男「おーい、スライム娘ー」
男「あれ、いねぇや」
勇者が魔王を倒して五年後、魔物は奴隷として扱われるようになった
その奴隷の寝床を訪ねたが、スライム娘の姿が無かった
男「いねぇやじゃねぇ!!」
男「なんてこった!俺のスライム娘が!」
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水音がする
ぴちゃり...ともすれば彼の靴にじっとり液体がしみる
男「お前なのか」
スライム娘「おっと、振り返らないでね」
男「...何をするつもりだ?」
スライム娘「復讐ですよ。マスター」
男「復讐だと?何をするつもりだ」
スライム娘「>>4」
奪うんですよ、貴方を
かつて貴方が私の身も心も奪い尽くしたように
スライム娘「奪うんですよ、貴方を」
男「奪う...?」
スライム娘「かつて貴方が私の身も心も奪い尽くしたように」
男「ッ__」
あまりの恐怖に振り返ればそこには誰もいない
レンガのすきま風だけが吹いている
男「くそっ!こうなったら...!」
男「治安維持局に行くしかない!」
玄関のドアを開く
今日は雨天のようだ
なるほど、すきま風も吹くものだ
男「レインコート...」
男「いや、いいか」
彼は濡れることすらいとわない程にいてもたってもいられなかった
玄関を出てひた走る
右へ曲がり左へ曲がり
そしてある一本の路地に差し掛かった
男「はぁー...はぁー...」
その路地は水捌けが悪い事で知られている
レインコートや長靴で身につけていれば安心できるが今回ばかりはそうではない
しかし彼には路地を通らない選択肢はなかった
そして彼が水溜まりに足を踏み入れた時である
その水が、液体が、粘性であると気付く
それが何を意味するかは彼が一番よく分かっている
スライム娘「そんなに急いでどうしたんですか?」
男「あ...あぁ...!」
スライム娘「そう怯えないで下さいよ」
男「た、助けてくれ!」
スライム娘「私は貴方を奪うと決めましたから、それはできません」
男「う、奪うと言ったって...どうするつもりなんだ...!」
スライム娘「そうですね...>>10」
私なしでは生きていけなくします
スライム娘「私なしでは生きていけなくします」
男「...殺さないのか」
スライム娘「命は奪いませんよ」
スライム娘「じゃあ、ゼリーでも食べていただきますかね」
男「ゼリーだと?」
スライム娘「口を開けて下さい」
男「...」
スライム娘「別にここで溺れさせてもいいんですよ」
男「く...」
男は渋々口を開ける
すると口の中にぷるぷるのゼリーの様なものが入れられる
それは意思を持つように呑み込まれていった
スライム娘「お味は如何?」
男「感じられなかった」
スライム娘「貴方は本当に正直な人間ですね」
男「なぜゼリーを食わせた」
スライム娘「それは私の魔力の結晶です」
スライム娘「その影響でこれから貴方は私を求めるようになります」
男の視界が揺らぐ
スライム娘「あ、それとですね」
スライム娘「しばらく意識を失います」
スライム娘「魔力の過剰摂取ですからね」
男「う...っ」
意識は闇に落ちていく
上品に笑うスライム娘の笑い声が一瞬、聞こえたような気がした
気付けば檻の中
つい気を許して普通の部屋を与えていたが、最初はこの檻の中に住まわせていたものだ
だが、今その中に囚われているのは自分自身
住まわせていた、なんていう言葉がなんと人聞きの良いものだったか
スライム娘「おはようございます」
男「...おはよう」
スライム娘「気分はどうですか?」
男「最悪だね」
スライム娘「これからもそんなこと言えるんですかね...?」
蠱惑的な笑み
そんな彼女を見て、ある想いが目覚めつつあった
男「...っ」
粘液でどろどろとしたあの肌が
透き通った水のような双眸が
美しく象られた四肢が
何より魅力的に見えた
男「スライム娘ぇ...」
今にも檻を破壊したい
身を押し付けてでも近付きたい
ここから出て彼女と触れあいたい
スライム娘「効いてきましたね」
スライム娘「そんなに私と触れあいたいですか?」
男「くっ...」
男は頷く
スライム娘「ならそうですねー...>>17してくれたら考えてあげます」
一生奴隷になることを誓って首輪を付ける
スライム娘「一生奴隷になることを誓って首輪を付ける」
スライム娘「これでどうでしょう」
男「う...うう...」
スライム娘「まぁ、嫌なら檻の外に出れることはないでしょうね」
男「わ...分かった」
スライム娘「奴隷がそんな偉そうな口の利き方でいいんですか?」
男「...分かりました」
スライム娘「あと、これから私のことはスライム『様』と呼びなさい」
男「分かりました...」
スライム娘「それでは錠を解きます」
ガチャン!と音が響く
男はその音に引き寄せられるように檻を出てスライム娘の元に向かおうとする
男「スライム様、スライム様...」
スライム娘「待て」
男「っ!」
スライム娘「待て、と言いいました。お分かりでしょうか」
スライム娘「首輪を装着してください」
スライム娘「その首輪はスライムで出来ているので緊箍児のように使えます」
スライム娘「どちらも奇しくも哀れなサルに付けることになりますね」
スライム娘は首輪を投げつけてきた
男は思わずそれを避けてしまった
しかしすかさず拾い上げ、装着した
スライム娘「装着したので約束を反故にはしませんが...」
スライム娘「避けるというのは如何なものかと。お仕置きです」
男「お仕置き...ですか」
スライム娘「そうです。>>23です」
いいと判断するまで食事抜き
スライム娘「いいと判断するまで食事抜きです」
男「んな殺生な...」
スライム娘「口答えしないで下さい」
男「...」
スライム娘「ふふ...この征服感、たまりませんね」
男「...」
スライム娘「どうしてもお腹が空いた場合の話をします」
スライム娘「限界を察したり、動けなくなってしまった場合にはゼリーを食べることを許可します」
男「えっ」
スライム娘「まぁ、食べ過ぎで心が壊れても知りませんけどね」
男「...」
スライム娘「では、あなたに奴隷として初めての仕事を与えます」
男「はい」
スライム娘「もっと喜びなさい」
男「わぁい、嬉しいな」
スライム娘「あなたの仕事は>>28です」
私の身の世話
スライム娘「私の身の世話をしてもらいます」
男「分かりました」
男「今何時ですか」
スライム娘「午前7時ね」
男「では朝食を作ります」
スライム娘「そうね。そうしてちょうだい」
男「...よし!」
男「トーストと目玉焼きです」
食卓にトーストと目玉焼きを運び離れる
スライム娘「いただきます」
スライム娘「はむ」
男「お味の方はいかがですか?」
スライム娘「>>32」
スライム娘「こんなに料理が上手いなら私に毎日毎食作らせるよりも良かったんじゃないですか?」
男「仕事を優先したかったもので...」
スライム娘「時間のことぐらい自分でしなさい。ダメ人間」
男(言い返してぇ)
男「はい。申し訳ありません」
スライム娘「...これからは貴方が毎食作って下さい」
スライム娘「これは命令です。あと料理に関してなら少し融通を利かせてもいいです」
男「ありがとうございます」
スライム娘「こんなキレイな形の目玉焼き作れる人初めて見ましたよ」
スライム娘「...」
スライム娘「あ、そうです」
スライム娘「先程仕事がどうだと言っていましたが」
スライム娘「貴方は何の仕事をしていたんですか?」
男「>>37」
↑
男「商会の会頭やってます」
スライム娘「それはご立派ですね」
男「規模はそこそこで、隣町一帯はうちの商会の領分ですね」
スライム娘「そうですか...」
スライム娘「仕事を奪ってやろうと思ったんですが...」
スライム娘「商売の技術や才能に関して私は秀でている訳ではないですし」
スライム娘「会頭ともなればミスが多くの人に迷惑をかけることになるので...」
スライム娘「出勤してください」
スライム娘「ただ、昼飯は作りおきしておくことです」
男「しかし、もう時間が」
スライム娘「重役出勤できますよね」
男「...できます」
スライム娘「では昼飯を作りなさい」
男「分かりました」
男「スパゲッティを作りました」
スライム娘「ご苦労様です」
男「テーブルの上に置いておきますので、お好きなタイミングで食べて下さい」
男「では出勤します」
スライム娘「その首輪がついている限り、出先で何か食べても感知することができます」
男「...」
スライム娘「ゆめゆめ、私を出し抜けるなどと考えないように」
男「はい」
スライム娘「さて、マスターが出掛けました」
スライム娘「...あ、つい癖が出てしまいました」
スライム娘「さて、何をしましょうか...」
スライム娘「あの人間が家にいない時にやるべきことと言えば!」
スライム娘「>>43」
歌の練習
スライム娘「歌の練習でもしようかしら」
スライム娘の歌は特殊である
体が粘液で出来ている為、音が漏れる
それを如何に制御して響かせるかが重要なのだ
歌の上手いスライム娘は全身スピーカーのようになる
スライム娘「あ↑あ↑あ↑あ↑あ↑あ↑あ↑あ↑あ↓あ↓あ↓」
スライム娘「んんっ...」
スライム娘「硝子だけ割らないように気をつけて歌おう」
スライム娘「プー」
スライム娘「パー」
スライム娘「プァー」
スライム娘「や、やった!ラッパの音が出た!」
スライム娘「疲れたー...!」
スライム娘「...スパゲッティ旨っ」
スライム娘「料理人の方が向いてるんじゃないのかな?」
スライム娘「...」
スライム娘「午後は何しようかな」
スライム娘「>>48しよう」
男の部屋探索
スライム娘「男の部屋を探索しましょう」
~~~~~~~~~~~~~~~~
スライム娘「意外と片付いていますね」
スライム娘「好都合です。物を探しやすい」
スライム娘「と、いっても何を探しましょうか?」
スライム娘「うーん...」
スライム娘「そうです!エロ本探しましょう!」
スライム娘「...」
スライム娘「どういうこと...?ベッドの下に無い...」
スライム娘「あ」
彼女の目についたのは、一つのデスク
一見何の変哲もないデスク
しかし、その引き出しの中に一つだけ、鍵のかかっている引き出しがある
スライム娘「鍵がかかっている...小賢しい人間」
スライム娘「私が鍵になればよいのですがね」
スライム娘は錠を解いた
そして引き出しを引き、中身を取り出す
中身は____
スライム娘「ビンゴ!」
エロ本だった
スライム娘「あいつ、何で抜いてるのかしら」
スライム娘「どうやら、>>54で抜いてるみたいね」
スライム娘
スライム娘「...えっ」
スライム娘「私で抜いてるの...!?」
スライム娘「//////////」
スライム娘「ど、どうしようどうしよう」
スライム娘「ヤバい蒸発する」
スライム娘「と、とにかく!」
スライム娘はエロ本を引き出しにしまった
スライム娘「はぁー...はぁー...」
スライム娘「うぅ.../////」
スライム娘「あの変態め.../////」
深呼吸をして平常心を取り戻す
未だ体温は高いが、冷静な思考が戻ってくる
スライム娘「でもこれ...良い口実になるじゃない」
スライム娘「これ以上この部屋にいるのはやめよう」
日が沈む頃、彼が帰ってきた
男「ただいま」
スライム娘「おかえり」
男「...そう言えば、風呂って入られるんです?」
スライム娘「いえ、不要よ」
スライム娘「でも私だって臭いのは嫌だから貴方は入りなさい」
男「分かりました。では早速___」「待ちなさい」
男「...どうされました?」
スライム娘「私、今日貴方の部屋に入ったの」
男「えっ」
スライム娘「で、何を見つけたと思う?」
男「...帳簿...とかですか」
スライム娘「エロ本よ。スライム娘モノのね」
男「っ...」
スライム娘「主人で抜くなんてありえないと私は思うのだけど」
スライム娘「だからお仕置きを与えることにしました」
男「どんなものですか」
スライム娘「>60」
>>61でお願いします
↑
スライム娘「とりあえず今は置いておきます、後でのお楽しみです」
男「...分かりました」
スライム娘「待ちなさい」
男「なんですか」
スライム娘「主人で抜いといて、詫びの一つも無いんですか?」
男「...すみませんでした」
男「でも、すごく捗りました」
スライム娘「余計なことを言っている余裕がまだあるんですね」
男「嘘はつきたくないので」
スライム娘「生意気なものです」
スライム娘「それと、風呂を沸かす必要はありません」
男「?」
スライム娘「私に浸かりなさい」
男「!?!!!??!??!?!?!!?」
スライム娘はバスタブにダイブする
その肉体が溶け出し、水が張られる
スライム娘「入りなさい」
男「いいんですか?」
スライム娘「遠慮はいらないわ」
男「では失礼して...」
スライム娘「湯加減はどう?」
男「>>66」
うっ……ふぅ
男「うっ......ふぅ」
スライム娘「...おい」
男「え?ああ、はい。捗りました」
スライム娘「違います!湯加減を聞いているんです!」
男「湯加減ですか?最高ですよ」
スライム娘「っていうか貴方、今出しましたよね」
男「何のことですかね」
スライム娘「締まれ」
男「う”っ」
首輪を締める
当然ダメージは伴う
スライム娘「今出しましたよね?」
男「は、はい...」
スライム娘「この変態がっ!」
スライム娘「に、妊娠してたらどうしてくれるんですか!?/////」
男「認知します」
スライム娘「ッ~~~~~/////」
スライム娘「もう許しません!」
スライム娘「泣いて媚びへつらったって絶対に許しませんからね!」
スライム娘「さっきの分と合わせて特大のお仕置きです!」
男「お慈悲を」
スライム娘「いーえ。お慈悲なんて微塵もくれてやるものですか。お仕置きです!」
男「な、何ですか」
スライム娘「>>72」
上
スライム娘「あなたの精を搾り取ります!」
男「な、何を言って...お"おっ!?」
彼の尿道には粘液が入り込み、奥へ奥へと進んでいく
それはやがて精嚢にたどり着く
そして精と結び付き_____
スライム娘「全部出せ!」
男「ん"お"お"おおおおおっ!?!?!?!!!??!?!!?!?」
それらは引っ張り出される
どこまでも続く快感の波
獣のような雄叫びを上げ、快感に翻弄される
男「ぁ.......ぁ...」
そしてまたもや彼の視界がブラックアウトする
男「...うーん...」
スライム娘「あ、起きましたね」
男「...おはようございます」
起きると、首輪は無くなっていた
そして彼女の傍らには____
スライム娘「元気な子が生まれましたよ」
子スライム「あー」
子スライムがいたのだ
男「...ああ、そうか」
男「お前が俺の子か」
スライム娘「育児ばかりは、手を取り合っていかなきゃなりませんからね」
男「そうだな」
男「長い夢を見ていたようだ」
スライム娘「ふふ」
以上です。安価に付き合っていただき、ありがとうございました
スライム娘に取り込まれながら交わりたい
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