むつみ「小春ちゃん、由愛ちゃん、明日は空いてますか？よかったら明日小春ちゃんの誕生日をお祝いしませんか！」

由愛「うん、いいね。明日は3人ともお休みだし……」

小春「わぁ～♪ありがとうございます～♪」

由愛「でも、何をするか決めてるの……？」

むつみ「はい、実は考えがありまして。Cafe Paradeって知ってますか？315プロさんのところの」

小春「あ、小春知ってますよぉ～、たしかカフェのスタッフさんたちでアイドルやってるんですよねぇ」

由愛「改めて聞くとすごい人たちだね……」

むつみ「それで、その人たちがやっていたカフェ、今でもたまにやっているそうで、ちょうど明日開店するみたいなんですよ！」

由愛「あ、じゃあそこに行こうってこと？」

むつみ「そうです！パンケーキがすごく美味しいって評判なお店らしいですよ」

小春「小春甘いもの好きなので楽しみです～♪」

むつみ「それでは明日、事務所で待ち合わせましょう」

由愛「うん」

小春「は～い♪」

翌日

小春「お待たせしました～」

由愛「あ、小春ちゃん……と、ヒョウくんも一緒だね」

ヒョウくん「…………」

小春「小春とヒョウくんはお休みの日はいつも一緒です～、ね～、ヒョウくん♪」

むつみ「よし、主役も揃いましたし、さっそく行きましょう。宝の地図はここに！」

小春「はい～」

由愛「お～……あれっ？むつみちゃん、そのお店ってヒョウくん連れて入店できるかな？」

むつみ「えっ？あ、あー、どうでしょう……？だ、大丈夫ですよ、多分」

由愛「このへん……人が多いですね」

むつみ「はぐれたら大変ですね、私にぴったりついてきてください」

由愛「あれ……？」

むつみ「どうしました？」

由愛「小春ちゃん、いない……？」

むつみ「えっ？」

小春「ど、どうしましょう、むつみちゃんたちとはぐれちゃいました」

??「ふんふふふっふ～ふっふ～ふ～ふふふ～♪」

小春「えっとえっと、まずはむつみちゃんたちに連絡しないと……」

??「……おや～？」

小春「あ、むつみちゃん。ごめんなさい、はぐれちゃって。え、場所？うんと……」

??「かっこいいとかげさんですね～？」

小春「ひゃあっ！だ、誰ですか～！？……あ、美也おねーさん」

美也「お～、小春ちゃんでしたか～♪奇遇ですね～」

小春「びっくりしました～……」

むつみ『こ、小春ちゃん!?大丈夫ですか!?』

小春「あ、ううん、大丈夫です、今知り合いに会って」

美也「小春ちゃんもお散歩ですか～？今日はいい天気ですからね～」

小春「あ、えっと、実は友達のむつみちゃんたちと一緒にCafe Paradeってお店に行こうとしてたんですけど、はぐれちゃって、……」

美也「ふむふむ。……あ、小春ちゃん、電話変わってもらってもいいですか？」

小春「？はい、どうぞ～」

美也「ありがとうございます～。あ、むつみちゃんですか。初めまして～、宮尾美也です～。……おぉ～、そうです、765プロの」

美也「……それでですね、場所はわかるので私が小春ちゃんと目的地のカフェまで行きますね～。いえいえ～、小春ちゃんとお散歩楽しみですから～。はい～、それでは～」

小春「えっと、どうなりました？」

美也「むつみちゃんたちには先に行ってもらって、私が小春ちゃんを案内しますよ～。任せてください、場所はわかるので」

小春「本当ですか、ありがとうございますぅ～♪」

美也「さあ、一緒にお散歩しましょ～♪」

小春「お～♪」

美也「なるほど～、その子はヒョウくんというのですね～」

小春「はい～、この前一緒にお仕事もしたんですよぉ。小春が悪い魔女さんで、ヒョウくんは使い魔だったんです～。ヒョウくんアタック！ヒョウくんスペシャル！って……」

ﾄﾞﾝ

小春「あうっ」ｺｹｯ

??「っと、すまねぇ」

??「朱雀、ちゃんと前見て歩け。女性に怪我させるような真似するんじゃねぇ」

美也「小春ちゃん、大丈夫ですか～？」

小春「はい～、ちょっとびっくりしましたけど。ごめんなさい～」

??「悪かったな、立てるか？」

??「相棒が迷惑かけてすまねぇ……って、美也姐さんじゃないですか」

小春「ありがとうございます～。美也おねーさんお知り合いですか～？」

美也「ん～？」

玄武「315プロの神速一魂です。以前番組で共演させていただいた」

美也「お～、玄武くんでしたか、眼帯してなかったのでわかりませんでした～。今日は眼鏡なのですね～。」

玄武「いえ、普段から眼帯してるわけではないので……そちらは？」

美也「お友達の小春ちゃんです～」

小春「はじめまして、CGプロの古賀小春です～」

玄武「俺は黒野玄武。315プロで相棒と神速一魂ってユニットを組んでる」

朱雀「さっきはすまなかったな。オレは紅井朱雀。よろしくな！こいつはにゃこ」

にゃこ「にゃ」

小春「こっちは大親友のヒョウくんです～」

ヒョウくん「ｼｭｰ」

玄武「ところで、美也姐さんたちはどちらに？」

美也「小春ちゃんと一緒にお散歩です～」

小春「小春、お友達とCafe Paradeってお店に行くところだったんですけど、はぐれちゃって～。そしたら美也さんと会って送ってもらう途中で～」

玄武「ってーと、幸広アニさんたちのところですか」

朱雀「お、オレたちと一緒じゃねぇか。荘一郎さんたちの作るパンケーキ、めちゃくちゃ美味いんだぜ」

小春「あ、パンケーキ美味しいってむつみちゃんも言ってました～」

玄武「そういうことなら、ぜひご一緒させてください」

朱雀「そうだな、さっきの詫びをさせてくれ」

小春「さっきのは小春も悪かったので気にしないでください～。それじゃあ、エスコートお願いしてもいいですか～？」

玄武「お任せください。それでは参りましょうか」

由愛「……あ、小春ちゃん来たね」

むつみ「隣にいるのは美也さんでしょうけど……」

小春「由愛ちゃん、むつみちゃん～。はぐれちゃってごめんなさい」

むつみ「いえ、こうして合流できたので大丈夫です！ところで、そっちの男の人2人は？」

小春「神速一魂の朱雀さんと玄武さんです～。小春たちをここまでエスコートしてくれたんですよぉ」

由愛「そうだったんだ。あ、あの、ありがとうございます……」

美也「いえいえ～♪」

朱雀「気にしないでくれ、迷惑かけちまったし、俺たちの目的地もここだったんだ」

玄武「それより、ここで立ち話もなんだ、まずは店内に入りましょうか。せっかくですし、美也姐さんもどうですか？」

美也「お～、いいですね～。それでは、お邪魔しま～す」

咲「あはは、それは災難だったね。こはるちゃん、すざくこんな見た目だし怖くなかったー？」

小春「最初はちょーっと怖かったですけど、すぐに手を引いて起こしてくれて、優しい人だってわかりましたぁ♪」

咲「おー、すざくやるねぇー☆」

咲「そういえばすざく誕生日近かったよね、今日はそのお祝い？」

朱雀「おう、玄武にパンケーキ食いに一緒に行ってくれって頼んだら来てくれてよ」

玄武「相棒の誕生日ぐらいは祝ってやらなきゃな」

小春「朱雀さんお誕生日なんですか～？」

由愛「小春ちゃんと一緒だね」

朱雀「ん？小春も誕生日近いのか？」

小春「小春は4月1日です～」

朱雀「オレは4月4日だ！」

美也「おや～、お2人もお誕生日4月なのですね～、おめでたいです～♪」

むつみ「も、てことは、美也さんも誕生日近いんですか？」

美也「はい～、私も4月24日です～」

由愛「(ちょっと遠い……)」

玄武「ここに4月生まれが3人も揃ってるのか」

咲「じゃあ3人とも今日誕生日のお祝いしちゃおうよ！みやちゃんは少し早すぎるかもだけど……どうかな？」

小春「いいんですか～♪」

美也「ありがとうございます～♪」

咲「よーっし、じゃあそういちろうにサービスしてくれないか話してくる！あ、みんな、注文をどうぞ☆」

朱雀「オレはパンケーキセットで！」

むつみ「私もパンケーキセットで」

玄武「俺も同じものを貰おうかな」

むつみ「小春もパンケーキセットを～」

由愛「私も、パンケーキセットで」

美也「私もみなさんと同じものを～」

咲「は～い！パンケーキセット6つですね、少々お待ちください♪」

咲「お待たせしましたー、パンケーキセットでーす。こはるちゃんとみやちゃんとすざくはこちらねー」

美也「ありがとうございます～♪」

小春「わぁ～、happy birthdayって書いてますぅ♪」

咲「それぐらいしかできなかったけど、喜んでもらえたら嬉しいな」

朱雀「ありがとよ、咲さん！」

咲「うんうん、それじゃ、ごゆっくりどうぞー☆」


むつみ「それでは、私が挨拶を。美也さん、朱雀さん、小春ちゃん、お誕生日おめでとうございます！」

「「「「「「かんぱーい！」」」」」」

短いですがここまでで、お付き合いいただきありがとうございました