書き溜めなしでだらだら書いていきます。
人狼特有のサツバツとした展開にはならない予定です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1570100297
P「って知ってるか?」
沙理奈「知らないわ」
春菜「同じくです」
千枝「千枝もです……」
瑞樹「聞いたことはあるわね」
比奈「アタシはちょっとだけやったことあるっス」
P「ふむ、じゃあ説明からするか」
P「ある田舎の村に人狼という化け物が出ました。化け物は昼は善良な村人のふりをしながら、夜な夜な村民を襲い食べてしまいます」
P「そこで村人たちは一計を案じました。毎日会議をして、一日一人怪しい村民を処刑して、人狼を退治しようとしたのです」
P「果たして村人と人狼、勝つのはどちらか?」
P「っていうゲームだな」
沙理奈「ずいぶんと物騒ねぇ」
千枝「なんだか怖いですね……」
P「まあ、本当に処刑したり噛み殺したりするわけじゃないから安心してくれ」
瑞樹「で、それを私たちがやるの?」
P「今度のファンクラブ特典映像に使おうかと思ってな」
P「仲良しユニットの疑心暗鬼をお楽しみに!てな」
春菜「悪趣味ですねぇ」
P「まぁ、あんまりガチ不仲な映像になったらボツだけど、そうはならないだろう」
比奈「それはなぜ?」
P「お前たちの性格上、絶対そんなことはできないからな」
瑞樹(この人は真顔でこんな事言うからずるいのよねぇ)
沙理奈(真顔っていうか頭Pだけどね)
P「ま、それはさておき一回体験してもらおうか」
P「ほんとはもうちょっと複雑なんだが、とりあえずはシンプルなのをやろう」
■配役
村人4、人狼1、(ダミー1)
春菜「このダミーというのは?」
P「ああ、このゲームは最初に村人が襲われて、それで議論を始める、っていう設定だからな」
比奈「結構世界観重視なんスね」
P「でも襲撃されたり処刑された人はゲームに参加できないんだ」
P「せっかく参加したのにいきなり襲撃されてすぐ退場、じゃつまらんから、初日はNPCが死ぬことになってる。それがダミーだな」
P「ダミーじゃ味気ないから名前はPにしとくか」
千枝「えっ……Pさん……死んじゃうんですか……?」
沙理奈「ちょっと!千枝ちゃんが怖がってるじゃない!」
瑞樹「親バカねぇ」
P「えっ不評?じゃあぴにゃこら太にするか……」
P「では一回戦。まずはこの役職カードを全員に配ります。全員自分だけこっそり見て」
……
P「見たな?じゃあ本当は伏せて襲撃先決めたりするんだけど、今日はやることないからこのまま議論に入ろう」
P『朝になりました。ぴにゃこら太が無残な姿でぐさぁー!されました』
P「じゃあ今から5分間議論をして、各自怪しい人に投票してもらいます。いちばん票を貰った人が今日のぐさぁー!対象です」
P「議論開始!」
※皆様も一緒に誰が人狼かお考えください
瑞樹「議論をするって言ってもねぇ」
比奈「何も情報がないっスね」
千枝「千枝は村人でした!」
沙理奈「うんうん、千枝ちゃんは村人よ、間違いないわ」
春菜「どうしてです?」
沙理奈「千枝ちゃんは可愛いもの」
瑞樹「親バカねぇ……」
比奈「まぁでも、自分は狼です!っていう狼もいないっスからねぇ」
瑞樹「そうねぇ、議論材料もないし……」
瑞樹「こういうときはカマかけるのよ!」
瑞樹「比奈ちゃん、実は狼でしょ」
比奈「はい!?」
千枝「どうしてですか?」
瑞樹「特に理由はないわ、揺さぶってみるのよ」
春菜「揺さぶる、ですか?」
瑞樹「人間ウソをついてるときは動揺するものよ?」
沙理奈「まぁそれしか話題作る方法がないものね」
比奈「アタシは正真正銘村人なんスけど!?」
瑞樹「あらぁ、でも自分が狼っていうハズもないしねぇ」
千枝「なんだか比奈さんが怪しく見えてきました……」
比奈「えっちょっと!」
春菜「うーん、そうなんでしょうか…?」
比奈「そういう瑞樹さんが狼かもしれないじゃないスか」
瑞樹「私は村人よ?」
比奈「説得力!」
沙理奈「うーん、でも瑞樹さんが狼だったら、もっと無難に立ち回る気がするのよね」
春菜「たしかに、目立ってますよね」
千枝「うーん、でも、理由もないのに比奈さんに構い過ぎな気もします……」
瑞樹「あら、案外私も反感を買うのね」
比奈「やっぱこれだと言いがかりにしかならないっスね」
P「そこまでー」
P「じゃあ投票タイムだ。怪しいと思う人は決まったか?せーので指をさしてくれ」
P「いくぞー。せーの!」
千枝 →比奈
春菜 →比奈
比奈 →瑞樹
沙理奈→瑞樹
比奈「えー」
P『比奈は村民協議の結果ぐさぁーっ!されました……』
P「あ、ちなみに言い忘れてたが、村人は人狼を退治すれば勝利。人狼は人狼と村人が同数になれば勝利だな」
P「というわけで今回はゲームはまだ続きます。比奈は隣の部屋に行っててくれ」
比奈「はいっス」
P「じゃあこれからは夜になります。全員伏せて」
P『夜になりました。人狼は顔を上げてください』
P『人狼は今夜ぐさぁー!する人を選んでください』
P「OK。じゃあ夜が明けます」
P『朝になりました。千枝が無残な姿でぐさぁー!されました』
千枝「千枝ですか?」
P「うん。残念ながらここで退場だな。比奈と一緒に隣の部屋に行っててくれ」
千枝「はいっ」
P「じゃあ議論開始!」
沙理奈「ちょっと!なんで千枝ちゃんぐさぁー!するのよ!許せない!」
瑞樹「まぁ、千枝ちゃんに投票する人いなさそうだしねぇ」
春菜「うーん、だれが狼なんでしょうか……」
沙理奈「二人は昨日はなんで比奈ちゃんに投票したの?」
瑞樹「私の直感を信じたわ」
沙理奈「直感ねぇ……」
春菜「私はわからなかったので……なんとなく比奈ちゃんに投票しました」
沙理奈「まぁそうよね」
瑞樹「沙理奈ちゃんは?たしか私に投票よね」
沙理奈「千枝ちゃんの直感を信じたわ」
春菜「その千枝ちゃんはたしか比奈ちゃん投票ですが……」
沙理奈「まぁ半分冗談だけど。狼が勝つためには、自分以外のひとをぐさぁー!しなきゃいけないわけじゃない?」
沙理奈「じゃあ他の人を狼に仕立て上げてぐさぁー!されるように仕向けるかなって思ったのよ」
春菜「なるほど」
沙理奈「だから私は瑞樹さんが狼だと思ってる」
沙理奈「瑞樹さんは?比奈ちゃん狼じゃなかったけどどう思う?」
瑞樹「うーん…私は春菜ちゃんが気になるのよねぇ」
瑞樹「春菜ちゃん、昨日から口数が少なめなのよねぇ」
春菜「そうですか?何を喋ったらいいかよくわからないので……」
瑞樹「それは嘘じゃないだろうけど、それ以上に狼を引いたから下手なこと言えないのかなって思ったのよ」
沙理奈「なるほど、理屈はわかるわ」
瑞樹「私の十八番取らないでちょうだい」
瑞樹「春菜ちゃんはどっちが怪しいと思うの?」
春菜「迷いますけど、強いて言えば沙理奈さんかなって」
春菜「昨日千枝ちゃんが言ってましたけど、狼があんまり目立つ行動はしないと思うんです」
春菜「だから目立つことを恐れない瑞樹さんよりは、無難に過ごした沙理奈さんのほうが狼かな、と……」
瑞樹「うーん。その考えもわかるわねぇ」
