御坂「いじめられて初めてその辛さがわかった」【閲覧注意】 (159)

・以前ニュー速VIPで書いた 『佐天「いじめられる能力かぁ」』 のアナザーサイドストーリー②です
 (なるべく読んでなくても理解できるように心がけたけど、一部読んでないと「??」な描写があります)
・今回は美琴視点です。
・【閲覧注意】胸糞、レ○プ、リョナ描写などあり 禁書キャラが醜く歪んでいたり、ひどいことされるのとかが苦手な人は回れ右してください
・前スレで美琴を救うと言ったな?あれは嘘だ! (ごめんなさい、美琴救済は次スレです。今回はその伏線だと思ってください)
・キャラ崩壊、能力関係・時間軸の矛盾点、原作と比較してコレジャナイ感は適当に流してください

・以上、納得できた人だけお読みください。
・別サイドの話は他に 『上条「涙子をいじめた御坂をいじめてやる」』 があります(こちらも閲覧注意で)。もう一つも現在製作中(半分くらい終わっている)。
・相変わらずダラダラした文章ですが、暇つぶしがてら読んでってください
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努力もせず、代償も払わず、力を、能力を得ようとする人は嫌いだ。

私が一番キライな人種だ。

私が常盤台中学に入った理由の一つがそれ。

生徒の能力レベルに下限を設けていれば、そういった怠惰な人はある程度いなくなるから。

私はレベル0を軽蔑する。

学園都市に入ってから今まで、私は死に物狂いで自身の能力を磨いてきた。

大好きなママと離れるのは辛かったけど、世界中が注目するこの学園都市で台頭することによって、うんと親孝行がしたかった。

学園都市に来てからは、脇目もふらず能力開発に勤しんだ。

同年代がテレビゲームに、アニメに、オシャレに、カラオケに、友達との遊びに興じている間も、本当は自分もそういう普通の子供が経験する時間を過ごしたかった気持ちを押し殺して、一心不乱に勉強に明け暮れた。

結果私はこの学園都市において、序列三位というなかなかの力を得た。ここまで来たからにはいずれ一位を目指すつもりだった。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376199895


しかし、それは叶わない夢だと知る。

どうあがいても敵わない、序列一位の一方通行の存在。

努力をすればなんだってできると思っていたあの頃。

それが尽く否定され、打ちのめされた実力と才能の圧倒的な差。

今までがむしゃらに飛び越えてきたハードルが可愛く見える、越えられない壁。

私は挫折を知る。


同時に絶望も知る。

なんたって、いつの間にか作られていた自分のクローンが、その決して倒すことのできない最強の存在に虐殺されているのだ。

さすがにあれには相当参った。



クローンだから、作り物の存在だから、と割り切ることはできなかった。

目の前で殺されていく、私と同じ顔の妹達。

彼女たちの断末魔を聞いて、何もできない自分が悔しくてしょうがなかった。


そんな絶望の淵にいるときに現れたのが彼だ。

上条当麻……

私の電撃すら無効にする不思議な力を持った人。

その力で以って彼はとうとう最強の敵を倒した。

ヒーローなんていないと思っていたのに、そんな幻想をもぶち壊してくれた。

私は救われた。


それと同時に彼のことを……

上条「ごはん、ごはん、ごっはっん~♪」

御坂「あ、ああ、あんた!」

だめ! そんな言い方したらだめ!


上条「ん? あぁ、なんだビリビリ中学生か」

御坂「ビリビリいうな! 私には御坂美琴って名前があるって言ってるでしょうがぁ!」

だめ! 呼び方なんてどうでもいいじゃない!


 ビリビリィ!

だめ! 放電しないで!

 パキン!

ホッ。よかったぁ。防いでくれた。


上条「おま、今のまともに受けたら死んでるぞ」

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい


御坂「どうせ効かないんでしょうが」

だめ!そんなこと言ったらだめ! 謝らないと!


上条「そういう問題じゃねえっての。とにかく今急いでるんだ。タイムセールまであと五分切ってるんだよ~」タタタッ

御坂「いいから勝負、勝負しなさいよ!」

だめ! 邪魔しちゃだめだよ。私と違って寮じゃないんだから、食べ物は死活問題なんだよ?


 タタタッ

御坂「行っちゃった……」

はあ。どうしていつもいつもこうなっちゃうの。

わたしはただ、あの人と仲良くしたいだけなのに。

あの人のことを見ると、胸が高鳴ってまともでいられない。

恥ずかしくて、それを誤魔化すために攻撃的になっちゃう。

御坂「はあ。どうしてもっと素直になれないんだろう……」


佐天「何が素直になれないんですか?」ヒョコ

御坂「!?」

御坂「さ、佐天さん! どうしてここに」


佐天涙子、私の最も嫌いなタイプ――努力もせずに力を得ようとした怠惰な人間

もちろん、嫌いな理由はそれだけじゃない。なんたって、彼女は……


佐天「この通り買い物の帰りですよ。それでそれで? 誰に対して素直になりたいんですかぁ?」ニヤニヤ

しまった、さっきの声に出てたのか。

はあ。独り言を声に出すクセ、なんとかしないとなぁ。


御坂「な、なんでもないわよ///」

佐天「顔真っ赤ですよ」

御坂「そ、それより佐天さん、これから177支部に

 ピロピロピロピロ♪

佐天「あ、電話。ちょっとすみません」ピ

佐天「もしもし、アケミ? どうしたの?」


この女を嫌っている理由、それは


佐天「あはは。マジで? ……うんうん……いいね、今度行こうよ」


それは……

佐天「ぉ? …あ、おーい! モブAちゃーん、モブBちゃーん!」フリフリ

モブA「涙子、こんなところで何やってるの? ん? 電話中?」

佐天「うんうん。アケミからかかってきててね。今度一緒にオープンしたばっかりの水族館いこって」

モブB「へえ~楽しそうね」

佐天「よかったら二人もいこうよ。絶対楽しいって!」

モブA「いいわね、それ。ご一緒させてもらうわ」

モブB「ええ。実は私も行ってみたかったり」

佐天「決まりだね。もしもし、アケミ、聞こえてた? ……ん? あはは。わかった。じゃあ伝えとくね。それじゃね~」ピッ

佐天「AちゃんとBちゃんも元々誘う予定だったってさ」

モブA「あは。そうだったのか」

佐天「ところで二人はどうしてここに?」

モブB「あ、いっけない。私たち急いでたんだ。二時からの映画に行く途中だったの。早くしないと!」

モブA「そうね。涙子、また学校で」

佐天「はぁい。感想教えてね」ノシ


それは、佐天さんが私にはないものを全て持っているからだ。

レベル0のくせに。


逆恨みだってことはわかってる。だけど……

佐天「お待たせしてすみません、御坂さん」

【素直さ、社交性】


御坂「ううん。いいのよ。仲が良いのね、彼女らと」

佐天「AちゃんとBちゃんは中学に入って知り合ったんですが、同じ無能力者だったり、趣味が同じだったりで気が合うんですよ」

私にはほとんどいない、【友達の存在】


御坂「へえ~。どんな趣味?」

佐天「料理と裁縫なんです。ババ臭いですよね、あはは」

【手先の器用さ、女子力】


御坂「いやあ、今時逆に素敵だと思うわwww」

佐天「あは~。そうですよね、逆にwww」

【あっけらかんとした明るい性格】


御坂「あ、私そろそろ行くね」

佐天「おお。そうだ、私も夕飯の支度しなきゃだ。それでは御坂さん、また!」

御坂「またね」


そのどれもが私が欲して、手に入れられないモノだった。


御坂「しょうがないじゃない、今まで能力開発の勉強しかしてこなかったんだもの……」


友達の作り方、初対面の人への話しかけ方、場を盛り上げる会話能力、人との接し方

皆が当たり前に小学生で身に付けるそれらのスキルが、私にはないのよ


御坂「私だって友達が欲しいのよ」シクシクシクシク


佐天さんは今まで何の苦労もせずに生きてきて、私は血の滲むような努力をしてきた。

なのに何で彼女は今幸せで、私はこんな想いをしているのよ。

私のほうがすごいのに……レベルが高いのに……皆が憧れる存在なのに……

何であの子には友達がたくさんいて、私にはいないのよ



チンピラA「なあ、君、そんなに泣いてどうしたんだ?」

チンピラB「へへ。なかなかの上玉だぜ、これは」

チンピラC「俺達が慰めてやんよ。朝までなwwww」

御坂「……」


またか。

街を歩くと必ずと言っていいほどこの手の連中に絡まれる。

レベル5には黄門さんの紋所を発行してもらえないかしら。

いちいち相手にするのが面倒なのよ。

まあ私がレベル3の時には、能力レベルを上げる修行のために利用させてもらったけど……

あれは楽しかったなぁ。小学生の私が大人の不良共をなぎ倒す快感。

悪者を倒す戦隊ヒーローになった気分だったわ。


チンピラ「おおっと。逃げたり助けを求めないほうがいいぞ。ここは監視カメラの死角だし、」

チンピラ「こう見えても俺はレベル3の

 バリイイィ!

チンピラABC「……」シューー


御坂「レベル3の……何?」スタスタスタ


はあ。カメラの死角でよかった。黒子に見つかるとまた小言を言われるし。

ある日


黒子「お姉さま。そんなに急がなくても約束の時間までまだありますよ」

御坂「いいじゃない、今日のクレープ屋さん、すっごく楽しみにしていたんだから」

黒子「お姉さまのお目当ては、オープニング記念のコラボ企画『ゲコ太抱きまくら』ではありませんの?」ジト~

御坂「お、おまけはあくまでもおまけよ。ちゃんとクレープも楽しみだって///」

御坂「あ、佐天さんと初春さんももう来てるみたいよ」

黒子「ですわね」


 バサ

佐天「ぉ? 今日はキャラ物のパンツかぁ。なんだか御坂さんが履きそうなものだね」

御坂「だ、誰がキャラ物好きよ///」

まぁ、実際好きだけど

佐天「あ、御坂さん、白井さん。もう来てたんですね」

黒子「今来たところなんですの。まったく佐天さんのパンツ好きには困ったものですの」ジト~

御坂「あんたがいうな!」ビリ

黒子「ああん。お姉さまぁ、痺れるぅ~♪」


まったく、この変態は。

でもそうやってスキンシップを取ってくれる友達なんて、私には黒子くらいなのよね。

黒子がいないと私は常盤台で……

………大切にしなきゃ


初春「もう、冗談はさておき、佐天さんは少し自重してくださいね」

初春「私だからまだいいけど、他の女の子にスカートめくりやったらドン引きされて嫌われちゃいますよ」プンスカ

佐天「え? 私がどうしてそんなことするの?」キョトン

佐天「私は親友の初春だからしてるんだよん♪」

 ダキ

初春「わ///ちょっと抱きつかないでください////」

御坂「あはは。本当に仲いいわね、初春さんと佐天さんって」


悔しいけど佐天さんの友達を引き込む力は羨ましいわ。誰にでも好かれるんだろうなぁ

私だって、嫌い嫌いって思いつつもこうやって友達してるしさ



黒子「お姉さま。抱擁が羨ましいのなら黒子と」

御坂「だからやらないって言ってるでしょうがぁーー」ビリビリィ

あ。ちょっとやり過ぎちゃった。つい……思わず反射的に……。

ごめん、黒子。大丈夫かなぁ?

黒子「……」プスプス

一同「アハハwwww」

笑い事で済んでよかった。でも気をつけないと……


初春「さ、今日は新しくできたクレープ屋さんに行く予定でしたね。行きましょう!」

御坂「そうね早速行きましょうか。四人揃うのは何気に久しぶりよね」

黒子「ええ。ジャッジメントがなかなか忙しくてお時間がとれませんでしたの」

佐天「今日はその分たくさん食べて、買い物して遊びましょうか♪」


ピロピロピロピロ♪

ジャッジメントがらみの着信音だ

黒子・初春「!?」

御坂「事件? 何かあったの?」

黒子「ええ。今日は非番でしたが、人手不足みたいで……」

初春「すみません。今すぐ現場に向かわないと」

黒子「申し訳ありませんがクレープはお二人で召し上がってください」

佐天「いやいやいや、四人で食べに行こうって言ったじゃないですか。次の楽しみにとっておきますよ。ね、御坂さん?」

御坂「ええ。しょうがないわ。ジャッジメントの仕事、気をつけてね」

黒子「し、しかしそれでは『ゲコ太抱きまくら』が……」

御坂「いいからいいから。ほら行った行った!」

仕方ないもんね。あとでネットオークションで落とすか。

初春「それでは失礼します。この埋め合わせはまた後日に」

黒子「では」



佐天「ふう。行っちゃいましたね~。相変わらず忙しい人たちだ」

しかしよりにもよって佐天さんと二人きりとは……

御坂「さてと、どうしましょっか。ここで解散するのもアレだしね~」

佐天「そうですね。とりあえずそこのカフェにでも入りましょう」

カフェにて


佐天「御坂さん、せっかく二人っきりですし、相談に乗ってもらってもいいですか?」

御坂「ん~? 何かな。私にできることなら何でも言ってみて」

わかってるわよ、あなたの言いたいことくらい。

どうせ「どうやったら能力者になれるんですかぁ? 何かコツを教えて下さぁい」でしょ。

私が超能力者になれたのは色んなものを犠牲にして努力をしたからだ。

そんな食べて痩せるダイエットみたいに、楽に得られる力なんてないのよ。


佐天「私、幻想御手の件以来、能力開発の勉強がんばってるんですけど、なかなか上手くいかなくて……」

ほらきた。でも勉強はしてるのね。

以前から比べると進歩はした……かな


御坂「そうね。結果はすぐについてくるものではないわ……って、そんな月並みな言葉が欲しいわけじゃないわよね」

佐天「いえ。その言葉はしっかり肝に銘じておきます」

あら、随分と殊勝な。

佐天「もう幻想御手みたいにズルはしません。地道に一つ一つできることをやっていきます」

御坂「……」

御坂「そっか。それはいいことね」


佐天「相談って言うのはですね、私、勉強してたらわからないところがたくさん出てくるんです」

御坂「まぁ、そもそもわからないから勉強するからね」

佐天「えぇ。だから自分で調べてもわからないところがでてきたら、御坂さんに電話して聞いてもいいですか?」

御坂「うん、それは全然構わないけど、私より学校の先生に聞いたほうが早くない?」

佐天「ま、まぁ、それはそうなんですけど……」モジモジ

御坂「!?」

佐天「私ってば小学生でも知ってるような内容から勉強してて、今さら聞けないというか……」

御坂「ぁ……」


まぁ、気持ちはわからなくも………いや、わからん。

小学生レベルとか本を読めば理解できるよ。能力開発の基礎中の基礎じゃない。


でも………がんばってるのね。

今まで能力に憧れてるだけで何も努力しない、ただのゴミカス無能力者とか心のなかでバカにして見下していたけど、それは取り消さなきゃ。

確かに努力も代償も払わず何かを得ようとする人は嫌いだけど、


一生懸命な人は……私は好きだ。

御坂「わかったわ。佐天さんが真剣なら、私もそれに精一杯応えなきゃ」

佐天「御坂さん!」キラキラ

御坂「友達として……ね!」

佐天「はい、ありがとうございます! 」ガシッ

佐天「やっぱり私、御坂さん尊敬しています」

御坂「ぁ……そ、そんな真正面から面と向かっていわなくても////」


佐天「それでそれで。今日は早速教えて貰いたい項目が……」

佐天「この本のここなんですけど……」

・・・
・・・・・・

・・・・・・
・・・

御坂「……っというわけ。わかった?」

佐天「おぉ。そうやって説明されたらわかります」

御坂「まぁ、確かにここは初めてだとややこしいわね」


ややこしいといっても、小学生レベルだけど。

思った以上に低レベルな内容だったわ。

ううん、だめ。

そうやって見下しているから私には友達ができないのよ。

佐天さんは真剣なのよ。

私には足し算みたいな低レベルな内容でも、彼女にとってはこれからどんどん色んなことを吸収していくための大事な土台作りのステップ。

私も真剣に応えなきゃ。


佐天「御坂さんって教えるの上手いですよね。学校の先生とか向いてるんじゃないですか?」

御坂「いやいやいや、そんなことないって///」

うぅ……私って褒められるの苦手なのよ。恥ずかしくて……



私、佐天さんのこと誤解していたのかもね。

彼女はいつだって真っ直ぐなんだ。


佐天さんになら、私の悩みも……

佐天「あ、これからも色々教えてもらう代わりに、何かお礼をしたいんですけど」

御坂「え? いいよ、そんなの。友達でしょ? 気にしなくていいって」

佐天「でも……」

御坂「あ……じゃあ……その、佐天さんにも私の相談、聞いてもらってもいいかな?」モジモジ

佐天「え? 御坂さんが私に相談? 別に構いませんけど、私なんかでいいんですか?」

御坂「うん。佐天さんがいい」チラチラ

佐天「御坂さん」ジー

御坂「ん?」モジモジ

佐天「なんか可愛い~♪」

 ガバぁ

御坂「ちょ、な、に、抱きついて////」

佐天「あはは~。冗談冗談。なんか今の御坂さん、とっても可愛かったからこうせずにはいられなくて」

御坂「もぅ///」

初春さんの気持ちが少しわかるわ。

佐天「それで、相談ってなんですかぁ?」

御坂「その……実は……」

佐天「おおっと。待った。やっぱり私が当ててみましょう!」

佐天「ずばり、先日の『もっと素直になりたい』発言ですね!?」

御坂「うぅ……///」

佐天「あは。当たったみたいですね」

この手のことに関しては敵わないわね。

御坂「あのね、あのね……」

・・・
・・・・・・

・・・・・・
・・・

御坂「というわけなの」

佐天「つまりその人のことが本当は好きなのに、素直になれなくてついつい攻撃してしまうクセをなんとかしたいと……」

御坂「今回の……そいつの件だけじゃないわ」

佐天「というと?」

御坂「例えば黒子が変なことする度に電撃浴びせてるけど、あれはやり過ぎだって思ってる」

佐天「いや、まぁあれは自業自得じゃないですかねぇ」

御坂「私、興奮すると電気量が抑えられないのよ。いつか洒落にならないことをしでかすんじゃないかって……」

御坂「それに、もっと黒子のこと大事にしたい」


佐天「おやおや、白井さんのいつものアレ、御坂さんもまんざらでもなかったんですか?」

御坂「いや、正直ああいうのは嫌なんだけど……」

御坂「でも、……その……」

佐天「??」

御坂「……ああもう、正直に言うね」

御坂「私、常盤台で友達いないのよ」

佐天「え? そうなんですか?」

御坂「うん。皆私のことを慕って『御坂様、御坂様』って慕ってくれるけど、それは友達じゃなくて、なんというか憧れみたいな感じで、皆一歩引いてるんだ……」

御坂「だから私に気兼ねなく接してくれる黒子は大事にしたいの」

佐天「そうですか」

御坂「それから、できればもっと友達も作りたいけど、私友達の作り方とかよくわからなくて……」

御坂「佐天さんや初春さんと知り合えたのだって黒子の紹介があったからで、私から作るなんてとても……」

佐天「要するに御坂さん自身が言っていたように、素直になって人付き合いをもっとちゃんとしたいんですね。振り出しに戻るけど」

御坂「うん。そうなの。佐天さん、友達多いし、社交的だし、そういうのどうしてるのかなって相談したくて」

佐天「わかりました。御坂さんのために一肌脱ぎましょう!」

御坂「ほんと~。ありがとう」ウルウル

佐天「じゃあ、私のいうことよく聞いて実行してくださいね」

御坂「うんうん。するする!」

佐天「まずは――

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その夜 寮にて


御坂「……」ポロポロ

御坂「……グスングスン」ポロポロ

御坂「……」

御坂「やっぱり私って……」ヒックヒック

御坂「ふぇーん」ポロポロポロポロ


 ガチャ

黒子「ただいまですの、お姉さま~」

黒子「ん? 真っ暗? お姉さまお眠りに?」

御坂「ぐろごぉ」シクシクシクシク

黒子「わわ。いらっしゃいましたの?」

 パチ(電気をつける音)

黒子「電気も付けずに何をしてらして………って泣いておりますの、お姉さま?」

御坂「えぐえぐ……」ポロポロ

黒子「い、一体全体何がありましたの?」

御坂「ウワァァァン!!」ポロポロポロポロ

黒子「よしよし」ナデナデナデナデ

黒子「……」

黒子「グヘヘ」

翌朝


御坂「ん」

泣きつかれていつの間にか寝ていたみたいだ。

黒子がずっと抱きしめてくれていたのは覚えている。

書き置きだ


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愛しのお姉さまへ

 何やら相当お疲れのようなので今日はお休みください。

 学校へは私の方から連絡しておきますの。

 朝食はお姉さまの分を取り置いておくよう頼んでおきましたので、食堂にて召し上がってください。


 何があったかは存じませんが、黒子はお姉さまの味方ですの。

 深くは追及しませんが、話して楽になることならばいつでもこの黒子に話してくださいね。

 私にできることなら何だってしますの。 

                                   お姉さまの愛しの愛しの黒子より

追伸: 汗を掻いていらっしゃいましたので、お召し物は取り替えておきましたの
    黒子が責任持って洗濯しておきますのでどうかお気になさらずに。
    決して匂いを堪能しようとかそんなことは微塵も思っておりませんし、ましてや味見をしようなどと邪な(ry

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最後ので台無しよ。

でも……

御坂「ありがとね、黒子」グス


御坂「……」

御坂「……」


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昨日の回想


佐天『まずですね』

御坂『うんうん』キラキラ

佐天『少女趣味を止めてください』キッパリ

御坂『え?』

佐天『白井さんはそれとなく、やんわりと指摘してるみたいですがこの際ちゃんと言いますね』

佐天『なんでしたっけ? あの……ゲコ太? とかいうキャラ物とか、服や小物のセンスとかも……もっとちゃんとしましょうよ』

御坂『ぁ……』

佐天『以前御坂さんと初春と私でセブンスミストにいきましたよね』

佐天『あの時は初春のいた手前スルーしましたが、正直あのパジャマはないかと……』

御坂『あ、えと、あれは……その……』

佐天『やっぱり同年代の友達が欲しかったら、趣味とかセンスとかそういうのも同年代に合わせるべきですよ』

佐天『もちろん個性は大事ですが、限度があります』

佐天『小さい子が買うようなキャラ物を身に着けている人は小さい子としか仲良くなれませんってwww』

御坂『ぅうぅぅ……』


佐天『まぁ、あれですよ。いい機会ですし、ここいらでゲコ太も卒業しましょう』

佐天『携帯貸してください』

御坂『これぇ?』サッ

佐天『ほら、このストラップ。趣味悪いですよwww』ブチ

御坂『ぁ……』

佐天『はい、これ。私がこの前買ったストラップです。こっちのほうが御坂さんらしくて似合いますって。御坂さんにプレゼントです』

佐天『このゲコ太ストラップもういりませんよね』ポイ

御坂『……』

佐天『まずは小さいところから徹底的に直して行きましょう!』

佐天『そうすればきっと自信もついて、御坂さんにも友達たくさんできますって!』

佐天『御坂さん、元はいいんだからファッションとかしっかり気にかければ、さっき言ってた気になる男の人もイチコロです』

佐天『あとはそうだなぁ……』ウ~ム

御坂『ご、ごめん、佐天さん。ちょっと用事を思い出した』ウルウル

佐天『え? そうなんですか』

御坂『うん。寮の掃除当番だったの忘れてた……』

佐天『そっか。手伝いましょうか?』

御坂『いいわ。ごめん、本当にごめん。それじゃ』

佐天『はぁい。会計は私がしておくのでいいですよ。もうちょっとここで勉強していきたいので』

御坂『さよなら……』

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否定された。

わかっているんだ、ゲコ太がお子様趣味ってことも。

私の選ぶ服とか小物が幼すぎるのも。


私は今まで、少女時代の大部分を勉強やら訓練やらに費やしてきた。

アニメとかそのキャラとか、視界に入る度に誘惑されたけど、我慢してきた。

ずっとずっと我慢してきたのだ。

レベル5になり、能力開発が落ち着いてからは時間ができた。

それまで忙しかった反動から、失われた少女時代を取り戻そうとした。

そんな折に出会ったのが、ゲコ太や小動物もののぬいぐるみ。

とても可愛かった。


そういった部分では幼児退行しているのかもしれない。否定はしない。

だけど、そんなにいけないこと?

小さい頃に堪能できなかった可愛いものを集めるのがそんなにだめなの?


今まで黒子には指摘されてきた。

でも最終的に「まぁそれもお姉さまらしいですの」って認めてくれていた。

なのに佐天さんは……



御坂「はあ。佐天さんのこと、せっかく好きになれたと思ったのになぁ……」

これからは付き合いを考えなきゃね。

友達なんてやっぱり私には無理だわ。


でもあの人……上条当麻とは仲良くしたいな。


御坂「はあ……」

ため息ばっかりね。幸せが逃げるぞ、御坂美琴。

その日の夜


黒子「お姉さま、聞きましたわ、佐天さんから」

御坂「え?」

黒子「何やら、佐天さんがお姉さまの少女趣味を指摘したら涙目になって帰っていったとか」

ばらしたの? うそでしょ……

御坂「そ、それは……」

黒子「まぁ、お姉さまの趣味には黒子はもう口出ししませんの」

黒子「ただ佐天さんは随分と心配してらして『何か悪いこと言っちゃいました?』っと……」

御坂「……」

黒子「あとで電話してあげてくださいな」

黒子「それでは黒子はシャワーを浴びますの~♪」

御坂「……」


何よそれ……

御坂「何よ!」

あれだけのことしておいて悪びれてないの?

心配? 何よそれ。

人の宝物引きちぎって捨てておいて……

しかも黒子に知られた。

佐天さんを信用して相談したのに。ばらすなんてひどいじゃない……


佐天さんも結局私のこと内心でバカにしてたの?

私は真剣に悩んでいたのよ。

学園都市第三位がお子様趣味でコミュ障だからって、そんなにお笑い種だった?


何よ。

御坂「何よ!何よ!!何よ!!!」

御坂「人の気も知らないでぇ!!!」

御坂「はあ。はあ」


御坂「………」

御坂「………許せない」ボソッ

スラム街


スキルアウトA「わ、悪かった。頼む、みのがしてk

 ビリィ!

スキルアウトA「……」シュー

御坂「……」ユラ

御坂「次……」

スキルアウトB「て、てめえ、調子に乗ってんじゃねえぞ」

スキルアウトC「お、おい、やめろ。そいつは

 バチバチ!

スキルアウトBC「……」プスプス

御坂「次……」

スキルアウトD「お、おい。アレ用意しろ。キャパシティダウンだ」

スキルアウトE「っへ。そうだ。こういう時のために

 チュドーン!

キャパシティダウン \(^o^)/

スキルアウトF「な! キャパシティダウンが……」

スキルアウトG「今のが噂のレールガ

 バリバリバリィ!!!!

スキルアウトDEFG「………」ピクピク

御坂「次……」


晴れない。

いくらあの女と同じ無能力者を屠った所で、この気持ちだけは晴れてはくれない。

昔やったスキルアウト狩りってもっと楽しくなかったっけ。

御坂「あーイライラする」


スキルアウトH「ヒィ……た、頼むぅ。有り金なら全て渡すから、命だけはたす

 バチィ!

スキルアウトH「……」ガク

御坂「口を開くな、ゴミカスが……」

ある夜 寮の部屋


 ガチャ

御坂「ふう。疲れた。やっぱり自分の部屋が一番落ち着くわね」

御坂「ん?」

この感じは……

黒子か。何のつもりかしら。

まぁ、だいたい予想はつくけど。

御坂「……」

御坂「さってと、今日は黒子がいないのね。書庫(バンク)サーフィンでもして遊びましょうか」

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御坂「ゲコ太、ゲコ太、ゲ・コ・太~♪」

御坂「わぁ。来月にプレミアムゲコ太ウォッチが発売されるのね」

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御坂「とうとう初めての一人カラオケに行ってきた」

御坂「結構楽しかったわwwww」

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御坂「婚后さんって話してみるといい人よね。今日はたくさん話しちゃった」

御坂「それに同い年……今度アダ名つけて呼んでみようかなぁ」

御坂「『みっちゃん』……いやいや、考えてみると私も『みっちゃん』だったわwwww」
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御坂「………」

晴れないな。どんなに忘れようとしても晴れない気持ちがある。

どうしたらこの気持ちは晴れるの?

佐天さん……あの子に仕返ししてやりたい。

でも私はあの子よりも確実に強い。レベル0と5だもの。

直接的に喧嘩したところで、弱い者いじめにしかならない。

非難されるのは私、か。

どうすれば……

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御坂「バンクサーフィン♪ 」

御坂「人の個人情報を覗き見るってハマると結構楽しいのよね~」

私にとってはただのお遊びだ。

御坂「―――♪」
御坂「――――」プークスクス


犯罪だっていうのも理解している。

黒子に見つかればただでは済まされないわよね。

黒子……


御坂「―――」カタカタ

ん?この情報は……

御坂「佐天さんじゃない」

御坂「何々? わ、レベル1ですって。とうとう能力者になったのね」

御坂「―――」カタカタ
御坂「―――wwww」ケラケラ

なるほどね、つい最近の身体検査で測定されたのね。

肝心の能力は何かしら……


御坂「………」

何よこれ?ふざけてるの?


『いじめられる能力』ですって?


こんな意味不明なデタラメな能力アリかしら。

使用者本人に何のメリットももたらさないじゃない

あの子のパーソナルリアリティはどうなってるわけ?


まあ、何にせよこれは……

御坂「面白そうね」ニヤリ

次の日


佐天「御坂さん、白井さん。あのちょっと相談が……」

黒子「いきましょう、お姉さま。なんだかここ臭いですの」

御坂「ええ、そうね。服ににおいが移ったら大変。悪いけどテレポートでこの場から今すぐ離脱させてもらえる?」

黒子「はいですの」

佐天「ちょ、待ってくだ

 シュン


ふふ。あの困った顔、ケッサクね。

今はまだこれだけでいいわ。

いじめはだんだんエスカレートするものだしね。


御坂「クックックッ」


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御坂「初春さん、春上さん、お待たせ~♪」

春上「私たちも今来た所なの」

黒子「あら、しかし余計な人も混ざってるんですのね」

御坂「ああ、ホントだ。気づかなかったわ。視界に入れたくもないし」

佐天「あ……」

初春「ごめんなさい、私が呼んだんですwww」

御坂「ちょっと、初春さん」

初春「何か御坂さんに聞きたいことがあるみたいですよ」クスクス

黒子「臭いが移るから先日は逃げたというのに」

佐天「す、すみません。すぐにいなくなるので、一つお聞かせください」

佐天「あの、常に発動している能力を切るにはどうすればいいんですか?」

御坂「ん? 今なんて?」

佐天「だから能力を切るには」

一同「ぷwwwあはははwwwwww」

黒子「ちょwww無能力者が能力の話題出すとかwwwwお腹が痛いですのwwww」

春上「笑わせないでなの~wwww」

初春「でしょでしょ? だから言ったんですよ、佐天さん。能力のことなんて話したら皆腹筋崩壊しちゃいますよってwww」

初春「ひーひー…ぶっひっひぃwwww」

佐天「だ、だって……」


御坂「し、しかもよりにもよって内容がwwwwアヒアヒwwww」

黒子「『常に発動している能力を切るにはどうすればいいんですか?』…………っぷはぁwwww」

御坂「ちょ、やめてよ黒子w一回で十分だからwwww」

佐天「わ、私は真剣で」カア~

御坂「あのね、佐天さん。常時発動なんて高等技術、もうちょっとまともに能力が使えるようになってから考えようねwwww」ナデナデ

春上「だめなの、笑いすぎてお腹が痛いのwwww」

春上「あなただけお腹痛くなくてずるいの。だから」

 ボゴォ!

佐天「い゙、痛ぅ」

初春「春上さん、腹パン上手いですねwww」

春上「簡単なの、皆もできるのwww」

黒子「どれどれwww」

 バキィ!

佐天「はうぅう…ハアハア……」

御坂「あ、私も私もー」

 ガン!

佐天「ガハ、あぐうぅ……ハアハア……」

佐天「や、やめてくださぃ……ハアハア」

初春「皆さん、ひどいじゃないですか。腹パンされる方の気持ちも少しは考えてあげてください!」

一同「!?」


御坂「初春さん……」

佐天「ういは、る……ハアハア」

初春「大丈夫ですか、佐天さん。すみません、悪ノリしすぎました」

佐天「うぅぅ……」シクシクシクシク

初春「よしよし」ナデナデナデナデ

 ナデナデナデナデ

初春「………か~ら~の~」スッ

佐天「え?」

 バゴォン!

佐天「グッバァ、あがぁ……がはぁ、ハアハアハアハア」

春上「初春さんwwww」

黒子「上げて落とすってそんなベタなwwww」

御坂「しかもそんなメリケン、いつの間に用意したのよwwww」

初春「言ったじゃないですか。腹パンされる方の気持ちも考えてくださいってwww」

初春「どうせやられるなら本気で腹パンされるほうがいいに決まってますwww」

御坂「初春さんって優しいwwww」

一同「あっはっはwwwww」

佐天「はあ。はあ。ハアハア……」グッタリ


______________________



佐天「せ、せめて避妊を」

 ・・・・・・・
日村「い、挿れるね……ハアハア」
 
 ジュプ

佐天「い゙ったぁ…ハアハア…」

御坂「うわぁ。本当に入ったゎ。グロwww」

初春「さ、どんどん動いちゃってくださいwww」

日村「ハアハア…ハアハア…」

 パンパンパンパンパン

佐天「ぃ、痛い、や、やめてください。い゙」

 パンパンパンパンパン

日村「そ、そろそろっハアハア……」

黒子「さ、そのまま中にたっぷり注いであげるんですの」

黒子、ナイス助言よ!


日村「い、いいのぉ?っハアハア」

黒子「ええ、もちろんですのww」

佐天「ちょ、約束がちが」

 パンパンパンパンパン

日村「い、イクぅ~」

 ドピュドピュドピュ


御坂「あっはっはwwwww」

妊娠しちゃえばいいのよ。こんなキモオタの子供をね。


佐天「そ、そんなぁ。ひどい……外で出してくれるって言ったのに」シクシク

佐天「妊娠したらどうしよう……」ポロポロポロポロ


御坂「春上さんにでも頼んで流産パンチしてもらえば? って聞こえちゃいないかwww」


ん? 堕胎……赤ちゃんを産めなくする……腹に痛みを与える……

なにか閃いたかも ニヤリ


____________________


御坂「初春さん、今日は知り合いを呼んでいるんだけどいいかな?」

初春「御坂さんの知り合いですか?」

御坂「えぇ。佐天さんと同じく無能力者だから話が合うんじゃないかな」ニヤリ

初春「へぇ~。面白そうですね」


御坂「さあ、みなさんどうぞ入ってきてくださぁい」

スキルアウト12345 ワラワラ

スキルアウト1「おい、レールガン。女と生でヤレるって本当だろうな」

御坂「あったりまえじゃない。お金ももらったしね」

 ゲシ

佐天「う……」

御坂「この子を一晩中貸してあげるわ。好きにして。何してもいいわ」

スキルアウト2「マジかよ。黒髪ロングとか俺かなり好みだわwww」

御坂「気に入ってもらえて何より。一人最低三回は出しなさいよ」

スキルアウト3「おう、とっととヤろうぜぇ。げへへ」

初春「ふふ。御坂さんまたすごい人たち連れて来ましたねwww」

御坂「お金もらったからこれで何か食べに行きましょう。春上さんと黒子も呼んでさぁwww」

初春「じゃあ佐天さん、がんばってくださいね」フリフリ


御坂「あんな粗暴な連中に一晩中ヤラれたら、ま○この形が変わっちゃうかもねwww」

初春「うわ、それ見越してああいう人達連れてきたんですね、鬼畜ですwww」


_________________


御坂「しばらくぶりね、佐天さん」

佐天「み、御坂さん。どうしてここに……」

御坂「たまたま通りがかっただけよ。今日は初春さんと一緒じゃないのね」

御坂「あ、もう友達じゃないっかwww」

佐天「あの、ちょっと急いでいるので……」

御坂「待ちなさいよ。せっかく会ったんだからちょっと付き合いなさい」

佐天「……はぃ」



××倉庫


御坂「ねえ、佐天さん、最近生理は来てる?」

佐天「な!?」

御坂「いやあ、毎日毎日あんなに犯されて来たんだからさ、そろそろ当たっちゃってもおかしくないんじゃない?」プークスクス

佐天「……」ガクブルガクブル

御坂「私ね、佐天さんが妊娠しないように協力しようかなぁって思ってるの」

佐天「え? それはどういう……」

御坂「服、脱いで」

佐天「ぇ、ぁ、いゃ……」ボソッ

御坂「脱げ!」

佐天「」ビク!

………
………


御坂「ふむふむ。だいぶ使い込まれてきたね、佐天さんのマ○コ」

佐天「うぅぅ///」シクシクシクシク

御坂「泣かないでよ。言ったでしょ、妊娠しないように協力してあげるって」

佐天「何をどうやって……」シクシクシクシク

御坂「んっとね、こうやって」ニコッ

 ビリビリビリィ!!!

佐天「ぎゃあああああああーーー」

御坂「ほら、動かないの。すぐ終わるから」

 ビリビリビリィ!!!

佐天「あがぁーーー、やべでぇえええ」

御坂「こうやって二度と妊娠しないようにココを焼いておけば、もう妊娠に怯えることもないでしょwww」

 ビリビリビリィ!!!

佐天「ひぐぅぅうぅう…助けてぇ」

御坂「上手く焼けないから電圧上げるわねwww」

 バリバリバリィ!!!

佐天「がぁ………」ガク

佐天「………」ピクピク

御坂「あら、気絶しちゃったwwww」

御坂「ま、あらかた焼けたからもういっかwww」

ふん。これでもうこいつが幸せな家庭を築くことはできなくなったわね。


御坂「いい気味だわ」ボソ

それから三日後


食蜂「御坂さぁん、ごきげんよう♪」

御坂「げ!」

食蜂操祈、私の苦手な女

食蜂「人を見るなり『げ』は失礼でしょ、『げ!』はぁ」

御坂「はいはい、悪かったわ。何の用?」

食蜂「ふふん。冷たいのねぇ~。ま、いいわ」

食蜂「さっき街中を歩いていたら面白い心の声を聞いたのよぉ」

御坂「へえ~、どんな?」

食蜂「随分と憔悴しきっている女の子の声よ。いじめられてたみたいねぇ」

御坂「……」

まさか……

食蜂「気になってその子の記憶を覗いてみたんだゾ☆」

食蜂「佐天って子? 何やら御坂さんのお友達だったそうねぇ」クスクス

食蜂「ふふ。あの子はぁ、私と同じタイプの能力者のようねぇ。まぁもっとも、未だに制御できてないようだけど……」

御坂「……」

食蜂「当然御坂さんには効いてないわよねぇ」

食蜂「あ、ということは御坂さんは自主的にいじめてたのねぇ。ひどいわぁ」クスクス

食蜂「特にアソコを電熱で焼くとか、尋常じゃないわぁ」

御坂「何を言いたいのよ。私が誰に何しようとあんたにとやかく言われる筋合いはないわ」

食蜂「……」


食蜂「……」

食蜂「そうねぇ、そのとおりだわ」

食蜂「でもね、人を呪わば穴二つって知ってるぅ?」

御坂「私が恨まれてるって言いたいの?」

食蜂「恨んでいるのは御坂さんのほうじゃなくってぇ?」

御坂「……」

食蜂「言ったでしょう、佐天って子の記憶を覗いたって」

食蜂「御坂さぁん、私もゲコ太ストラップはどうかと思うわぁ」クスクス

食蜂「あの子はただ善意で指摘してくれただけじゃなぃ」

御坂「あんたさっきから何が言いたいのよ、はっきり言ってみなさい!」

食蜂「言いたいことはそれだけよぉ、じゃあねwww」スタスタスタ

御坂「…………ッチ」


何なのよ、アイツ。

相変わらず癇に障る女ね。


食蜂「あ、そうそう」ピタ

食蜂「あの子はぁ、私と同じ精神系の能力者だから少しアドバイスをしておいたんだゾ☆」

御坂「な!?」

食蜂「レベル4になるのも時間の問題ねぇ。私が見たところ、レベル5にさえも手が届く素質だったわぁ」

食蜂「せいぜい足元をすくわれないようにねぇwww」クスクス

御坂「……」

それからさらに三日後


御坂「佐天さん、レベル4かぁ」

食蜂の助言が効いたんだろうか。

これじゃあ、さすがに能力に操られた振りしていじめに加わるのはもう無理ね。

御坂「ここらが潮時ね」

能力解いてるだろうし、これからは申し訳なさそうに演技しなきゃ。

『今までいじめてスミマセンデシタ』ってね。

ま、十分楽しんだし、復讐もできたからよしとするか。


御坂「さってと、気分転換に散歩にでもいってこよう。何か面白いことないかなぁ」


 テクテク

この公園歩いているとあの人に……

御坂「ぁ……」

上条「~~~♪」

ラッキー。これって運命かなぁ///


話しかけなきゃ。

御坂「あ、あんたぁ」

だから「あんた」じゃなくて、上条さんって言わなきゃだめよ。と、「とうまさん」でもいいかな///


御坂「き、奇遇ね。こんなところで会うなんて///」

上条「あぁ、御坂か。どうしたんだ、こんなところで?」

ぁ、名前で呼んでくれた。嬉しい。いつもはビリビリ中学生って……


御坂「たまたま通りがかったのよ、たまたま。別に通りかかるのを待ってなんか……」ゴニョゴニョ

上条「んん?」

御坂「と、とにかく勝負しなさいよ。前の決着がまだでしょうが~」

私の頭の中は勝負しかないのか。


上条「はふー。御坂、俺は今幸せの絶頂にいるんだ」

へえ~、幸せなんだぁ。当麻さんが幸せなら私も幸せだよ♪


上条「とにかく気分がいいんだ。今日は俺の負けでいい。この気分のまま帰りたいからこれで失礼するよ」

え、もう行っちゃうの?もっとお話しようよ

御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

上条「じゃあな~ノシ」

御坂「……」


行っちゃった。でも……

御坂「今日はあんなにまともにお話できちゃった……ニヘヘ///」

翌朝


御坂「今日もこの道通ってくれるかなぁ」モジモジ


上条「~~~♪」

わ。うそ……また会えた。私どんだけツイてるのよ。


御坂「あ、あんた///」

上条「ん? あぁ、ビリビリか」

御坂「ビリビリいうな! 私には御坂美琴って名前があるって言ってるでしょうがぁ!!」

 ビリビリィ!

 パキン!

うぅ~。またいつものクセで……この脊髄反射どうにかしたいよ~


上条「お、おい。すまなかった。でも今日は卵の安売りが先着20名、お一人様一パックまでで急いでるんだ」

上条「頼むから今度にしてくれー」タタタッ

買い物なら付き合うからもっと私に構ってよぉ


御坂「とにかく勝負、勝負しなさいよ~」ダッ


………
………


上条「ゼーハーゼーハー」

御坂「はあはあ……ようやく観念したようね」

御坂「じゃあ、遠慮なく行かせてもらうわよ!」

そうだ、戦うフリをしてドジって躓いて抱きつく作戦で行こ!

まずは電撃で……

 ビリビリィ!

上条「っく!」

 パキン!

上条「っふう」

御坂「相変わらず不思議な右手ね。でも今日の私は一味違うわよ。作戦を練りに練って、」


上条「御坂ぁ!!!」

え?


御坂「な、なによ。いきなり大声出して……」 ビクビク

上条「お前さあ、そんなことして楽しいの?」

御坂「え?」

上条「守ることはできるけど攻めることはできない相手に攻撃して楽しいのかって聞いてるんだ!」

御坂「ちょ、なによ。いきなりそんなこと……今までそんなこと一度も」ゴニョゴニョ

私、怒られてる?


上条「確かに俺はお前の攻撃を無効化できる。でも100%じゃない。そんなことはわかってるだろ?」

上条「その上こちらからは攻撃できない」

そ、そうだけど……やばい、ちょっと調子に乗りすぎてた……よね


御坂「できないってしてないだけじゃない。ぃ、いいのよ、勝負なんだからあんただって攻撃しても……」

上条「はあ……本気で言ってるのか、それ?」

上条「いくらお前から仕掛けてきた勝負だからっていっても、男が因縁もない年下の女の子に攻撃できるわけないだろ。俺はそこまで腐っちゃいない」

上条「お前は何がしたいんだ?」

御坂「何って……」 オロオロ

上条「俺はただ、スーパーの安売りに行こうと公園を通っただけだぞ?」

上条「何か俺がお前を怒らせるようなことをしたのか?」

御坂「それは……」

上条「したって言うなら謝るよ、ごめん」ペコリ


やめて、あなたは悪くないの。悪いのは私……


上条「―――――」ペラペラ

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……


御坂「わ、私はただあんたと……」

上条「頼む、このとおりだ!」

御坂「ぅ、うぅ……ご、ごめん」シクシクシクシク

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……


上条「それじゃ、もう俺は行くよ」

御坂「ま、待ってぇ」ウルウル

上条「妹達の件で何か助けが必要なら呼んでくれ。じゃあな」プイ


私、嫌われたの?

攻撃ばっかりするからもう愛想尽かされたの?

御坂「うぅぅ……」シクシクシクシク

御坂「とうまぁ~……」ポロポロポロポロ

その夜 寮にて


御坂「うぅぅ……」グスングスン

 ガチャリ

黒子「ただいまですのー」

黒子か。涙拭かなきゃ ゴシゴシ


黒子「お姉さま。初春からの提案ですの」

御坂「なに?」

黒子「佐天さんに皆でちゃんと謝りましょう」

黒子「なあなあで済ませずに、ケジメとして土下座して許してもらいましょう、と」


もう佐天さんとかどうでもいいわ。

今は当麻のことで頭が一杯

適当に話合わせよう


御坂「そうか。そうよね。能力のせいで仕方ないとはいえ、ひどいことしちゃったもんね」

黒子「……」

御坂「いいわ。私も皆と一緒にしっかり謝る!」

黒子「はいですの。それでは明後日、××公園に行きましょう。初春が佐天さんを連れてきてくれるそうです」


翌々日 ××公園


初春「佐天さん、許してくれますかね……」

黒子「許してくれるかどうかは本人が決めることですの、謝罪する側は誠意を見せるしかありませんの」

初春「そうですよね。許されなくてもちゃんと謝らなきゃいけませんよね」

春上「前みたいに仲良くしたいの」

なんだかなぁ

三人とも謝罪する自分に酔ってるんじゃないかしら。

初春「あ、来ましたよ」


佐天「遅れてごめーん、って白井さんたちも来てたんですね。てっきり初春だけだとおm

初春・黒子・御坂・春上 「「本当にすみませんでした!」」

佐天「!?」

佐天「んもう、いいですってば。何度も説明したとおり、みなさんをおかしくしてしまったのは私の能力のせいですし」

佐天「―――」

はあ、今となっては佐天さんにこうして頭下げるのもなんか屈辱ね


黒子「し、しかしそれでは佐天さんがあまりにも不憫ですの」

初春「お願いです、佐天さん。私たち、これからも佐天さんのお友達でいたいんです」

初春「償うチャンスをください」

春上「なんでもするの。お願いなのぉ!」

めんどくさい。もうこの子と関わるのやめよう。

早く終わってくれないかなぁ



結局その日は皆で佐天さんにパフェを奢って解散した。

明日からはまた『友達』らしい。随分と脳天気な人ね。

今回の件には自分が人の恨みを買ったことにも起因しているっていうのに、いじめが全て能力によるものだと思ってる。

それともそう思っていたいのか。

御坂「レベル4になっても根本的に無能なのねwww」




次の休みの日


黒子「お姉さま。少しお出かけしませんか?」

御坂「ん? いいわよ、どこいくの?」

黒子「そうですね。公園にでも行ってまったりと過ごしましょうか」

御坂「わかったわ。支度するね」


××公園


御坂「今日は天気がいいわね。ちょっと汗ばむくらいだわ」

黒子「……」

佐天「あれ? 御坂さんと白井さんじゃないですか、奇遇ですね」ニヤニヤ

はあ。また佐天さんか。

食蜂とは別のベクトルでうざいわね。

初春「私たち、ちょっと散歩してたんです」ニヤニヤ

黒子「私たちもそうですの」ニヤニヤ

春上「本当に奇遇なの~」ニヤニヤ

御坂「よかったら皆でどっかに遊びに行く?」

黒子「それはいい考えですの」

佐天「ですね。私も同じ考えですよwww」ニヤニヤ

さっきからニヤニヤして気持ち悪いわね

 キーン

御坂「!?」

御坂「な、なにこれ……」

頭が痛い。突然何よ?何が起こったの?

何この不協和音……

力が入らない

黒子「――」ニヤニヤ

御坂「黒子? ちょっと助けて、頭が……!?」

よく見たらいつの間にかヘッドフォンがついてる。なにこれ?

いや、この感じは以前にも……

これは、、、、

御坂「キャパシティ…ダウン……」ハアハアハアハア

佐天「―――」ニヤニヤ

なんて言ってるの? 聞こえない。頭が痛くてそれどころじゃないわ

御坂「うぅ……」

意識が………


________________
________________


御坂「……ん」

ここは……以前佐天さんを犯した倉庫……

縛られてる。服も脱がされてる。

御坂「!?」

 キィーン

御坂「ぅぁ~」

相変わらず頭で鳴り響くこの音、どうにかできないの?

黒子「―――」佐天「―――」

初春「―――」春上「―――」

みんな何話してるの? この音が邪魔で聞こえない。黒子、助けてよぉ


食蜂『人を呪わば穴二つ』

食蜂『せいぜい足元すくわれないように気をつけてねぇ』


まさか……佐天さんが操って……

私が佐天さんの能力が効かずにいじめていたことがバレたの?


やばい、これはなんとか言い訳を

 バキィ!

御坂「ゲフゲフ……はあ。はあ。」

お腹殴られた。なにこれ、い、痛いよぉ

春上「――www」
 
 バキィ!

御坂「ひぎゅぅ! がは……」

やめてよぉ。痛いよぉ


黒子「―――www」佐天「―――www」

初春「―――www」春上「―――www」


御坂「ん!?」

何かお腹に入れられた? 黒子がさっきまで持っていた薬?

はあ。はあ。もう止めて。


御坂「や、やめな……さい…よ……わた、しに……ハアハア…ハアハア…手を出して、…ただで…済むと」

 バキバキボコボコ

御坂「ッガハ…アガ…ガフ…ハアハア…ハアハア…」

痛い、痛いよぉ。こんなに殴られたの初めてよ……シクシクシクシク


佐天「―――www」

初春「―――www」


キモオタABCDEEFGHIJ ゾロゾロゾロゾロ


な、なによこいつら。いきなり現れて気持ち悪い……

まさか、ヤラれるの? いやよ、こんなやつらに。

お願い、やめて。はじめては当麻に捧げたいのよ。


御坂「く、さいのよ…ハアハア…ハアハア…消えなさい…よ。私の前から……この童貞ども」

 バキィ!

御坂「あうぅ…」

春上さんの腹パン、本当に痛い……

御坂「ハアハア……ハアハア……」

 カチャ

あ、ヘッドフォンが外された。雑音が消えてくれた。

でも……

御坂「ハアハア……ハアハア……」

カラダがいうことを聞かない。



キモオタA「では早速キモオタA、いっきまーすwww」

 ズン

御坂「んーーーーーいだぁーーぃ」

痛い、本当に痛い。何よこれ、早く抜いて!!


キモオタB「おぉ。本当に処女だwwwぐふ」

しかも気持ち悪いのよ。吐き気がする


佐天「みなさん、待ってる間お暇でしょうし空いてる穴使っちゃってください」

何言ってるのよ、コレ以上は無理よ。もうやめて!


キモオタG「せ、拙者フェラ派なのでお口いただきます」

キモオタH「おいおい、待つんだ。そんな野暮なことする前に、まずはファーストキスをもらってあげないとwww」

 ブチュブチュレロレロレロレロ

御坂「ん・んーー・おえ・ん・んむちゅ」


いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや

臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い臭い


御坂「っはあ。ハアハア…ハアハア…、気持ち悪いのよ」

私のファーストキスがぁ

そんなぁ……


キモオタA「ほらほらみこっちー。油断してると腰動かしちゃうぞー」

 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン

御坂「いだぁーーぃ。痛いのおぉぉ」

キモオタA「オウフwww超気持ちいぃwww」

 パンパンパンパンパン

キモオタA「イク!!」

 ドピュドピュドピュ

う………そ……中で出されたの?

御坂「ぃ、嫌ァぁああーーーー」

御坂「気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い……」
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い
気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い気持ち悪い痛い

佐天「そろそろ私たちは行きませんか?」

うそ。うそでしょ。こんなところに置いていくの?

御坂「ま、待って。いや待ってください」

何としても機嫌を取らなきゃ。


佐天「あら? まだ自我が残ってたんですか」

御坂「許してください。お願いします。なんでもします。これからは佐天さんに一生従います」

御坂「なのでもうこんなことはお止めになってください。どうかこのとおり」

お願い、もう許して。お願い……

佐天「………」

一同「……」シーン

佐天「御坂さん、いじめられる側がどんな気持ちかわかりましたか?」

御坂「はい。私こそがゴミカス人間でした。もう二度とあんなことはいたしません」

佐天「そうですか。では許してあげます」 ニコ


佐天「そうですか。では許してあげます」

御坂「ほ、本当ですかぁ? ありがとうございます」ペコペコ

よかったぁ。もうこんなのは嫌なのよ。本当に嫌。

佐天「もちろんです」

佐天「……」

佐天「この方たちと三日三晩抱き合えばねwwww」

御坂「ぇ? 許してくれるって……」


何を言ってるの?


佐天「ええ。もちろん許しますよ。だからこの方たちにたくさんご奉仕してくださいね」

佐天「私、キモオタさんたちと契約したんですよ。お金もらう代わりに女の子とセッ○スさせてあげるって」

御坂「……」

佐天「このまま御坂さんにやめられると契約違反になってしまいます」

佐天「御坂さん、私たち友達ですよね。友達の分もしっかりがんばってくださいねww」ニコリ

初春「では今度こそ私たちはいきましょっか」

黒子「ですね。キモオタさんたちからもらったお金で何か美味しいものを食べましょうか」

春上「食べるの~。4人でwww」

御坂「ちょ、まっt


 バタン


  ワタシハ……


キモオタB「さあさあ、美琴ち~ん。まだA殿しかイッてないよ~」


  ナニガイケナカッタノ?


キモオタC「どんどんいってみよーwwwww」


  トモダチガホシカッタダケダヨ


キモオタD「次は拙者が行くでござるwwww」


  イヤナコトサレテ、オコッタダケダヨ


キモオタE「そろそろ口の方にも出すよ。全部ごっくんしてねwwww」


  スキナヒトニフリムイテモライタイノニ


キモオタF「アナル処女も~らい♪」


  コワレテイク


キモオタG「耳の穴に精液入れたらどんな気分になるんだろ、ぶっひっひwwwwwww」


  カラダノナカカラ


キモオタH「ちっぱい美味しいよ、ちっぱいwww」


  ワタシハ


キモオタI「みこっちゃん、カメラこっち見て~。全国の男どもにみこっちゃんが犯されてる姿見てもらおうねー」


  ヨゴレテシマッタ……

……
……


___

______


御坂「……」

キモオタA「ふう。ちょっと休憩しようぜwwww」

キモオタB「さすがに丸一日犯してたら疲れたしなwwww」

キモオタC「お腹が空いたでござる~皆で牛丼特盛食べに行くでござる~」

キモオタ共「賛成~♪」

キモオタD「みこっちゃん、ちょっと出かけるけど逃げないでね。まぁ、服がないから出られないと思うけどwww」

 ガヤガヤ

御坂「………」

 シーン

______

___

___
______


御坂「……」

………

終わったの? あいつらはどこ?

あれから何時間経ったの? 今何時?

股が痛い……アゴが痛い……

喉が乾く……鼻がきかない……

寒い……眠い……

………

眠い……


______
___


「……さか、御坂……」

ん?


上条「おい、御坂!」

御坂「ん……ぁ、あんたは…」

う……そ?

当麻……助けに来てくれたの?

本当に………

あの時もそうだった。

泣くことしかできなかった私の前に颯爽と現れて、あなたは助けてくれたもんね。

やっぱりあなたは私のヒーローだわ。


………

目が冴えてくる……

状況は………あいつら(キモオタ)が出て行って……

当麻が来てくれて……ぁ


御坂「っは! い、嫌ぁ! 見ないで! お願い、見ないでぇーーー」

いや、当麻にこんな姿見られたくない。

他の男に抱かれた後のこんな醜い姿。


上条「御坂、俺この前のこと謝りたくてよ。お前のこと探していたんだ」

上条「この前は言いすぎたからな」

御坂「と、とうま……」

私のことを心配してくれていたの?

………嬉しいよ……


上条「実はおれ、お前のこと少し好きだったんだ」

うそ。これは……夢?

当麻が私のこと好きって……

さっきまであんなやつらに犯されて、絶望してたのに。

やっぱりこの人は私の……


上条「だが!」

御坂「!?」

上条「今のお前の姿を見て冷めたわwwww」

上条「とんだヤリマンビッチだったんだなぁ、お前は」

上条「お前から処女って属性抜いたら他に何が残るんだよwww」


何をイッテルノ?


御坂「え、あ、ち、ちがうの。これは……」

上条「違う? 何が違うってんだ?」

上条「相手はもう居ないみたいだが、明らかに複数の人とヤッた後じゃねえか」

上条「その股間から垂れ流している精液が何よりの証拠だよなwww」

御坂「あ、いやぁ。これは…これは……」


ムリヤリだよ? 信じて、シンジテヨ当麻……


上条「おお、おー。よく見ると口もとにも精液が垂れたカピカピした跡があるじゃねえかwww」

上条「そんなに精液が好きなのかぁwww」


チガウヨ、キモチワルくてしょうがなかったの


上条「まさかレベル5ともあろう者が無理矢理ヤラされたとか言わねえよな!?」


オネガイ、ワタシを信じて、当麻。タスケテ


御坂「とうまぁ」

上条「俺を名前で呼ぶなぁ!!!」

御坂「!?」ビクッ!!

上条「虫酸が走るんだよ。たかが知り合いの中学生ごときに呼ばれるだなんてな」

上条「それにお前が気安く俺の名前を口にしたら、俺の彼女に失礼じゃねえか」


カノジョって何?


上条「あア? そっか、お前オレのこと好きだったんだなwww」

上条「ごっめ~ん。上条さんにはすでにお前より若くて可愛くて、胸もあって性格もいい恋人がいるんですぅwwww」

上条「残念だったね~wwww」プークスクス


ウソだよね? 他に好きなオンナノコがいるの?

ワタシはずっと前からスキだったんだヨ?


上条「誰が好きこのんで会う度に攻撃してくるようなキチガイ女と付き合うかって―の」



キチガイ? ワタシ、キチガイ?

捨てないで、ステナイデ。 なんでもするから、ステナイデ


上条「……」


上条「顔を上げろよ、御坂。立て」


ハイ、従います


上条「御坂!」


ハイ、ナンデショウカ


上条「お前が未だに俺に何か期待しているというのなら、」

上条「まずはその幻想からぶち壊す!!」

 ボゴ!


エ? 何をサレタの?


上条「オラオラオラオラぁー」


殴られてるの? 当麻にナグラレテルの?

やめて、イタイヨ、ヤメテヨ


上条「おらもういっちょ!」


ヤメテ、当麻に捨てられたらワタシは……


上条「ふう、こんなもんか」

上条「もう二度と俺の目の前に現れるんじゃねえぞ。ぺっ」

 びちゃ

ツバ、当麻のツバだ。吐きかけられた


上条「ふん。じゃあな」テクテク


待って、マッテ、イカナイデ


 ガチャン


御坂「ハアハア………」


御坂「と…う…ま……」


御坂「………」

___
______

______
___


 カツカツカツカツ


誰かが来る……キモオタが帰ってきた?

好きにしてよ、もう私に失うものなんて……


佐天「御坂さん、元気~?www」

御坂「ハアハア……ハアハア……」

このオンナ。よくもいけしゃあしゃあと……


佐天「派手に振られましたね~。あーあー、殴られた所腫れてますよwww」

御坂「あん…た……に」グス

佐天「えー? なんですかぁ?」

御坂「あんたなんかに、何がわかるっていうのよ……ハアハア」キッ!

佐天「ふふ。涙目でそんな睨まれても怖くありませ~んwww」

御坂「うりゅさぃ……うぅぅ…」ポロポロ

なんて惨めなのよ……

佐天「当麻さんも男女平等パンチとは容赦ないなぁwww」

御坂「…ぃうな」

佐天「んー? なにか言いました?」

御坂「当麻の名前を呼ぶなぁ!! とうまっていうな!」

佐天「……」

佐天「御坂さん、ひとつ良い事教えてあげますよ」

佐天「当麻さんのカノジョって誰だと思います?www」

御坂「!?」

御坂「まさか……」

佐天「クスクス……そうです、私が御坂さんより若くて可愛くて、胸があって性格の良い、当麻さんの彼女で~すwww」

御坂「ぅそ……ゔぞよぉ!!!」ポロポロポロポロ

佐天「当麻さんは昨日、性器を焼かれたこんなカラダの私でも抱いてくれましたよ」

佐天「はぁ~気持ちよかったなぁ。知ってます? 当麻さんのアレ、結構可愛いんですよwww」

御坂「うぅぅ……」シクシクシクシク


佐天「私はあなたに紹介された多くの男に犯されましたが、当麻さんは構わずシテくれました」

佐天「それに比べてあなた、さっき何て言われてました?」

佐天「『お前から処女って属性抜いたら他に何が残るんだよ』だってwww」プークスクス

佐天「あなたにはもう、内にも外にも、あの人を惹きつけるモノがなくなりましたねーwww」

御坂「ウワァァァン…ァゥゥゥ……ひぐひぐ」ポロポロポロポロ

佐天「ねえねえ、今どんな気持ち? いじめていた相手にいじめられて、その上好きな男も取られてどんな気持ち?www」

佐天「ねえねえ、ねえったらwww」

御坂「ふみぇ~~~えーーん、あぐうぅ……ひぃひぃ」ポロポロポロポロ

佐天「ふふ。そろそろ私は帰ろうかな。今日も当麻さんちに泊まろうっとwww」

佐天「じゃあねえ、御坂さん。そろそろキモオタさんたち帰ってくるんじゃない? 頑張ってね~」

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解放されて、 寮


 ガチャ

御坂「ただいま」ボソ

黒子「あら、お姉さま。おかえりなさいませ」

御坂「黒子も佐天さんのいいなりなのね」

黒子「何のことをおっしゃっているのか、黒子にはさっぱりですの」

御坂「そう……」

黒子「気に食わないならいつものように、私に電撃を浴びせますか?」

御坂「ゎ、私はそんなつもりじゃ……」

黒子「もう暴力で解決されるのはうんざりですの」プイ

御坂「黒子……」


私にはもう味方はいないのね……

その後、1か月ほどで佐天さんはレベル5になった。

ただその事実を知っている人は少ない。

彼女はたくみに隠している(私は書庫にハッキングして知った)。

私をいじめるためにしか能力を使わないからね。その上、操られていることさえ相手に気づかせない能力。

都市伝説にもなっている第6位。

食蜂と比べて限定的な精神操作しかできない分、対象範囲が膨大なところが評価されているらしい。

私はあの時の犯された映像が世界中に発信されたせいで、周りから腫れ物扱いを受けている。

レベル5に上り詰めた私を歓迎してくれていた学園都市は、今となってはとても居づらい場所になっている。



御坂「この街を出よう。誰も知らない土地で生きていこう」

御坂「ママは受け入れてくれるかな。はは」

御坂「荷物は……いらないか」

身軽になりたかった。

何もかも捨てて、何もかも忘れたかった。


 テクテク

 ドン!

御坂「いったぁ~」

??「お? わりいな。ちょっと考え事しててよ。許してくれや」

御坂「いいわよ、別に。慣れてるから……」

??「お前……」

バレたか。レベル5として顔が割れてるからね。あの陵辱映像でも見たのかな。

??「なんだか死にそうなツラしてんな」

御坂「馬みたいな不細工なツラした奴に言われたくないわよ」

??「はっはっ手厳しいな」

??「ま、元気だせよ!!って俺が言えた義理じゃねえか」

御坂「あんた、誰よ?」

??「別にいいだろ、誰でも。まぁ見たところ、お前は俺と同じ匂いがするけどな」

御坂「そう」

??「……」

御坂「……」

??「俺も同じさ。辛いことから逃げているところだ」

御坂「……そう」

??「じゃあな。また縁があったら会おうぜ」

御坂「その時まで生きていたらね、お互い」プイ

未だにこの学園都市で私に話しかけるような奴がいたとは……

何だったの、あの男?

黒子「あらあらお姉さま。こんなところで何をしておいでですの?」

御坂「黒子、佐天さん……」

佐天「御坂さん、どこに行くんですか? たったひとりでwww」

黒子「佐天さんったら、お姉さまが一人でしか行動できないことなんて今さら指摘しなくてもwww」

佐天「あ、そうでしたね。元から友達いないんでしたっけwww」

御坂「……」

御坂「何も用事ないなら私、行くね」

佐天「ちょっと、御坂さん。さっき聞きましたよね、どこに行くんですか?って」

佐天「答えてくださいよ~」

御坂「あんたに言う必要はないでしょ」

黒子「まさかお姉さま。この街を出て行こうだなんて、思っていませんか?www」

御坂「!?」

佐天「誰も知らない土地で生きていこう、とかもwww」

佐天「ママが悲しみますよ~www」

御坂「どうして……」

そうか、あの部屋には黒子の……


佐天「だめですよ~。御坂さんはこの学園都市で生きていかなきゃwww」

御坂「そんなの私の勝手でしょ? あんただって、私がいなくなればせいせいするんじゃないの?」

佐天「わかってないなぁ。私は御坂さんが私の見える所で苦しんでる姿がみたいんですよ」

御坂「そんな……」

黒子「お姉さま。勝手ですがあの部屋は盗聴させて頂いておりましたの」

黒子「だからお姉さまが今まで能力を悪用して、不正に学園都市のデータベースにアクセスしたこともわかっていますわ」

御坂「……」

黒子「知らない土地で生きていくのはご勝手ですが、それならばこちらも相応の対応をいたしますの」

黒子「ネットの不正アクセスなんて、学園都市の自治以前にこの国の法律違反ですの」

黒子「本来は国益に還すべき超能力を悪用したのですから、これは重大犯罪、それなりの刑が課されますでしょうね」

御坂「……」

私は逃げることすらできないのか

佐天「それで、どうします? 逃げますか? 留まりますか?www」

御坂「もう好きにして……」

黒子・佐天「wwww」

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_____________


御坂「私……私たち、どうしてこんなことになったんだろう……」ポロポロポロポロ


佐天『そうすればきっと自信もついて、御坂さんにも友達たくさんできますって!』
佐天『御坂さん、元はいいんだからファッションとかしっかり気にかければ、さっき言ってた気になる男の人もイチコロです』


今にして思えば、食蜂の言ったとおり、佐天さんは善意だったのかもしれない

私が逆恨みしただけ……


これが私のしてきたことの報い……か

私が佐天さんにしてきたことは、必要のない痛みを強いること……


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佐天『御坂さん、白井さん。あのちょっと相談が……』

黒子『いきましょう、お姉さま。なんだかここ臭いですの』

御坂『ええ、そうね……

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初春『春上さん、腹パン上手いですね』

春上『簡単なの、皆もできるの』

黒子『どれどれ』

 バキィ!

佐天『はうぅう…ハアハア……』

御坂『あ、私も私もー』

 ガン!

佐天『ガハ、あぐうぅ……ハアハア……』

佐天『や、やめてくださぃ……ハアハア』

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佐天『そ、そんなぁ。ひどい……外で出してくれるって言ったのに』

佐天『妊娠したらどうしよう……』

御坂『春上さんにでも頼んで流産パンチしてもらえば?』

_____________________________


佐天『あがぁーーー、やべでぇえええ』

御坂『こうやって二度と妊娠しないようにココを焼いておけば、もう妊娠に怯えることもないでしょ』

 ビリビリビリィ!!!

佐天『ひぐぅぅうぅう…助けてぇ』



「助けてぇ」

タスケテ……

タス……



佐天さんはこんな辛い日々を送っていたのね。

自分は何も悪くないのに……ただ突飛な能力を身につけたがために




味方はいない

助けを求めても誰も助けてくれない

自分で解決しようとしても押しつぶされる

時間が解決してくれるとは限らない


それがいじめなんだ。


今日いじめていた側が明日もそこに立っているとは限らない

いじめられる側に転ぶことだってあり得るんだ。

佐天『御坂さん、いじめられる側がどんな気持ちかわかりましたか?』


御坂「いじめられて初めてその辛さがわかったわ」ボソ



償えるかな……


御坂「今からでも間に合うかな」


謝ったら許してくれるかな

そうしたらあの人も、少しは認めてくれるかな



明日の笑顔の保障がない日々に、生きる。

それでも、


御坂「もうちょっとだけ頑張ってみよう」



おしまい


最後ダッシュになりましたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。


次回、いじめシリーズ完結編

浜面『いじめを終わらせる能力かぁ』

たぶん今月中に投稿できるかと思います。

乙-

浜面で〆か
黒子は無いのかな

相変わらずアンチ共はブラウザバックという言葉理解出来ないらしいな

乙言ってくれてる人ありがとうございます

>>86
次回のおまけに、黒子視点のアフターストーリーを3レス分ほど書いてあります。短いけど楽しみにしてもらえれば。



結局黒子は能力かけられてるのかが気になる

みさきちがどういう立ち位置で何を考えているのが気になるな

佐天さんの能力強化を手助けするという形で間接的に御坂いじめに加わっているという風にもみえるが

前作を見る限りは分からなかったが、>>76からのレスを見る限りじゃ確実に掛かってるだろ。
しかし虐めがどういう形でなくなるか分からないが、もし能力が解けたら佐天さんの脳天に鉄矢がwww
まあここまで良い意味で胸糞悪くなったら全滅エンドもありかもしれない。

依頼出しました。そのうち過去ログに行くかと思います。

思ったより筆が早く進んだので明日の夜くらいから最終章のupをします。
引き続き読んでくれる方はそこでよろしお願いします。

>>147
黒子に能力がかかっているかどうかに関しては、一作目 佐天「いじめられる能力かぁ」 を読んで頂ければわかるかと思います。
しかし>>149さんが感じたように、少し強引すぎたかな?そこは私の力量不足です、すみません。

>>148
みさきちは単なる好奇心です。どちらかというと傍観者の立ち位置、佐天さんに手を貸したのは気まぐれです。
ただ佐天さんの記憶を覗いて同情したのかもしれませんね。 そこはご想像で。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月19日 (日) 23:33:39   ID: SFT-r9w0

ミサカはこの程度で許されることをしたと心の中では考えてるんだろうな

2 :  SS好きの774さん   2015年06月18日 (木) 01:48:50   ID: b2LUuxMf

何これサイコー

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