【艦これ】ガリバルディ「妙だな……」 (33)

キャラ崩壊注意



出撃――



天龍「んー……この先は雨雲が広がってるな」

摩耶「おいおい、作戦以外で雨は勘弁だぜ」

天龍「だな」

天龍「進路を変更して、西側から回り込むぞ」

雷「はーい!」

電「了解なのです!」

ガリ「あ、ああ、了解」

ガリ「……」

ガリ(やっぱりおかしい……)

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鎮守府――



提督「『艦娘が雨を避ける理由』だと?」

ガリ「だってそのまま進んだ方が、明らかに楽だろ?」

ガリ「なのに、わざわざ迂回してばっかりだと思ってさ」

ガリ「それどころか、霧も避けるわ、雪も避けるわ、あげく航行中の水飛沫も嫌がるわ……」

ガリ「どういうことなんだ?」

提督「……そうか、君には連絡し忘れていたな」

提督「分かった、俺が説明しよう」

ガリ「透け……え、透ける!?」

提督「そう、通称『濡れ透け制服』と呼ばれている」

提督「一見厚い生地のようだが、水に濡れた場所は、肌の色が透けて見えるんだ」

提督「白とか黒とか関係ない。どんな色の服も、濡れたらガッツリ透けて見える」

提督「別に透明になるわけじゃないから、そこは安心してくれ」

提督「しかし、濡れた制服が肌にピットリとまとわりついた瞬間、その陶磁器のような美しい肌が露わに……」

ガリ「はああああああああああああ!?!?!?!?」

提督「よく分からない人は『濡れ透け』で検索検索ゥ!」

ガリ「やめろ!!!!!!!!」

ガリ「バカ! バカ! 提督のバカ!」

ガリ「女の子の服になんてことするんだよ!?」

提督「いや濡れ透けは俺の指定じゃないし」

ガリ「……ああ! これか! これが噂のHENTAIか! これがHENTAIか!」

ガリ「HENTAI! HENTAI!」

提督「それは否定できないな」タハハ

ガリ「自分とこの艦娘にそんなもの仕込むなんて、どうなってるんだこの国は!?」

提督「あー、一応言っておくけれど……」










提督「お前の制服も濡れ透け仕様だからな?」





ガリ「!?!?!?!?」








ガリ「は、はあ!? はあああ!?」ガシッ

提督「日本海軍に所属する艦娘のルールだからな」

ガリ「お、おかしいと思わないのか!? アタシの服まで、そ、そんなHENTAI改造するなんて!」

ガリ(で、でも……服は透けても、下着はあるし……!)

提督「あ、下着も濡れ透け仕様になってるから」

ガリ「きゃああああああああ(甲高い悲鳴)!!」

提督「どんなに着込んだ艦娘だろうが、2個のさくらんぼと1粒のお豆まで丸見えになります」キリッ

提督「俺だってどうかと思うけどさ、口頭注意では改善されなかったのは事実だし」

提督「こちらとしても、強硬手段を取るしかなかったんだよ」

ガリ「み、見るな! アタシをエッチな目で見るなァ!」ギュッ!

提督「というか落ち着きなさい、別に普段は透けないんだから」

ガリ「これが落ち着いていられるか!!」ギュー!