P「そこまでー」
P「投票タイムに移ります。決まったかー?」
瑞樹「シンキングタイムがほしいわ」
沙理奈「私も」
春菜「同じくです」
P「ほんとはダメなんだが、まぁ最終日だしな。いいだろう、5分間シンキングタイムだ」
一旦休憩。気になる結果はまた後で。
誰が狼かは決めてますが、投票は安価取るかも。
瑞樹(うーん。ああは言ったものの、悩むわねぇ)
瑞樹(春菜ちゃんはさっきも言ったけれど、口数が少なくて態度が曖昧なのが気になるわ)
瑞樹(けど、春菜ちゃんが狼なら、私と沙理奈ちゃん、どっちをぐさぁー!しても勝てるはず)
瑞樹(なら、沙理奈ちゃんに乗っかって私を怪しむほうが得にも思えるわ)
瑞樹(対して沙理奈ちゃんは、言動に怪しいところはない)
瑞樹(そして昨日から一貫して私を怪しんでいる)
瑞樹(でも今日になって口数が増えてきた。今日にむけての布石とも考えられるわ)
瑞樹(沙理奈ちゃんなら狼でもしれっとした態度取れるだろうし……)
瑞樹(うーん、どっちが狼かしら……)
ネタバレしてしまいますが、川島さんは村人です。
さて、春菜と沙理奈、どっちが狼でしょう。
川島さんの投票先:>>20
紗理奈で
P「そこまでー。投票するぞー、せーの!」
春菜→沙理奈
沙理奈→春菜
瑞樹→沙理奈
P『沙理奈は村民協議の結果ぐさぁーっ!されました……』
P『人狼が村からいなくなりました。村人の勝利です!』
沙理奈「あちゃー」
瑞樹「やったわ!」
比奈「おっ、勝ったんスか」
千枝「やったぁ!」
春菜「全然喋れませんでした…」
P「瑞樹はなんで最後投票変えたんだ?」
瑞樹「うーん、よく考えたら、沙理奈ちゃんって最初私を目立つから狼じゃないって言ってたのよね」
瑞樹「それがいつの間にか私が怪しいに変わってたのよ、それが決め手かしらね。かなり迷ったけれど」
比奈「千枝ちゃんは狼じゃないって言い切ったのも、今考えたら自分が狼だったからなんスね」
沙理奈「うーん、いいとこまでいったと思ったんだけどなぁ」
瑞樹「春菜ちゃんはずっと誰を怪しんでるかわかりづらかったけど、最後に沙理奈ちゃんを怪しんだのが村人っぽかったわ」
春菜「どうしてです?思ったことをそのまま言っただけですけど…」
沙理奈「春菜が狼なら、アタシに便乗して瑞樹さんを怪しんだほうがいいんじゃない?2対1になるから」
春菜「そうか、そういう考え方もあるんですね」
春菜「怪しいところは本当に分かんないです…」
比奈「情報ゼロっスからねえ。それは仕方ないっス」
P「まぁこれは練習みたいなもんだしな。何もなきゃ言いがかりつけるしかない」
千枝「本番があるんですか?」
P「ああ。次は村人と人狼以外の役が登場するぞ」
P「まずは占い師。占い師は毎晩生存者を一人選んで、村人か人狼か知ることができる」
沙理奈「なにそれ、めっちゃ強いじゃない」
P「そう。めっちゃ強い」
春菜「でも自分が占い師です!って宣言したらぐさぁー!されちゃいますよね?」
P「そう。だからタイミングが重要になる。場合によっては最初から出ないほうがいいこともある」
千枝「占い師さんがいれば、村人が有利になりますね!」
P「ところがどっこい、人狼側の役職も増えるんだ」
比奈「狂人っスか?」
P「ご名答。狂人は村人でありながら、狼の味方をしてしまう困った人だ」
P「狂人はとにかく村をかき回して、狼の勝利を目指すのが仕事だ」
沙理奈「村をかき回すって例えば?」
P「簡単なのは占い師を名乗ることだ」
千枝「ニセ占い師ってことですか?」
P「そう。もちろん占い師を名乗らずに議論を妨害してもいい」
瑞樹「狂人を占い師が占ったらどうなるのかしら」
P「その場合は村人と判定される。あくまで村人だからな。だから狂人が生きてても人狼が死んだら村人の勝利だ」
比奈「狂人の仕事は自分がご主人のかわりに死ぬことだったりもするっス」
P「そうそう…って比奈詳しくない?」
比奈「き、ききき気のせいっスよ」
比奈「狂人っスか?」
P「ご名答。狂人は人狼の味方をする村人だ。村をかき回して狼を勝たせるのが仕事」
瑞樹「かき回すって例えば?」
P「一番簡単なのは占い師を名乗ることだな」
千枝「ニセの占い師ってことですか?」
P「そうそう。もちろん占い師を名乗らないで議論に参加してもいい」
春菜「狂人を占い師が占った場合は?」
P「その場合は村人と出る。あくまで村人だから、狂人が生きていても人狼がいなくなったら村人の勝ちになる」
比奈「狂人は時には自分が狼の代わりに死ぬことが仕事だったりもするんス」
P「そうそう…って比奈、なんか詳しくない?」
比奈「き、ききき気のせいっスよ…」
P「それで次の村はこんな感じになる」
■配役
村人2、占い師1、狂人1、人狼1、ダミー1
P「まぁ何はともあれ一回やってみよう」
P「あ、ここからはいくつか専門用語を使わせてほしい。人狼が村人を襲撃することは「噛む」、投票で処刑することを「吊る」、狂人や人狼が占い師を名乗ることを「騙る」、自分の役職を明かすことを「CO(カミングアウト)」する、という。まぁこんなもんか」
瑞樹「どこに向かって喋ってるのよ」
P「やだなぁカメラだよカメラ」
本日はここまで。全部で3村か4村くらいになりそうです。
あと>>26は無視してください。申し訳ない。
P「じゃあまず役職カードを配ります。自分だけ見てね」
P「見たな?じゃあみんな伏せて」
P『夜になりました』
P「『人狼は顔を上げてください』……今日は噛み先は固定だったな」
P『結構です。伏せてください』
P『次。占い師は顔を上げてください』
P『今晩占いたい人を選んでください』
P『その人は……これです』(役職のカードを見せる)
P『結構です。伏せて下さい』
P『朝になりました。ぴにゃこら太が無残な姿でぐさぁー!されました』
P「では議論開始!」
沙理奈「はい!アタシ占い師!」
瑞樹「あら、そうなの?」
春菜「胡散臭いですね」
沙理奈「なんでよ!」
比奈「さっき狼だったスからねぇ」
千枝「さっきと今は関係ないんじゃ……」
沙理奈「もーアタシの味方は千枝ちゃんだけね!」
沙理奈「きょうは千枝ちゃんを占って、結果は村人だったわ」
春菜「待ってください。私が本当の占い師です」
比奈「お、人狼っぽくなってきたッスね」
瑞樹「それでさっき胡散臭いって言ったわけね」
沙理奈「で、結果は?」
春菜「比奈ちゃんを占って、結果は村人でした」
沙理奈「あーら、春菜ちゃんアグレッシヴね?」
千枝「占い師さんが二人……どっちかが狂人さんなんですよね」
瑞樹「きょうは占い師の偽物を吊るのがいいのかしらね」
比奈「占い師は1/2で偽物だけど、占い師以外の狼は1/3っスしね」
沙理奈「私が本物よ。だって先に出たもの」
沙理奈「春菜ちゃんは偽物だから様子を見てたのよ」
瑞樹「うーん。わかるような気もするわ」
比奈「でも、偽物が先に出ることもあるんじゃないスか?」
春菜「そうですよ。それに沙理奈さんは、結果が村人じゃないですか」
春菜「出るのは人狼を見つけてからのほうが良かったんじゃないですか?」
