アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
美也ロコ良いです。
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美也「次回公演の演出、ですか~?」
P「そうだな。今回は出演者が美也と茜とロコだけで、準備に余裕があるからみんなで企画してみたらどうかなって」
茜「プロちゃんプロちゃん、茜ちゃんそんなこともあろうかと茜ちゃんグッズ販売のスポンサーしてくれそうな会社を何個かリストアップしてあるよ!まずこの『都庁よりデカい!七色に光る茜ちゃんロボ』なんだけど」
P「稟議書回してくれ」
茜「うにゃ~んプロちゃんのイケズぅ~」
美也「そうですね~、お客さんがみんなニコニコで、新聞に載るようなライブが良いですね~」
P「新聞…??」
茜「でも企画するならロコちゃんも待った方が良いんじゃない?」
P「劇場で創作してるみたいだからさっき連絡したんだけど『ウェイトです!今ロコのアートスピリットがエクスプロージョンなんです!』って」
茜「あちゃーそれはしばらく来ないかなー」
茜「でも美也ちゃんも言ってるように、やるからには徹底的に、大規模に、だよ!予算確保は茜ちゃんに任せて!」
P「そこは本来茜が頑張るところじゃないんだけどな…」
美也「あっ、劇場の上に劇場を重ねて鏡餅みたいにするのは如何でしょう~、大きいですし、縁起も良いですし~」
P「縁起とかいう問題なのか?」
美也「折角なら本物のお餅さんを重ねて、ライブで皆さんと一緒に食べれると良いですね~」
茜「茜ちゃん、時々美也ちゃんから見えてる世界が恐ろしくなることがあるよ」
P「奇遇だな、俺もだ」
美也「む~ん、あまり良くない意見でしたでしょうか~」
P「いや良くないとかじゃなくて、現実問題としてだな…」
茜「まず世界観の統一が大切かな~って」
美也「茜ちゃん人形を刺したりすれば華やかになると思ったのですが~」
茜「えぇっ!?茜ちゃん餅に刺さるの!?どの層に需要があるの!?」
美也「そして餅の中から本物の茜ちゃんがサプラ~イズ!なんて如何でしょうか~」
茜「いや流石の茜ちゃんでも餅の中では息できないからね!?」
美也「う~ん、そうですか~。残念ですね~」
バーーーーン!
ロコ「ミヤ!そのアイデア、マーベラスです!」
P「ロコ!?」
茜「ロコちゃん!?」
美也「おや~」
ロコ「シアターのソリッドなフレンドシップをジャパニーズテイストとバインドさせてかつハイインパクトな…」
美也「お~!なんだかヤル気が出てきましたよ~!」
茜「えっ!?」
P「ロコ、美也。ノリノリなところ悪いけど物理的に劇場の屋上に餅は…」
ロコ「ロコに任せてください!まずはシアターのルーフトップにライトでストレングスなコンクリートを…」
茜「ちょ、ちょっと待ってロコちゃん!本当にやるの!?」
ロコ「オフコースです!ミヤのハイセンスなアイデアをエクスプレッションしないわけにはいきません!」
美也「照れますな~」
ロコ「さらにライスケーキのセンターにスチールのピラーを建てて、同時にヒートアップさせるためのワイヤーを…」
P「マジです?」
茜「なんだか茜ちゃんも出来そうな気がしてきたよ!お餅の手配は任せて!」
ロコ「ざっとカリキュレーションしてみましたが、八千トンくらいあればサティスファクションです!」
茜「分かったよ!まずは工場のライン確保しちゃうね!」
P「え、あの、マジです?」
美也「お~、なんだかすごいことになってきましたな~」
ロコ「ミヤはロコと一緒にデザインのブラッシュアップをしましょう!」
美也「そうですね~、お花も沢山咲かせてみては如何でしょう~」
ロコ「ナイスアイデアです!やはりライスボールのトップはオレンジでしょうか?」
美也「折角なので、オレンジ色の茜ちゃん人形を刺しましょう~」
ロコ「グレイトです!」
P「どうなるのコレ…」
そうして、劇場の屋上に巨大な鏡餅を制作するプロジェクトが始動した。
既存建築物の高所での大規模作業、昼公演を避けるための夜間作業というタイトなスケジュールだったが
ロコの迅速かつ適切な荷重計算と、茜の緻密なスケジューリングと施工管理により、みるみる巨大な餅が劇場に積みあがっていった。
中でも大変だったのは屋上に建設した餅の品質確保。
食品としての安全性の担保は何故か巻き込まれた豊川風花が担当した。
彼女は初めは訳も分からず手伝わされていたが、いつの間にか責任者に祭り上げられ、
途中からは虚無の表情で検査体制の構築、申請手続きを進めていた。
そしてついに。
765プロ劇場の屋上に、直径30m、三段重ねの巨大な鏡餅が誕生した。
その頂点にはオレンジ色に輝く4/1スケール(身長6m)の茜ちゃん人形。
東京に新たなシンボルが誕生した。
なお、今回の公演をもってこのシンボルは観客の胃に流し込まれる。
そして、公演当日…。
美也「みなさ~ん!劇場の屋上のお餅さんは見ましたか~??」
ミタヨー!
イエーイ!
ナニアレ…
美也「実は今回、公演のアイデアを好きに考えて良いと言われてまして~」
ロコ「ミヤがマーベラスなアイデアを出してくれたお陰で、コミットしたんです!」
茜「初めは茜ちゃん困惑しちゃったけど、ロコちゃんがしっかり計画してくれたから茜ちゃん頑張っちゃった!」
美也「初めはまた、変なこと言っちゃったかな、失敗しちゃったかなって思っていたんですけど」
美也「ロコちゃんが私のアイデアを褒めてくれて、頑張ろう~って気持ちになりました~」
美也「こうして今日という日を迎えられたのも、ロコちゃんと茜ちゃんのお陰です~。ありがとうございます~!」
ロコ「ロコはミヤのインスピレーションをアートしただけです!」
茜「後で一緒にプロちゃんと律子さんに怒られようね!」
美也「えへへ~、私いまとっても幸せです~」
ヒュー
ミヤチャーン!
美也「それではみなさん~!ライブ楽しんでいきましょ~!!」
イエーーーーイ!!
フゥーー!!
美也「そうそう~、ここに天井からチューブが伸びていますね~」
美也「ここから沢山お餅さんが出てくるんですよ~。皆さんで一緒に食べましょうね~!」
ン…?
エッ
ニュルー
美也「お~、ちょうどよい柔らかさですね~。火傷しないくらいにホカホカです~!
美也「それじゃあ、これをコネコネしまして~」コネコネ
美也「行きますよ~!! それ~~!!!」
ウオオオオォォォォ!?!?!?
前例の無いライブ(?)は各メディアで大きく報じられ、美也の当初の目論見通り各社新聞にも掲載された。
餅は当然食べきれなかったので切り餅にして都内の各家庭に配布された。
これだけの規模にも関わらず徹底した衛生管理体制により食中毒などは一切発生しなかった。
豊川風花の株はすごく上がった。
美也「むふふ~、大成功ですね~。次はどんなことをしましょうか~」
ロコ「ミヤ、また一緒にアートワークしましょうね!」
美也「もちろんですよ~!」
おわり
おわりました。HTML依頼出してきます。
良い話だなぁ…!
都民に1kgずつくらい餅を配ればちょうど良いらしいですよ。
せやな...
乙です
>>2
宮尾美也(17) Vi/An
http://i.imgur.com/aopijsM.jpg
http://i.imgur.com/xQV9fSu.jpg
野々原茜(16) Da/An
http://i.imgur.com/q2MQX7n.png
http://i.imgur.com/E7POrP4.jpg
>>5
ロコ(15) Vi/Fa
http://i.imgur.com/zbhE4XZ.png
http://i.imgur.com/Xnfi1iN.png
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