沙織「みーぽりん!S○Xしよ!」みほ「え!?」 (36)

華「まあ///」

優花里「武部殿!?」

麻子「暑さでとうとうおかしくなったか」

みほ「と、突然そんなこと言われても…」

沙織「違うって、東京ラブストーリーの台詞であったじゃん!元はカンチだけど」

優花里「タイトルは聞いたことありますが…」

華「内容までは知りませんね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1563800988

沙織「えー名作じゃーん」

麻子「お前は何歳なんだ」

みほ「えっと、なんでその台詞を?」

沙織「一度は言ってみたくない?気持ちをストレートにぶつけてさ」

麻子「にしては下品すぎないか?」

華「今のご時世色々問題になりそうですし」

沙織「えーこういう大胆な台詞でハートを鷲掴みにしたいんだけどなー」

みほ「あはは…」

優花里「それにしてもよく言い放ちましたね、とても勇気がいると思いますが」

沙織「何事も実践的じゃないとね、いざ本番で言えないと困るし」

麻子「言われたほうはたまったもんじゃないな」

杏「おーい今日はみんなで戦車を洗うよー」

みほ「あ、そうでした」

華「では皆さん行きましょうか」

華「ここの汚れは頑固ですね、洗いがいがあります」ゴシゴシ

麻子「おい沙織、その格好…」

沙織「じゃーん!今日は水着持ってきたんだー」

みほ「随分刺激的だね…」

沙織「どうせ汚れるから思い切って用意したの」

優花里「私ではとても出来ない露出です」

沙織「ふふんもっと褒めてもいいよ」

麻子「だらしない肉が出てるぞ」

沙織「嘘言わないで!」

沙織「ふんふふーん」ゴシゴシ

みほ「沙織さん機嫌がいいね」

沙織「やっぱり綺麗になるのって嬉しいじゃん?」

沙織「女も磨けばもっと輝くしね」

麻子「沙織、無駄口叩いてないで丹念に磨け」バシャー

沙織「わぷ!ちょ、いきなりかけないでy」

ツルッ

沙織「へ?」

みほ「危ない!」ダッ

パシッ

優花里「お、お姫様だっこ…」

華「みほさんかっこいいです///」

みほ「さ、沙織さん、だい、じょうぶ?」プルプル

沙織「う、うん…」

みほ「…げ、限界」グラッ

バターン

優花里「お、お二人とも大丈夫ですか!?」

麻子「無理な体勢で受け止めたからな」

華「怪我はないですか?」

みほ「な、なんとか…」

沙織「みぽりんが受け止めてくれたおかげで…」

麻子「沙織の体重が重いせいもあったかもしれないな」

沙織「ちょっと麻子!」

みほ「そ、そんなことないよ、私どっちかというと腕細いし」

沙織「無理にフォローしなくていいから!」

みほ「あ、あと…手が沙織さんの胸に当たったんだけど…柔らかかった///」ゴニョゴニョ

沙織「え///」

優花里「え?何と言ったでありますか?」

みほ「何でもないよ!ただの独り言」アセ

沙織(受け止めてもらった時のみぽりんの顔、なんか凛々しくてかっこよかった…)

沙織(あれ、なんでこんなにドキドキしてるんだろ)ドキドキ

みほ「麻子さん、ここを通る間右側面が無防備になります、警戒してください」

麻子「わかった」

沙織(みぽりんって普段アワアワしてるけど、戦車に乗ると本当に別人みたいになるんだよね)ドキドキ

沙織(そのギャップにすごく惹かれるし)

沙織(そういえば「冴えないけどいざという時に頼りになる人」も結構タイプだな私)

沙織(…)ドキドキ

沙織(さっきからみぽりんを見てるとなんだか落ち着かない)ドキドキ

沙織(どうしちゃったんだろ私)

「「おつかれさまでしたー」」

優花里「いやー今日の模擬戦はよかったですね」

みほ「うん、それぞれのチームの課題が克服されてたしみんなの自信に繋がったと思う」

麻子「家に帰れば丁度いい具合の疲れでぐっすり眠れそうだ」

華「ふふ」

沙織「…」ボー

みほ「沙織さん?」

沙織「あ、うん、なに?」

華「皆さん終わってこれから帰るところですよ?」

沙織「そう、だね」

優花里「どこか心ここにあらず、のようでしたが」

麻子「私じゃあるまいしぼーっとするな」

沙織「…」

みほ「沙織さん大丈夫?」ズイ

沙織「はわ!?だ、大丈夫だよ///」

沙織「…」

沙織(ベッドに入ってもみぽりんの顔が浮かぶ…)

沙織(笑顔が眩しくて…みぽりんを思うと胸が苦しい…)

沙織(そんな…いやまさか…)

沙織(これって…)

麻子「恋だな」

沙織「うえぇ!?」ガタ

麻子「リアクションが大げさだ」

沙織「う、いざ言われるとびっくりするというか…」

麻子「それでなかなか寝付けず私より遅く登校したのか、雪が降るのかと思ったぞ」

沙織「…麻子はさ、私の口からこんなこと聞いて衝撃的じゃなかった?」

麻子「いや、かなり驚いてるぞこう見えて」

沙織「麻子は表情がわかりづらいんだよ」

麻子「大きなお世話だ」

沙織「そ、それでさ…どうしたらいいのかな」

麻子「私は経験豊富じゃないのは分かってるだろ」

沙織「誰かに聞いてほしかったのよ…他に相談できないし」

麻子「五十鈴さんは?」

沙織「なんというか…無理でしょ」

麻子「なんとなくわかる」

沙織「誰が聞いても驚くよね…普段あれだけ「彼氏欲しい」とか言ってて、いざ恋したら相手が同性なんて」

麻子「おかしくない」

沙織「え…?」

麻子「何も好きになる相手が異性だけじゃない、好きになった人がたまたま同性だったということだけだ」

沙織「麻子…」

麻子「なにも思い詰める必要はない、自信を持て」

沙織「ありがとう…」

麻子「それで…西住さんにその気持ちは伝えるのか」

沙織「…言えるわけないじゃん」

麻子「何でだ」

沙織「そんなこと言ったら…みぽりん困らせるじゃん」

麻子「クラスの授業も戦車道も四六時中一緒にいるんだぞ、ずっとそうやって悩むつもりか」

沙織「そんなこと言われたって…!」

沙織「誰が聞いても驚くよね…普段あれだけ「彼氏欲しい」とか言ってて、いざ恋したら相手が同性なんて」

麻子「おかしくない」

沙織「え…?」

麻子「何も好きになる相手が異性だけじゃない、好きになった人がたまたま同性だったということだけだ」

沙織「麻子…」

麻子「なにも思い詰める必要はない、自信を持て」

沙織「ありがとう…」

麻子「それで…西住さんにその気持ちは伝えるのか」

沙織「…言えるわけないじゃん」

麻子「何でだ」

沙織「そんなこと言ったら…みぽりん困らせるじゃん」

麻子「クラスの授業も戦車道も四六時中一緒にいるんだぞ、ずっとそうやって悩むつもりか」

沙織「そんなこと言われたって…!」

麻子「卒業まで1年以上ある、その間悶々とした気持ちを抱えるのか…健全とはいえないな」

沙織「だったらどうしろって言うのよ」

麻子「お前はうんざりするほど馬鹿だ、口を開けば色恋がどうだのと」

沙織「な…!」

麻子「うじうじ悩むお前は見たくない」

沙織「…麻子」

麻子「やらない後悔よりやる後悔、そうだとは思わないか」

沙織「…うん、私…頑張ってみる」

麻子「私は応援するぞ、こうして背中を押してやったんだ…やめたなんて言うなよ」

沙織「うん…ありがとう」

翌日

みほ「沙織さん…話があるっていうのは?」

沙織「うん…えっとね…」

みほ「…」

沙織「…」

沙織(うう~…こういう告白のシチュエーション何度も頭で妄想してたのに全然浮かばない)

沙織(でもここまで来たらもう引き下がれない…)

沙織(しっかり沙織!女は度胸!)

