ココア「……殺し合え?」 (26)

ココア「ふぁぁ…よく寝た…って痛ったぁ!……え…ここどこ?……」

リゼ「…………頭がズキズキする…なんだってんだ…」

ココア「リゼちゃん…ここはいったい…」

リゼ「さあな…わからん……おいチノ起きるんだ」

チノ「………」

リゼ「だめだ、全然起きない」

ココア「チノちゃん…起きないとぉ……キス、しちゃうぞ?」ボソッ…

リゼ「何言ってんだお前は…」

チノ「…ッ…!?…………は!?………ここは…?」

ココア「あ、おきたw」

シャロ「んん……え、ここ学校?なの?…」

チヤ「そうみたいね」

マヤ「ふぁぁ…あれ?みんな…」

メグ「ここどこぉ?…」

リゼ「よし、みんな起きたな」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1571586129

リゼ「まず状況を整理しようか、まずここはどこなんだ?」

ココア「見たところ学校みたいだね」

チノ「はい…古びてますね」

シャロ「で、私達はなんでここにいるのかしら」

チヤ「さあ…」

メグ「なんだか頭が痛いよお~」

マヤ「たしかに頭痛が……」

リゼ「みんな頭痛があるようだな、そして眠っていたと……つまり誰かにここに連れてこられたということだな」

みんな「「「えっ!?」」」

ココア「ど、どうして!?」

チノ「と、とりあえず逃げましょうここから」

シャロ「え、な、なにここ…山奥なの!?」

チヤ「景色が綺麗ねぇ」

シャロ「何呑気なこと言ってんのよ!」

マヤ「あはは、ww」

メグ「ちょっと探検してみようよ!」

ココア「そうだね!」

リゼ「お前ら……とりあえずみんな離れるなよ?変質者がいるかもしれないからな…銃を持ってきておいてよか…………っ!?な、なに!?銃がないだと!?」

ココア「え!?なになに?!」

リゼ「私の銃がないんだ!!」

シャロ「あれ?携帯がない…」

チヤ「あら…ほんと」

マヤ「どうして!?」

メグ「わかんないよぉ!」



チノ「ていうより荷物が何一つありませんね…」

リゼ「なにかやばい気がする…と、とりあえず探検しに行こう…」



リゼ「で、だ、探検してわかったことをまとめてみよう」

1階と2階と3階があって
各教室には特に何もない……ただ三回の一つの教室には…ありえないほどの凶器があった…一体何なんだ……そして…
校舎の扉が開かなくてこの学校から逃げだせない…つまりここに監禁されてしまった…

ビー…ツツ…

スピーカー「あー、みんな聴こえるー?」

みんな「「「!?」」」

スピーカー「聞こえてるね!、唐突だけど今から君たちに殺し合いをしてもらうよ!最後に二人になったらここから抜け出せるから、武器はもう、見つけたよね、好きなの使っていいから、ちなみに最低1日に一人でも死なないと私がランダムで適当な人を殺しちゃうよ♪そのつもりで!じゃあ頑張ってねー」

ブチッ…ツー…

みんな「「「……………」」」

ココア「い、今の声って………」

リゼ「あ、ああ…………お前の姉…だな………」
 
チノ「モカさんが一体どうしてこんなこと…」

シャロ「い、意味がわかんないわよ!?殺し合え!?どういうこと!?!?」

シャロ「わ、わけがわからないわ………」

メグ「……お母さん…………」グスッ…

マヤ「メ、メグ…大丈夫だよ、すぐ助けが来るから!」ナデナデ

ココア「お、お姉ちゃん!?聞こえてる!?こんな馬鹿げたことはやめて!なんにも面白くないよ!!」

シーン……

ココア「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!」

リゼ「無駄だココア……周りをよく見てみろ」

ココア「か、監視カメラがいっぱい…気づかなかった………」

リゼ「多分私達をこれで監視してるんだろうな…くそっ…何が目的なんだ…」

シャロ「モカさんのことよ!きっとただのジョークよ!」

チヤ「そんな感じには見えなかったけれど…」

マヤ「ちょ、みんな!メグが!!」

リゼ「!?、メグ!?どうした?!」

メグ「うぅぅ……お母さん……お母さん……ヒッグ……グスッ……うわぁあぁぁあん!!」ポロポロ…

ココア「め、メグちゃん大丈夫だよ…きっとすぐ助けが来るから…!」

チノ「そ、そうですよ!」

メグ「うぅぁ………ヒクッ……グスン……」ポロポロ…

シャロ「あの、ちょっと辺りを探索してみます…ココアとチヤとチノちゃん、ちょっと手伝ってくれない?」

リゼ「気をつけろよ…私とマヤとメグはここで待ってる、なにか危険があったら大声を上げろ」

シャロ「はい…」

シャロ「ね、ねえ……どうしてココアのお姉さんはこんなことしたんだと思う?」

ココア「わ、わかんないよそんなの……」

チノ「全く検討も付きません…」

チヤ「わしもさっぱり…」

シャロ「そうよねぇ…ねぇ、ここから飛び降りるのはどうなのかしら?二階だけどうまく着地すればきっと…」

チヤ「無駄よシャロちゃん、さっき確認したけど窓は全て開かなくなってるの…」

ココア「叩き割れないのかな」

チヤ「どうなのかしら…」

チノ「だ、だめですよ!さっき言ってたじゃないですか、逃げようたしたら隠れているスナイパーが射[ピーーー]るって!」

ココア「え、そんなこと言ってたっけ…」

チノ「はい、言ってました…だから辞めときましょう……」

みんな「「「……」」」

シャロ「あーもー!!じゃあどうすりゃいいのよー!!」

チヤ「しゃ、シャロちゃん落ち着いて!」

シャロ「落ち着けないわよ!ていうかあんた達こそ落ち着きすぎよ!普通もっとパニクるでしょうが!」

ココア「私は…………お姉ちゃんのことで頭がいっぱいで…」

チヤ「メグちゃんはパニックになってるけど…」

チノ「そうですね…とりあえずみんなのとこに戻りますか」

シャロ(くそっ!!リゼ先輩の前で叫んだらおかしいやつと思われちゃうじゃない!!だから教室から出たのに!!)イライラ



リゼ「みんな、戻ったか」

ココア「うん、あメグちゃん!」

メグ「えへへ…ご、ごめんねみんな……もう大丈夫だよ…」

マヤ「まったく、泣き虫だなメグは」

チノ「安心しました」

シャロ「そ、そうね……」

チヤ「それでこれからどうするのかしら」

みんな「「「………」」」

ココア「殺し合いって………なんだろ……」

シャロ「そんなの、言葉通りの意味に決まってるでしょ!」イライラ

ココア「あぅ……ごめん…」

チノ「殺し合いなんて無理に決まってます」

リゼ「そうだな……ここにいるみんな、大切な友達だしな、たとえ知らないやつでも[ピーーー]なんてダメだ」

マヤ「でもどうしたら…」グゥ…

マヤ「あ、ごめん……お腹空いちゃった…」







ココア「わ、私もお腹空いたかも……」

チノ「なにか食料はないんでしょうか?」

シャロ「な、ない……そういえばどこにもない!?」

チヤ「………」

シャロ「そ、そんな……!嘘よ……ここにいるのは私含め7人…最低5日間も何も食えないの!?し、死ぬ…………」

リゼ「いや、死にはしない…人は何も食べなくても水さえあれば一ヶ月は生きていられるからな」

チノ「その…………み、水も出ません………」

リゼ「」

シャロ「あ、あああぁぁぁぁあああ…………お母さん助けて………!!………」

ココア「お、お姉ちゃん聞こえる!?聞こえたら返事して!!!」

ピー…

モカ「あーどうしたの?ココア」

ココア「ねえお姉ちゃん、食料とかどうしたらいいの?」

モカ「そんなものあるわけないじゃない、だ・か・ら、餓死する前に二人になればいいのよ!」

ココア「そ、そんな……」

シャロ「ふ、ふざけんじゃないわよ!このあほー!!」

モカ「はい、じゃあまたねー!」

みんな「「「…………」」」

リゼ(みんな…だいぶやつれてるな……くそ…年配者たる私がなんとかしなければ……)

シャロ「……たのせいよ………」

みんな「「「…?」」」

シャロ「…あんたのせいよ……ココア……」

ココア「…ふぇ、な、なんで私……」オドオド…

シャロ「…あんたの姉があんたをこの街に連れてきたからこうなったのよ!!!あんたと知り合っていなければこんな目に合わなかったわ!!!」

ココア「そ、そんな………」ジワッ…

リゼ「お、おい!シャロ!」

チヤ「シャロちゃん止めなさい!!」

シャロ「チヤ!リゼ先輩!止めないでください!怒りが全く収まらないんですッッ!!……ココア!あんたなんてこの街に来なければよかったんだわ!あんたと出会ってから一年以上だけの一度も良いことないし!ろくなこと無かったわ!この疫病神!クズ!人殺し!悪魔!」

ココア「うぅ……ヒクッ……えぐッ……酷い…よぉ……」ポロポロ…

シャロ「何泣いてんのよ!泣きたいのはこっちよ!最低!最ッッ低!あんたなんて…あんたなんてしんじゃえ!!!!!!」

リゼ「いい加減にっ! チノ「ッ!!」

バチンッ!!!!

みんな「「「!?」」」

シーン……

シャロ「いったぁ!な、何すんのよ!!」

チノ「最低なのはあなたですシャロさん……ココアさんに今すぐ謝ってください!!」

シャロ「はぁ!?なんで私が!!」

チノ「謝るまで許しません!!!」

シャロ「はっ!別にいいわよ!許されなくたって!!ねえ?!みんなもそう思うよね!?ココアのせいよね!?ココアはいっつも私達を巻き込む疫病神よね!?」

みんな「「………」」

シャロ「ちょ………なんで誰も賛同しないのよ!!!」

ココア「みんな…?」グスッ

シャロ「ふ、ふんっ!もういい!私は一人で行動するわ!!!せいぜいココアを宥めてなさい!でもね、あと数時間もしたら誰か一人死ぬんだから!」

チヤ「シャ、シャロちゃ…

シャロ「来ないで!!!着いてきたら[ピーーー]わよ!!」

ガラガラ…ビシャ……!!

リゼ「ココア…気にするなよ!」
マヤ「ココア…元気出して!」
メグ「ココアちゃん……私達ココアちゃんが大好きだよ…」
チノ「ココアさん…私が何が何でも守ってあげます…絶対に…」 

ココア「うぅ…うゎぁぁぁんん!!みんなぁ……ありがとう……!!」ポロポロ…

リゼ「おいおい…w」

マヤ「そ、そうだ!気を紛らわすためになにか楽しいお話しようよ!」

メグ「さ、賛成!」

チノ「いいですね」

リゼ(…………)

2時間後

みんな「「「…………」」」

リゼ「本当にどうしたらいいんだろうか………」

マヤ「………………」ガジガジガジ…

メグ「ま、マヤちゃん……何やってるの?」

マヤ「んぁ?……って、いでで…いつのまにか指噛んでた……」

ココア「えへへ、赤ちゃんみたいで可愛い♪」

マヤ「あ、あはは………」

チノ「……お腹空きました……」

一方シャロは…

シャロ「くそっ!くそっ!なんなのよ!どいつもこいつも!!なんで私が出ないといけないのよ!!イライラする!!」イライライライラ

シャロ「チヤだけは私の味方してくれると思ったのに…!!」グスン…

シャロ「…チノ……あのクソガキ………ムカつく……」イライラ…

シャロ「……やられたらやり返さないと…ね」

シャロ「あった…バット……これで…ふふ……あははは……!」

シャロ「…そうよ…私…別にもとからチノマヤメグとはあんまし仲良くないし……あんなこと言っちゃったけど本当は…ココアのこと好きだった…も、もちろん親友としてだけど!…でも……許せない!こんなことになったのはあいつのせいだし!」

シャロ「となると…リゼ先輩かチヤね……リゼ先輩は好きというより憧れ的な存在…チヤは……昔から仲良くて幼馴染…私は………………チヤを選ぶわ…!…チヤとここを出る!!」

シャロ「となるとチヤを私の仲間にする必要があるわね………無理矢理にでも仲間になってもらうんだから!!」

シャロ「出られたあとは…モカをぶっ殺して、チヤと二人で慰めあって、生きていけばいいのよ……そして…チヤと結婚して…あれ?なんだか楽しくなってきちゃった………」

シャロ「よし………」

ガラガラ…

シャロ「あ、あの……」

みんな「「「……」」」

シャロ「さ、さっきはごめんなさい!!気が動転してた………おかしくなってたの、あんなこと言うつもりじゃなかった……」

ココア「ううん、いいんだよシャロちゃん…むしろ巻き込んじゃった私の方こそごめんね……」

シャロ「こ、ココアのせいじゃないわ!!全部モカのせいよ!!!」

ココア「あ、うん……」

リゼ(なにか…怪しいな…)

リゼ「それでシャロ、何しに来たんだ?悪いが私達は…まだお前を受け入れられそうにない…」

チノ「そうです、ココアさんに謝っても私はまだ許してませんから」

シャロ([ピーーー]…)

シャロ「あ、ううん、用があるのはね、チヤなの」

チヤ「え、私?」

シャロ「うん、そう…チヤなの、ね?いいでしょ。ちょっときてよ」

リゼ「ま、待て!!用ならここではなせ!」

ピ‐→死ね… です
忘れてました

シャロ「え、ここではちょっとその」

リゼ「ここでは話せないことでもあるのか?」

チノ「きっとそうにきまってます」

マヤ「ま、まさかシャロ…………!?……………………」

シャロ「な、なによ………………………」

マヤ「食料を見つけたのか!?」

シャロ「………は?」

マヤ「うぐぅぉぉぉぉ!!そうとなれば私も連れてけー!」

シャロ「ちょ、落ち着きなさいよ!全然違うわよ!食料なんてしらない!」

マヤ「な、なんだよ…ちぇー……」

シャロ(…………殺す計画、バレるわけにはいかない)

チヤ「…ふぅ……大丈夫よみんな、私はシャロちゃんの幼馴染だもの、シャロちゃんは私が救う(止める)から ね?リゼちゃん…」

リゼ「チヤ………………ああ、わかった 行ってこい」




チヤ(シャロちゃん…リゼちゃんは気づいていたようだけど明らかに怪しい…私が止めないと…)

シャロ「チヤ……入って」

チヤ「う、うん」

チヤ(ここは…三回の空き教室…空き教室と言ってもどこも空き教室だけど…凶器が置いてある一つを除いて)

シャロ「ねえチヤ、チヤはさ、私のことどう思ってるの?」

チヤ「え…」キョトン

シャロ「私のこと好き?」

チヤ「な、何を言ってるのこんな時に……!」

シャロ「答えてよチヤ…こんな時だからこそよ、……あんたは私の幼馴染で大切な人、だからお互い守り抜かないとだめ」

チヤ「う、うん……」

シャロ「もうこの自体は相当やばいのよ、窓は開かないし逃げ場所はない、私達を一斉にここに閉じ込めたってことはなにか、集団で行われたことなのかも……逃げたらスナイパーで狙撃なんて普通じゃない、だからこのルールに従わないとだめ、何かのバラエティ番組でもない…
なにもかも奇麗にはいかないの、だからね………二人で勝とう…!私とチヤで!」

チヤ「シャロちゃん………」

シャロ「勝つなんてきれいな言い方はダメよね…みんなを殺してここから抜け出そう?」

チヤ「………………………」

シャロ「チヤ…………?」

チヤ「ごめん………シャロちゃん………私は反対……」

シャロ「な、なんで!?どうしてよ!!」

チヤ「シャロちゃん…私ね…さっきのまだ許してないの……」

シャロ「さっき?さっきのってまさかココアへのこと?あ、あんなのもういいじゃない!謝ったんだし!私もおかしくなってたんだから!」

チヤ「でも私は…私ね、ココアちゃんが好きなの…だからシャロちゃんの誘いには乗れない……」

シャロ「…なん…でよ……なんでなのよぉ…………!!……もお………!!!!」

チヤ「シャロちゃん…今のことは皆には内緒にしてあげるから皆で協力しあいましょ?ね?」

シャロ(ッ!!まだ協力とか言ってる………頭悪すぎる……もうそういう次元の話じゃないのに!!)

シャロ(もう私一人でやるしかない!!!)

シャロ「……ねえチヤ………私…どうしても生き残りたいの……」

チヤ「……」

シャロ「生き残るためには誰かが死ぬしかない
そして、殺さないといけない、だからその最初の犠牲者になってもらうわよ、チヤ………」グスッ…

チヤ「…シャロちゃん…………」

シャロ「包丁……隠し持っててよかった……だ、大丈夫………楽に殺してあげるから………ハァハァ……」

チヤ「………ごめん、シャロちゃん…」

シャロ「…な、なに……今更命乞い?…だめよ……もう殺すって決めたんだから!!」

チヤ「みんな!今よー!」

みんな「「「!!!!」」」

ガラガラ…! 

シャロ「な、え!?」

リゼ「マヤ!チノ!取り押さえろ!」

マヤ「あいあいさー!」
チノ「任せてください!」

シャロ「うぐっ!は、話せ!このっ!!」

リゼ「おとなしくしろ!」ドスっ!

シャロ「カハッ!!」ドサッ……

リゼ「よし…ココア」

ココア「うん…これ」つ縄





リゼ「これで動けないな…もとの場所に運ぶぞ」



シャロ「んー……はっ…!?こ、ここは…」

リゼ「やっと起きたか」

シャロ「ひっ!?しぇ、しぇんぱいぃ!?」

チヤ「…………」

チノ「…………」

ココア「シャロちゃん……」

シャロ「ち、違うの!!こ、これは……ま、魔が差しただけ!私は悪くない!!」

リゼ「そうか」

シャロ「ゆ、許してくださいぃ………」

リゼ「ダメだ、お前は束縛しておく」

シャロ「そんな…」

シャロ「…………」

みんな「「「………」」」

ココア「ねえお姉ちゃん…お願い……もうみんなを開放して……私だけ残るから…お願い……」

シーン……

リゼ「くそっ……これからどうする…」

チヤ「もう外も真っ暗ね…」

マヤ「」メグ「」

チノ「マヤさんメグさん……」

チノ(完全にやつれて衰弱している…)

シャロ「殺し合えばいいのに………」ボソッ…

シャロ「殺し合えば外に出られるのに…」

チヤ「やめて、シャロちゃん」

シャロ「ふん…」

チノ「も、もうそろそろ一日目のタイムリミットなんじゃ…」

ココア「え、ど、どうなっちゃうの…」

リゼ「たしか…モカの決めたやつが死ぬとかって…」

チヤ「大丈夫よ…大丈夫………」

ココア「そうだよね…大丈夫だよね……」

みんな、タイムリミットまで不安な気持ちを一杯で過ごした
そして

モカ「はーい、本日のタイムリミットです!みんな生きてるね!?じゃあ私が決めた人をみんなで殺してね!!」

みんな「「!?!?」」

モカ「そうだなぁ…じゃあ……縄でぐるぐる巻になって逃げれないシャロちゃんに決定!!!!」

シャロ「……は?」

モカ「じゃあみんな!あらゆる手を尽くして殺しちゃってね!」

ブツ…

モカ「あ、そうそう、一時間以内に殺してね!さもないと皆の体の中に埋め込んだ小型のチップが爆発して大変なことになっちゃうから!きっと内蔵グジャグジャグチョグチョになってすごいことになるよ?w」

リゼ「な、そ、そんなものが埋め込まれてるのかよ!?」

ココア「そ、そんな………酷い…酷過ぎる……どうしてこんなこと……!!」ポロポロ……

マヤ「イヤダイヤダイヤダイヤダ………」ブツブツ…
メグ「………………」

チヤ「みんな……私に任せて……」

リゼ「チヤ……?」 

ココア「チヤちゃ…ん?それ…」

チヤ「そう…バットよ……持ってきたの」

チノ「それでどうするつもりですか…」

チヤ「………」

シャロ「……チヤ……お願い…私達幼馴染よね……やめてよ…やめて…お願い…」ポロポロ…

チヤ「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…………でも…こうするしかないの…」

シャロ「やめてよ……!!お願い…!!お願いだからぁ……」

チヤ「っ!!!」ドガッ!!

シャロ「ッ!?」グシャ‼  

とっさにシャロは逃げるように転がったがしかし…

シャロ「あっ……ひぁ………いだい…っ!!あぁぁああ!!!足がぁ………!!!!」

チヤ「逃げないで…お願いだから……」

シャロ「やだぁあああああ!!やめてええええええ!!!!やめてぇええええて!!!」

ドガッ!!ボガッ!

シャロ「ギャァアアアアアア!!歯がぁぁあああ!!ヒッグ…!いだいよぉおおおお!!!!」ポロポロ……

ココア「ひぃぃ!!!」ガクガクッ…

チノ「…………」

リゼ「何も見るなっ!!」

マヤ「もうヤダ………」ガクガクッ… 

メグ「……ハァハァハァ…ハァハァ……」ガクガクッ…

ドガッバギッ……

チヤ「ハァハァ…ハァハァ…ゴメンナサイ…ゴメンナサイ……」


シャロ「ごふっ……ゲホッ!…ち…ち、やぁ…………ど…ぉじで…こ……なごと……する…の。…ぉ……」ポタッポタッ…

チヤ「ごめん、シャロちゃん…幼馴染として…最後まで責任持つから………!先にあの世に行ってて…………!これが最後の一撃っ!!」

シャロ「ひゃぁ……そっ…だよ…ね……ぁ…あり…が…と……

グシャッ!! 

ビチャァー!!!……

チヤ「ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ…………」

ポタッポタッ…

チヤ「あ…あぁ…シャロ…ちゃ……うぅ…………うぁぁあああああ…………!!………シャロちゃぁん…………」ポロポロ…

教室はシャロの撒き散らした血溜まりとなった……

そして、みんなに一気に現実が押し寄せる…決して逃げられないと…友情どうのこうのという話ではないということを…

ココア「……………うっ……だ…だめ…血の臭いが…うぇ…は、吐きそ………う…」ハァハァ…

チノ「…ココアさん……大丈夫です……」トントンッ…サスサス…←背中擦る

ココア「あ、ありがと…チノちゃ……」

リゼ「ここにはいられないな…場所を移そう…」

チヤ「………そうね…」

…別教室

ココア「ハァハァ……ハァハァ…」

チヤ「ココアちゃん…大丈夫……?……」

ココア「…うん…大丈夫………ごめんね……」

チノ「マヤさんとメグさんは疲れて眠ってます」

リゼ「ああ…そうか……」

リゼ「チヤ、とりあえずお前は制服を脱げ…」

チヤ「そうね……返り血まみれだし……」

チノ「水…無いんでしたね……」

チヤ「ええ……なにか布を巻いてやればよかったわ……」

みんな「「………」」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom