屋根裏のゴミ「……」
真「説明して」
春「最低……」
双葉「……」
貞代「……私何やってんだろう」
妙「……ふーん、女たらしね」
千早「酷い…です」
一二三「覚悟してください」
一子「…スクープ取ったわ。全然嬉しくない」
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>俺は屋根裏に住むゴミ。
>彼女が九人いる。もちろん彼女達には内緒だった。
>だが、今日ついにバレた。
>バレンタインは乗り切った俺はどこか調子に乗っていていた。
>一か月後のホワイトデーに9人全員と予定を組んだ。
>恋人達に杏は10時、真11時、春は12時…と一時間ごとに約束する予定だった…。
>しかし、そのスケジュールは真が一時間早く来る事で、もろくも崩れさる。
>真と杏が鉢合わせとなり俗にいう修羅場状態となり、一時間後予定時間に来ないことを心配した春が来て、余計混乱し、さらに様子を見に来た双葉も乱入しカオスになった。
>その後続々と彼女たちが集まり…現在の状態へと至る。
屋根ゴミ「う……」
屋根ゴミ「俺が9股したのはみんなの為だ」
9人「…」
杏「は?」
真「何を言っているの?」
屋根裏「お前たちの為を思って9股したんだ」
屋根裏「これを見て欲しい」
俺はゴミ箱を指した。
杏「なにこれ?」
真「ティッシュの塊?」
双葉「まさか…」
屋根裏「ああ…俺の自慰行為の後」
川上「うわぁ…」
妙「君さぁ…」
屋根裏「俺は毎日5回している。それ以上しないと性欲が暴走してどうなるか分からないんだ」
屋根裏「だからみんなを求めたそれだけなんだ」
一二三「…」
杏「確かに彼氏がレイプ犯は嫌だけど…」
屋根裏「だからみんなお願いだ!今の状態を続けさせてくれ!」
屋根裏「そうしないと俺が性犯罪者になる」
9人「……」
杏「は?」
真「何言っているの?」
春「冗談は止めて」
双葉「ひ、酷いぞ…」
貞代「この…問題児…」
妙「……注射いっとく?」
千早「逃げられませんよ……」
一二三「詰みです」
一子「…逃がさないよ?」
屋根裏「え…?ええ…??」
>その俺はボコボコにされて全治一ヶ月となった。
真「ふー参ったね」
杏「そうね…」
双葉「どうする?」
春「まあ……でも彼ももう浮気はしないって言っているし」
妙「9人以外は作らない、だっけ?」
貞代「いや…浮気じゃない」
一二三「でも、皆さんお引きになるのは駄目なんですよね…?」
一子「いやよ」
千早「嫌です」
杏「そこを含めての、あいつだしね」
真「彼がモテるのは分かる」
双葉「逆ナンされまくりだもんな」
春「性欲も凄いから」
妙「一晩で何回戦えるの」
貞代「もう惚れた弱みよ…」
■杏
彼が好きだ。
イケメンで、頭が良くて、スポーツもできて、背が高い。
正直理想の彼氏だ。
モジャモジャで猫みたいな可愛い髪、吸い込まれるような瞳、高い鼻が好き。細身だけどハグをすると分かる、筋肉質な体が好き。
天然ボケで、抜けているところもあるようで、ピンチやチャンスには頭を働かせる機転が効くところが好き。
友達思いで、仲間思い、老若男女交友範囲が広いところが好き。女たらしなのはひとまず置いといて。
私のことが好きなところが、好きだ。
好きで、好きで、どうしようもなくなる。
だから気がついたら体に触れてしまう。女からするなんてはしたない、という声がするかもしれないけど、それぐらい彼は魅力的だ。
でもこいつはとんでもない。
なんと浮気してやがった。
しかも普通の浮気どころじゃない。9人もいた。
何よこいつ。しかもみんな可愛い子ばかり。てか、怪盗団の女子メンバーに股がけとかどんな度胸よ。
どういうことよ!?
は?みんなが好きなんだ?いい加減しろ!
みんなでボコボコしてやった。
ボコボコして、気分が収まったみたいだった。
9人以外浮気しないということを言い出した。反省してないじゃん、馬鹿。
でも、それ以上に誰かに渡すのが、いや。ていうか、全然好き。
本当に馬鹿だ私。
■真
彼が好きだ。
彼はカッコイイ。年下なのに、頼りがいがあって、博識で、交友関係が広い。
私にはない世界を見せてくれる。凡俗で退屈だった私の人生を刺激に満たしてくれた。
恋なんてしたことがなかったけど、理想の彼氏なんだろう。
でも、彼は浮気していた。
しかも、9人も恋人がいた。どういうことよ。私の友達の栄子はホストに浮気されていた。
だから、浮気する男はそれ以上に腹が立った。
みんなが好きなんだ?プツン、と来た。
鍛えた空手の技でぼこぼこした。
9人以外浮気しないということを言い出した。反省してないじゃない、もう。
でも、栄子の彼氏のホストと違うことは全員が好きなのは本当と言うことだった。
テレビで浮気を許す女とか特集していて見たときは理解できないと思ったけど、いざ自分の立場だと分かってしまう。
それぐらい価値のある男なんだと。
それぐらいのワガママ許してあげたくなってしまう。
全く愛情は変わらない。本当に恋って不思議。
■春
彼が好きだ。
彼は優しい。私に寄り添って、気が利いて、守ってくれる。そんなところが大好きだ。
私の方が年上なのに頼ってしまう。本当はもう少し甘えられたい。
フィアンセがいたけどあの人とは段違い。
男の人としては断然彼の方がカッコイイ。彼のほうが何倍もいい男。
だから、こんなカッコイイ彼氏で幸せです。
でも、彼は浮気していた。
しかも、9人も恋人がいた。
気が付いた。怒り頂点に達すると、逆に冷静になれるんだ。
冷静に彼の急所を蹴っていた。
彼が土下座すると、怒りも収まってきた。
泣きべそかいて、みんな好きなんだ、と言ってきた。
馬鹿馬鹿しいけど、完璧な彼の見せた弱点。
その弱点を分かったのが結構嬉しかった。
彼にワガママを言っても気にしないようになった。
私は大物なのかな?
■双葉
あいつが好きだ。
私は引きこもりで、男に免疫が無いからかも知れないが、あいつが好きだ。
背が高くて、イケメンで優しくて、行動力もリーダーシップもある。
頭も良いから物理とか科学にも詳しい。
ゲームとか映画とかも好きだ。
だから、話も合うし、趣味も合う。
もう、理想の彼氏だ。こんな乙女ゲーみたいな奴本当にいるのかよ、と思った。
だけど一つ違うことがあった。
こいつは酷い女たらし、私の他に8人も女がいやがった。
泣いた。
わんわん、泣いた。
その後で怒った。あいつの股間蹴ってやった。
そうしたら今度はあいつが泣いた。
そうしたら気が晴れた。それで、なんだかんだの、なあなあの関係になってしまった。
この、浮気者!今度めちゃくちゃ高いケーキ買ってこい!
■妙
彼が好きだ。
彼は生物学から見ると凄い良い男。背が高くて、頭もいい、人柄も良好。
私の医学的な話についていけて、理系ジョークも言える。
健康的には、最高のモルモット。
容姿端麗で、高身長。
ずっと触っていたい患者様。
筋肉に骨にすべすべの肌ちょっと嫉妬しちゃう。髪もサラサラ。生意気。
正直こんな年下に右往左往するようになるなんて、一年前までは考えられなかった。
でも、しょうがない。
考えたら若いっていいことよね。
でも、これは-100点。というか9人も居たから-900点。落第よ、本当に。
だから、ボコボコにしてあげた。後で治してあげるからいいよね?
しかし、彼の気持ちは変わらなかった。愛しているし、ずっと好きだ。
引く?冗談じゃないわ
彼の魅力なら女が放って置かないし、たちまち恋に落ちてしまう。
彼はそういう子。そこを含めて惚れたんだから。
責任取りなさい。ちゃんとお姉さんが見ていてあげる。
■貞代
彼が好きだ。
可愛い私のご主人様で教え子。生意気で、問題児で、憎い笑顔をよくする。
そのくせ成績は優秀だからタチが悪い。
年下の癖に優しい目で見つめて、癒してくれる。
ちょっと背が高いからって、いい気になれないで。
顔は可愛い。あんな問題児なのに寝ている時は年相応。もっと甘えていいのよ。
女たらしの猿並みの性欲だって、褒め言葉になってしまう。
むしろあんな男の見初められた私の方がすごいみたい。
最初に9股していることが分かった時めちゃくちゃ怒った。
本当に嫉妬した。
でも、ボコボコにしてめちゃくちゃしたら、すっきりした。
彼の泣き顔と土下座を見たら、許してあげることにした。
だってそういう彼が好きなんだもん
■一二三
あなたが好きです。
将棋しか知らなかった私に新しい世界を教えてくれました。
行動力に、勇気があって、本当に優しい。
だから凄い好きです。
私は父を知りません。だから、そのせいかもしれませんが、男性的な物に恐れてしまますが、あなたは別格です。
その高い身長に筋肉質な体に大きい手。甘えてみたくなってしまいます。
でも彼は9人の恋人がいました。
本当に悲しくなり、怒りを覚えました。喧嘩なんてしたことありません。
でも思いっきり殴りました。
浮気したのは許せませんが、思えば彼はそういう人でした。
私とデートしている時にも逆ナンされ、痴漢され、強姦されそうになる魅力的な人。
そんな人が私ただ一人に愛されるなんて無理に決まっています。
それに、彼の知り合いだとなんだから恋敵というよりも、戦友に思えて、悪い気はしません。
こういう関係もいいと思います。
■一子
この子が好きだ。
最初は年下の未成年なんか対象外だったけど、接するにつれてどんどん年甲斐もなく好きになった。
長身で、ワイルドで、草食系の皮を被った悪の匂い。こうゆうのロールキャベツ男子ってやつなのかしら。
私も記者やると結構悪い奴の近くに行くのよね。だから強い男が必要になるみたい。
この子は強い。
不良やヤクザの脅しなんて屈しないし、喧嘩も強い。
デートの途中で絡んできた不良をあっと言う間に、のしてしまった時は年甲斐もなくドキドキした。
それでいて、警官や権力者にも絶対に引かなかった。
顔はカッコイイ。ずっと見つめているとクラクラしそうになるほど整っている。
鼻も高い、目も大きい。
うん…好き。
そんなこの子の精神と肉体に、私は顔が赤くなる。
でもこの子は浮気していた。
9人の女に股がけしていた。とんでもない男。
頭にきて一発ぶん殴ってやった。泣いた。ざまぁみろ。
そうしたら清々した。
浮気は許せないけど、彼の性欲の強さが抑えてくれるのはちょっと嬉しい。
もう、困った子。でも、好き。
■千早
彼が好きです。
困難に立ち向かう男。決して折れない精神力…私には無いものでした。だから尊敬が好意に変化しました。
お姉さんなのに…情けないです。
まあ、一番は顔が好きです。
まつ毛とか長くて、手も綺麗です。
面食いですね私。
そばにいるとドキドキするし、顔が紅くなります。
もう、仕方ないじゃないですか!こういう気持ち初めてなんですから!
でも彼は浮気していました。しかも、9人です。
頭にきました。田舎者だと思ってバカにしないでください。
水晶投げてやりました。
と言っても分かっていましたけどね。占いで、浮気男って出まくっていました。
恋愛占いはよくある相談ですから、まあ彼氏の浮気とか占いますけど…
まあよく当たります。私の占い。
だから…早いうちにわかりました。だけど、考えが変わるようになりました。
私は正直に言いと私はここの9人ならいいです。
平等に彼を愛しませんか?
占いで、彼は暴走してしまいます。そんな彼のことを監視するなら人数が必要です。
彼を24時間監視して、これ以上恋人を増やさないようにします
じゃあ彼は共有財産ということで
これが一番良い未来だと結果が出ました。
>みんな平等に接するということでこの状態を維持することができた。
>しかし、一年後再びボコボコにされる。
>9股しているのがバレたが、双葉を妊娠させて、再びみんなにボコボコにされてしまった。
貞代「何考えているのよ!あんた!」
屋根ゴミ「ひ…!い…!」
貞代「双葉ちゃんもよ!まだあなた達高校生でしょ!」
双葉「う…ぐす…す」
双葉「だって…屋根ゴミがぁ…」
妙「最低ね」
真「責任取れなきゃ避妊するのは当然よね?」
