まあ任せとけって。俺ら一回それ使って合コンやったけどめっちゃ可愛い娘ばっかだったし期待してていいぜ」

提督「そうか、まあ任せるよ」

提督(っべぇー、ラッキー!鎮守府務めだと艦娘には恋愛には興味ないしって言ってる手前彼女探ししづらかったんだよな。上手くいけばこれで俺の人生もバラ色というわけですよ、ええ!)

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~当日~
提督「今日はちょっと友人にに食事に誘われてるから帰りは遅くなるよ」

漣「了解ですご主人様!いてら~」

提督(友人と食事するのは事実だし嘘ではないよな)

~~~

提督「お待たせ」

A久「おっ、バッチリ決めてきてんじゃん」

提督「これでいいのか不安すぎる」

B助「大丈夫だろ、まあやらかしてても俺らがお持ち帰りするだけだし」

提督「おいおい、お持ち帰りする気満々かよ」

A久「当然だろ、チャンスがあればガンガン攻めるぜ俺は」

B助「っと、女の子達から先に入っててくれって連絡入ってるからとりあえず行くか?」

提督「おう」

提督(緊張してきた~。なんとしてもこのチャンスをものにしてみせるぜ!)

女子3人「遅くなってすみませ~ん」

A久「いえいえ、俺らも今入ったところでしたし!」

B助「さ、どうぞ座って座って」

女子3人「失礼しまーす」

A久「飲み物どうします?」

女子A「うーん、とりあえずハイボールかなー」

女子B「わ、私はカシスオレンジを」

女子C「私はキティいこうっと」

B助「オッケー。あ、店員さん」

A久「んじゃ、まずは自己紹介といきますか!俺が今回の会企画したA久。大学生やってまーす」

B助「俺はB助。同じ大学でこいつらとは幼なじみなんすよね、よろしくぅ」

提督「えと、○○です、よろしくお願いします…」

女子A「んじゃ、次は私達だね!えと、鈴谷って呼ばれてます!よろしくね」

女子B「羽黒って言います、よろしくお願いします」

女子C「川内ちゃんって呼ばれてるかな、よろしくー」

A久「へぇ、鈴谷ちゃんに羽黒ちゃんに川内ちゃんか。珍しい名前だね」

鈴谷「よく言われるんですよ~。ま、あだ名みたいなものだからあまり気にしないでね」

提督(な、なんでこいつらがいるんだー!)

提督(おかしい、おかしすぎる。鈴谷は…まあノリで合コンしててもおかしくはないかもしれない。羽黒は…まさかの清純派ビッチの可能性が微レ存。だが、川内。お前絶対怪しすぎる!夜戦のことしか頭になくてこの時間は大体訓練してるお前がここにいる時点で仕組まれていたとしか思えない!)

羽黒「あの、○○さん。どうかされましたか?」

提督「あ、い、いやぁ、ハハハ。すごく可愛い女の子が揃ってるもんだからビックリしちゃって」

鈴谷「へぇ、私達そんなに可愛い?」

A久「めっちゃ可愛いよ!マジビビったわ」

B助「大学でこんな可愛い娘見たことないもんな」

羽黒「あ、ありがとうございます///」

店員「ったっせしゃっしたー」

A久「お、飲み物来たね。じゃ早速乾杯といきますか!」

~トイレ~

提督「クソッ、もうこの際彼女とかどうでもいい。どうしてバレたのか考えておかないと鈴谷とかには絶対言いふらされる!そうなったら…」

モワモワ

対馬「鎮守府もやっぱり危険が…いっぱい」

足柄「私のこと散々言ってたくせに提督も彼女作れてないだけじゃない!」

曙「サイテー」

曙「やっぱりクソ提督はクソなのね」

曙「今後潮には近づかないでね、わかったクソ提督?」

モワモワ

提督「死ねる。ダメだ、こうなったら人生詰んでる。それだけはなんとしても回避しなければ」

提督「終わった後に謝罪するとして、とりあえず合コンの間はご機嫌をとらなければ」

B助「お、なんだまだいたのか」

提督「ああ、ちょっと身だしなみ整えててな」

B助「なあ、羽黒ちゃんめっちゃ可愛くね?オドオドしてるけどそこがキュンッって来るって言うかさー」

提督「キュンッとか言うなよ気持ち悪い」

B助「わりーわりー。でさ、俺が狙いに行ってもいい?」

提督「羽黒を?うーん、緊張してる感じなのにいきなりはかわいそうじゃないか?」

B助「いやさすがに今日お持ち帰りはしないって。2次会とかで連絡先交換してじっくり攻めるさ」

提督「いやでもなぁ…」

B助「なんだよ。あ、さてはお前も羽黒ちゃん狙いだな?」

提督「んなわけあるか!」

B助「お、おう、そうか。ま、それなら邪魔はしてくれるなよ?」

提督「あ、ああ。まあ大きな声出してすまんな」

B助「おう。じゃあ早く戻ってこいよ!」

提督(羽黒狙い?仮にも部下だぞ。服が破けても興奮しないくらいには艦娘に対しての耐性はついてるわ)

提督「さて、さすがにずっといるとあれだしそろそろ戻るか」

