【モバマス】まゆ・凛「事務所の赤と青と言えば?」 (10)

キャラ崩壊注意



未央「ねーねー、しぶりん、まゆちゃん」

凛「何?」

まゆ「何ですかぁ?」

未央「事務所の赤と青と言えば、誰と誰だと思う?」

凛「……」

凛(正直、まゆは憎き恋敵。だからセットみたいに扱われるのは好きじゃない)

凛(けど、まゆみたいなライバルが居たからこそ、成長できた私も居る。多分まゆも同じように思ってくれてるはず)

まゆ「……青はやっぱり、凛ちゃんじゃないですかぁ?」

凛(まゆがこれ見よがしにウィンクしてくる。ちょっと癪だけど、そういうことなら、こういう扱いも受け入れてあげてもいい)

凛「それなら、赤はま」


茜「茜はほぼ赤!日野茜です!」バーン

藍子「藍はほぼ青!高森藍子です!」ババーン

茜・藍子「事務所の赤と青と言えば、私達です!」


凛「……えっ」

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未央「というわけで!開催!事務所の赤青決定戦!!!実況はポジパのリーダー!私本田未央!解説は!?」

奈緒「何で呼ばれたの?私神谷奈緒でお送り致します」

未央「さぁ!今からまゆ・凛、茜・藍子両タッグには三つの競技で勝負してもらい、その結果から真の赤と青を決定します!」

奈緒「正直どうでもいいんだけど。あたし帰っちゃダメか?」

未央「第一回戦!お料理対決!より美味しいご飯を作った方の勝ちです!審査員はプロデューサー!」

P「おなかすいた」

奈緒「聞けよ」



茜「早速お料理に取り掛かりましょう!」

藍子「はい!」

茜「とは言った物の……私は細かな作業が得意ではありません。料理の大半を藍子ちゃんに任せることに……」ショボン

藍子「大丈夫ですよ!茜ちゃん!お互いの苦手な所を補いあう……それが良きグループ!友情ポジティブパッションです!」

茜「……はい!僭越ながら、私は精一杯応援させていただきます!フレー!フレー!藍子ちゃん!」ブンブン


未央「なんと美しき友情!流石は我がポジパだーっ!」

奈緒「大分肩入れしてるな」

藍子「完成、カレーライスですっ!」コトッ

P「ふむ」

藍子「あと、茜ちゃんにも」コトッ

茜「え!?私の分もあるんですか!?」

藍子「はい。いっぱい応援してくれましたからね!おかわりもありますよ!」

茜「やったぁーっ!」ガツガツモグモグ

P「……う、うまそう」ゴクリ


未央「茜ちんの見事な食べっぷりに感化され、プロデューサーの食欲がアップ!策士だぞあーちゃん!」

藍子「茜ちゃんに喜んでもらえてよかったぁ」

奈緒「多分天然だぞあれ」



凛「さて、私達も料理を始めようか」

まゆ「そのことなんですが……私一人に任せてもらえませんか?」

凛「ん……まぁ、こういうのはまゆの方が得意だもんね。分かった任せるよ」

まゆ「はい。この前プロデューサーさんのお家でご飯を作った時褒めてもらえましたから、きっと今回も……」

凛「あ?」

まゆ「はい?」

凛「何……?プロデューサーの家でご飯作ったって。私聞いてないんだけど?」

まゆ「何でまゆとプロデューサーさんのお家デートをいちいち凛ちゃんに報告しなきゃいけないんですかぁ?」

凛「はぁ?言っておくけどそれデートだと思ってるのまゆだけだからね?絶対プロデューサーはデートと思ってないからそれ。一人で舞い上がっちゃって恥ずかしいねまゆは」

まゆ「嫉妬ばかりで見苦しいですねぇ凛ちゃん。プロデューサーさんにお料理を褒めてもらったことない人は黙っててもらえますかぁ?」

凛「……前言撤回、私が料理作るよ。まゆは黙って私がプロデューサーに褒められて頭なでなでされる所見てて」

まゆ「でも凛ちゃん料理したことないじゃないですかぁ。素人の料理なんてプロデューサーさんに食べさせられませんよぉ、私が作ります」

凛「いや料理したことあるから。たまにお母さんの手伝ったりするし、バレンタインの時もチョコ手作りしたし……」

まゆ「ぷぷぷ。そんなの料理に入りませんよぉ。お料理できない凛ちゃんのお婿さんは苦労しますねぇ?私はプロデューサーさんを苦労させたりしませんよぉ?」

凛「あぁ!?」

まゆ「はいぃ!?」


未央「おーっとここでタイムアップ!第一回戦は茜・藍子タッグの不戦勝だーっ!」

奈緒「茶番だよ」

未央「第二回戦は事務所クイズバトル!我がプロダクションに在籍するアイドルの皆に関するクイズを早押し形式でやってもらうよ!事務所を代表するなら、皆のことに詳しくなきゃね!」

奈緒「……ん?そういえばさっきの料理対決って何の意味があったんだ?料理が上手けりゃ事務所を代表できるのか?」

未央「それでは第一問!」

奈緒「聞けよ」



未央「星輝子の血液型は?」

まゆ「B型です」ピンポーン

未央「鷺沢文香の出身地は?」

茜「長野です!」ピンポーン

未央「島村卯月の誕生日は?」

凛「4/24!」ピンポーン

未央「道明寺歌鈴のCVは?」

藍子「新田ひよりさんです!」ピンポーン


奈緒「お互い譲らないな……」

未央「プロデューサーの身長は?」

まゆ「○○cmです」ピンポーン

P「ん、俺の問題もあるのか。何か気恥ずかしいな。ははは」

未央「プロデューサーの出身高校は?」

凛「○○高校!」ピンポーン

P「ん?」

未央「プロデューサーの住所は?」

まゆ「○○県○○市○○!」ピンポーン

未央「プロデューサーの今日の朝御飯は?」

凛「食べてない。ちゃんと食べなきゃダメだよプロデューサー」ピンポンピンポーン

P「怖い」


未央「最後の問題!プロデューサーの好きな人は?」

まゆ「佐久間まゆ!」ブッブーッ

凛「渋谷凛!」ブッブーッ

奈緒「最後に間違えた物の、トータルではまゆ・凛タッグの勝ちか……」

未央「勝負は三回戦までもつれ込んだーっ!」

未央「三回戦はもちろんガチンコ肉弾戦!膝を突いた者から脱落!最後に生き残った者が勝者です!」

奈緒「全然もちろんじゃない」


まゆ「力こそ正義……良き時代になったものですねぇ……」

凛「速攻で決めるよ……迸れ《蒼き雷霆》……!?」ピタァッ

凛(体が動かない……?どうして……!?)

藍子「領域展開《悠流風和》……私の領域の中では、私以外の全てが遅くなります。停止と錯覚するほどに……」


未央「アイドル達の異能力が飛び交う!いつの間にうちの事務所はビックリ人間の集まりになったんだーっ!?」

奈緒「二次創作も考え物だよな」


藍子「あとは動けない二人を寝かしつけるだけ。私達の勝ちです!」スッ

まゆ「……」サッ

藍子(!避けられた!?私の領域が消えている!どうして!)

まゆ「《真っ赤な嘘》……藍子ちゃんの領域展開なんて、『なかったこと』にしちゃいましたよぉ」

凛「えいっ」グイッ

藍子「やられたぁ~」ペタン

茜「藍子ちゃん!」

まゆ「さぁ、茜ちゃんもこのゆるふわアイドルのように脱落にしてあげますよぉ」

茜「このゆるふわアイドルのように?…藍子ちゃんのことですか…藍子ちゃんのことですかー!!!!!」ゴォッ

奈緒「聞かなくても流れで分かるだろ」

まゆ「このエネルギー反応……!まゆの《真っ赤な嘘》で打ち消せませんよ!?」

凛「ペンダント忘れたから電磁結界が使えない!」

茜「ボンバー!!!!!」ドカーン

未央「武闘台が灰に!引き分け!引き分けでございます!事務所の赤青決定戦は白黒付かない灰被りの決着……否、赤青付かない決着です!」

奈緒「爆発オチなんてサイテー!」


ーおわりー

おまけ1



奈緒「……ん?」

奈緒(そういえば二回戦のクイズ……未央の奴、なんで凛達の回答が『正解』だって分かったんだ?)

奈緒(最後の問題……解答表にはなんて書いてあるんだ……?)チラッ


『未


未央「……」サッ

奈緒「!?」ビクッ

未央「……どうしたの?」

奈緒「あ、ああ……いや、最後の問題……答えは誰なのかなって……」

未央「ふふっ、正解は『未だいない』……ただの意地悪問題だよん」

奈緒「そ、そうか。そうだよな……ははは」

奈緒(……普通わざわざ『未だ』なんて難しい書き方するぅ……?)

おまけ2



りあむ「やむぅ……」

あかり「あっ、りあむさんがまた病んでる。今回はどうして病んじゃったんですか?」

りあむ「この前の特番、赤青決定戦っていう異能バトル見てぇ……あんなのできないとアイドルできないとか……やむぅ……」

あかり「そんな、大げさですよ。異能力なんかなくてもりあむさんはアイドルになれますよ」

りあむ「ぼくの言ってほしかった言葉ぁ!そうだよね!?あかりちゃんだって別に異能力なんかないもんね!」

あかり「いや、うちではニュートンのリンゴも栽培してるので重力操れますが」

りあむ「ハングリージョーカーじゃん!」



おまけ3



りあむ「Pサマに呼び出し喰らったんだけど……何かお叱りかなぁ……やむ」トボトボ

P「りあむ。この事務所に来たからにはとある儀式をしてもらうぞ」

りあむ「え、何、枕?やっぱこういうのあるんだ……やむ」

P「いや、水見式だ」

りあむ「水見式???」

P「もしもの時を考えて、能力の系統だけでも教えて欲しいんだ。大丈夫、能力の詳細はまだ隠しといてくれていいから」

りあむ「何?何の話???」

P「ん?水見式を知らないのか?さては独学か。ようしこうなりゃ俺が師匠になって一から教えてやろう。まず基本の纏練絶発から……」

りあむ「何かよく分からんけどやむ!」

奈緒(何でハングリージョーカーが分かってハンタは分からないんだよ)

おまけ4



凛「藍子、茜。今日の収録お疲れ様」

茜「はい!お疲れ様です!」

まゆ「また一緒に録ることがあったらよろしくお願いしますねぇ?」

藍子「はい、こちらこそ」

奈緒「……茜・藍子とは普通に仲良くするんだな。恋敵として警戒しないのか?」

凛「だって二人はそんなんじゃないから……」クンクン

藍子「?何ですか?」

凛「うん。やっぱり藍子はプロデューサーのこと狙ったりしてないよ」

奈緒「匂いで分かるの?」

まゆ「茜ちゃん。このリボンを舐めてみてください」スッ

茜「甘いです!」ペロッ

まゆ「リボンの色が真っ青に……やっぱりプロデューサーへの恋愛感情はないみたいですよぉ」

奈緒「それリトマス試験紙だったの?」



おまけ5



凛「プロデューサー、男子トイレでエッチしようよ」

P「いや女の子が男子トイレに入っちゃ駄目だろ」

凛「大丈夫だよ。ほら私事務所の青だから。トイレも青い方を使うんだよ」

P「なるほど」

奈緒「どこに納得したんだ……?」



ーおわりー

以上になります。

凛のお願いなら何でも聞いちゃうから操作系だな。まゆも操作系、あいつもこいつも……アイドル皆操作系。

皆も『蒼き雷霆 ガンヴォルト』をやろう!(ダイマ)

前作
【モバマス】晶葉「私を便利な舞台装置だと思っていないか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514564935/)

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