屋根ゴミ「いや…待て!責任は取る!」
屋根ゴミ「ちゃんと出産費用はあるし、パパ活もする」
杏「はぁ…」
春「まあ無責任よりましよね…」
一二三「私達がいる時はガードが甘かったようですね」
妙「個々のことはノーマークだったね」
真「そうですね、みなさん大人だらけで忘れていました」
貞代「双葉ちゃんがしょうがないとして…」
貞代「これからどうしようか?」
千早「もう一年経ちましたからね…未来のこと考えてもいいと思います」
春「私達と彼のこと…」
貞代「正直二人のこと怒ったのは教師としてでもあるけど、女としても怒っているわ」
貞代「私も彼の子供が欲しい」
妙「それだったら私もかな…」
妙「そろそろ出産適齢期だし…」
真「なるほど、みなさん覚悟できていますか?」
杏「まあね、もう一年経ったし」
春「姉妹みたいな関係だもんね」
千早「みなさんと仲良くできました」
一子「彼と次の段階に進みたいとは思っているよ」
真「なるほど、みなさん納得の上ですね」
真「でも私はやはり勢いでの妊娠、出産はよくないと思います」
貞代「それには賛成」
貞代「やっぱ学生の内は我慢して」
妙「そうね。医者としても警告しておく」
春「じゃあちゃんと計画立てましょうか」
一二三「計画?」
春「誰がちゃんと彼と子作りするか…きちんと計画しましょう」
妙「いいね…それ」
真「じゃあとりあえず今欲しいという人はいますか?」
貞代「私は欲しいわ」
妙「私も」
一子「私はちょっとね…」
一子「今仕事が忙しいからもう少し欲しいかも?」
一二三「私もまだお母さんには早いかと…」
春「私は大学卒業したらすぐ欲しいなぁ」
千早「私も大学卒業したらお願いしたいです」
杏「私もそこらへんがいいかな」
真「私は警察官だから就職してからでいいかな」
真「欲しいけど仕事もしたいから」
貞代「大体こんなところね」
貞代「ちゃんと決めた年数以外はみんなちゃんとしなさいよ」
妙「君もそれでいい?」
屋根ゴミ「任せろ」
■杏
双葉が妊娠した。
あの鬼畜、双葉を無理やり押し倒したんだってムラムラしてとかもう猿並…。
再び、9人の彼女である私達が集まってボコボコにした。
正直、双葉の仇討ちだけじゃない。
なんで、私じゃないんだって、嫉妬もある。
そりゃ私も大学生で、売り出し中のタレントで、あいつの彼女ということもあるけど…
それでも、私も将来のこととか期待しちゃう。
大学卒業して、その後、け、結婚とかさ…。
まあ、9人も彼女がいるから無理だろうけど
とにかく、どうするつもりよ!私たちのことも!ちゃんと考えてるの?
え?9人孕ますから許してくれ?馬鹿言わないでよ!そんなこと本当にする気に?
な、何よ…その顔…。か、カッコイイじゃん…
馬鹿…。
■真
双葉が妊娠した。
…許せない!浮気ならまだしも、妊娠なんて!双葉まだ高校生よ!何を考えているの!
そうして再び、9人の彼女である私達が集まってボコボコにした。
でも、私は双葉の為に怒っている訳でなかった。先を越されたのが悔しかった。
もう大学生も終わり、就活もする。
だから、将来のことか考える。就職して仕事が落ち着いたら、彼と一緒になりたい。
そんな漠然とした妄想をしていた。年甲斐もなく情けない。
でも、それを双葉が先を越された。双葉が特別な存在となったのが悔しかったということが心の中で理解できた。
え?みんなが特別な存在?双葉だけじゃなくて?
双葉が望むから子供作っただけ?
な、何馬鹿言っているのよ!じゃあ、子供が欲しいって、私が言ったらどうするのよ?
…!
お、押し倒された…
ば、ばかっ…。
■春
双葉ちゃんが妊娠した。
みんな再び集まって激怒した。
そうしてまたボコボコにした。今度は全治二ヶ月。自業自得だよね。
でも私は怒ってない。
あ~あ、先越されちゃった。実はゴムに穴開けて、妊娠するのを狙っていたのよね。
私が彼の第一子産むんだって勝手に思ったのに。
正直、こんな生活している彼に倫理がどうこうもう言う気もない。
好きなだけ女の子を妊娠させようがどうでもいいわ。
でも、私もさせて
ん?もう、元気なんだから
■双葉
妊娠した。
おいおい、17歳だぞ、私。
まさか、元引きこもりの喪女がこんな早く妊娠するなんて。
お腹の父親であるあいつに話すとニヤニヤしてやがる。
畜生、狙ってやがった。
一応、ゴムは付けたんだけどなぁ。おかしいよ。
気づかないように外した?
馬鹿。
バカバカバカバカ。
犯罪だぞ。それ。
私の子供が欲しい?むぅ~
いや、嫌じゃないけど…
早いっていうか…その…。
もう…バカっ!
■妙
双葉ちゃんが妊娠したみたい?」
というかそれを私に来る?
私、産婦人科じゃないんだけど?