沙理奈「私が噛まれる可能性だってあるでしょ?千枝ちゃんが村人っていう情報はあったほうが良いじゃない」
千枝「結果が村人なのは、春菜さんも同じじゃないですか?」
春菜「私が出なければ、みんな沙理奈さんが本物だと思っちゃうじゃないですか」
春菜「それは防がなくちゃいけないので、私は村人判定でも出たんです」
比奈「なるほど。筋は通ってるっスね」
沙理奈「あらぁ春菜ちゃん。さっきとは打って変わって随分と饒舌ね?」
春菜「もちろん。負けるわけにはいきませんから」
P(いい感じにバチバチしてきたな)
春菜「みんなはどっちが本物だと思います?」
千枝「うーん……千枝を村人判定してくれた沙理奈さんが本物だと思います」
比奈「春菜ちゃんが本物かなーと思うっス。占い結果もあるけど、沙理奈さんがどうにも胡散臭いので」
沙理奈「ちょっとひどくない?比奈ちゃんにはセクシーフルコースが必要かしら」
比奈「いやぁ遠慮しておくっス…」
千枝「セクシーフルコースってなんでしょう……」
瑞樹「私は実質情報ゼロだし、わからないわねぇ……悩むわ」
P「そこまでー。じゃあ投票タイムなー」
千枝→春菜
春菜→沙理奈
沙理奈→春菜
比奈→沙理奈
瑞樹→沙理奈
P『沙理奈は村民協議の結果ぐさぁーっ!されました……』
P「夜の手続きは省略。狼は噛みを、占い師は占い先を決めたぞー」
P「あ、ちなみにこの手続きは占い師が死んでてもやるからな」
P『朝になりました。春菜が無残な姿でぐさぁー!されました』
■現在の状況
千枝:生存
比奈:生存
瑞樹:生存
春菜:占い師(比奈村) 噛まれ
沙理奈:占い師(千枝村) 吊られ
P「じゃあ議論開始!」
比奈「春菜ちゃんが噛まれたってことは、春菜ちゃんが本物スかね?」
瑞樹「まぁ、すくなくとも比奈ちゃんが村人だってことはわかるわ」
千枝「どうしてですか?」
比奈「私が狼だったら、私に村人判定を出した春菜ちゃんは偽物スよね」
比奈「私が春菜ちゃんを噛む必要はないんス。狼と狂人がいれば、投票多数決で勝てるので」
千枝「なるほど……」
瑞樹「私と千枝ちゃん、どっちかが狼ってことね」
瑞樹「うーん、千枝ちゃん相手じゃやりにくいわねぇ」
瑞樹「私からは、千枝ちゃんが狼だから、本物の占いの春菜ちゃんを噛んだんだろう、としか言えないわ」
千枝「瑞樹さんが狼ですか……」
千枝「千枝は正直、比奈さんのほうが狼だと思っていました」
千枝「比奈さん、なんだか余裕がありそうだったので、どっちの占い師が狂人かわかっていたのかなと思ってて」
千枝「瑞樹さんは迷ってるのが村人っぽいかなって思ったんです」
比奈「うーんこの方面の議論は手詰まりっスね」
比奈「話を変えましょうか、瑞樹さんは昨日はなんで沙理奈さん投票に?」
瑞樹「うーん、やっぱり沙理奈ちゃんが本物なら、もっと慎重になると思ったのよね」
瑞樹「引っ掻き回しに来た偽物かなと思ったのよ」
比奈「千枝ちゃん…は聞くまでもないか」
千枝「沙理奈さんが本物だと思ったので、春菜さんに投票しました」
P「そこまでー」
P「じゃあ最後の投票の前にシンキングタイムだ」
比奈(うーん、どっちが狼スかねぇ)
比奈(千枝ちゃんが狼、のほうがストーリーとしてはわかりやすい)
比奈(けど、別に瑞樹さんが狼でも十分ありえる話)
比奈(千枝ちゃんは私を怪しんでいて、私が狼じゃないとわかって困っていたのは村人っぽい)
比奈(狼なら迷ってるふりをして、瑞樹さんが狼だったんだ、だけ言えば変にならないし、態度もぼかせる)
比奈(でも昨日の吊りは、実質瑞樹さんに決定権があった)
