いつもの小さい子達がちひろさんの誕生日をお祝いする話です

短いですがよろしかったらどうぞ

未央「ではちひろさんにプレゼントを贈呈しまーす！」



かな子「私たちからは、手作りのバースデーケーキを用意しました！」

ちひろ「わぁ……まるでアメリカの感謝祭に出てぐるぐらい大きい」

ちひろ「というか、ドーナツにパフェまで載っているような……」

法子「そうしたらもっと」

志保「素敵だと思わない？」

ちひろ「あはは……」





蘭子「妖力の過剰供給よ！（食べ過ぎないでくださいね）」

飛鳥「……マカロンはまだわかるが、アップルパイに煎餅まで載っているとは」

未央「続きまして、ウチのちびっ子達でーす！」

薫「ちひろさん」

仁奈「おめでとーですよ！」

千佳「これ……みんなで作ったハンカチです」

ちひろ「まぁ……私の顔が刺繍されて」

ちひろ「それに『ちひろさんありがとう』って……」ﾎﾟﾛ

ちひろ「うれしい……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ





飛鳥「よかったじゃないか。喜んでくれているみたいだよ」

ありす「……私の考案じゃないですよ」

蘭子「真の魔王よ、降臨されよ！（じゃあ、千枝ちゃんですか？）」

千枝「えへへっ……」

千枝「実は……」

―数日前

―公園

ｷｬｯｷｬｯ

こずえ「ふわぁー…すべるー……」

ﾌﾜｧｰ

千枝、舞「あはははっ！」

ｽｰ

こずえ「とまったぁー……」

こずえ「ふわ……みんなでおだんご…たのしいねー……あったかいー……」

千枝「ふふっ、そうだね」



舞「そういえばもう、アニバーサリですが……」

こずえ「もう……はっしゅーねん…なのー…？」

千枝「ということは、ちひろさんの誕生日も？」

舞「うん。今年の誕生日はどうしようかなって……」

千枝「あの……それでしたら、少し考えがあって」

こずえ「かんがぇー……？」

―事務所

L.M.B.G『ハンカチに刺繍をする（の？）（でしゅう？）（ですの？）』

千枝「はい。実は……」ｺﾞｿｺﾞｿ

桃華「これは……」

梨沙「ちひろの似顔絵の刺繍？」

由愛「すごい……うまくできてる……」

雪美「さすが……千枝……」

千枝「えへへっ。で、よかったらみんなで何か一言、文字を入れようかなって」

若葉「なるほど。『おめでとう』でもいいし『ありがとう』でもいいわけね」

麗奈「でも今からやって間に合うの？」

ありす「おそらく、一縫いずつでしたら今からでも遅くはありません」

みりあ「じゃあ決まりだねっ！」

くるみ「で、でも、くるみ、失敗しそうでしゅ……」

美由紀「美由紀も……あんまりお裁縫は得意じゃないから」

光「大丈夫だ。例え失敗しても、心が篭っているプレゼントに間違いはないからっ！」

小春「じゃあ～さっそく始めましょう～」

メアリー「デ、なんて言葉にするのカシラ？」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ



舞「よかったね、千枝ちゃん」

千枝「はいっ！」

―こうして

ﾁｸﾁｸ

仁奈「あいたっ！」

千佳「大丈夫？」

仁奈「へーきでごぜーます。仁奈、まけねーですよ」ﾁｸﾁｸ



―みんなの作業は進み

千枝「ここから通して」ｽｯ

くるみ「こ、こうでしゅね」ｽｯ

麗奈「そうよ。上手いじゃないの」

くるみ「えへ……えへへへっ」



―ちひろへのプレゼントは仕上がっていった

桃華「もう少しで『う』ができますわ」

ありす「無理はしないでください」

梨沙「もう、それはアンタ達みんな無理してるんじゃない……」

ももあり『気のせいです（わ）』

―こうした動きは他のみんなにも伝わり

晴「よぉ……そ、その…こんなんでも…」

千枝「うんっ！みんな大歓迎だよっ！」

聖「みんなの熱意……伝わってくる……」

ほたる「ほ、ほんの少しだけど……」

悠貴「カタチにしたいですからっ！」

由愛「そうだね……みんなの想いだからね」

麗奈「まったく……ここ、スペース開けるから待ちなさいよ」

小春「麗奈ちゃんは優しいですね～」

麗奈「だ、誰がよっ！」

小春「そんな優しい麗奈ちゃんにはヒョウくんのペロペロを進呈です～」ｽﾞｲｯ

麗奈「ひぃぃぃぃぃぃぃっ！」



ヒョウ「小春ちゃん、あれって嫌がってない？」

小春「あれ～」

―そうして

雪美「できた……？」

こずえ「わぁー…すごいー……」

薫「みんなの頑張った結晶でー！」







ありす「という話だったのさ」

飛鳥「めでたしめでたし」

蘭子「小時空の彼方へ（また来週～）」

千枝「終わらせないでください！」

ちひろ「そうだったのね……」ｴｸﾞｴｸﾞｯ

千枝「わわっ、き、聞いて……」

ちひろ「はい……みんなの頑張りがこの一枚に込められていると思うと」ﾀﾞｰ

桃華「ち、ちひろさんの目から」

梨沙「涙が止まらなくなって……」

ちひろ「私……私は……」ﾄﾞﾊﾞｧ

光「うわっ、凄い……」

由愛「た、タオル……タオルは」

美由紀「あ、これ持ってきたよ」ｻｯ

ちひろ「ありがとうございます」ｽﾋﾞｽﾞﾊﾞｰ



麗奈「まったく、くるみじゃないんだから……ま、これは仕方がないかもね」

くるみ「なにがしかたがないんでしゅか？」

麗奈「気のせいよ……忘れなさい！」

くるみ「ふぇぇぇ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

光「わっ、くるみちゃん！」

由愛「や、やっぱりタオルを……」

麗奈「こ、今回は悪くないわよっ！」ﾀﾞﾀﾞｯ

ﾏﾃｰ

ﾏﾀﾅｲﾜﾖｰ



舞「でも、みんなが喜んでくれてよかったね」

千枝「うんっ」

千枝「千枝達はアイドルだから……」



千枝「みんなを喜ばせないといけないもんねっ」



ハ周年おめでとう&ちひろさん誕生日おめでとうございます

またこれからもよろしく

はい、以上になります

あれから8年（なお、作者はこずえが新参だった頃の参戦組……たしかよしのんはいなかったよな？）、いろいろありましたね

これからの発展も期待して、失礼させていただきます。

ありがとうございました

8周年…
あー、ちっひさぁ、今何歳なんです？