【モバマス】乃々「異世界とか……むーりぃー……」2【安価あり】 (170)

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◇◇◇◇◇◇


まゆ「指輪、ないですねぇ」

輝子「小さい物だから、見つけるの大変だな……」

アーニャ「皆さん、そろそろ岩の中を抜けますよ」

輝子「む……ということは、岩の中には無いか……」

乃々「輝子ちゃん……ずっと前かがみだと、転んじゃいますよ……?」

輝子「大丈夫……足元を見てるし、何かに躓くことはないから……」

乃々「確かに……」

音葉「光が見えてきました。そろそろ出口です」

まゆ「いよいよですねっ。この先に海雪草の素晴らしい景色が……!」ワクワク

音葉「いえ、この先ではなくて……もう1つだけ、岩のトンネルがあります」

まゆ「そ、そうなんですか。ふー、高まった心を落ち着けないと」

乃々「……トンネル、抜けましたね……魔除け草が、あちこちに生えている、なだらかな平地です……」

輝子「すごく広いな……あの中心にある大きな岩が、トンネルか……」

まゆ「海雪草、焦らしますねぇ」ソワソワ

音葉・アーニャ「……」

乃々「……? 音葉さん、アナスタシアさん……なぜ止まって……」

アーニャ「おかしいです」

乃々「えっ」

音葉「この場所には、魔除け草が埋め尽くすほど生えていたはず……草原のように……」

アーニャ「どうしてこんなに減っているんでしょう」

輝子「魔物が多く現れたせいで、環境が変わってしまった、とか……?」

音葉「分かりません……」

まゆ「ま、まあそれでも、まだまだいっぱい生えてますし。魔物が近寄ってくることはないですよね?」

音葉「はい」

まゆ「よかったぁ」

乃々「!」ピクッ

乃々(な、なんだか嫌な予感が……これはドワーフの洞窟で、サキュバスに襲われる時に感じたのと似てる……)

ゴオオオオオオ

乃々(というか……何かがすごい勢いで、こっちに向かってくるんですけど……!?)

音葉「この音は……! 皆さん、警戒を。8時の方角から、魔物がやって来ます」

輝子「魔物……!?」

まゆ「どんな魔物ですか?」

音葉「ここに来るまでに戦った、どの魔物とも異なります……」

アーニャ「私たちを狙って来ているんですか? ここには、魔除け草がたくさんありますから、万が一そうだとしても、近づけないと思います」

乃々「でも、警戒はしてください……」

輝子「ボノノちゃん……?」

乃々「何となくですけど、危険が迫っている気がするんです……ビーストの第6感、というものなのかは、分かりませんけど……」

アーニャ「シックスセンス、ですか」


???「……!!」ゴオオオオオ


まゆ「!?」

アーニャ「あ、あれは……!」

音葉「人? 巨大な岩のトンネルを、泳いで飛び越えてきた……?」

輝子「ひ……人はあんなに速く、泳げないんじゃないかな……」

???「……!!」ゴオオオオオ

乃々「すごいスピードです……! 私たちのもとへ、一直線に……!」

アーニャ「そんな! 魔除け草が効かないんですか!?」

まゆ(あれ?)

輝子(……なんか、見たことあるような顔が……)

乃々(もしかして……あの魔物……)


???「うひょーっ! 女の子が5人もいる! 天国だ~♪」

乃々(愛海さん!?)
輝子(愛海ちゃん!?)
まゆ(愛海ちゃん!?)


輝子「え……? あれ……?」

まゆ「こ、これはどういう……」

ちひろ『愛海ちゃんじゃありませんよ』

乃々「ちひろさん……また独断と偏見で、346アイドルの姿を借りたんですか……」

ちひろ『そういうことです。あれは愛海ちゃんにそっくりなマーメイドです。愛海ちゃんはちゃんと別の種族として存在してますよ』

まゆ「マーメイド」

輝子「……確かに、脚が魚になってるな……」

まゆ「上半身は貝殻の水着で胸を覆ってる。ありがちな人魚の恰好ですね」

マーメイド「こんにちはー」

音葉「皆さん……戦いの準備を」

マーメイド「あれ? 戦う気満々だね。こっちはそんなつもりないんだけどな」

アーニャ「魔物がなぜ、ここに入れるんですか? 魔除け草がこんなにあるのに」

マーメイド「エルフなのに知らないこともあるんだね。魔物も日々進化してるんだよ。あたしみたいに、ある程度の知能がある魔物なら、対策は万全!」

音葉「対策……」

輝子「もしかして……ここにあった魔除け草を引っこ抜いたのって……」

マーメイド「うん、あたしだよ。魔物が嫌がることに変わりないから、毎日少しずつね。それより戦うのはやめよ? 痛いのイヤでしょ?」

音葉「私たちを、襲うつもりなのでは……」

マーメイド「全然! これっぽっちもない!」

乃々「じゃあ、どうしてここに……」

マーメイド「ここにある草を引っこ抜きに来たに決まってるじゃん。そしたら、あなたたちと出会ったってだけ」

まゆ「本当に戦う気はないの?」

マーメイド「うん!」

音葉「そちらには無くても、こちらにはあるんです……」

アーニャ「はい。私たちエルフの、大切な場所が荒らされるのを、黙って見ているわけにはいきません。魔除け草を引き抜くつもりなら、あなたを倒します!」

マーメイド「ふーん……なるほどねぇ。ここの草、引っこ抜かれたくないんだね。じゃあさ、交渉しない?」

アーニャ「交渉……?」

マーメイド「あることをさせてくれたら、もう何もしないよ」

乃々(……まさか……)

アーニャ「魔物の言葉なんて、信じられません!」

マーメイド「まあまあ、最後まで話を聞いて。すごく簡単なことなの。あなたたち5人のお山を登らせてくれるだけでいいんだよ」

乃々・輝子・まゆ「……」

音葉「山……? そんなもの、どこに」

マーメイド「あるじゃん。5人それぞれ、みんな違ってみんないいお山が……うひひ♪」

まゆ「ちひろさん、本当に姿を借りてるだけなんですよね?」

ちひろ『ちょっと本人の情報を入れ過ぎたかもしれません』

アーニャ「よく分かりませんけど、仮にお山を登らせたとして、あなたが約束を守るとは思えないです」

乃々「はい……信用できません……」

マーメイド「絶対に守るから! 信じてお願い!」

音葉「立ち去るか、ここを離れるか……どちらかを選んでください」

マーメイド「そんな寂しいこと言わずにさ~!」

音葉「……」

マーメイド「……どうやら、前にここに来たエルフ2人みたいに、上手くはいかないみたいだね」ゴゴゴゴ

乃々(雰囲気が変わった……!)

輝子「エルフ2人って……」

音葉「千秋さんと、ありすさん……」

マーメイド「その反応、知ってるんだ。あの2人指輪を探してたみたいでね。ここに来るまで魔物とたくさん戦ったらしくて、ボロボロだったよ。よっぽど大切なものなんだねーこれ」キラッ

音葉・アーニャ「!!」

まゆ「あ、あの指輪……藍色の宝石が!」

輝子「お姫様の指輪か……?」

アーニャ「それをどこで!」

マーメイド「あれ? あなたたちもこれを探してたの? この辺りに落ちてたから拾ったんだよ。言っとくけどあげないよ?」

音葉「その指輪は、エルフの姫君の物です。あなたの物ではありません……」

アーニャ「返してください!」

マーメイド「もうあたしの物だもん。どうしてもって言うならお山を登らせてよ」

乃々(結局そこに行きつくんですか……)

マーメイド「いや、やっぱりいいや! もう交渉は終わり! めんどくさいから力づくで登ることにする。せっかくチャンスをあげたのに、もったいないことしたね」

アーニャ「元々、交渉なんてするつもりはないです。あなたを倒して、指輪もこの場所も救います!」

マーメイド「エルフの力なんてたかが知れてるもん。あの2人みたいに弱らせて、お山を登りまくってやる。そして記憶を無くして返せば、次のお山がやってくるかも……うふふふ♪」

乃々「……真相が明らかになりましたね……」

まゆ「うん。あのマーメイドを倒せば」

輝子「大体解決できるな……」

音葉「皆さん……力を貸していただけますか……?」

乃々「もちろんです。海雪草のため、指輪のため」

まゆ「まゆたちのお山のため」

アーニャ「お山が何なのか、知ってるんですか?」

輝子「まあ……それは置いておこう……」

マーメイド「さあて、覚悟はいいかな!?」

まゆ「来ます!」


≪マーメイド×1があらわれた!≫


名前:マーメイド
属性:水
種族:マーメイド
称号:海に住む山好き
HP:300
攻撃:35
防御:15
命中:35
敏捷:30
知力:35
精神:15


マーメイド「みんなー、力を貸してー!」

輝子「え?」


≪マーメイドは仲間を呼んだ! クラ―ケンモドキ×1、ハリクラゲ×1があらわれた!≫


名前:クラーケンモドキ
属性:水
種族:クラーケン
称号:海の王子
HP:200
攻撃:55
防御:10
命中:20
敏捷:5
知力:35
精神:10

名前:ハリクラゲ
属性:水
種族:ゼリーフィッシュ
称号:海の針治療
HP:100
攻撃:1
防御:5
命中:1
敏捷:15
知力:1
精神:5


乃々「な……仲間を呼ぶなんて、こんなことあるんですか……!」

まゆ「魔除け草が効いてないの!?」

マーメイド「あたしが対策を施してあげたからね! 誰から弱らせようかな~」

≪乃々たちの現ステータス≫

名前:乃々
Lv:13
種族&性別:ビースト♀
称号:そこそこビースト
HP:110/110
攻撃:27
防御:31
命中:20
敏捷:26
知力:26
精神:23
運勢:いい

名前:輝子
Lv:12
種族&性別:エルフ♀
称号:そこそこエルフ
HP:98/98
攻撃:25
防御:23
命中:30
敏捷:20
知力:32
精神:18
運勢:ふつー

名前:まゆ
Lv:12
種族&性別:ヒューマン♀
称号:ヒューマン
HP:118/118
攻撃:17
防御:21
命中:19
敏捷:28
知力:31
精神:24
運勢:わるい

名前:音葉
Lv:13
種族&性別:エルフ♀
称号:そこそこエルフ
HP:113/113
攻撃:23
防御:21
命中:30
敏捷:19
知力:28
精神:27
運勢:わるい

名前:アーニャ
Lv:12
種族&性別:エルフ♀
称号:エルフ
HP:77/77
攻撃:18
防御:29
命中:28
敏捷:16
知力:23
精神:26
運勢:いい

>>9
アーニャのレベル13でした

≪四元素の相性≫
水 → 火 → 風 → 土 → 水


≪乃々の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【回避】【魔法:残り4回】【スキル】【アイテム】

~スキル説明~
スキル名:【サモンデスク】
召喚したデスクに入っている間、自身の攻撃・命中・敏捷を0にする。
かわりに他者の攻撃による攻撃・魔法ダメージが無効になる(毒などの状態異常は効く)。

~使える魔法~
・フレイム、ストーム、ロックショット、ウェーブ(それぞれ固定ダメ20)
・ヒール(味方全員のHPを20%回復)

~アイテム~
・アタックアップ
・ヒーリング薬(中)
・ディスペル薬


≪輝子の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【回避】【魔法:残り4回】【スキル】【アイテム】

~スキル説明~
スキル名:【オーバーボルテージ】
攻撃・命中・敏捷のステータスが毎ターン+5される。
防御・知力・精神のステータスは毎ターン-3される(マイナスにもなる)。
知力がマイナスでは魔法を使えない。

~特別能力(残り1回)~
魔法のキノコでパーティー全員の攻撃に属性を付与する。

~使える魔法~
ウェーブ(固定ダメ20)

~アイテム~
・ヒーリング薬(中)×2
・アタックアップ


≪まゆの行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【回避】【魔法:残り4回】【スキル】【アイテム】

~スキル説明~
スキル名:【Pさんらぶ】
ターン終了時に攻撃・防御・回避のステータスのうち1つを選び+1する。
ただし前のターンに選んだステータスは選べない。
またこのスキル使用中は、アイテムではポイントアップしない。

~特別能力(残り2回)~
リボンでの盗賊技能(鍵開け・トラップ探知&解除・索敵で不意打ち回避)。

~使える魔法~
・フレイム(固定ダメ20)
・ヒール(味方全員のHPを20%回復)

~アイテム~
・ディスペル薬
・ストーンの魔法陣
※古びた魔法の書(戦闘使用不可)

≪音葉の行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【回避】【魔法:残り4回】【スキル】【アイテム】

~スキル説明~
スキル名:反響定位(エコー・ロケーション)
毎ターン、味方の使用した魔法と同じ効果をターン終了時に発動する。
効果対象も同一で、戦闘不能など存在しなくなった場合は不発。魔法アイテムは対象外。

~使える魔法~
・ウェーブ(固定ダメ20)
・ヒール(味方全員のHPを20%回復)

~アイテム~
・ヒーリング薬(中)×2
・マジックアップ


≪アーニャの行動≫
【攻撃】【防御/かばう】【回避】【魔法:残り4回】【スキル】【アイテム】

~スキル説明~
スキル名:【アイスジェイル】
対象(敵味方どちらでも可)を氷で包み込む。
攻撃・魔法問わずダメージを1回無効化するが、それまでその対象は行動できない。

※アイスジェイルの対象は、毒状態などの『毎ターン○○する』という処理はされない。
 ただし『Xターン後○○になる』、『Xターン後○○する』などのカウントはされる。
 『Xターン後○○する』はそのタイミングが来た時も凍っていたら不発。

~使える魔法~
・ウェーブ(固定ダメ20)
・ヒール(味方1人のHPを20%回復)

~アイテム~
・ヒーリング薬(中)
・ファイアの魔法陣
・ウィンドの魔法陣


↓1 パーティー5人それぞれの行動は?

今回はここまでで、ボス戦に移るまで時間かかってすみません
安価は↓1で

まさか夜中とは…
次はせめて寝るまで張るか

そういえば、あっちの残りはどないするん?

>>15
それは申し訳ないので、安価を出す時は早い時間に出します
>>16
何かをするということはないです、依頼を出し忘れてました

あっちの残りで早耶P対策でもするか?

始めていきます

補足説明というか仕様変更なのですが、状態異常判定をする時に
命中ステとコンマ一桁を足した数が、相手の精神ステを上回っていたら状態異常にできるという判定の仕方でしたが
相手側も、精神ステとコンマ一桁を足した数で比較することにします

>>18
パーティーの安価を先に決めておく、ということでしょうか?
例えば、あっちの残りのレスが埋まるまで書き込んだ中から決めるみたいな

一旦進行は停止しますね
荒れる可能性もあるので、今後のアイドル安価はやらずに>>1が決めたアイドルを登場させます
もしくは>>1が決めたアイドルの中から選択して選ぶ、という形で進めます

戦闘安価についてですが、乃々たちは勝とうとして戦闘をしているので、勝てるように安価していただけると幸いです
勝とうとしている中で、アイテムを使いまくったりするのは辻褄が合わないというか、どうやって描写していいか分からないので…
敵と乃々たちのステータスを考慮して、どうやれば苦戦するかなど絶妙なバランスを>>1が考えられればいいんですけどね

>>38
単にコンマで戦闘進めてその通りに描写すればいいんじゃね?
コンマ高けりゃ優勢、低ければ劣勢
勝てるようにって言われても際どいので人狼ゲーム開始が分かってるんだから。早耶Pはそういう疑心暗鬼煽って荒らしてくるよ

ひとつ相談なのですが、戦闘システムを一新したほうがいいでしょうか?
>>40のレスをしてくださった方のように、コンマで戦闘を進めるシンプルなものにして
そうすると、アイテム購入や成長ポイントの操作なども考える必要がありそうですが

すみません、今回の更新は休みということで、今後どう進めるか一晩考えさせてください
色々考えて進行方法を決めます

21時くらいに始めます

始めていきます
進め方を一新したので説明します

戦闘はターン制で、コンマ二桁の数字で味方側と敵側の勢いを決めて、何回か優勢になったら倒せる&倒される、といった感じです
魔法使用回数やアンダーザデスクの特別能力などは撤廃します、スキルについてはまだ考え中です
アイテムは種類や枠の数が減りますが取り入れるつもりです

