奴隷商「今日からコイツらの面倒しっかり見ろよ!」
猫耳の生えた幼女「…」
翼の生えた幼女「…」
角の生えた少女「…」
鱗の肌の少女「…」
女エルフ「ぇ…」
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女エルフ「あの、何故私が」
奴隷商「なんでもなにも命令だよ。お前奴隷だろうが」
女エルフ「いえあの、そもそもどこですかここ?」
奴隷商「ここは奴隷を置いとくための家だ」
女エルフ「こんな森の奥に?何故?牢屋とかではないんですか?」
奴隷商「は…?お前…酷いヤツだな」
角の生えた少女「…」
女エルフ「え、なんですかその目!?私おかしなこと言ってませんよね?人間がする奴隷の扱いって普通そうでしょ!?」
奴隷商「うるせえ!奴隷の癖に口答えすんじゃねえよ!いいからお前は此処でコイツらのママになればいいんだ!わかったな!?」
女エルフ「えー…」
奴隷商「これから街に戻る。次来るときまでしっかりママになってなかったらとんでもねえとこに売り飛ばすからな」
女エルフ「え、え」
奴隷商「あともし逃げたりしたらその奴隷の首輪爆発してお前死ぬからな」
女エルフ「ちょ…!は!?」
奴隷商「そんじゃ」パシン
馬「ヒヒン」ダカタッダカタッ…
女エルフ「ぇ……本当に行っちゃった…ママってなによ…」
猫耳の生えた幼女「…」
翼の生えた幼女「…」
角の生えた少女「…」
鱗の肌の少女「…」
女エルフ「…えーと」
女エルフ「なんか…そういうわけで、あなた達の面倒をみることになったみたいだけど…」
猫耳の生えた幼女「…」
翼の生えた幼女「…」
角の生えた少女「家の中、戻るわよ」
鱗の肌の少女「…うん」
女エルフ「は?ちょっと」
角の生えた少女「私たち、別にあなたに面倒見てもらう必要はないので。どうぞご自由に」
女エルフ「………」ポツーン
女エルフ「(か、かわいくね~…!)」
女エルフ「……まああの子もああ言ってし、そもそもあの奴隷商人の言うことを素直に従う必要もないか。それなら私はさっさとここから…」
奴隷商『あともし逃げたりしたらその奴隷の首輪爆発してお前死ぬからな』
女エルフ「(そうだった…これあるから逃げられないんだった。これの鍵持ってたあいつもここにはもういないし…次来たときなんとかして…)」
奴隷って『次来るときまでしっかりママになってなかったらとんでもねえとこに売り飛ばすからな』
女エルフ「(とんでもないところ…)」ブル…ッ
女エルフ「と、とりあえずあの子達に話を聞かないと…」
女エルフ「お、お邪魔しま~す」ギィ…
猫耳の生えた幼女「ぁ…」
翼の生えた幼女「っ…」ビクッ
鱗の肌の少女「…」
角の生えた少女「…チッ」
女エルフ「(舌打ちされた…)」
女エルフ「えーと、あなた達…お名前は?」
猫耳の生えた幼女「えっと、えっと…」
角の生えた少女「ケモ子ッ!」
猫耳の生えた幼女「あぅ…!」ビクッ
女エルフ「け、ケモ子ちゃんかぁ~!私は女エルフだよ!よろしくね?」
ケモ子「う、うん…」チラ
角の生えた少女「チッ…」イライラ
女エルフ「他の三人も名前も教えてくれない?」
翼の生えた幼女「…」
角の生えた少女「…」
鱗の肌の少女「…」
女エルフ「…け、ケモ子ちゃん」
ケモ子「ぅ…あの子がハネ子で、あっちがウロ子…あと、ツノ子」
女エルフ「わ~ありがと~」
ハネ子「な、なんで言っちゃうの…」
ケモ子「ぅ…ごめん」
ウロ子「……」
ツノ子「…チッ」
女エルフ「(うーん…すっごい警戒されてるなぁ)」
女エルフ「(そもそもこの魔族の子達からしたらエルフって微妙な立ち位置だもんな~。エルフって基本どっちの味方でもないし…)」
女エルフ「その、ね?聞きたいことがあるの」
ツノ子「…なに?」
女エルフ「! あ、あのね?ここがどこだかわかる?あと私を連れてきた奴隷商人のこととか、どうしてこんなとこに住まわされてるのかとか」
ツノ子「知らない」
女エルフ「そうなの?でも」
ツノ子「チッ…知らないって言ってんでしょ」
女エルフ「そ、そっか…ごめんね」
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