というか、なんで避妊しないのよ。父親は君しかいないでしょ!
はぁ…高校生の性欲、舐めていたわ。
モルモット君は発情期…かな?
ということで彼の恋人たちに声をかけて再びボコボコにされる。
君も懲りないわねぇ…。
ところで、そんなに溜まっているなら私もお願いね。
歳が歳だし、まぁ…協力して貰うわよ。
■貞代
馬鹿!
何してんの!
彼が双葉ちゃんを孕ませたと聞いて急いで来た。
彼を見た瞬間張り手を繰り出した。
大馬鹿の問題児!
高校生が子供?子供が子供作って馬鹿じゃないの?
責任取る?責任なんて取れるわけないでしょ!?高校生がどうする気よ!
お金、育児、仕事…。
どれだけ子育てが大変か分かっているの?
それに出産がどれだけ女の子にとって危険な物か分かっているの?
なっ…!?
何よ…その顔…カッコイイじゃない…。
私も妊娠させたい?
ば、馬鹿…!?
■一二三
双葉さんが妊娠したんですか?
正直あなたは年下趣味ではないと思ったんですが…
そういうのは関係無いんですね
あなたは誰にも優しすぎます。
博愛主義というやつでしょうか?
みなさんが集まったら再びボコボコにされました。私も彼の股間を蹴りました。まあご愛嬌といういことで…
それで一段落した後で彼と話し合いました。
双葉さんだけずるいです。
私もあなたの家族になりたいです。
お願い聞いてくれますか?
ん…!?
もう、気が早いですよ。
■一子
双葉ちゃんが妊娠した?
へぇ~それで産むの?
へぇ…
それ責任取るってことだよね
私捨てられちゃうの?
え?そんなことしない?
……
んじゃ…証拠を見せてよ
私も妊娠したら君の子供産むからさ
パパになってよ。
■千早
双葉ちゃんが妊娠したんですね
まあいずれなると思っていました。そういう占いが出ていましたし
そもそも彼がその…あれ好きですもんね…
みんな集まってボコボコにされました。
まあ、当然ですよね。
ところで皆さんは子供は欲しくないですか?
みんなで作った方がいいと占いが出ました。
私自身も欲しいです。
みなさん、どうでしょうか?
■杏
彼はもう何人も孕ませている。
何度も求めていると分かる。彼との繋がりが欲しい。
既に何人の女性を孕ませている彼だがその一人になりたいと私は思った。
とはいえなんでも無計画に作るのはよくない。
子育てと仕事の両立もしたい。ということで大学卒業していから子作りすることにした。
これはモデルの寿命が22歳過ぎれば余りになくなることもある。
まぁ…私ならタレントでもやっていけると思うけど
彼は美しい。彼を抱きたい
彼の体を見てみたい。彼のことを思うと考えてしまう。
私を孕ませて欲しい。彼の子が欲しかった。
何度も行為を重ねる内に、もっと欲しくなった。
こんないい男だもん仕方ないよね。
彼に部屋に呼ばれて、後ろから抱きついた。
驚いた。けど、優しく受け止めてキスしてくれた。
その後に、脱がせてくれた。始めたらリードしてくれた。
彼が裸になると、白くて美しい裸体が現れた。テレビで見たスポーツ選手とかの体並に美しい…それでいて、どこか実用的な体だと思った。
無我夢中で抱かれた。彼が優しくしようとしてくれたが、「そんなことしないで」とむしろ激しく求めた。
それほど彼が欲しかった。
■真
彼はもう何人も孕ませている。
不思議な関係。ただの浮気なのに。栄子の時のホストは本当にムカついたのに
彼だと許せちゃう。栄子ごめんね。
女って本当に馬鹿ね。
好きな男の前だと許容してしまう生き物ってことなのね
とはいえなんでも無計画に作るのはよくない。
大学卒業して、キャリア組として警察に入庁。
それから数年が経ってから、余裕が出てきてそろそろ欲しいと思った。
彼にお願いしてみた。
そろそろ子供が欲しい。
彼は二つ返事で了承してくれた。
どれだけやりたいのよ…もう、絶倫なんだから
まだ、どきどきする。
初めて寝た時と同じ。
生まれたままの姿で重なる男女。
キスをする。
彼の味がする。体の奥から感じる。
彼の肌に触れる。
彼の筋肉質で、がっちりとした体。全て守ってきて傷だらけ…
そんな体が愛おしくて、愛おしくて、溜まらない。
どうかな調子は?
ふーん、元気そうね
あなたのそれ。最初見たときは驚いたけど、結構可愛いく思えてきたわ。
じゃあ、お願いね。
■春
彼はもう何人も孕ませている。
仕方ないよね。彼、優しいから。女の子のお願いを断るような人じゃない。
本当はそんなことして欲しくないけど…
でも、そういう彼に惚れたんだから仕方ない。
だけど、私にもお願いします。
とはなんでも無計画に作るのはよくない。
大学卒業して、会社を正式に継いだ。
株価も売上も好調。
実は彼が裏で色々としてくれたみたい。本当に人助けが好きなんだから
それで、タイミング的にはいいかな…って思うんだけど
そうお願いね
抱きしあって、キスをする。
何度もしているけど、ベッドの中でするのは違う。
彼の愛を感じる。
いつも抱きしめていると分かる、彼の体。細身だけど。男性的で美しい強さを持っている。
なんだから天国というもんがあったら彼の腕の中なのかな?
私は彼が大好きだ。
■双葉
週一回。体調がいい時にあいつに会いに行く。
不思議だけどあいつと会える日になるとお腹の子が安定する気がする。
この子もパパに会いたいのかな?
元ひきこもりが、精一杯おしゃれと美容して、会いにいく。
何度もしているけど、まるで初デートみたいにいつも緊張する。
正直に、自分には高嶺の花だ。
とはなんでも無計画に作るのはよくない。
イケメンで、背が高くて、頭いいし、ちょっと悪。
もう女がメロメロする要素が山ほど備わっている男だ。
正直9股していたのは知っていた。でも、あいつと居られるなら我慢していた。
嫌だけど、あいつはそういう人間だと思うようになったら気が楽になった。
惣治郎は私とあいつが好きだ。
そんな二人の子供なんて嬉しいに決まっている。
あいつの子供を作るということが、惣治郎の為になるということが分かったら喜んで作りたいと思うようになった。
もう、浮気どころじゃないからな。嫉妬している時じゃない。
だからあいつの好きなようにする。
あいつが部屋に呼ばれると、キスした。
そんないいの?尻小さいし
本当…大きいよな。お前の…
最初にいれた時死ぬかと思った。
一応赤ちゃん出てくるところだから、大丈夫なんだと…思うけどさぁ…
産まれる時、大変だろうなぁ
■妙
彼はもう何人も孕ませている。
一人、二人に浮気ならともかく、これだけ浮気されると何も言えないわ
それに他にも子作りしまくなんて、本当に呆れる。
でも、それ以上に嫉妬する。彼の遺伝子を受け入れたい。
体がそう求めているから…
とはなんでも無計画に作るのはよくない。
学生の子達には大人と医者としてのアドバイスをして、きちんとした妊活の仕方を教えてあげた。
社会人にメンバーにはすぐに実践できるような方法を教えてあげた。
女が安全に子供を産める期間っていうのは案外短いのよね。
あと、パートナーの協力も必要だから分かっている?
どう女たらしくん?今日の体調は?
問題ない…それはよかった
これから君は忙しくなるんだから体調には気をつけて
…いい子ね
今日もする?
もちろん、そのつもりで来たんだよ。
……
まさか怖気づいたの?散々女遊びをした君が
童貞だった癖にあんなに多くの女を落として…
ふふふ、君はこれぐらいの責任あるんだから
だから、君には働いてもらうよ?
キスをした、ゆっくりと彼を味わう。
どんなコーヒーや食べ物よりも美味しい麻薬。
私ってジャンキーね。
こんなバカな医者を慰めてよ。
私たち……っ……体の相性………!いいわね!」
お似合いなのかもね
■貞代
彼はもう何人も孕ませています。
はぁ…問題児なんだから…。
こんなに下半身にも、女にもだらしない生徒なんて初めてよ・
ていうか悪いと思ってないでしょ!馬鹿!
………というか私も妊娠させる気…?
もう…馬鹿…
なんでも無計画に作るのはよくないわ。
みんなにはちゃんと説教したんだから
というか、双葉ちゃんのことかなり怒られたわよ。教頭と校長から。
あと保護者にも
君が助けてくれなかったら停職よ…。
というかなにしたわけ?君に話したら随分おとなしくなったけど
もう…犯罪はやめてよ全く。
だから、私はちゃんとするからね。
協力してよご主人様。
ん…。
キスまで生意気なんだから…。
■一二三
彼はもう何人も孕ませています。
どんどんと攻める彼らしいです。常識や定石なんて通じませんね。
まあ当然ですね。
テレビや芸能界というのは疎いのですが、俳優やモデルの男性より魅力的だと思います。
ノロケと馬鹿にされるでしょうか?
