モバP「人の言葉が話せるようになるライト?」 晶葉「うむ!」 (53)

・書き溜めをどんどん投下していきます
・誤字脱字がありましたらすみません

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晶葉「例えばこのライトの光を動物に当てれば動物との会話も可能になるというわけだ!」

モバP(以下、P)「普通の懐中電灯にしか見えないけどな」

晶葉「む、信じてないな?」

P「いや、そういうわけじゃないけどさ」

晶葉「なら試しに使ってみればいい!」

P「え、いいのか?」

晶葉「これから丁度動作テストをするところだったんだ」

P「おぉ、なんか面白そうだな」

P「それじゃあ早速・・・・お?」

ネコ「」テクテク

P「よし、外にいるあの野良ネコで試してみよう!」

晶葉「まさにうってつけの相手だな」

P「ネコと会話するとか子供の頃には憧れたもんだ」

晶葉「ボタンを押すと一瞬だけ光るから驚かせて逃げられないよう注意するんだぞ」

P「分かった。驚かせないようにっと・・・」ピカッ!


ネコ「?」クルッ

P「えっと、これは成功したのか?」

晶葉「光も当たったから大丈夫なはずだ。取りあえず話しかけてみてくれ」

P「分かった! おーい!」

ネコ「・・・」ジーッ

P「俺と一緒にお話しよーぜー!」オーイ!

ネコ「・・・」ジーッ



ネコ「ジロジロ見てんじゃねーよ。気色悪っ」



P「」
晶葉「よし、ネコは成功と・・・」カキカキ

ネコ「」テクテク



P「」ズーン・・・

晶葉「動物にもそれぞれ性格はあるからな。そう落ち込むんじゃない」ポンッ


ガチャ

聖來「おはようございまーす!」

P「・・・聖来? 今日はオフのはずじゃ」

「ワン!」ガバッ!

P「うぉ!?」

ドテーン!

わんこ「ハッ、ハッ、ハッ♪」ベロベロベロ
P「うわっぷ!・・・わんこ!?」

聖來「こら、わんこ! 急に飛びついたら危ないでしょー!」

P「なんでわんこが・・・散歩中か?」

聖來「うん、まぁ散歩の途中でもあるんだけどね。今日わんこを連れてきたのは晶葉ちゃんに呼ばれたからだよ」

P「晶葉に?」

晶葉「たくさんのデータを取るために昨日数人のアイドルに声をかけたんだ」

P「なるほど」


聖來「わんこと喋れるなんて夢みたい! ね、わんこ♪」
わんこ「ワンッ♪」

晶葉「では早速始めよう! このライトの光をわんこに当ててみてくれ」

聖來「ここのボタン押せばいいの?・・・・えいっ!」ピカッ!

わんこ「!」

聖來「上手くできたかな? わんこー?」

わんこ「・・・ゴ・・・・ゴシュ・・・・・・・・ご主・・・・・・ご主人!」

聖來「わぁっ!? 本当に喋った!」

P「わんこも成功だな」

晶葉「よし!」

聖來「きゃぁ~! わんこ~! 私達お話できるんだよ~!!!」ギューッ
わんこ「ご主人!」

晶葉「何か会話をしてもらえるかな?」

聖來「うん! そうだな~・・・・・あっ! ねぇわんこ、私に何かして貰いたい事とかない!?」

わんこ「ご主人にしてもらいたいこと!・・・えっとね、えっとね・・・・・散歩!」

聖來「散歩はいつもしてるじゃない。そうじゃなくてもっと他の事!」フフッ

わんこ「他の事・・・・ごはん!」

聖來「うん、そういう事じゃなくてもっと具体的な―――わんこ「おやつ!」

聖來「そうじゃないって!」

P「わんこらしいな」

聖來「う~ん・・・・あっ、じゃあ私に聞きたい事とかは?」

わんこ「聞きたい事?」

聖來「今まで私に言いたかった事とか聞いてみたかった事とかはない?」

わんこ「聞きたい事・・・・ある!」

聖來「本当!? それ聞かせて!」

わんこ「えっとねー」


わんこ「ご主人はいつオスとつがいになるの?」


P・晶葉「・・・」
聖來「え?」

聖來「あっ・・・そ、そっか! わんこには分からないもんね!? 私はアイドルだから男の人とつがいになっちゃいけないの」アハハ・・・

わんこ「でもご主人オスと凄く仲が良いよね? よく一緒にお出掛けしたりして遊んでるもん」

聖來「なんの話!?」

P「オスと一緒に・・・遊んでる・・・?」

聖來「ち、違うよ!? そんな事してないから!」

わんこ「オスと一緒にいる時のご主人凄く嬉しそうだよね!」

聖來「わんこ!?」

晶葉「その、なんだ・・・大事になる前に助手に打ち明けたほうがいいと思うぞ?」

P「聖來、本当の事を話してくれ・・・!」プルプル


聖來「だから本当に何もないんだって!」

わんこ「オスもご主人の事好きでしょ?」
P「え?」

わんこ「だってこの前も三人で一緒に遊んだもんね!」

P「・・・」

P「オスって俺のこと!?」

わんこ「そうだよ?」


P「そう言えば前にドッグランイベントの下見を兼ねて遊びに行った事あったか」

晶葉「仕事の迎えに来たのを遊びに来ていると思っていたワケか」

聖來「な、なーんだ・・・オスってPさんの事だったんだね。ビックリした」アハハ・・・

わんこ「ボク、オスの事も大好きだから二人には早くつがいになって欲しいんだ!」

聖來「ちょ、ちょっとわんこ!///」

P「そうかそうか! 俺も聖來とわんこの事大好きだぞ~!」ワシャワシャ
わんこ「えへへ♪」

聖來「もうっ、わんこったら・・・///」


わんこ「じゃあご主人と交尾しようよ!」


P「そう来るか」
晶葉「実に動物らしいな」

聖來「」サーッ・・・

わんこ「赤ちゃんができたらもっと楽しいよ! だからご主人といっぱい交尾してよ!」

聖來「ちょっ、わんこ・・・!」

P「えっとだな・・・人間の場合は色々と複雑なんだよ」

わんこ「なんで? お互い好きなら交尾するんじゃないの?」

P「まぁ、それはそうなんだけど」

わんこ「じゃあ大丈夫だね! ご主人と交尾してよ! 今ここでしよう!」

聖來「わんこー!!!!///」

聖來「わんこ、そろそろお散歩の続きしよう!?」

わんこ「え? でも、オスと交尾・・・・」

聖來「新しいフリスビーもあるよ!?」スッ!
わんこ「行く!」

聖來「じゃあ私達は帰るから! お疲れ様でしたー!」ピューン!

バターン!

P・晶葉「・・・」

P「わんこはあのままにして大丈夫なのか?」

晶葉「効果は5分程で切れるから問題ない」

P「そうか・・・」

―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――

晶葉「さて、そろそろ次の協力者が来る頃なんだが・・・」

ガチャ

雪美「」ヒョコ

P「お、雪美。おはよう」

雪美「おはよう・・・」
ペロ「にゃー」

P「ペロも一緒・・・という事は次はペロか」
晶葉「あともう一組来るぞ」

拓海「うーっす。晶葉いるかー?」
ぶっち「ニャー」ジタバタ!

P「おぉ、拓海とぶっちも」

P「今回は二組でやるんだな」

晶葉「ライトを当てた動物同士で会話ができるのか検証したいんでな」

拓海「ぶっちと喋れるって聞いたけどホントかよ? 嘘くせーんだが」

P「まぁ信じられないよな」

晶葉「見ていれば分かる。じゃあペロからやってみよう」

雪美「うん・・・」

P「雪美は普段からペロと意思疎通できるからあまり新鮮味はないかもな」

雪美「うん・・・でもペロとちゃんとお話・・・してみたいから」
ペロ「にゃー」

晶葉「行くぞ、スイッチオン!」ピカッ!

ペロ「!」


雪美「ペロ・・・?」

ペロ「・・・」

ペロ「・・・雪美」

拓海「うぉ!? マジで喋った!?」

雪美「ペロ・・・具合どう・・・?」

ペロ「うん・・・雪美の言葉・・・いつもより分かるよ・・・」


拓海「す、すげぇー・・・」
P「なんか雪美っぽいな」
晶葉「ペットは飼い主に似るとはよく言ったものだな」

ペロ「雪美・・・抱っこ」

雪美「うん・・・」ヒョイ

ペロ「ここが一番・・・落ち着く場所・・・雪美大好き・・・」スリスリ
雪美「私もペロ・・・大好き・・・」スリスリ

雪美・ペロ「♪」スリスリ



P・拓海「・・・」

P・拓海(良い・・・///)キュン

拓海「な、なぁ・・・? ぶっちにも早くやってくれよ」ウズウズ

ぶっち「ニャー」

晶葉「あぁ、分かった」

P「というか拓海がこういう事に協力してくれるなんて珍しいよな。意外とメルヘンチックなところもあるとか?」ニヤニヤ

拓海「はぁ!?/// べ、別にそんなんじゃねぇ! ただ暇だったから来ただけだ! 変な勘違いしてんじゃねぇぞコラぁ!」

P「ふーん、そっかそっか~」ニヤニヤ

拓海「テメェ・・・!///」プルプル

晶葉「ペロが喋れる時間も限られてるから、その辺にしてもらえないか?」

拓海「チッ!」プイッ

晶葉「それじゃあ行くぞ!」ピカッ!

ぶっち「!」

拓海「ぶっち・・・? ど、どうだ?」ワクワク

ぶっち「な・・・な・・・・」


ぶっち「何すんだ! 眩しいじゃねぇか!」


拓海「!?」

ぶっち「突然光なんか当てやがって・・・」クシクシ

晶葉「すまんすまん」ワッハッハ

ペロ「ぶっち・・・喋った・・・」

ぶっち「それはお前もだろ・・・って何だ~? 女に抱っこなんかされて、情けねぇな」ハァ・・・

ペロ「抱っこ・・・落ち着くよ?」

雪美「ぶっちも抱っこしてあげる・・・おいで」

ぶっち「ケッ! ガキじゃあるまいしお断りだね!」プイッ

ペロ「ボクもぶっちも・・・まだ子供だよ?」

ぶっち「そういうことじゃねぇ! 俺が言いたいのは、地に足着けて後ろの女を守れるような男になれってことだ」

ペロ「?」

ぶっち「いや、もういい」ハァ・・・

晶葉「動物同士の意思疎通も可能、と・・・」カキカキ

P「やっぱ飼い主に似るんだな」

晶葉「やはりそういうものなのかもしれないな」カキカキ

P「でも拓海としては雪美とペロみたいな感じを期待してたのかもしれないけど・・・」チラッ

拓海「なかなか漢気があるじゃねぇか」ニッ

P「そうでもないか」
晶葉「これはこれでアリなんだろう」

拓海「それでこそアタシの猫だ!」

ぶっち「アネキなら分かってくれると思ったぜ」フッ

拓海・ぶっち「フフフ・・・」


P「・・・まぁ、みんなペットとの相性は良さそうで何よりだな」
晶葉「うむ」

ガチャ

みく「おはにゃー!」

P「あれ、みく? 今はレッスン中だろ?」

ぶっち「」ピクッ

晶葉「せっかくの機会だから私が呼んだんだ」

みく「今は休憩中だから問題ないにゃ! で、ネコチャンはどこ!?」

ペロ「みく・・・おはよう・・・」テチテチ

みく「にゃっ!? 本当に喋ってるにゃ~!///」

みく「ペロチャン可愛い~!///」ナデナデ

ペロ「みくも優しいから・・・好き」スリスリ

みく「みくも大好き~///」スリスリ




ぶっち「・・・」ソワソワ

ペロ「ぶっちも・・・いるよ」

ぶっち「!」

みく「え!?」チラッ

ぶっち「・・・・・・・よう///」チラッ

みく「あぁ~~~! ぶっちチャンにゃ~!」ナデナデ

ぶっち「き、気安く撫でるんじゃねぇよ・・・///」


P・晶葉・拓海(あれ・・・?)

