そら「連れてきました」

P「サラッととんでもないことをするな」

美也「むふふ～、プロデューサーさんお若いですね～」

P「そういう美也さんは大人っぽくなられて」

美也「もう27歳ですからね～」

P「いやぁ良かった良かった。それじゃあ10年前の世界を楽しんでくれ。俺は仕事に戻る」

美也「プロデューサーさ～ん？」
　

　
美也「プロデューサーさん。実は、お話したいことが」

ｶﾞﾁｬ

春香「おはようございまー、えっ！？」

風花「み、美也ちゃん。だよね？　髪も短いし、何か雰囲気が……」

美也「はい～。27歳の宮尾美也ですよ～」

春香「えぇっ！？　どういうことですか！？」

P「早坂さんが」

風花「もう、またですか早坂さん。ダメですよ時空を歪めちゃ」

そら「良い表情だったのでつい出来心で」
　

　
美也「お～、皆さんお若いですな～」

春香「な、なんか複雑な気持ちだね……」

風花「あれ、10年後っていうことは、もしかして」

P「ぎくっ」

美也「おや～？　どうして皆さんが知っているのでしょうか～」

P「実はあの後、凄い勢いで春香たちに詰められてしまいまして……」

風花「わ、私たち席を外した方が良いのかな」

春香「で、でも風花さん。今の美也ちゃん、美也さん？　すっごく大人っぽくて可愛らしくて、このままじゃ……」

　
美也「そうですね～。出来ればプロデューサーさんと二人でお話させて頂けませんでしょうか～」

P「うっ……」

風花「ダメですよプロデューサーさん、こういう時は堂々としていないと！」

P「そ、そうか……そうだよな。ごめん美也、応接室で良いか？」

美也「はい～、お邪魔しますね～」

ｶﾞﾁｬ

春香「ふ、風花さん……」

風花「ごめんね春香ちゃん。でも、きっとこうした方が良い気がして」

春香「そう、ですよね……。すみません取り乱して」

風花「じゃあ、私たちは待ってよっか。お茶淹れるね」

春香「手伝います！」
　

　
美也「……二人きり、ですね～」

P「そう、だな。改めて見ると、大人っぽくなったな」

美也「10年も経って、色んな事がありましたからね～」

P「色んな事か。聞いても良いものか……」

美也「それは～、楽しみにしていてくださいね～」

P「そうか……まぁ、楽しみにしてるよ」
　

　
美也「さて～、プロデューサーさん。10年前の定期公演のこと、覚えてますか～？」

美也「私にとっては10年前ですが、プロデューサーさんにとっては少し前の話ですね～」

P「やっぱり、覚えてたんだな」

美也「それでは～、聞いて欲しいことがあるんです～」

P「はい」
　

　
美也「10年間、私はとっても幸せでした～。これからの私も、これからの17歳の私も、沢山幸せにしてくださいね～」

P「え、それは、どういう」

美也「むふふ、定期公演から何日経ったと思っているんですか～？」

美也「こちらの世界では、10年はもう過ぎてしまっていますよ～」

Ｐ「えっと、あぁ、そうか……」

美也「なので、10年後まで、しっかりと私を見ていてくださいね～」
　

　
美也「なんだか、10年前のプロデューサーさんは可愛らしいですね～」

Ｐ「調子狂うなぁ」

美也「それでは～、折角高校生の春香さんと、20代の風花さんに会えたので、一緒にお散歩でも行きましょうか～」

Ｐ「10年経っても美也は美也だなぁ」

美也「そう見えますか～？」

Ｐ「見た目は色々と違うけど、まぁ」

美也「そうですか～。私もまだまだこれからですね～♪」
　

　
美也「なんだか、10年前のプロデューサーさんは可愛らしいですね～」

Ｐ「調子狂うなぁ」

美也「それでは～、折角高校生の春香さんと、20代の風花さんに会えたので、一緒にお散歩でも行きましょうか～」

Ｐ「10年経っても美也は美也だなぁ」

美也「そう見えますか～？」

Ｐ「見た目は色々と違うけど、まぁ」

美也「そうですか～。私もまだまだこれからですね～♪」
　

　
ｶﾞﾁｬ

美也「終わりましたよ～。春香さん、風花さん、天気も良いのでお散歩に行きましょう～♪」

春香「お、お散歩！？　プロデューサーさんとは、どうなったんですか！？」

美也「むふふ～♪　それはプロデューサーさんに聞いて下さいね～♪」

風花「プロデューサーさん！」

春香「プロデューサーさん！　美也ちゃんに告白されたんですか！？」
　

　
Ｐ「え、いや。何と説明すれば良いか……」

風花「絶対に答えてもらいますからね！　このみさんも呼びます！」

美也「なんだか皆さんがとっても可愛らしくて、面白いですな～」

そら「あっ、その表情良いですね！　一枚、撮らせて下さい！」

ﾊﾟｼｬ

Ｐ「えっ」

春香「えっ？」

風花「消えた……？」
　

そら「今日も良い仕事をした」

Ｐ「早坂さぁん！！！！」

美也「むにゃ……なんだか楽しそうですね～」

春香「あれっ！？　ソファーに美也ちゃんが！」

風花「髪も長いし、17歳の美也ちゃん、だよね……？」
　

　
美也「面白い夢を見ましたよ～。皆さんが大人になっていて、私がプロデューサーさんと」

春香「プロデューサーさんと！？」

美也「……おや～、なんでしたっけ～。忘れてしまいました～」

風花「頑張って思い出して！　美也ちゃん！」

そら「やれやれ。この写真データは消しておきましょう」

P「早坂さぁん！！！！！！！」

美也「むふふ、今日もなんだか楽しくなりそうですな～♪」


おわり

終わりです。HTML依頼出してきます。
早坂さん万能説。