提督(無理矢理胸部を押さえつけるもんだから、余計に膨らみが強調されて……あ、やっべこれ)モンモン///

提督「ガリバルディはこっちに来てから、今の艦隊運用しか経験無いんだっけ?」

ガリ「そ、そうだけど?」

提督「出撃した時、最深部でいつも通りの力を発揮できてると思わないか?」

ガリ「え? まあ、言われてみれば確かに……」

提督「それは素材を変更したおかげなんだよ」

提督「実際、変更前と後では、最深部突破率が3倍も違っている」

ガリ「そ、そんなに!?」

提督「ここまで数値で証明されてしまっては、こちらとしても今更素材を元に戻すことは出来ないんだ」

ガリ「そ、そうか……」

ガリ「勝手にHENTAI服にされたのは嫌だったけど……」

ガリ「本当に効果が出ているなら、あたしはそれに従うよ」

提督「協力してくれて礼を言おう」

ガリ「別に良いよ、それがアタシのモットーだからさ」

ガリ「上の命令に逆らうつもりはねえよ、だって艦娘なんだから」

ガリ「……」









ガリ「あれ、潜水艦たちはどうなってるんだ?」

提督「……」

ガリ「あいつらも艦娘だけど……まさか、素材を変更してないよな?」

ガリ「だって必ず濡れるのに透けたら嫌すぎるだろ」

ガリ「そもそも透けるのは、濡れて体温低下を招くからだよな?」

ガリ「でも潜水艦はそれが前提の作りしてるんだから、そんなことは起こらないハズ……」

ガリ「なあ? 海中で活動する潜水艦たちは例外なんだろ?」

提督「……」

ガリ「……」

ガリ「え?」

ガリ「……え?」

ガリ「な、なんで黙るんだよ……?」

提督「お前の言う通りだ」

提督「潜水艦たちは水に濡れても、体温低下による性能の低下は起こらない」

提督「よって、濡れ透け仕様にする意味は皆無だ」

ガリ「……あー、良かったあ!」

ガリ「まさかルイージの水着が全部透けるんじゃないかと思ったぜ!」ホッ...

