キャラ崩壊注意
凛「……」ジーッ
P「?」
凛「……」サッ
P「凛……どうした?俺の顔に何かついてるか?」
凛「別に……何でもない」プイッ
P(プイッてされた……)ションボリ
奈緒「何か凛の様子がおかしいな」
加蓮「これはまたプロデューサー絡みで何かあったね」
奈緒「はぁ……このままだと色々こじれそうで面倒だ。プロデューサーから相談される前に、凛の悩みを解決してやるか」
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凛「実はね……今朝、プロデューサーとキスする夢を見たんだ」
加蓮「ふむ」
凛「プロデューサーの部屋で……二人っきりで深夜の二時くらいに、二人とも急に目が覚めて、パジャマでベッドの中、添い寝の体勢のまま……キスした」
奈緒「……な、なんかリアルだな」
加蓮「その続きは?」
凛「二人でマリオカートやることになったんだけど今川焼きがペンギンに食べられちゃったからアリの巣を覗いてみたんだ。そしたらやっぱり鉄アレイがあって、鉛筆削りで削ろうとした所で目が覚めた」
加蓮「急に夢じゃん」
奈緒「急に夢だな」
凛「目が覚めてからさ……キスできた幸せと、それが夢だった虚しさが混ざり合って……今すっごい複雑な気持ち」
奈緒「ははぁ……まぁ、私達が特に何かする必要はなさそうだな。夢は不要な記憶の整理の残像。ほっとけばすぐ忘れるよ」
加蓮「凛がプロデューサーとのキスを忘れると思う?」
凛「今日だけに限らず、プロデューサーの出てくる夢は全部メモしてるよ。そらで言えるよ」
奈緒「このプロデューサー大好きっ子め……」
凛「プロデューサーとキスしたい……!この昂ぶりを抑えるために、この虚しさを埋めるために、もっかいキスしたい……したすぎる……!」モンモン
奈緒「こんな調子じゃ色々問題だよなぁ……。何とかしてやりたいけど、いい方法が思い浮かばないな……」
加蓮「はいはーい。私にいい考えがあるよ」
奈緒「言ってみろ」
加蓮「一回キスしちゃえばスッキリするんじゃないかな」
凛「それだっ!」
奈緒「それだじゃないだろこいつらほんとにもう」
凛「ねぇ、プロデューサー」チョンチョン
P「ん、どうした?」
P(この普通のテンション……どうやら元の凛に戻ったみたいだな)
凛「リップクリーム変えたみたんだけど……どう?似合うかな」
P「ああ……似合う……ぞ」ドキッ
P(何か、改めて凛の唇を眺めると……変なこと想像してしまうな。端正な顔立ちに、女子高生らしさを残したあどけない唇……)
凛「キス、したい?」
P「!?」
凛「答えてよプロデューサー。私の唇、キスしたくなる?」
P「い、いや俺はプロデューサー……いやその前に大人としてだな、一回り年齢が下の女の子にそんな……」
凛「キス、してもいいよ」ボソッ
P「!?」ゾクッ
凛「今、事務所に二人きりだよ。誰も見てないよ。私誰にも言わないよ。ね、キスしよっか。しよ?」
P「……」
凛「プロデューサー?」
P「キスだけか?」
凛「え?」
P「その先のことはしちゃダメか?」
凛「その先のこと、って、え」
P「それがダメなら、キスもできないな。きっとキスしたら、我慢できなくなるから……」スッ
凛「え、あ、う」カァァ
P「……なーんてな。あんまり大人をからかうもんじゃないぞ」
凛「~っ!」ダッ
凛「私のアホーっ!」ジタバタ
奈緒「うるさい。暴れるんじゃありません」
凛「何であそこですぐに頷けなかったの!私のアホ!意気地なし!」
加蓮「意気地なしだったね」
凛「いつも皆でお喋りしてる事務所で初めてのとかいつも使ってる妄想なのに!あれだけイメトレはばっちりだったのに!」
加蓮「奈央。妄想を使う、って意味分かる?あのね凛はねプロデューサーとの妄想でね」
奈緒「だまらっしゃい」
奈緒「晶葉~。居るか~」ウィーン
晶葉「む、奈緒か。何か用か?」
奈緒「ちょっとかくかくしかじかでさ。何とか解決できる発明品ない?」
晶葉「ふむ。ならこの枕を使うといいだろう。きっとキスしたいとは思わなくなるはずだ」
奈緒(夢の云々をかんぬんする系の発明品かな?)
奈緒「ありがとう。早速凛に使わせてみるよ」
凛「プロデューサーとハグして頭撫でられてあーんして背中ポンポンされてお姫様抱っこされて結婚する夢見た」
奈緒「……」
凛「プロデューサーとハグしたい頭撫でられたいあーんされたい背中ポンポンされたいお姫様抱っこされたい結婚したい」モンモン
晶葉「よし。キスはもういいみたいだな」
奈緒「もう二度と晶葉には頼らない」
加蓮「晶葉ちゃん。罰としてこの枕は没収ね。これどうやって使うの?」ワクワク
ーおわりー
以上になります。
好きな娘とエッチなことできそうだったのに店舗大会で先行ワンキルされたのでエッチできなかった夢を見たことがあります。やっぱいい年こいてカードゲームやる輩にはろくな奴が居ないわ。
たまに幸せな現実を見ても、すぐにこっちに引き戻される。俺はいつまでこの笑えない悪夢を見てればいいんだ?
ありがとうございました。
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