~~~

提督「ごめんごめん、遅くなった」

鈴谷「おっそーい!」

川内「これは罰ゲーム待ったなしだね!」

提督「…もう酔ってらっしゃる?」

A久「お前がトイレに行く前にも結構飲んでたからな」

鈴谷「まだまだ酔ってないよ~。んで羽黒、罰ゲーム何がいい?」

羽黒「んーと…あ!」

テクテク ストン

提督「?俺の隣に来てどうした?」

羽黒「ギュー!」ギュー

B助「え?」

提督「は?お前、じゃなかった羽黒ちゃん何やって!」

羽黒「お兄ちゃんいつもあんまり構ってくれないから羽黒寂しいんだもん」

提督「羽黒ちゃん酔いすぎじゃないですかね?」

B助「おいどういうことだよ」

提督「いやえーとですね、多分酔っぱらっちゃってよく分かってないんだと」

羽黒「羽黒酔ってないもん!足柄お姉ちゃんの旦那さんになるんだからお兄ちゃんだもん!」

提督「おいちょっと待てって」

A久「どういうことか説明してもらっても?」

提督「え、えーとですね。さっきは黙ってたけどまあこの子とは家族ぐるみで知り合いというなんというか」

B助「ちっ、羽黒ちゃんと知り合いだったならもっと早く俺に紹介してくれても良かっただろうに」

A久「しかももう彼女いたのかよ、クソが」

提督「ごめんごめんって。あとさっきの話はこの子が酔ってデタラメ言ってるだけだから気にするな」

羽黒「えー、でも羽黒紹介してもらってもお兄ちゃんが大好きだからダメですよ~?」

提督「!?!?!?!?!?」

A久「さっき足柄ちゃんって娘の旦那さんだからって」

羽黒「だって家族になって距離を詰めたところでギューってしてチュッチュしたほうが早いもん」

鈴谷「いや鈴谷そんなの全然認められないんですけどー」

川内「そうだよ、その人は私が狙ってるんだから!」

B助「羽黒ちゃんが腹黒ちゃんだったなんてちくしょー!」ダダッ

A久「一人だけモテやがって、もうお前となんか友達じゃねー!」ダダッ

提督「おい待てって!」

羽黒「行っちゃやだ!」ギュー

提督「あ、おい羽黒!」

提督「…行ってしまった…」

鈴谷「じゃあ邪魔物もいなくなったし反省会といきましょうか」

提督「…お前酔ってないな?」

川内「あったりまえじゃん。あ、でも羽黒はガチで酔ってるから」

羽黒「えへへー」ギュー

提督「それはわかる」

鈴谷「で?何か言うことは?」

提督「…恋愛には興味ないと普段から言っておきながらこのような会に参加してしまい、この度は誠に申し訳ありませんでした」orz

川内「私ね?結構傷ついたんだよ?提督はお仕事一筋で頑張ってるから私も頑張ろうって1番危ない夜戦を磨いて誉めてもらおうって一生懸命やってたのに当の提督は女漁りだなんて」

提督「そうだったのか…」

鈴谷「鈴谷も慣れてないアプローチを色々して提督の気を引こうとして頑張ってたのにスルーされっぱなしだったからゲイなのかもしれないって思ってたのに」

提督「おい」

羽黒「えへへ、でももう大丈夫です。羽黒が提督のお嫁さんになるからもう女漁りをする心配もなくなるもんね」

鈴谷「えー、ずるーい。あ、そうだ。提督、鈴谷とナニしちゃう?鈴谷はいつでもOKだよ?」耳元囁き

川内「いやいや、私と夜戦(意味深)していっぱい子作りしちゃえば他の女の子と遊ぶ時間なくなっちゃうかも。ね、提督?」ナニサワサワ

提督「反省したので勘弁してくださーい!」ピュー

川内「あ、ちょっと!」

~数日後~

提督「はぁ、散々だった。結局あいつらに仕事の部下だってことを説明したら許してもらえたけど…」

提督「クソッ、羽黒がベタベタしたせいで余計に女の子と触れ合いたくなっちゃったじゃないか。しかし部下である艦娘とはまずいしなぁ…」

ピロリン♪

提督「ん?」

from:C太
題名:今度
本文:合コンしようぜ!

提督「いやぁ、でもさすがにこの前みたいに艦娘にチェックされてたら困るし…この前失敗したから無理って言っとくか」ポチポチ

ピロリン♪

from:C太
題名:大丈夫だって
本文:あいつらとは違う掲示板で傾向も違うから今度は上手く行くさ

提督「マジか、でもたしかに掲示板が変わればチェックが入らない可能性もあると…よし行ってみるか!」ポチポチ

~当日~

提督(さぁて、今回こそは彼女getだ!)

女子D「青葉でーす!盗聴機と監視カメラで行動は全部筒抜けなのに反省しないおバカさんなんだからもう。もう二度と合コンなんかに参加する気にならないように青葉のペットにしにきたのでよろしくね!」

女子E「時雨だよ。反省しない子犬ちゃんを監禁して調教するのが趣味なんだ。よろしくね。あぁ、じーっくり体に教え込んでボク無しじゃ生きられない体にしてあげたら…ボクのことを必死で求めるようにしてあげたら…どんなに幸せなんだろう」

女子F「大井です。あ、今日来る予定だった女達は前もって交換してあった写真であなたを狙ってたみたいなのでお掃除しておきました♪まあでもあなたは私を裏切らないでしょうけどね?…もし裏切ったら一緒に海に沈んでやるんだから…」

提督「」

おしまい
山なし谷なし谷間あり

ちなみに私は川内ちゃんとずっと夜戦してたいです。

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