【デレマス】まいべすとふれんど (15)

タタタッ

桃華「はぁはぁはぁ……」

ドドドド

桃華「くっ……このままでは追い付かれますわ」

桃華「……なら……」

カチャッ

桃華「失礼しますわ!」



千枝「あれ?桃華ちゃん?」

みりあ「どうしたの?誕生日会なら午後だよ」

桃華「申し訳ございませんが……その、匿って欲しいのですわ」

晴「匿う?」

梨沙「よくわからないけど……」コッチコッチ

桃華「感謝致します」コソコソ

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一応、櫻井桃華誕生日SSのつもりです

よろしかったら、お付き合い願います

ドドドド

晴「な、何だ?!」

バタン



ありす@いちごパスタ装備「はぁはぁ……も、桃華さ……ん」

みんな(あー)

千枝「お、落ち着いてありすちゃん。ほ、ほら、お茶でも飲んで」

ありす「い、いえ、桃華さんを探さないと……この部屋には」キョロキョロ



桃華「」ドキドキ



ありす「いないみたいですね……ハァ」

カチャ



ア、ユイサン。イチゴパスタドウゾ

エ?ナンデユイガ?

モモカサンニヨクニテマスカラ

エ、ヒドイ

サァサァ!

ギャー



梨沙「南無……」

みりあ「ゆいちゃんは犠牲になったのだ……」

…………
……

千枝「で、一体何があったの?」

梨沙「ありすのいちごパスタはいつものことだけど、さすがに他人に被害が及ぶとなると」



桃華「実は……」

―更衣室

桃華『撮影も終わりましたし、私のお誕生会まで少し開いていますわ』

ありす『はい。ですので、よろしかったら紗南さんやあきらさんとオンラインゲームというのを一緒にやりませんか?』

桃華『あら、慣れない初心者を捕まえて、いじめるんですの?』

ありす『いえ……最近は学校もありませんし、そのようなことは』

桃華『冗談ですわ』

桃華『んー……このブラジャー。少しキツいですわ』

ありす『みたいですね。縮んだのでしょうか?』(くっ、ブラができるなんて)

桃華(B72W53H75)『おそらく成長したのですわ。これでようやく、Pちゃまにも見せても恥らう必要のない体型になりますわ!』



ありす(B68W52H67)『』ハイライトオフ



ありす『ねぇ……桃華さん』ユラリ

桃華『はい?……って、この香りは!?』

ありす『いちごパスタ……どうぞ』

…………
……

桃華「……というわけですの」

梨沙(つまり……)

晴(この部屋のみんな……)

みりあ(ありすちゃんよりスタイルいいから……)

千枝(いちごパスタの被害の可能性が……)

ガシッ

桃華「え!?ちょ、痛いですわ!」

みりあ「桃華ちゃん!」

桃華「え?はい?」

梨沙「無自覚は時には罪になるわよ」

桃華「えっと……」

晴「橘だって、あぁ見えて苦しんでるかもしれないんだ」

桃華「……そうなんですの」

千枝「だから、謝った方がいいよ」

桃華「皆さん……」

桃華(そうでしたわ……皆、成長期特有の個人差で苦しむ時期があると書物で……)

桃華「わかりました。この櫻井桃華、ありすさんに誤解を解いてきますわ」

桃華「でも、一人だと心細いので……」

ガシッ

千枝「ふぇっ?」

桃華「千枝さんの力、お借りしますわ」バタン

ナンデチエモー!?





みんな「……」



みんな「GOOD LUCK」サムズアップ

桃華「で、ありすさんは」ズルズル

千枝「も、桃華ちゃん。千枝、逃げないからせめて歩かせて!」

桃華「うふふ……」ズルズル

千枝「ふぇーん……」



ボソボソ

桃華「声がしますわね。ここでしょうか」バタン



蘭子「や……闇に飲まれた……」ガクリ

アヤ「出番……これだけ……」ガクリ





桃華「失礼しましたわ」キィィィバタン

千枝「え?助けなくていいの?」

桃華「えっと……」



ホラ、ユズチャンガンバレ

イチゴバスタダイサクセンダヨ

ピニャコラタモミマモッテルヨ

ナンデユズガ……ガクリ



桃華「ここみたいですわね」

千枝「ふぇ……千枝もああなるの?」ガクガク

桃華「ありすさんはいらっしゃいますか?!」バタン

ありす「あ、桃華さん……」



桃華・ありす『えっと』



『ごめんなさい!』





桃華・ありす『え?』

ありす「わ、私は……」

ありす「自分の身体的劣等感を……その人にぶつけてしまって」

桃華「私も、そういった事をありすさんが気にしているのを知っているにも拘わらず、まるで自慢するように……」

ありす「桃華さん……」

桃華「さ、私も罰としていちごパスタをいただきますわ」

桃華「千枝さんと一緒に」



千枝「え……なんで……千枝にと、とばっちりだよ!?」

ありす「そうしたいのも山々ですが……」チラッ



メディックー

ユズチャンシッカリ



ありす「材料の方が……無くなってしまって」

桃華「そうなんですの」ホッ

千枝(今、明らかに安堵のため息をついたよね?)



千枝「と、とりあえず、もう時間になるし誕生会に行かないと」

桃華「そうでしたわね……主役がこんなところでのんびりとはできませんわ」

ありす「あ、いちごはまだありますのでよかったら……」



ワイワイ

………………
…………
……



若葉「Pさん、こっちにもありすちゃんの被害者が」

アヤ「」チーン

蘭子「生誕を祝う日に奈落に落ちるとは……」(もうやだー!)

モバP(以下P)「二人ともしっかりしろ!」

蘭子「闇がー、闇がー」

P「まったく、ありすのやつめ……」

若葉「でもあれぐらいの子って、体型とか一番気にする時期ですから……ね」





P「まぁ、いいさ。策はある」キラーン

若葉「うわぁ」

―後日

「今日は桃華ちゃんとーぉ、ゲストのありすちゃんにーぃ、おつかいを頼みんだよーっ!」



ありす「(///)」

桃華「(///)」

ありす@スモック「なんでこの恰好で……」

桃華@スモック「おつかいを……恥辱的ですわ」





P「なお、視聴率はバッチリでした」

おしまい

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