ですがそれほどの男性です。女として彼の子供産みたいと思うのは当然だと思いました。
無計画に作るのはよくないと川上さんからも説教されました。
ですが、私は一応社会人。貯金もあります。
なので、お願いしていでしょうか?
私もあなたの子供が欲しいです。
ん…。
好きです…。
■一子
彼はもう何人も孕ませている。
もう、常識とかどうでもよくなっちゃう。独り占めする方が無理だもん
あんな美少年。
彼に依存しまくりでもう、だめみたい…。
気がついたら彼に子作りをお願いしていた。
とはなんでも無計画に作るのはよくない。でも、私は社会人だし、貯金している。
問題は無い。
今日は体調が良いし、ばっちり当たりやすい日。
仕事も早めに切り上げて、この家へと向かう。
彼が居てくれる。出迎えてくれる。優しい笑顔が可愛い。
正直こんないい男を一日独占できるだけでも嬉しい限り、子供を作ってくれるなんて私は幸せ者だと思う。
もちろん9股かけている最低野郎ではあるが、それでもお釣りが来る。
加えて、夜の方も上手い。
もう、悔しいから一杯いじめてあげる。
といたいけど、彼にいつもリードされる。
もう…たまには年上らしくさせてよ。
…!
キスも上手…生意気…
ああ…!もう脱がされちゃう…!悔しい。
少しはどう?興奮してよ。
君の赤くなった顔見せてよ。
もう…馬鹿…。
■千早
彼はもう何人も孕ませています。
凄いです。なんか、浮気されているとかそういう次元を超えています。
だから、あんまり、嫉妬とかしないです。
でも、羨ましいです。だから、私も愛して欲しいです。
でも、なんでも無計画に作るのはよくないです。
なので、学生の皆さんには大人のお姉さんとして、忠告しました。占い師としてもいい未来が見えません。
でも私は大人のお姉さんですから平気です。
体調も良いですし、お願いしていいですか?
あ、ありがとうございます
ん…。
やさしいキスです
なんか変ですね。
あれから何回もしているのに…
いけません年上なんですからリードしないと
それに私は占い師。未来がわかるんですから、
■杏
気分が悪い…。吐き気がする。
ん?これは…
……
……
やっぱり。命中していた。まあそうだよね。あんだけやったし。
中出しされまくったし。
酷い時だと10連発。
あいつ本当に絶倫。
大丈夫かなー一応大学卒業しても、まだまだヤンママだよ。
でも、あいつならやってくれる。
ピンチにニヤニヤ笑うあいつの笑顔。
彼の笑顔が凄い好き。
だから、頑張れる。
■真
うん、調子いいみたい。
そうね、この子もどんどん大きくなるわ
ところで…名前考えてくれた?
実は私のお父さんの名前から貰うと思うの
お父さん、亡くなったけどその思いというか、意思は継ぎたいから。
私ってファザコンかしら
でも、この子もファザコンになると思う。
だってこんなにカッコイイパパなんだもん
娘を可愛がるのもいいけど、私も忘れないでよ。
■春
ん?
うん、動いたみたい
ん…もう…。
こんな動くんだ。どれだけ暴れん坊なのよ
パパに似たのね本当
ん?どうしたの?急に抱きついて
もう…甘えん坊さんなんだから。
大丈夫。あなたもこの子もちゃんと抱きしめてあげるから
お姉さんに甘えない。
あ…。
また、暴れちゃう。もう…この子が嫉妬しちゃたかな
■双葉
随分お腹が大きくなってきた
でもお母さんだって頑張って私を産んでくれたんだ。
私だってやる。
名前はもう決めている。お母さんの名前一文字もらう。
お母さんみたいな素敵で綺麗で優しい女の子になって欲しい。
え…?男の子だったら?
…決めてなかった。
一応男の子でもいけるかな?
なぁ、一緒に考えてくれ。
■妙
大きくなってきた。
…まあ、順調よね。
ちゃんとした健康管理に食べ物もきちんとしている。
医者の不養生にはならないからね…
彼は胎児教育やろうしている。
もう…早いわよ…馬鹿っ…。
もちろんそれだけじゃない。彼がちゃんと妊婦の事調べて、フォローしてくれた。
正直、安心して、ここまで育てられた。
知識量ならそこらへんの産婦人科レベル。どうやってあの膨大な量を覚えたのよ。全く。
私って男を見る目があったわね
この子もいい子になりそう。
というかあの子がするんでしょうね
欲張りな男だし
■貞代
気分悪いわね…
なんだか鬱だわ
…これって?
