【モバマス】優しければいいのっ!? (23)
杏「いやぁ…たまには外…アウトドア休暇もいいよね…」
モバP(以下P)「……」
杏「自然の中だといつもと違った過ごし方ができて癒されるよ」
P「……」フルフルフル
杏「まぁ……もっとも」スクッ
P「?」
杏「隣に……誰かがいてくれるのが一番だけどね」ピトッ
P「……撮影は終わったが、誰かいるかもしれないぞ」
杏「大丈夫…」ダキッ
chu!
「今の私は……Pだけがいればいいからね」
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某杏のSRの捏造ネタです
こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
月末ガチャ?
先月の給料がHOWA5.56の値段の半分未満の人に何を言う……(つд`)
――それは半月ほど前のことだった
P「杏はいるかーっ!」バタン
美穂「ふぇっ!?」
由愛「ほわっ?!」
千枝「杏さんなら、『疲れたから休む』ってどこかに消えましたけど?」
P「まったく……今度の撮影に出てもらわないといかんのに」
「わかった。ありがとう」
バタム
「いった?」
由愛「み、みたいです」
杏「ふぇ、まったく。いつもいつも杏を働かせ過ぎなんだよ!」プンプン
美穂「まぁまぁ……まったく無いよりはいいですよ」
千枝「……本当です」ズーン
由愛「……はい」ズーン
杏「ご、ごめんね!」
杏「でもそれって、Pが悪いと思うんだよね。いっつもいつも、杏にばかり仕事をよこしてさぁ」
「大体、杏に付き合ってばかりだから自分も休日がなくてちひろさんに愚痴ってるのを知ってるんだよ」
「しかもさぁ、週に一度は杏の家に来てやれ部屋が汚いって掃除はするし洗濯をするんだよ。きらりだってそこまではしないっての」
「おかげで、下着とか全部見られちゃったし……杏にプライベートはないんかよ!」
由愛(これって……)
美穂(もしかして)
千枝(惚気てます?)
「…………ぁ」
杏「この間きらりが来た時に愚痴っても、にこにこしているだけで取り合ってくれないしさぁ」
「ねぇ、聞いてる?」
美穂「聞いてる聞いてる」
由愛「……、っ!」コクコク
千枝「あ、あの……」
杏「つまり、杏はそろそろ印税生活をしたいのだーっ!!」
P「却下」
杏「はえ?」
P「……」
P「さて、今からは……少し昼には早いが積もる話もあるし、長めに昼食時間を取るか」
杏「ま、待って……」オロオロ
P「たっぷり夕方まで時間はあるから何を頼んでもいいからな……あ、事務所には経費でホテルの会議室を取ってあることにしているから心配ないぞ」
杏「いや……そじゃなくて……」シドロモドロ
P「さぁ、楽しいランチタイム……いや、アメリカ風にディナータイムとしゃれこもうじゃないか」
杏「や……やだ……杏、まだ……」
バタン
うららかリズム『南無……』
――次の日
バタン
杏「ふぅ……昨日は酷い目にあったよ」
「ま、杏の自業自得が九割だったんだけどね」
「はぁ……休みたい」
「ん?」
P「くー、くー」コクリコクリ
杏「……」
「まったく……」
「杏に散々言っておいて、自分は自己管理ができてないんじゃないの?」
P「すぅー」
杏「……」
「バカ……」
「優しい杏ちゃんは、毛布でも持ってきてあげますかね」
バサッ
杏「これでよし」
「……ほんと。昨日じゃないけど、自分の自己管理ぐらいはちゃんとやらないとね」
「大体、いつも杏にばかり気をかけてるから、あの三人に目が回らなくて怒られているんでしょうに」
「そんなに杏のこと……心配なら」
「いっそ……貰ってくれて、家庭に張り付けちゃえばいいんだよ」
「だって」
スッ
テクテク
杏「他の人には寝ているとこなんか見せないくせに」
ドキドキ
「杏しかいないって知ってると……いつも油断して寝てたりしてるんだから」
ドキドキ
「あ、杏は……(///)」
「……」
スッ
「はぁむ……」
chu!
「……襲っちゃいたくなるんだからね」フゥフゥ
chu!
「……」ハァハァ
「……これで起きたとき、口の回りが甘いから…わかるはずなんだけどなぁ」
(今まで……言われたことなんか――ないんだけどね)
杏「……(///)」
「と、とりあえず起こさないと……」
「ん?」
P「……」メトメガツウジアウ
杏「」
P「……」
杏「」
「い、いつから……?」
P「え……と、たった今」
杏「嘘!その顔はもっと前から起きている顔だ!」
P「……すまん」
杏「――――っ!!」
杏「す、すまんじゃないよ!あ、杏の純情を返せ!!」
「も、もし、返せないようなら……せめて、杏を嫁取って幸せにしろ……」
P「うん。わかった」
杏「わかったじゃないよ!杏だよ!?杏!!こんなめんどくさい女を嫁に貰うだなんて、簡単に言っちゃ駄目なんだよ!!」
P「知ってるさ」
杏「知ってるなら……」グスッ
「知ってるなら、どうしてそう軽々と言うんだよぉ……」ウッグ
「杏はね……杏は……もう、どうしようもないぐらいPのことが好きなんだよ……」グスッグスッ
「なのに、そんな感情もないように見せて……」エグゥ
「杏だって、人並みに恋ぐらいしたいんだよ。でもさ……この歳でこんな身体だよ。結婚しても子供もできないかもしれないんだよ……そんな大好きな人の……その…愛の結晶すら成せ無いかもしれない女なんか、一生愛されないなんて思ってるから……さ……だから、そういうのに興味が無いフリをしていた。友達ができてコイバナもできないようなヤツだから、なるべく係わり合いをもたないようにしていた……」
「なのに」
「なのに……アイドルなんかにして……絶対に忘れられない友人関係なんか作らせて、それで責任は取るって?」
杏「Pなんか……Pなんか……嫌い……そんな最低なヤツなんか嫌いだ!」
P「……」
杏「……ほら黙ってる。やっぱり、その場の勢いで言ったんでしょう……もういいよ。私なんか……こんな最低な女なんかほっといて、あの三人をプロデュースしなよ」
「……私なんかいいからさぁ」グスッ
P「……」ガサゴソ
「杏……」
杏「何さ……今更慰めの言葉?そんなんだったら、かな子ちゃんお勧めのスイーツs」
P「少し黙れよ」ガシッ
杏「えっ……ちょ……」
「んっ、んふぅ?!」
ピリリッ
――それは
――まさに静電気が起きたような衝撃だった
――Pからのキスに戸惑っていると、左手に何か固い感触がする
杏「ちょ……な、何……」
ガサゴソ
――それは
杏「嘘……」
――薬指にぴったりのサイズの指輪。ご丁寧なことに誕生石とPと私のイニシャルまで刻まれてる
杏「……これ……」
P「今日昨日の気持ちじゃない」
「俺もどれだけ……(///)」
――それだけ言うと顔を真っ赤にして黙り込む
杏「……もう」グスッ
――この涙は悲しみの涙じゃない
「男なんだから、しっかりしてよ……」
「双葉杏さん。あなたを一生幸せにします」
「はい……双葉杏も、Pを一生幸せにするよ!!」
――そして幸せに包まれたままキスを繰り返し……
「な、なんか……ムラムラしてきた」
「ちょっと!ムードブチ壊しだよ!!」
「す、すまん……」
「や……きゃっ!……そんな強引に……んっ、んくぅ……」
「……いいよ。Pなら」
「痛たたたたっ!やっぱ無理っ!」
「す、すまん……少し小さくしないと……」
ムクムク
「……小さくするんじゃないの?」
「……杏。好きだ」
「ごまかすなぁ!!」
チャポン
杏「ふぅ……」
P「大丈夫か……?」
杏「大丈夫……と言われると全然大丈夫じゃないんだけど」ギロッ
P「スミマセン」
杏「……でも、杏でもできるんだなぁ――って、思ったら安心したよ」
P「そうか、それはよかった」
杏「あ、さすがにお風呂出てからすぐはダメだからね」
P「わかってるって……しかし、お前も髪が長いなぁ」サラサラ
杏「そう?いつも編んでるから気にしないけど……」
P「…………」キュピーン
杏「あ、仕事的のイヤな予感」
つ【http://imas.gamedbs.jp/cg/image_sp/card/l/c4b191ff0f48ad4a7f10720e6a8a8420.jpg】
杏「まさか、一緒に風呂に入ってこれを思いつくとはね」
P「ははっ。どうだどうだ」
杏「……スケベ」
P「……なんとでも言え」
杏「まぁ、プライベートの髪を解いた姿は見せないけどさ」
P「……だな。俺だけの絶対特権ってヤツさ」フフーン
杏「でも、恋人をそんな特権だなんてモノ扱いするかぁ?」
P「いいんだよ……バレたら大事だしさ」
杏「……そっか」
「なら、このまま…………する?」
P「する」ガバッ
杏「ちょ、ちょーっ!」
――なお、あきらと紗南に送った画像の中にPの姿が含まれていたので、二人の関係がバレたのは当然の結果でした
おしまい
はい。こちら【http://imas.gamedbs.jp/cg/image_sp/card/l/57841da90cca62567be2152120c681fb.jpg】が「ティモテ~」に見え、そこから一緒にお風呂に入ると連想してこの話が生まれました
そういうのが許さない方はすまんかったです
では
では総選挙には「うららかリズム」の三人をお願いします!
杏?自前で頑張れ☆
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