みほ「沙織さんどこかお腹の具合でも…」オロオロ

沙織「みぽりん!」

みほ「は、はい!」

沙織「私…!私、武部沙織は、みぽりんが好きです!」

みほ「え…!?」

沙織「れ、恋愛的な意味で!」

みほ「ええ!?」

沙織「突然びっくりしたよね…でもドッキリでもなんでもないから」

みほ「…」

沙織「みぽりん見てるとすっごくドキドキするんだ…それで分かったんだ、恋してるって」

みほ「…」

沙織「いつも彼氏がどうのとか言ってたけど…この気持ちは嘘じゃないから…」

みほ「沙織さん…」

沙織「それで…みぽりんは…」

みほ「あの…、えっと…それは…ちょっと」

沙織「…え?」

みほ「あ…!もうすぐ戦車道の授業始まるから後で!」タタタ

沙織「あ、みぽりん…!」

ポツーン

沙織「…」

沙織「これって…フラれた…ってことだよね」

沙織「…うん!」

沙織「そうだよね!女の子からそんなこと言われてもワケわかんないよね!」

沙織「時間がたてばきっとなかったことになるよその内!」

沙織「そう…きっと…」ポロ

沙織「失恋って…こんなに辛いんだ…」グス

沙織「う…うえぇ…みぽりん…」ポロポロ

Ⅳ号車内

華「…」

優花里「…」

麻子「…」

みほ・沙織「…」

他3人「気まずい…」

優花里(な、なんなのでしょうこの重苦しい沈黙は)

華(沙織さん…先程から落ち込んでるように見えます)

麻子(沙織の奴…まさかフラれたのか…)

みほ「さ、沙織さん…」

沙織「…」

みほ「沙織さん」

沙織「は、はい!?」

みほ「アヒルさんチームと通信を」

沙織「う、うん…」

麻子(大丈夫か…?)

みほ「…」チラ

沙織「…」チラ

みほ「!」フイ

沙織「…」シュン

麻子(さっきから目が合ったら逸らしたり逸らされたり…集中できてないぞ)

沙織(ほら…やっぱり迷惑だったんだよ…告白されて)

沙織(女の子同士は気持ち悪いんだよ…)

沙織(しかも同じチームなんだから嫌でも会話しないといけないじゃん…みんな居心地悪そうにしてるし)

沙織(私のせいでチームがギクシャクしてる…麻子の言うとおり馬鹿なんだよ私って)

沙織(もう…どうにも…)

みほ「!2時の方向に敵!」

沙織「え!」

ドーン

沙織「うわわ!」ガシャーン

グラグラ

みほ「麻子さんそのまま窪地に一旦退避してください!」

ドーン

麻子「間に合わな…!」

ガシャーン

みほ「このままだと横転して…!みんな掴まって…」グラ

沙織「み、みぽりん危ない!」バッ

みほ「え…うわ!」

ドシーン… シュポッ

梓「た、隊長に勝っちゃった…」

み、みなさん大丈夫ですか…」

麻子「こっちは問題ない」

華「みほさんは…まあ」

みほ「む、むぐぐ」ジタバタ

沙織「いてて…あ、みぽりん!?つい思い切り抱きしめちゃった!」

優花里「西住殿が胸で窒息してます…」

みほ「ぷは!」

沙織「み、みぽ」

みほ「わ、私は平気だから!」パシ

沙織「あ…」

麻子「沙織…」

みほ「…」モジ

沙織「…ひぐ」グス

他3人「!?」

沙織「うわああああん!」

優花里「た、武部殿!どこか怪我されたのですか!?」

華「そういう時は傷口に唾を塗るといいですよ」

麻子「多分違うと思うぞ」

華「では赤チンでしょうか」

沙織「うう…ひっく…」

みほ「…沙織さん」

あんこうチーム「…」ズーン

梓「あ、あのー、もしかして私のチームのせいですか?」

麻子「いや気にするな、沙織の個人的な問題だ」

梓「はぁ…」

杏「いやー大番狂わせだったねー」

桃「まったくたるんでるな」

沙織「…」

みほ「…」

桃「今日はここまでとする、解散!」

沙織「…」

麻子「おい沙織…」

みほ「じゃ、じゃあ私はこれで…」

沙織「み…みぽりん!」

みほ「…?」

沙織「私と一緒に帰ろ!」

みほ「!」

優花里「では私もご一緒に」

沙織「いや、今日はみぽりんと二人で帰るから!」

優花里「そうですか…」

麻子「沙織…」

>>23 訂正

優花里「み、みなさん大丈夫ですか…」

麻子「こっちは問題ない」

華「みほさんは…まあ」

みほ「む、むぐぐ」ジタバタ

沙織「いてて…あ、みぽりん!?つい思い切り抱きしめちゃった!」

優花里「西住殿が胸で窒息してます…」

みほ「ぷは!」

沙織「み、みぽ」

みほ「わ、私は平気だから!」パシ

沙織「あ…」

麻子「沙織…」

みほ「…」モジ

沙織「…ひぐ」グス

他3人「!?」

スタスタ

沙織「…」

みほ「…」

沙織(なんて話しかけたらいいか分かんない…)

みほ「…沙織さん」

沙織「ん?」

みほ「さっきは助けてくれてありがとう」

沙織「ど、どういたしまして…」

みほ「模擬戦の間気まずくしちゃってごめん…」

沙織「いいのいいの、元々私のせいだし(自分で言ってて悲しい…)」

みほ「…」

沙織「やっぱりさ、みぽりんってほっとけないもん」

みほ「え?」

沙織「助けてあげたくなっちゃうというか…母性本能をくすぐる?っていうの?」

みほ「なにそれ」フフ

沙織(あ…今日やっと笑ってくれた…)

沙織「やっぱりみぽりんは笑顔が一番かわいいよ」

みほ「え…///」

沙織「///」

みほの部屋

みほ「沙織さん、座って」

沙織「うん…」

みほ「…」

沙織「みぽりん」

みほ「戦車を洗ってた時に沙織さんを助けたでしょ」

沙織「あ、うん…」

みほ「その時からね…沙織さんが気になってしょうがないんだ」

沙織「え…」

みほ「意識し始めたらね、すっごく可愛く見えて…ドキドキして」

沙織(もしかしてみぽりんも…?)

みほ「色々考えて…分かったんだ…私は沙織さんに恋してるって」

沙織「ほ、本当に…?」

みほ「でもね」

沙織「…?」

みほ「沙織さんに告白されたとき…ふと頭によぎったの、私は西住流だって」

沙織(あ…)

みほ「いつかは跡継ぎのために結婚して…子供を産む」

沙織「…」

みほ「素直に嬉しかったけど…どうしていいか分からなくて…あの時上手く言葉に出来なかった」

沙織「みぽりん…」

みほ「せっかく…お互いに好きだって…わかったのに」グス

沙織「…みぽりん!」ギュッ

みほ「さ、沙織さん!?」

沙織「そんなの関係ない!家のこととか、世間がどうとか!」

みほ「で、でも…」

沙織「だって、好きなものはしょうがないじゃん!」

みほ「…!」

沙織「人を好きになる気持ちは誰かに制限されるものじゃないよ…胸を張って言いたい」

みほ「沙織さん…」ギュ

沙織「それにさ、西住流を継げるのはなにもみぽりんだけじゃないし」

みほ「お姉ちゃん…」

沙織「そう、だからみぽりんは自分の気持ちに正直になっていいんだよ」

みほ「うん…」

沙織「あー、でもみぽりんのお母さんは説得できるかなー…」

みほ「う…今度こそ本当に勘当されそう」

沙織「だ、大丈夫だよ!きっとお姉さんも味方してくれるって!」

みほ「そうかな…」

沙織「そうだよ!…多分」

沙織「じゃ、じゃあ、改めて…」

みほ「…」ドキ

沙織「みぽりん…私と、付き合ってください」

みほ「…はい、喜んで」ニコ

沙織「なんだか照れるね…」

みほ「うん、不思議な気分…」

沙織「それで、さ…」モジモジ

みほ「?」

沙織「き、キス…してみない?」

みほ「ふえ!?」

沙織「や、やっぱりさ!せっかく恋人同士になったんだからさ…///」

沙織「嫌…?」

みほ「わ、私も…してみたい」

沙織「!」

みほ「ど、どうぞ…」スッ

沙織(みぽりん可愛い…目を閉じて唇震えてる…)

沙織「い、いくよ…///」

みほ「うん…///」

チュッ

みほ「ん…///」

沙織「っふ…んん///」

みほ(沙織さん…唇柔らかい)ギュッ

沙織(気持ちいい…今私心臓バクバクしてる…)

みほ(すごくいい匂いする)

沙織(あ…みぽりんの鼓動も凄い)

沙織「…っはぁ」

みほ「…///」ドキドキ

沙織「…///」ドキドキ

沙織「みぽりん…どうだった?キス…」

みほ「うん…すごく気持ちよかった」

沙織「じゃ、じゃあさ…このまま…しない?」

みほ「す、するって…えぇ!?」カアア

沙織「こ、これは流れ的にそうかなーって…///」

みほ「あう…///」

沙織「ど、どう…?」

みほ「あ、その…いいよ///」

沙織(あー可愛すぎ、反則過ぎる///)

沙織「そ、それじゃ…」スゥー

沙織「みーぽりん!S○Xしよ!」


終わり

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