バニル「安価式占い」カズマ「なんだそれ」 (445)
このすばSSです
バニル「我輩は見通す悪魔、未来をも見通すことが可能な大悪魔である」
カズマ「今更だけど凄いチートだよなそれ…」
バニル「貴様のいうチートとは万能なことを言い表してるのだろうが実際は我輩の見通しは万能ではない」
カズマ「あー、欠点あるんだっけ?」
バニル「まず我輩と実力が拮抗している人物は簡単には見通せない、やろうと思えば見通せなくはないがその労力に見合う内容を見通せるかは流石の我輩もわからないが故基本やらん」
バニル「そしてもう一つ、自分の私利私欲のために使うと後で手痛い目を見る」
カズマ「お前の私利私欲ってだいたい悪感情か金のことだろうけど、例えば見通す力を使って金を得ても後で失うとかそういうことか?」
バニル「まあそういうことだな、利益より損害の方が多いためやらない方が吉」
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カズマ「それでも自分以外を見通して未来を見れるのは十分チートだ…」
バニル「我輩もそれで小さな悪感情を頂いたりしているため万能な能力であることは否定しないが、我輩の夢に使えないのは些か面倒ではある」
カズマ「ダンジョン作って最下層まで辿り着いた冒険者に滅ぼされるのが夢なんだっけ?最下層まで辿り着かせておいて報酬がない様を見ながら滅びたいとか…」
バニル「そうだ、そのために金が必要だが稼ぐ際に見通しが使えないため地道にこのポンコツ店主の店で働いているのだ」
カズマ「さいですか…で、さっき言ってた安価式占い?ってのはなんだよ?」
バニル「聞いて驚け見て驚け…なんと安価式占いは先程挙げた欠点を解消した見通しだ」
カズマ「うわなにそれずるい」
バニル「見通しの欠点を解消しただけでこの占いにも欠点はあるがな」
バニル「安価式占いでは対象者を1人決めて、その者の未来を占う。占いの結果は絶対。同じ対象を再度占った際に矛盾した結果が出ればそれは絶対ではなくなるが…まあ気にしなくていいだろう」
バニル「そして、対象者は誰でも大丈夫。無論我輩と実力が拮抗してようがなんだろうが占える。更に自分を対象に占い、結果が私利私欲の行動になろうとも後ほど手痛い目を見ることはない」
バニル「されど占いの結果が手痛い目を見る内容の可能性も十分ある。その場合、占った瞬間から未来が確定するため回避はできない…それが欠点の1つであり、他にも1度に1人しか対象にできない、見通しと違い誰の未来でも見れるため直接にせよ間接的にせよ狂犬女神などを見ると我輩が非常に不快なことなどなど」
カズマ「欠点差し引いても結構凄いじゃん、もう普通の見通しいらなくね?占いで食っていけよ」
バニル「見通さない悪魔バニルの通称は勘弁願いたいので却下」
カズマ「そうですか…しかしそんなのいつできるようになったんだ?」
バニル「仮の体とはいえ我輩も日々成長してるのでな、その過程で習得に成功した」
バニル「技を4つまでしか覚えられないので災難店主への慈悲を捨てて安価式占いを新たに覚えたというわけだ」
カズマ「ポケ◯ンかなにか?というかウィズへの慈悲捨てるなよ…」
バニル「ここで我輩が貴様をこの店に呼び出したことに繋がるわけだが、成金小僧よ…安価式占い、試していかんかね?」
カズマ「なんで俺?自分に使ってもしっぺ返し食らうことないんだろ?」
バニル「説明書にはそう書いてあったが信用するかは別、よって貴様で実験をしたい。いいな?」
カズマ「よくねーよ!しかもなんだ説明書って!」
バニル「問答無用!」
カズマ「あ、おい!」
※なんか色々言ってますが要はこのすばのキャラを占って未来確定させて色々遊ぼうということです
占い対象>>カズマ
占い結果>>6
めぐみんに性的な意味で襲われる
多分ID変わってるけど>>1です
バニル「ネタ種族の娘に性的に襲われる」
カズマ「」
バニル「この瞬間より未来が確定した」
カズマ「」
カズマ「ほんと?」
バニル「確定したと言っておるだろう、タイミングがいつかは流石にわからないがな」
カズマ「め、めぐみんに襲われんのかよ」
カズマ「…なあ、今めぐみんがどこいるかとかわかるか?」
バニル「見通せばわかるが折角なのでまた占いたいがよろしいか?」
カズマ「え?めぐみんこの場にいないけどできんの?」
バニル「大悪魔をなめるでない」
カズマ「じゃあなんでお前俺をここに呼んだんだよ…」
バニル「嫌がらせ」
カズマ「こいつ…」
占い対象>めぐみん
占い結果>>9
結果は場所とかじゃなくてもなんでもいいです、要はこれからめぐみんに起こる内容を決めるだけなので
なんやかんやでスタイル抜群になる
バニル「ふむ…将来的にスタイル抜群になる…だそうだ」
カズマ「スタイル抜群のめぐみんに性的に襲われる…」
バニル「言っておくが紅魔の娘に貴様が襲われることとスタイル抜群に成長することに関連性はないぞ?つまり今あの貧相な体型のまま襲われる可能性もある」
カズマ「お、おう…そうだな」
バニル「性的に襲われることに期待しまくりではないか」
カズマ「み、見通すなよ!とりあえず占い受けたからもういいだろ!?じゃあな!」
ガタン!
バニル「ふむ…中々に良い反応だな…これを悪感情を得るために使ってもお咎め無しとは中々に良いではないか」
バニル「さて、実験はしたことだし更に占ってみようではないか」
占い対象>>11
占い結果>>13
基本バニル視点ですが安価や状況によっちゃ視点変わります、めぐみんにカズマが性的に襲われる時とかね
めぐみんを取られたと思ったゆんゆんが「このままだと一人ぼっちになる!」と暴走してカズマの寝込みを襲う
バニル「ぼっち娘が暴走して運が取り柄の男を襲う、と」
バニル「…占い始めたはいいが奴のことばかり見えるな」
バニル「とりあえず紅魔ズに襲われる未来は確定している、これを弄り回せば美味な悪感情を味わえそうだな…」
ウィズ「目を光らせてどうしたんです?バニルさん」
バニル「やっと奥から出てきたかポンコツ店主よ」
ウィズ「あれ、カズマさん先ほどまでいましたよね?もう帰られたんですか?」
バニル「…」
ウィズ「?」
バニル(普段の見通しではウィズは見えないが、この占いなら…)
バニル「少し汝に手伝ってほしいことがある」
ウィズ「バニルさんが私を頼ってくれるなんて嬉しいです!なにを手伝えばいいんですか?」
バニル「先ほど我輩が目を光らせてたことに関することだが、これは占いをしている、手伝いというのはその占いの対象になってくれんかということだ」
ウィズ「うらない…ですか」
バニル「うむ、ちなみにあの小僧を占い済みだ」
ウィズ「カズマさんを占ってたんですね、私も占ってくれるならぜひお願いします!」
占い対象>ウィズ
占い結果>>16
バニル「…」
ウィズ「…?」
バニル「さて、我輩は少し外の見回りをしてくる。誰も来ないだろうが一応の店番は任せた」
ウィズ「ちょ、ちょっとバニルさん!?占いは!?結果が気になります!」
バニル「気にするな」
ウィズ「それ明らかに悪い結果が出たってことですよね!?」
バニル「強いて言うなら頭のおかしい女神に気をつけるが吉、ではな」
ウィズ「ばにるさーん!!!」
バニル「さて、見回りとは方便で実際は奴を探しているが…む、いたな」
カズマ「げ、バニル」
バニル「げ、とは随分な挨拶ではないか」
カズマ「いやお前俺を実験体にしておいて…」
バニル「…ところで貴様なにを持っている?」
カズマ「>>20」
占い関係なく安価出すこともあるのでお願いします
数日前めぐみんがおねしょした時の写真
つ「数日前めぐみんがおねしょした時の写真」
バニル「」
カズマ「…」
バニル「魔道カメラで撮影した…だと…?高級品をそのような用途で使う外道さ、悪魔として見習わなくてはならんな」
カズマ「悪魔に見習われたくねえ!い、いや違うこれは…」
バニル「ふむ、性的に襲われるの未来が気になりすぎて自らアクションを起こすことを決めた。で、その写真を用意して脅して…」
カズマ「見通すな見通すな!というか脅すまで考えてないわ!捏造すんじゃねーよ!」
バニル「まあ我輩の占いを全面的に信用してくれた結果がその写真の所持に繋がることは間違いないのは確かなので結構」
カズマ「全面的…というか、お前ほかに占ってないの?」
バニル「む?」
カズマ「占いを全面的に信用してるわけじゃない。が、占いが実現した前例があるなら…」
バニル「ならもう1度店まで戻るとしよう、災難店主が占いの信憑性を高めてくれるやもしれん」
カズマ「ウィズを占ったのか、結果は?」
バニル「貴様のとこのヨゴレ女神に消滅寸前まで浄化される」
カズマ「そういえばアクアのやつ今日ウィズの店行くって言ってたような」
バニル「我輩とすれ違いに店に入ってる可能性はあるな、我輩も占いの内容が実現するかは目にしておきたい」
カズマ「でも浄化される可能性があるって知ってるならアクアを店に入れないんじゃないか?…と思ったけど占いの内容っていつ起こるかわからないし意味ないか」
バニル「そもそも占い内容を伝えてないが」
カズマ「本当にウィズへの慈悲忘れたのかよ!?」
カズマ「で、店に戻ってきたわけだが」
アクア「ウィズー!!!!!!」
バニル「もう占い結果が回収されたか」
カズマ「…」
バニル「貴様への占いもいつか実現するであろうな」
カズマ「おう…」
カズマ「そ、その前にアクアコラ!ウィズ浄化してんじゃねーよ!」
カズマ視点
カズマ「帰ったぞー」
ダクネス「お帰…はあ…アクアはなにをやらかしてきたんだ?」
カズマ「ウィズを…な」
ダクネス「また浄化させようとしたのか…気絶までしているが制裁でもしたのか?」
カズマ「まあそんなとこ、そ、それよりさ…めぐみんどこいるか知ってるか?」
ダクネス「めぐみんなら>>26」
昼寝中にまたおねしょをしたから今はシャワーを浴びている
ダクネス「めぐみんなら…その、昼寝中にまたおねしょをしたから今はシャワーを浴びている…」
カズマ「え、マタデスカ」
ダクネス「またらしい…顔真っ赤で自分で洗濯するからベッドはそのままにしておけと言われた」
カズマ「今までおねしょなんてしてなかったろうにまたなんで…」
ダクネス「探ってやるな…ところでカズマ」
カズマ「?」
ダクネス「魔道カメラなんていつ買ったんだ?食卓の上に置きっぱなしだったが、カメラという高級品を買えるならカズマくらいしかいないだろう」
カズマ「あー、少し前にな」
ダクネス「そうか、で、そのカメラの中についてだが」
カズマ「…」
カズマ(しまっためぐみんのおねしょ写真現像した後消し忘れてた!!!!)
ダクネス「正座」
カズマ「はい…」
魔道カメラはダクネスに少しの間没収されることになりました
次の日の朝
めぐみん「ぎゃーーーー!!!!!!」
カズマ「うわなんだ悲鳴か!?」
カズマ「どうしためぐみん!」
めぐみん「へ、か、カズマ!?」
カズマ「悲鳴の元めぐみんだろ!?何があった!」
めぐみんの部屋で起きたこと
安価した2
なぜか着々とめぐみんがおねしょキャラになっている…
カズマ「ちょ、え!?おねしょ!?」
めぐみん「で、出ていってくださいカズマ!わわわ、私が自分で掃除するので大丈夫ですから!!」
アクア「朝から何よー…目が冴えちゃったわ…ってあらめぐみん、また?」
めぐみん「アクアまで!いいから2人とも出ていってください!
なんかもう恥ずかしさで死ねるんですが!」
アクア「ど変態のカズマさんに見られて恥ずかしいのは分かるけど別に私は気にしないわよ、掃除するんでしょ?水の女神が跡形もなく綺麗にして差し上げましょう」
カズマ「ど変態言うな」
めぐみん「うぐぐぐぐ…」
めぐみん(恥を忍んでおむつまでしたのに貫通するなんて…本当に恥ずか死ねます…)
朝食中
ダクネス「朝の騒ぎはそういうことか」
アクア「諸々洗濯中よ」
カズマ「結局めぐみんの悲鳴で俺も目が完全に覚めちゃったなー」
めぐみん「めんぼくないです…」
ダクネス「昨日までは探るまいの姿勢だったが、こう連日だと何か原因があるんじゃないかと気になってしまうな…なあめぐみん、悩みでもあるのか?」
めぐみん「悩み…」
カズマ「なぜ俺を見る」
めぐみん「…///」
カズマ「え、何?もしかして俺が原因?」
めぐみん「ち、違いますよ?
…あの、私がおねしょしたことで迷惑かけてるのは重々承知な上で厚かましいお願いかもしれませんが…このことはどうかここだけの内密にしてください…」
ダクネス「わかってる、アクアもカズマもいいな?」
アクア「ええ、わかってるわよ」
カズマ「おう」
めぐみん「すみません…」
カズマ「ということがあった」
バニル「…内密にという約束はどこへいったやら…最早何も言うまい」
カズマ「いや、俺なんとなくだけどめぐみんのおねしょがバニルの占いに関係してる気がしてさ、だからバニルに言ったわけだが」
バニル「しかし貴様が手にしてた写真は数日前のことだろう?我輩が占いをしたのは昨日が初めてだが」
カズマ「そうだけどさ…」
バニル「まあ貴様が言わんとすることはわかる」
バニル「ネタ種族の娘に性的に襲われることが占いによって確定したことで現状に変化が起きたのかもしれない」
バニル「それこそ小僧との情事でも夢に見るようになり、結果的に粗相に繋がるなどといった可能性がある」
カズマ「や、やっぱり…」
バニル「見通したわけではなくただの推測なのであくまでも可能性だがな」
カズマ「…」
バニル「ニヤケ顔が気持ち悪い」
カズマ「ストレートな悪口やめろや」
カズマ「とりあえずはその推測が聞きたかったからここに来たんだけどさ、バニルはあの後占いしたか?」
バニル「気になるか?」
カズマ「確定した未来が見れるとかそりゃ気になるだろうよ、で、どうなんだ?」
バニル「2回占った」
占い対象>>36
占い結果>>37
2回目
占い対象>>38
占い結果>>39
めぐみん
おねしょだけでなくカズマの側に居るだけで嬉しさでおもらしまでするようになる
アクア
酔ったアクアがカズマのベッドに潜り込みカズマに抱き付き密着する
めぐみんのおもらしキャラ定着してもうた…
バニル「まずは先ほどから話題の紅魔の娘」
カズマ「結果は?」
『おねしょだけでなくカズマの側に居るだけで嬉しさでおもらしまでするようになる』
カズマ「」
バニル「2個目は忌々しい女神」
バニル「正直占い対象にするのも不快だったが、普段見通せないが故何か弱みでも握れる期待を持って占った」
『酔ったアクアがカズマのベッドに潜り込みカズマに抱き付き密着する』
カズマ「占い結果俺関わりすぎだろ!?」
バニル「我輩も驚愕しておるわ、貴様を占ったわけでもないのにこの結果…何かやってるな?」
カズマ「やってねーよ!」
カズマ「しかし…めぐみんヤバくないか?」
バニル「占いを重ねると以前の占い結果への補強になるのかもしれんな、我ながら中々面白い術を手に入れたものだ」
カズマ「俺が近くにいるだけで漏らすことが補強?」
バニル「嬉しさで、となっているからな…日に日に想いが強くなってるのだろう。占い結果回収の日は近いな」
カズマ「ふ、ふーん…じゃ、じゃあ俺行くところあるから…」
バニル「別に今日回収されると決まったわけではあるまいに」
カズマ「だー!俺が行くところ見通すなよ!」
バニル「結局言ってしまったがあの女神の占い結果には気に留めなかったな」
バニル「どうせ確定した未来には変わらんが」
ウィズ「ば、バニルさーん…」
バニル「何だもう復活したのか、消滅寸前まで浄化した割には早いな」
ウィズ「カズマさんがお詫びとして栄養のあるもの食べさせてくれたので…」
バニル「栄養のあるもの食べれば復活が早まる仕組みなのか…?リッチー特有の体質か何かか?」
ウィズ「それでですねバニルさん。私ちょっと出かけてくるので店番よろしくお願いします」
バニル「ならば災厄店主がいない間に発注、整理等やっておくか」
ウィズ「厄災ってひどい!もう!」
バニル「いいから行くが良い、男でもひっかけて朝帰りでもしてこい」
ウィズ「ゆんゆんさんと会ってくるだけです!!!」
バニル(そういえばもう1人のネタ種族の娘も占ったんだったな…確かぼっちを恐れて現在鼻が伸びまくってる小僧を襲うとか)
バニル「しかし見事にあの小僧に関することばかりだな…唯一違うのはウィズを占った際だけか」
バニル「我輩としては結果的に悪感情だの金だのが得られれば何でも良いので占いをどんどん回していくことにしよう」
占い対象>>安価下
占い結果>>安価下2
対象の安価が2つ続いたので結果はすぐ下のを採用します
バニル「対象は筋肉娘、と」
『カズマとラッキースケベが発生』
バニル「 ま た か」
バニル「結果に介入しすぎだろうあの小僧…!加護でも働いているのか!」
バニル「悪魔の我輩が加護など中々に皮肉が効いてるが…」
バニル「ふーむ、占い結果によって所謂修羅場的な状況を作り出すことはできそうだが悪魔の我輩に果たして上手くその状況が作れるかは疑問が残るな」
バニル「ひとまず占い結果を全て奴に伝えるのは控えるとしよう、情報を小出しにしつつ我輩が得する環境を作り上げるか」
R板じゃないから直接的な表現はあまりできないかもしれんけど頑張るぜ…安価は絶対
ウィズ「ゆんゆんさん、お待たせしました」
ゆんゆん「あ、ウィズさん!わ、私なんかのために来てくださってありがとうございます!!」
ウィズ「いえいえ、気にしなくて大丈夫ですよ…はい、指定の品です」
ゆんゆん「だ、代金です!」
ウィズ「たしかに受け取りました、ご利用ありがとうございます?」
ウィズ「それでここからプライベートとしての話題なんですけど…その品、流石に気になって…」
ゆんゆん「で、ですよね…直接私が買うのは恥ずかしいからウィズさんに頼んだんですけど…その」
ウィズ「メインは魔道具店ではありますが割と多種多様な品を揃えさせてもらってるので、うちの店にもありましたけど…おむつなら恥ずかしくは…ないかなーと思いますけど…」
ウィズ「まあ…また周りに先を越されたな…なんておもってませんし…ゆんゆんさん確かまだ14歳なのにはやいなー、私なんて…もう…」
ゆんゆん「ちちち、違います違います!これ私が使うために買ったわけじゃないです!」
ウィズ「私はいつになったら良いパートナーと…バニルさんにも朝帰りとか言われる始末…」
ゆんゆん「ウィズさん!ウィズさん!」
ウィズ「はっ…あ、すみませんゆんゆんさん…それでえーっと、おむつを買った理由はお聞きしても…?」
ゆんゆん「う、うーん…そのめぐみんが…」
ウィズ「めぐみんさん?」
ゆんゆん「あの…い、言って大丈夫かな?」
ウィズ「何か深刻そうな事態ですし、言いにくいことなら言わなくても大丈夫ですよ?私が勝手に首突っ込んでいるだけなので…」
ゆんゆん「…私もめぐみんをつけてて気づいただけなので私の口から言うのは違うかな…って…な、生意気言ってすみません…」
ウィズ「大丈夫ですよ」
ウィズ(めぐみんさん…おむつ…そういえば昨日今日とカズマさんがうちの店にいらっしゃってたみたいだけど…まさか?)
バニル「ぼっち娘が超いらん気を回していると見た」
バニル「さて、また2回占ったが…これは…」
占い対象>>57
占い結果>>59
2回目
占い対象>>60
占い結果>>62
ちょいと離れますべ、安価出したことですしまた後ほど
おでこにニキビができる
ダクネス
目が覚めてまともな人間になり今までの自分の言動を恥ずかしく感じる
実はSS書くのかなり久々でR板とかさっき認識したんだけどつまりそういうのはこっちじゃ厳禁とされてるってことかねえ…とりあえず更新
バニル「この国の国教であり通貨単位でもあるエリス」
バニル「我々悪魔にとっては忌々しい存在であることこの上ないが果たして占いは通じるか…」
バニル「駄女神アクアが実際に降りてきてるが故正直女神という存在はだいたいああなのではないかと思わんくもないが」
バニル「へい占い行ってみよう!」
『おでこにニキビができる』
バニル「占い自体は通じるな…素晴らしいぞ安価式占い」
バニル「内容が日常生活レベルの問題なのが少々残念だが美貌を当然とする女神達のことだ、ニキビは割と大問題になっているのではないかと我輩は睨んでいる」
バニル「さて続いては…そうだ修羅場作りも考えておこう」
バニル「つまるところもう一度脳筋クルセイダーを占う」
『目が覚めてまともな人間になり今までの自分の言動を恥ずかしく感じる』
バニル「こ、こここここれは!!!!」
バニル「フ、フワーッハッハ!!!ハッハァ!これは相当な羞恥の悪感情を味わえるに違いない!」
バニル「これがいつ起こるか断定できないのが惜しいが内容は素晴らしい!!我輩の餌としてこれからは普段以上に気にかけておくとしよう!」
バニル「フ、フハ…そ、想像だけで笑いがとまらん」
ウィズ「ただいま戻りましたー」
バニル「お帰りだウィィズ!客は来てない!以上!」
ウィズ「な、なんでそんなテンション高いんですか…って今私のことウィズって呼びました?」
バニル「おっと口が滑った」
ウィズ「滑ったってなんですか!いいじゃないですか素直に名前で呼んでくれても!」
バニル「汝が負債を帳消しにする働きを見せてくれるなら考えんでもないが」
ウィズ「…」
バニル「黙るということは自信がないのかはたまた…店の店主としてのその心持ちは不安でしかないが」
ウィズ「うっう…私だって好きで負債拵えてる訳じゃないですぅ…」
ウィズ「それでなぜテンション高いんですか?」
バニル「うむ、我輩の占いが良い結果を示したのでな」
ウィズ「昨日私もやってもらいましたね、結果は教えてくれませんでしたが」
バニル「狂犬女神に浄化されそうになるだったぞ」
ウィズ「昨日言ってくださいよ!それ知ってたら私だって色々対策できたのに!」
バニル「残念ながら我輩の安価式占いは結果は絶対にこの先発生する出来事なのは違いないが発生時間はわからんのだ、つまり昨日の汝に伝えたところで無駄に警戒心を強めるだけになる可能性もあったので黙っていたまでだ」
ウィズ「そんな意図が…というか占った結果が絶対発生するってそれ占いですか…?未来予知とかでは?」
バニル「占いである」
ウィズ「バニルさんがそういうならそれで良いですけど…ところで昨日は結果教えてくれなくて消化不良なので今日も占いやってもらえませんか?」
バニル「…」
ウィズ「そ、そんな嫌そうな顔しなくてもぉ…」
バニル「まあよい、今の我輩はこの先待ち受ける美味な悪感情への期待もあり気分が良い。占ってやろう」
ウィズ「ほんとですか!ありがとうございます!あのあの、2回連続で占いとかってできるんですか?」
バニル「同じ対象を2度連続で占ったことはあるため可能だが」
ウィズ「じゃあ2回お願いします!」
バニル「予め言っておくが良い結果だけが出るとは限らんからな?2回とも昨日と同じような内容を引くことだってあり得る。そのことを頭に入れておけ」
ウィズ「了解です!」
バニル「…そんなに楽しみか?」
ウィズ「女の子は占い好きが多いそうですよ?かくいう私も占い好きな女の子なので楽しみです!」
バニル「おんなのこ????」
ウィズ「バニルさん???????????」
バニル「その目を止めたまえ」
占い対象>ウィズ
占い結果>安価下2
2回目占い結果>安価下3
ウィズまでお漏らし属性付くのか(困惑)
『借金が100万エリス増える』
『ショックで去年克服した頻尿がぶり返しおもらし癖やおねしょ癖が復活する』
バニル「」
ウィズ「」
ウィズ「」
ウィズ「」
バニル「貴様が紅魔の娘同様漏らし癖があるのはどうでもいい!なんだ借金100万エリスとは!」
ウィズ「じょ、女性のデリケートな話題をどうでもいいだなんて!」
バニル「借金に比べたらどうでもいいわァそんなもん!」
ウィズ「え、えーと…そ、そうだ!う、占いですよ!占い!」
バニル「占いをやった結果がこの様だが!?」
ウィズ「その、例えばなんですけどこの後の占いで『所持金が100万エリス増える』がでたらその場合ってどうなります?」
バニル「…借金が増えるのは絶対。覆ることはないが確かにその占い結果なら帳消しにはできる」
ウィズ「ですよね!」
バニル「変な期待をしているようだが…占いを繰り返してきた中で推測できることがある」
バニル「それは無から結果へ至ることは今のところないという推測だ」
バニル「汝の漏らし癖なんぞ我輩は知らなかったし知りたくもなかったが、実際あったことなのだろう」
バニル「今までの占いでは突拍子も無く無から結果が出たことはなかった」
バニル「例えば小僧と筋肉クルセイダーの間でラッキースケベなるハプニングが起こると占いで出たがこれは小僧の運の高さが起因してることが考えられる」
バニル「つまり、汝に金が入る何かしらの手段がない限り唐突に金を得るのは難しいだろうな」
ウィズ「でも唐突に借金できましたよ?」
バニル「普段の様子を見れば歩く負債生成装置の貴様が起因なのは十分にわかることだが?」
ウィズ「ずびばぜん…」
バニル「…まだ占った回数は少ない。推測という前提は忘れるな。無から金を得る可能性も捨てなくていいだろう」
バニル「推測が事実だとしても我輩の見抜いた商品が売れ筋となり◯◯エリスを収入として得る、と言った占い結果が出ないとも言えん」
ウィズ「つまり…」
バニル「再度占うという意見には賛成ということだ」
ウィズ「えーと…対象は…」
バニル「汝と我輩を1度ずつ占う。3回中3回ともろくでもない結果しかでてない浪費店主への占いに対する信頼は低いのでな」
ウィズ「ですよね…お願いします」
バニルが色々言ってますがこれまで通り安価内容は特に制限しませんので大丈夫です
占い対象>ウィズ
占い結果>>77
占い対象>バニル
占い結果>>79
おもらし癖を治すポーションを入手するが、体が敏感になりすぎて快感で男でも潮吹き癖がつく副作用つき
魔法の巨大バニル仮面がめちゃくちゃ売れる
『おもらし癖を治すポーションを入手するが、体が敏感になりすぎて快感で男でも潮吹き癖がつく副作用つき』
『魔法の巨大バニル仮面がめちゃくちゃ売れる』
ウィズ「う、うううう…び、微妙…」
バニル「巨大バニル仮面…それも魔法とな」
ウィズ「び、敏感になるってつまりそういうことですよね…ど、どっちがこの先生活する上で楽になるんでしょう…」
バニル「魔法…我輩の仮面…」
バニル「ひとまず商才のある成金小僧に持ちかけてみるか、占いで売れるとわかっていても商品に手を抜きたくはない」
バニル「結果的に占いが良い内容を示したからよかったものの何も対策しなかったら借金だけが急に増えるミラクルが起こるところだった、よってしばらく汝への占いは禁止とする」
ウィズ「まあ…ですよね。バニルさんに迷惑はかけたくありませんし熱りが冷めた頃にまたお願いしますね」
バニル「さて、これから忙しくなるな…借金は額が決まっているが巨大バニル仮面による利益は額が決まっていない。利益が大幅に上回ることも考えられる。我輩はこれからあの小僧の元へ行き商品の設計を固めた後に開発元のツテを当たっていく」
バニル「貴様も何かしらのツテを掴んでこい、そのくらいはしてもらう」
ウィズ「もちろんお手伝いします!…の、前に1つ相談事が…」
バニル「…貴様の占い結果か?ポーション飲むか飲まんか迷ってると?」
ウィズ「効果が両極端すぎて…ポーションの製造先は心当たりがあるのですぐ手に入れられると思うんです。ただどうしようかな…と」
バニル「…」
1.>>77のポーションを飲む
2>>77のポーションを飲まない
安価下1~3まで多数決
この選択の結果によってウィズの行く末を少し変える…予定。選択肢の内容が内容だし行き当たりばったりな安価スレで何言ってんのという感じだけども(´・ω・`)
魔法の巨大バニル仮面はたぶんPS4のゲームで出たみんなで乗って空を飛べる素晴らしいアイテムだぞ!