……
や、やっぱり…。
まぁそうよね。少女でもないんだから大人の女として分かるわよ。
そりゃ中に出されればできるわよ。全く
容赦ないのよ、あの子。
頭はいいんだから分かるでしょ。保健でも上位だったし。むっつりスケベ。
可愛い顔でお願いされると私も弱いのよね
……
うーん、でも教え子に手を出して、子供を作るとはね…本当、教師失格だわ。
しかも、籍は入れてないのよね…
どうしよう。教職がシングルマザーとか…大丈夫かしら…?
彼がなんとかしているらしいけど
偽装結婚とか?
そっちの方が問題じゃない?
■一二三
大きくなりました。
彼に似て大柄でしょうか?
私も背は高いから、この子も大きくなると思います。
色々考えますが、やっぱ健康で居てほしいです。それが一番ですね。
彼はクールにっ装っていますが、かなりウキウキしています。
私も人のことを言えませんが、かなり興奮しています。
やっぱり彼との子供というのは嬉しいですね。
とはいえ今は落ち着かないこの子の為にも
人生でも将棋でも冷静沈着が一番。
彼が教えてくれました。
■一子
気持ち悪い……。
二日酔いみたいね…でもお酒は辞めているし…
あの子との約束でね。
ん?そういや妊娠検査薬貰ったけ
どれ……
!?
あ、当たりよ。
……できてる…
……まぁそうよね…あの子と散々したんだもん。
……母親か…
うーん、私がなれるのかなぁ……。
あの子も年下だし…
……と思ったら大丈夫ね
あの子はピンチが大好き、いつも笑顔で笑ってる。
どんな困難も乗り越えられる。そういうあの子が大好きだから
■千早
……
最近調子が悪いです。
連敗も続いていますし、集中できません。
うーん、占いもうまくいきません
なんでしょうか…?
でも、病院に行ったら分かりました。
に、妊娠ですが。
こんなに簡単にできるものなんですね。
はぁ~そ、そうなんですね。
全部彼にお任せしましたから、正直何も分からないでやってました。
彼が濃いのでしょうか…
全く…しょうがない人ですね。
でも、お腹の子を占ったら凄い良い運勢です。さすが彼の子です愛されていますね
エピローグ
真「じゃあ集まったみたいね」
春「屋根ゴミ内縁の妻会始めましょうか」
真「まず屋根ゴミの女関係は?」
双葉「私がチェックしているけど仕事やプライベートではないぞ」
双葉「ちゃんと、交友関係に距離を置いている」
真「じゃあ彼を狙っている女は?」
一子「いるみたいだけど私らでガードできているわ」
一子「というか高校生の小娘までナンパされてたわ、あいつ」
杏「うわ…」
双葉「どういうことだよ…」
春「ふふ…」
一子「他にもバレンタインチェコいくつか…」
一子「高いブランド物のみたい…」
妙「生意気にも本命ね」
千早「しょうがないひとですね」
真「次に金銭関係」
貞代「ちゃんとしてるみたい」
貞代「まあ怪しいお金だけど、あるにはあるみたい」
千早「出処は綺麗なところらしいです」
真「ロンダリングしてない?それ?」
真「子供たちはどう?」
千早「みんな元気です」
一二三「逆にクラスの問題を積極的に解決していると先生に褒められています」
春「父親似だもんねー私たちの子」
杏「本当そう」
妙「濃いのよ、あの子」
真「屋根ゴミの健康は?」
妙「大丈夫。ピンピンしている」
妙「あのスケジュールでタフよね…」
一子「そうよね…」
千早「はい…」
真「じゃあ、問題は…?」
妙「ないわね…」
真「じゃあ、良いってことね」
真「それでは、屋根ゴミ内縁の妻会は二人目作りに移行します」
春「そうだね」
妙「いよいよね…」
貞代「じゃあ早速だけどスケジュールを決めましょうよ」
一子「まあ今まで適当だったけどそこは調整しなきゃ」
真「まあ、それは私がやります」
杏「忙しくなるなぁ」
双葉「でも、あいつなら大丈夫だろ」
一二三「ええ、だって…」
千早「私達の最愛の人ですからぁ」
おわり
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