その時は私を (2)

チャットがリロードされると、長文が一気に更新された。千字近くのそれに目を遠し、返事を考えながらキーボードを叩く。

なりきりチャットを始めたのは、高校2年の夏だった。趣味の小説を書くにあたって、息抜きと勉強を兼ねて始めた。なりきりチャットは普通のチャットとは違い、行動なども文章化されるために文字量はかなりのものとなる。一度のロールプレイでも、自分と相手方を合わせれば短編小説ほどの分量になることだってある。

そんな中で、俺はオリジナルのキャラクターである、山瀬涼という学生設定のキャラクターを演じることが多かった。ファンタジー設定を希望する人も多かったが、自分が書く小説がそういった類いのものが少なかったので敬遠してしまっている。

今日のお相手は坂本悠里さんというキャラクターを用いる人だった。今までにも何度かお相手頂いたことがあり、それまでのロールプレイの設定を残したままチャットをしてもらっている。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1591313112

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