すくなくとも6人は乗って空へ飛べる凄い発明だ!
バニル「…仕方ない、占いに偏り過ぎてたおかげであまり使っていなかったが…汝を見通してやる」
ウィズ「バニルさん…でも私ってバニルさんにとって見通しづらい存在だと仰っていませんでしたか?」
バニル「やろうと思えば見通せる…労力は大きいしあまりやりたくはないがこの先汝にへこたれる未来があるならそれは回避しておきたい」
ウィズ「バニルさん…」
バニル「……ッ、…!」
バニル「…」
バニル「汝漏らし癖に悩む者よ、得たポーションは飲むが吉」
ウィズ「わかりました!早速心当たりの場所に行ってきます!」
バニル「もう夜だが」
ウィズ「明日にはすぐバニルさんを手伝える状態にしておきたいので!その、ポーションの副作用の敏感になるという部分が少し気になりますが…大丈夫です、今回の借金の返済は私も頑張ります!」
バニル「将来的に100万エリスの借金ができるのは事実だがいつ来るかは分からん。そんなに肩肘張っても徒労に終わることもあり得る」
ウィズ「それでもですよ、その巨大バニル仮面?制作のお手伝いくらいはさせてください。私が何かやらかしてしまうくらいの深入りは避けながらになりますが…」
>>87
PS4のゲームは管轄外だったのでありがてえありがてえ…
バニル「さて、行ったか…心当たりと言ってたが大方いつも使えないガラクタばかり作っているウィズお得意の仕入れ先にでも行ったのだろう」
バニル「我輩は我輩で準備するとするか」
バニル「という経緯があった」
カズマ「占いをやってもらってる身だし別に商品開発に協力するのは構わないけどさ」
カズマ「俺は正直バニルが何の対価も要求せず占いやってるのが恐ろしく思ってたところなので対価にゃ相応しい働きはするよ」
バニル「占いは結果次第じゃ対価などいらんくらい悪感情が味わえそうなものもあるので基本とるつもりはなかったが…貴様がそういうならその言葉に肖ろうか」
カズマ「やっぱバニルが満足いきそうな内容もあったのね…」
バニル「…」チラッ
ダクネス「…?なぜ私を見る」
バニル「ナン・デモ・ナイ。ところで我輩この屋敷にすんなり入ってるがいつものなんちゃら教のなんちゃら様が張ってるという結界はどうした、当の帳本人も姿が見えない」
カズマ「ああ…あいつは酔っ払って寝てるよ。ほら、前にアクアが俺のベッドに潜り込んでくるみたいなこと占いででたろ?それがさっきあってさ」
ダクネス「でろんでろんで対処に困ったものだ…鼻の下伸ばすカズマの対処にも、な」
カズマ「の、ののののの伸ばしてねーよ!誰がアクアなんかに!」
ダクネス「どうだか」
バニル「しかしアレが酔っ払ってようと結界は維持されるはずだが」
ダクネス「酔っ払ったまま明日張り替えると言って解除していたみたいだ」
バニル「我輩からすれば無駄に体を崩すことがなくなったためありがたいな」
ダクネス「アクアが起きてたら叫んでただろうな…というか聖騎士である私も正直悪魔のお前が私たちの屋敷に普通にいるのを見逃して良いものかと逡巡してるのだが…」
バニル「見逃すが吉。なんなら今度占ってやるので店にいらっしゃると良い」
ダクネス「そういえばさっきから占いがどうとか会話にでてたな…まさか、バニルがするのか?」
カズマ「占いというかほぼ未来予知みたいなもんだけどな…悪いようにはされないだろうしいってみてもいいと思うぞ」
ダクネス「カズマがそういうなら…ところで先ほどから2人は何を書いているのだ?」
バニル「バニル仮面の設計図」
カズマ「巨大、ねえ…さてどうしようかな」
ダクネス「な、何か私に手伝えることはあるか?」
カズマ「ぶきっちょで脳筋なお嬢様にゃ無理無理」
ダクネス「な!」
ちなみにゲームでは巨大バニル仮面の素晴らしさがカズマに伝わらずカズマさんはキレた
今さら言われても困るだろうがカズマさんは製作に関わってなかったのだ!
バニル「…ふむふむ、ネタ種族の娘も屋敷にいないのか」
カズマ「…?あ、見通したな…別に隠すことでもないし普通に聞かれたら答えるのに」
バニル「会話の問答が減るから見通す方が良い。あのヘナチョコプリーストが側にいないなら貴様は見通しやすいのでな」
バニル「…ネタ種族同士邂逅してるのか、まあ今の我輩には関係ないな」
ゆんゆん「はいめぐみん、これ」
めぐみん「…なんですこれ」
ゆんゆん「悩んでるみたいだったから…ね?私は別に気にしないからね!」
めぐみん「…?」ガサゴソ
『おむつ』
めぐみん「」
ゆんゆん「14歳になっておねしょなんて、と思ってるかもしれないけど大丈夫よ!」
めぐみん「おい、どこでそれを知ったか聞こうか」
ゆんゆん「…?めぐみん見てたら気付いただけよ」
めぐみん「うがあああああああ!!!!!」
ゆんゆん「あああああ!!!!人の厚意を破いたわね!!!」
めぐみん「同い年から受け取りたくないですよこんなもの!確かに今悩んでますが自前のがあるので気にしなくて結構!そして言いふらすな」
ゆんゆん「めぐみんが困ってると思ったのにぃ…」
めぐみん「いやゆんゆんが私の立場だったらおむつ買って渡してくる人どう思いますか…」
>>91
oh…まあこのスレ独自の路線で開発したバニル仮面という設定でいこうそうしよう
ゆんゆん「…?人からプレゼントなんてもらったことないからわかるわけないじゃない」
めぐみん「はあああ…」
ゆんゆん「た、ため息つかないでよ!もう!」
めぐみん「とりあえず…まあ気遣ってくれたのはわかりました、私が破いたやつ以外の無事な物は受け取りましょう」
ゆんゆん「う、うん…べべ、別に使用する際に私からもらった物だなーとか考えなくてもいいからね?」
めぐみん「考えるわけなかろう」
ウィズ「と、いうわけでひょいざぶろーさんからポーションは貰いましたけど、どうしましょう…」
ウィズ「もう結構暗いんですよね…」
1.今日は紅魔の里に泊まる
2.テレポートでアクセルの街に帰る
安価下
ウィズ「折角ですし泊まりましょう!」
ウィズ「…そして寝る前にポーション飲まないと」
ウィズ「と思いましたがまだおねしょの癖が復活したかはわからないんですよね…復活してないのに飲んでも効果はないでしょうし」
ウィズ「おねしょを確認したら飲むことにしましょう」
ウィズ「…ということは私どっかで絶対漏らしちゃう…?」
翌日の朝
ウィズ「」
ウィズ「」
ウィズ「」
ウィズ「はい、ポーションを飲みます」
ウィズ「汚れた跡は…魔法で消し去れないかしら…」
ウィズ「ご厚意で人様の家に泊まらせてもらったのにこれはホント…私もう大の大人なのにぃ…」
ひろぽん(ゆんゆんの父)「お目覚めですかなウィ…」
ウィズ「あ」
そもそもウィズって飲食するのだろうか
バニル「おねしょ店主がこんなことなら家に帰れば良かったと嘆く姿が容易に想像できた」
ウィズ「」
バニル「ポーションは飲んだか否か」
ウィズ「飲みましたよぉ…」
バニル「副作用はどうだ」
ウィズ「あ、それがですね…羞恥でどうにかなりそうな状況下で飲んだんですよ」
ウィズ「副作用は敏感になるとのことでしたが、なんとその敏感な部位を体のある1部位だけに減らすことに成功しました!」
バニル「ほう、人前に粗相を晒した事が結果的に功を奏したか」
ウィズ「ダメージがでかすぎますけどね…もう…お嫁さんへの道がまた遠のいたような…」
バニル「ちなみにその1部位とはどこだ?間違って触れて敏感店主に悪影響が出て店の売り上げに影響が出るなどとあってはたまったものではないのでな、予めの報告を」
ウィズ「えっ……!!!」
バニル「?」
ウィズ「ば、バニルさんのえっち…」
バニル「は?」
ウィズ「ど、どこだっていいじゃないですか!」
バニル「何を勝手に盛ってるのか…」
ウィズ「?頭ですか?そこは敏感部位じゃないので大丈夫ですが…」
バニル「ふむ」ナデ
ウィズ「っふ//、あん…ッ!…あれ?」
バニル「…」
ウィズ「あ、あれ…頭は大丈夫なはずじゃ…」
>>98
飲食しなくても死にはしないけど飲食自体はするみたいよ、原作じゃバニルがウィズに砂糖水かけてた
ウィズ「えーと…どうやらポーションの効果で敏感になるところは時間によって変わるみたい…です」
バニル「…まあ昨夜汝が家に帰宅し1人でおねしょし1人でポーションを飲んだ場合は全身敏感の盛った雌になってた可能性があったかもしれんな、結果オーライとしよう」
ウィズ「羞恥心で効果変わるポーションとか聞いた事ないですよ…ひょいざぶろーさんはやっぱり凄いお方でした!私の目に狂いはなかったんですね!」
ウィズ「…ちなみになんですけど、ポーションを飲まない方を選択してたらどうなってたかわかります?」
バニル「見通した結果数年後も粗相で泣く汝が見えた」
ウィズ「飲んで良かったです…何かは失いましたけど…」
ウィズ「それで、仮面作成の方はどうなりました?お手伝いしますよ!」
バニル「その件についてだが、制作にはまだ時間がかかる故、しばらくは特に手伝いの必要もない」
ウィズ「そうなんですか?」
バニル「借金がいつできるかは知らんがその前に出来るだけ早く完成には持っていきたいところではある、まあ我輩たちはこれからも時間がたっぷりある故、焦らんでも良いだろう」
ウィズ「でも…ダンジョン制作に時間かかっちゃいますよ?」
バニル「汝がその契約を忘れてなければ十分だ」
ウィズ「バニルさんがそう仰るなら…」
バニル「む、客が来るぞ。とりあえず今は目の前のことに集中しておけ」
バニル「…はい、わかりました!」
バニル「へいらっしゃい脳から隅々まで筋肉の塊の娘よ!」
ダクネス「出会い頭になんて言い様だ!ぶっ殺してやる!」
バニル「フハハハハハハ!久々の悪感情、美味である!美味である!」
ウィズ(最近バニルさんの態度が軟化したと思ったけど…いつも通りですね…)
バニル「ちょっと待てええええ!」
ダクネス「う、お、おおおお!?」
ウィズ「きゃー!!!ダクネスさんが盛大に商品棚に!」
ダクネス「で、占いをやってもらえるんだったな?」
ウィズ「ダクネスさんも占いに興味があったんですね!」
バニル「全く…全部無事だったから良かったものの1つでもダメにしていたら…」
ダクネス「お前が私をおちょくるからだろう!確かに転んだのは私の責任だが!」
バニル「で、だ。そこの敏感店主を占った結果が悲惨過ぎて色々と我輩も被害を被ったが、占い自体に問題があるわけではなく占う対象に問題があるようなので汝は安心して占いを受けるが吉」
ダクネス「敏感…?」
ウィズ「な、なななんでもないですよ」
ダクネス「そ、そうか…ところで安心して占いを受けろというが私が受けるのは初めてだろう?安心できる根拠でもあるのか?」
バニル「既に汝は占い済みである」
ダクネス「え?」
バニル「我輩の安価式占いは目の前に対象がいなくても占える」
ダクネス「す、凄いな…ちなみに私はどんな結果が出たんだ?」
バニル「……」
ダクネス「…?」
バニル「昨夜ぶきっちょ脳筋と言われた事が地味にムカついた汝とそれを言った本人達にラッキースケベなる出来事が起こる」
ダクネス「…つまり?」
バニル「我輩が知ったことではないが、あの小僧に体のどこかは弄られる覚悟をしておくと良い」
ダクネス「ほ、ほほほほ本当かそれは!?」
バニル「占いの結果は絶対に起こる…それが我輩の安価式占いだ」
ダクネス「…」
バニル「興奮するには早すぎるぞ色情娘よ」
ダクネス「ち、ちちちがー!興奮などしてない!色情娘とか言うな!」
バニル「さて、悪感情をいただいたところで占いの時間だ」
ダクネス「やっぱりお前は嫌いだ!」
バニル「まあまあ」
ダクネス「おちょくるな!」
ウィズ「バニルさん、からかいすぎるのも程々に…」
バニル「フハハ」
バニル「長くなってしまったが占いに入るとしよう」
ダクネス「…質問いいだろうか」
バニル「言ってみよ」
ダクネス「回数に指定はあるのか?」
バニル「特にない。ちなみにだが1度の占いにつき2回までしかやったことがない」
ダクネス「そうか…まあ多くを聞くだけ聞くと言うのは野暮なのでしないよいにしよう。次の質問だが、前に私を占ったと言ったな?」
バニル「うむ」
ダクネス「それは、この場に対象者がいなくても占えるということだろう…それを踏まえて聞きたいのだがこの場にいない、そしてバニル、お前が会ったことのない人物も占えるのか?」
バニル「占える。以前女神エリスを占ったが、ちゃんと結果は出た」
ダクネス「なんでエリス様を占ってるんだ!ろくでもない内容だったらエリス教徒として見過ごせない!」
バニル「おでこにニキビができる」
ダクネス「う、うん…むう…」
バニル「微妙な気持ちになるのはわからんでもない」
ダクネス「ま、まあ今回は見逃…す…ことにしよう」
バニル「その質問があるということは汝以外にも占ってほしい人物がいるという認識でいいな?」
ダクネス「…ん、そうだ。クリスという盗賊を占ってあげて欲しい。アクセルの街を拠点として活動しているからもしかしたら見たことがあるかもしれない」
バニル「クリス…ふむ、良いだろう」
ダクネス「助かる…こういう女の子らしいことにあまり触れてこなかったからな、友人とこういう経験は分け合っておきたい」
バニル「…女は占い好きというのは本当だと」
ウィズ「だからそう言ったじゃないですかあ」
ダクネス「占ってくれる対象が悪魔なのが少し思うところがあるが…悪魔、アンデット嫌いのクリスにはそこは伏せておくか」
バニル「ではダスティナス・フォード・ララティーナとクリスなる者を占うとしよう」
ダクネス「ダスティヌスだ!」
ウィズ(私が占ってもらった3回はこんな本当の占い師っぽいことはやらずにぱっと結果だけ出していたのに…ダクネスさんにはなんでこんな丁寧にやってるんでしょう?)
バニル「…」
ダクネス「…」
バニル「結果が出た」
ダクネス「それで…内容はどんなものだ?」
占い対象>ダクネス
占い結果>>>>110
占い対象>クリス
占い結果>>112
今日はここまで、安価の方よろしくお願いします
ダクネスと結婚したカズマと既成事実(証拠写真付き)を作る
一応未回収の内容まとめると
・めぐみんにカズマが性的に襲われる
・めぐみんはスタイル抜群になる
・めぐみんがおねしょだけでなくカズマの側に居るだけで嬉しさでおもらしまでするようになる
・ダクネスの目が覚めてまともな人間になり今までの自分の言動を恥ずかしく感じる
・ダクネスとカズマの間にラッキースケベ
・ダクネスがカズマと結婚する
・ウィズの借金が100万エリス増える
・ポーションの副作用によるウィズの潮吹き癖
・ゆんゆんがカズマの寝込みを襲う
・エリスのおでこにニキビができる
・魔法の巨大バニル仮面がめちゃくちゃ売れる
スレ終わるまでに全部回収できっかな…
>>112のクリスのやつを入れるの忘れてた
とりあえず巨大バニル仮面とか色々確認してきます、今日更新するとしたらまた深夜かも
時間少しできたので安価だけ今のうちに出します
バニル「ふーむ…」
ダクネス「…?」
バニル「簡潔に言うと貴様の番い…つまり将来の結婚相手がわかった」
ダクネス「」
ウィズ「えっ凄い!」
バニル「しかしこれを伝えるのは我輩は一向に構わんが…どうする?」
ダクネス「…ん?確かに私の結婚相手を今この場で知ってしまうのはどうかとは思っていたが…まさか私を気遣ってくれてるのか…?」
バニル「気遣うという認識は大いに間違っている、我輩は悪感情が得たいだけだ。この占い結果をこの場で伝えたところで我輩にとって美味しい展開には転がりにくいと踏んだまで」
ダクネス「この場で…ということは他の場なら私から悪感情が得れるとでも言いたげな…」
バニル「そう言っている」
ダクネス「………」
バニル「というわけで保留にしておこう、ちなみにクリスとやらの占い結果も汝の結婚相手が絡む内容だったため割愛させていただく」
ダクネス「クリスもそんな内容だったのか…」
バニル「しかしまあ、折角占いを受けに店にまでご足労願ったのだ、サービスでもう1度貴様とその友人を占ってやろう」
ダクネス「…いいのか?」
バニル「構わん。手ぶらで帰らせるのもつまらんしな」
ダクネス「悪感情いただきます宣言されてる身としては複雑な気持ちだが…」
ダクネス「お言葉に甘えよう、頼む」
占い対象>ダクネス
占い結果>>122
占い対象>クリス
占い結果>>124
腹筋がさらに固くなる
貧乳を隠すための胸パッドと失禁癖を隠す尿取りパッド両方を買いに来る(エリス用の買い物)
なんかこのままいくと女性陣全員おねしょ癖つきそうな件について
バニル「フ…ハッ」
ダクネス「気味が悪い笑い方だな…」
バニル「フハハハハハハハ!!!フハハハハハハハ!!」
ウィズ「よっぽど自分にとって良い結果だったんでしょうか…」
ダクネス「私とクリスを占ってバニルが笑っているとなると嫌な予感しかしないが…」
バニル「『腹筋がさらに固くなる』」
ダクネス「ぬぁ」
バニル「喜べ被虐趣味娘!最近腹筋が固くなっていることを気にしていたが更に固くなるらしい!フワハハハハハ!」
ダクネス「ここぞとばかりに色々言うんじゃない!おのれ!やっぱりぶっ殺してやる!」
ウィズ「ダクネスさん落ち着いてええええ!」
ダクネス「ダメになった商品は私の悪感情を好き勝手に取っていった代わりだと思え」
バニル「口より先に手がでるタイプはこれだから…」
ウィズ「バニルさんは手は出さず口だけですけど出しすぎですよ」
ダクネス「で、クリスのはどうだったんだ?」
バニル「…それがだな、少々困惑しておる」
ダクネス「困惑?」
バニル「クリスという少女は胸が小さいことに悩んでいる、当たっているか?」
ダクネス「…確かに人よりは小さいかもしれないが…気にしてる素振りはあまり私に見せたことないような」
バニル「貴様にそんな素振り見せたところでただ惨めになるだけなのにやる輩はおらんだろう」
ウィズ「ダクネスさんおっきいですもんね…」
ダクネス「うぃ、ウィズもだろう…」
バニル「何のためにそんな確認を取ったかというと胸パッドを買う、と出たのだ」
ダクネス「クリスはそんなに悩んでたのか…!?」
バニル「あとついでに尿取りパッド」
ダクネス「めぐみんといい私の周りは最近どうしたのだいったい!」
バニル「紅魔の娘がどうかしたかね」
ダクネス「はっ…な、なんでもない!その尿取りパッドとめぐみんには何の関係もない」
バニル「我輩既に別口で知ってるので今更取り繕わなくてもよい」
ダクネス「なんだ別口って!」
ウィズ「ああ、ゆんゆんさんがおむつを買っていったのってそういう…」
ダクネス「ゆんゆん?そういえばめぐみんが何か貰ったと言っていたな」
ウィズ「ええ、私の店でおむつを買って行かれましたよ」
ダクネス「じゃあウィズもバニルも知ってるのか…頼むから内密にしておいてくれ…口を滑らせた私がいうのもなんだがめぐみんにこれ以上精神的負担はかけたくない…」
ウィズ「了解です!めぐみんさんもまだまだお若いのでそこまで気にすることはないと思いますけどね」
バニル「若くない貴様が言うと言葉の重みが違うな」
ウィズ「ううううう…」
バニル「普段ならば若くないという言葉にキレるところだろうにその様子だとよっぽど今朝の出来事が堪えたと見える」
ダクネス「話を戻すがその、クリスがパッドを買うことが結果としてわかっただけだろう?困惑する要素はないように思えるが」
バニル「胸の小ささを気にしているかどうか先ほど聞いただろう、何故かというとパッド購入の目的も占いの結果でわかったはずなのだが…モヤがかかってるようではっきりとわからんのだ。そこで先程の質問をぶつけたわけだが…結局わからんな」
ウィズ「今までそういう例はあったんですか?」
バニル「ない、だからこその困惑だ」
ダクネス「モヤがかかっているというのは具体的にどういうことだ?」
バニル「クリスとやらが何のためにパッドを買うかの部分が本来分かるはずだが読み取れない」
ダクネス「…そういえばクリスは悪魔とアンデットが大嫌いで目の敵にしているんだが何か悪魔避け等の装備をしているのだろうか」
ウィズ「だから完全に読み取ることができなかったってことですかね?」
バニル「1つ前に占ったそこの貴族娘の結婚相手について関係している結果は特に問題なく見れたので違うとは思うが…そのクリスとやらを実際に見れば見通すことで分かるかもしれんな」
ダクネス「クリスはしばらくアクセルから離れると聞いているからしばらくは無理だろうが、今度連れてくるとしよう」
ウィズ「ぜひ連れてきてくださいね」
所変わって天界
エリス「おでこにニキビができました」
エリス「だいもんだいです」
エリス「しかもおでこになんて…髪で隠すしかないですね…」
エリス「…うう、上手く隠せない…だいたいなんでニキビが…」
エリス「最近の過労のせいでしょうか…」
エリス(女神は美貌を持ち合わせている)
エリス(女神とはそういうものだ)
エリス(そんな女神にニキビができたなんて周りから絶対笑われてしまう)
エリス(私自身美貌がどうとかはあまり気にしたことはないけど…普段からだらしない生活を送っているアクア先輩ですらニキビが出来たことなんてないのに私だけ、なんてたまったものではない)
エリス(経過を見て自然に治るようなら放っておくけど…魔法とか使ってなんとか…)
エリス「…ん?あれ?この光は…」
エリス「えっと…?え!?カズマさん!?」
エリス「また亡くなったんですかあの人…確かにこの世界は過酷な世界ではありますがそれにしても…」
エリス「とりあえず…ニキビを髪で隠…せないから手で隠すしか…」
エリス「あ、か、カズマさんきちゃう!」
エリス「…ようこそ死後の世界へ」
カズマ「や、やっぱり死んだのか俺…」
エリス「やっぱりって…何をなさったんですか?」
カズマ「あれ?エリス様って今まで俺がここに来た時の死因って把握してませんでしたっけ?」
エリス「…忙しくて…把握できていなくて…すみません…」
カズマ「い、忙しいところ申し訳ありません…というかさっきから気になってるんですけど額を手で隠してどうしたんですか?」
エリス「お気になさらないでください」
カズマ「え」
エリス「お気に、なさらないで、ください」
カズマ「はい」
エリス「それで今回のその、死因はいったい…?」
カズマ「ええと…」
安価下2
カズマの死因
もろにカズマめがけて爆裂魔法を浴びせるのは原作的にやらなさそうなので間接的に爆裂魔法が死因に影響したことにします、すまない
カズマ「めぐみんの爆裂魔法で…」
エリス「爆裂魔法で!?」
カズマ「あ、いや直接食らったわけじゃないです。その、めぐみんのあるネタでちょっと笑ってしまったんですけどそれにキレて無作為に爆裂魔法が放たれた結果がここにいることに繋がります」
エリス「何がどうしてここにいることに繋がるんですか…」
カズマ「郊外にいつもの爆裂散歩→今日は珍しくダクネスとアクアも一緒に→アクアが言っためぐみんのとあるネタで俺が笑ってしまう→怒りに任せて爆裂魔法→何かの破片飛来→いまここ」
エリス「ここにいるのがカズマさんだけということは後の3人はその、何かの破片で命を落とすことなく無事なんですね?」
カズマ「だと思いますよ、俺が破片を集中して食らったし、そのすぐ後ろにいたダクネスにも少し飛んだと思いますがあいつはそれで死ぬような柔さじゃないんで」
エリス「運が高いのに不運な時はとことん不運ですね…」
カズマ「実感してますよ…」
エリス「ですがその場にアクア先輩がいるなら蘇生はしてもらえそうですね」
カズマ「してもらえるとは思うけど…あぁ…後が怖いなあ…」
エリス「めぐみんさんのあるネタで笑ったと仰っていましたね、後が怖いというのはめぐみんさんの報復が怖いとか、そういう意味ですか?」
カズマ「報復なら死ぬという形で味わったのでこれ以上は勘弁願いたいもんですねえ…まあ俺がめぐみんのおねしょで笑ったのが悪いのは自覚してるんですけど」
エリス「おね…しょ…」
カズマ「ってやべえ、ここで口滑らすとか流石にないわ俺…すみませんエリス様、今のは聞かなかったことに…」
エリス「え、ええ。大丈夫です…」
アクア『かずまー、かずまさーん』
エリス「あ、蘇生終わったみたいですね」
アクア『一緒にめぐみんに謝りましょー』
カズマ「えーと…俺蘇生して大丈夫?」
アクア『大丈夫、さすがのめぐみんもカズマを殺したいまではてんで思ってなかったみたいで逆にカズマに謝りたいそーよ』
カズマ「まあ爆裂魔法が死因のきっかけではあるけどなあ…とりあえず戻るぞー!」
アクア『ほらめぐみん、カズマさん戻ってくるみたいよ』
カズマ「と、いうわけで…忙しい中すみませんでした、お願いしますエリス様」
エリス「女性のデリケートな悩みをからかうのはあまり心象がよくないですからね、気をつけてくださいよ?」
カズマ「ハンセイシテマス」
エリス「では、今度こそまたここに来ることがないよう、祈っております!いってらっしゃい!」
エリス「さて…またカズマさんを蘇生したので仕事が増えちゃった…」
エリス「ダクネスにはしばらくアクセルから離れるとは言ったけどこの状況が続くと割と長くなりそうです…」
エリス「おでこのニキビも気になりますし…女神も大変だなあ」
バニル「さてさて、そろそろ昼になるが今日は…うむ、汝の前で食すとするか」
ウィズ「私の前で食べなくてもいいじゃないですか!私昼抜きなのに!」
バニル「我輩の本当のご飯は貴様の悪感情なのだ、指を加えて我輩が食す美味な料理を眺めるが良い」
ウィズ「うう、こんなことなら昨日のサービスで何か食材をもらってくればよかったです…」
バニル「昨日のサービス?というかなんだその側にある袋に入っている2つのポーションは」
ウィズ「これはですね、お得意様にってことでひょいざぶろーさんが本来の目的のポーションとは別のポーションを譲ってくれたんです!」
バニル「譲ってもらったということは金銭のやり取りは発生してないのだな?」
ウィズ「ええ、あったのは信頼関係です!」
バニル「貴様が築き上げた商売に関する信頼関係は店にとって不利益になる可能性が高いので正直壊したい」
ウィズ「やめてくださいよ!」
バニル「しかし…ううむ、我輩の目を以ってしてもどのようなポーションなのか読み取れんな、我輩が読み取れないということは効果はともかくとして相当腕の良い輩が作ったのだろうな」
バニル「して、効果はもちろん聞いてあるのだろうな?」
ウィズ「ええ、こっちが被虐趣味を無くす効果を得るポーションだそうです」
バニル「ブフォッ」
ウィズ「きゃああ!口に物入れながら吐かないでください!」
バニル「失敬、我輩としたことが…しかしなんと…」
ウィズ「?」
バニル(以前占いの際に出たあの貴族の娘がまともになって過去を恥ずかしがる云々の結果はこのポーションによるものか…些か都合が良く感じるがそれは我輩が未来を占ったからだろうな)
ウィズ「副作用としては被虐趣味の過去が受け入れられなくなるくらいの拒絶反応を示してしまうことらいしですが…」
バニル「完全に被虐趣味とおさらばできるポーションというわけだな、汝のお得意様の割には凄まじい効果ではないか」
ウィズ「ひょいざぶろーさん曰く失敗作だそうですが…」
バニル(お得意様へのサービスという体で失敗作押し付けられてるだけでは…?)