比奈(瑞樹さんが狼なら本物っぽい占いに投票して、狂人っぽい占いを残す選択肢も考えられた)
比奈(狂人が残れば今日確実に勝てる、でも実際には春菜ちゃんは噛まれている……)
比奈(うーん……)
ネタバレ:比奈が鬼畜狼ということはありません。村人です。
比奈の投票先:>>43
千枝
投票結果
千枝→瑞樹
比奈→千枝
瑞樹→千枝
P『千枝は村民協議の結果ぐさぁー!されました…』
P『人狼が村からいなくなりました。村人の勝利です!』
比奈「よっし」
沙理奈「うーん、惜しかったわね」
千枝「残念です…」
瑞樹「千枝ちゃん、手強かったわ」
春菜「沙理奈さんは2連続で狼側だったんですね」
沙理奈「それはアタシのせいじゃないもの。カード配ってるPに言って頂戴」
P「ちなみにだけどな。人狼が占い師を騙ってもいいぞ」
春菜「そうなんですか?」
P「ルール上は全然アリだ」
瑞樹「その場合は占い3人になるのかしら?」
沙理奈「狂人は出ても出なくても良さそうね」
P「そうだな、占い3人にするもよし、2人にして誘導するもよしだ」
比奈「ちなみになんスけど、村人が占い師を騙るのはアリっスか?」
P「村人が?」
千枝「それって、なんの意味があるんですか?」
春菜「残りの村人が混乱しちゃうんじゃ?」
比奈「いや、聞いてみただけっス」
P「まぁ、もっと人数がいたり、遺言のシステムがあれば許可してもいいけどなぁ」
P「今回は目立つメリットもないし、ナシにしようか」
比奈「村人の占い騙りはナシってことっスね」
P「ああ、そうしよう」
瑞樹「ルールもわかってきたし、もう一回やりましょう!次は占いとか狼をやってみたいわね」
沙理奈(……?なんか引っかかるわね)
今日はここまで。
もう1ゲームやっておわりの予定です。
わちゃわちゃ会話メインで書こうと思ったのに思ったより本気の人狼になっちゃってる不具合。このまま突っ走るけど。
P「じゃあ3ゲーム目」
■配役
村人2、占い師1、狂人1、人狼1、ダミー1
P「占い師と人狼の夜の処理をおこないました。かくかくしかじか」
P「では議論開始!」
春菜「はい!私が占い師です!」
春菜「比奈ちゃんは人狼でした!」
比奈「うぇー、春菜ちゃん偽物ッスかぁ」
沙理奈「他に占い師がいなければ比奈ちゃんが狼かしら」
千枝「あの…千枝も占い師です」
千枝「瑞樹さんは村人でした……」
瑞樹「このまま比奈ちゃん吊りなら簡単でよかったけど、そうは行かないわね」
おおん重大なミス……。>>50はスルーしてください。
春菜「はい!私が占い師です!」
春菜「比奈ちゃんは人狼でした!」
比奈「うぇー、春菜ちゃん偽物ッスかぁ」
沙理奈「他に占い師がいなければ比奈ちゃんが狼かしら」
千枝「あの…千枝も占い師です」
沙理奈「結果は?」
千枝「あの、春菜さんは村人でした……」
瑞樹「このまま比奈ちゃん吊りなら簡単でよかったけど、そうは行かないわね」
瑞樹「千枝ちゃんから見て春菜ちゃんは村人、だけど占いCOしている」
瑞樹「ってことは、春菜ちゃんは狂人ってことね」
沙理奈「村人の占い騙りは禁止だものね」
春菜「私視点でも千枝ちゃんが狂人ですよ。比奈ちゃんが狼ですから」
比奈「私は村人なんスけど、それを証明できる手段はないッスねぇ……」
比奈「あ、でも、私が狼なら、私が占いだと主張する選択肢もあるッスよ」
比奈「それをしてないのはちょっと村っぽいんじゃないスか?」
千枝「そうです。比奈さんは村人だから、なんにもしてないんだと思います」
春菜「でもその場合って」
春菜「『占いCO!比奈ちゃん人狼!』『なにを!?占いCOっス!』」
春菜「ってことですよね。いかにも怪しくないですか?」
沙理奈「たしかにねぇ」
比奈「ぐぬぬ」
瑞樹「信用に差があったら、占い二択吊りでも不利だものね」
瑞樹「なら大人しくしておいて、狂人に頑張ってもらう選択肢もあるわよね」
春菜「そうですよ!」
比奈「沙理奈さんの言ってることがわかったっス。私の味方は千枝ちゃんだけ…」
千枝「あの……そのことなんですけど」
千枝「よく考えたら、千枝からみても、比奈さんが狼の可能性はあるんです……」
比奈「oh…」
沙理奈「狂人が間違っちゃったってことね」
瑞樹「どうしましょうか。春菜ちゃんを信じるなら比奈ちゃん吊り、千枝ちゃんを信じるなら…どこを吊ればいいのかしら?」
春菜「比奈ちゃん吊り以外にありません!」
沙理奈「千枝ちゃんが本物として、春菜ちゃんを吊っても、明日千枝ちゃんは噛まれちゃうのよね」
沙理奈「ならきょう占い師を吊る意味は薄いと思うわ」
沙理奈「千枝ちゃん視点でも狼の可能性がある、比奈ちゃんを吊ってみてもいいんじゃないかしら?」
千枝「うーん……沙理奈さんや瑞樹さんよりは、比奈さんが怪しく見えます」
千枝「なので比奈さん吊りがいいと思います」
比奈「」
P「そこまで。投票に移るぞー」
千枝→比奈
春菜→比奈
比奈→沙理奈
沙理奈→比奈
瑞樹→比奈
P「比奈は村民協議の結果ぐさぁーっ!されました……」
P「ゲームは続きます」
P「夜の手続き、占い師の占い先と人狼の噛み先を決めましてっと」
P『朝になりました。千枝は無残な姿で発見されました』
P「では」
P「議論開始!」
沙理奈・瑞樹「「春菜ちゃんお疲れ様。私が狼よ!」」
春菜「!?」
~別室~
千枝「比奈さん。これ、何が起こってるんですか……?」
比奈「うーんと、これはっスねぇ」
比奈「春菜ちゃんが狂人。これはいいっスよね」
千枝「はい」
比奈「それで、沙理奈さんと瑞樹さんどっちかは狼」
比奈「だからそのままだと、狂人と人狼2人が狼側だから、2vs1で村人が負けちゃうんス」
比奈「でもそこで、残りの村人が『狼CO』したら?」
比奈「もちろん村人は狼に、狼は村人に投票するけど」
比奈「春菜ちゃんは、沙理奈さんと瑞樹さんどっちが狼かわかんないっスよね。村人ぽいほうに投票するしかない」
比奈「それでもし春菜ちゃんが、間違って狼に投票したら……?」
千枝「えっと、狂人と村人の票が狼に入るから……」
比奈「そう。逆転して村人が勝てるんス」
千枝「なるほど……複雑なゲームですね」
比奈「普段は誰が狼かで議論するんスけど、今日は自分が狼であることをアピールするんス」
比奈「なかなか見ごたえがありそうっスねぇ」
最後の議論はきちんと練りたいので、もうちょい後で。
全員「…………?」
沙理奈「えーっと」
瑞樹「ああ、そういう狙いね」
沙理奈「ちょっとタンマ……ん?」
瑞樹「お芝居しなくてもいいのよ?」
沙理奈「……あー、そういうことか、やっと分かったわ」
春菜「私はまだ混乱してますけど!」
春菜「どっちかが村人なのに狼COしてるってことですか!」
沙理奈・瑞樹「「そういうことよ」」
春菜「Pさん!アリなんですかこれ!」
P「占い騙りは禁止したけど狼騙りは禁止してないからなぁ」
春菜「私が判断役ってことですか……」
瑞樹「私が狼よ?昨日の議論を思い出してみなさい」
瑞樹「私は千枝ちゃん本物が見えていた。だからこそ比奈ちゃん吊りに議論を積極的に誘導したのよ」
沙理奈「あら、勝手に手柄を横取りしないで頂戴」
沙理奈「比奈ちゃん吊りの最後のひと押しをしたのは私よ?」
沙理奈「それに昨日は狼を引いてたから静かにしていたわ。目立ちたくないもの」
瑞樹「ふふふ…沙理奈ちゃんもなかなかやるわねぇ」
沙理奈「瑞樹さんこそ?」
沙理奈「瑞樹さん、さっきやけに気づくのが早くなかった?」
沙理奈「それってこの展開を想定して、どう行動するか考えてたからじゃないの?」
瑞樹「あら、沙理奈ちゃんが狼COした意味を冷静に考えただけのことよ」
瑞樹「むしろ沙理奈ちゃんのほうが演技でしょう?この戦略を仕掛けたほうは意味がわかっているハズ」
瑞樹「先に気がついたら怪しまれるわ。気づかないふりををすれば、こういうふうにつつける」
沙理奈「あらぁ、アタシはただ分からなかっただけよ。それを演技なんて言われるのは心外だわ」
P「そこまで」
P「だいぶ白熱してたがロスタイムは必要か?」
瑞樹「いらないわ。これ以上やっても堂々巡りよ」
沙理奈「おなじく」
春菜「今はアディショナルタイムっていうんですよ」
P「どっどどどどどうでもいいだろそんなことは!誰がおっさんじゃ!」
P「とにかくシンキングタイムな」
春菜(うーん……)
春菜(どちらが狼でしょうか。混乱します)
春菜(村人に投票しなくちゃ……)
春菜の投票先:>>67
あげ忘れたーん。>>68
さりな
投票結果
春菜→沙理奈
沙理奈→瑞樹
瑞樹→沙理奈
P『沙理奈は村民協議の結果ぐさぁーっ!されました……』
P『人狼は村人をすべて食い殺しました。人狼の勝利です!』
春菜「やった!」
瑞樹「やりぃ!」
沙理奈「あー惜しかったわね」
千枝「沙理奈さんすごかったです!」
比奈「正直普通に吊られて終わると思ったっス」
P「ちなみにだな」
瑞樹「途中で気づいたわ。千枝ちゃんじゃなくて沙理奈ちゃんを噛めばよかったのね……」
沙理奈「ああそっか。千枝ちゃんを残せば狼CO出来ないものね」
瑞樹「機転が効かなかったわねー」
比奈「ところで、特典映像にはなりそうっスか?」
P「うーん、割りとみんなガチ寄りで人狼してたからなぁ」
P「もうちょっとパーティ寄りのゲームのほうがよさそうだ」
春菜「結構疲れました……」
沙理奈「頭フル回転で考えてるし、人を疑うのはエネルギーいるものね」
瑞樹「じゃあ、みんなでお茶でもしに行きましょうか」
千枝「賛成です!Pさんも一緒にしませんか?」
比奈「糖分補給したいっスねぇ、プロデューサー」
春菜「そういえば近くにケーキの美味しいカフェが出来たらしいですよ?Pさん」
瑞樹「じゃあそこに行ってみましょう、プロデューサー君?」
沙理奈「そういえば今月あまりお金ないのよ、プロデューサー」
P「みんな議論の誘導がうまくなったなぁ」
おしり
というわけで申し訳程度の推理要素入り人狼SSでした。
安価に付き合ってくださった皆様ありがとうございました。
全員正解なのはびっくり。わかりやすかったかな?
人狼に興味を持った人は「人狼1PM」というアプリがオススメです。
ルールを丁寧に説明してくれるし、このSSに登場した村を含めシュミレーションも出来ます。
人間相手にやりたいけど友達がいない!って人はアプリや人狼サイトがいろいろあります。
一回数十分で終わる短期からリアル一週間ぐらいかかる長期までいろいろ。詳しくは調べてね。
あとブルーナポレオンもよろしくお願いします(とってつけたダイマ)
では依頼を出してきます。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません