バカ「つまりこれは、最近流行りの風による…」

バカ「学級閉鎖じゃね？」

ヤマイ「なんと、魔界の瘴気が皆を蝕んだというのか…」

ヤマイ「ってか、ヲタとロボから聞かなかったのか？」

バカ「あ、そーだった、でもケータイ忘れたからなぁ」

ヤマイ「そうか…」

ヤマイ「どうする？ここにいる意味ないんなら僕はもう帰りたいんだが…」

バカ「なぁ…」

ヤマイ「ん？」

バカ「ここにはウチらしかいない、その意味わかるな？」

ヤマイ「は？」

バカ「という訳で、今から皆の机の中を覗く！」

ヤマイ「何がという訳なんだ？」

バカ「いやだってあいつらがどんな忘れ物してるか気になるやん？」

ヤマイ「確かに」

バカ「よーしまずはヲタからいくぞー！」

ヤマイ「おー！」

バカ「お、描きかけの漫画があるぞ、どれどれ…」ﾍﾟﾗ

バカ「あれ？」

ヤマイ「どうした？」


バカ「いや、このキャラワセダに似てるなーと…」

ヤマイ「奴も因縁があるのか…」

バカ「何かあったのかねー？」

バカ「次はロボだな」ﾁﾗ

ヤマイ「これは…」

バカ「あいつ、机の中で細菌育ててんのか？」

ヤマイ「バイオハザードでもやらかすつもりか」

バカ「かゆうま」

バカ「さて次はロリだな…」ｺﾞｿｺﾞｿ

ヤマイ「それは…」

バカ「下着か、アイツがこんなでかいわけねーじゃん」

ヤマイ「だな」


バカ「リリィは…何もなしか、つまんねーな」ｺﾞｿｺﾞｿ

バカ「ムカつくからイスに手汗でも塗り込んどくか」ﾇﾘﾇﾘ

ヤマイ「何という呪い…」

バカ「マジョの机は…見ない方がいいな」

ヤマイ「そうだな」

バカ「マジメは…」ｺﾞｿｺﾞｿ


バカ「お？なんだこのノート…」ﾍﾟﾗ

バカ「田中さんは…」




マジメ「うわああああああああああああああ！！！！！」ﾀﾞッ

バカ「うお！？」

マジメ「ハァハァ…危なかった…」

バカ「マジメ！？何でここに？」

マジメ「いえ、ちょっと忘れ物をしたので…」

ヤマイ「病に伏せっていたのではなかったのか？」

マジメ「はい？」

バカ「今日学級閉鎖じゃねーの？」

マジメ「いえ、創立記念で休みですけど」

バカヤマイ「「えっ」」

マジメ「まさか知らなかったんですか？」

バカ「聞いてなかった」

ヤマイ「同じく」


ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ヲタ「あ、やっぱり来てた」

ロボ「予想通りね」

バカ「お前ら…」

ロリ「何だ、皆考えることは同じか」

リリィ「そうみたいね」

ヤマイ「フッ、結局全員集合か…」


ﾊﾞｧﾝ


マジョ「み、皆さんおはようございます！」

ヲタ「何で掃除用具入れから出てくんだよ！？」

マジョ「私も休みだなんて知らなくて…」

バカ「よーし…折角集まったし」


バカ「皆でカラオケでも行かね？」

ヲタ「おう、いいな」

ロボ「私も構わないわ」

マジメ「あ、じゃあ私も！」

バカ「ロリはおねむになりそうだから行けないかな～？」

ロリ「ば、バカにすんな！」

マジョ「わ、私なんかがカラオケなんていいんでしょうか…」

ヲタ「いいに決まってるだろ」

バカ「ヤマイも来るよな？」

ヤマイ「群れるのは嫌いだ、だが…」



ヤマイ「余興に付き合うのも悪くないな」

バカ「来たいんじゃねーか」

バカ「じゃあ行くか！」

リリィ「あ、待って、その前にちょっと休憩…」ﾍﾞﾁｬ


リリィ「ううっ…」ｿﾞﾜｿﾞﾜ

バカ「あ、そこウチの手汗…」

リリィ「」

ヲタ「ってお前ら制服じゃん」

バカ「あ、そーだった、ヤマイパーカー貸して！」ｸﾞｨッ

ヤマイ「やめろ！それじゃ僕が困る！」


ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ






ワセダ（田中とかが間違って来ていないか心配して見に来たが…）


ワセダ（いらん心配だったな）


～おわり～