ココア「性格が反対になる薬飲んじゃった………」 (19)

ココア「うわー!遅刻遅刻ー!」

ドタドタドタ

ココア「もー!なんで起こしてくれなかったのチノちゃん! ってチノちゃんもう学校行ってるし!ひどいよー!」

ココア「朝ごはんなんて食べる時間ないよー!! あれ?こんなところに栄養ドリンクが!?よし!これを朝ごはん代わりにしていこう!」


ゴクッゴクッゴクッ…

ココア「………あれ?なんだかげんきがなくなってきた……なんでだろ…ていうか…すごく眠い…何もやる気が出ない………」バタリ…


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二時間後…

ココア「……………ん…ここは…リビング…」

ココア「えっと…今はもう11時……そうだ…学校……は………いいや…さぼっちゃお」

ココア「……」ボー…

ココア「…………………」

… 3時間経過

ココア「……………あ、また眠っちゃってた…」



チノ「ココアさん、おはようございます…」ゴゴゴゴ…

ココア「…チノ…ちゃん……?」

ココア(なんか怒ってる?)

チノ「今もう14時過ぎですよ?こんな時間まで寝てるなんて………呆れます」

ココア「…………」

チノ「なんですか?まだ眠いんですか?」

ココア「…………いや…別に……」

チノ「まったく…早く顔洗って仕事の手伝いしてください!」

ココア「………………」(めんどくさいなぁ……)

…10分後

チノ「ちょっと!ココアさん!何やってるんですか!」

ココア「………うぅ……」(うるさい………)

チノ「もういいです!ずっと眠っててください!」

バンッ!

シーン

ココア「………夕ご飯の時間だ……めんどくさいなぁ……」

チノ「ちょっとココアさん?…夕ご飯の時間ですよ!」

ココア「あ、うん…………」



チノ「はぁ…今日のココアさんなにか変です、一体どうしたんですか?熱は無いみたいですし」

ココア「うーん…多分アレのせいかな…」

チノ「なんです?アレって」

ココア「これ」つどリンクの瓶

チノ「え、なんですかこれ…」

ココア「わからないけど………これ飲んだら何もかもやる気がなくなって…」

チノ「えっと…性格が反対になる薬?……飲んだら性格が変わります? 日にちが増すごとに効果が高まってきます?……なんですかこれ…」

ココア「わからないよ………」

チノ「ココアさんが今日休みたいから適当に作ったんじゃないんですか?休む口実に」

ココア「………………」

チノ「まあいいです、とにかく明日はちゃんとしてくださいね」

ココア(……………)

………

チノ「…というわけなんです……」

リゼ「…まるで鬱病だな」

チノ「えっ!?鬱病!?」

リゼ「ああ……なんとかして直さないと……」

チノ「でもどうしたら?」

リゼ「とりあえずチノはココアの面倒を見てやってくれ、何しでかすかわからない」

チノ「わ、わかりました…それではおやすみなさい…」

……夜中2時


ココア「……はぁ…チノちゃん…呆れてたなぁ……もう…私のこと嫌いになっちゃったよね…仕事サボったし…………チヤちゃんからのメールも無視しちゃった…シャロちゃんの働いてるクレープ屋にいくヤクソクも破っちゃった……みんなに迷惑かけてる……きっとみんなに嫌われたよね…………どうしよう……私………どうしよう…だれにも会いたくない………」

次の日

ココア「………」ボー…

コンコン…

チヤ「ココアちゃん?起きてる?」

ココア(え…チヤちゃん?)

チヤ「ココアちゃんはいるわね」ガチャ

ココア「あ、えっと…………」タジタジ…

チノ「おはようございますココアさん、学校に行く時間ですよ」

ココア(学校…………めんどくさいし行きたくないしそんな気分じゃないのに…)

チヤ「あ、あのココアちゃん…すごいクマできてるわよ?まさか一睡もしてないの?」

ココア「あ………うん……」


ココア「その…眠れなくって…」

チヤ「」チノ「」

チヤ「ちょっとチノちゃん、こっち、きて」

……

チノ「……」

チヤ「ココアちゃん思ってたより重症ね……」

チノ「はい………もうどうしたらいいのか…」

チヤ「そうね…きょうはココアちゃん学校休ませて、学校終わったらみんなでココアちゃんを元気づけましょう、マヤちゃんとメグちゃんに事情説明してあげてね」

チノ「わかりました」



ココア(あっちで二人で何話してるんだろ……まさか……私がこんなになったから愛想つかしちゃったのかな……あはは…しょうがないよね…でもチノちゃんは普段から私のこと落ち着きがないとか言ってたし…もうこのままでもいいよね……うん…リゼちゃんも最近私のことうるさそうにしてたし、シャロちゃんだってあった時から私のこと………)

凄く良い

>>9
ほんとですか?ネタ思いつかないから唐突なヲチにしてやめようと思ってたけど頑張ります!

チノの学校

チノ「ということなんです…」

メグ「えー!ココアちゃんそんなことになってるのー!?」

マヤ「どうせココアのいつもの冗談だよw」

チノ「そんな感じはしないんですよね…」

メグ「でも、今日はもとからマヤちゃんとラピッドハウスに行く予定だったし行くよ!」

チノ「ホントですか?ありがとうございます、きっとココアさんも喜ぶはずです」

マヤ「そうと決まればさっそく行こう!」

チノ「まだですよ…まだ4時間目です」

マヤ「うわー!はやく帰りたいのにー!」

リゼ(ココアが鬱病?………信じられないな…でもチノから明日来るように頼まれたしとりあえずシャロを待つか)

シャロ「…あ、リゼ先輩」

リゼ「お、シャロ」

シャロ「あ、あの…メール…あれほんとなんですか?ココアが…」

リゼ「いや、まだ私はわからないんだ、実際に見ていないからな」

シャロ「そうなんですか…あの元気なココアが…いつも元気に振る舞っていただけで本当のココアは…」

リゼ「ま、まてまて!違うぞシャロじつは……………………ということらしい」

シャロ「……信じられない話ですけど…チノちゃんが冗談を言うとは思えませんし…とりあえずここでこうしてても仕方ありませんね、さっそく行きましょう!先輩!ココアを元気づけるために!」

ココアの部屋

ココア「……そういえばもうそろそろチノちゃんが帰ってくる時間だ…………」

ココア「どうしよう…すごい汗……お風呂入りたい……でもめんどくさいなぁ… あっ……」

ココア(……わたし………もうなにもかもがめんどくさく感じてるなぁ………あ、この写真…この間チノちゃんと撮った写真だ…チノちゃん俯いてる………私に抱きつかれて嫌だったのかな………きっとそうだよね……、この写真はシャロちゃんとの写真……この写真はリゼちゃん………この写真はチノちゃん……もうこんなふうに楽しくみんなで笑い合えないのかな………)グスン…

ココア「もうだめ……私なんて…私なんて…いないほうがいいんだ………」ポロポロ…

ドタドタドタッ………!

チノシャロチヤリゼメグマヤ「「「ココア!さん・ちゃん!!!」」」



ココア「っ………………!!」ゴシゴシっ

ココア(………っ…どうして…みんな来たの……こんな姿見られたくないのに…ッ…………なんとか堪えなきゃ)

ココア「あ、あはは、み、、みんな、、ど、どうし…たのー?」

シャロ(ココア…)
チヤ「ココアちゃん…」
リゼ「ココア…無理するな…」

ココア「え、え……む、無理なんてしてないよ…」ニコッ

リゼ「もう話は聞いてるんだ、お前は変な薬を飲んだせいでそうなってしまったんだ……お前のせいじゃない……!」

ココア(わかってるよ…わかってるけど!………うぅ………嫌だ………心が痛い……!………みんなからの視線が………)

チノ「ココアさん………みなさんココアさんが心配で駆けつけてくれたんです……」

ココア(チノちゃんがよんだの…?そんな………)

マヤ「ココア!ココアが病気になっちゃったのかよく知らないけどわたしはいつものココアが好きだ!」

メグ「わ、私も!!」

シャロ「うるさくないココアなんて気味が悪いだけよ」

ココア(…みんな………)

チノ「ココアさん…またみんなで遊びましょう……」

ココア(い、嫌……やっぱ…だめ………もう私に構わないで…!……)

リゼ「ココア……!」
リゼ(ココアがチノを拒んでる……流石に無理なんじゃ…)

チノ「ココアさん…さぁ」

ココア「だ、だめ…やめてっ!………」

チノ「っ!……」

ココア「もうやめて………ここから出ていって………」ガタガタ…


リゼ「こ、ココア…!おちつけ!」

ココア「私なんていないほうがいいんだよ!私なんて消えたほうがいいんだ!!もう嫌だよぉ!!」ポロポロ…

ココア「みんなに迷惑かけたくない!だからもう私に構わないで!…ッ…ぐすっ……」

シャロ「馬鹿なこと言わないで!私達友達でしょ!」

チヤ「そうよ!ココアちゃん!」

ココア「もう嫌だぁー!やめてよぉ!」ドタドタ…

チノ「あ、ココアさんっ!?」

リゼ「追いかけよう!」

シャロ「ま、待ってください!………」

みんな「「「えっ!?」」」

シャロ「その、いまココアを追いかけても返ってココアにダメージを与えるだけな気がするんです…」

マヤ「でもココアを放って置くわけには行かないよ!」

シャロ「わかってるわっ!…でも…これ以上みんなで追い詰めてもだめなのよ!…」

チノ「……どういうことですか?」

シャロ「えっと……」

リゼ「…よし…わかった…じゃあシャロに任せるよ」

シャロ「えっ」

チヤ「そうね……シャロちゃんなんだか詳しそうだし、一人で追いかけるなら大丈夫かもしれないわ…」

シャロ「え、でも詳しいってわけでは…ただその…私のクラスの知り合いにココアほどではないけど鬱病の娘がいて……以前助けようとしたことがあったんです…大したことできてないしその娘…学校来なくなっちゃったけど…」

リゼ「わかった、私達はひとまず解散しよう、シャロあとは任せたぞ」

シャロ「はいっ!」



ココア「はぁ…はぁ………!」ダッダッダッ…

ココア「はぁ…はぁ……!はぁ……はぁ……」

ココア「……うぅ…ェグッ…ひぐっ……」ポロポロ…

ココア(もうだめ…私あんなこと……きっとみんなに嫌われた……きっとじゃない…絶対に嫌われた…もう…おしまいだよ………)グスッ…

??「…大丈夫ですか?………」

ココア(え…だ、だれ?……怖い…!……)ガクガクッ…

??「落ち着いて、私は何でもないただの……あなたに似た者よ」

ココア(………何を言ってるの…?この人……)

??「あなたが今どういう状態なのか私にはとてもわかるわ…だって以前の私…いえ、今の私と同じなんだもの……パニックになったそんなとき…どうしたら解決できるか私は知ってる、知りたい?知りたいよね?それはね……………………………………………………………………………………………傷つけることよ……」

ココア(傷つける?…………)

??「そう………こんなふうに」スッ



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