【ドラクエ】勇者「安価で竜王討伐する」 (65)

勇者の末裔が安価に従いながら竜王討伐を目指します。

基本的にどんな安価でも取り入れますが、それによって重要人物の死亡などの「詰み」が発生した場合はゲームオーバーです。
なお、勇者本人は死んでも復活できます。


勇者の名前>>4



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ユウ

私の名前はユウ。
竜王を倒して世界を救うべく立ち上がった、勇者の末裔だ。

ラダトーム王の話によると、竜王は魔物を封印する力を持ったアイテム「光の玉」を奪い、魔物たちを復活させたのだという。
そればかりか、この国の王の一人娘であるローラ姫までも攫ったそうだ。

姫を救い出し、竜王を倒すことが私の旅の目的となるだろう。

ユウ「さて、まずは↓2しよう」

まずは城の人たちに話を聞くことにしよう。
次の行き先が分からないのでは旅どころの話ではない。

ユウ「すみません、ちょっといいですか?」







城の兵士や使用人たちにこの土地の地理について訊いて回った。

ユウ「分かったことをまとめると…」

・この城のすぐそばにラダトームの城下町がある。
・この城から海を挟んで見える城が竜王の城である。
・ラダトームから遥か北西にガライの町が、ガライに向かう道すがらに洞窟がある。
・北東の橋を渡るとマイラの村にたどり着ける。
・マイラから南へ、沼に囲まれた洞窟を抜けるとリムルダールの町がある。
・ガライから南へ、橋を渡るとドムドーラにたどり着ける。
・ドムドーラから遥か東、険しい道を乗り越えるとメルキドにたどり着ける。

ユウ「こんなところかな…よし、まずは城下町に向かおう」

ラダトームの城下町


ユウ「町についたけど、これからするべきことは分かっているんだよな…」

ユウ「武器屋に道具屋、宿屋もある」

ユウ「ここで旅の準備を整えることができそうだ」

ユウ「さて、この町でするべきことは↓2」

ユウ「まずは武器を買おう」

商人「いらっしゃい」

ユウ「王様から貰ったお金もそれほど多くはないし…」

ユウ「ここはこんぼうでいいか」

商人「まいどあり!」



ユウ「さて、次は仲間を探そう」

ユウ「とはいえ、視界に入るのはごく普通の町民に町娘、瀕死の兵士ぐらいか…」

ユウ「こんな状態で仲間になってくれる人などいるのだろうか」


仲間になってくれた人↓2

女魔法使い「私は魔法を専門に扱うものです」

女魔法使い「ユウさん、私も旅にお供させていただきます」


最初は1人で旅に出るつもりだったが…
魔法使いが仲間になるとは心強い。
私も魔法は少しばかり心得があるが、専門家には到底及ばないからだ。


ユウ「分かった、これからよろしく」



ユウ「さて、仲間もできて準備万端」

ユウ「そろそろこの町を出ようか」


次の目的地↓2

ユウ「ここから北西、ガライに行く途中に洞窟があるらしい」

女魔法使い「勇者の洞窟ですね…この地を救った勇者が石板を遺したと伝えられています」

女魔法使い「洞窟の周りには砂漠が広がっています、気をつけて行きましょう」

ユウ「よし、出発だ」



勇者の洞窟



ほとんど苦戦せず洞窟までたどり着けた。
おそらく女魔法使いがいてくれるからだろう。


ユウ「中は流石に暗いな…たいまつを使おう」

女魔法使い「…?あれは…」


洞窟にあったもの↓2

女魔法使い「これは…!」

ユウ「魔物の死骸!?それも大量に…誰かがここで魔物と戦っていたのか?」

女魔法使い「いえ、この洞窟は聖なる力に守られていて、魔物は入って来られないはずです」

ユウ「だったらどうして…」


目の前に広がっている光景は明らかに不自然だ。
しかし、今の我々に直接関係のある問題ではない。


ユウ「今は考えても仕方がないか…とにかく先へ進もう」

女魔法使い「はい…」

最深部



ユウ「これが勇者の遺した石板…」


『私の血を引きし者よ

ラダトームから見える魔の島に渡るには3つのものが必要だった

私はそれらを集め 魔の島に渡り 魔王を倒した

そして今 その3つの神秘なるものを 3人の賢者に託す

彼らの子孫がそれを守ってゆくだろう

再び魔の島に悪が蘇ったとき それらを集め戦うがよい』


ユウ「3つの神秘なるもの…3人の賢者か」

女魔法使い「………」


女魔法使いは3つのアイテムについて↓2コンマ

00~30、全く知らない
31~60、1つだけ知っている
61~99、全て知っている

女魔法使い「3つの神秘なるもの、恐らくその内の1つは太陽の石のことでしょう」

ユウ「太陽の石?」

女魔法使い「ラダトームの城に伝わる宝石です」

女魔法使い「なんでも、温かい光を放つ不思議な石だとか…」

ユウ「それはどこに?」

女魔法使い「流石にそこまではわかりません…どこかに隠されているらしいんです」

ユウ「それについても情報を集める必要があるな…」

ユウ「とにかくここを出よう、そろそろたいまつの火も尽きる」

ユウ「これからどうしようか」

ユウ「当面の目的は3つの神秘なるものを探すことになりそうだが…」

女魔法使い「ここから西に進めばガライの町があります」

女魔法使い「遥か昔、詩人ガライが旅の末に作った村だと聞きます」

ユウ「そこなら何か手がかりが得られるかも知れないな」

ユウ「よし、次の目的地は↓2」

ガライの町


ユウ「ふう…やっと着いた」

ユウ「ここまで戦いで苦戦することはなかったとはいえ、流石に疲れた」

ユウ「この町には…一通りの店は揃っているな」

ユウ「宿屋に泊まるか、買い物をするか」

女魔法使い「町の人から話を聞くのもいいですね」

ユウ「よし、それじゃあまずは↓2」

ユウ「すみません、ちょっといいですか?」







ユウ「さて、こんなところか」

ユウ「音痴な吟遊詩人に絡まれたときはどうなるかと思ったが…」

女魔法使い「まだ頭ががんがんします…」

ユウ「だが有力な情報が手に入った」

女魔法使い「ええ、確かローラ姫を連れ去った魔物は東の方角へ向かったのでしたね」

ユウ「東の方角には確か、マイラの村があったはずだ」

女魔法使い「その南には洞窟があります、ですからきっとそこに…」

ユウ「ローラ姫がいるのか…」



ユウ「さて、次はどうしようか↓2」

ユウ「今夜の宿も予約したし、夜まで暇だな…」

ユウ「せっかくだし、ここはひとつ鍛練といこうか」

ユウ「戦闘でも、女魔法使いに頼りすぎないようにしないとな」

ユウ「よし、まずは素振りからだな!」



女魔法使い「…」コソコソ

女魔法使い「勇者の子孫ユウさんか…どんな人かと思ったけど、真面目な人みたいですね」

女魔法使い「私も負けてはいられません」



ユウ「ふぅ…こんなところかな」

ユウ「もうすっかり日が暮れてるな、そろそろ宿に向かうか」

翌朝



女魔法使い「おはようございます」

ユウ「ああ、おはよう」

女魔法使い「今日からどうしましょうか?この町でやり残したことはありませんか?」

ユウ「ん?そうだな…」

↓2
やり残したことがなければ次の目的地を

ユウ「今後の目標は…」


<ウワーン、ウエーン


女魔法使い「ん?泣き声…」

ユウ「向こうから聞こえる…放ってはおけないな」ダッ



女の子「ヒック……グス………」

女魔法使い「一体どうしたんでしょうか」

ユウ「分からない…とりあえず、泣いていた理由を聞いてみるか」


女の子が泣いていた理由↓2

女魔法使い「そんなことが…」

ユウ「よく見たら服が泥まみれだな」

女の子「………」



魔物の恐怖から人々の心が荒んでいるのだろうか。
人間同士の争い…悲しいことだ。

しかし、これに関してはこの町の人間の問題とも言える。

深く首を突っ込んでも良いものだろうか…


解決するor先を急ぐ↓2

いや、迷う必要はない!


ユウ「その、いじわるをした子はどこにいる?」

女の子「!」

ユウ「私に任せてくれ」

女の子「えっとね…」







それから我々はいじめ問題の解決を目指した。

いじめっこの親を見つけ出し、いじめの現状を話した。

いじめっこの家では3時間近い説教が行われたそうだ。


女の子の親からは大いに感謝された。

どうやらこの町の道具屋の娘だったらしく、お礼にと旅に役立つ道具をいくらかもらった。

解決まで大変だったが、苦労した甲斐はあったのかもしれない。

ユウ「薬草にたいまつ、竜の鱗までもらってしまった」

女魔法使い「竜の鱗は身に付けた者を災いから守ってくれるそうです、よかったですね」

ユウ「ああ、我ながら勇者らしいことをしたと思う」


女魔法使い「さて、この町ともそろそろお別れですね」

ユウ「ああ、次の目的地は↓4」

今日はそろそろ寝ます
続きはまた明日

ユウ「マイラに向かおう」

女魔法使い「マイラですか…ここからだと遠いのでは?」

ユウ「ああ、恐らく途中で一泊野宿を挟むだろう」

女魔法使い「長い移動になりますね」

ユウ「この町でもらった道具もあるし、きっと大丈夫だ」

ユウ「さあ、出発だ」





その日の夜



ユウ「これでよし…と」

女魔法使い「焚き火の準備もできました」

女魔法使い「これでいつでも休めます」

ユウ「日が暮れる前に野営の準備が終わってよかった」

ユウ「出発は明日の朝か…それまで何をしようか↓2」

女魔法使い「魔法を教えてほしい…?」

ユウ「ああ、私もある程度は心得があるのだが…」

ユウ「今はまだギラとホイミぐらいしか使えないんだ」

ユウ「これからは敵も強くなってくるだろう…もっと色々な魔法が使えて損はないと思う」

女魔法使い「そういうことなら…と言いたいところですが」

女魔法使い「剣と魔法を両立させようとしているあなたに私から教えられることはあまりありません」

女魔法使い「まずは…」







女魔法使いから魔法のレクチャーを受けた。

正直なところ、少し分かりづらいものだったが…
それは彼女が生粋の魔法使いだからだろうか。
あるいは、元々誰かに何かを教えること自体が苦手なのかもしれない。

とはいえ、有意義な時間であったことも確かだった。
私の、魔法に対する理解は確実に深まったのだろう。

翌朝



女魔法使い「そろそろ出発の時間ですね」

ユウ「ああ、このペースで進めば今日の昼頃にはマイラの村に着くはずだ」

女魔法使い「マイラは森に囲まれた温泉地です」

女魔法使い「観光地として有名で、旅人も多く訪れていたそうです」

女魔法使い「…もっとも、魔物の封印が解かれてからはあまり人も来なくなってしまったそうですが」

ユウ「ローラ姫を連れ去った魔物は東…マイラの方角に向かったと聞く」

ユウ「何か有力な情報が得られるといいのだが」

マイラの村



ユウ「ここがマイラの村か」

女魔法使い「ここにも一通りの店は揃っています」

女魔法使い「旅の支度を整えて行きましょう」

ユウ「こんな時でもなければゆっくり温泉で休んでいくのだがな…」


ユウ「さて、まずは何をしようか↓2」

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