【安価】双葉杏「目覚めたら海の上にいた」【モバマス×アズレン】 (168)

双葉杏「……いや、何コレ」

杏「足下には特に何もないから…これ水面に立ってんだよね多分」

杏「で、見渡す限りの青い海、カメラの類もなさそうだからドッキリとも考えにくいし…」

杏「…それにさっきからあそこにいる真っ黒な…船?いや、何なのアレ禍々しすぎでしょペリー来航かよ。いやペリーだってあんなヤバそうなの乗ってないわ」

杏「……もしかすると何かわかるかもしれないし手でも振ってみる…?おーい」フリフリ

駆逐艦Pawn「……」ドォン!ドォン!

杏「ぎゃあ撃ってきた!?ヤバいヤバい、どうする!?」

>>2「大丈夫ですか!?」

↓秘書艦になります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1583593024

イラストリアス

杏(なんか色々デカいおねーさんが来た!?心配してくれたってことはとりあえず味方でいいのかな!)

杏「だ、大丈夫、えっとおねーさんは…?」

イラストリアス「とりあえずお話はアレを片付けてからにいたしましょう。艦載機達、お願い!」

杏(そう言うと謎のおねーさんはベルトのような何かから飛行機を飛ばして黒い船を爆撃した。いや、ほんとなんなんだコレ)

イラストリアス「お待たせいたしました。貴女は…うん?グローウォームちゃん?何かちょっと違うような…」

杏「グローウォーム?えーと…蛍?いや違うけど、私は杏」

イラストリアス「それは失礼いたしましたわ。知っている子に似ていたものですから…私は装甲空母イラストリアスです」

杏「空母?空母ってあの…戦闘機とか飛ばす船?」

イラストリアス「はい、そうですわ」

杏「いやどう見ても普通に女の人じゃない、そりゃさっきなんか飛ばしてたけど」

イラストリアス「ああ…ひょっとしてKAN-SENをご存知ないのかしら…とすると…少々お待ちいただけます?」

杏「え?あぁ、うん」

イラストリアス「指揮官様?はい、イラストリアスですわ…はい、おそらく異世界の…はい、では曳航し帰投いたします」

杏(異世界…?ああ…なんか納得した)

イラストリアス「失礼いたしました。それでは私について来ていただけますでしょうか、決して悪いようにはいたしませんので…」

杏(本来なら断るとこだけど、まあ助けてくれたし、大丈夫かな)

杏「おっけ、道案内よろしくね」

イラストリアス「ええ、それではこちらへ…」

~母港・執務室~

指揮官「…と、言う訳で私がここを指揮させて貰っている指揮官だ、よろしくグローウォーム」

杏「いやだからほたるちゃんじゃないってば。杏だよ、杏」

指揮官「おっと失礼。しかし杏、杏ね…確か重桜艦のコードネームに似たようなのがあったはずだが」

イラストリアス「先程赤城さんにお会いしたので訊ねてみました。このような艦は知らない、とのことで」

指揮官「と、なるとやはりまた異世界案件か…」

杏「なんか随分慣れてそうだね、その異世界案件」

指揮官「今まで5件ほどあったからな」

杏「いやどんだけだよ」

指揮官「そう言うキミも然程動揺しているようには見えないが」

杏「まあ、異世界召喚されたの初めてじゃないしね」

指揮官「お互い様じゃないか」

指揮官「ま、とりあえず通達は出しておいた。何か困ったことがあったら周りのKAN-SENに頼るといい。そしたら…イラストリアス」

イラストリアス「はい。それでは杏さん、寮舎に案内いたしますわ」

杏「あーい…なんかさっきまで死にかけてたとは思えないくらいユルいなぁ」

↓1 寮舎にいたKAN-SEN

~母港・寮舎~

イラストリアス「こちらが寮舎となっておりますわ」

杏「へぇ、結構暮らしやすそうな…ん?誰かいるね」

アーク・ロイヤル「ん?おぉ、イラストリアス…と、そちらはひょっとして閣下から下知のあった…」

イラストリアス「ご機嫌ようアーク・ロイヤルさん。お察しの通り、異世界から来られた双葉杏さんですわ」

杏「双葉杏でーす。よろしくね」

アーク・ロイヤル「アーク・ロイヤルだ。よろしく」

杏(出るとこ出てるけどそれよりイケメンだなあ、あいさんや真奈美さんとタメ張れそう)

アーク・ロイヤル「ところでキミは、駆逐艦かな?」

杏「え?あー、どうもデータ上?の分類はそうだって話らしいけど…」

アーク・ロイヤル「やはり!それでは折角なので写真を一枚……」

イラストリアス「アーク・ロイヤルさん?」

アーク・ロイヤル「あ!ち、違うぞ!そういうんじゃなくてな!」

イラストリアス「まったく…おイタはいけませんわよ?」

アーク・ロイヤル「駆逐艦の妹達を泣かせるような真似はしないと何度も言っているだろう!」

杏(あ、残念なイケメンだ、これ)

イラストリアス「私は指揮官様に細かい報告がありますので戻りますが…杏さん、何かあったら助けを呼んでくださいね」

杏「お、おう…」

アーク・ロイヤル「信用なさすぎではないか!?」

イラストリアス「自業自得ですわよ。それでは、失礼いたしますわ」

アーク・ロイヤル「まったく…いやすまないな、そんなに警戒しなくても大丈夫だからあまり距離を取らないでくれるか心が折れる」

杏「あー…一応言っとくけど、杏これでも17歳だよ?」

アーク・ロイヤル「年齢など関係あるものか!」

杏(あっこれガチでやべーやつだ、近寄らんとこ…)

アーク・ロイヤル「無言で距離を取らないでくれ!」

杏「あー…それで杏はとりあえずここで何したらいいのかな」

アーク・ロイヤル「うん?そうだな…空腹ではないか?海軍カレーと酸素コーラならあるが、どうだ?」

杏「……薬とか盛ってない?」

アーク・ロイヤル「だからそんな事はしない!」

杏「まあ…そうだね、お腹空いてるし食べようかな」

アーク・ロイヤル「ああ、存分に食べるといい。おかわりもいいぞ」

杏「嫌な予感しかしない事言うのやめて」

杏「もぐもぐ…なんか食べてたらすごい力湧いてきた気がする」

アーク・ロイヤル「海軍カレーは特別製だからな」

杏「……ほんとにやべー薬とか盛ってない?」

アーク・ロイヤル「だからだな!」

杏「ういー、ごちそーさま、っと…さて、ダラダラしてるのもいいけど元の世界に帰る手がかり探さないとだな…」

アーク・ロイヤル「ふむ、それなら散策でもしてみてはどうだ?なんだったらついて行くが」

杏「あ、けっこうです」

アーク・ロイヤル「即答!」

↓1 行き先
↓2 出会うKAN-SEN

~母港・購買部~

杏(とは言え構造がわからん…ついてきてもらえば良かったかな)

杏「っと…ここは…売店?」

明石「毎度ありだにゃ~」

ローン「うふふ、このドレスで指揮官と……あら?」

杏(お、随分優しそうなおねーさんと…ネコミミ?なんで??)

明石「おや、指揮官から連絡のあった新しい子かにゃ?いらっしゃいませにゃ~」

ローン「こんにちは。何かお買い物ですか?」

杏「あーいや、ただ散策してただけなんだけど…というかお金持ってないし」

明石「なんだ冷やかしかにゃ。しっしっ」

杏「態度悪いな!?」

ローン「明石ぃ?」

明石「ヒエッ」

杏(今ものすごいドス黒いオーラが見えたような…いや気のせいってことにしとこう、その方がよさそうだ)

明石「お、おーけーおーけー、今日はサービスで何か差し上げるにゃ」

杏「え、いいの?」

明石「お代は指揮官にツケとくから問題ないにゃ」

ローン「まあ、仕方ありませんね」

杏(いいのかそれで)

明石「衣装は合ったのないし、うーんここは装備箱かにゃ」

ローン「そういえば艤装は何を着けているのかしら?」

杏「艤装?ああ大砲とか魚雷とか?そういや何も持ってないね」

明石「じゃあ決まりだにゃ!装備箱5箱セット、持ってくといいにゃ!」

杏「おー、ありがとね」

ローン「戦艦砲とか艦載機とかが出た時は明石、わかっていますね?」

明石「だ、大丈夫にゃ!……たぶん」

杏(店員を恐喝して黙らせるってヤバいな……ここやべー人しかいないんじゃないかな)

↓1~5 出た装備 コンマ高いほど高性能、ゾロ目でやべーやつ

ワン

ぴょこぴょこ

>>16
申し訳ないのだけど、ワンって何でしょう…?

多分コンマとるだけと思ったんじゃない

>>20
あぁー…なるほど。わかりにくい書き方でしたね、申し訳ないです

>>17-18は折角なのでそのまま採用で、残り3つ方式変えます
コンマ次第でこちらで適当に装備をつけます
↓1 駆逐主砲
↓2 魚雷
↓3 設備

杏「さて、それじゃ早速開けてみますかねっと……何これ、リボン?カチューシャ…?」

明石「それは伝説のバーチャルYouTuberキズナアイが頭につけているナニか、通称「ぴょこぴょこ」だにゃ」

杏「いや何その伝説のバーチャルなんちゃらって…」

明石「ぶっちゃけて言うと異世界案件のひとつにゃ。指揮官から聞いてないかにゃ?」

杏「あぁー……」

ローン「ちょっと明石、あんなもの装備箱に入っていた事があったかしら…?」

明石「うーん、無かったと思うんだけど何でかにゃ…異世界案件が続いて時空でも歪んでるのかにゃ」

ローン「さらっと言うような話ではないわ…」

杏「で、次は…なんかゴツいの出てきた」

明石「四連装28mm対空機銃シカゴピアノにゃ」

杏「…ピアノ?あんまピアノに見えないけど」

明石「名前の由来は謎にゃ。気がついたら何故かそう呼ばれるようになっていたとか」

ローン「チューンされた高性能なもののようですね。これなら並のセイレーンなら楽に撃ち落とせるでしょう、ふふふ」

杏(物騒な笑い方するのやめてほしい)

杏「で、次は…お、大砲」

明石「にゃ!?そんなバカな…138.6mm単装砲Mle1929、だと…?」

杏「138……なんだって?」

ローン「138.6mm単装砲Mle1929、です。自由アイリス教国で製造された駆逐艦砲ですね」

明石「駆逐艦砲としては最高峰の性能と言われているにゃ。これも箱に入ってるはずないんだけどにゃあ……」

杏「ふーん、なんかよく分からないけどとりあえずラッキー?で、次はっと…」

明石「うにゃ!?533mm五連装磁気魚雷!?」

ローン「それもこの色ツヤ、間違いなくTech3、最上級のものですね…」

杏「え、これもそんなヤバいの?」

明石「やべーなんてもんじゃないにゃ!一体何人の指揮官がこれを欲しがるか……明石もこれ入荷できるんなら大儲け間違いなしなのに」

ローン「なんて強運なんでしょう…私にはないモノを持っているなんて、うふふ、愛して(にくんで)しまいそう」

杏(なんか物騒な副音声聞こえたんだけど杏ひょっとしてここで死ぬの?)

杏「じゃ、最後はっと……え、何これ…くま?」

明石「あん肝にゃ」

杏「は?」

明石「あん肝にゃ」

杏「あんきら?」

明石「あん肝にゃ。ホロライブサーバーから発見されたくまのぬいぐるみのようなナニかにゃ」

杏「あー……ひょっとして異世界案件のひとつ?」

明石「そうにゃ。持っているとどこからともなくイイ感じの歌声が聞こえてくるにゃ」

杏「…え、何それヤバそうなんだけど。幻聴?」

明石「原理は謎にゃ。でも特に副作用はないから歌は気にするなって龍驤が言ってたにゃ」

杏(何の話だ)

ローン「うふふ、頭にぴょこぴょこ、左手にあん肝、とても可愛らしいですね」

杏「いやこれで戦場出ろってものすごく不安なんだけど」

明石「まあまあ。どれも性能は折り紙付きだから心配はいらんにゃ」

明石「あ、そうだ。艤装は装備しないと意味がないにゃ。ここで装備していくかにゃ?」

杏「武器屋のおやじかな」

↓1 次に行く場所、もしくは起きた出来事

杏「さて次はどこ行こうかなっと…」

イラストリアス(長いので以下イラスト)「あぁ、杏さんこちらにいらっしゃいましたか」

杏「ん?イラストリアス?どったの?」

イラスト「指揮官様がお呼びでしたので探していたのですわ。ご足労願えます?」

杏「んー。何か帰る手がかりでも見つかったかな」

~執務室~

イラスト「失礼いたしますわ」

杏「きたよー」

指揮官「あぁ、わざわざすまない。先程委託に出ていた娘達がKAN-SENを連れてきたんだが…」

指揮官「話を聞いてみるとどうやら異世界の者のようでね、もしかしたらと思って呼ばせてもらった」

杏「あぁ、そういう。どの子?」

指揮官「そちらの部屋にいるんだが…」

↓1 見つかったアイドル(KAN-SENと声優が同じ、もしくは容姿が似ている為誤認したKAN-SENの併記を願います)

文字が読めない人は論外です

島村卯月「うぅ……ぐすぐす」

杏「あれ、卯月ちゃんじゃん」

指揮官「やはり知り合いだったか」

卯月「ふぇ?あ、杏ぢゃぁぁぁん!」

杏「おお、どうどう…どしたの卯月ちゃん、こういうのむしろ杏より慣れてるでしょ」

卯月「慣れてても怖いものは怖いよぉ!」

杏「まあそりゃごもっともで」

杏「落ち着いた?」

卯月「うん、ありがとう杏ちゃん」

イラスト「紅茶を淹れて参りました、どうぞ」

卯月「すみません、ありがとうございます」

指揮官「さて、同郷の再会を喜ぶのもいいんだが、ここでひとつとある仮説が立った事を知らせたい」

杏「仮説?」

指揮官「杏、君のKAN-SENとしてのデータがロイヤル駆逐艦グローウォームのものと同一だったという話はしたな?」

杏「いや聞いてないけど。まあ散々言われてるから別に不思議じゃないとは思うけど」

指揮官「あれ、そうだったか…まあそれはともかくだ。えーと、卯月と言ったか」

卯月「はい、島村卯月です!」

指揮官「彼女のデータが、これだ」

杏「重桜重巡、鳥海?見た目もちょっと似てるけどボイスサンプルが卯月ちゃんそっくりだねこの人」

卯月「えぇ!?私こんなに綺麗じゃないよ!」

杏「いや自覚持ちなさいよシンデレラガール」

指揮官「で、これが杏、もといグローウォームのデータだ」

卯月「あ、杏ちゃんそっくりな声!」

杏「まあ杏こんな胸ないけど」

指揮官(大差ないと思うが…黙っておこう)

杏「で、仮説ってもしかして?」

指揮官「声か、あるいは容姿が似たKAN-SENを媒介としてその立ち位置を交換する形で召喚されたのではないか、と考えている」

杏「いやそんなバカな…とも言い切れないかぁ」

卯月「それで、元の世界に帰る手段はあるんですか?」

指揮官「それについては目下捜索中だが…まあ何とかなるだろ」

杏「軽いなオイ!」

イラスト「ふふ、今までも異世界の方々を見送ってきましたしね」

卯月「えぇ!?ここそんなに異世界との交流が!?」

杏「卯月ちゃんの行った別の異世界もよっぽどごった煮だったからね?」

指揮官「とりあえず今日のところは休むといい。イラストリアス、部屋に案内してやってくれ」

イラスト「畏まりました。参りましょうか」

指揮官「何か分かり次第通達する。それまでは自由にしていてくれ」

杏「あーい。んじゃ行こっか」

卯月「はい!失礼します!」

~寮舎・来賓用寝室~

イラスト「こちらになりますわ」

杏「おお、豪華な部屋だね、いいの?」

卯月「ひぇぇ、これってスイートルームとかそういうのなんじゃ…」

イラスト「お客様ですもの。何かありましたら、私でも他の誰でも、頼っていただければと思います」

杏「んー、ありがとね」

卯月「ありがとうございますっ!」

イラスト「それでは、ごゆっくり」

卯月「……ごゆっくり、とは言われたけど…どうしよう、杏ちゃん?」

杏「んー?そうだなぁ、時間も遅いし寝たいけど、卯月ちゃん何かやりたい事ある?あ、ガールズトークとかは禁止ね」

卯月「えぇ!?ひどい!」

↓1 何かする?

卯月「うーん、退役…?」

杏「いや体液って何さ。汗?」

卯月「ごめんね、何か頭に浮かんだんだけど私もよくわかんないや。それより他の人にも挨拶しておきたいな」

杏「んー…まあ、時間も遅いし程々にね」

卯月「杏ちゃんも行こう!」

杏「えー……」

↓1 出会ったKAN-SEN

サンディエゴ(以下ディエゴ)「ふんふふーん♪私はNo1~♪」

卯月「あ、誰かいる!こんばんは!」

杏(なんか関わると疲れそうな子だ…)

ディエゴ「およ?鳥海とグローウォーム…あ!もしかして別の世界から来たっていう子かな!」

卯月「はい!島村卯月です!」

杏「双葉杏だよー」

ディエゴ「私はサンディエゴ!ユニオンの軽巡だよ!」

卯月「サンディエゴさん、さっき歌ってましたけど歌うの好きなんですか?」

ディエゴ「あ、そこ気になる?気になっちゃう?ふっふーん、何を隠そうこのサンディエゴ、この母港No1のアイドルなの!」

卯月「えぇ、そうなんですか!?偶然ですね、私達もアイドルなんです!ね、杏ちゃん!」

杏「え?あー、うん、まあね」

ディエゴ「なんと!これは唐突なライバル登場…!?」

杏(あ、なんかめんどくさそーな流れになる予感)

ディエゴ「ここで会ったが百年目ぇ!二人にライブバトルを申し込むよ!」

卯月「受けて立ちます!」

杏「待て待て待て、こんな時間にやると迷惑だから落ち着こうか」

卯月「あ、それもそうだね……」

杏「というかライブバトルなんて概念あるんだねここにも」

ディエゴ「うん、前にセイレーンに対抗する新しい兵装ってことで…えーっと、ジュー…ミュー……ν兵装だったかな?」

ディエゴ「なんかそんな感じのものが開発されて、その時にね~。私は現役のアイドルだから出ちゃダメって言われたけど」

杏「なんかよくわからんけどアマの大会にプロが出んなとかそういう感じ?」

ディエゴ「そうそう、よくわかんないけどそんなかんじ」

卯月「ν兵装かぁ、もしかしたら私達も使えるかな杏ちゃん」

杏「そだね、明日聞いてみよっか」

ディエゴ「ライブバトルしないなら私は部屋に戻るね!バーイ⭐」

卯月「はーい、おやすみなさい!」

杏「んー。じゃ、部屋戻って寝ようか」

卯月「そうだね」

↓1 翌日、する事もしくは起こる事

~異世界2日目~

卯月「杏ちゃん!杏ちゃん起きてぇ!」

杏「むぁー…あと5時間…」

卯月「それを言うなら5分ってそうじゃなくて!」

杏「んぇー…あー、おはよ卯月ちゃん…」

卯月「もうお昼だよ……」

杏「え、マジ?流石に寝過ぎたか……」

卯月「もー…ほら、早くご飯食べに行こ」

杏「んー…その後ν兵装とやらの事聞きに行くんだっけ、誰に聞こうかね」

↓1 話を聞きに行く相手(面識済みの人物限定)

~寮舎・ロイヤル棟~

杏「この部屋かな。こんちはー」

アーク・ロイヤル(以下アクロ)「はいはい……む、杏か。隣にいるのは…確か卯月、だったか。話は聞いているぞ」

卯月「はい、島村卯月です!」

アクロ「それで、私の自室をわざわざ訪ねてくるとは、何か用向きでも?」

杏「かくかくしかじかこれこれこういうワケで」

アクロ「ニュー兵装?知らないが…いや待て、誰から聞いた?」

卯月「昨日の夜サンディエゴさんから聞きました」

アクロ「とすると……あぁ、なるほどμ兵装のことだな」

杏「νじゃなくて?」

アクロ「サンディエゴのことだ、大方変な覚え方でもしたんだろう」

卯月「ま、まぁミューとニューで似てますしセーフですよ!」

杏「いやアウトでしょ。で、μ兵装について知ってることある?」

アクロ「私は装備したことがある訳ではないからな、ここは直接持ち主に聞いた方がいいと思うぞ?」

杏「んじゃそうするか…持ち主って?」

アクロ「シェフィールド、クリーブランド、アドミラル・ヒッパー、赤城、ガスコーニュだな。ここから一番近いのはシェフィールドだ、この棟だからな」

杏「そういや赤城はここに来た時ちらっと見かけたね…」

↓1 誰に話を聞きに行く?(ポラリスメンバー限定)

~寮舎・ユニオン棟~

杏「えーとここで合ってるかな?」

卯月「クリーブランド級って書いてあるし多分そうだよ」

杏「そんじゃ…こんちはー」

クリーブランド(以下クリーブ)「はいはーい、どちらさま……グローウォーム?いやなんか違うな?」

杏「異世界人の双葉杏だよー」

卯月「同じく島村卯月です!」

クリーブ「あぁ!話は聞いてるよ、色々大変だったろ?」

杏「まぁねぇ、死にかけるし卯月ちゃん大泣きするし」

卯月「あれは忘れてぇ!」

クリーブ「ははは。あ、自己紹介遅れたね、私は海上の騎士クリーブランド!よろしくな!」

杏「あーよかった合ってた。ちょっと聞きたいことがあってね」

クリーブ「ここじゃ難だし、部屋上がりなよ。妹達は出かけてるからさ」

杏「んじゃお邪魔しますか」

卯月「うん!失礼しまーす」

クリーブ「紅茶とコーヒーどっちがいい?あ、重桜っぽい名前だし緑茶の方がいいか?」

杏「飴でー」

卯月「もう!緑茶でお願いします」

クリーブ「はいよー。適当に座って寛いでてー」

杏「うーん、なんともアメリカンな部屋だね…」

卯月「ユニオンってアメリカと似た文化なのかな?」

杏「かもね。重桜だから緑茶、って辺り重桜は日本っぽいのかも」

卯月「ところで杏ちゃん、これ…」

杏「うん…この部屋の空気感に不釣り合いなの、間違いなく…」

クリーブ「お待たせ!お、私の自信作気になる?」

杏「自信作って…この…盆栽?」

クリーブ「そう!私の趣味なんだ、いい枝ぶりだろ?」

卯月「ごめんなさい、盆栽の良し悪しはちょっとわからないです…」

杏「ま、生き生きとしてるとは思うけどねー」

クリーブ「そっか残念…あ、お茶どうぞ」

杏「あぁお茶どうも」

卯月「いただきますね」

クリーブ「それで、聞きたいことって?」

杏「かくかくしかじかまるまるうまうまなんだけど」

クリーブ「μ兵装か!それなら実物見た方が早いよな、ちょっと待ってて!」

杏「……忙しいコだねえ」

卯月「あはは…」

クリーブ(μ)「お待たせ!艦隊のアイドルが一人、クリーブランドだ!なんてね」

杏「おぉ……クール系のアイドルなんだねえ」

卯月「とってもカッコよくて可愛いですね!」

クリーブ「て、照れるからやめてくれ!」

杏「で、これ具体的にどう使うの?」

クリーブ「私のはドラム型なんだけど、そのまんまドラムでビートを刻んでやると砲撃が繰り出されるんだ」

卯月「型、って事は他にもあるんですか?」

クリーブ「ああ、他にギター、ベース、キーボードそれとボーカルだな」

杏「オーソドックスなバンド形式だね」

クリーブ「そうなのか?私はこういうのあんま詳しくなくてさ」

杏「詳しくないのにやったのか…」

クリーブ「純粋に選ばれたこと自体は嬉しいしね!期待に応えてこそ海上の騎士ってもんさ!」

卯月「杏ちゃんだって、専門外のこと結構やってるじゃない?」

杏「まあ杏は働くことそのものが専門外だからね!」

クリーブ(あのシャツ、ギャグじゃなかったのか…)

杏「それで、そのμ兵装ってのは杏達にも使えそう?」

クリーブ「あー…どうかな。コレは私用にチューンされてるから多分難しいと思う…杏は駆逐艦で、卯月は重巡洋艦だろ?」

杏「うん」

卯月「そうみたいです」

クリーブ「私は軽巡洋艦だから、尚更難しいと思うぞ。ヒッパーは重巡洋艦だから、もしかするともしかするけど…」

卯月「それじゃあ行きましょう!」

クリーブ「わぁ、待て待て、だから個人用のチューンされてるから多分難しいんだって」

杏「予備はないの?」

クリーブ「生憎と、私は知らないんだ。指揮官か明石か夕張辺りならもしかすると…」

杏「うーむ…」

↓1 何をする?

~執務室~

指揮官「それで、ここに来た、と?」

杏「そうそう」

明石「無理矢理連れ出されたにゃ…」

指揮官「確か試作機があったとは思うが…」

イラスト「ちょうど2機、ありますわ」

杏「なんて都合のいい」

卯月「漫画かアニメみたいですね!」

イラスト「ただ、駆逐艦用に作成されていないものなので、杏さんには少々厳しいかと思われますが…」

指揮官「明石?」

明石「はぁ、しゃーないにゃやったるにゃ。明石が一晩でやってやるにゃ」

指揮官「さっすが明石、話がわかr「800ダイヤにゃ」

指揮官「」

明石「800ダイヤにゃ」

指揮官「…すまない杏、卯月、この話はなかったことn「指揮官様?」

指揮官「……はい。くそ、持ってけコノヤロウ!」

明石「毎度~♪それじゃ早速作業に取りかかるにゃ、忙しくなるにゃ~」

杏「えーと……なんか、ごめんね?」

卯月「ご迷惑をおかけして…」

指揮官「あぁいや、気にしないでくれ」

イラスト「大丈夫ですわ。指揮官様、あれでへそくりが…」

指揮官「何でバレてんのさ!?」

↓1 何をする?または何が起こる?

卯月「そういえば杏ちゃんいつものうさぎじゃなくてクマ持ってるけどそれどしたの?」

杏「昨日明石の店で貰ったー」

卯月「えー、いいなぁ」

杏「歌が聞こえてくるんだって」

卯月「なにそれー」

???「見つけたぁ!」

杏「!?え、いきなり何大声出して、何を見つけたのさ卯月ちゃん」

卯月「私じゃないよ!けど…うん、今の私の声、だったよね…?」

Z35「とう!艦隊の(自称)アイドル、フュンちゃん見参!あなた達ね、異世界のアイドルは!」

杏「なんだ他人の空似かビックリした。というか自分で自分の声聞き間違わないでよ卯月ちゃん」

卯月「てへへ…」

Z35「無視しないで!?」

杏「ごめんごめん。で何だっけ、えーと、ヒュンちゃん?」

Z35「フュンちゃん!」

卯月「フンちゃん?」

Z35「フュンちゃん!!」

杏「おヒョイさん?」

Z35「当てる気あるのかな!?」

杏「それでフュンちゃんが杏達に何か用?」

Z35「言えるんじゃない!あ、サインください!」

卯月「いいですよ!」

杏「ひとつだけ条件があるかな」

Z35「じょ、条件…?」

杏「こう、腕をぐっ、てして、がんばります!って言ってみて」

Z35「へ?えーっ、と……がんばります!…こう?」

杏「あっはははははははははは!!そっくり!!」

卯月「ちょっと!」

杏「まあサインするのはいいけどフュンちゃんアイドルの杏達知らないでしょ、欲しいの?あんず、っと…」

卯月「島村卯月、っと…確かに、知らないアイドルのサインなんてどうするんですか?」

Z35「アイドルの実物に会った記念と、私のサインの参考にね!ありがと……ただの署名にしか見えない!これサイン!?」

杏「わはは、省エネだろう」

卯月「蘭子ちゃんみたいなサイン覚えるべきかな?」

杏「あれは規格外だから。で、サイン欲しかっただけ?」

↓1 何をしに来た?

Z35「そうそう!この間小規模なセイレーン艦隊との衝突があって、その時残骸に変なのが混じってたらしくて」

Z35「その現場の検証した写真があるから、あなた達の世界と関係あるかなーって思って」

卯月「フュンちゃんがそんな写真持ってるってことは、その時現場にいたんですか?」

Z35「ううん、議事録からちょいしてきた」

杏「ちょいて。まあいいか、どれどれ…」

卯月「もやがかかっててよくわからないね……」

Z35「鏡面海域ってそういうとこあるからねー」

杏「んー……?」

↓1 見覚えのあるものは写っていた?(その場合具体的に何かも)

杏「んー……?ねえ、これ魚…にしては生物感なくない?」

Z35「死骸なら生物感はないと思うけど…」

杏「いやそうじゃなくて、こう生々しさっていうか…」

卯月「というかこれ、作り物…ぬいぐるみ?」

杏「……あぁ!ひょっとしてこれサバオリくん?」

卯月「あぁー!」

Z35「え、なにそのさばおりくんって」

杏「鯖のぬいぐるみ」

Z35「鯖のぬいぐるみ!?需要あるのそれ!?」

杏「まあごく一部に。まあ、だとするとこれも杏達の世界案件かなぁ」

卯月「あ、待って杏ちゃん、これ……」

杏「うん?……!?これ、まさか…!」

卯月「サバオリくんだし、多分……」

杏「くっそ…!フュンちゃん!これどこ!」

Z35「えっ!?えーと、座標は…」

杏「ああもうじれったい!連れてけ!」

Z35「待って!待って待って落ち着いて!もしかして知り合いがいたの?」

杏「そうだよ!早く行かなきゃ!」

卯月「ああ…そんな……」

Z35「なら多分、ううん絶対大丈夫だよ!」

杏「何が大丈夫なもんか!髪の毛だけ浮いてんだぞ!こんなの、絶対…!」

Z35「お願い、落ち着いて聞いて」

卯月「…杏ちゃん、話だけ…聞いてみよう」

杏「…………ごめん」

Z35「まず確認なんだけど、その知り合いって生きた人間?」

杏「そりゃまあ…」

Z35「この海域に生体反応はなかったの。殲滅後じゃなくて接敵前からね。だからこの髪の持ち主は生き物じゃない。ほら、海面も別に血に染まってないでしょ?」

卯月「じゃあ、この髪はどういうことなんですか?」

Z35「セイレーンには、色んなもののコピーを作り出して尖兵にする、そんな技術があるの」

杏「クローン技術?」

Z35「ちょっと違うけど、まあ似たようなものと思ってくれていいかな。今までも私達艦隊の仲間や、異世界の友達をコピーして差し向けてきたの」

卯月「なんか…悪趣味ですね」

Z35「私もそう思う。だから多分これはね、セイレーンの駒。あなた達の知り合いじゃない」

杏「じゃあ…このサバオリくんは?」

Z35「ああ、それなら多分……これ」

杏「……………なにこれ」

Z35「魚河岸魚雷」

卯月「魚河岸魚雷」

Z35「塩漬けです」

杏「いや意味わからん」

Z35「これね、装備外装って言うんだけど、魚雷や砲弾の外見だけ変えられる、科学部の発明品なの」

卯月「えーっと、つまり…?」

Z35「そのさばおりくん?は多分、装備外装か何か、そういったカモフラージュを施された魚雷か何かだと思う」

杏「その意味は?」

Z35「流石にそこまではわかんないけど…セイレーンって時々よくわからないノリで動くことあるから、それかも」

杏「えぇ……」

卯月「まあ…これが、その…死体、じゃないとわかったから良かったけど…」

杏「セイレーンは杏達の世界を認識か観測か、何にせよ今回の件に絡んでる、ってことだね」

Z35「多分。今までもそうだけど、セイレーンをどうにかしたら解決してたからね!」

杏「なんか大雑把だなぁ」

↓1 何をする?

~資料室~

杏「とりあえず他に似たような案件がないか調べに来てみたけど…」

卯月「多すぎてどれから調べればいいかわからないよぉ」

杏「まー卯月ちゃん片付けとか苦手だからね」

卯月「杏ちゃんには言われたくないけど否定できない……」

>>86「こら!ここは関係者以外立入禁止ですよ!」

↓1

赤城(ただしぴにゃ顔)

杏「え?あぁごめブッフォ⁉」

卯月「杏ちゃんきたない!もう、何どぅぇぇぇぇぇ!?」

ぴにゃ?「何ですか人の顔を見るなり吹き出したり腰抜かしたり、失礼な」

杏「いやだって、え、えぇぇ…?」

卯月「す、すごく煽情的なぴにゃこら太もいるんだね……」

ぴにゃ?「ピニャコラーダ…?確かユニオンのお酒だったかしら」

杏「いやいやおかしいでしょ!人間態ぴにゃとか何アレめちゃキモい!」

ぴにゃ?「人間態…?……ああ!」

赤城「私としたことが、面を着けていたのを忘れていましたわ」

杏「あぁなんだ赤城か……びっくりさせないでよ」

卯月「KAN-SENの方だったんですね…島村卯月です!」

赤城「それで、あなた達はここで何をしていたのかしら?事と次第によっては…」

あんうづ(こわいこわいこわいこわい!)

杏「かくかくしかじか」

卯月「しかくいむーぶ」

赤城「なるほど、鏡面海域で変なものが発見された案件を調査中、と」

杏「で、多分だけど赤城のそれ、鏡面海域で見つけたんじゃない?」

赤城「よく分かりましたわね。ひょっとしてあなた達の世界の?」

卯月「そうです!ぴにゃこら太っていうマスコットキャラです!」

赤城「マスコット…?このブサイクが?せめて饅頭かオフニャくらいの愛嬌を持ってきて欲しいものだわ」

杏(全く同意だけどそれなら何でアンタそんなブサイクつけてんだ、とは聞けない)

赤城「まあいいわ。ええ、今朝発生した鏡面海域で拾ったものよ。加賀の狐面に対抗してみたのだけど、パッとしないしあなた達にあげますわ」

杏「超いらない」(あ、ありがと…)

卯月「杏ちゃん、逆逆」

杏「ああそれより、もしかしてその鏡面海域、普段戦ってる駒とはちょっと違うのいなかった?」

卯月「私達みたいな、こう…普通の女の子って感じの!」

赤城「それ逆に私が普通の女の子じゃないって煽ってるのかしら?そうね……」

↓1 駒の特徴

赤城「かなり大柄なのがいたわね。艦種で言えば戦艦、それも超弩級の」

杏「…あの、それひょっとして服がやたら派手で、なんかにょわにょわ言ってなかった?」

赤城「一言も口を聞いてないからその、何?如環?だか何だか言ってた覚えはないけど、確かに服は極彩色で派手でしたわ」

杏「あぁー……」

卯月「ビンゴ、だね」

赤城「そういうのを調べていたの、あなた達?」

卯月「そうなんです。赤城さんは他にご存知ありませんか?」

赤城「……ここから、そこ」

杏「へ?」

赤城「ここ一週間の記録ですわ。私の知る限り、珍妙な駒が散見されるようになったのはその頃」

卯月「わ、本当ですか!?ありがとうございます!」

赤城「早く帰って貰えればそれだけ指揮官様にひっつくムシが減るだけの事ですわ。消灯までには戻りなさい」

杏「……なんかヤバそうな人かと思ってたけど意外といい人だったね」

卯月「最初本当に殺されるかと思ったよ…」

↓1 有益な資料どれだけ見つかる?コンマ高いほど成果高、ゾロ目で…?

卯月「うーん、4件かぁ。多いのかな少ないのかな」

杏「他の週の鏡面海域レポートの数と比べるとちょっと多いし、やっぱ異常は異常なんじゃないかな」

卯月「やっぱりそうかな?でも、結局これも大体もやがかかってるみたいで見づらいね」

杏「フュンちゃんいわくそういうものらしいから仕方ないね」

↓1-4 駒の特徴

杏「それじゃ1件ずつ確認しておこうか。まずはこれ」

卯月「ピンク色の……あぁ、これは」

卯月「杏ちゃんのうさぎだね」
杏「ベルフェゴールだね」

あんうづ「えっ」

卯月「えっ、いやこれは杏ちゃんのうさぎじゃ…て言うかベル…なに?」

杏「ベルフェゴール。ほらグランサイファーで戦ったでしょ、覚えてない?」

卯月「覚えてるけど…えっだからそれって杏ちゃんのうさぎ…」

杏「あの時も言ったけど全然違うよ?みんな杏のうさぎだって言うけどどこが同じなんだか私にはさっぱりだよ」

卯月(誰が見ても同じだって言うと思うけどな…まあ、黙っておこう)

卯月「えっとそれじゃ次、これ」

杏「……デカいね」

卯月「……うん」

杏「デカいって言えばそれはもう…でもこの艦隊にもデカい人結構いるからなぁ、イラストリアスとか」

卯月「あぁ、確かに…じゃあとりあえずこれは保留かな」

杏「決定打には欠けるからね」

杏「じゃ次…といってもこれも正直決定打には欠けるんだよね」

卯月「あ、肌の色が濃いね」

杏「そそ。ウチにも何人かいるけど、ここはそれ以上に多いからね」

卯月「でもさっきのもそうだけど、艦隊の人が見覚えないからこうして記録してあるんじゃない?」

杏「ま、ね。そうでなきゃわざわざ特記事項作らないし、とりあえず記憶に留めておいて損はないと思う」

卯月「じゃあ最後ね」

杏「うん?別に写真には変なの写ってないけど」

卯月「レポートの内容がね。読むね、えーっと…」

卯月「未確認のセイレーンと思しき個体(以下これを個体Xと記す)と遭遇。特記する程の性能はないが、個体Xは他個体と違い言語能力を有していた模様」

杏「言葉を話すのがいるっていうのはちょっと厄介かもなあ」

卯月「但し“Yum,Yum,May-cha Yum”などと繰り返すばかりで意思疎通は困難と思われる」

杏「……ちょっと」

卯月「こちらの砲撃が個体Xの魚雷に誘爆、炎上、自沈した……だって」

杏「こんなとこ来てまで炎上すんなよ!!」

杏「最後に変なオチがついちゃったじゃん…なんか別の意味で疲れたよ」

卯月「そういえばもういい時間だね、とりあえず戻って休もうか」

杏「そうしよ……」

~異世界3日目~

卯月「杏ちゃん起きて、杏ちゃん!」

杏「んぁ……?ぁー、また昼…?」

卯月「いや、お昼にはまだ早いけど……」

杏「…おやすみ」

卯月「ちょっと!」

杏「んぁーもうわかったよぅ…」

↓1 何をする?

杏「そういや艤装は貰ったけど使い方よく知らないし軽く慣らしとくべきかな」

卯月「それはμ兵装完成してからでもいい気がするけど…ん?あれ、杏ちゃん、艤装を貰ったって?」

杏「あーそっか、色々ゴタゴタしてたから卯月ちゃん丸腰なのか…μ兵装の進捗ついでに明石の店行ってみよっか」

卯月「ここのお金持ってないんだけど…」

杏「指揮官のツケでイケるイケる」

卯月「えぇー…」

~購買部~

杏「こんちはー、明石いるー?」

卯月「おはようございまーす」

明石「はいはいいらっしゃいませにゃ~…あ、μ兵装取りに来たのかにゃ?」

杏「そうそう。できた?」

明石「完成して執務室に持って行ったからここにはないにゃ」

卯月「ホントに一晩で作っちゃうなんてすごいですね!後で取りに行かなきゃ」

明石「んっふっふ~、もっと褒めるといいにゃ。って、後?すぐじゃないのかにゃ?」

杏「あー、卯月ちゃんが艤装何もないっていうから都合してくれないかなって」

明石「あ~……都合してやりたいのは山々だけど、今ロクな装備箱がないのにゃ」

杏「箱にも良し悪しがあるのか…」

卯月「どういうことですか?」

明石「ざっくり言うと課金ガチャと無料ガチャみたいなもんにゃ」

卯月「???」

明石「代わりに倉庫にある中古のものなら都合できるけど、どうするにゃ?」

杏「卯月ちゃんの事だから卯月ちゃん決めなよ」

↓1 中古を貰うか箱にするか(箱の場合コンマゾロ目以外ほぼ初期装備級になります)

卯月「うーん、じゃあお古のものにしておきます」

明石「了解にゃ、持ってくるからちょっち待ってるにゃー」

杏「いいの?」

卯月「うん、ほら私っておみくじ引くとだいたい吉じゃない?」

杏「?どういうこと?」

卯月「ろくなのないってことは、低止まりの平均値引きそうだなーって」

杏「あぁー」

明石「待たせたにゃ。203mm連装砲A、610mm三連装魚雷、QF2ポンド四連装ポンポン砲、それとバルジに、ジャイロスコープにゃ」

卯月「わ、ありがとうございます!」

杏「あー、卯月ちゃんのが設備それっぽいなー…このバルジとか良さそうじゃん」

明石「にゃっはははは、杏のその胸でバルジは無理でしょ」

杏「なんだとコノヤロウ」

卯月「と、とりあえずμ兵装受け取りに行こうよ!ね?」

~執務室~

指揮官「来たか。呼びに行ったらいなかったから館内放送でもかけようかと思っていたところだ」

杏「迷子じゃないんだから」

卯月「それで、μ兵装はどこにあるんですか?」

イラスト「こちらの部屋に。早速換装なされてみては?」

杏「いいねいいね」

杏(μ兵装)「おー、これが杏用μ兵装かぁ」

卯月(μ兵装)「とっても似合ってるよ杏ちゃん!」

杏「ははは、卯月ちゃんこそ」

イラスト「お二人とも、とってもよくお似合いですわ」

指揮官「ガールズバンドという話は聞かなかったからどちらもボーカル型調整をしたが、問題はなかったか?」

杏「おっけおっけ。というか杏にドラム型とか渡されても困ったよ、死ぬよ」

卯月「でも杏ちゃんもUnlock Starbeatで普通にドラム叩いて」

杏「卯月ちゃん、それ以上いけない」

杏「さーて、それじゃ早速肩慣らしにでも行こっか」

卯月「うん。それにしても…」

杏「うん?」

卯月「杏ちゃんが自分からレッスンに行こうだなんて……ぐすっ」

杏「泣くほどのことかな!?まあほら、帰れないと困るし、生死にも関わるしね、仕方なくだよ仕方なく」

卯月「そういうことにしておくね」

指揮官(こいつらの元の日常はどうなっているんだ……?)

イラスト「肩慣らしでしたら近海に良い場所がありますわ。指揮官様、私が同伴してきても?」

指揮官「そうだな、頼む」

イラスト「それでは参りましょうか」

杏「ういうい」

卯月「島村卯月、がんばります!」

杏「ぷはははは!やっぱフュンちゃんそっくり!」

卯月「もー!」

~近海域~

イラスト「この辺りにはセイレーンの末端たる量産型艦船がちょくちょく湧いているんです」

杏「え、それ危なくない?」

イラスト「漁師の方が銛1本投げるだけで沈む程度の末端なので」

卯月「それ量産する意味あるんですか…?」

イラスト「私は後方で待機しておりますわ。危険を感じたら援護いたします」

杏「うーし、いくよ卯月ちゃん」

卯月「うん!」

↓1 コンマ02以上で成功 ゾロ目で…?

S 完全勝利

杏「こんなとこかなっと」

卯月「お疲れー」

イラスト「大変お見事でしたわ」

杏「いやだって、歌うどころか、あ、って一言で出る豆鉄砲で沈むんだもんどう苦戦しろってのさ」

卯月「あはは…まあ、確かにね…」

イラスト「それではもう少し強力な量産型の出る海域まで参りましょうか?」

杏「折角だし行くかー」

↓1 コンマ
01~50 近海
51~90 遠洋
91~98 前線
ゾロ目 ???

イラスト「この辺りで良いでしょうか」

卯月「大して変わってないような…」

イラスト「焦っても良いことはありませんわ。先程の量産機よりは歯応えがあるはずです」

杏「せめてあん肝のワンコーラスくらい持ってくれよー?ん?あん肝…」

※このレスのコンマが50以下で杏がいらん事を思いつきます

↓1 コンマ10以上で成功、ゾロ目???

C 時間超過

卯月「あっ、逃げられた!?」

イラスト「あらあら、マイクに不調でも出てしまいましたか…?」

杏「いやほら、μ兵装って歌の力で攻撃するじゃん?あん肝持ってると謎の歌聞こえてくるじゃん?つまり、真・カエダーマ大作戦が成功するかな、と」

卯月「杏ちゃーん!?」

イラスト「いけませんわ、ちゃんと杏さんのお声をかけないと」

杏「ちぇー、ダメか……」

イラスト「どうされます?戦闘訓練続けますか?」

↓1 続ける場合>>115と同一のコンマ判定

杏「まあまあ、さっきは注意散漫だっただけだし、ちょっと本気出すよ」

卯月「注意散漫っていうかただの悪巧みじゃないかなぁ」

イラスト「それでは杏さんの本気、拝見させていただきますわ」

↓1 コンマ05以上で成功、ゾロ目???

B 作戦成功

杏「ぜー、ぜー……ちょっとイラストリアス!いきなり強すぎない!?」

卯月「し、島村卯月、がんばりました……ひぃ、ひぃ……」

イラスト(こんな所でこんな苦戦を強いられるとは、何かおかしい…?)

イラスト「杏さん、卯月さん、すぐ帰投いたしますわ、お休みはそれからになさってください」

杏「人使い荒いー……」

↓1 コンマ10以下で…?

~執務室~

イラスト「ただいま帰投いたしました」

卯月「戻りましたー…」

杏「たー」

指揮官「お疲れ様。どうだった?」

イラスト「運用に特に問題はありませんでしたわ。それより……」

指揮官「うん?二人には席を外してもらった方がいいか?」

卯月「何か大事なお話でしょうか?杏ちゃん、行こ」

イラスト「…いえ、聞いていただいた方がよろしいかと」

杏「部屋戻って昼寝しようと思ったのに…」

イラスト「まあそうおっしゃらず。近海域におそらく鏡面海域が発生いたしました」

あんうづ「…!」

指揮官「おそらく、というのは?」

イラスト「疲弊したお二方を巻き込めませんでしたので」

指揮官「妥当な判断だな。続けてくれ」

イラスト「根拠ですが、近海域の量産機としてはあり得ない耐久性能を誇っていたことですわ。鏡面海域から流れ出てきたものと推察いたします」

指揮官「なるほどな……赤城から話は聞いている。二人とも、ここ最近の鏡面海域の異常を調査していたそうだな」

杏「うん。ウチのアイドルのパチモンがいるみたい」

指揮官「報告にあった未確認セイレーンはそれか……」

イラスト「調査隊の結成を進言いたしますわ」

指揮官「…二人はどうする?あるいは仲間を敵に回す事になるかもしれないが」

あんうづ「…………」

↓1

切れてたの気付かなかった、ごめんなさい

↓1 行くか行かないか

杏「…杏は部屋戻って寝てたい」

卯月「…杏ちゃん」

杏「週休八日、不労所得、印税生活。伊達や酔狂で言ってるんじゃないよ」

杏「でもさ。ここで引くのは、やっぱなんか違うじゃん?杏にだって譲れない矜恃ってもんがあるんだ」

杏「行ってやろーじゃん!そんで親玉ボコって、元の世界帰る方法ゲロらせて、めでたしめでたしだ!」

卯月「…うん!指揮官さん、私も行きます!」

指揮官「…そうか、了解した。では調査隊を編成する。イラストリアス、双葉杏、島村卯月、三名はそれまで戦闘態勢で待機」

イラスト「承知いたしました」

杏「了解!」

卯月「了解ですっ!」

↓1-3 編成(主力2、前衛1)

クリーブ(μ)「よっ、杏、卯月!」

卯月「あ、クリーブランドさん!」

杏「あれ、μ兵装?」

クリーブ「杏達が行くって聞いてね!その支援ならやっぱコレしかないだろ?」

杏「艦隊戦なのかライブバトルなのかわかんなくならない?」

クリーブ「あっはっは、確かに!」

イラスト「ご歓談中失礼しますわ。ほら、ユニコーンちゃん」

ユニコーン(歌姫)「あっ…うん…私、支援空母のユニコーン…がんばるから、よろしくお願いします…」

卯月「わぁ、とっても可愛い!島村卯月です、よろしくね?」

杏(ちっちゃいように見えて意外と“ある”ねこの子)

クリーブ「ユニコーンがいてくれるなら心強いな!服も気合入ってるじゃないか!」

ユニコーン「うん…アイドル、って聞いたから、ユニコーンも、って思って…」

杏「おぉー、ひょっとしてアレかな?ライバル意識?」

ユニコーン「あ、ちが、そういうのじゃなくて……」

イラスト「杏さん、あまりユニコーンちゃんをいじめないであげてくださいな」

杏「はは、ごめんごめん」

ウォースパイト(以下ウォスパ)「揃ったようね。遅れて申し訳ないわ」

イラスト「あらウォースパイトさん。大丈夫ですわ、今揃ったところですので」

ウォスパ「そう。今回調査に任命されたウォースパイトよ。杏と卯月だったわね、よろしく」

卯月「はい、よろしくお願いします!」

杏(ちっちゃいように見えて普通にちっちゃいな…)

ウォスパ「…今大変失礼なことを考えていなかったかしら?」

杏「気のせいだよ」

ウォスパ「…まぁいいわ。それでは、行きましょうか」

イラスト「そうですわね。皆様、準備はよろしいですか?」

ウォスパ「勿論」

クリーブ「いつでもいいぞ!」

ユニコーン「うん…ユニコーン、がんばる…!」

卯月「はっ、私のアイデンティティ取られた気が…!じゃなくて、島村卯月がんばります!!」

杏「あいよー」

イラスト「では…抜錨!」

~鏡面海域~

杏「これが鏡面海域かぁ」

卯月「なんていうか…気味の悪いところだね」

杏「色がない、っていうかねー。空間そのものに生気を感じないよね」

クリーブ「ま、一種の異空間だからね。異常を感じるのも無理はないと思うよ」

イラスト「私達は慣れてしまったのが些か嘆かわしい話ですわね」

ユニコーン「姉ちゃん……2時の方角…何か、いるよ…」

ウォスパ「早速お出ましかしら?皆、警戒を緩めず接触するわよ」

↓1 発見したセイレーン艦隊旗艦

ユニコーン「敵影視認…あれはピュリファイアーだね…」

卯月「ピュリファイアー?」

クリーブ「セイレーンの上位個体だ。何でも個体に替えが利くらしくて会う度自爆してる」

杏「えぇ……」

イラスト「ピュリファイアー、ということは杏さん達の解決には至らないでしょうか」

ウォスパ「どのみちアレを潰さない事には始まらないわ、幸いこちらには気付いていないようだし…」

↓1
1.「先手必勝、叩き潰すわ」
2.「しばらく様子を見ましょう」
3.「話せばきっとわかってくれます」

ウォスパ「先手必勝、叩き潰すわ!Belli dura despicio!」

イラスト「聖なる光よ、私に力を!」

ユニコーン「後方支援は任せて…!」

クリーブ「ライトオン!戦闘開始(ライブスタート)!」

卯月「島村卯月、がんばります!」

杏「よーし、みんながんばれー」

卯月「杏ちゃん!!」

↓1 コンマ高いほど大ダメージ

ピュリファイアー(以下ピュリ)「あっはははは、さっすが私プロデュースの腕も超一流ぎゃぁぁぁ!?」

ウォスパ「ちっ、沈め損ねたわね」

ピュリ「誰だゴルァァ!!おや?おやおやぁ?これはこれはアズールレーンの皆々様ではございませんかァ卑怯にも不意打ちかましてくれやがったのはお前らかァ!!」

杏「うわぁ、ヒャッハー入ってる輝子ちゃんより目がヤバい」

卯月「外見はかわいいのに……」

ピュリ「んん~?あれぇ、私の作ったお人形が何でそんなとこに?ん?つか喋ってる?喋るように設定したのそんなにいたかな、つーか卯月と杏はそもそも作ったか?あれ??」

クリーブ「杏達の事を知ってる?ってことはやっぱり黒幕はお前か!」

イラスト「それではキリキリと吐いていただく他ありませんね」

ピュリ「バカも休み休み言うんだね!行け!」

↓1-5 ピュリファイアーの駒のアイドルもどき

早耶?「…」
美紗希?「…」
美里?「…」
愛結奈?「…」
柚?「…」

杏「……ユニットに一貫性がねえ!なんだアレ!」

クリーブ「ってことはやっぱ知り合いか!」

卯月「はい!同僚です、ですが…」

杏「造形だけはそっくりだけどね、てんで生気がない!特に何だあの死んだマグロの目みたいな柚ちゃんは!いっそ別人だよ!」

卯月(ぴにゃの話小一時間聞かされてる時とかいちごパスタ食べさせられてる時とか割とあんな目になってるけど黙っとこう)

ピュリ「はっ、お前らが何で喋ってるか知らないけどお前らだってこいつらの同類だって事忘れてんじゃねぇよ!」

杏「アホか!杏達はオリジナルだ!!」

ピュリ「えっ嘘マジで…?」

ウォスパ「怯んだ隙に一気に畳み掛けるわよ!」

イラスト「やはり杏さんは智略に長けてらっしゃいますね、うふふ」

杏「いや別にそういう意図なかったんだけどまあいいや」

ユニコーン(さっきからやってる事ずっと卑怯…ユニコーン、やっぱり悪い子……)

↓1 コンマ高いほどボコボコ

ピュリ「ぐぇぇ……容赦なさすぎる…見た目お前らの仲間だぞこいつらは……」

杏「うん正直杏もやり過ぎたと思ってる」

残骸「」

イラスト「もうまるで面影がないくらい粉微塵ですわね」

ピュリ「こうなったら自爆するしかねえ!……あれ?」

ウォスパ「そう毎度同じことさせる訳がないでしょう。統計から推測して最初の不意打ちで自爆装置は破壊したわ」

ピュリ「なんだと」

クリーブ「さぁて、それじゃ洗いざらい吐いてもらおうか」

ピュリ「はっ、そんなんで吐くわけないだろぶぁ~か!……と言いたい所だけどまぁいいや、教えてあげるよ」

ユニコーン「いつものピュリファイアーらしくない…?」

ピュリ「別にこれ話したところで私ら困らないし~?」

ウォスパ「ならさっさと吐きなさい」

ピュリ「おぉ恐」

ピュリ「事は単純だよ、暇だったから駒を作る要領でアイドル作って“デレステごっこ”してたんだよォ!」

ウォスパ「は?」

クリーブ「杏、知ってるか?」

杏「いや知らない。何ソレ」

ピュリ「まぁお前らは所詮別世界の観察とかできないからなぁ!そんな程度だよひゃっはっは!」

杏「なんか腹立つなコイツ」

イラスト「それで?杏さん達が元の世界に帰る方法は何なんです?」

ピュリ「知らんそんなもん。ていうかオリジナルがこっちの世界にいるなんて初めて知ったくらいだし」

卯月「えぇ!?それじゃあ私達…」

ピュリ「そうだねぇ帰れないねぇざまぁみろあっはっはっは!!」

杏「よしやっぱこいつシバこう」

ピュリ「そうはいかないなぁ!お前らにやられる前に“この私”は時間切れさお前らに負けたんじゃないただ力尽きただけだ!負けてねーし!あっはっはっは、ひゃーっはっはっは…」

ユニコーン「……沈んじゃった」

イラスト「…鏡面海域が晴れていきますわね」

ウォスパ「あなた達はこれからどうするの?帰る手がかりは絶たれてしまったようだけど」

杏「あー…とりあえずまたしばらく厄介になってゆっくり探すしかないかなーって」

卯月「うん…私達いてもいいですか?お邪魔じゃないでしょうか」

クリーブ「それは多分構わないと思うけど」

ユニコーン「……!」

ユニコーン「何か、来るよ…!」

クリーブ「!セイレーンか!?」

イラスト「空間に、穴が…!?」

ウォスパ「総員、戦闘配備!」

???『あんずー……』

卯月「…あれ?もしかしてこの声…」

杏「え、まさか…こずえ?」

こずえ「あんずー、きたー……」

ウォスパ「てーっ!!」

杏「わー待て待て待てぇ!」

こずえ「ふわぁ…?」

ウォスパ「よ、避けられた!?この距離で…!?」

イラスト「それどころではない気がいたしますわウォースパイトさん」

杏「まったくもう!まったくもう!」

ウォスパ「いや本当申し訳ないわ…」

卯月「でもこずえちゃんが何故ここに?私達と同じように召喚されちゃったのかな」

こずえ「こずえー…あんずと、うづき、むかえにきたのー…」

杏「は!?いやどうやって!」

こずえ「よしのと…きょうりょくー…」

杏「あっすごい納得した」

イラスト(それで納得するって杏さん達の世界どうなっているのでしょう)

クリーブ「まあそれはそれでいいとして、とりあえず帰れるってことでいいのか?」

こずえ「いいのー…さー、かえろー…」

卯月「うーんでも流石に何の挨拶もなしに帰るのは…」

杏「だねえ。ちょっと待ってくれない?」

こずえ「むりー…あな、とじちゃうー」

イラスト「時間がない、ということですわね。杏さん、卯月さん、指揮官様には私から伝えておきますわ。どうぞ、お帰りになってください」

ユニコーン「お家は大事…だもんね」

クリーブ「セッションできて楽しかったよ!私も練習欠かさないようにしとかないとな!」

ウォスパ「あなた達の事は忘れないわ」

卯月「うぅ…ぐすっ、私も皆さんのことは忘れません!」

杏「それじゃ、まあ、バイバイ、かな。元気でねーみんなー!」

こずえ「れっつごー……」

~ 杏「目覚めたら海の上にいた」 完

~数日後~

イラスト「…あらあら♪」

指揮官「…で、何でいるのキミら」

杏「おー、邪魔してるよー」

卯月「お邪魔してます!」

指揮官「いや無事帰れたんだよね!?何でまたいるのさ!」

卯月「同僚のアイドルの子に異世界転送装置を作って貰ったので遊びに来ちゃいました!」

指揮官「異世界ってそんな隣町行くくらいの感覚で行き来できるものじゃないだろ」

杏「いやー、杏達がフュンちゃんに書いてあげたサイン、アレで世界の時相を特定して…えー何だっけ?」

卯月「そんなの覚えてないよ!」

杏「…というわけだ」

指揮官「えぇ……」

イラスト「まぁまぁ、良いではありませんか指揮官様。早速歓迎のお茶会の準備をいたしましょう♪」

卯月「じゃあ折角なのでライブしていこうか杏ちゃん!」

杏「えぇー……」

卯月「名目上慰安訪問ってことになってるんだから、お仕事お仕事!」

杏「ちぇー……しゃーないなぁ」

おわり

特に意味のないおまけ

~346プロ~

モバP「コラァグローウォーム!逃げんなァ!」

グローウォーム「わはははは!このグローウォーム様を捕まえるなんて百年はやーい!」

モバP「くっそ、見かけ杏のくせに杏よりパワーもスピードもあって捕まらねぇ…」

きらり「にょわー⭐おはようございまーす⭐」

モバP「あぁちょど良かったきらり!そいつ捕まえて!」

グローウォーム「なぁ超弩級戦艦!?こうなったら、ミリオンヘッドスマッシュをくらえぇー!」

きらり「にょわっ!?」

グローウォーム「……あれ?全然効いてない」

きらり「……にゅふふ…グローウォームちゃんが抱きついてきたにぃ⭐きらりんルームにお持ち帰りぃ⭐」

グローウォーム「ぎゃー離せぇー!」

モバP「待てきらり!そいつには杏の代役の仕事があるんだ、置いてけきらりぃ!!」

その後グローウォームの行方を知る者はいない…

おわりです。安価ってどんなもんかと初めて手を出してみましたが、うーんなるほど納得、というかなんというか
html依頼してきます

(そういえば颯/ミンスク出すつもりで出すタイミング見失って終わってしまった)

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