とりあえず進めていきます

↑撤廃すると書きましたが、戦闘時に乃々たちの戦いの手段として描写をします



◇◇◇◇◇◇


まゆ「指輪、ないですねぇ」

輝子「小さい物だから、見つけるの大変だな……」

アーニャ「皆さん、そろそろ岩の中を抜けますよ」

輝子「む……ということは、岩の中には無いか……」

乃々「輝子ちゃん……ずっと前かがみだと、転んじゃいますよ……?」

輝子「大丈夫……足元を見てるし、何かに躓くことはないから……」

乃々「確かに……」

音葉「光が見えてきました。そろそろ出口です」

まゆ「いよいよですねっ。この先に海雪草の素晴らしい景色が……!」ワクワク

音葉「いえ、この先ではなくて……もう1つだけ、岩のトンネルがあります」

まゆ「そ、そうなんですか。ふー、高まった心を落ち着けないと」

乃々「……トンネル、抜けましたね……魔除け草が、あちこちに生えている、なだらかな平地です……」

輝子「すごく広いな……あの中心にある大きな岩が、トンネルか……」

まゆ「海雪草、焦らしますねぇ」ソワソワ

音葉・アーニャ「……」

乃々「……? 音葉さん、アナスタシアさん……なぜ止まって……」

アーニャ「おかしいです」

乃々「えっ」

音葉「この場所には、魔除け草が埋め尽くすほど生えていたはず……草原のように……」

アーニャ「どうしてこんなに減っているんでしょう」

輝子「魔物が多く現れたせいで、環境が変わってしまった、とか……?」

音葉「分かりません……」

まゆ「ま、まあそれでも、まだまだいっぱい生えてますし。魔物が近寄ってくることはないですよね?」

音葉「はい」

まゆ「よかったぁ」

乃々「!」ピクッ

乃々(な、なんだか嫌な予感が……これはドワーフの洞窟で、サキュバスに襲われる時に感じたのと似てる……)

ゴオオオオオオ

乃々(というか……何かがすごい勢いで、こっちに向かってくるんですけど……!?)

音葉「この音は……! 皆さん、警戒を。8時の方角から、魔物がやって来ます」

輝子「魔物……!?」

まゆ「どんな魔物ですか?」

音葉「ここに来るまでに戦った、どの魔物とも異なります……」

アーニャ「私たちを狙って来ているんですか? ここには、魔除け草がたくさんありますから、万が一そうだとしても、近づけないと思います」

乃々「でも、警戒はしてください……」

輝子「ボノノちゃん……?」

乃々「何となくですけど、危険が迫っている気がするんです……ビーストの第6感、というものなのかは、分かりませんけど……」

アーニャ「シックスセンス、ですか」


???「……!!」ゴオオオオオ


まゆ「!?」

アーニャ「あ、あれは……!」

音葉「人? 巨大な岩のトンネルを、泳いで飛び越えてきた……?」

輝子「ひ……人はあんなに速く、泳げないんじゃないかな……」

???「……!!」ゴオオオオオ

乃々「すごいスピードです……! 私たちのもとへ、一直線に……!」

アーニャ「そんな! 魔除け草が効かないんですか!?」

まゆ(あれ?)

輝子(……なんか、見たことあるような顔が……)

乃々(もしかして……あの魔物……)


???「うひょーっ! 女の子が5人もいる! 天国だ~♪」

乃々(愛海さん!?)
輝子(愛海ちゃん!?)
まゆ(愛海ちゃん!?)


輝子「え……? あれ……?」

まゆ「こ、これはどういう……」

ちひろ『愛海ちゃんじゃありませんよ』

乃々「ちひろさん……また独断と偏見で、346アイドルの姿を借りたんですか……」

ちひろ『そういうことです。あれは愛海ちゃんにそっくりなマーメイドです。愛海ちゃんはちゃんと別の種族として存在してますよ』

まゆ「マーメイド」

輝子「……確かに、脚が魚になってるな……」

まゆ「上半身は貝殻の水着で胸を覆ってる。ありがちな人魚の恰好ですね」

マーメイド「こんにちはー」

音葉「皆さん……戦いの準備を」

マーメイド「あれ? 戦う気満々だね。こっちはそんなつもりないんだけどな」

アーニャ「魔物がなぜ、ここに入れるんですか? 魔除け草がこんなにあるのに」

マーメイド「エルフなのに知らないこともあるんだね。魔物も日々進化してるんだよ。あたしみたいに、ある程度の知能がある魔物なら、対策は万全!」

音葉「対策……」

輝子「もしかして……ここにあった魔除け草を引っこ抜いたのって……」

マーメイド「うん、あたしだよ。魔物が嫌がることに変わりないから、毎日少しずつね。それより戦うのはやめよ? 痛いのイヤでしょ?」

音葉「私たちを、襲うつもりなのでは……」

マーメイド「全然! これっぽっちもない!」

乃々「じゃあ、どうしてここに……」

マーメイド「いや、やっぱりいいや! もう交渉は終わり! めんどくさいから力づくで登ることにする。せっかくチャンスをあげたのに、もったいないことしたね」

アーニャ「元々、交渉なんてするつもりはないです。あなたを倒して、指輪もこの場所も救います!」

マーメイド「エルフの力なんてたかが知れてるもん。あの2人みたいに弱らせて、お山を登りまくってやる。そして記憶を無くして返せば、次のお山がやってくるかも……うふふふ♪」

乃々「……真相が明らかになりましたね……」

まゆ「うん。あのマーメイドを倒せば」

輝子「大体解決できるな……」

音葉「皆さん……力を貸していただけますか……?」

乃々「もちろんです。海雪草のため、指輪のため」

まゆ「まゆたちのお山のため」

アーニャ「お山が何なのか、知ってるんですか?」

輝子「まあ……それは置いておこう……」

マーメイド「さあて、覚悟はいいかな!?」

まゆ「来ます!」


≪マーメイド×1があらわれた!≫


名前:マーメイド
属性:水
種族:マーメイド
称号:海に住む山好き


マーメイド「みんなー、力を貸してー!」

輝子「え?」


≪マーメイドは仲間を呼んだ! クラ―ケンモドキ×1、ハリクラゲ×1があらわれた!≫


名前:クラーケンモドキ
属性:水
種族:クラーケン
称号:海の王子

名前:ハリクラゲ
属性:水
種族:ゼリーフィッシュ
称号:海の針治療


乃々「な……仲間を呼ぶなんて、こんなことあるんですか……!」

まゆ「魔除け草が効いてないの!?」

マーメイド「あたしが対策を施してあげたからね! 誰から弱らせようかな~」

乃々「……あれ……?」ゴシゴシ

乃々(お、おかしいです……魔物のステータスが見えないんですけど……)

まゆ「?」ゴシゴシ

輝子「……」ゴシゴシ

乃々(輝子ちゃんとまゆさんも、目をごしごししてる……ということは……)

ちひろ『見間違いじゃありませんよ』

乃々「ちひろさん……」

まゆ「どういうことですか? ステータスが分からないと対策が……」

ちひろ『急な仕様変更です。これからは、分析とか計算とか何もしなくていいので、とにかくガムシャラに戦っちゃってください』

輝子「いや、そういうわけには……」

まゆ「そうですよ! 相手の情報が分からないなんて厳しすぎます! というか、なんでこのタイミングなんですか!」

ちひろ『細かいことはいいんですよ。大丈夫です、頑張れば頑張るほど上手く事が運ぶので。騙されたと思ってめちゃくちゃ頑張ってみてください』

乃々「不安しかないんですけど……」

輝子「と……とにかく、頑張ればいいんだな……」

まゆ「ざっくりしすぎてて、何をどうすればいいのか」

ちひろ『止めていた時が動き出しますよー。サン、ニー、イチ』


パチンッ


マーメイド「決めた! まずはオードブル、ビーストの女の子から!」ビュバッ

乃々「ひいぃっ!?」

まゆ「乃々ちゃん、頑張ろう!」

輝子「頑張れば、乗り越えられるらしいからな……」

乃々「そ、そう言われても……!」


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイド、クラーケンモドキ、ハリクラゲ

一応聞いときたいのはこれ運ゲーで負け続けたらずっとおなじとこループするの?

書き忘れましたが、敵味方それぞれ、何回優勢になったかで倒される数値があります
次に書き足します

>>76
何回もループするのはキツイので、2回負けたら救済措置があります
3回以降も負けるようであれば次の街に行くかどうかの選択肢を出します

優勢:マーメイドたち


ササッ

マーメイド「ちっ、躱されちゃった」

乃々「愛海さん……いえ、あのマーメイド……私の胸を触ろうとしてきました……!」

輝子「ブレないな……」

アーニャ「皆さん、クラーケンモドキの攻撃が来ますっ」

まゆ「えっ」

クラーケンモドキ「!!」ブンッ

輝子「うわっ!」ドンッ

まゆ「きゃあっ!?」ドンッ

音葉「輝子さん、まゆさん……!」

マーメイド「隙ありっ! リボンの子のお山を登山するよっ!」シュバッ

アーニャ「ウォーター!」シュルルルッ

マーメイド「おっと! 邪魔しないでよ、せっかくチャンスだったのに」

まゆ「あ、ありがとうアーニャちゃん……」

アーニャ「気にしないでください。あのマーメイド、とっても動きが速いです。助け合いが鍵になります」

音葉「しかし、そちらに気をとられていると、クラーケンモドキの攻撃が来ますから……注意しなければ……」

輝子「うん……あんな強力なの、何回も当たりたくないし……」

マーメイド「むむー、やっぱり完全に弱らせてから登山したほうがいいみたい。いやでも、隙があれば……」

乃々(マーメイドが考え事を……今のうちに、攻撃です……!)


乃々たち:1人3回=計14回

マーメイドたち:マーメイド5回、クラーケンモドキ3回、ハリクラゲ1回=計9回


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイド、クラーケンモドキ、ハリクラゲ

運ゲーならアイテムロストの仕様もなんとかしてくれ

説明不足が過ぎました
>>80に書いてある乃々たちとマーメイドたちの回数表示は、『あとこれだけ相手に優勢になられたら負ける』というものです
つまるところHPで、乃々たちは1人あたりHP3なので、もし3回減ったら1人戦闘不能になり、15回減ったらゲームオーバーです
なりますが、結局はコンマでの戦いなので影響はありません
ちなみに魔物側は、ボスのマーメイドが5回、強敵のクラーケンモドキが3回、ハリクラゲが1回の計9回です

>>82
アイテムについては次で書きます

文章おかしかったですね
3回減ったら1人戦闘不能になりますが、結局コンマの戦いなので影響はありません
15回減ったらゲームオーバーです

優勢:乃々たち


乃々「ロックショットっ!」ドドドンッ

マーメイド「え? うわあっ!?」ドドドガァンッ

音葉「素晴らしい攻撃です、乃々さん……」

送信ミスしました

優勢:乃々たち


乃々「ロックショットっ!」ドドドンッ

マーメイド「え? うわあっ!?」ドドドガァンッ

音葉「素晴らしい攻撃です、乃々さん……!」

マーメイド「何が素晴らしい攻撃!? 隙を突くなんて、卑怯者だよ!」

アーニャ「倒すか、倒されるかの戦いなんです。相手の隙を突くのは何も卑怯ではありません!」

輝子(揉まれるかどうか、の戦いでもあるけど……)

マーメイド「ふーん……そっかそっか。そっちがその気なら、あたしも隙を突きまくるもん! クラモドちゃん、やっちゃって!」

クラーケンモドキ「!!」シュルルルッ

音葉「ウォーターの全体呪文、避けてくださいっ」

ササッ

マーメイド「と、避けたところに攻撃だよ!」

音葉「!?」

マーメイド「うっひょおおお! 豊かなお山がすぐそこに――」

輝子「ナメコクンガトリング!」ドドドドド

マーメイド「きゃああっ!? なにこれ、ぬめぬめしてる!!」

輝子「隙を突いたと油断したところに、隙を突いた攻撃だ……!」

まゆ「そしてその間、まゆたちは他の魔物に攻撃を!」クルクルシュパッ

アーニャ「はあっ!」ドドドドッ

乃々「続けて、ロックショット……!」ドドドンッ

クラーケンモドキ・ハリクラゲ「!!?」

マーメイド「くっそー……! 思ったよりもやるね!」


ちひろ『はいストップ』

乃々「!」

輝子「ち、ちひろさん……? また時が止まった……」

まゆ「良いところだったのに、なんで止めるんですか」

ちひろ『少し説明したいことがありまして。皆さんの持ってるアイテム、確認してみてください』

乃々「アイテム……?」

まゆ「あれ? 形が変わってる」

輝子「パッケージもだ……」

ちひろ『はい。仕様変更に合わせてアイテムも変化しました。まあまあ回復したり、結構強いダメージを与えられたりしますよ』

乃々「また大ざっぱな説明ですね」

ちひろ『もしよければ使ってみてください。変化したと言いましたけど、効果自体はあまり変わらないので』

優勢コンマ÷劣勢コンマで
2倍だったら2点、
3倍だったら3点へらす…ような処置はありますか

>>91
そこまで頭が回ってませんでした
アイテムやクリティカルヒットでダメージを増やす仕様は考えていたんですが
他にもキャラのランキーナンバーを使って、コンマでその数字が出たらプラスする、という感じで設定します

優勢コンマ÷劣勢コンマというのは、仮に70と30が出たとしたら、2.3の端数を切り捨てて2倍
つまり2点のダメージを与えるということでしょうか?

エロだけどこれとかコンマ戦闘の参考になるんじゃないかな?
【R-18安価】シャインマジシャンズ Sideブラックジャンボ【ミリマス】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1500298595/)
スレの性質上主人公側がだいぶ不利だけどスキルでどうとでもなるし

まだ始めるには詰めが甘かったですね…本当に申し訳ないです
試行錯誤が足りませんでした、もうちょっと突き詰めてから始めます
>>98
ありがとうございます
色んな方の安価スレの進め方を見て参考にしていたんですが、どれをどう取り入れたらいいか悩んでいたんです

今日こうして始めてしまったのですが、またじっくり考えて仕切り直します
ぐだぐだに付き合わせてしまいすみませんでした

それもそうですね
とりあえずこのボス戦だけ終わらせます

≪アイテムについて≫
今までのアイテムはキャラ1人のHPを~回復や、敵一体に属性~ダメージという細かい効果でしたが、これからはHP1回復、ダメージ+1などの効果になります。
アイテムを使用する場合は、安価を出す時に書いてください。1ターンに1人1個ずつ使えます。


名前:乃々
Lv:13
属性:風
種族&性別:ビースト♀
称号:そこそこビースト
【アイテム】
・アタックアップ:勢い判定を+20する【NEW】
・ヒーリング薬:HPを+1する【NEW】
・スペシャル薬:敵に+1のダメージを加えて与える【NEW】

名前:輝子
Lv:12
属性:水
種族&性別:エルフ♀
称号:そこそこエルフ
【アイテム】
・ヒーリング薬×2
・アタックアップ


名前:まゆ
Lv:12
属性:火
種族&性別:ヒューマン♀
称号:そこそこヒューマン
【アイテム】
・スペシャル薬
・魔法陣:勢い判定を×1.5倍にする【NEW】


名前:音葉
Lv:13
属性:水
種族&性別:エルフ♀
称号:そこそこエルフ
【アイテム】
・ヒーリング薬×2
・マジックアップ


名前:アーニャ
Lv:13
属性:水
種族&性別:エルフ♀
称号:そこそこエルフ
【アイテム】
・ヒーリング薬
・魔法陣×2


まゆ「ディスペル薬がスペシャル薬になってる」

輝子「勢い判定って……勢いがつくのか……?」

ちひろ『つきます。1.5倍にもなります』

乃々「よく分かりません……」

ちひろ『有利になるとだけ理解していただけたら。パワーとか色々アップしますから』

まゆ「『色々』とか『めっちゃ』とか、さっきから説明がアバウト過ぎませんか?」

ちひろ『一応的確な説明はしてますよ? めっちゃ色々上がりますし』

輝子「……ちひろさん、バグってないか……?」

乃々「様子がおかしいですね……ゲームに問題が発生したのかも……」

ちひろ『こら! あまり失礼なこと言うと怒っちゃいますよ!』プンプン

乃々・輝子・まゆ「……」

ちひろ『こほん。冗談はこのへんにしておいて……えーっと、何でしたっけ? まあいっか、説明は以上です』

乃々「へ?」

ちひろ『それじゃ、頑張ってくださいね☆ 時止めを解除するぞ☆』

輝子「……」

まゆ「輝子ちゃんの推理、大正解かも……」

乃々「はい……なんか、怖くなってきました……」


≪クリティカル判定について≫
コンマ一桁と二桁が同じ数字、ゾロ目だった場合、クリティカルヒットが起こります。
クリティカルヒットするとダメージは1.5倍されます。


※ダメージ計算は、>>91の方のやり方を一旦採用させていただきます


乃々たち:HP14

マーメイドたち:HP9-6=HP3


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイドたち

優勢:マーメイドたち


マーメイド「ぬめぬめが気持ち悪い……けど、これを利用する手もあるよね」

シュバッ

アーニャ「!!」

音葉「アナスタシアさん……!」

マーメイド「ふふふ、やっと1人捕まえたよ♪ それそれっ」ヌメヌメ

アーニャ「は、放してくださ……あっ」

輝子(私のナメコクンの、ぬめぬめを……)

乃々(アナスタシアさんに塗りたくってる……!?)

まゆ(まるで日焼け止めを塗るように念入りに。どういう攻撃?)

音葉「……大変です……あれは、マーメイドの力の1つなのです」

まゆ「え?」

音葉「マーメイドは唄や美貌の虜になった者を捕まえて、肌に触れ、直接精気を吸収するのです……。精気を吸われている最中は、体の力が抜けるため、脱出することは不可能……」

乃々「逃げられないんですか……!?」

まゆ「助けないと!」

マーメイド「おっと。それ以上動いたら、この女の子の命が危ないよ?」

アーニャ「ううっ……」

音葉「くっ……!」

マーメイド「そうそう、そうやって大人しくしてれば命までは取らないから。さーて、仕上げといこうかな」

モミモミ

アーニャ「!」

マーメイド「念願のお山を登山! 最高の気分だよ♪」モミモミ

アーニャ「あ、うっ……ああっ……!」ピクンッ

乃々・輝子・まゆ「……」カァァ

乃々(な、なんか……すごく、いけないものを見ているような……。って、そんな場合じゃないですけど……!)

マーメイド「クラモドちゃん! 今だよ!」

クラ―ケンモドキ「!!!」ブンッ

輝子「!!」

乃々「しまった……!」ドンッ

音葉「くっ……!」ドンッ

まゆ「完全に油断してた……! 2人とも、怪我は!?」

乃々「な、なんとか……」

音葉「大事には至りません……」

マーメイド「倒せなかったかー。ま、いいや。1人は撃破したからね」

アーニャ「……」フラッ

パタン

輝子「アーニャちゃん!」

音葉「……呼吸が聞こえます……命に問題はないようです……」

まゆ「よかった!」

マーメイド「あなたたちが、ちゃーんと大人しくしてたからね♪ さあ、次はどのお山にしようかな」ワキワキ

輝子「今の手を使われたら、終わりだな……捕まらないようにしないと……」

乃々「はい……気をつけましょう」

マーメイド「本気を出したあたしから逃げるなんて、無理じゃないかな?」

まゆ「確かに、アーニャちゃんを捕まえたスピード、目で追えなかった……対策なんてあるんでしょうか」

音葉「何か……何か、考えなければ……」

乃々「……あの、ちょっといいですか……」

音葉「?」

マーメイド「なになに、作戦会議? 敵の前で堂々と、隙だらけだよ。襲ってくださいって言ってるようなもんじゃん」

クラーケンモドキ「……」ゴゴゴ…

マーメイド「うん、そうだね。クラモドちゃん、あたしが合図したら次もお願い。ハリクラちゃんも、あたしたちが負傷した時に備えて準備しておいてね」

ハリクラゲ「……」プカプカ

マーメイド「本気を出したあたしにかかれば、そんなこともう無いと思うけど♪」

乃々「……お願いします……」

音葉「本当に、そんなことで……」

まゆ「でも、やってみる価値はある」

輝子「うん……」

マーメイド「もう会議が終わりそうだね。その前に、仕掛けるよ!」シュバッ


乃々たち:HP14-2=HP12

マーメイドたち:HP3


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイドたち

ギリギリ残るHP
今日はここまでにします、安価協力ありがとうございます
もし乃々たちが負けたらそこで一度切って、仕切り直そうと思います
明日は更新できたら昼ごろから始めます

始めていきます

優勢:マーメイドたち


マーメイド「それっ!」シュルルルッ

まゆ「来ました!」

ササッ

マーメイド「なっ!?」

まゆ「まゆたちが油断してると思った? それっ!」クルクル

ハリクラゲ「!!?」ズバズバッ

乃々「ロックショット!」ドドドンッ

ハリクラゲ「!!!」ドドドガァンッ

マーメイド「ハリクラちゃん!」

まゆ「クリティカルヒットです!」

音葉「まずは1つ。次は……――――!」

クラーケンモドキ「!!!」ドンッ

マーメイド「な、なんで……! なんでただの攻撃が、こんなに効いてるの!?」

輝子「フヒ……私の力で、魔法のキノコクンの胞子を振りまいたんだ……みんなの攻撃には、土属性が付与されてる……。そして……!」ゴゴゴゴ

輝子「スキル発動、『オーバーボルテージ』……! フ……フヒヒ……ヒャッハァァァァァァ!!」

まゆ「出た! 輝子ちゃんの本気!」ビリビリ

音葉「も、ものすごい波動を感じます……」ビリビリ

輝子「こうなった私は、手がつけられないぜ! キノコ型マイクでぶっ叩く!! いくぜェェェェェ!!」

クラーケンモドキ「!!?」ドンッ

輝子「スマッシュルーム、連撃だァァァァァ!!」

クラーケンモドキ「!!!!!」ドンドンドンドンッ

乃々「なんてでたらめな、マイク殴打……」

マーメイド「ウソでしょ!? クラモドちゃんが、こんなにあっさりと!」

乃々(私たちも、こうも上手くいくとは思いませんでしたけど……これからが本番なんです……)

音葉「マーメイド……残るは、あなただけ」

マーメイド「……」

まゆ「1対4のこの状況、勝ち目はないです。大人しく観念して! もうこの場を荒らさないと誓うなら、見逃して……」

マーメイド「何を勘違いしてるのかな?」

まゆ「えっ」

マーメイド「正直、あなたたちを見くびってたよ。だけど見くびらなければ勝てる相手。本気の本気を見せるよ!」

シュパッ

まゆ「消えた!?」

音葉「違います……今まで以上に速く、移動を……!」

輝子「うっ!?」

乃々「し、輝子ちゃん……!?」

輝子「お……恐ろしいスピードで、吸われた……こうなった私は、打たれ弱いんだ……」

パタン

まゆ「輝子ちゃん!」

マーメイド「次はあなただよ」モミ

まゆ「きゃっ!?」

音葉「まゆさん!」

まゆ「は、放して……!」

マーメイド「イヤでーす♪」モミモミモミモミ

乃々(精気吸収って、どうしても、胸を揉まなければいけないんでしょうか……)

まゆ「こ、のっ……! あっ……!」

パタン

マーメイド「堪能するのは後でね。あと2人」

音葉「……どうぞ……」

マーメイド「ん?」

音葉「どうぞ、好きにしてください……覚悟はできています」

乃々(音葉さん……作戦を貫くんですね……。あのマーメイドに身をささげて、油断したところを狙う作戦を……)

乃々(でも……音葉さんの動きが封じられたら、残るは私しか……私1人で、一気に倒せるんでしょうか……)

音葉(……乃々さんは、そう考えていると思います……なので、近寄ってきた隙を突いて、私も……)

マーメイド「ふーん、潔いじゃん。じゃあ、お言葉に甘えて……」

シュパッ

乃々・音葉「!!」

マーメイド「待ちに待った高いお山♪」モミモミ

音葉「あっ……くっ……!」

乃々(そんな……! 音葉さんを盾にして、私に攻撃をされないように……!)

マーメイド「ふっふっふ。何か考えてたみたいだけど、こうすれば水の泡でしょ」

音葉「……すみませ、ん……乃々さ……」

パタン

マーメイド「ああ、もっと登山していたかった。いいお山だよ」ワキワキ

乃々(マーメイド、強すぎます……! なんだかんだ、倒せると思ってましたけど……これは、もう……)

マーメイド「最後の1人になっちゃったね。ビーストの女の子、覚悟はいいかな?」

乃々(……諦めるしか……)

マーメイド「うひひ♪ その小さな膨らみ、どんな感触なんだろうね♪ ついでに尻尾ももふもふしたい♪」

乃々(嫌です、絶対に触られたくありませんっ……! さ、最後の抵抗を……!)


乃々たち:HP12-11=HP1

マーメイドたち:HP3


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイドたち

優勢:乃々たち


乃々「『サモンデスク』……!」

ズゴゴゴゴ

マーメイド「え、なに? 砂が盛り上がって、何かが……」

ゴゴゴゴ…

マーメイド「……机?」

乃々(私の切り札です……この中に入れば……)ノソノソ

マーメイド「何をやってるかさっぱりだよ。そんなところに隠れたって、意味はないよっ!」シュパッ

ドンッ

マーメイド「!?」

マーメイド(跳ね返された? 魔法でシールドを展開してるのかな)

乃々(ここで一息つきます……ありがとうございます、プロデューサーさん……)


◇◇◇一方その頃、現実世界◇◇◇


P「さてと、コーヒーも淹れたし仕事を……うわっ!? なんだこのデスク!?」

ちひろ「どうしましたプロデュ……わお」

P「ちひろさん、俺のデスクに細工をしたでしょう! もしくはすり替えたか!」

ちひろ「そんなアホなことするわけないでしょう。一体誰がこんなメルヘンチックにしたんでしょうね」

P「動物の絵が消えない……しっかりプリントされてるし、このぬいぐるみや切り株なんかも」グイグイ

ちひろ「離れないんですか? 向こうのデスクと交換します?」

P「いえ……面倒ですしこのまま使います。確認したところ、書類の管理場所は変わってないので」

ちひろ「不思議なこともありますねー」

P「不思議すぎるでしょ。えっと、3か月後のイベントの資料は……」


◇◇◇◇◇◇


乃々(一息ついたはいいですけど……これからどうすれば……。ここからの攻撃方法は、魔法のみで……魔法を使い切ったら、外に出て直接攻撃しなければいけません……)

マーメイド「ねえねえ、そこから出てきなよ」

乃々(そして魔法の使用回数は、あと1回だけ……確実に当てないと……)

マーメイド「出てこないなら」

乃々「!」

マーメイド「この人のお山、もっと登っちゃうよ?」

音葉「う……」

乃々(お、音葉さん……!)

マーメイド「いいのかなー? ほらほら♪」ワキワキ

乃々(ま、マズイです……あれ以上精気を吸われたら……! こうなったら、覚悟を決めて魔法を……!)

マーメイド「カウントダウンするよー。10、9、8」

乃々(音葉さんから距離がある、今がチャンス……狙いを定めて……)

マーメイド「7、6、5」

乃々「……」

マーメイド「4、3、2」

乃々(今です……!)

乃々「ロックショット!」ドドドンッ


乃々たち:HP1

マーメイドたち:HP3-1=HP2


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイドたち

優勢:乃々たち


マーメイド「!!」ドドドガァンッ

乃々(よし、当たった!)

マーメイド「うぐ……そ、その中から魔法を出せるんだ……もっと気をつけるべきだったよ……」

乃々(当たったけど……倒しきれてない……!?)

マーメイド「その顔、今ので決めようと思ってたのかな? 残念でした! 同じ手は通用しないし」

音葉「……」

マーメイド「もし魔法を使ってきたら、この人も危険な目に遭っちゃうよ?」

乃々(も、もう終わりです……いえ、私がここから出て攻撃すれば……。もしマーメイドに負けても、ゲームオーバーになって、近くのポイントに転送されます……)

乃々(少なくとも……音葉さんにこれ以上、危害を与えなくて済むんです……)

マーメイド「カウントダウンおしまい! それではじっくりと……」

乃々「待ってください」

マーメイド「!」

乃々「そ、その人に何かするのは……私を倒してからにしてください……!」

マーメイド「出てきたんだね、えらい! 早速ビーストのお山を登山しようっと!」

乃々「勝った気になるのは、まだ早いです……」プルプル

マーメイド「そんなに震えちゃって、可愛い♪ 登り甲斐があるね♪」

乃々(と、とりあえず身構えます……脇を締めて、胸をかばいながら……! ビーストの反射神経に頼ります……!)

マーメイド「控えめなお山を目がけて、いくよ!」


乃々たち:HP1

マーメイドたち:HP2-1=HP1


反転コンマ二桁、高いほうが優勢

↓1 乃々たち

↓2 マーメイドたち

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