提督「素材だってタダじゃないからな、さすがに彼女たちは例外だ」










提督「艦娘たちのストライキが起こった、あの日までは」








ガリ「……」

ガリ「え?」

ガリ「誰? え、今、誰のストライキって?」

ガリ「おかしいな……アタシ、艦娘たちがストライキをしたって聞こえたような気がしたんだけど……」

ガリ「それはありえないって。だって同じ仲間だってのに」

ガリ「誰かが抗議したのか! 誰だその破廉恥なやつは!」

提督「分かった。はっきり、大きく、答えよう」










提督「艦娘たちがストライキを起こしたんだよ」








ガリ「……」

ガリ「は?」

ガリ「はあ? いや……はああああ?!」

ガリ「艦娘!? 仲間が!? う、嘘だろ!?」

提督「信じたくない気持ちは分かるが、これは事実だ」

提督「各地の鎮守府中で、艦娘たちがストライキを起こし、日本の防衛網は一時麻痺してしまった」

ガリ「な、なんで……そんな……!」

>>2から>>3の間ゴッソリが抜けていました……orz

今からのせます。



提督「大前提なんだが、艦娘は女の子だ」

ガリ「そりゃそうだろ?」

提督「そのせいか艦娘は、体温低下にすこぶる弱い」

ガリ「え? 寒い海域なんていくらでも行ったことあるけど、なんともないぜ?」ブンブン

提督「いや、それは大丈夫なんだよ」

提督「問題は、水をかぶった時に支障が出るってことなんだ」

提督「つまり艦娘は、何日も極地の海を航行できるが、濡れたままだと風邪引いたりする」

ガリ「え、そうなのか!?」

提督「な? 知らなかっただろ?」

提督「艦娘は丈夫だが、それが仇となって、想定以上に体温が下がってることを自覚できないんだよ」

提督「確かにそれらを無視した方が、効率は良いかも知れない」

提督「だが、海域の奥に潜む姫級を目前に、体調不良で倒れるのは不本意だろ?」

ガリ「つまり、そうならないように、普段から気を付けるように言い渡しているってことか」

提督「ま、そういうところだ」

ガリ「気を付けてるのは分かったけど、なにもあそこまで過剰にならなくても良いんじゃないか?」

ガリ「みんな、なんか神経質になってるみたいだし……」

提督「……」

提督「実は、これからが大事な話なんだが……」

ガリ「え、何? ちょっと怖い……」

提督「お前の言う通り、当初はさっぱり聞き入れられなかった」

提督「当然だよな、多少濡れても自覚が無いんだから」

提督「そこで大本営の指示により、強制的に意識してもらう大改革が行われたんだ」

ガリ「そ、それは一体……!?」ゴクリ

提督「実は、お前たちのその制服……」










提督「濡れると透けるんだ」





ガリ「!?」








>>16からの続きです……ややこしくなって申し訳ありません……orz



提督「理由はもちろん、潜水艦たちの濡れ透け素材の例外扱いだ」

提督「『自分たちは恥ずかしい思いをするのに、なぜ潜水艦たちは特別扱いするのか』――」

提督「そんな悲痛な叫びが連日、日本中に響き渡ったよ」

ガリ「だからって……そんなのダメだろ……!」

ガリ「自分たちが嫌だからって理由で、仲間の足を引っ張ることないじゃんか!」

提督「大本営側もそれは主張したんだが、無視されてしまった」

提督「あれにはお偉いエロ親父たちもドン引きだったよ……」

提督「戦局は『大本営・潜水艦勢』と『艦娘勢』の構図となった」

提督「しかし最前線を生きるのは、戦艦や駆逐艦といった艦娘たちだ」

提督「まるで勝負にならなかったな」

提督「結局、潜水艦たちは全ての要求を呑み、全員濡れ透け素材の水着を着用することとなった」

提督「さすがに完全に同条件は無理だから『報告時に提督室まで来なくて良い』という条件だけは、なんとか通せたけどな」

ガリ「そんな……!」

ガリ「……アタシ、ショックだよ……」

ガリ「だって、アタシたち……艦娘なのに……」

ガリ「世界の平和を守る艦娘たちが、こんな醜い争いをしていたなんて……」

提督「……艦娘にも感情がある」

提督「感情がある以上、恨みや妬みも起こるものだ」

提督「それもすべて受け止めてこそ、真の平和と呼べると思っている」

ガリ「でも、だからって……」

ガリ「うぅぅ……グスッ……ごめんなルイージ……」ポロ...

ガリ「アタシの到着が遅れたせいで、HENTAI水着を着せられるなんて……!」ポロポロ...

提督「……」

提督「泣き止みなさい、お嬢さん」ポンポン

ガリ「……あ……」

ガリ(頭……撫でられちゃった)キュン...///

提督「ガリバルディ、君は素敵な女性だ」

提督「あれだけ怒っていたのに、今は仲間のことを真剣に想い、そして仲間のために涙を流している」

提督「この国には大勢の艦娘がいるが、君は誰よりも素晴らしい艦娘だと思う」

提督「その他者を思いやれる心は、この鎮守府になくてはならないものだ」

提督「これからも、俺のもとにいてくれないか?」

ガリ「提……督……」

ガリ「……!」グシグシ

ガリ「ふんっ! アタシを誰だと思ってるんだ?」

ガリ「アタシはL.d.S.D.d.Abruzzi級は2番艦、艦娘ガリバルディだぞ!?」

ガリ「お願いされるまでもない、いつでもアタシに任せてくれよな!」

提督「うん、それでこそガリバルディだな!」

ガリ「ああ! いつでも出撃命令を出してくれ……よ……な……」

提督「……ん? どうし……た……」









さくらんぼ「Buongiorno!」









ガリ「あ、ああ……!」

ガリ(アタシの涙が……ちょうど、先端に……!?)カァァァ///

提督「……あー……」

提督「このように、わずかな水分でも濡れ透けになるってわk「見るなあああああああああああああ!!!!!!!!」ぐわぶyfhげいyfgwるが!?!?!?!?」ドンガラガッシャーン!!

ガリ「ハァッ……ハァッ……」

ガリ「……」

ガリ「あ、あぁ!?」ハッ

ガリ「提督、悪い!! 思わず殴っちまって……!!」ギュー!

提督「……ぁ……」

提督「……い……良い……パンチ、だった……ぞ……」

提督「」ガクッ

ガリ「提督うううううううううううううううううう!!!!!!!!」









ガリバルディの膝枕で無事息を吹き返しました。









おわり

以上です、ありがとうございました。

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