上
副作用は下腹部(ぼかした表現)が性的に敏感になりすぎて発情癖がつく。
だらだらと続けてゆるゆると安価回収予定なので負担等気にしなくて大丈夫っす、続けるためにも安価の方みなさんよろしくお願いするっす
ウィズ「スタイルが良くなる、だそうです」
バニル「ほう、身体に直接影響を及ぼすと」
ウィズ「スタイルが良いというのは女性の憧れでもありますからね、私も昔は…」
バニル「昔」
ウィズ「な、なんですかバニルさん…」
バニル「昔、な」
ウィズ「なにが言いたいんですかもう!」
バニル「しかしスタイルが良くなる、か…」
バニル(我輩の2回目の占いに名前が変な娘のスタイルが良くなる云々があったが…)
ウィズ「本来は娘さんのために制作したものだとか」
バニル(やはり)
ウィズ「けど副作用が娘に悪影響過ぎてやめた、と仰ってました」
バニル「してその副作用とは?」
ウィズ「下腹部が性的に敏感になりすぎて発情癖がつく、と…私が飲んだポーションもそうですが、敏感になるという副作用が最近多いと悩んでました」
バニル「そもそも副作用のないポーションは作れんのか」
バニル(しかし…これは占いの結果が強い意志を持って襲いかかってきているような錯覚を覚えるな…)
バニル(間違いなくネタ種族の娘特効ポーションに違いない、これがきっかけで成金小僧を襲うに繋がるのだろう)
ウィズ「ですが『ウィズさんなら、私の商品の素晴らしさをわかってくれるウィズさんならこのポーションも有効活用してくれるに違いない』と…!私とっても嬉しくて任せてくださいと豪語してポーションを譲ってもらったんです!」
バニル「そう」
ウィズ「無関心!?」
バニル「強い意志を感じるその2つのポーション、我輩も少し興味がある」
ウィズ「バニルさんもひょいざぶろーさんの商品の素晴らしさに気づいたんですね!私思うんです、この商品が見向きもされない世の中は間違っている、と…」
バニル「間違っているのは汝の感性である、爆ぜよ」
ウィズ「爆ぜよ!?」
バニル「というわけでしばらくこの2つのポーションを預からせていただこう。汝が譲ってもらったということはこの店の商品になったということ、店員の我輩が持ち出しても問題はあるまい?」
ウィズ「それは良いんですけど…あら、どこか行かれるんですか?」
バニル「少し野暮用である、不安だが店は頼んだ」
街中
バニル「やあ」
カズマ「やあ、じゃねーよ…ここ最近毎日お前と顔合わせてないか?」
バニル「占いの結果に貴様が噛みまくっているのが悪い」
カズマ「知らんがな」
バニル「…ふむ、また死んだのか?運の高さはどこへ行ったのやらと疑うくらいにはぽんぽん死ぬではないか」
カズマ「俺だって好きで死んでるわけじゃない…が、まあ今日のは…軽く自業自得だからなー」
バニル「ふむ、我輩が占ったとおりか」
カズマ「俺が死ぬのがか?」
バニル「いや、貴様の死因となった一点特化娘の方だ。貴様の側にいると漏らす云々、と結果で出たが…ここ最近ウチの店主といい貴様のとこといい何が起こっているのか」
カズマ「それ教えてほしかったわあ…めぐみんの異変にアクアが目敏く気づくもんで油断して笑っちゃったし」
カズマ「で、ウィズが何だって?詳しく」
バニル「ぶれんな貴様…」
カズマ「めぐみんに襲われるって結果がでてから色々と準備してたけど何にも起きなくてダレちゃってさ…占った結果がいつ起こるのかわからないのは少し不便に感じる」
カズマ「で、もやもやしてるところにウィズの名前が出たので超速反応させていただきました、ほれウィズが何だって?」
バニル「そしてやけに押しが強い…いいか、聞け小僧。我輩は今2つのポーションを持っている」
カズマ「?それとウィズに何の関係が?」
バニル「ポンコツ店主から今は離れたまえ、この2つのポーション、これまで汝を占ったことによる影響が働いたと推測される効果を持っている」
バニル「つまり…占い結果の回収を早めることが可能になる」
カズマ「それ占いの結果と関係あるのか?」
バニル「効果を聞けば関係大有りとすぐ理解できるだろう…そこで、だ。どちらか1つ、無償で譲ろうではないか」
カズマ「バニルの言う無償は信用ならないんだが…何企んでやがる」
バニル「無論、我輩にとって喜ばしい展開になるよう企んでいる。だから無償で譲ると言っておるのだ」
カズマ「お前の喜ばしい展開が俺にとってもそうとは限らないだろ?正直受け取るのを断りたいが本音だ」
バニル「ではここでこのポーションがどんな効果を持ってるかお教えしよう…1つはネタ種族が発情する、もう1つは貴族の娘と貴様の間柄が大きく進展する」
カズマ「なっ」
バニル「我輩は嘘は吐かない。悪魔は契約、取引にはうるさい種族であるため、な。そしてこれはポーションを譲る代わりに貴様が我輩にとっても喜ばしい展開を作ってくれ、という取引に他ならない」
バニル「というか、貴様と我輩の目的はだいたい一致している。貴様の望みと我輩の望みの展開は同じ場所で起こるからな!フハハハハハハハ!!!」
カズマ「…」ゴクリ
バニル「さてさて、話を戻すが貴様には我輩の手元にあるポーションを譲る…が、譲るのは1つだけだ」
バニル「効果は説明したが、どっちがどの効果を持つのかは秘密としよう。汝が、2択から選びたまえ」
カズマ「弄ばれてんなあ俺…」
バニル「その代わり美味しい思いをするのだ、安いものだろう?」
カズマ「…確認いいか?どっちかはめぐみんが発情する、もう1つはダグネスと俺の関係が進展する…だな?」
バニル「そうだ」
カズマ「なんで1つだけなんだ…は聞く必要ないな」
バニル「貴様の想像通りだ、我輩の望みのために1つだけしか譲れん」
カズマ「なら、俺はーーーー
安価下のコンマ、下1桁
偶数でめぐみんが発情する方
奇数でダクネスとの関係が進展する方
カズマ「そっちを、貰おう」
バニル「ククク…そら、受け取れ」
カズマ「で、これはどっち効果を持つポーションなんだ?」
バニル「我輩は教えんぞ?占いの結果は絶対に今後起こること。そのポーションがあれば近日中に結果の内容が発生するような何かしらの動きがあるだろう、期待して待っておけ」
バニル「と、焦らそうと思っていたが…ふむ、少し失礼」
カズマ「?」
バニル「…小僧、貴様が明日我輩の店に来ることを見通した。その際にネタ種族か筋肉娘のどちらかに声をかけられるだろう…声をかけてきた方を一緒に連れてくるがいい」
カズマ「…その声をかけてきた方が」
バニル「ああ、ポーションの効果によって選ばれた娘となる」
バニル「今日はそれを持って帰りたまえ。明日、持参すればよい」
カズマ「今日これ使うんじゃないのか」
バニル「明日使うことになる。が、持ち帰るだけでイベントが発生するためそう勧めているのだ、では、明日の来店お待ちしておりまァす!フハハハハハハハ!フハハハハハハハ!」
バニル「戻ったぞハラペコ店主!」
ウィズ「お、お早い帰りですね」
バニル「…おい」
ウィズ「あの…その、派手に転んじゃって…」
バニル「店の中の何を壊した」
ウィズ「ええと…」
バニル「我輩の目を見て答えろ」
ウィズ「うう…」
安価下1 ウィズが店内で壊したもの
安価下2 損害価格
1145141919810エリス
ウィズ「ええとですね…今さっきこのスイッチを仕入れたので棚の整理をしようとしたところ、転んでしまって…容器に入っていたいくつかの爆薬などが溢れてしまぅたんです…」
バニル「ノロマ店主めが…ところでそのスイッチとやらを我輩は仕入れた覚えがないので貴様の独断によるものだろうが…今度はどんなろくでもない商品を…はあ…」
ウィズ「呆れるのには早いですよバニルさん!これはですね、爆破スイッチというものらしいです!」
バニル「は?」
ウィズ「魔法が飛び交うこの世界では爆発系統の魔法も当然ありますが、なんとこれは人為的に爆発を起こせるスイッチなんです!これは冒険者からするととっても価値のあるものですよ!」
バニル「どうせ押したら押した本人も巻き込まれるオチだろう、いいからとりあえず溢れた爆薬等を…」
ウィズ「あ、そうでした!片付けますね!」
バニル「いやいい貴様は動くな我輩にーーーー
ウィズ「きゃあっ」
ぽちっ
ニ ̄ニ‐- .
_/ \_
=二 ̄ / ',  ̄二=
 ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
从,,i ; `. 、 .尢r、
/\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
バニル「」
バニル「」
カズマ「爆発オチなんてさいてー!」
アクア「いきなりどうしたのカズマ、死んだショックでとうとう狂ってしまったのかしら」
カズマ「いや違えよ今の爆音のことだよ」
アクア「爆音と言われてもねえ…めぐみんの爆裂魔法で慣れてるしなんとも思ってなかったわ」
カズマ「お前が慣れてようがなんだろうが今の爆音は明らかにおかしいだろ、多分方向的に街中だぞ?」
ダクネス「めぐみんも今日は爆発魔法を放ち終えているしな、何か事件だったとしたら放ってはおけないが…」
カズマ「爆発ソムリエのめぐみん的には今の音どう思う?」
めぐみん「おっと近づかないでもらおうか…ま、また…」
カズマ(そうだった、カズマの近くにいると変と言ってなぜか漏らしたんだった…それをアクアが変に言うせいで結果的に俺が死んだのでした)
めぐみん「ただ、今の爆音に関してですが音の大きさ的に魔法の類ではないと思います。どうやったのかは知りませんが、人為的な爆発でしょうね」
ダクネス「人為的だと!?事件じゃないか!カズマ、めぐみん、アクア!急いで支度してくれ!向かうぞ!」
アクア「どーせ行ってもなにもないと思うわよー、私の鋭い頭脳がそう言っているわ」
カズマ「アクアがこう言ってることだし割とやばいことが起きてるかもしれないな」
アクア「ちょっとどういう意味よ!」
ダクネス「爆発ということは消火作業も必要になるかもしれない、アクアは絶対来い」
アクア「えー…私もう今日はスリープモードなんですけど。お風呂入ってお酒飲んで気分良く寝たいんですけど」
ダクネス「最悪死人が出てるかもしれないのに呑気なこと言ってる場合か!ほらいくぞアクア!消火に蘇生に普段働いてない分働いてもらう!」
アクア「ちょ、ちょちょカズマさんカズマさーん!いたたた、痛い痛いダクネスちょっと力強すぎるわ!また筋肉つけたわね!」
カズマ「あのバカは連れてくとして人為的な爆発ってのが少し気になるな、そんな科学力ありそうなこと日本人以外にできんのか?」
めぐみん「ウィズの店に爆薬とかあったでしょう?あれに引火すれば爆発は起こせますよ」
カズマ「そういやそんなのあったな、確かニトログリセリンっぽいのも…というかめぐみん遠いな」
めぐみん「接近はダメです。…というかそれ答え出てません?爆発の方向的にも爆破要素に思い当たる点があることからもウィズの店で爆発が起きたのでは?」
カズマ「まーたウィズがやらかしたのか」
カズマ「で、ウィズの店に向かおうとしたところ…」
1.バニルがフル稼働して被害を抑え込んでいたため、ウィズの店だけが吹き飛ぶ結果で済んだ
2.この素晴らしい世界は過酷である、周辺一帯吹き飛びました(どちらにしろバニルが頑張ったので死傷者は0)
安価下2~3まで多数決
どっち選んでも被害総額は>>169です、バニルェ…
バニル「残機が減ったかと思いました」
ウィズ「」
ダクネス「音の割には…被害は大きくないようだがウィズの店が…」
めぐみん「更地になりましたね」
カズマ「明日の来店お待ちしておりますとか言ってたのに今日来ちゃいましたねと笑おうかと思ってたがこれは流石に…」
アクア「怪我した人とかいませんかー?」
ダクネス「その…爆破当時の状況とか聞きたいんだが…大丈夫か?」
バニル「割と洒落にならない」
カズマ「こ、こんな弱々しいバニル初めて見たぞ」
めぐみん「ウィズは爆発のショックで気絶してるだけですね、ローブのところどころが破けてますけど本人へのダメージは少ない…流石のリッチーといったところでしょうか」
ウィズ「」
ダクネス「バニルの方がボロボロだが爆発を抑え込んだのか…?」
カズマ「アクアに見てきてもらったけど周辺の家とかは無事らしいぞ、すごいなバニル」
ダクネス「バニルですらボロボロになる爆発…」
カズマ「食らいたいとか思ってるんじゃないだろうな」
ダクネス「思ってない。ひとまず、事情が聞きたいがここではなんだし一度屋敷に戻らないか?」
めぐみん「いいんじゃないですか?店が吹き飛んだことで2人とも寝床もないでしょうしそのまま泊まるのはどうでしょう」
アクア「ちょっとお待ちなさいな、ウィズは百歩譲って泊めるのはいいとしてそこのオンボロ悪魔は却下よ却下」
バニル「…」
カズマ「言い返せないほど意気消沈してるなこれ」
ダクネス「ウィズが軽傷なのはバニルが爆発を可能な限り抑え込んだからだろう、そのウィズを泊めてもいいならバニルもなんとか泊めさせてあげれないか?アクア」
アクア「普段は聖騎士として悪魔許すまじとか息巻いてるのにダクネスったらどうしちゃったの?」
ダクネス「いや…バニルがここまで落胆してるのは初めて見るし何よりこの被害状況だ、流石に同情してしまう」
アクア「私のくもりなきまなこによると悪感情美味であるーって言って恩を仇で返すのが見えるわ、やめとくが吉」
ダクネス「それでもだ」
カズマ「なんという騎士の鑑、それに比べて自称女神は…」
アクア「自称って何よ本物よ!女神と悪魔は相容れないものなんです!そう易々と私の根城に悪魔を入れるわけにはいかないのよ!」
カズマ「1ヶ月間毎日高級シュワシュワ」
アクア「長くは泊めないからね!少しだけよ!さきっちょだけ!」
カズマ「掌くるっくるだな」
ダクネス「扱いやすいな…」
カズマ達の屋敷
ダクネス「あの後被害が広がらないよう対処はしてきた、後で警察も来ると言っていたから大丈夫だろう」
バニル「ああ…」
めぐみん「元気ありませんね…仕方ないのかもしれませんが…商品は全部ダメになってしまったのですか?」
バニル「商品どころか店までもダメになったがな」
カズマ「この世界じゃ建築は魔法も使うし店の再建までそんなにかからないだろ?元気出せよ」
バニル「店の再建云々に関しては特に心配はしていない。問題は今回の被害総額だ」
ダクネス「それはウィズとバニルでなんとかなる額か…?」
バニル「ウィズに見つからんよう厳重に隠している金庫があるのだが…地下に隠していたため無事ではある。が、その金庫の中身使っても余裕で届かん」
めぐみん「家、商品、周りの被害…相当な額にはなるでしょうね」
カズマ「爆発の原因はなんなんだ?めぐみんがいうには人為的な爆発らしいけど」
バニル「爆発店主が爆破スイッチなる頭のおかしい商品を仕入れてそれが店の爆薬に引火した」
カズマ「爆破スイッチ?なにそれ怪しい…ちなみにバニルはこの爆発は見通してなかったのか?」
バニル「無駄に実力が高い災害店主は見通せない…はああ」
ダクネス「バニルもだが、ウィズも心配だな…自分の店が吹き飛んだ挙句自分が原因…塞ぎ込んでしまわないだろうか」
カズマ「一応アクアが診てくれてるけどどうだろうなあ…」
めぐみん「そういえばそろそろ夜ご飯の時間ですね、今夜は私が担当です。バニルは食べますか?」
バニル「結構、飲食を必要としない身体だ」
めぐみん「わかりました」
ダクネス「私も手伝うぞ」
バニル「小僧、前に持ちかけた件を覚えているか?」
カズマ「持ちかけた…ああ、巨大なバニル仮面のことか?」
バニル「そうだ、占いによって仮面が莫大な利益を出すことはな 確定している。本来は借金100万エリスのための商品開発だったが…こんな状況になるとは予想もできんわ」
カズマ「こっから更に借金背負うのか…ウィズに何か憑いてるんじゃないか」
バニル「そして別件だが今日貴様に渡したのとは別のポーションが爆発に巻き込まれて消滅した」
カズマ「全部の商品ダメになったって言ってたもんな…」
バニル「よって貴様に渡したポーションだが、それはしばらく取っておいてくように。元は2つ揃って多大な相乗効果が期待できた品だ、1つ欠けては貴様も満足できぬだろう」
カズマ「楽しみにしてたが仕方ない、さて商品開発にとりかかるか!」
バニル「その前にだ。我輩の想定被害総額を考えると仮面の利益だけでは不安すぎる。よって占いで他にも利益を出せる商品も見ておきたい」
カズマ「見ておきたいって…占いは望んだ内容がでるわけじゃないだろ?」
バニル「そこで貴様だ。貴様の商才は我輩も認めている、占い対象を貴様にすることで金銭関係の内容も出やすくなるはずだ」
カズマ「そうなのか?」
バニル「あくまで推測だが占いは無からは結果には繋がらん。商才のない貧乏店主を占っても利益が出る結果にはならないだろうが成金小僧なら話は別だ」
カズマ「別にいいけど…変なの出ても恨むなよ?」
占い対象>カズマ
占い結果>>187
占い対象>カズマ
占い結果>利益が出そうな商品>>189
>>189はなんかしらの商品でお願いします、>>187はこれまで通り制限なしの安価で
上
作りやすいかもしれないスケボー
『宝くじが当たってウィズとバニルの借金がチャラになるほどの金額を手に入れる』
『スケボー』
カズマ「まさかの大逆転キタコレ」
バニル「フワーッハッハッハ!ハハハハハハハハ!」
ダクネス「な、なにごとだ?とうとうバニルもとち狂ったか?」
カズマ「あー、今日できた借金が全て返せそうで嬉しさで舞ってるだけだ」
ダクネス「被害総額凄まじい額になると言ってなかったか?それを返せそうとは…」
カズマ「なんか宝くじが当たるって占いで出たらしい。しかし宝くじか…俺1回も買ったことないな」
ダクネス「買ったことないのか?カズマの運の良さから買ったことがあると思っていたが」
カズマ「宝くじに意識は回ってなかったからなあ…ここ来てから割とすぐ借金背負ってたしそんな状態でギャンブルはしたくないしな、俺安定志向だし。ギャンブルするなら後ろ盾は欲しい」
ダクネス「そうか…まあ、借金が解決するなら何よりだな。まさかこんなスピード解決するとは夢にも思わんが」
カズマ「全くだ、大悪魔があのはしゃぎよう、割とすごい光景かも」
バニル「小僧、貴様にはかなりの恩ができたな。我輩は恩を仇で返すような真似はしない、汝幸運な男よ、ピンチの際に助けて見通す悪魔と唱えればいついかなる時も我輩が駆けつけることを誓おう」
カズマ「お、おう…そんなピンチな状況には陥りたくはないが…」
バニル「さて、現時点での借金が返せることは決まったわけだが…今後100万エリスの借金を背負うのは決まっている。占いで出てきたこのスケボーとやらも制作にとりかかろうか」
カズマ「スケボーか、移動手段にもなるしなんならうちの国じゃ競技にまでなってたし…うまくいけばこれもいい利益が出せるんじゃないか?」
バニル「では仮面と同時進行で進めていくことにしよう、我輩の魔力があれば通常の商品よりもっと良いものが作れそうだ」
カズマ「ちなみに…」
バニル「わかっておる、利益の1部は無論貴様にも渡る」
めぐみん「夜ご飯できましたよ、私はアクア呼んできますね。ウィズは目を覚ましてるでしょうか」
ダクネス「カズマはどうするんだ?忙しそうだが…」
カズマ「俺も一緒に食べるよ。悪いバニル、中断で」
バニル「気にするな」
ウィズ「皆さんには多大なご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません…」
ダクネス「バニルにも散々謝ったのだろう?私たちも特に迷惑を受けたわけじゃない、気にするな。それに占いで借金が返せるのは決まっているみたいだしな」
めぐみん「お店の再建が終わるまではこの屋敷を使ってくれて大丈夫ですよ」
カズマ「それはそうと少し気になるんだが、ウィズは爆破スイッチとやらをどこから仕入れたんだ?」
ウィズ「仕入れたというか…直接店頭でやり取りしたんですよ。バニルさんがお店に戻って来る前にです」
アクア「さっきも怪しいとか言ってたけどカズマは何が気になるの?」
カズマ「いやだって爆破スイッチだぞ?ウィズが店の爆薬に誤って引火してしまって爆発させたわけじゃない、誰かが明らかな悪意を持ってウィズにスイッチを持たせたように思えるんだよ」
めぐみん「だとしたらウィズにわざわざ売らないでその場で爆発させればいいのでは?」
アクア「めぐみん遠いわねえ…」
めぐみん「お気になさらず。しかし私も爆破スイッチの構造はすこし興味がありますね…押すと爆発する何かがあったんでしょうか?」
カズマ「俺のいた国じゃ遠隔操作で爆発を起こすこともできたしその類じゃないか?それより、ウィズに売らないで爆発させなかったのにはわけがあると思うんだが」
ダクネス「随分と疑っているな」
カズマ「恐らくスイッチ押したら押した本人毎爆発する仕組みで…だからウィズに押させる必要があった…?」
めぐみん「でもウィズが押すという確証もないじゃないですか」
カズマ「いやウィズなら押すだろ」
ウィズ「ええ!?」
カズマ「バニルが見通せばすぐわかることだけど…当の本人は商品開発に入れ込みすぎて忙しいみたいだしな」
ダクネス「もしウィズを狙った爆破事件なら一応注意する必要があるな、その爆破スイッチを売りにきたのはどんな奴だったんだ?」
ウィズ「ええと…フードを深く被ってたのでお顔は見えなかったです、声からして男性の方だったと思います」
ダクネス「さすがに情報が少なすぎるな…」
ウィズ「すみません…」
ダクネス「謝らなくともいい。とりあえず今後は気をつけた方がいいぞ、カズマの考えすぎかもしれないがそうでないならウィズを狙った奴がいることになる」
アクア「当の本人が爆発で受けたダメージは極めて少なかったけど。あの悪魔が庇ったとはいえ」
カズマ「ウィズがリッチーだって知らなかったんじゃないか?」
めぐみん「多分そうでしょうね」
カズマ「さて、バニルは睡眠の必要がないから作業を続けると言っていたけど、俺は寝ないとなあ」
カズマ「その前に風呂入るか」
アクア「あ、立て札は見ておきなさいよ?ウィズが入ってるかもしれないわ」
カズマ「先に入ってるのか。まあアクアが風呂入って浄化した後にウィズが入ったりしたらとんでもない大惨事になるもんな」
アクア「私が1番最後なのはいつものことだからいいけどなるべく早く上がって頂戴ね」
カズマ「日本人に早く上がれとは無茶を仰る」
アクア「それと高級シュワシュワ、忘れてないでしょうね!」
カズマ「はいはい」
アクア「あ、もう1ついいかしら」
カズマ「なんだよ」
アクア「さっき占いがどうとか言ってたけどそれってまさかあの臭い悪魔がやってるの?」
カズマ「そうだよ、未来に起こることが事前にわかる最早未来予知の域だけどな」
アクア「胡散臭いわねえ、カズマったら信じちゃってるの?」
カズマ「信じてるも何も事実バニルが『アクアがウィズを消滅寸前まで浄化させてしまう』って占い結果だした後にお前が実際そう動いてたからな」
アクア「なによそれ、ますます怪しいわ…特にいつも私を見通せない、鬱陶しいとかほざくあいつが私の行動を見透かしてるのが1番嘘くさいわね、問い詰めてくるわ!」
カズマ「ほどほどになー」
カズマ「さーてと立て札は…うん、入ってないな」
カズマ「しかしスケボーかあ、日本じゃ経験なかったけどこの世界でステータスが上がった今なら乗れそうだな」
カズマ「スケボー乗りこなす俺…カッコよくね?」
カズマ「風呂だー!」
ウィズ「えっ…」
カズマ「へ?」
ウィズがいる…
1.気のせいか
2.お邪魔しました!
安価下
カズマ「お邪魔しましたァ!」
ウィズ「あ、た、立て札入浴中に変えるの忘れてました!すみませんカズマさん!私が悪いので気にしないでください!」
カズマ「そ、そうか…ええと、自分の部屋にいるから風呂から出たら声かけてくれ」
ウィズ「わかりました、ごめんなさいカズマさん」
カズマ「いやあ…少し見えてしまったがサキュバスサービスでお世話になってるとはいえ…」
カズマ「実際に見るとなんかその…凄いな、うん」
カズマ「とりあえず部屋戻るか」
ギャ-ギャ-!!!
カズマ「…なんか広間が騒がしいな」
カズマ「様子だけ見るか」
アクア「わざとでしょ!あんたよっぽど私に沈められたいようね!」
バニル「わざとな訳あるか!貴様の運の低さを呪え!」
ダクネス「」プスプス
めぐみん「ダクネスー!!!!」
カズマ「えぇ…」
アクア「あ、カズマ!ちょっとこの反則悪魔どうにかしてよ!」
カズマ「なにがあったんだよ」
バニル「この泣き虫女神が我輩の占いにケチをつけてくるので成敗したまで」
アクア「成敗って言った!?やっぱわざとじゃない!」
バニル「知らんわ!自爆だろう!」
カズマ「その成敗とダクネスが倒れてることになんの関係があるんだか…」
アクア「このペテン悪魔が私を占った結果、『泣かされるでしょう』とかふざけたことぬかすから正義のゴッドブローをお見舞いしたのよ」
バニル「我輩は正当防衛の名の元に筋肉クルセイダーを盾に使用、反撃のバニル式殺人光線を放った」
アクア「それをなんとこいつダクネスに当てたのよ!人を殺さないとかいいつつ殺人光線を人に当ててるのよ!」
バニル「貴様が焼き焦げクルセイダーを盾にしたからだろうが!」
ちなみに借金100万ってこの爆発の借金には含まれないんだろうか
カズマ「ダクネスが焦げてるのはそれが原因か…」
バニル「我輩はその後もう一度と懇願する土下座女神に仕方なく占いをしてやったのだが結果は『泣かされる』だった」
アクア「誰が土下座女神よ!捏造とは悪魔らしい逃げ道ですこと!プ-クスクス!」
カズマ「まあ占いで泣かされるって出たならそうなんだろうけどこいついつも泣くしなあ…」
アクア「カズマ!?」
バニル「だろう、小僧もこう言っている、わざとな訳があるまい」
カズマ「アクアははやくダクネス回復してあげろよな」
ダクネス「」
バニル「そういえば殺人光線を当ててしまっていたな…殺人光線を耐えるなんて凄いですね、自慢の腹筋の固さが産んだ守りを誇ってくださいと伝えておいてくれ」
カズマ「俺が沈められるから嫌だよ!」
>>204
含まれません、新たな方法でウィズが借金を錬金します
ウィズ「カズマさんこちらにいらしたんですね」
カズマ「あ、悪いウィズ…部屋に戻るって言ってたのに」
ウィズ「いえいえ、声ですぐここにいるってわかったので大丈夫ですよ。お風呂空きました」
カズマ「了解」
カズマ「ふー、今日は波乱の1日だったな…」
カズマ「死んで何故か額を隠すエリス様と会うわバニルから謎のポーション貰うわウィズの店吹き飛ぶわバニル達が泊まることになるわ…」
カズマ「…そうだ、ポーションだポーション。あれ結局どっちなんだろうな」
カズマ「めぐみんが発情するか、ダクネスと関係が進展するか…」
カズマ「めぐみんが発情するってのは多分、最初の占い結果である『めぐみんに性的に襲われる』に繋がるんだろうな」
カズマ「ダクネスと関係が進展するってのは…恋人になるとか?」
カズマ「でも俺はどっちかというとーーーーーーーーー
1.めぐみんの方が好き
2.ダクネスの方が好き
現時点でのカズマさんの好きな人を選んでください、安価下多数決3~5
『被虐趣味がなくなるポーションを所持している』『現時点でカズマが好きなのはダクネス』『ダクネスはカズマと結婚する』『ダクネスは被虐趣味を恥ずかしく思うようなまともな人間になる』
現時点じゃダクネスルートまっしぐら!
ダクネス「」
カズマ「あれ…ダクネス?俺立て札…」
ダクネス「こ、焦げたせいで汗を大量にかいてしまったから急いで風呂に入ろうと思って立て札をみ、見てなかった!す、すまない!」
カズマ(ウィズ→俺→ダクネスと覗き覗かれの関係が出来上がっている…)
カズマ「お気になさらず、あとちょっとで上がるから待っててくれ」
ダクネス「…」
カズマ「?どうしたんだよ座り込んで…お前今の自分の格好自覚してる?タオル1枚よ?」
ダクネス「そ、その…カズマがよければ、今ここで身体だけ先に洗ってもかまわない…だろうか?」
カズマ「俺がよければって…お、お前…」
ダクネス「あ、いや、こうしよう!普段世話になってるんだ、背中を流してやる!」
カズマ「!」
ダクネス「タオルでだからな!タオルで、背中を流す!」
カズマ「ダクネス…」
カズマ「俺が紳士で良かったな、他の男だったら今頃お前パクーっといかれてるぞ」
ダクネス「いや…他の男の背中を流す予定はない」
カズマ「そ、そう…うん…」
ダクネス「…」ゴシゴシ
カズマ「スゥ-----ッ」
ダクネス「何してるんだ…?」
カズマ「深呼吸」
ダクネス「し、深呼吸か…呼吸は大事だしな…」
カズマ「…」
ダクネス「…」ゴシゴシ
カズマ(やばい、俺やばいよ)
カズマ(ここで自制してるのが正しいかどうかの判断もつかなくなってきてるよやばいよ)
カズマ(い、いや我慢だ…今この屋敷にはバニルもウィズもいるんだ…ウィズはともかくバニルは俺が暴走したなんて知ったら何されるか…!)
カズマ「フシュゥゥゥゥ」
ダクネス「ぷ、な、なんだその深呼吸…」
カズマ「き、緊張してんだよ…」
ダクネス「…なあカズマ、バニルの占いのことなんだが…」
カズマ「占い?そういえばバニルが今度ダクネスも占ってやるって言ってたっけ?」
ダクネス「そうだ、あの後やってもらった」
カズマ「あれすげえよなあ…的中率100%でバニルが自分の私利私欲のために使ってもお咎めなしだぞ?」
ダクネス「確かに凄い、それで受けた結果なんだが」
カズマ「おう」
ダクネス「私の結婚相手が見えたらしい」
カズマ「結婚…相手?」
ダクネス「そうだ」
カズマ「へぇええ…へえ…」
ダクネス「なんだその反応は」クスクス
カズマ「いやとんでもない内容だなって…俺のなんて…」
ダクネス「俺のなんて?」
カズマ「あー、あー…スケボーを作れば売れるとかそんなもんだ」
ダクネス「すけぼー?」
カズマ「今作ってるんだよ、出来たらダクネスもやってみてくれ」
ダクネス「そうだな、楽しみにしてるぞ」
カズマ「それで…結婚相手は…え?俺それ聞いて大丈夫?」
ダクネス「それがバニルのやつが、教えるのはまだ早いと言って結局相手は伏せたままだった」
カズマ「相手を伏せた?つまり…悪感情を得ることを優先した結果、その場ではなくて別の時に教える…的な?」
バニル「だいたい合っているな」
カズマ「バニルがやりそうなことはなんとなくわかるしな」
ダクネス「ふふ、波長が合うんじゃないか?」
カズマ「悪魔と波長が合うとか勘弁してくれ…しかし、良かったじゃん、独身貴族にはならないみたいでさ」
ダクネス「そうだな、私はダスティネス家の娘、跡取りはもちろん必要だ。結婚相手がいるとわかったのは素直に喜ばしいことだろう。結婚相手は正直まだ知りたいとは思わないから、良かった」
カズマ「将来的にこいつと結婚するんだよなってわかってたらつまらないしな」
ダクネス「ただ…」
カズマ「ただ?」
ダクネス「バニルに聞いてから妙に結婚相手という言葉が頭に残っている…」
カズマ「…」
ダクネス「…」
ダクネス「私は…誰と」
ダクネス「結婚するんだろうな?」
カズマ(俺は鈍感じゃない)
カズマ(ダクネスがそれを俺に言うということは、つまりそういうことだろう)
カズマ(俺は鈍感じゃない)
カズマ(だからーーーーーーーーー
ダクネス「…か、カズマ!い、今は振り向くな!私たおる
アクア『ちょっとカズマさーん、まだー?」
カズマ「!?」ビクッ
ダクネス「!?」
アクア『入ってるのカズマでしょ?眠くならないうちに私もそろそろ入りたいんですけどー』
カズマ(やばい!声にびっくりして身を縮めた結果、ダクネスに抱きついちまった!)
ダクネス「あ、か、カズマっ、」
カズマ「し、しーっ!」
カズマ「わ、悪い時間かけすぎたか?もう少ししたら出るから部屋にいてくれ!呼びに行くから!」
アクア『わかったわ!』
カズマ「い、行ったか…?」
ダクネス「…」
カズマ「あ、悪い!」
ダクネス「…」
カズマ(良い雰囲気だったのにちくしょー!俺が押し倒したみたいじゃねえか!)
ダクネス「その、固かった…だろうか?」
カズマ「へ!?」
ダクネス「私は…クルセイダー、聖騎士だ。固さを誇るが…その分、女性的な柔らかさとは程遠くなって…」
ダクネス「実はバニルに別の内容も占ってもらったんだが、結果は『更に腹筋が固くなる』だそうだ…」
カズマ「…」
ダクネス「その…」
カズマ「い、いや柔らかかった」
ダクネス「!」
カズマ「薄いタオル越しに抱きついちまったから感触は、伝わった。柔らかかったよ」
ダクネス「…」
カズマ「あの…すんません」
ダクネス「普段はよくセクハラしてくる割にはこういう場面で随分と縮こまるんだな?」
カズマ「しかたねーだろ…お、俺もう上がるから!ダクネスは後から上がってくれ!時間置いてから俺がアクアの部屋行くから!」
ダクネス「あ、そこせっけんーーー
カズマ「おわっ!?」
カズマ「いてて…あれ?痛くない…どころか…」ムニュ
ダクネス「…」
カズマ(なんとーーーダクネスが倒れる俺を引っ張ってくれたんだろう、しかし勢いよく掴まれた手はーーーー)
カズマ「」
ダクネス「うっ…///」
カズマ「土下座で許していただけないでしょうか」
ダクネス「あ、え、え!?」
カズマ「土下座で許していただけないでしょうか」
ダクネス「い、今のは不可抗力だろう!カズマが悪い訳じゃないんだ、頭を上げてくれ!」
カズマ「う、そ、そうか…?」
ダクネス「気にするな…うん、気にするな。とりあえず、アクアを待たせるわけにはいかない、カズマは先に上がってくれ。私は本来の目的の汗を流してからいくから…」
カズマ「わかった、上がるな」
ダクネス「ああ」
その日の夜はとても舞い上がった。
次の日の朝
バニル「起きたか猥褻小僧」
カズマ(バレテーラ)
バニル「今日は汝に頼みたいことがいくつかある」
カズマ「頼みたいこと?」
バニル「まずは宝くじだ。締め切りは今日らしい、占い対象の貴様に買ってもらう予定である」
カズマ「へえ、今日なのか」
バニル「あとは部品の買い出しだな、バニル仮面の方だが、乗って空を飛べるようにする。そのために色々足りんのだ、店の商品は爆発したしな…」
カズマ「空を飛べるって凄いな」
バニル「我輩の魔力があるからこそなしえる技術だ。メモを書いておいた、その通りに買えば良い」
カズマ「バニルはどうすんだ?」
バニル「寝坊助店主と昨日の爆発の事情説明や被害を出したことによる被害総額等を確認してくる」
カズマ「どんな額になるか知らないけど相当高いんだろ?」
バニル「店の商品、店そのもの、周辺一帯に影響がでだからな、特に抑えきれなかった周辺一帯への被害がな…」
カズマ「吹っ飛んだのがウィズの店だけですんだのは凄いよ普通に」
カズマ「よし、そろそろ行くかな」
ダクネス「出かけるのか?」
カズマ「ダクネス」
カズマ(昨日の風呂での出来事を思い出してしまうな…)
カズマ「宝くじとか商品の試作のための部品とか諸々買ってくるわ」
ダクネス「宝くじか、場所はわかるか?」
カズマ「そういえば俺今まで意識してなかったしどこで売ってるか知らないな」
ダクネス「だと思った、私も一緒に行こう。少しだけ待っててくれないか?」
カズマ「わかった」
アクア「おはよー、あら、どっか行くの?」
カズマ「おそよう」
アクア「普段はカズマの方がおそよう言われる立場なのに、今日は早いわね」
カズマ「まあな」
アクア「ちなみに起きたのは結構前よ、めぐみんのおねしょを掃除してたらこの時間に降りることになっただけ」
カズマ「今日もか…」
アクア「私ならおねしょでアクセルの街は描けるわよ、まあ女神なのでそもそもトイレいかないしおねしょなんてできないけど」
カズマ「さいですか」
めぐみん「アクア、ありがとうございます…あ、カズマ…おはようございます…///」
カズマ「おはよう…」
カズマ(以前、性的に襲われることが確定したからめぐみんが夢に俺を見るようになったと推測してたけどこの反応は…)
アクア「あ、お土産に高級シュワシュワ頼んだわよ」
カズマ「1ヶ月分な、はいはい」
ダクネス「待たせたな」
カズマ「んじゃ行くか」
カズマ「こっちの宝くじはその場で引いて、その場で結果まで見れて、その場で当選したかどうかもわかるんだな」
ダクネス「す、すごい…全ての桁が一等と揃っている…」
カズマ「当たると知ってなければもっと喜べたのになあ」
ダクネス「それで、どうするんだ?」
カズマ「受け取りはすぐじゃなくてもいいらしいし、それはバニルに任せよう」
ダクネス「そうだな…しかし、宝くじの一等の額が凄まじいな…国家予算並ではないか」
カズマ「…占いの結果って借金が返せる額が宝くじで当たるだったような」
ダクネス「つまりバニルとウィズは国家予算並の借金を背負うところだったと…」
ダクネス「さて、部品を買うんだったな?」
カズマ「そうそう、まずはバニル仮面に必要なものを…」
ダクネス「…ん?あれは…」
カズマ「どうかしたか?」
ダクネス「…フードを深く被った人がいる」
カズマ「フードを…?それって昨日ウィズの店に爆破スイッチを置いていった?」
ダクネス「かもしれない、確証は持てないが…どうする?追うか?」
カズマ「…」
安価下
追うor追わない
カズマ「何か手がかりが掴めるかもしれない、追うぞ」
ダクネス「わかった、幸い今日の私は軽装だ。音は立たないだろうが、気づかれないよう追おう」
カズマ「よし」
ダクネス「随分歩いたが…ここは…」
カズマ「キールのダンジョン、か?なんでここに…」
ダクネス「追って正解だった、あのフードの男は手ぶらだったな、丸腰でダンジョンに行くなど自殺もいいところだぞ…怪しいな」
カズマ「いくら初心者用ダンジョンでも死ぬときは死ぬしな…でもここって確かバニルが人形使ってダンジョン内のモンスターは一掃されたんじゃなかったっけ?」
ダクネス「そういえば…ここは初めてバニルと会った場所でもあったな」
カズマ「とりあえず丸腰なのは俺たちも同じだ、フードの奴がキールのダンジョンに入っていったという情報だけでも十分だしな、今日のところは引き上げようぜ」
ダクネス「…ん、わかった」
カズマ「さて、部品も買えたし今日はもう帰るか?」
ダクネス「あ、帰る前にウィズの店…元だが。少し様子を見てみないか?」
カズマ「りょーかい」
ドオオオオオオオオオオオン!!!!
カズマ「んー、今のはめぐみんだな」
ダクネス「昨日のアクアじゃないが私たちも随分爆音に慣れてしまったな…」
カズマ「俺たちどころかアクセルの街全体がもう慣れてるだろ、今の音聞いても街の喧騒は一瞬とて止まなかったし」
カズマ「おー…昨日と変わらず更地のまんまだな」
ダクネス「あそこにバニルとウィズがいる」
カズマ「本当だ」
ウィズ「あ、カズマさん、ダクネスさん!」
カズマ「バニル達の方はもう予定終わったのか?」
バニル「うむ、被害総額を聞いて流石の我輩も目ん玉ひんむいたわ、隣の顔面蒼白店主は先ほどまで気絶しておった」
ウィズ「本当にすみませんバニルさん…そして借金の件、ありがとうございます…」
バニル「礼ならそこの小僧に言え、我輩は占っただけだ」
バニル「しかし…そうか、我輩の見通しも絶好調なようで何よりだ」
カズマ「何のことだ?」
バニル「店の更地化が衝撃的すぎて忘れているかもしれんが貴様にポーションを渡した際に見通しをしただろう?」
カズマ「そういえば…あっ!」
バニル「そういうことだ、いらっしゃいませお客様…売る商品も店もないが」
ウィズ「すみませんすみませんすみません!」
カズマ「いや、でもすっかり忘れてた。だから持参すると良いって言われてたけどポーションは持ってきてないんだよ」
ダクネス「あ、そうだ。カズマに言うのをすっかり忘れていたな、このポーションカズマのだろう?」
カズマ「えっ、なんでダクネスがそれ持ってるんだ?」
ダクネス「食卓の上に置いてあったぞ?」
カズマ「そんなとこ置いたっけ…?でもわざわざ持ってくることはないだろうに」
ダクネス「…言われてみればそうだな。なぜか持っていかないとと思い込んでしまっていた」
バニル「店に来る、声をかけられた方を連れてくる…以上の要素から導き出される結論があるな、小僧」
カズマ「結論…」
バニル「わかるであろう?」
カズマ「そうだな…」
カズマ(つまり、このポーションはダクネスとの関係が進展する方のポーションだったのか)
カズマ(昨日あんなことがあってからのこれか…)
バニル「だが本来ここで我輩がもう1つのポーションを持っているはずだったのだがな」
ウィズ「ああ、見覚えがあると思ったらひょいざぶろーさんのポーションだったんですね」
バニル「このポンコツ店主が絡むと見通し結果がずれるからな…」
カズマ「もう1つの方はもう爆散したんだろ?」
バニル「綺麗さっぱりな」
バニル「ところでーーーーーーー
バニル「中々面白いことになってるな?」
カズマ「…」
ダクネス「?」
バニル「そこで、占いだ」
カズマ「いやなんでだよ」
バニル「今、この場で占いをすると良いと我輩が判断したまで」
バニル「拒否権は与えんぞ?」
ダクネス「私も占い対象に含まれているのか?」
バニル「無論」
カズマ「俺もだろ?」
バニル「当然」
ウィズ「えっと」
バニル「当面占いはしないと言っただろう爆砕店主、占い関係なく大惨事おこしよってからに」
ウィズ「はいぃ…」
バニル「よし、やるぞ」
占い対象>カズマ
占い結果>カズマとダクネスに関すること>>232
占い対象>ダクネス
占い結果>クリスとダクネスに関すること>>235
制限安価です、制限の中での安価よろしくお願いします
今日はここまで!ありがとうございました
中身が入れ替わる
借金が増える
一夫多妻が認められるとかでもいいのかな
>>236
バニルさんが何とかしてくれるから大丈夫
バニル「…なるほど」
カズマ「どんなのが見えたんだ?」
バニル「まずは小僧と娘、今後2人の精神が入れ替わる事態になるだろう」
ダクネス「精神が…入れ替わる?」
カズマ「何だその同人誌的展開は」
バニル「大方何かしらの魔道具による作用だろう」
ウィズ「そんな凄い魔道具が世の中にはあるんですねえ」
カズマ(多分日本人が持ち込んだチートアイテムだろうな…)
バニル「そしてこっちは…娘、貴様とその友人だというクリスとやらに関係する結果が出た」
ダクネス「クリスが?」
バニル「ずばり、2人の間で借金が増える、と」
カズマ「増える?なんだダクネスお前借金あったのかよ」
ダクネス「身に覚えがないのだが!?」
バニル「ならそのクリスとやらが持ち込んできてそれを一緒に背負う、そんな形で占いの結果につながるのだろう」
ダクネス「ああ…なるほどな、確かにクリスが借金を背負っているなら私としても見過ごせないな」
カズマ「さっきからクリスとやらってずっと言ってるけどバニルは会ったことないのか?」
バニル「ない。が、少し気になる」
カズマ「というと?」
バニル「以前クリスとやらを占った際に、結果の一部がぼやけて見えないことがあった。後にも先にもその時だけ見えなかったのだ」
カズマ「…」
バニル「貴様何か知ってるな?」
カズマ「まあ…でも多分俺見通しても意味ないんじゃないか?」
バニル「…今の貴様の言葉でなんとなく事情は掴めた」
カズマ「え、マジ?」
バニル「マジだ。我輩とクリスとやらは会わん方が吉。そうだろう?」
カズマ「うーん、まあ…確かに会わない方がいいな。クリスが何するかわかんないし」
カズマ「で、結局ポーションはどうするのが正解なんだ?」
バニル「以前言ったよう、取っておくがよい。今この場にあるのは見通した結果が働いているのだろうが…使用の際にはやはり2つ揃って必要だ」
バニル「それにそれを持ち帰った昨日、イベントがあっただろう?」
カズマ「…あったけどさ」
バニル「そういうことだ、もう1つのポーションは爆破店主に再度持って来させる故気長に待つがよい」
カズマ「さて、屋敷に帰ろうか」
ウィズ「すみません、今日もお邪魔します…店の再建の目処はすぐ立てますので!」
ダクネス「早く元の生活に戻れるといいな」
バニル「そういえば小僧、宝くじはどうした?」
カズマ「ああ、あれ受け取りは後でもいいらしいからバニルも来て欲しくてさ。当てた本人がいないと問題だから俺も一応行くけど」
バニル「御意」
ダクネス「そういえば、今日ウィズの店に爆破スイッチを持ち込んだのと同じだと思われるフードを被った奴を見かけたぞ」
ウィズ「えっ?そうなんですか?」
ダクネス「ああ、キールのダンジョンに入っていった。個人的にはかなり怪しいと思うが…バニルはどうするつもりなんだ?」
バニル「…時が来るまでは静観するが吉。爆破スイッチを店に恣意的に置いた報いは当然受けさせるとしてそれはすぐではないな」
カズマ「なんだ、もう見通してるのか」
バニル「無論…まあ?スイッチを持ち込んだところで押さなければそもそも被害がでることはなかったのになあ?」
ウィズ「ずびばぜん…」
ダクネス「バニルすら被害に巻き込まれるほどの爆発か…」
バニル「爆発自体は鎧を着た汝なら笑顔で耐えれるレベルかもしれんレベルだぞ?被虐趣味にはちと物足りないだろう」
ダクネス「べ、べべべべつに私は爆発を喰らいたいなんて一言も…」
バニル「爆発自体大したことないのに店が全て吹っ飛んだのは店に置いてあった爆薬が原因だ、あれさえなければ…」
ダクネス「それで凄まじい威力に…」ゴクリ
カズマ「ゴクリ…じゃねえよ!本当お前それさあ!」
ダクネス「や、やめろお!耳を引っ張りゅな!!!い、いた…いけどこれもカズマにやられてると思うと中々…」
カズマ「こ、こいつにはどんな仕置きも通じねえ…普段から昨日のような態度でいてくれればなあ…」
バニル「それより我輩はネタ種族の娘共があそこで固まっている方が気になるが」
ウィズ「あれは…ゆんゆんさんとめぐみんさん?」
ゆんゆんとめぐみんは何をしていたか
安価下2
めぐみん「無駄に!でかい!乳を!しおって!この!この!」
ゆんゆん「痛い痛い!なんで胸を重点的に叩くの!」
カズマ「…」
ダクネス「ガン見するな」
カズマ「痛たたたたたたたた!!!」
ウィズ「えーと…お二人ともどうしたんです?」
ゆんゆん「あ、ウィズさん…」
めぐみん「おや、4人一緒ですか」 バチ-ン!
ゆんゆん「ひにゃあああ!」
カズマ「おおっ!」
ダクネス「だからゆんゆんの胸をガン見するな!」
ウィズ「け、喧嘩ですか?」
ゆんゆん「喧嘩というか…」
めぐみん「先程爆裂魔法を放ってきたのですがその衝撃でジャイアントトードが目覚めてしまいまして。そのまま一目散に他の冒険者を襲いかかろうとしていたところを」
ゆんゆん「わ、私が倒したらとっても感謝されて…えへへ」
めぐみん「ずっと自慢してくるので乳を叩いて黙らせようとしたところ喜んでたので更に叩くともう歓声をあげ続けて…次第にむかついてきたところで4人が来たというわけです」
ゆんゆん「歓声なんかあげてないわよ!」
カズマ「ほぼ八つ当たりにしか見えなかったが」
めぐみん「八つ当たりではありません。無駄にスタイルが良いのにむかついたりはしてません」
ゆんゆん「え、私スタイル良い…かな」
めぐみん「無自覚っぽく振る舞うのが1番アウトです!この!」
ゆんゆん「やめてえ!身体弄らないでえ!」
バニル「スタイル、な…我輩昨日までスタイルの良くなるという眉唾物みたいなポーションを持っていたが」
めぐみん「くわしく」
バニル「燃え尽きた」
めぐみん「」
ゆんゆん「めぐみんも燃え尽きたわ…」
ダクネス「そういえばカズマのポーションはどんな効果なんだ?」
カズマ「え?」
バニル「おっと効果は内密にしておくように」
カズマ「だ、そうです」
めぐみん「そ、それよりバニル?燃え尽きたというそのポーションの製作者に心当たりはありませんか?」
ゆんゆん「めぐみん必死ね…」
めぐみん「その余裕な態度はやめてもらおうか!私が爆裂魔法を極める過程にスタイル抜群になることは必須事項!」
バニル「製作者は貴様の父だが」
めぐみん「ええ!?」
めぐみん「…するとスタイル抜群になる代わりに多分とんでもない副作用があるのでしょうね」
バニル「父親のことをよくわかってるではないか、ちなみに飲むと発情するそうだ」
めぐみん「我が父はなんというものを…副作用抜きには作れないのでしょうか」
ダクネス「つまりそのカズマのポーションもめぐみんの父君が制作したものなのか?」
バニル「そうだ…しかし貴様やけにそのポーションを気にかけるな」
ダクネス「…なぜだか気になるのだ」
めぐみん「どうせろくでもない副作用ついてますしカズマも捨てた方がいいと思いますよ?」
カズマ「いやあ…ははは」
カズマ(ダクネスとの仲が進展するって聞いてるんだ、副作用がなんだろうとぜってー捨てねー!)
バニル「ではそろそろ戻ろうではないか」
めぐみん「そうですね、誰かさんのせいで無駄に体力使ってしまいました」
ゆんゆん「あんたが自分でやったくせに!」
ゆんゆん「というか…あれ?ウィズさん達の店ってそっちの方角でしたっけ?」
ウィズ「実は…
ゆんゆん「お泊まり…!」
ウィズ「ええ、しばらくの間…カズマさん達には本当に助けられてます」
ゆんゆん「…」チラッ
めぐみん「なんですその目は」
ゆんゆん「お、お泊まりかあ~」
めぐみん「うわなんと白々しい」
ゆんゆん「だ、だって…」
めぐみん「…はあ」
ゆんゆんを泊めてあげるorあげない
安価下
めぐみん「泊まりたいなら準備してからうちに来ればいいじゃないですか、まったく」
ゆんゆん「いいの!?や、やぅた!今すぐ準備してくるわ!」
ゆんゆん「あ、あれからめぐみんのためにおむつまた買ったからそれも一緒に持ってくるわね!」
めぐみん「…」
ゆんゆん「え?めぐみんも私の準備てつだってくれ…ん?ちょ、ちょっと目が真っ赤!なんで!?」
めぐみん「ブッコロ」
ゆんゆん「お、鬼の形相で追っ掛けてこないでえええええ!!!」
ダクネス「…私達は今度こそ屋敷に戻るとするか」
カズマ「そーだな…ってやべ、忘れてた」
ダクネス「ん?」
カズマ「ほら、アクアの土産だよ」
ウィズ「あ、バニルさんを泊める対価にシュワシュワが必要なんですよね。私もお供します!」
カズマ「ほんとか?助かるよ、じゃあ」
バニル「我輩も行こう」
カズマ「バニルも?俺これからアクアへの土産買いに行くんだぞ?」
バニル「わかっておる。娘、先に部品等々持ち帰りを任せる」
ダクネス「別にかまわんが…どういう風の吹き回しだ?」
カズマ「シュワシュワに何か入れようとか企んでんの?」
バニル「入れたところでどうせ煩くなるだけだ、無駄なことはせん」
バニル「屋敷に戻ったら低俗女神に思考を邪魔されそうなのでこちらに混ざったまで」
カズマ「思考ねえ…何考えてんのか知らんけど俺らにとってろくでもないことなんだろうな」
バニル「そうとも言い切れんぞ、占いのことだからな」
カズマ「占いがどうかしたのか?」
バニル「うむ、我輩は今まで計20回占ったわけだがどうやら熟練度でも上がったのか少し効果が上がったように感じる」
カズマ「熟練度とかあるのか」
ウィズ「効果が上がったというのは具体的にどういう…?」
バニル「占い結果を意識的に限定できるようになった」
バニル「例えば今後売れる商品は、という目的を持って小僧を占うとその商品が出る」
カズマ「すげえ!」
バニル「が、そんな都合の良い話ではない。確率で売れる商品を占っても売れない商品が出てくることもある」
バニル「しかも、占いが成功したか否かは我輩にはわからん。売れる商品で爆薬が出ても我輩達が本当に売れるのか判断しなくてはならない」
ウィズ「随分博打的になりましたね…効果が上がったとは言えないような」
バニル「今まで通りの占いがしたいなら何も意識せずやればそれで大丈夫だ、あくまで意識的にやる場合にそのような足枷がつく」
カズマ「確率とはいえ占いの範囲を限定的にできるなら確かにそれは効果が上がったと言えそうだな」
バニル「だろう?まあ我輩も先程把握したので思考の時間を必要としたわけだが…小僧」
カズマ「まーた俺に実験台になれって?」
バニル「そういうことだ」
カズマ「1番最初の占いの時は有無を言わさずやったくせに…いいよ、実験台になるよ」
バニル「では何を占おうかは選ばせてやろう」
カズマ「そうだな…」
以前何か売れそうな商品と制限して安価出しましたが、これに成功判定をつけました、効果が上がったとか言ってますがこちらからの視点じゃ弱体化です
カズマ「>>253について占ってくれ」
占い対象>>253、コンマ50以下で失敗、51以上で成功
ウィズのパンツ
カズマ「ウィズのパンツについて占ってくれ」
ウィズ「カズマさん!?」
バニル「…ふむ、至って普通の白色の下着とでたが」
カズマ「さて、これは当たってるのかな?それとも外れているのかな?」
ウィズ「これセクハラですよね!?」
バニル「貴様の悪知恵の働き方は尊敬に値するな」
カズマ「ほめんなほめんな…で、今ウィズはどんなパンツ穿いてるんだ?」
ウィズ「ひっ!下着に視線を向けないで…ください!」
カズマ「んー?答えてくれればいいだけだろう?ほおら…白色の下着穿いてるのか…それとも違うなら何色なんだ…?」
バニル「清々しいクズさだな…この通りに人が少ないとはいえ街中でよくやる」
ウィズ「外れてても色を答える必要なんてないですよね!?あ、ちょ、み、みないで!そんなに視線を向けない…で///」
カズマ「…なんか想像以上の反応なんだけど」
バニル「言ってなかったがこの店主、以前飲んだポーションの副作用で身体のとある部位が敏感になっている」
カズマ「ほう」
バニル「時間や日によって部位は変わるらしいが今は貴様の見つめる先がそうなのかもしれん」
カズマ「…」ジイイイイイ
ウィズ「う、っん…あ、はぁっ…///」
カズマ「ほらウィズ!何色の下着穿いてるんですか!答えてくれないとバニルの占いが成功してるのか失敗してるのかわからないだろ!?」
バニル(占いが失敗してるのであれば否定すればいいだけで色まで答える必要はないが敏感店主は小僧の圧に飲まれているな…)
ウィズ「う、ううう…っ!は、はぁっ…!は、、ふ///」
カズマ「ウィズの今穿いている下着は…白色か!?」
ウィズ「黒ですうううううううう!!!!///////」
ウィズ「あ、あああああっ、ああああ!!////」ガクガク
カズマ「そうか…占いは失敗したようだな…」
バニル(この小僧面白すぎだろう)
カズマ「ねえちょっと奥さん、ウィズめっちゃガクガクして涎まで垂らしてるんだけど副作用強すぎない?俺これ普通に考えてやばくない?」
バニル「誰が奥さんだ、我輩としては失敗した結果がわかれば良いので後処理は任せた」
カズマ「うそん」
バニル「この状態のウィズといるより狂犬女神に土産を買う方が良いと我輩は判断したので任せた」
カズマ「」
ウィズ「はぁ…はぁ…///」
バニル(その後氷漬けにされた小僧を抱えてウィズは屋敷に帰ってきて、すぐに風呂へ向かった)
めぐさん「前衛的な芸術作品ですねえ」
ゆんゆん「カズマさん何やったんだろ…」
ダクネス「どうせろくでもないことだろう。それよりゆんゆん、料理はできるか?今日は私が当番なんだがもしできるなら手伝ってはくれないだろうか」
ゆんゆん「あ、喜んで!お手伝いしますね!」
バニル「さて、我輩は仮面制作の続きを」
やべまたID変わった、>>1です
ゆんゆん「みんなで食卓を囲んでご飯を食べる夢が叶って私今とっても幸せ…」
めぐみん「ちっさい夢ですねえ…」
ゆんゆん「それでね、今日のお風呂一緒に入らない…///?」
めぐみん「あ?発育を私に自慢しようと?」
ゆんゆん「違うわよ!普通に一緒に入りたいだけ!」
めぐみん「別にいいですけど…テンション高いですね」
ゆんゆん「お泊まりなんてテンション上がらない方がどうかしてるわよ!」
アクア「ウィズに聞いたけどあんたうらないの範囲をげんていできるようになったんですってええ?」
バニル「そうだが…何の用だ酔いどれ女神」
アクア「わたしをうらないなさいな!!悪魔がうらないなんてそもそもわらえるじょうきょうだけどね!プ-クスクス!!!」
バニル「おい保護者、鬱陶しいこいつを捨ててこれんのか」
カズマ「無理です。すみません」
バニル「マジギレ店主に凍らされてからどうにもダメだな…」
アクア「こら無視してんじゃないわよ!」
バニル「我輩の占いは例え貴様であろうとも未来を確定できる超すごい代物だが無償でやるとでも?」
アクア「え~っとね、私は>>259を占ってほしいんでした!」
バニル「聞けえええええええええ!!!!!」
アクアの占ってほしいこと>>259、コンマ80以上で成功、79以下は失敗
向こう5年の信者増加数
成功するのか(困惑)
アクア「向こう5年の信者増加数をうらなって!」
バニル「はぁ…不運女神対象の占いなので失敗するだろうな、やるだけやって黙ってもらうか」
今後5年で増えるアクシズ教徒の数、安価下
あ、成功した場合はこんな感じで再度安価を取ります
失敗した場合は安価なしで勝手に話が進みます
被ったら安価下
増えすぎぃ!
バニル「5年間で1000万人増える」
アクア「うっそ!エリスのとことどっちが多くなるかしら!あっはっはっは!!!楽しみねええ!!!!」
バニル(…失敗だろうな?成功してた場合、本当に5年で1000万人増えるぞ…?アクシズ教徒は我輩ですら関わりたくないと思うような狂人の集まりだぞ…?)
アクア「気分良いからあんたにもシュワシュワ分けてあげるわ!こうえいにおもいなさいな!」
バニル「土の身体で酒なんぞ飲んでもな…」
次の日の朝
カズマ「…なにごと?????」
ゆんゆん「あ、え、えっと…おはようございます…」
カズマ「ええと…なんで俺の下半身が剥き出しになってるの?」
ゆんゆん「あの…その…お、襲いに…きました」
カズマ「なずぇ…?」
ゆんゆん「カズマさん…めぐみんと、どこまでいったんですか…?」
カズマ「へ?めぐみん?」
ゆんゆん「そうです、めぐみんです…ど、どこまで男女の関係が進行したんですか!?」
カズマ(朝から下半身剥がれるわ身に覚えのない男女関係を問い詰められるわどうなってるのか)
カズマ「落ち着こう、落ち着こう。ゆんゆんに襲われるのは後に回すとしてまずは俺を襲うことになった経緯を聞きたい。ほら、訳がわからない状態でハジメテなんてお互い嫌だろ?」
ゆんゆん「あ、そ、そうですね…ごめんなさい、焦っちゃって……え?襲われるのは後に回す?」
カズマ「いいから!何があったのか3行で!」
ゆんゆん「短い!!!!」
カズマ「つまり…昨日めぐみんと一緒に風呂に入ってる時に俺の話題が出てからめぐみんが挙動不審になったと」
ゆんゆん「はい、私それでカズマさんと既に色々進んじゃったんだと思って…このままだと本当に1人ぼっちになってしまいそうで、それで私もカズマさんと…って」
カズマ「変なところで行動力あるなゆんゆん…一応言っておくと別にめぐみんとはなんもないぞ?どころかあいつ最近お漏らしが酷くて俺とは距離とってるし」
ゆんゆん「そ、そうなんですか…おむつ買っておいて正解でした」
カズマ(しかしゆんゆんは本当にめぐみんが大事なんだな…行動の基軸にめぐみんを置いてるようにすら思える。めぐみんと結ばれるともれなくゆんゆんがついてくるんじゃないか)
ゆんゆん「えっとカズマさん…早とちりしてしまったとはいえ寝込みを襲う真似してすみませんでした」
カズマ「それはいいけど…寝込みを襲うなら普通夜じゃないか?」
ゆんゆん「え…そうなんですか…///」
カズマ「まあ俺は朝だろうと構わないけどな、じゃあ続きをしようかゆんゆん」
ゆんゆん「で、では失礼しましたーーー!あ、めぐみんにはどうか秘密に!!お願いします!!!」
バタン!
カズマ「…ふうむ」
カズマ「最近お色気イベントが多すぎて嬉しいですね」
バニル「起きたか猥褻小僧」
カズマ(デジャヴ)
バニル「試作段階ではあるがバニル式仮面が今日完成する、動作確認等色々手伝ってもらうぞ小僧」
カズマ「ああ、もうその段階か。設計図くらいしか担当してないな俺」
バニル「動かすために我輩の魔力が必要故、元々製作は我輩がやる予定だったので気にするな」
カズマ「なら良いけど…じゃあできるまで俺はスケボーの方にとりかかるか」
バニル「フハハハハハハハ!!!凄い、凄いぞ我が魔力!これからは空中都市が栄える時代になるか!?誰もが空を飛べる時代の開幕だ!フワーッハッハッハ!!」
カズマ「ちょっと待てええええええ!色々危なすぎるだろ!これ売っちゃダメなやつだ!」
バニル「占いで売れると出てるんだ、売るにきまってるだろう」
カズマ「安全面の確保が終わるまで売らせねーぞこんなもん!技術力は確かに凄いけど俺の設計したやつどこいった!」
ダクネス「庭の方が騒がしいな…」
ウィズ「空を飛べるようになる装置ですか…ぜひ完成したら乗ってみたいですね!」
めぐみん「空に何か思い入れでもあるんですか?」
ウィズ「特にあるわけじゃないですが…飛べたら楽しいと思いません?」
ダクネス「確かに、楽しそうではあるな」
めぐみん「お2人はそうなんですねえ…まあ私もいつか空を割るような爆発魔法を放ちたいなと考えているので思い入れがないわけじゃないですが」
ダクネス「やめろ」
アクア「ここね!ここを叩けば私の勝ちになるとみているわ!」
ゆんゆん「えっと、テレポート」
アクア「なあああああんでよおおおおおおお!!!」
ウィズ「あちらはあちらで楽しそうですね」
ダクネス「ゆんゆんもあのボードゲーム強いんだな」
めぐみん「紅魔族は知力が高い種族ですからね」
ウィズ「懐かしいですねえ、あのボードゲーム」
ダクネス「懐かしいということはウィズはやったことあるのか?」
ウィズ「ええ、何十年前かは忘れちゃいましたけどね」
めぐみん「…ウィズの年齢って…あ、なんでもないです。なんでもないです、本当です」
ウィズ「さて、じゃあ私はちょっと紅魔の里まで出かけてきますね」
めぐみん「え?紅魔の里行くんですか?」
ウィズ「はい、バニルさんに頼まれたものもあるので。後はバニルさん達が作った商品を買って販売してくれる商人の方達にもお話してきます!」
めぐみん「バニルが頼んだもの、ねえ…突然ですがウィズ、私の父の作品をどう思いますか?」
ウィズ「時代の開拓者だと思ってます!」
めぐみん「手遅れですね…まあウィズが父から作品を買ってくれないと我が家が困窮するのでありがたいんですけども」
ねみいのでここまで
このすば世界だし占いも都合よくいくはずがないよねってことでコンマ判定つけたけど結果的に書く量増えて自分の首を絞めてるだけかもしれない
安価を繰り返してレベル上げることで元に戻す方針でいこう、安価スレだもの
数日後
カズマ「売れたなあ…」
バニル「買えば空を飛べるのだ、売れるに決まってたな」
カズマ「飛ぶ際の衝撃がかなり強いのを除けばまあ良い商品にはなったと思うけどさ」
バニル「あれは設計上どうあがいても仕方ない部分なので受け入れるが吉、ここ数日は宣伝に販売に技術の伝達に大忙しだったがよくやく休めそうだ」
カズマ「軌道に乗ったししばらくは大丈夫だろうな…」
バニル「これで負債店主が借金を作っても何とかなるだろう…店の再建も見えてきた、貴様らには世話になったな」
カズマ「世話になったと言われても今回は特に何かやったわけじゃないしな、商品販売まで漕ぎ着けたバニルと売り手を探し出してくれたウィズ達が頑張ってたわけだし」
バニル「こいつなら頭のおかしい商品でも何だろうと買ってくれると期待されてのパイプだろうが、役に立つとはな」
カズマ「たまには褒めてやれよ?」
バニル「褒めてもつけ上がるだけだ」
カズマ「一見ツンデレっぽいけどそんな風には…うん、見えねえ」
バニル「それに結局のところ、貴様らに世話になったのは変わらんからな」
カズマ「まあ…そう、ビジネスだよビジネス、俺らのとこにも利益回ってくんだし手伝うのは当然だ」
バニル「その金にがめつい性格はやはり悪魔向きだな」
カズマ「金にがめついとか言うな、欲望に忠実と言え」
バニル「どちらにしろ悪魔向きだが。して、最近やっていなかった占いをしばらくは進めたいと思っているのだが」
カズマ「ああ、忙しくてやってなかったな…というかなんだよ進めたいって」
バニル「成否の可能性こそあれど結果の対象
を限定的にできるようになったのだ、繰り返せばいつかは成否の可能性すら消せるやもしれん」
カズマ「もうそれ占いじゃないよなって言って良い?」
バニル「安価式占いである、さて誰を占うか」
カズマ「俺は散々やってもらったし俺以外で」
バニル「なんだ貴様はいいのか?」
カズマ「ほら、めぐみんとか占ってもなぜか俺が出てくることが多いし…」.
バニル「貴様がそういうなら構わんが」
占い対象>>276
占い結果>>277
占い対象>>279
占い結果>>280
ゆんゆん
めぐみんのおもらしの気配で絶頂する体質になってしまう
アイリス
カズマの家に引っ越す
書き始めたばっかで申し訳ない、続きは明日というか今日というか
安価は了解しました、何気にアイリス出てなかったなこのスレ
『ゆんゆんがめぐみんのおもらしの気配で絶頂する体質になってしまう』
『アイリスがカズマの家に引っ越す』
カズマ「お、う、お、あ、あ?」
バニル「1つ目と2つ目の占い結果の格差
が凄まじいな、おい小僧戻ってこい」
カズマ「はっ…えーと、まずゆんゆんだな?これ…絶対起こることなんだよな?」
バニル「なんどもそう言ってるであろう」
カズマ「う、うーん…絶頂と聞くと前にウィズの下着の色聞いたときのこと思い出す…あの時は死ぬかと思ったしすっげえ怖かったなあ…」
バニル「氷の魔女の異名を特等席で味わえて良かったではないか」
カズマ「良くねえ…しかし…ゆんゆんが絶頂する機会が今後絶対訪れるということだろ?仕方ない、しばらくの間見張るとするか」
バニル「見張る必要あるか?」
カズマ「あるに決まってんじゃん何言ってんの」
バニル「なんとまあ…澄んだ目をしたクズだろうか」
カズマ「それでもう1つだよ!アイリスが!?引っ越してくるだって!?」
バニル「みたいだが…一国の王女がこの屋敷に泊まりに来るとは中々凄まじい事態になりそうで何より」
カズマ「凄まじい?ただ引っ越すだけだろ?」
バニル「王女が引っ越すという字面に疑問すら持ってないな貴様、我輩の予想でしかないが王都が陥落して苦肉の策で王女だけでもここへ、という流れを占いが王女が引っ越してくるという結果で出したとも考えられる」
カズマ「なるほど、そういう可能性もあんのか」
バニル「あの王女、我輩が見通しにくい人物の1人なのでそう簡単に王都も陥落する事態にはならんだろうがな」
カズマ「アイリスやっぱ強いんだな、てかお前見通せるかどうかわかるってことは会ったことあるんだな」
バニル「ハチベエとしてな」
カズマ「ハチベエ?…俺が話してあげた水戸黄門のやつかな」
バニル「臨時収入が入ったのでまたハチベエ役をやってもよい頃かもしれん」
カズマ「それよりお前と会ったってことはアイリスはここにきてたったことだろ!言えよ!」
バニル「言えと言われても…というかなぜそんな悪感情を出しておる、美味ではあるがこんなことで得れるのか」
カズマ「アイリスに関することなら俺は常に全力でいたいので。というかアクセルに来たならアイリスも声かけてくれればいいのに…!でも今後引っ越してくるんだよな、うへっへ」
バニル「うむ、気色悪い」
カズマ「何かいった?」
バニル「なにも。さて、占いはやったことだし我輩ちと出かけてくるぞ」
カズマ「おーう」
バニル「さて、と」
バニル「スタイルが良くなる代わりに発情するふざけたように見えて我輩にとって超重要なポーション制作を紅魔の里にウィズが聞きに行ったところ」
バニル「>>285と>>286が必要と出たのだったな」
バニル「…ウィズに取りにいかせるか」
オークの雄の血
サキュバスの体液
雄のオークとかこのすば世界じゃ激レアなんじゃ……
バニル「『オークの雄の血』と『サキュバスの体液 』…ウィズに取りにいかせるなら前者だな」
バニル「サキュバスの体液に関しては我輩が欲しいと言えばす手に入るだろう…我輩が下級悪魔に物を乞う姿勢をとる必要があるのが釈だが」
バニル「だがオークの雄の血は難易度が遥かに高い…この世界での雄のオークは産まれては絶滅、産まれては絶滅の繰り返しだからな…雌オークに搾り取られて」
バニル「ふーむ、どうしたものか」
バニル「…そうだ、占いがあったな。対象をオークの雄にして…今現在生息している地域を割り出し…」
バニル「ウィズに取りに行かせれば良いな…どうせ雌オークが周りを囲っているだろうが、こちらも餌を用意すれば良いだけだ」
バニル「見えた、雄オークの生息地はーーーー
安価下、雄オークの生息地
『キールのダンジョンの奥の方』
バニル「キールのダンジョン…?あそこは我輩がモンスターもあの不届き者も殲滅したはずだが…」
バニル「…」
バニル(きな臭いな、あの爆破スイッチを寄越した輩といい…あの場を何かの実験台にでもしているのか…?前に行った際に見通しておくのが正解だったか)
バニル「何にせよウィズを向かわせるか」
ウィズ「え、あそこに雄のオークがいるんですか?」
バニル「占いによるとそのようだ」
ウィズ「えっと、確かポーション制作の際に必要なんですよね、2つありましたけどもう一つの方は」
バニル「我輩が担当する、我輩が前につけていた量産型仮面の1つをくれてやれば喜んで差し出してくるだろう」
ウィズ「サキュバスさん達バニルさんに心酔してますもんね…分かりました、私はダンジョンに行ってきますね」
めぐみん「おや?どこかに出かけるのですか?」
ウィズ「はい、キールのダンジョンに雄オークがいるらしいので血を分けてもらいにいってきます!」
ダクネス「雄オークだと!!!!????」
めぐみん「むぎゅ」
ダクネス「ほ、ほほほ本当か!?雄の!?オークが!!」
ウィズ「ダクネスさん落ち着いて!めぐみんさん潰してますから!」
ダクネス「はっ…私としたことが…失礼。で、本当にいるのか?」
ダクネス「雄の!!オークが!?」
めぐみん「だああああ!うるさいですよダクネス!」
ウィズ「バニルさんの占いによるとダンジョンの奥にいるそうですが…」
ダクネス「ふむ…ウィズ、私も連れて行け」
めぐみん「うわぁ…」
ウィズ「一緒に来てくれるのはありがたいのですが…いいんですか?」
ダクネス「いい。雄オークに捕まりあれやこれやをされるのは女騎士の役目だ。血が必要なのだろう?私が囮になれば無駄な戦闘をする必要もないだろう」
めぐみん「全国の女騎士に心の底から謝罪した方がいいと思いますよ」
ダクネス「では支度をしてくりゅ!」
めぐみん「あれはもうダメですね」
ウィズ「テンションがとても高かったですね…」
めぐみん「で、アクアは何やってるんですか?」
アクア「それがカズマさんがオークの単語を聞いた瞬間震え上がって縮こまってしまったのよ」
めぐみん「ああ…紅魔の里に向かう時の」
アクア「大丈夫よ、大丈夫よカズマ」
カズマ「はぁ…はぁ…」
アクア「よしよし、嫌なことは忘れましょうね…」
ウィズ「アクアさんが優しい…」
めぐみん「傷ついた相手にはアクアはだいたい優しいですよ、治してもらった後は一転して恩着せがましく振る舞うものでそこが残念なところではありますが…」
ダクネス「待たせたな!」
めぐみん「…いつもより鎧が小さくありませんか?」
ダクネス「気のせいだ」
めぐみん「はぁ…ウィズ、ダクネスは頼みましたよ」
>>291
ウィズ「アクアさんが~」
↓
ウィズ「アクア様が~」
に訂正
キールのダンジョン
カズマ「で、何だ俺がここにいるんだよ!」
ダクネス「野生の雄オークは雌の存在に強く怯えるらしいから仕方ないだろう…女を怖がるなどそれでも男か!」
カズマ「俺にキレるなよ!オークに言えよ!」
ウィズ「すみません、無駄な警戒心を抱かせないためにもどうしても男性の方は必要で…」
カズマ「…血を取るだけでいいんだな?」
ウィズ「はい!」
カズマ「ならぱっと行ってぱっと帰ってくるぞ!絶対長居はしないからな!」
ウィズ「ありがとうございますカズマさん!」
カズマ「そうだ…おいダクネス」
ダクネス「なんだ?」
カズマ「ほら、前にウィズの店にスイッチ置いた奴追いかけてここにきたことあったろ」
ダクネス「…そういえばそうだな、あれから動きを見せてないとすると…」
カズマ「ここにいるかもしれない」
ウィズ「?何がいるんですか?」
カズマ「ウィズの店を爆破した奴がいるかもしれないんだよ」
ウィズ「…私のことですね…すみません…」
カズマ「言い方が悪かった、ウィズの店にスイッチ売りに来た奴がいるかもしれないってことだ!」
ウィズ「えっ」
ダクネス「以前私とカズマでそいつがここに入っていくのは確認したんだ」
ウィズ「そういえばそう仰ってたような…」
カズマ「バニルから何か聞いたりしてないのか?あいつ時が来るまでは静観とか言ってたけど」
ウィズ「特には…聞いてないです。ここにオークがいるから行ってきて、とだけ」
カズマ「バニルならそこらへんのことわかってるはずだし…うーん」
ダクネス「警戒するに越したことはないからな、慎重に行こう」
カズマ「結局雄オークがここに逃げ込んだだけだったな」
ダクネス「ああ…私とウィズを見ただけであの震え上がりよう、相当雌オークにいたぶられていたのだろうな」
ウィズ「カズマさんがいてくれて良かったです」
カズマ「俺はなんというか同情しちまったというか…まああそこにいればしばらくは安全だろうし、あのオークにとっては良い隠れ場所だな。オーク以外モンスターほとんどいなかったし」
ダクネス「爆弾魔は見当たらなかったな」
カズマ「爆弾魔って…その通りかもしれんが。実際いたとしたらバニルがなんかしら言ってきてただろうし取り越し苦労だったかな」
ウィズ「爆弾魔の方は少し気になりますけど…今日のところは帰りましょうか」
ダクネス「そうだな、ところでウィズ。その血は何に使うんだ?」
ウィズ「これはですね、ひょいざぶろーさんにポーションを作ってもらうために必要な素材なんです」
カズマ「…どんな効果の?」
ウィズ「えーと、この血を使うポーションは…発情してしまう代わりにスタイルが良くなる…だとか」
カズマ「ああ…バニルが前持ってたやつか…そうか、揃うのか」
ウィズ「それ以外にもバニルさんか色々注文したらしいです、私はただその注文内容が書かれたものを渡しただけなので」
ダクネス「前にも聞いたがめぐみんの父君は凄いものを作るのだな…」
カズマ「副作用で身体が敏感になるとか男からすれば夢のようなポーションを作ってくれる神様みたいなもんだよ」
ウィズ「な、なんでこっちを凝視してるんですかぁ…」
カズマ「いや、なんでもない。また行きすぎると怖いし」
ウィズ「…副作用まだ残ってますので、あまり私に触れないよう…」
カズマ「触れなくても視線当てただけで」
ウィズ「カズマさん!!!」
バニル「というわけでポーションを仕入れてきたぞ、小僧」
カズマ「…多くね?」
バニル「注文したのでな。製作者の本人が言うには作ろうと思って作るのは久しぶりだとか言っていたが」
カズマ「つまり俺が今持ってるダクネスとの仲が進展するやつだったりスタイル良くなる代わりに発情するのは偶然の副産物だと…紅魔族ってすげえな」
バニル「紅魔族の独特な感性と知力があるからこその産物だな、さて小僧よ待たせたな。これがそのポーションである」
カズマ「これがあれば…」
バニル「貴様はあの紅魔族の娘に襲われるし、貴族の娘との仲は進展する。前々から言ってる通り揃って使うのが効果的だ」
カズマ「…今更だけど揃って使う必要あんの?いや俺はね?片方ずつの効果だけでも嬉しい結果になるからいいんだけどね?」
バニル「我輩が楽しむために揃って使う必要がある。安心しろ、紅魔族の娘に襲われてる最中にバニルさん登場など野暮なことはせん」
カズマ「それやったら本当に許さねえからな」
バニル「だから安心しろと言ってるだろうに」
バニル「そして手元にもまだポーションがあるが、この内2つをまた無償で提供してやろう」
カズマ「え、いいのか」
バニル「宝くじだったり仮面製作だったりで世話になったからな、悪魔は貸し借りについてはうるさい種族故、ありがたく受け取るが吉」
カズマ「効果は?」
バニル「1つは漏らし癖が治る効果がある。副作用は力のステータスが落ちることくらいだ」
カズマ「漏らし癖って…」
バニル「お宅の娘が悩んでますよ的な話をウィズにしてもらったのでな」
カズマ「力のステータスならめぐみんにとってそこまで重要じゃないし、飲んでもいいやつだなこれ」
ウィズ「うむ、敏感店主は私もそっちの効果の方が良かったと泣いていたが」
バニル「そしてもう1つ、こちらの効果は…」
ポーション系の安価はこれが最後です、安価回収の難易度を劇的に下げるアイテムみたいなもんになってるので悪しからず…
ちなみに今の時点で回収されてない安価は以下の通りです
・めぐみんに性的に襲われる
・めぐみんはスタイル抜群になる
・ウィズの借金が100万エリス増える
・ダクネスの目が覚めてまともな人間になり今までの自分の言動を恥ずかしく感じる
・ダクネスがカズマと結婚する
・クリスがダクネスと結婚したカズマと既成事実(証拠写真付き)を作る
・クリスが貧乳を隠すための胸パッドと失禁癖を隠す尿取りパッド両方を買いに来る(エリス用の買い物)
・カズマとダクネスの中身が入れ替わる
・クリスとダクネスの借金が増える
・アクシズ教徒は5年間で1000万人増える
このうちめぐみんのスタイル、襲うの項目とダクネスの目が覚める云々の項目は既に持ってるポーションで回収予定です
ちなみに長々と安価回収がどうのこうの述べてますが今まで通り特に制限しませんので安価内容はとりあえずなんでも良きです
ポーションの効果>>300
ポーションの副作用>>302
筋力、体力、魔翌力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる
…気がするだけで特に意味はない
>>300の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる。
作用がアレなのに副作用をどうすればいい!?
『筋力、体力、魔翌翌翌力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる …気がするだけで特に意味はない』
『上記の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる』
安価ありがとうなんだぜ、これらを踏まえてちょいと書き溜めしてくるのでまた今度!
『筋力、体力、魔力、速力、運、その他諸々ありとあらゆるステータスが向上、絶対的な全能感に溢れる …気がするだけで特に意味はない』
『上記の作用が続く間、よく考えずに善意で相手にトラブルや試練、いばらの道を持ってくる、どこかの水を司るなんたら様みたいな性格になる』
カズマ「アクアを増やすだけじゃねーか!いるかこんなもん!」
バニル「まあ待て小僧、使いようによっては中々の効果を見込めるとは思わんか?」
カズマ「使いようったってなあ…例えば?」
バニル「それは自分で考えるが吉。それが悪い方に転ぶか良い方に転ぶかは汝次第だ」
カズマ「自分で考えろって言われてもなあ…アクアを量産するメリット…」
バニル「くれ悪じゃぞ」
カズマ「やかましい」
カズマ「うーん…」
ダクネス「どうした、困った顔をしてるようだが」
カズマ「ダクネスか、少し考え事をな」
ダクネス「手助けは必要か?」
カズマ「いや、自分で考えるのが正解らしいから大丈夫だ、助けてくれようとした姿勢だけ受け取っておくよ」
ダクネス「そうか…しかし最近のカズマは朝からちゃんと起きてるな、前までの生活習慣の乱れは正直目に余っていたがこの調子なら大丈夫そうだな」
カズマ「そういや朝から起きてんな…この前もダンジョン行ったり商品制作してたり働き過ぎてる気がする」
ダクネス「いいことではないか」
カズマ「いーや、俺の性根は腐ったまんまだ、しばらくは昼に起きるし屋敷から出ることもしない!」
ダクネス「また前の生活に逆戻りか?」
カズマ「おう、止めてくれるな」
ダクネス「うーむ」
カズマ「なんだよ」
ダクネス「…私は、今のカズマの方が好き…だ、ぞ?前の生活のカズマより」
カズマ「…」
ダクネス「…」
カズマ「…」
ダクネス「…///」
カズマ「す、すすすすすす好きとか簡単に言うんじゃねーよ!!!!」
ダクネス「言った私が言うのも何だが、凄い動揺してるな…」
カズマ「動揺!?そらするわ!もっとこう、ロマンチックな…」
ダクネス「ロマンチックな?」
カズマ「…」
ダクネス「ん?」
カズマ「ナンデモナイデス…」
ダクネス「何でもなくはないだろう?ほらなんだ?ロマンチックな場所と雰囲気で?」
カズマ「一転攻勢のつもりかこの野郎!お前責める側じゃなくて責められる側だろ!」
ダクネス「ふふ、焦ってるな」
カズマ「よ、余裕の態度がムカつく…!お前いいか?最近の健康な生活サイクルで俺絶好調だぞ?スティールなんて目当てのもん絶対奪えるくらいには絶好調だぞ?いいのか?」
ダクネス「何を奪うんだ?」
カズマ「…ほら、いつもの」
ダクネス「下着か…?」
カズマ「上目遣いで俺を見るな!悪かったから!スティールしないから!」
ダクネス「カズマには普段責められてばかりだからな、それは大いに構わないしもっとやって欲しいが…たまにはこういうのも」
カズマ「よくない」
ダクネス「拗ねるな拗ねるな、こういうところは年相応というか…ん?カズマ、それは…」
カズマ「あん?ああ、バニルから貰ったポーションだよ」
ダクネス「前に私が見たやつと同じのだな」
カズマ「そうだな、こっちが前にダクネスがみたやつでこっちがさっきバニルから貰ったやつ。他にも貰ったけどそれは部屋に置いてきてる」
ダクネス「…なんだか無性に気になるな、それ」
カズマ「それ前も言ってたな」
カズマ(ダクネスとの仲が進展する効果を持つポーションの方をじっと見てるが…実際に使ったわけでもないのにこの反応、やはり本物か…さすがバニル先生だ)
ダクネス「で、そっちは…」
カズマ「これはまあ、なんだ…うん」
ダクネス「なんだその歯切れの悪さは…ん?待てよ、確かウィズとお前と一緒にダンジョンに行った際に…」
ウィズ『えーと、この血を使うポーションは…発情してしまう代わりにスタイルが良くなる…だとか』
ダクネス「とかなんとか…まさか、それが」
カズマ「こいつ変なところで鋭い…!」
ダクネス「その反応はつまりそういうことだな!?バニルめ、よりにもよってカズマに渡すか!」
カズマ「よりにもよってとは言ってくれるじゃねーか!俺が悪用するとでも!?」
ダクネス「そっち方面には謎の行動力を持ってるカズマなら悪用するだろうさ!そのくせいざそういう雰囲気になってもヘタレる男だがな!」
カズマ「言ったなおいコラ!」
ダクネス「先程絶好調とか宣ってたな!表に来い、相手してやる!」
カズマ「お前何剣持ち出そうとしてんだ!スティール!」
ダクネス「あっ!表に出る前に攻撃とは卑怯者!」
カズマ「ばーか!地球からすりゃここも表だわ!このまま勝ち逃げさせていただきます!」
ダクネス「意味のわからん理屈で投げ出すな!お、おい本当に逃げる奴がいるか!」
カズマ「やっべポーション回収しないと!」
ダクネス「隙あり!」
カズマ「うわあぶね…あっ!」
ダクネス「うわあっ!?」
バシャッ
カズマ「あー!ポーションが!全部かぶっちゃったのか!」
ダクネス「……?な、なんともない…」
カズマ「へ?なんともない?」
ダクネス「発情がどうとかの方ではなく私が気にしてた方を被ってしまったのか…うん、なんとも…ないな」
カズマ「ええ…?何かしら効果出ると思ってたんだがな…」
ダクネス「よし、なら第2ラウンドといこうか!」
カズマ「いかねーよ!普段はただのドMのくせになんでこういう時めっちゃ責めてくるんだ!」
ダクネス「…!」
カズマ「え?き、急に止まってどうしたんだよ」
ダクネス「…あ、あああ、ああああああ」
カズマ「…ダクネス?」
ダクネス「あ、あああ!!!うわあああああ!あああああああァァァァ!」
カズマ「ダクネス!?おいどうした!」
ダクネス「がああああああああァァァァァァァァッ、あああああ!!!」
カズマ「なんでそんなに頭を掻き毟ってるんだよ!なにがあった…まさかポーションか!今になって効果が出たのか!?」
バニル「ふーむ、些か拒絶反応が強すぎる…相変わらず欠陥の部分が極端に大きい商品だな」
カズマ「バニル!?おい、あのポーションは具体的にどんな効果だったんだよ!この急な荒れようの原因はあれだろ!」
バニル「説明の前にこれを浴びせるとしよう」
バシャッ
ダクネス「あああ…ああ…」バタリ
カズマ「ダクネス!」
バニル「安心しろ、すぐ目を覚ます」
カズマ「バニル…あれはダクネスとの仲が進展する効果だって言ってたな?」
バニル「そうだ。ちなみにアレの効果は被虐趣味を無くすというものだ」
カズマ「被虐趣味を…?」
バニル「自分の被虐趣味を思い出すと拒絶反応が起きて今のような状態となる。我輩が浴びせたのは拒絶反応の緩和が期待できるポーションだ」
カズマ「ポーションからポーションでわけわかんねえ…ダクネスは結局どうなるんだよ」
バニル「先ほどの反応は貴様がドMというワードをあの娘にぶつけたから起きたものだ。目を覚ましたときには拒絶反応から恥ずかしく感じる程度には緩和してるだろうて」
カズマ「お前な…」
バニル「我輩とて理由もなく汝らを傷つける真似はせん。今のは我輩の想定以上に拒絶反応が強かった。緩和ポーションを持って準備していたがまさかこうなるとは、な…詫びを入れよう」
バニル「我輩が見通せない商品というのは怖いな」
ダクネス「う、うーん」
カズマ「ダクネス、起きたか」
ダクネス「カズマ…それにバニルも?私は…ええと」
ダクネス「…///」
バニル「というわけだ、緩和に成功したようで何より」
カズマ「ドMじゃないダクネス…だと?」
ダクネス「ドMとか言うな!あれは忘れてくれ!」
カズマ「確かに恥ずかしがる程度には治ってはいるけど…」
バニル「うむ、羞恥の悪感情がひしひしと伝わってくる、大変、大変美味である」
ダクネス「うううううう…」
カズマ「ダクネス、さっき頭掻き毟ってたけど痛くはないのか?」
ダクネス「掻き毟ってた…?ああ、髪がボサボサになってる!な、なぜ…」
バニル「拒絶反応時の記憶はないみたいだな」
カズマ「良かった…おいコラバニル、お前悪感情美味であるじゃねえ、何美味しい思いしてんだよ…あのままダクネスに何かあったらどうするつもりだったんだコラ」
バニル「我輩の想定では軽い拒絶反応を緩和ポーションで治した後散々弄りまくって悪感情を大量にいただくつもりだったのだが、流石に自重している、美味しい思いはそこまでできてはいない。ちなみにあのポーションが関わる部分は見通せないがこの先ピンピンしている娘が我輩には見えたため特に問題はないと判断していた」
カズマ「ぜーんぶお前の掌の上で転がされてる展開だよなあ…」
バニル「この後貴様も悪くない思いをするのだ、期待しておけ」
バニル「で、だ。我輩は汝にポーションは揃って使うように言ったな?」
カズマ「…ああ、そういえば」
バニル「この事態は仕方のないこと、もう一つの方は保管しておけ。いつかは使う機会が来る」
カズマ「わかった」
バニル「さて、我輩は去るとしよう」
カズマ「本当に大丈夫か?」
ダクネス「そんなに心配しなくても平気だ。私は人の何倍も頑丈だからな、ちょっとやそっとじゃ傷はつかん」
カズマ「ならいいけど」
ダクネス「…ところで、あの」
カズマ「ん?」
ダクネス「わ、私が今まで…その、攻撃を受けたがったり…色々迷惑かけたな」
カズマ「別に今更迷惑だとか言われてもな…ダクネスはそういうもんだって受け入れてたし」
ダクネス「いや、流石に行きすぎてた時もあってだな…ああ恥ずかしい…」
カズマ「顔真っ赤じゃん」
ダクネス「そ、そこでだ。迷惑をかけたお詫びをだな…」
カズマ「?」
ダクネス「カズマと2人でアクセルを歩くのは、新鮮な感じがするな」
カズマ「普段4人で歩いてるしな」
ダクネス「ところで…詫びがで、デートで良かったのか?」
カズマ「詫びでもデートでも何でもなくただダクネスと歩きたいなって思っただけだよ、さっき下らん言い争いしてたし気分転換にな」
ダクネス「でも…今までの私の非礼を考えると…」
カズマ「いいから気にすんなって」
ダクネス「…デートだと意識してるのは私だけか?」
カズマ「と、唐突になんだよ…いくらドMを恥ずかしがるようになったからって攻めすぎではありませんこと?」
ダクネス「ぷ、なんだその口調…ふふ…」
ダクネス「そうだな、今までの私の言動が恥ずかしかったのはそうだが…そんな私でも面倒を見ていてくれたカズマが、今までより…こう、感謝の念が強くなったというか…」
ダクネス「と、とにかくこれはデートだ!」
カズマ「お、おう…」
カズマ(仲が進展するってこういうことか…拒絶反応の時はどうなるかと焦ったが結果オーライ、かな?)
クリス「あれ?カズマくんとダクネス?」
ダクネス「ん?おおクリス!戻ってきてたのか」
クリス「あははー、少し前にね…ちょっと、(女神の時に必要な)買い物してたから」
ダクネス「そうか、声をかけてくれても良かったのに」
クリス「…ダクネス?」
ダクネス「?」
クリス「…なんでカズマくんの手を握ってるの?」
ダクネス「ハッ、ち、ちちちがー!じゃない、す、すまないカズマ」
カズマ「もっと握ってくれてもいいのよ」
ダクネス「カズマ!?」
クリス「おお…?私が見ない内に君たちになにがあったのかね」
ダクネス「そ、それは…まあ…色々と…」
カズマ「今までドMの私の面倒見てくれてありがとうって言ってきてその流れでね」
ダクネス「全部言う奴がいるか!」
クリス「ドMの面倒って…なら私にも感謝してほしいかな!カズマくんの前任者は私だし!」
ダクネス「く、クリスも変なことを…だが、感謝は本当にしてるぞ。あんな痴態を晒していた私と友人でいてくれてありがとう、クリス」
クリス「…」
ダクネス「クリス?」
クリス「カズマくん、ちょっと?」
カズマ「え?あ、はい」
クリス「ダクネスに何やったのさ」
カズマ「なんで何かやったのが前提になってるんだよ」
クリス「だって普段のダクネスならあんな痴態を晒していた私、なんて言わないし…カズマくんが何かやったからでしょ?流石にダクネスの急変には気づくよ」
カズマ「何かやったと言われてもなあ…」
ちなみに現時点でのカズマのヒロインはダクネス、クリス、めぐみんで今後ヒロインになり得るのがゆんゆんとアイリスです
もちろん今後の安価時代で如何様にも発展しますが既にヒロイン確定してる人たちは変動はないと思います、某水の女神の名前がないけどあの人はアクシズ教徒が爆増する占いの結果を半分信じて布教活動に勤しんでます
というわけで今日はここまで、安価だけ最後に出させていただきます
クリス「なにやったのか素直にクリスさんに吐いてみ?」
カズマ(素直に言って信じるか…?でも誤魔化すのもなあ…どうしようか)
素直にダクネスになにやったのか打ち明ける
or
ダクネスなにやったのかは誤魔化す
安価下3まで多数決
クリス「ふうん…へえ…」
カズマ「言っておくけど本当のことだぞ?」
クリス「うん、ちゃんと嘘はないってわかってるから大丈夫。ただ、さ…それダクネスの意思はある?」
カズマ「ダクネスの…意思?」
クリス「そ。ダクネスはあの…その、せ、性癖?を治したいと思ってたのかまでは私は知らないんだ。今はあんな感じで治って恥ずかしがるようになってるけど…それってダクネスは本当に望んでたのかなーって」
カズマ「…」
クリス「ダクネスが自分から志願してめぐみんのお父さんが作ったっていうポーションを受け入れたっていうのなら私はそれでいいんだけどさ」
クリス「あと、キミまだ何か隠してるでしょ」
カズマ「へ?隠してることなんてないぞ?」
クリス「カズマくん的には誤魔化さずにちゃんと言ってくれてるのはわかってるし、隠してることもないんだろうけど…少し情報が抜けてるよ?」
クリス「ポーションの製作者はともかく、誰がそれをカズマくんに渡したのかとかね…あと気になるのは拒絶反応を和らげるだなんてそんなピンポイントなものまで用意してあったことかな?」
カズマ(え、言ってなかったか…?無意識のうちにバニルとクリスを繋げるのはまずいと判断して伏せてたのかな)
クリス「誤魔化そうとして言わなかったわけじゃないのは様子を見てわかるしカズマくんを疑ってるわけじゃないから安心してよ!」
カズマ(誤魔化そうとしてたらクリスの信頼失ってたかもな…ダクネスのことに関しちゃクリスには色々素直に言った方がいいのかもしれない)
クリス「で、誰かな?」
カズマ「ええと…」
クリス「ごめんね、折角のデートを中断させることになっちゃって」
ダクネス「い、いやそれはいいんだ…私たちから一緒に行くと言ったんだから」
クリス「そう?ありがとね!あ、そうだ!久しぶりにお邪魔するわけだから何かお土産買ってくね!先にお屋敷に戻ってて!」
ダクネス「あ、ああわかった」
カズマ「…行ったか」
ダクネス「ど、どどどどうするカズマ!ウィズはお店の再建に関するあれやこれで今屋敷にいないがバニルはいるのだろう!?クリスと悪魔を引き合わせるのは…!」
カズマ「悪い、まさかバニルに会いたいと言い出すなんて思わなかった…会わせたらまずいのは俺も理解してるが…」
ダクネス「ああ、アクアとバニル以上に争う未来しか見えない…クリスの悪魔嫌いはかなりのものだ、一緒に冒険している時に出くわした悪魔を残機まで全部潰した!と笑顔で言うクリスは忘れもしない!」
カズマ「うーん…バニルには前に会うのは得策じゃない的なこと言ったし…見通して既に別の場所に移動してる可能性も…」
ダクネス「以前バニルはクリスが見通しづらいと言っていたのを覚えている、そううまくはいかないと思うが…クリスが今いないうちにバニルに事情を説明して隠れて貰えばこの場はなんとかなるだろうか」
カズマ(そういえばバニルがクリスを占った際の結果の一部が見えなかったとか言ってたな…)
カズマ「よし、ならそれに賭けよう。そうとなりゃ急いで屋敷に戻るぞ!」
屋敷前
クリス「や、遅かったね」
ダクネス「クリス!?お土産を買うとかいってなかったか!?」
クリス「あれは嘘だよん、私が屋敷行くって言ってから挙動不審になりすぎだよ2人とも。屋敷に何かあるって考えちゃうよ?」
カズマ(バレテーラ)
クリス「屋敷に何かあるっていうか…そのバニルって人と会わせたくないとか?かな?だから急いで屋敷に戻って私がいないうちに隠れてもらおうと考えて、いざ戻ったら私が既に屋敷前にいた…どう?あってる?」
カズマ「鋭すぎる…!」
カズマ(何?悪魔が関わってるから?なんかこのクリス怖いんだけど?)
クリス「さて、不躾な訪問を許してね?たのもーう!」
ダクネス「ちょ、ちょっと待ってくれえええ!!!!!」
クリス「…んー、あれ?」
めぐみん「おや、どうしましたクリス。いらっしゃい…であってますよね?」
クリス「うん、お邪魔しますなんだけど…バニルって人いない?」
めぐみん「バニルなら高笑いをあげながらすぐ戻ると言って出て行っちゃいましたよ」
カズマ「うおおおおお!!!落ち着けクリス…あれ?めぐみん?」
ダクネス「バニルは、いないのか…?」
めぐみん「ええ…どうしたんです?3人揃って」
クリス「まあすぐ戻るって言ってたみたいだし…ちょっと待たせてもらうね?」
ダクネス「」
カズマ「もう会わせないようにする選択肢は潰えたな…仕方ないダクネス」
めぐみん「あ、そうだカズマ。バニルからカズマから、と我が父制作のポーション貰ったんですがおかげで、その…」
カズマ「え?ああ、漏らし癖を治すとかいう…あいつなんで俺に渡したくせして自分でめぐみんに寄越してるんだよ…」
めぐみん「副作用なのかちょっと力のステータスが下がってしまいましたが…多分カズマと同じくらいに」
カズマ「ステータス下がってようやく同等とか悲しすぎる」
ダクネス「まあまあ…良かったじゃないかめぐみん」
めぐみん「ええ、ありがとうございますカズマ!」
カズマ(注文したのはバニルだし制作したのはめぐみんのお父さんで俺なんもやってないとは言えない)
カズマ(というか、前に占いでゆんゆんがめぐみんのお漏らしの気配で絶頂する云々と出てたから多分またどっかで漏らすわ)
クリス(尿取りパッド買ったけどそんなのあるなら私もポーション欲しい)
オニイサマ-
カズマ「ん?なんか声が聞こえる」
パリ----ン!!!
アイリス「お兄様ああああああああ!!!!!!!!!」
カズマ「はぁ!?ガラスを割ってアイリスがとんでうっぎゃあああああああああ!!!!」
ダクネス「カズマぁ!?」
アイリス「お兄様!お兄様が喜んでくれると聞いてガラスを破って飛んできました!あ、ガラスは後で弁償しますね?」
めぐみん「何事ですかこれ!王女がガラスをぶち破って来たんですが!」
ダクネス「アイリス様!?傷は!お体にお怪我はありませんか!?カズマも無事か!?ガラスの破片は飛んできてないか!?」
クリス「なにこの状況…」
アクア「最後のガラスをぶち破れー!」
ガシァァァァァァン!
ダクネス「」
めぐみん「」
カズマ「お、おもいアイリス…」
アイリス「あ、ごめんなさいお兄様!」
アクア「一度やってみたかったのよねえこれ」
カズマ「ふぅ…」
ダクネス「ふぅ…じゃない、収拾つけてくれカズマ…展開に…ついていけない…」
ゆんゆん「たのもおおおおお!!!!」
パリ----ン!!!
めぐみん「はああああああ!?!?」
アクア「タイミング完璧ねゆんゆん」
ゆんゆん「本当ですか!ありがとうございます!」
カズマ「なんでそんな親の仇のようにガラスぶち破るのお前ら!?」
アイリス「ハチベエがこうすればお兄様が喜ぶと仰っていたので…一緒にいたお二方にもお願いしてこうしてお兄様のもとへ馳せ参じました!」
カズマ「ハチベエ…ああ、バニルか…あいつなんてもん王女に仕込んでんだ、というかアクアもゆんゆんも乗っかってんじゃねー!」
アクア「あら、私は乗っかったわけじゃなく前々からやりたかっただけよ?そこは勘違いしないでよね」
カズマ「ソゲキッ」ペッ
アクア「ぎゃあああああ!!あんた女神に唾吐きかけるとか罰当たりにも程があるわよ!というかスキルで精度あげてんじゃないわよ!」
カズマ「うるせー!何が前々からやりたかっただ!中途半端に日本に染まった結果がこれか!」
アクア「中途半端なわけないでしょーが!私は日本担当のエリィィィト女神よ!日本の知識はこの大容量の脳に刻まれてるわ!」
クリス「ストップ、ストップ2人とも!ね、ね!さっきバニル…いや、ハチベエが教えてくれたって言ってたよね!本人はどこにいるの!」
ゆんゆん「あ、バニルさんなら私たちがガラスを破ったのを見届けた後しばらく隠れると言ってました、なのでもうこの周辺にはいないかと…」
クリス「逃げたぁ!?」
ダクネス「なんという危機察知能力…」
クリス「に、逃すか!」
アイリス「やはりここは賑やかで楽しいですね!」
ダクネス「そうだ!なぜアイリス様がここに!ああ、ガラスが散らばってるのであまり動き回らないでください!」
ゆんゆん「どうだっためぐみん、今のスタイリッシュなお邪魔します、どうだった?」
めぐみん「人の家のガラス破った時点で何もかもがマイナスですよこのおばか!」
ウィズ「すみません、戻りました…ええーーーー!?なんですこの状況!?」
カズマ「みんなで事態の収拾をつけるまでに1時間かかりました」
アクア「学校の先生みたいな言い回しね」
カズマ「で。アイリスはなんでここに来たんだ?少なくとも1人で来て偉いな、いらっしゃい!で出迎えるには難しすぎるぞ」
アイリス「実は、ある占い師様に相談したことがこのお屋敷に来ることになるきっかけとなっあのですが…」
ダクネス「バニルが…?」
アイリス「あ、占い師様は紅魔の里の方です!」
めぐみん「紅魔の里…ああ、そけっとですか」
アイリス「はい!それで、占いをしていただいた結果、このお屋敷がどうやら今1番安全とのことでしたので、許可をいただいてから来ました!」
ダクネス「王家の公認を得てるのですか!?」
アイリス「そろそろ事情説明の伝達が来るはずですが…遅いですね」
めぐみん「そもそもなぜ占いをそけっとにしてもらうことになったのですか?」
アイリス「…それがーーーー
カズマ「カズマ「爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」
アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」
アクア「それがここなのね」
アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」
カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)
ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」
めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」
ウィズ「うう…」
ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」
カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」
アイリス「お兄様…!」
爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」
アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」
アクア「それがここなのね」
アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」
カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)
ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」
めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」
ウィズ「うう…」
ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」
カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」
アイリス「お兄様…!」
あれ、なんか変になった
>>343はなしで
カズマ「爆破スイッチがまさか王都にまで被害を及ぼしてるとは…」
アイリス「いつ城が狙われてもおかしくはありません。犯人もわかっていない状況で、わたくしがお城に留まるのは危険だとクレアやレインの勧めもあり、1番安全な場所はどこか、と占っていただいたのです」
アクア「それがここなのね」
アイリス「はい!それも1人で行くのがいいと…それを聞いてからクレアが血の涙を流していましたが…」
カズマ(ガラスを破る暴挙のお陰で安全性が少し下がった気がするがアイリスが悲しむので何も言うまい。全てはあの仮面悪魔のせいなのだ)
ウィズ「王都を狙うような犯人がなぜ私の店も爆破していったのでしょう…」
めぐみん「爆破していったというか爆破させたのはウィズですけどね」
ウィズ「うう…」
ダクネス「ん?屋敷の前に誰か…ああ、アイリス様の言う伝達か?私が行ってくる」
カズマ「まあ、ここが安全だっていうなら是非ここにいてもらって構わないぜ、我が妹よ」
アイリス「お兄様…!」
バニル「ま、撒けぬ!我輩が追手を撒けないとは!」
バニル「しつこすぎるだろう、クリスとやら…ううむ、我輩の予定では完全に撒いてほんの少しの間雲隠れのつもりだったのだがな…侮っていたわ」
バニル「だが…見通しづらい相手に対しても使える手段を我輩は持っている」
バニル「とうとう失敗することなく内容を指定して占えるようになったのは幸いだった」
バニル「追われてる身だ、とっとと取りかかろうではないか」
占い対象…クリスを撒く方法>>347
人形を潰して仮面だけ何かの隙間に隠れる
『人形を潰して仮面だけ何かの隙間に隠れる』
バニル「…我輩はなぜこれを自分で思いつかなかった…」
バニル「本体が画面であることを忘れるくらいにはずっとこの仮の土くれの人形で動いていたからか」
バニル「とにもかくにも行動に移るとしよう」
クリス「いない…完全に撒かれたかな」
クリス(逃げたってことはやましいことがあるってことだもんね…まさかダクネスを使って何かやろうとしてるんじゃないかと思ってたけどビンゴかな)
クリス「とりあえず…今日のところは諦めて帰ろう、しばらくはダクネスの側にいないとな…面倒な仕事が舞い込んできませんように!」
バニル「いったか…体を形成…と、よし元通りだな」
バニル「人混みに逃げようとしてギルド付近まで来たのは正解だったな、酒樽の隙間にいたが見つからずにすんだようで何よりだ」
バニル(しばらくは屋敷にはあのクリスとやらが住み着くのが予想できる…立ち寄るのはやめておくとしよう)
バニル(王女が引っ越したことで更に面白い展開が期待できそうなのが実に惜しいが)
バニル「ふむ、こうなったら早めの店の再建でも頑張るとしようか」
アイリス「お兄様!お兄様!お兄様!」
めぐみん「うるさいですよ!テンション高いですねこの娘!」
カズマ「よしよし」
めぐみん「こっちもヘラヘラしすぎですよ!」
アイリス「わたくしこうして他所様の家に泊まることに憧れていたのです!」
めぐみん「んん…そう言われると…」
ダクネス「こんなに喜んでいただけると私達も嬉しいですよ、アイリス様」
アクア「ねえ、ゆんゆんは泊めなくて良かったの?」
ウィズ「何やら用事があると仰ってましたから泊まることができなかったんだと思います…泣いてましたが」
カズマ「しかしよく1人で泊まること許してくれたなあ」
ダクネス「…気付いてないようだから言っておくが、屋敷の周りには王家の騎士達が見張っているぞ?」
カズマ「え」
アイリス「安全だと紅魔族一の占い師が言ってるから大丈夫だとわたくしもわがままを言ってみたのですが…見張りは最低条件だと言われてしまいまして」
めぐみん「当然でしょうね、というかよく譲歩してくれたものだと思いますよ」
ウィズ「あの…アイリスさんって…」
アクア「私のくもりなきまなこによるとそれ以上踏み込むのは危険だと出たわ」
ウィズ「あ、アクア様が言うならやめておきます」
アイリス「それでお兄様…わたくし今日はお兄様と一緒のベッドで寝たいんです」
カズマ「喜んで」
ダクネス「喜んで、じゃないこのたわけ!」
カズマ「いった!いいだろ妹と寝るくらい!」
ダクネス「アイリス様を妹扱いするな!」
めぐみん「今日のアイリスは積極的すぎやしませんか…?ガラスを破ってカズマに飛びついたり」
アイリス「クレアがお兄様のことを散々に罵るものですからその反動かどうしてもお兄様と一緒にいたくて…」
カズマ「クレアか…アイリスが1人で俺が住んでる屋敷に泊まりにいくと知ったからボロクソにこき下ろしてなんとしてもアイリスを行かせたくなかったんだろうな」
アイリス「ええ、いつまでも子ども扱いされるし、そのことも相まってわたくしもついムキになってお兄様と一緒の方がいいといってしまって…」
カズマ「クレアにそれはトドメだな」
アイリス「クレアは過保護すぎるんです!」
ダクネス(さっき屋敷の前の見張りにいた気がする)
アイリス「なのでお兄様、今宵はわたくしと一緒に寝ましょう…?」
カズマ「喜んで」
アクア「デジャヴね」
ダクネス「だからやめろ!アイリス様には1番良い部屋をご案内しますのでそこでお休みください!」
アイリス「お兄様も連れていっちゃ…ダメですか?」
ダクネス「う、上目遣い…!?どこでそんな技を!」
カズマ「俺」
ダクネス「貴様ああああァァァァ!!」
カズマ「そんなにキレるところだった今!?」
アクア「ふぁ~あ、私ちょっと眠くなってきちゃったんですけど」
めぐみん「王女様が寝るという時に騒ぎ立ててはいけませんし
、私達もそろそろ寝ましょうか」
ウィズ「そうでs…王女様…?」
アクア「くもりなきまなこ」
ウィズ「寝ましょうアクア様!」
アイリス「どうしてもダメですか?」
ダクネス「ダメに決まってます!アイリス様と寝かせるくらいなら私がこの男と一緒に寝ますよ!」
カズマ「えっ」
めぐみん「どさくさに紛れて何いってるんですか!」
ダクネス「ち、ちがう!私はアイリス様の安全を確保する義務があるんだ!カズマなんて危険の塊だろう!?」
カズマ「ひでえ言い草」
アイリス「むー…ではこうしましょう!お兄様、誰と一緒に寝るかお兄様が決めてくださいませんか?」
ダクネス「アイリス様!?」
アイリス「折衷案というものですよララティーナ!私もララティーナもお兄様と寝たい。ならお兄様に決めていただければ済むお話しです!」
ダクネス「済まない!絶対に済みませんから!」
めぐみん「おや、では私も選択肢の1つに加えていただこうか」
ダクネス「めぐみんまで!」
めぐみん「カズマにはポーションをいただいたお礼もあります、一緒に寝るくらいなら構いませんよ」
ダクネス「れ、礼だとか言われると私が強く言えない…」
カズマ「ふーむ、いいね」
ダクネス「この男は…!」
カズマ「アクアは?」
アクア「私?何カズマさん私と寝たいの?」
カズマ「ちげーよ形式上聞いてるだけだよ」
アクア「別に寝るのはいいけどね、馬小屋暮らしの頃から一緒に寝てるし今更じゃない」
カズマ「それもそうか」
ダクネス「一緒のベッドで寝るのとはまた訳がちがうような…」
カズマ「ウィズは?」
ウィズ「わ、私は…その、住まわせていただいてる身なので…カズマさんが望むから私も…選択肢に入れても大丈夫、です…」
アクア「あら、5人全員から誰と一緒に寝るのか選ぶ形になったわね。カズマ、これ恋愛ゲームによくありそうなやつよ!これで好感度が上がりやすい人とか下がっちゃう人とか出るイベントよ!」
カズマ「お前ホント日本のゲームまで知ってんのな…」
カズマ(さて、静観してたらえらいことになった)
カズマ(アイリス、ダクネス、めぐみん、アクア、ウィズ)
カズマ(この中から1人と寝る…いいなこれ、アクアじゃないけどギャルゲーのイベントみたいじゃん!)
カズマ(慎重にだ、慎重に選ぶんだ…大丈夫、俺ならいける)
カズマ(俺の名は佐藤和真…今最高のモテ期がきている男だ!)
安価下からアイリス、ダクネス、めぐみん、アクア、ウィズの内誰と一緒に寝るか多数決
今日はここまでにするので期限は明日の23時あたりとします
カズマ「うーん…」
ダクネス「…迷い過ぎでは」
カズマ「だって今後同じようなことがあるなんて保障はないんだしこのチャンスはきちんと…お?」
めぐみん「カズマ?」
カズマ「アクア」
アクア「…ひぇ!?な、なにカズマ」
カズマ「なにって、お前眠いなら無理して付き合う必要ないぞ」
ウィズ「カズマさん、アクアさんを選んだんですね…!」
カズマ「へ?ああ、今のは違う…アクアがほとんど寝てるようなもんだったから…えーと、アイリス」
アイリス「は、はい…」
カズマ「そ、そんな固くならないでくれ俺まで緊張しちまう…その、今日はアイリスと一緒に寝るわ」
アイリス「お兄様…!」
カズマ「ただその前にアクア部屋に連れてくわ、ダクネス手伝ってくれ」
ウィズ「あ、私もお手伝いします」
めぐみん「アイリスを選んだんですね…一瞬アクアを選んだのかと思いました」
カズマ「紛らわしかったか、そりゃすまん」
カズマ「まあでも…アクアも…うん」
ダクネス「なんだその歯切れの悪い言い方は」
カズマ「いや、アクア本人も言ってたけど馬小屋暮らしをそこそこ続けてたからアクアと一緒に寝るなんてぶっちゃけ日常の1つみたいなもんだったんだよ。だからアクアが1番抵抗なく選べたかもしれん」
ウィズ「そんなに長く馬小屋て…」
アイリス「アクア様とお兄様のその日常の話は是非お聞きしたいです」
カズマ「お、いいぞ。寝る前に色々話しちゃうぜ」
ダグネス「よっと…アクアは私が背負うからウィズはドアを開けておいてくれ」
ウィズ「はーい!」
ダクネス「それとカズマはアイリス様とご一緒に寝るなら準備しておけ。アクアは任せろ」
カズマ「準備って言われてもなあ…」
ダクネス「いいからしろ。本来なら一国の王女と同衾…は言い過ぎか、一緒に寝るなんてそれこそ婚約者ぐらいしかできないことだ」
カズマ「お、おう…」
ダクネス「私はお前のことをよく知ってるし当の本人であるアイリス様がいいと言っている。止めはしないが…屋敷の外には見張りがいること、相手は王女だということ…それを把握しておけ」
カズマ「…」
カズマ(アイリスから寝たいとわがまま言ってくれたのが嬉しくてアイリス選んだけど選択ミスでは?)
ダクネス「私としては本当に猛反対だが…目を瞑ろう」
めぐみん「色々としがらみがありますねえ」
アイリス「…」
カズマ「…だ、大丈夫だ心配すんなアイリス。で、どっちの部屋で寝る?」
アイリス「あ…お兄様のお部屋でも…よろしいでしょうか」
カズマ「俺の部屋ね…準備してきます」
めぐみん「いかがわしいものは見せてはいけませんからね、隠してくださいよ」
カズマ「そんなもんねえよ!…ねえよ!」
アクア「…zzz」
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
アイリス「ではお金のほうは…」
カズマ「そうだな、全然貯まらなかった…労働で得た金を1日の終わりにパーっと使ってたしな…でもあれはあれで楽しかったなあ、労働は辛かったが」
アイリス「それが今ではお屋敷も持っていて…そういえばお聞きしました、宝くじも当てたと!」
カズマ「え、どっかで聞いたのか?」
アイリス「はい、今回の宝くじの1等はとんでもない額だったそうなので誰が当てるかみなさん動向を伺っていたそうです」
カズマ「…マジか」
カズマ(日本でも宝くじ当てたら金銭目当てで色んな人が近づいてくるみたいな噂聞いたことあるけど…やっぱこの世界でもそういうのあるのか)
アイリス「ですが実際に当てたお金を受け取ったのはお兄様ではないとも聞きました」
カズマ「そこまで割れてるのか…実はバニル…ええと、アイリスがハチベエって呼んでる奴な、あいつが宝くじが絶対当たるから引いてくれって頼んできたんだ。だから受け取りはそのバニルに任せた」
アイリス「えっ、ハチベエが…?受け取ったのは女性と…」
カズマ「…なるほどな、変に絡まれないように受け取る時だけ姿を変えたわけだ。俺も受け取る直前まで一緒にいたけど知らなかったな」
アイリス「姿を変えられるのですか!?」
カズマ「あいつの本体は仮面であの体は土くれの塊らしい。だから姿を変えられるとか」
アイリス「き、気にしていなかったのですがハチベエは凄いですね…」
カズマ「最近は占いとかいう未来予知紛いのことも覚えてるし俺たちの常識に当てはめちゃいけない奴だよ」
アイリス「占い…」
カズマ「お?なんだアイリスも占いとか好きなタイプか?」
アイリス「うーんどうなのでしょう…そけっと様にやっていただいた際は少しだけわくわくしましたが…」
アイリス「…好き、とまでは言いませんが楽しいものだとは思っています!」
カズマ「ならバニルのは受けるべきじゃないな」
アイリス「今のお話の流れですとハチベエに受けてもらおうとなるはずではないのですか!?」
カズマ「さっきも言ったけどあいつのは占いじゃなくてもう未来予知だから…占ったことが確定しちゃうんだよ」
アイリス「そ、それは…では将来結ばれる人をハチベエが占うと結果で出た方と絶対結ばれるということでしょうか?」
カズマ「そうそう、実はアイリスが引っ越してくるってのもバニルが占っててな。結果こうしてアイリスと一緒にいるけど本当に凄いよあれは」
アイリス「国のことも占えるのでしょうか…いえ、そういうのは聞くべきではありませんね」
カズマ「そういうのはたしかに聞かないほうが良いな。…で、そろそろ夜も遅いが寝るか?」
アイリス「…」
カズマ「ん?どうした?」
アイリス「お兄様。私はお兄様からすれば妹のようなものでしょうが…」
カズマ「お、おいアイリス…なんでそんなすり寄ってくるんだ」
アイリス「ですが私も王女である前に女…今、私はお兄様と寝るとなって今更のように緊張しております。…わかりますか?」
カズマ(そうしてアイリスはゆっくりと俺の手を掴み、その手を心臓…つまり胸元へ導くーーーーー)
カズマ「い、いやいやいやいやそれはダメだ!アイリス、腕枕をしてあげよう!今日はゆっくり寝よう!」
アイリス「むー」
カズマ「むーじゃない!」
アイリス「…」
カズマ「そんな目で見つめてもダメだ…ダクネスにも散々釘を刺されたからな、今日のところは2人でゆっくり寝よう。それで良いだろ?」
アイリス「…わかりました、私は住まわせてもらっている身です。これ以上お兄様にご迷惑はおかけできません」
カズマ「…」
アイリス「ではお兄様…腕をお借りしますね」
カズマ「ああ」
ウオオオオオオオ!!!!
カズマ「あ?なんだこの声」
クレア「アイリス様ああああ!!!!」ガシャ-ン!
アイリス「クレアー!?」
カズマ「なんでまたガラス破るんだここ2階だなんでお前がここにああああああ!?」
アイリス「お兄様錯乱しないで!落ち着いてください!」
クレア「先に謝罪を致します。ご無礼をお許しください…後ほど私めを裁いていただいても構いません」
アイリス「クレア?」
クレア「そけっと様の占いではこの男の屋敷にアイリス様が1人で行くことが1番安全だと出ました。ですがこの男が屋敷にいるかいないかは占いに何も関係がありません」
クレア「そして私のアイリス様危機感知レーダーが作用致しました。一晩この男を借ります」
カズマ「なんだ危機感知レーダーって」
クレア「アイリス様とこの男が部屋に一緒にいる時点で私としてはもう生かしておけないくらいなのですがここはぐぅぅぅぅっっっっっと堪えてこの男を連れ出すことを優先したいと思います」
アイリス「」
カズマ「あかん、アイリスも錯乱して声を失ってしまってる」
クレア「というわけだ」
カズマ「へ?お姫様抱っこ…されてる?俺が?」
クレア「失礼しますアイリス様!」
カズマ「ここ2階だっつってんだろおおおおおおおおお!!!???ぎょああい!!!!」
アイリス「お兄様ーッ!?」
クレア「こら、大人しくしろ!」
カズマ「できるか!というかお前!この体勢だとお前の胸とか俺にめちゃくちゃ当たってるんですけど!?鎧越しだから固えけど!」
クレア「アイリス様からお前を遠ざけることに比べれば些事だそんなもの!」
カズマ「やだ男らしい…」
クレア「だからって体を胸に擦り当てようとするのはやめろ!お、大人しくしろ!」
カズマ「拐われてる身なんだから少しはサービスくらい享受してもいいだろ!」
クレア「この男…!やはりアイリス様から引き離して正解だ!まさか一緒に寝るとまで言い出すとは貴様はもう私が葬り去ってもいいんだがな!」
カズマ「怖い怖い!葬り去るとか怖いからやめて!」
クレア「だったら大人しくしろ!私がお前を借りるのは夜の間だけだ!朝には帰す!」
カズマ「朝帰り…!ああ、俺は大人になるんだな…でもクレアかぁ…」
クレア「たわけ!誰が貴様なんかと!」
クレア「…おい」
カズマ「なんだよ、もう暴れてないが」
クレア「いやその…どこか夜を明かせるような場所はないか」
カズマ「ノープランかよ…まあ、ギルドなら遅くまでやってると思うけど」
クレア「ギルドか、よし行くぞ」
カズマ「へえへえ」
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
クレア「ジャイアントトードの唐揚げ…!?」
カズマ「お前食ったことないのか、ダクネスと同じお嬢様だしそりゃそうか」
クレア「存在は知ってはいたが…本当に食えるのか?」
カズマ「安価だけど割と美味いし冒険者の間で重宝されてるくらいには人気だよ、どうせ朝まで屋敷に帰らせるつもりはないんだろうし俺もなんか頼むかなー」
クレア「…貴様を連れ出しておいて言うのもなんだが順応し過ぎだろう」
カズマ「アイリスが大事なお前のことだし俺とアイリスが一つ屋根の下で一緒にいることで良い思いをしないのは理解してるつもりだ、流石に連日連れ出されると困るけど少しくらいならまあ」
カズマ(ぶっちゃけアイリス選んだ時に事の大きさをそこまで理解できてなかったのでこうして身の安全が保証されてるだけマシだと思う俺がいる)
クレア「妙に寛容だな、アイリス様と貴様を離すことに抵抗が一切なかったかと言えば嘘になるしこの場は私が奢るとしよう」
カズマ「お、マジ?じゃあ酒でも飲むか?」
クレア「いや、こうして一緒にいるとはいえアイリス様の護衛という任務は継続中だ、酒は控えよう」
カズマ「そういえばお前やっぱ護衛の一員だったんだな…なあ、そのそけっととかいう占い師に爆弾魔のことは聞かなかったのか?」
クレア「無論聞いたが『もう大丈夫な気がしないでもないが確信が持てない』と返されてな、王都の城に入ればもっとたくさんの護衛もいるがそれ以前にそもそもアイリス様を危険に巻き込みたくはない、故に安全な場所を聞いてこちらに来た」
カズマ「大丈夫な気がするってまたふわふわした内容だなあ」
クレア「目撃条件も少ない上、数少ない証言ではフードを被って人相も何もわからないような人物が犯人だという。そんな状況下で占ってくれただけありがたい」
カズマ「それもそっか…お、唐揚げ来たぞ?」
クレア「…」
カズマ「物怖じし過ぎだろ…同じ貴族で舌が肥えてるだろうダクネスが普通に食ってるし大丈夫だろ。良い経験になると思って食ってみろよ」
クレア「わ、わかっている!」
カズマ「…クレアさん?」
クレア「ぬぁんふぁ」
カズマ「お嬢様が口に物入れながら喋るなよ、話しかけた俺が言うのもなんだけど食うか話すかどちらかにしてくれ」
クレア「…」モグモグ
カズマ「食う方優先するんすね…」
クレア「率直に言おう、不味くはなかった」
カズマ「率直に言うなら美味かったじゃねえの…?」
クレア「普段こういったものは口に入れることはないが…たまには良いのかもしれん」
カズマ「お気に召したようで何よりだよ」
クレア「ところで、ここは何時頃まで開いているんだ?ギルドとはいえ流石に朝から夜までずっと空いてるわけではないだろう?」
カズマ「そこまで遅くまでいたことないからわかんないけど、ここから出るとして行き先の宛でもあるのか?」
クレア「ない」
カズマ「言い切ったなこいつ…そうだ、アクセルに来たのはこれが初めてか?」
クレア「初めてではないが…アイリス様とレインと一緒に来たこともあるしそれ以前にもダスティネス卿のお屋敷にもお邪魔したりした際にな」
カズマ「アイリスと…なあ、お前もしかしてバニル知ってる?」
クレア「ば、バニル殿は知ってはいるが…あんな面妖な男と知り合いなのか貴様」
カズマ「面妖て…間違っちゃいないけど」
クレア「以前アイリス様がハチベエ役という名目で雇ったのがバニル殿だったが…底知れない人物なのはよくわかっている」
カズマ「なら話は早いわ、散歩てがらこれから会ってみないか?」
クレア「なぜバニル殿と?」
カズマ「実はあいつも占い紛いのことできるし折角なら爆弾魔とか聞こうかなって」
クレア「占い紛いと称されているのとバニル殿が占うと言ってる時点で信憑性がかなり薄いが」
カズマ「あいつに信用できる要素がかけらもないのは確かだけど占いに関しては本物だから安心していいと思う」
クレア「…貴様がそう言うなら行ってみるか、どこにいるんだ」
カズマ「クリスから逃げてからそのまま見てないけど思い当たる場所はある、行こうぜ」
カズマ「ここだ、というかまだ更地かと思ってたけどいつの間に店建ってたんだな…やっぱこの世界の建築技術は魔法を絡めてるだけあって飛び抜けてんなあ」
クレア「この店にいるのか?」
カズマ「多分ね、バニルいるかー?」ガチャ
バニル「珍しいコンビだな、売れる物が皆無な故、店としてはまだ営業していないが…いらっしゃいだ」
カズマ「いたな…クリスからは逃げ切ったのか?」
バニル「一応ではあるがな、しばらくあのクリスとやらは貴様の屋敷付近にいるだろう、我輩は近づかないことにした」
カズマ「確かにしばらくはこっちいた方がいいかもしれないな」
バニル「うむ。ところで…久しいなクレア殿?何用か」
クレア「ご無沙汰しておりますバニル殿。夜分遅くに申し訳ないのですが頼みたいことがあります」
バニル「ふむ、それは小さき姫がそこの小僧の屋敷に泊まることになった事と関連していると」
クレア「違います…いえ違わなくもないのですが…」
カズマ(違わなくもないのか…)
クレア「貴方が占いをできることをそこの男から聞いた。是非、王都で騒ぎを起こした爆弾魔について占ってもらえないだろうか?」
バニル「……ふむ、ふーむいいだろう…我輩もこの店を爆破された身であるからな」
クレア「えぇ!?ここも被害にあったのですか!?」
バニル「うむ」
クレア「あ、アイリス様が安全だと聞いてここに来たが…大丈夫なのか…!?」
カズマ「ここが爆破されたのは割と前の話で今は王都にいるんじゃないのか?」
バニル「それも含めて占ってやろう、クレア殿、用意するので暫し待たれよ」
クレア「わ、わかった…」
カズマ「…用意?」
バニル「というわけで水晶を用意した。売り物ではなく借り物なため丁重に扱う。いいな?」
カズマ「…」
クレア「水晶…随分本格的なのだな、バニル殿の占いは」
バニル「では質問をいくつか。どんな質問にも素直に答えるように」
クレア「承知した」
バニル「ではまず…その爆弾魔とやらは何を使って爆破を起こしているのか」
クレア「聞いたところによると、謎の機械で行なっているらしい。機械を作動させることで連動して爆破が起こるのだとか」
バニル「ふむふむ…では次。犯人の人相や種族、性別など分かっていることを挙げよ」
クレア「フードを深く被っているようで人相や種族はわかっていない…性別は目撃証言…というか声を聞いた人がいるらしいが男性だ」
バニル「よしよし…次。その事件の影響で汝が仕える王女がそこの男の家にしばらく泊まることになっているな?クレア殿的にはどう見る?」
クレア「どうも何も未だに納得しきれていない部分があります。が、安全だという保証を貰っているため受け入れる他ないかと」
カズマ「…」
クレア「…その目をやめろ、アイリス様と同じベッドにいたからこうして連れ出すことになったが危害を加えないなら私だって大人しく護衛している」
カズマ「さいですか」
バニル「次。しばらく離れると分かってから汝は王女の部屋に忍び込んだな?その際に何をやった」
クレア「え゛っ…!?な、なぜそのことを…!」
バニル「質問には素直に答えよ」
クレア「う、ぐ…あ、アイリス様の普段使用しているものを…ちょ、ちょっと本当に必要ですかこの質問!?」
バニル「す な お に こ た え よ 」
クレア「アイリス様の私物を浴びてました!」
カズマ(うわぁ)
バニル「うわぁ」
クレア「ぐぉぉぉおおお…な、なぜ…あの時確かに誰もいなかったはずなのに…!」
バニル「では続いてだが…実はそこの男とこうして夜を明かすのが割と楽しいと感じているが
クレア「ま、待て!待ってください!貴方は、バニル殿はなんなのですか!?あらぬ事まで掘り起こして質問することは本当に爆弾魔に繋がることでしょうか!?」
カズマ「へえええええええええええ」
クレア「今あらぬ事と言っただろうたわけ!」
バニル「まあ素直に答えよと言っただけで占いの結果には関係ないが」
クレア「バニル殿ォォォォォ!!!」
バニル「羞恥、失望、イライラした感情…どれもが美味であるな!こ、コラやめんか!水晶は借り物だと言っただろう!」
カズマ(バニルぶれねぇ…)
バニル「いや失礼。我輩は人の悪感情が大好物でな」
クレア「こんな性格の悪い方だとは思いませんでしたよ…!」
バニル「まあ占いの代金とでも思ってほしい。さて、実際に占った結果だが」
カズマ「あ、占いはしたんだ?」
バニル「うむ。どうやらその爆弾魔とやらは魔道具店を爆破させているみたいだな」
クレア「…あっ!」
バニル「王都の魔道具店とここ…他にも狙われているらしいな。何の目的があるかは知らん」「どうでもいいが」
クレア「そうだ、王都でも魔道具店が爆破されて…そんな共通点にすら気づかないとは…!不覚…」
バニル「そこまで被害件数が多い訳でもない。普通は気づかないだろう」
カズマ「そういえばアクセルに王都に他の街でも爆破させてるんだろ?死傷者とかはどうなってんだ?」
クレア「負傷者は出ているが死者は出てないが…」
バニル「で、もう結果から言うが特に気にする必要はないだろう」
カズマ「本当かそれ?」
バニル「うむ。だが王女はしばらく汝の家に泊めた方がいい」
クレア「く、詳しく教えてはいただけませんか?なぜ気にする必要がないのですか?」
バニル「紅魔族にも1度占って貰っていると思うが大丈夫だからだ。時が経てばこの騒ぎのことも忘れているだろう」
クレア「2人の占い師がそういうのであれば…いやしかし、犯人は捕らえなくてはなりません。気にしないという無責任な行動はとれないのです」
バニル「この先そこの男が爆弾魔関連で巻き込まれるのでその際に解決するだろう。だからもう一度言うが、特に気にしなくていい」
カズマ「ちょっと待て聞き捨てならないことが耳に入ったんだが!?」
バニル「つまりそういうことだ。気張れ」
カズマ「嘘だろ…?」
バニル「本気とかいてマジである」
クレア「で、では尚更アイリス様はこの男の屋敷には泊めておけない!」
バニル「いや、最終的に泊めた方が良い展開になる。汝の言い分も分かるが堪えよ」
クレア「しかし…!」
バニル「ちなみにその王女、今現在大変ご立腹だとは思わんかね?」
クレア「…」
バニル「屋敷に泊めることで少しは緩和が期待できそうだが」
クレア「う、ぐぅ…」
バニル「というわけでしばらく泊めるが吉」
カズマ「わ、わかったよ…えぇ、爆弾魔と会うの?嫌だなあ…でもバニルの占いだし絶対なんだろうな」
バニル「ちなみにクレア殿は沈んでいるそこの男を誘拐する際に如何様に裁いてもいいと言っただろう」
クレア「ええ…でもなぜあなたがそれを…」
バニル「汝が王女の自室で何していたか見通している我輩にその質問は無粋だな。それでその王女であるがかなーり荒れてるだらうな」
クレア「や、やっぱり…早まっただろうか…いやでもサトウカズマと一緒の部屋に居させる訳には…ああ嫌われたら私は生きていけないぞ…!でもあの場はああするしか…!」
バニル「ならどう対応するのが1番良いかも占ってやろう」
クレア「ほ、本当か!?」
バニル「我輩に二言はない…ふむ、結果が出たぞ」
クレア「ど、どんな結果だ?」
バニル「小僧」
カズマ「あん?」
バニル「小僧がーーーーーーーーー
占い対象>アイリス
占い結果>カズマがアイリスに>>405することでアイリスの怒りが緩和される
上
しばらく空けてしまって申し訳ない…
あとアニメ版のみの方はクレアとか誰だこいつでさっぱりかもしれません、重ねて申し訳ない。次以降出番は減る…はず。安価スレだから断言はできないけど
今日はここまで、このレスが安価に被ったら安価下で
クレア「」
クレア「」
クレア「」
カズマ「マジ?」
バニル「マジとかいて本気である」
カズマ「クレア固まっちまったよ…え?本当に?俺とアイリスがキスすることで事態が収拾すると?」
バニル「らしいな」
カズマ「…」
バニル「どうした」
カズマ「いやほら…アイリスと俺がキスとか無理だろ」
バニル「そうか?」
カズマ「そうなんです。アイリスは王女云々の前にほぼ妹として見てるからどちらにしろキスはなぁ…」
バニル「ふむ、では見通sはいキスするが吉」
カズマ「早っ!何を見通したんだよ今ので!」
バニル「クレア殿が許しを得ている図」
カズマ「ええ…」
クレア「お」
カズマ「あ、復活した」
クレア「お…お前を殺して私も死ぬ!」
カズマ「昼ドラかよやめろ剣抜こうとしないで!?」
バニル「まあ落ち着けクレア殿。全てが丸く収まる案なのだ、もちろんそれはクレア殿も入っている」
クレア「私が助かりたいがためにアイリス様にキスをさせろだのできるわけないでしょう!?」
バニル「まあ実際に会えばそうせざるを得ない状況なのはわかるだろう、というわけで今日のところはお戻りになると良い」
カズマ「そろそろ夜も明けるし戻るのは良いんだけど…」
バニル「ほれ行った行った、開業準備の邪魔である」
クレア「本当に…するのか貴様」
カズマ「いや…バニルが会えば分かるって言ってるからとりあえず会うだけ会ってみるけど、正直何も考えられない」
クレア「アイリス様はき、き…キスの経験などない…女性にとっての初めての経験というのは相当のものだぞ?しかもアイリス様は王女だぞ?」
カズマ「それくらい俺だって分かってるつもりだよ…俺にとってもアイリスは妹みたいなもんだし大事にしたい気持ちがある」
クレア「王女を妹扱いなど私が首を刎ねても文句は言えないからな?」
カズマ「双方の同意があるから見逃して?」
クレア「見逃すかたわけ」
カズマ「さて屋敷前に着きましたが」
クレア「…」
カズマ「…今更になってアイリスの態度が気になって仕方ないと」
クレア「アイリス様が貴様を慕っているのは私もわかってはいるが、やはり…一緒に寝るだの認められん。私は私が正しいと思ったことをしたまでだが…アイリス様の意思は確かに汲んでいなかった」
カズマ「ダクネスに釘刺されまくってたし俺から何かするつもりは一切無かったけど、側から見たらお前が正しいよ…正しいけど」
クレア「わかっている、皆まで言うな。私はお前を持ち運んだ際に如何様に裁いても良いと言ったんだ。貴様がアイリス様にキスすれば解決する話でも私はそれを良しとはしない。どのような処置でも受け入れる」
カズマ「…わかった、じゃあ行こう」
カズマ「ただいま」
アイリス「…」
カズマ「うわびっくりした!?玄関前にいたのか!」
クレア「あ、アイリス様…」
アイリス「お帰りなさいませお二人とも…デートは楽しかったですか?」
クレア「ち、違います!ただアイリス様とカズマ殿を…!」
アイリス「…わかってますよ、それくらい。ちょっと拗ねてただけです」
カズマ「す、拗ねてたって…俺とクレアが出てから割と時間経ったけどその間アイリスはどうしてたんだ?まさかずっと起きてたのか…?」
アイリス「どうしてたと思います?」
クレア「え、ええと…」
アイリス「切り替えて寝ようにも寝れませんもの…2人が帰ってくるまで起きてました」
クレア「も、申し訳ございませんアイリス様!裁くなら私だけを…!」
アイリス「クレアの言い分も理解しているつもりです、確かに私は王女ですから…ただ、クレアがお兄様と2人で夜のアクセルの街に出た後のことを想像すると…少し辛いものがありました」
クレア「アイリス様…」
アイリス「クレアがお兄様を連れ出した件は不問と致します。致しますが…少しくらいはわがままを聞いていただいてもよろしいですか?もちろんお兄様と一緒に寝たいとは言いませんから」
クレア「アイリス様の寛大なお心遣いに深く感謝いたします…ええ、わかりました。わがままに目を瞑ります」
アイリス「ありがとうクレア。さて、お兄様」
カズマ「なんでしょう」
アイリス「もう朝に近いですが一応寝ようと思います。なので、せめて、私が寝るまで隣にいていただけないでしょうか?私のわがままです」
カズマ「それくらいならお安い御用だ、良いか?クレア」
クレア「ああ…アイリス様が寝たらまたここに戻ってこい」
カズマ「わかったよ、じゃあ行くか」
アイリス「はい!」
カズマ(バニルが今のアイリスは荒れてるとか言ってたから少しびびってたけど全然大丈夫だな、バニルが誇張表現してただけだったか)
アイリス「お兄様…」
カズマ「なんだ?」
アイリス「手を…握っていてもらえないでしょうか?」
カズマ「なんか病人を寝かせるシチュエーションみたいだなこれ…手を握ればいいのか?ほい」
アイリス「ありがとうございます…お兄様」
カズマ「悪いな寝不足にさせちまって…しばらくこの屋敷で過ごすんだし今日はゆっくり寝ようぜ?昼過ぎに起きるってのもいいもんだ」
アイリス「毎朝決まった時間に起きている身なので昼間まで寝たことはないのですが…それはそれで…楽しそう、ですね…」
カズマ「お、眠くなってきたか?」
アイリス「はい…」
カズマ「そりゃ良かった、おやすみ」
アイリス「…」
カズマ(完全に寝るまでは黙って手を握ってよう)
アイリス「…うふふ」
カズマ「…?あいり…おわっ!?」
カズマ(急に握ってた手を引かれバランスを崩してーーーーーーーー
アイリス「ふふ」
カズマ(アイリスに組み敷かれてる状況になりました)
カズマ「お、おいアイリス眠いんじゃ…ちょ力!力つよっ!」
アイリス「年下の女の子に乗っかられてるのに振り解けないお兄様…」
カズマ「俺のステータス低過ぎるのもあるけどアイリスのステータス高いんだよ!ていうか何!?俺なんでアイリスに押し倒されてんの!?」
アイリス「クレアが多少のわがままに目を瞑ってくれるとのことなのでーーーー」
チュッ
アイリス「あ、ん…もうお兄様…なんで顔を背けるんですか…ほっぺにしちゃいましたよ」
カズマ「」
アイリス「…私、ちょっと嫉妬してるんです。ララティーナにも…クレアにも」
アイリス「一緒に寝てくれるはずだったお兄様を連れ出したかと思えば普通に夜を外で、2人で過ごすクレア」
アイリス「お兄様のお背中まで流す仲のララティーナ…あ、ララティーナのことは屋敷のガラス割って入る際にハチベエから聞きました」
アイリス「私だってお兄様と…私、本気ですよ?王女と冒険者という身分の違いを自然と感じさせないようなお兄様の在り方…他の方が私に対してそういう態度を取ろうとしても、演技じみた在り方になるんです」
アイリス「でもお兄様は…元からそうで、だから貴族であるララティーナともあんなに仲が…」
カズマ「お、落ち着けアイリ、ス、お、おいほっへひっはるは」
アイリス「お兄様はこんな状況でも私を宥めさせようと冷静ですね…私は先程の…頬へのキスでこんなにも顔が火照ってドキドキしてるのに」
カズマ「れ、冷静なわけあるか!いくらわがままが許されるといってもこれがクレアにバレたら流石に…!」
アイリス「その時はその時です…」
チュッ
アイリス「…もう、何度も顔を逸らされると私悲しいです」
カズマ「く、口でのキスはダメだそれだけはダメだ、アイリスのためにもそれはダメだマジで」
アイリス「私を思ってくださるのなら口でしてほしいのに…でもお兄様が嫌そうじゃないので一安心です」
カズマ「嫌じゃないけど展開が早すぎる!あちげえ嫌!」
アイリス「ふふ」
カズマ「ぐ」
カズマ(年下の妹として見てた子に手玉に取られるこの状況が悪くないと思ってるのは本気でヤバい)
カズマ「も、もう満足したろ?ほら、寝ようぜ?」
アイリス「今日のところはここまでにしましょうか、これからしばらくお世話になりますので…今度は、くちとくちで…」
カズマ「唇を指でなぞるな!どこでそんな艶かしい仕草覚えたんだ…!」
アイリス「女の子ですから♪」
カズマ(その後アイリスが寝るまで側にいて、部屋を出たわけだが)
カズマ「…」
カズマ(頬にアイリスの唇の感触が残っている)
カズマ(ダクネスと仲が進展すると喜んでおいて他の子にキスされても全然嫌ではない…これは…流石にどうなんだ)
カズマ(というかアイリスは妹みたいなもののはずなのにどうしてこんなに動揺してるんだ)
カズマ「どうしたら…いや、俺はどうしたいと思ってんのかな」
クレア「戻ってきたか、少し時間がかかったようだが…アイリス様はお休みになられたか?」
カズマ「ばっちし寝てるが…」
クレア「そうか…おいどうした?」
カズマ「いや何でもない…俺も寝るわ」
クレア「うむ、では私も1度王都に戻り報告を終えた後にまた警護の任務に当たるとしよう」
カズマ「今からって…寝ないのか?」
クレア「自分の睡眠より報告の方が優先すべき事だからな…その、今日は悪かった。今後はアイリス様の意思を尊重しつつ警護していく。今日のようなことはもうしない。だから屋敷内でのアイリス様はサトウカズマ、貴殿が守っていてくれ」
カズマ「アイリス第一のお前にそんなん言われていいえとは言えんがな、わかったよまかせろ…じゃあな」
クレア「ああ、…ところで」
カズマ「キスなんてなかったよ、おやすみ」
クレア「まだ何も聞いていないんだが?」
朝
バニル「葛藤している小僧の姿が見通さんでも見えるな」
バニル「小僧が誰を選ぶにしろ選ばないにしろ全員選ぶにしろ我輩にとっては良い展開になるのは間違いないので動向は見ておくか」
バニル「さて、ポンコツ店主に頼み込んで商品は我輩が仕入れることになっているが…とりあえず今までも店にあった商品と…」
バニル「ふむ、こんなものだろうな…スケボーなるものも販売の目処は立っていないが売る想定でいくとするとこのリストの商品で十分だな」
バニル「一時はどうなるかも思ったが小僧の運には本当に助けられたな…」
バニル「…礼と称して何か占ってみるか?よしそうするか」
バニル「いや…ここは小僧本人より周りを占うが吉…と我輩の直感が告げている」
バニル「直感に従うとしよう」
安価先ずれとるがな
アイリス
リーンと仲良くなる
大成功
バニル「リーン…ああ、奴の冒険仲間だったか」
バニル「しかし2人の仲が良くなることでの我輩へのメリットはあるだろうか」
バニル「……あるな」
バニル「あのぼっち娘の前で仲良くなる過程を見せれば良い悪感情がいただけそうだな、さて…しばらくあのクリスとやらのせいで屋敷には行けんのだ、ギルド付近で活動するとしよう」
バニル「その前にウィズが我慢ならなくなり『お手伝いにきました~!』などとほざかれる前に開業準備だけは進めておくか」
バニル「ギルドの一席を1日貸りたい」
受付「…今日は何を企んでるんです?」
バニル「我輩にとって美味しいことを企んでいる、早く許可をいただこうか」
受付「変な騒ぎに発展したらしばらく貸し出し禁止にしますからね?」
バニル「把握」
ゆんゆん「…」
バニル「水晶玉を置いて無駄に雰囲気が出たので本日は占い屋として働くとしよう」
ダスト「占い屋だぁ?」
バニル「来たなチンピラ小僧、そう占い屋だ。あなたの未来を占ってあげましょうの占い屋だ、ご活用すると良い」
ダスト「占いっつったって旦那は見通せるわけだし占いとか信用ならんもんより見通しの方使ったほうがいいんじゃねえの?」
バニル「占いは占いで利点がある。我輩の見通せない対象も占いなら関係なく結果が見えるわ出た結果は確定した未来になるわ」
ダスト「なにそれ怖え」
バニル「それが安価式占いだ、ところで貴様、今日は仲間とは一緒ではないのか?」
ダスト「仲間?ああ、あの3人ならあとから来るぜ」
バニル「…クエストを受けるのか。ならば行く前にリーンとやらを少しだけ貸してくれまいか」
ダスト「リーンを?別にいいけどよ…お?」
アイリス「ここがアクセルの街のギルドですね…!デュラハンやデストロイヤーなどを退けた強者達が集まるギルドなんですね!」
めぐみん「強者…かと言われると少し疑問を持たざるを得ませんが」
アイリス「めぐみんさん、今日はどんなクエストを受けるんですか?」
めぐみん「私が爆裂魔法を打つに値する敵が出るクエストです!」
アイリス「楽しみです!」
めぐみん「…ちなみに少し目が赤いですが夜更かしでもしたのですか?」
アイリス「…少しだけ」
めぐみん「泊まりではしゃいで夜更かしとは年相応ですねえ」
ダスト「…」
バニル「なんだその微妙な顔は」
ダスト「いや…アレに関わりたくはねえなと思って」
バニル「普段関わりたくないと思われる人物筆頭の汝がまた珍しい…が、先に謝っておこう」
ダスト「へ?」
バニル「我輩アレに接触する予定でありチンピラ小僧の貴様にも付き合ってもらうのでな」
ダスト「はい?」
リーン「おーいダスト」
ダスト「え、あ?おう来たのかリーン」
リーン「私より早く来てるなんて珍しいじゃん、どういう風の吹き回し?」
バニル「来たな」
リーン「はえ?」
バニル「汝とそこの警備隊をギルドの外に侍らす金髪少女に用があるのだ」
ダスト「げ、本当にあいつらに接触すんのかよ」
リーン「あいつらって…あれめぐみんだよね、隣の娘は?ダスト知り合い?」
ダスト「顔を合わせると過去のこと掘り返されるから面倒くさい仲」
リーン「過去って…」
ダスト「金せびろうとしたらさっき旦那が言ったように警備がいて返り討ちにあった、そのことをあのガキは覚えてるらしくてなあ」
リーン「はいはいいつものドクズエピソードねなーんだ」
バニル「そのような事情があったのか」
ダスト「ああ」
バニル「ふむ…おい紅魔の娘に寝不足娘」
ダスト「言った側から呼ぶなよ!旦那の用が終わるまで俺はトンズラするからな!」ダッ
バニル「逃げ足は一丁前だなあの男」
めぐみん「お呼びですかバニル」
アイリス「ハチベエ!」
ゆんゆん「こ、紅魔の娘って私も入ってる…よ…ね?え、あれ…入ってる?私も…」
バニル「入ってるからその挙動不審な行動は謹んでもらおう」
めぐみん「なんだゆんゆんいたんですか」
リーン「…?このメンバーと私に用がある?何で?」
バニル「我輩今占い屋ということでギルドの一席を借りている最中である。そして占いの結果汝達に関係があることがでたので呼んだというわけだ」
アイリス「ええと…確かハチベエの占いって未来予知だとお兄様が…」
バニル「占いと呼べ」
めぐみん「で、どんな内容だったんですか?」
リーン「ちょい待ち。えーっと、占い?」
バニル「…ほう、汝は占いを信用しないタイプか?女にしては珍しい」
リーン「うーん、まあそうなるのかな?」
バニル「ならば信用させるのが占い屋としての仕事だな、よし…ネタ種族よ」
めぐみん「…」
ゆんゆん「はい?」
バニル「少し占わさせていただこう、今回はサービスなので無料だ。だが覚えておけ、無料という言葉は恐ろしい」
めぐみん「自分で無料だとか言っておいて何言ってんですか…というかバニルのネタ種族呼ばわりになぜあなたは普通に返事してるのですか」
ゆんゆん「え?だって…ねえ?」
バニル「自覚ありとは恐れ入った…というかネタ種族は2人いたな、ではぼっちの方を占おう」
ゆんゆん「ぼっちの方!?」
今夜めぐみんと一緒にお布団におねしょする
めぐみん恥ずかしさのあまり爆裂魔法の暴発→カズマさん死亡→エリスがちょうどおねしょの着替え中に目が覚めて、びっしょびしょの尿取りパッドを目撃
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