みく「ぶっちチャンは相変わらずツンデレさんだね♪ たくみチャンそっくりにゃ」

ぶっち・拓海「誰がツンデレだコラ!」

みく「やっぱそっくりにゃ」

みく「だって最初こそ避けてくるけど、しばらくすると自分から近づいて来て抱っことかもさせてくれるもんね?」ナデナデ

ぶっち「そ、それはアレだ・・・いつもアンタには世話になってるから仕方なくだな・・・」

みく「じゃあ今日も抱っこしてもいい?」

ぶっち「チッ。世話になってるから仕方ねぇな・・・いつも世話になってるから今回は仕方ねぇんだよなぁ!!!」チラッチラッ

晶葉「かなりこちらを意識してるな」
P「言ってやるな」

みく「じゃあお言葉に甘えて、よいしょっ・・・あぁ~! ぶっちチャン可愛いにゃ~♪」スリスリ

ぶっち「・・・別にそんな事言われても嬉しかねーけどよ」ゴロゴロ♪
みく「喉鳴ってるよ?」




雪美「ぶっち・・・嬉しそう・・・」
拓海「好きなヤツには素直になれねーってか。フッ、あいつも大人になったもんだぜ」
晶葉「まるで助手と拓海のやり取りを見ているようだな」
P「え、こんな感じか?」

拓海「なっ!? 晶葉テメー! 適当なこと言ってんじゃねぇ!///」

―――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――

晶葉「というわけで、次が最後だ」

P「俺もそろそろ仕事に戻らないとちひろさんに怒られるからな」

ガチャ

美穂「おはようございまーす」

P「おはよう美穂・・・ってそんなの持ってきてどうした?」

美穂「プロデューサーくんの事ですか?」
プロデューサーくん「」

晶葉「私が頼んだ」

P「え、何で?」

晶葉「もちろんプロデューサーくんにも実験に協力してもらうためだ!」

P「動物以外でもいけるのか!?」

晶葉「私に不可能はない!」フフフ

P「もうこれって発明とかの域を越えてないか?」

美穂「でも本当に喋ったら凄いですよね!」

晶葉「では行くぞ! スイッチオン!」ピカッ!

プロデューサーくん「」シーン・・・

P「流石にこれは無理なんじゃないか?」

晶葉「むむむ・・・そんなハズは」

プロデューサーくん「」ピクッ

美穂「あれ・・・何か今動きませんでした?」

プロデューサーくん「・・・」

P「いや、そんな事あるわけ・・・」

プロデューサーくん「よう」グルッ

P・美穂「わぁぁぁぁぁ!?」

晶葉「やった! 成功だぞ!」

P「しかも動くのか!? 喋れるだけじゃなくて!?」

晶葉「あぁ、そのようだな!」

プロデューサーくん「よいしょっと」ムクッ

美穂「プロデューサーくんが喋った・・・」ポカーン

プロデューサーくん「あはは、美穂驚いてやんの」

美穂「それは驚くよ・・・」

プロデューサーくん「・・・ん? あれ、もしかしてアンタが『プロデューサーさん』ってやつか?」

P「え、俺? あ、あぁ・・・そうだけど」

プロデューサーくん「ふ~ん、なんか冴えない感じの男だな。まぁ、よろしくな!」

P「・・・」

P「なんかコイツ失礼じゃないか?」
晶葉「ん・・・かもしれないな」

P「美穂、ちゃんと教育しないとダメじゃないか」

美穂「えぇ!? ぬいぐるみですよ!?」

プロデューサーくん「何だよ小っちゃい男だな~。そんなんだから彼女も出来ないんだぜ?」

P「なっ、なーっ!?」

P「コイツ酷すぎません!?」

晶葉「・・・」

晶葉「そもそもプロデューサーくんのような無生物には性格というものがないんだ。だからこういった場合、対象の周りの環境や持ち主が投影した感情や姿が性格として反映されているのだと私は考えている」

P「うん・・・ん? つまり・・・」

晶葉「つまり、美穂がプロデューサーくんに対してどんな人物像を投影したかということになる」

P「という事はこの性格は・・・」

晶葉「助手のものだろうな」


P「」
プロデューサーくん「だってさ」ポンッ

P「い、いやいや!? 俺こんなんじゃないし! 二人だってそう思うだろ!?」

晶葉・美穂「・・・」

P「なんで黙っちゃうの!?」

晶葉「自分では気づきにくいかもしれないが、声まで助手ソックリなんだ。目隠ししたら正直どちらが助手か当てられる自信がない」

美穂「私も最初喋ってた時から似てるなーって思ってました・・・」

P「嘘だろ・・・」

プロデューサーくん「まぁ、そう落ち込むなって。客観的に自分が見れたいい機会だったんじゃないか?」

P「・・・」

プロデューサーくん「今日の事を教訓に来週の合コンで頑張って彼女作ってこいよ!」ポンポン!

P「!? な、なんでお前そんな事知ってるんだよ!?」

プロデューサーくん「え・・・・? あれ、何でだろう? 頭の中に入ってたな」

晶葉「驚いたな。助手の記憶までコピーしているのか」

P「いや、意味が分からん! 怖すぎるんだけど!?」

晶葉「他に何か助手の記憶で覚えてる事とかはないか?」

P「聞かなくていいから!」

プロデューサーくん「そうだな・・・」

プロデューサーくん「前回の合コンで頑張って盛り上げたのに、結果自分だけ連絡先を交換できなくて数日へこんだこととか――P「やめろー!!!」




P「・・・もう忘れかけてたのに」ズーン


晶葉・美穂「・・・」

美穂「えっと・・・プロデューサーくん自身の記憶はあるの?」

プロデューサーくん「もちろんあるぞ。昨日怖い番組を見た美穂が夜中に俺を抱っこしながらトイレに行っt――美穂「す、ストップ! ストーップ!!///」



美穂「だってトイレの怖い話だったんだもん・・・」ズーン
P「一生懸命盛り上げたのに・・・」ズーン

晶葉「素晴らしい! 想像以上だ!」

プロデューサーくん「そういやこの前事務所で晶葉も―――晶葉「私のは言わなくてもいいぞ」

―――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――

晶葉「今回の実験は以上だ!」

P「・・・あ、はい。お疲れ様です」ズーン

晶葉「まだ引きずっているのか」


ガチャ

ちひろ「よいしょ・・・あら、二人揃って何してるんですか?」

晶葉「助手に新しい発明品を見てもらっていた」

ちひろ「発明品? まさかサボっているんじゃ・・・」ジトーッ

P「ま、まさか~! 休憩の合間に見てただけですって~!」アハ、アハハ・・

晶葉「ちひろさんは何を持ってきたんだ? 重そうに見えるが」

ちひろ「これですか? 発注したドリンクが届いたんですよ。これからまた忙しくなりますので!」

P「またドリンク漬けの生活かー」

ちひろ「お安くしますよ♪」

P「そういう問題じゃないんだけどなぁ」


「ちひろさーん、ちょっといいですかー?」


ちひろ「あ、はーい! すみませんプロデューサーさん。このドリンク倉庫に運んでもらってもいいですか?」

P「はい、大丈夫ですよ」

ちひろ「すみません。ではよろしくお願いします」タッタッタッタ

P「さてと、じゃあ倉庫に運んで仕事に戻りますかね」

晶葉「私もラボに戻ってライトの微調整でもしておくか」カチャカチャ

ピカッ!

P「うぉ、眩しっ!」
晶葉「おぉ・・・すまん、間違えて押してしまった」

P「おいおい俺に当たったけど大丈夫か?」

晶葉「人間に当てても問題ない・・・・・・はず」

P「はずって」

P「全く・・・」

カタカタカタカタ

P「ん?」

ドリンク「」カタカタカタカタ・・・

P「お、おい・・・もしかしてドリンクにも当たったんじゃないか?」

晶葉「ドリンクまで喋れるようになるとは・・・さすがは私!」

P「いや、そんな事言ってる場合じゃ・・・」

ドリンク「キヒ・・・・・・」

P・晶葉「・・・え?」


「キヒヒヒヒヒヒヒ!」
「ヒャヒャヒャ!!!!」
「あはははははははははははははははははははははははははははははははは」
「おdsぴおあすのあおんヴぉおpま!! あえtkdまおひくぉk!!11!」


P・晶葉「」

終り

~おまけ~

ちひろ「プロデューサーさん?」

P「!?」ビクッ!

ちひろ「どうかされました?」

P「い、いえ何でも・・・」

ちひろ「顔色悪くないですか?」

P「あはは・・・ちょっと疲れてるだけです。大丈夫ですから」

ちひろ「そうですか・・・・あ! それじゃあ」テクテク

P「?」

ちひろ「良かったらこれ飲んでください」コトッ

ドリンク「」

P「ひっ!?」

ちひろ「今回は私の奢りですから♪ では・・・」テクテク

P「・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アハハハハハハハハ!!! エヘッヘヘヘヘヘ! アァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

P『ど、どうなってるんだ!?』

晶葉『私は今からこのドリンクの成分を調べてくる! それまで絶対にドリンクは飲むんじゃない! 分かったな!?』 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


P(晶葉! 早く来てくれー!)

バターン!

晶葉「助手!」

P「晶葉ぁ!」

晶葉「ドリンクの成分を調べてきたぞ!」

P「結果は!?」


晶葉「異常は見られなかった」


P「そんなわけあるかぁぁぁ!!!」

晶葉「いや、本当に何も出てこなかったんだ」

P「あんなの見た後で通用するわけないだろ!」

晶葉「しかし私の開発した分析機で見つけられないような危険な成分があるとは考えられない」

P「うっ・・・そう言われると」

晶葉「多分ライトの調子が良くなかったんだろう。まだ試作段階な上、今日一日使い続けていたからな」

晶葉「もしくは段ボールやビンに反応した可能性もある」

P「それはそれで怖いけど」

晶葉「ともかくドリンクの成分自体は安全なものだから大丈夫だ」

P「えぇ・・・」

P「でも晶葉がそう言うなら・・・正直、最近残業続きで飲んで大丈夫なら飲みたい所なんだけど」

晶葉「大丈夫だ。私を信じてくれ」

P「・・・」

P「よし、分かった! じゃあ飲もう!」カシュッ!

P「んっ、んっ・・・」ゴクゴク

晶葉「どうだ?」

P「・・・・・・・おぉぉぉぉぉぉ!!!! これこれェーーー!!!! 力が漲って来るぜぇーー!!!!!」

晶葉「・・・」

晶葉(やっぱ何か入ってるのか・・・?)

P「よっしゃー! もういっちょ頑張りますかねェ!」

晶葉「まぁ、大丈夫か」フッ

P「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!・・・・・・・・・・・






・・・・・キヒッ」



終り

以上になります!
結構長めになってしまいましたが最後までご覧いただきありがとうございます


こちら前作になります。暇な時にでも読んで頂けたら幸いです

ハーフアイドル、アナスタシアの一週間
ハーフアイドル、アナスタシアの一週間 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1554103808/)

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