【デレマス】誕生日 (19)

ドキドキ

小春「あ……ッ」

――それはヒョウくんのペロペロでも、自分で入れるのとも違う

小春「プ…ロデューサー……」

ハァッ

ハァハァ

――呼吸が苦しい

――好きな人にしてもらうだけでこんなになるのか

P「小春……」

ズイッ

小春「あ……」

コクリ

――思わずうなずいてしまう

――今からされるのが何か、知らない子供でもない

――だから



小春「愛してます……」

――その一言で



――私のもう一つの人生が始まる

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585749372

古賀小春誕生日SSです

短いですが、お付き合いを

すべて、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

ムクッ

小春「あ……」

小春「夢……?」

キョロキョロ

――まだ頭に血が通ってないみたいで、少しボーっとしている

小春(ここは……)

――まったく見慣れぬ天井

――そう



P「おはよう、小春」

小春「Pさんっ!」

ハッ





小春「ええと…………」



小春「……あなた」

P「よくできました」

――そう、昨日の私の誕生日一日前。つまり19歳最後の日。私はかつての担当プロデューサーと結婚式をあげた

――かつて……というのは、私はもうアイドルをやめてロリータ系のモデルをやっているからだった

――そもそもの……付き合うきっかけは、アイドル時代の誕生日のことだった

――X年前

パパーン

『誕生日おめでとう、小春(ちゃん)(さん)(ですぅ~)(れす!)』

小春「ありがとうございます~」

「小春さん、プレゼントですわ」

「……桃華と……一緒に選んだ……」

「あの……小春ちゃんの…絵を描きました……」

「私の歌声……小春ちゃんに届いて……」

「冒険心は大切です!」

――楽しい時間なんてあっという間に過ぎる

P「それじゃあ、時間も遅くなったしみんなも解散だな」

「ぶーぶー」

「でも、遅くなるとパパが心配するわ」

「千枝も、心配させたら悪い子になっちゃいます!」

P「じゃあ、みんな送るぞ」

「あら、心配ありませんわ。本日のPちゃまはお姫様を最後までエスコートしていただかないと」

「私が車の手配はしましたから、お二人はどうぞごゆるりと……」

P「そうか……すまんな」

小春「ありがとうございます~」

――こうして部屋には私とPさんだけが残ることになった

小春「じゃあ、プロデューサーさんと一緒に帰り……」

ズキッ

小春「痛たたた……」

P「どうした?レッスンか何かで足を痛めたか?」

小春「ち、違います~……最近、夜寝てるときとか痛くて……」

P「あー……成長痛ってやつか。あれはしばらく続くからな」

P「よし、少しマッサージしようか」

サスサス

ピクッ

小春「あ……(///)」

スリスリ

小春「あっ……あ……(///)」

ピクピクッ

P「って、小春?!こ、声が(///)」

小春「だって……プロデューサーさんの手が……手がぁ……」

ブルルッ

小春「んくぅ……!」

P「とりあえず、一旦止めて……」

グイッ

P「小春……?」

――その時、どうしたのか

小春「プロデューサーさぁ……ん」

――私にもわからなくて

P「こはr……ん?!」





――気がついたら、一つになっていた

――次の日、恥ずかしさで二人して目を合わせないでいたら、直ぐにみんなにバレてしまったのはいい思い出だ

――ありすさんと桃華さんがやるせない顔をしていたのは……少し前に気がついてしまった

――あぁ、二人には……

――……って

――でも、もう私の隣はあの人だけの位置であるのは生涯……

――違うかな

――子供が生まれるまでの定位置







――こ、子供……っ?!

――今更ながら、それを作るのは私。旧姓古賀小春の役目

――わかっていても、今すごいドキドキが止まらない

小春「わ、私がPさんの……赤ちゃんを……」

小春「……産んじゃっていいんだよね」

P「あぁ、それは小春でないとできないな」



――ふと聞こえるPさんの声





――アレ?……もしかして



P「さすがにそれだけおっきな独り言は……な」

ボカボカ



ボッカーン



――今、確実に私の中で何かが爆発を起こした



P「お、おい?大丈夫か……」

グイッ

――無意識にPさんの手を掴む

P「お……?」

小春「あ な た」

小春「二十歳の誕生日プレゼントは」





小春「女の子がいいです―― 」

――こんなにドキドキしたのは、小学生の時に営業帰りにゲリラ豪雨に襲われ、びしゃびしゃになって……

――偶然にもPさんのお家の近くだったのでお風呂と洗濯機を借りて

――あがった時、自分の服と下着がPさんの家の洗濯機で洗われているのを見て、改めて



小春「あ…小春……今プロデューサーさんのお家にいるんです……ね」



――って気付かされた以来かな

――だから、覚悟してくださいね



―― お 父 さ ん

~Fin

久々の同人以外でのそんな話でした



次回は奈緒と千枝のバトル予定です

ではありがとうございました

今読み返したが、小春要素が微塵しかない……すまぬ(エイプリールフールなんで嘘前提で進め、途中で路線変更した弊害です)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom