蘭「あ~ん!!」 コナン「!?」 (143)

コナン(何だ!?蘭の部屋から急に喘ぎ声が!?)

コナン(・・・・・・いや、流石に無いだろ。)

コナン(清純なやつだし、まだ高校生だし、やらしいこと考えるようなやつじゃねえよ。)

コナン(気のせいだな、うん。)

蘭「んん~!!あぁぁん!!」

コナン「!?」

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コナン(気のせいじゃねえ、間違いない・・・。)

コナン(完全に喘いでやがる!)

コナン(何てこった、まさか、俺の知らない間に・・・。)

コナン(大人の階段を登っていたなんて・・・。)

蘭「いくぅ~!!」

コナン「!?」

コナン(まじかよ、今ここで・・・。)

コナン(ドア一つ向こうで蘭が・・・。)

コナン(やべぇ、超見てぇ。)

コナン(絶頂に達してぐったりして火照った蘭、超見てぇ。)

蘭「んっ、くぅ!!」

コナン「!?」

コナン(おいおい、さっきイったばかりだろ?)

コナン(まさか連続で?)

コナン(まさか、実は既に何度も・・・。)

コナン(くそ、俺の知ってる蘭とは別人みたいだ!)

蘭「もうだめ、早く入れて!」

コナン「!?」

コナン(は?)

コナン(いれ・・・え?)

コナン(一人じゃねえの?)

コナン(何やってんの、お前。)

蘭「焦らさないで、早く!」

コナン「!?」

コナン(まずい、蘭の処女は俺のもんだ!)

コナン(他のやつには渡さねえ!)

コナン(絶対に阻止してやる!!)

コナン「ねぇ~、蘭姉ちゃ~ん!」

蘭「!?」

蘭「なっ、何?」

コナン「ちょっと勉強教えてほしいんだけど、いい?」

蘭「えっ、今?」

コナン「うん、どうしても分からないんだ~!」

蘭「えっと・・・。」

コナン(さあ、どうする蘭?)

蘭「いいわよ、入って。」ガチャ

コナン「!?」

コナン(どういうことだ!?)

コナン(部屋の中に誰もいないし、蘭も全然息を切らしてないし。)

コナン(一体どうなってんだ?)

蘭「それで、何が分からないの?」

コナン「そっ、それよりさ、蘭姉ちゃん。」

蘭「?」

コナン「さっき変な声が聞こえてきたんだけど。」

蘭「!?」

蘭「声?何のこと?」

コナン「いや、さっき・・・。」

蘭「ねえ、勉強を教えてほしいんじゃないの?」

コナン「うんと、保健体育の勉強なんだけどね。」

蘭「へぇ、最近の小学校教育は進んでるのね。」

コナン「ゆとり脱却のためだからね。」

蘭「ふ~ん。」

コナン(ベッドは特段乱れた様子は無いな・・・。)

コナン(部屋の中に誰かが隠れられる場所は無いし、隠れる時間は無かった・・・。)

コナン(一体どこに・・・ん?)

コナン(机の上、何だか散らかっているような・・・。)

コナン(パソコンにマイク・・・これは・・・。)

コナン「!?」コテリン!

コナン(なるほどな。)ニヤリ

蘭「こめんね、保健体育は私苦手だから教えてあげられないわ。」

コナン「ねえ、蘭姉ちゃん。」

蘭「だから大人しく・・・。」

コナン「チャットしてたの?」

蘭「!?」

コナン「蘭姉ちゃんの声しか聞こえなかったもん。」

コナン「つまり誰かとエロチャットしてたんだよね?」

蘭「・・・・・・。」

コナン「ねえ、誰としてたの?」

蘭「・・・・・・。」

コナン「黙ってても分からないよ?」

蘭「・・・新一よ。」

コナン「!?」

コナン「へ?」

蘭「新一よ、だって私たち恋人同士なんだから。」

蘭「普段中々会えないのに、コロナウイルスのせいでもっと会えなくなったじゃない?」

蘭「だからチャットしてたの。」

蘭「恋人たちがすることって、そりゃあ、ね?」

コナン「・・・・・・。」

蘭「じゃあ、そういうことだから。」

コナン「あ、はい。」バタン

コナン(追い出されちまった・・・。)

コナン(そうか蘭のやつ、俺とチャットか・・・。)

コナン(俺とエロチャットするようになったなんて・・・。)

コナン(いや出来ねえだろ!!工藤新一はこの俺だ!!)

コナン(つまり、相手は俺じゃない他の誰か。)

コナン(あいつ、俺という男がいながら何してやがんだ!)

コナン(そうだ!)

コナン「ねえ、蘭姉ちゃ~ん!」

蘭「コナン君、今私は忙しいの。」

コナン「蘭姉ちゃんに電話だよ~!」

蘭「へえ、誰から?」

コナン「新一兄ちゃんからだよ~!」

蘭「!?」

蘭「し、新一!?」

コナン「うん、はいどうぞ!」

蘭「もしもし、新一?」

コナン(新一)『よぉ蘭、元気か?』

蘭「うん、元気だけど、どうしたの?」

コナン(新一)『いや何だか、無性に蘭の声が聞きたくなってよ。タイミング悪かったか?』

蘭「ううん、大丈夫だよ!」

コナン(新一)『そっか!よかった!』

コナン(新一)『コロナのせいで、会えなくなっちまったな。』

蘭「何言ってんのよ、その前から全然会いに来ないじゃない。」

コナン(新一)『へへへ、そうだな!』

蘭「ふふふ!」

コナン(新一)『そうだ蘭、俺に会えないからって、浮気するんじゃねえぞ?』

蘭「え?」

コナン(新一)『俺がいるんだから、浮気なんかするんじゃね~ぞ!』

蘭「大丈夫よ、絶対にしないから。」

コナン(新一)『絶対だぞ?』

蘭「絶対しません。」

コナン(よし、これだけ釘を刺しとけばいいだろう。)

コナン(新一)『じゃあ、それだけだから、じゃあな!』

蘭「あっ、ちょっと待ってよ・・・切れちゃった。」

コナン「どうしたの蘭姉ちゃん、新一兄ちゃんとはチャットしてたんじゃないの?」

蘭「・・・・・・。」

コナン「ねえ、どういうこと?」

蘭「そ、その、通信障害が起きて、電話で話そうってことになったのよ!」

コナン「ふ~ん。」

コナン(苦しい言い訳だが、ここは許してやるか。)

コナン(男は寛大な心を持たねえとな。)

蘭「それじゃあ、私はやることがあるから。」バタン

コナン(さ、俺も部屋でゆっくりAV鑑賞するかな。)

蘭「お願い、それが欲しいの!!」

コナン「言ったそばからぁ!!」ガチャ!!

蘭「あっ、コナン君!」

コナン「何してるんだ、らぁぁぁぁぁん!!!!」

蘭「あ~あ、コナン君の声が入っちゃったから撮り直しじゃない!」

コナン「・・・撮り直し?」

蘭「そうよ。」

~その晩~

小五郎「素人エロボイス~!?」

蘭「そっ、声だけを収録して、アダルト系会社に送るの。」

小五郎「でもよ、バレたらまずいだろ・・・。」

蘭「大丈夫よ、鈴木財閥の系列だから信用できるし、加工してから送るし。」

コナン(なるほどな、じゃあ蘭は浮気してたわけじゃないんだ。)

蘭「募集されたボイスの中でベスト3には賞金が出て、商品になって発売されるのよ。」

小五郎「ヨーコちゃんのボイスが出たら絶対買うな~!」

蘭「アイドルがエロボイスなんてやるわけないでしょ。」

小五郎「ちょっとは夢見たっていいじゃねえか。」

コナン(・・・そうだ!)

~翌日~

コナン「っていうことがあってよ~!」

阿笠「ほほ~、蘭君がエロボイスか~、聞いてみたいの~!」

コナン「ダメだ、絶対に聞かせねえ。」

阿笠「しかし、出来が良ければお金で買えるんじゃろ?」

コナン「それを阻止するんだよ!」

阿笠「どうやって?」

コナン「変声機さ。」

コナン「こいつならどんな声でも出せる。」

コナン「これを使ってベスト3を俺が独占し、蘭の声は入賞させねえ!」

阿笠「ふむ、しかし男には難しいのではないのかね?」

コナン「大丈夫さ。秘策がある。」

阿笠「秘策?」

コナン(ヨーコ)「芸能人の声だよ。」

阿笠「!?」

コナン「おっちゃんが言ってたんだ、ヨーコちゃんのボイスなら絶対に買うってな。」

コナン「人気芸能人の声なら、絶対に人気は取れる。」

コナン「ヨーコちゃんの喘ぎ声を聞けば、間違いなく売れる。」

コナン「結局売れるやつが製品化されるんだよ。」

阿笠「う~む、なるほど!」

コナン「二人目は母さんだ。」

コナン「若くして賞を総なめし、絶頂期に引退し、今や伝説とも呼ばれている。」

コナン「それに人妻だしな。かなりのファンが獲得できるだろう。」

阿笠「実の親を手にかけるとは・・・。」

コナン「親子ならバレても大目に見てくれるだろ?」

コナン「そして最後。」

コナン「世界的に有名な大女優だが、今は休業中。」

阿笠「休業?」

コナン「プライベートは謎に包まれており、その素性を知るものはいない。」

阿笠「・・・?」

コナン「クリス・ヴィンヤード、ベルモットさ。」

灰原「!?」

コナン「いたのか、灰原。」

灰原「あなた、ふざけた話をしていると思えば・・・。」

灰原「絶対にやめなさい、消されるわよ!」

コナン「大丈夫だよ、これぐらいのことで奴らは動かない。」

灰原「組織を甘く見すぎよ!」

コナン「考えすぎなんだよ。」

コナン「おっしゃ、そんじゃこれから収録だ!」

阿笠「うむ、機材は任せておけ!」

灰原「ちょっと、本気なの!?」

コナン「蘭の喘ぎ声は公にさせねえ!!」

~後日~

蘭「さ~て、選考の結果はどうかしら?」

コナン「どう、当選してた?」

蘭「あ~ダメだわ、選外だって。」

コナン「残念だったね~。」

蘭「あら、何だか嬉しそうね。」

コナン「そんなことないよ、それよりさ、当選者のボイスがDVD特典で付録になってるんでしょ?」

蘭「そうそう、後で聞いてみるわ。」

蘭「えっ、うっそぉ~!!」

コナン「どうしたの?」

蘭「当選者の声、芸能人とそっくりなんだって!誰だろ~!」

コナン「へ~誰だろ、僕にも聞かせてよ。」

蘭「ダメよ、コナン君には早いわ。」

コナン「ちぇっ。」

~阿笠邸~

コナン「おっす博士。」

阿笠「おお新一、届いておるぞ!」

コナン「サンキュ。」

阿笠「やはり変声機の力は絶大じゃの~!」

コナン「ほんじゃ、第3位から聞いていくか。」

今日も仕事お疲れ様。疲れたでしょ?

ほらあなた好きでしょ、腐った林檎。

晩酌はこれでどう? 久しぶりにマティーニを作ったの。

子供、なかなかできないわね。神様なんているのかしら?

ねえ、今晩、どう?

うふふ、こんなに硬くしちゃって。

その大きい口紅使ってどうするの、クールガイ?

早く来て! シルバーブレットを私に撃ち込んで!

あぁん! ダメぇ! すごすぎぃ!

はぁ・・・はぁ・・・すごく、気持ち良かった・・・。

えっ、もう一度?

待ってぇ、シルバーブレットは2発もいらない! 1発で十分よ!

コナン「第3位はベルモットだ。」

阿笠「・・・ふぅ。」

コナン「やめてくれよ、俺が喋ってんだからよ。」

阿笠「演技は最高、声もそっくりじゃ。」

コナン「出演映画を全部見たからな、バッチリだぜ!」

阿笠「よし、次は第2位じゃ!」

あら、私に何か御用?

誤魔化したってダメよ、男性が女性を見つめるのは恋してる証拠なんだから。

最近旦那が相手してくれないのよね。付き合いとか言って飲んでばっかり。

悔しい、私も浮気してやるわ。

ねぇ、今日は一緒に飲まない?

旦那のものよりたくましい・・・楽しみだわ。

んん・・・入る・・・。

お願い・・・もっと激しく・・・。

あぁ! そこぉ!

中に出して! あなたの子供を産ませてちょうだい!

コナン「第2位は母さんだ。」

阿笠「浮気に不倫、セクシーじゃな。」

コナン「やっぱ不倫は外せねえよ。」

阿笠「ボイスだけなのが惜しいのう。」

コナン「次は第1位だ!」

みんな~! 今日は来てくれてありがとう!!

(あれ、あの人今日も来てくれたんだ!)

あなたのために歌います! 聴いてください!

~~♪ ~~♪ ~~♪

ありがとう! 次のコンサートもまた来てね!

はあ・・・はあ・・・

あっ、あなたはコンサートに来ていた!

お願い、今すぐ私にキスして!

んん・・・んっ・・・

ごめんなさい、ストーカーがいて・・・。

そうだ、しばらく恋人のふりしてくれませんか?

ねえ、今日はどこに行く?

そろそろ・・・私の家に来ない?

えっ、ストーカーと関係ない?

鈍感なんだから・・・気づいてよ・・・。

今夜、楽しみにしてるから・・・。

もっと! もっとキスして!

唇だけじゃなくて・・・ここも・・・。

痛っ・・・ううん続けて。私の処女をもらってほしいの。

あぁん! こんなに気持ちいいなんて!

私をこんなに夢中にさせて・・・責任取ってもらうから・・・。

コナン「第1位は沖野ヨーコちゃんだ。」

阿笠「ふぅ・・・。」

コナン「ふぅ・・・。」

阿笠「わしはアイドルのことはよく分からんが、これからヨーコちゃんのCDは買うわい。」

コナン「歌のシーンは何故かほぼカットされてるが、堂々の第1位だ。」

阿笠「製品化もされて、金がじゃんじゃんバリバリ入っとるぞ!」

コナン「やめられねえな!」

阿笠「全くじゃ!次は誰の声でいくかの!」

コナン「紅白のメンバーを片っ端からやってくか!」

阿笠「いい案じゃ!」

灰原(本当にやったのね、あなたたち。)

灰原(ベルモット・・・こんなことで報復するほど、器小さくないわよね?)

灰原(何も起きなければいいけど・・・。)

~数日後~

園子「すごい似てたわよね~。」

蘭「本当、まるで本人と思っちゃった!」

世良「えっ、蘭君あれ買ったの?」

蘭「うん、私も応募してたし。」

園子(嘘でしょ、本気だったんだ・・・。)

???「あの、すいません。」

蘭「はい、何ですか・・・あっ、ヨーコちゃん!」

ヨーコ「しっ!」

園子「どうしたんですか、こそこそして。」

世良「依頼があるなら入ればいいじゃないか。」

ヨーコ「でも相談しづらくて・・・。」

蘭「どうしてですか?」

ヨーコ「男の人にはちょっと・・・。」

園子「じゃあ世良ちゃんと私になら話せるんじゃないですか?」

世良「女子高生探偵だからな!」

ヨーコ「じゃあ、相談しようかしら。」

蘭「エロボイスの正体を突き止めたい!?」

ヨーコ「そうなの、声がそっくり過ぎて気味が悪くて。」

世良「難しいなあ、企業が個人情報を渡すわけがないし。」

園子「そこの会社、うちのグループのもんだから、何とかなるかも。」

世良「え?」

~数分後~

園子「パパの名前出したらすぐに情報をくれたわ。」

蘭「それで、何か分かった?」

園子「う~ん、名前や住所はでたらめっぽいわね~。」

世良「振込先の口座は本物じゃないかな。」

蘭「園子、口座情報は・・・。」

園子「いや、流石に無理。」

ヨーコ「じゃあ、やっぱり無理なのかしら・・・。」

世良「残念だけど、ここから先は一般人には捜査不可能だ。」

ヨーコ「そんな・・・。」

蘭「ヨーコちゃん・・・。」

世良(それにしてもこのデータ、違和感があるな・・・。)

世良(まるで改竄されたような・・・。)

世良(・・・ハッキングされた!?)

~とある場所~

安室「これでいいんですね。」

ベルモット「ええ、流石よバーボン。」

安室「それで次は、このボイスが誰によって作られたのか。」

ベルモット「もう調べはついてるんでしょ?」

安室「もちろん、口座の情報から住所を割り出しました。」

安室(しかしこれは・・・信じられない。)

安室(・・・!?)

安室(ハッキングされてる!?)

~工藤邸~

昴「・・・・・・。」

有希子「特定できたみたいね。」

昴「ええ、住所だけですが。」

有希子「十分よ。それで、どこにいるの?」

昴「灯台下暗しってやつですよ。」

~後日~

小五郎「パーティだ~!?」

蘭「そうよ、新一のお父さんとお母さんが帰ってきたから、パーティをしようって。」

小五郎「それ、一体いつなんだ!」

蘭「今日よ。」

小五郎「お前、何で黙ってたんだ!」

蘭「だって、今日はお父さんとお母さんが二人で食事する日でしょ!」

小五郎「いや、それはお前があのレストランに行きたいって言うから!」

蘭「はいはい、じゃあコナン君、そろそろ行こっか!」

コナン「うん!」

小五郎「おい待て~!」

蘭「何年振りかしら、新一の家でパーティだなんて。」

コナン(父さんたち、帰ってきたからって何でこんな派手なことを?)

服部「よう、工藤!」

コナン「!?」

蘭「服部君!和葉ちゃん!」

和葉「やっぱり、蘭ちゃんも呼ばれてたんや!」

蘭「どういう意味?」

和葉「招待状が平次宛てに届いてたから、もしかして探偵としての依頼ちゃうかと思って。」

服部(俺が工藤て言うたんはスルーか。)

蘭「私はただ、男女ペアで来てくれとしか聞いてないよ?」

和葉「そうなん?」

コナン「僕たち以外にも呼ばれてるだろうし、着いてから考えよう?」

服部「そうや。はよ行くで。」


~工藤邸~

優作「え~、今日は私たちのパーティに来てくださり、ありがとうございます。」

服部「よっ、待ってました!」

和葉「やめてや平次、恥ずかしいわ!」

コナン(おいおい、なんだこのメンバーは・・・。)

昴「・・・・・・。」

梓「楽しみですね!安室さん!」

安室「ええ、そうですね。」

世良「いいのかな、僕なんかがここに来ちゃって。」

コナン(何かやばくねえか、これ。)

優作「今日行うのはただのパーティではありません。推理ゲームです。」

優作「優れた頭脳を持つ方々に集まっていただき、誰が一番の名探偵か決めようではありませんか!」

コナン(どうした父さん、キャラが違うぞ!)

昴「世界屈指の推理小説家である、工藤優作の考えたゲーム、楽しみですね。」

安室「腕が鳴ります。」

阿笠「あの、わしは探偵でもなんでもないんじゃが。」

優作「何を言っているんですか、数々の発明品が、あなたが天才であることを物語っています!」

世良「そういえば、少年探偵団の道具も、博士の発明品なんだよな。」

蘭「改めて考えれば、確かにすごいかも。」

和葉「ただのハゲちゃうってことやな。」

阿笠「ははは、照れるのう。」

コナン「いや、一部罵倒が含まれてたから。」

優作「さてそれでは、ゲームの前にチームを発表したいと思います。」

優作「今回男女ペアで来てもらったのは、そのペアで1チームになってもらうためです。」

優作「発表します!これがゲームの参加者たちです!」

主催者
工藤優作・工藤有希子

Aチーム
江戸川コナン・毛利蘭

Bチーム
服部平次・遠山和葉

Cチーム
阿笠博士・灰原哀

Dチーム
安室透・榎本梓

Eチーム
沖矢昴・世良真純

優作「これから起きる事件の犯人を突き止めた人物が勝者です。」

阿笠「のう、わしは天才発明家じゃが、推理の方はからっきしでの~、ヒントは無いのか?」

優作「いいでしょう。ヒントは・・・。」

優作「犯人はこの中にいる!」

コナン「!?」

コナン「父さんのやつ、クライマックスで言うようなセリフを最初から・・・。」

灰原「はぁ・・・はぁ・・・。」

コナン「どうした灰原、そんなに喘いで。」

灰原「違うわよ!」

コナン「じゃあ何だよ!」

灰原「いるのよ。」

コナン「いるって・・・まさか!」

灰原「この強烈なにおい、間違いないわ。」

灰原「組織のメンバーが、この中にいる。」

コナン「!?」

灰原「しかもこの中の誰かに成りすましてる・・・そんなことができるのは・・・。」

コナン「ベルモットがいるってのか!?」

コナン「おいおい、まさかこんなところに潜り込むなんて。」

コナン「ここは俺たちの味方ばっかりだってのに。」

灰原「危険を犯す理由は分からないけど、来てるのは確か。」

灰原「油断してたら私の首、切られるかもね。」

コナン「大丈夫だよ。」

灰原「え?」

コナン「お前のことは必ず守ってやる。」

コナン「あいつに、来たことを後悔させてやるさ。」

コナン「博士、頼んでたあれ、持ってきたか?」

阿笠「おう、ほらこれじゃ!」

灰原「何それ、眼鏡のスペア?」

コナン「これを使えば、ベルモットの変装を見破れるかもしれねえ。」

阿笠「やれ、新一!」

コナン「おう!」

毛利蘭・・・非処女

工藤有希子・・・非処女

遠山和葉・・・非処女

榎本梓・・・非処女

世良真純・・・処女

灰原哀・・・処女

コナン「クソっ!」

阿笠「これでは絞れん!」

灰原「何やってんの。」

コナン「ベルモットは見た目は若いが、中身はババア。」

コナン「結婚してたし、当然非処女だろう。」

コナン「そこでこの、処女を見分ける眼鏡を使うことにより、候補を絞れると思ったんだが・・・。」

コナン「ちくしょう・・・半分以上が非処女じゃね~か!!」

灰原「・・・・・・。」

阿笠「ぐぐぐ・・・わしは何のためにこんな発明を・・・。」

灰原「全くその通りよ。」

灰原「あれ、蘭さんは処女のはずでしょ?」

コナン「いや、蘭の処女は昨日俺がもらった。」

灰原「何してんの。」

コナン「エロボイスを聞いて、ムラムラして、つい。」

阿笠「あ~、麻酔針の予備をたくさんよこせと言ったのはそれか!」

コナン「ちょ、博士、やめろよ~!」

灰原「屑が。」

灰原「いい加減にしなさい!」

コナン「はい。」

阿笠「すみません。」

灰原「いい?これはベルモットを捕まえるチャンス・・・。」

灰原「逃げてばっかりじゃ、勝てないものね。」

コナン「じゃあ何気ない会話で、探りを入れてやるとするか。」

阿笠「できるのか?」

コナン「任せろよ。」

灰原(大丈夫、彼は名探偵。)

灰原(それに今回はかなり有利、絶対に打開策を・・・。)

コナン「ねえねえ、そういえばさぁ~!」

灰原(いつものように子供の演技で・・・。)

コナン「みんなSEXってしたことあるの~?」

灰原「!?」

蘭「こらっ、コナン君!」

有希子「あらあら。」

蘭「ごめんなさい、ほらコナン君謝って!」

コナン「でも保健体育の宿題で、周りの大人の性体験をレポートにまとめて来いって~!」

蘭「帰ってからお父さんとお母さんに聞けばいいでしょ!」

灰原「何言ってるの!そんなこと聞いてどうするのよ!」

コナン「いや、ボロが出ると思って。」

灰原「そんなことで・・・。」

梓「ダメよコナン君、そんなこと聞いちゃ。」

梓「結婚して旦那さんに初めてを捧げたいって人もいるんだから、デリケートなことは聞いちゃダメなの。」

コナン「ふ~ん、そうなんだ。じゃあ梓姉ちゃんは処女なの?」

梓「なっ、・・・そうよ。」

コナン(かかった!!)

梓「恥ずかしい思いをするのは私だけで十分、もういいでしょ?」

コナン「は~い!」

コナン(残念だったなベルモット、お前の変装は見破った!)

コナン(こっちには服部に昴さん、父さんがいるんだ。今度こそ捕まえてやる!)

阿笠「新一、あの梓さんは・・・。」

コナン「ああ、早くみんなに伝えねえと。」

灰原「いいえ、まずは事情を知らない人たちを逃がすのが先よ。」

阿笠「何か理由を作って、蘭君たちを外に連れ出そう。」

コナン「そうだな、それならまずは服部に協力を仰ごう。」

コナン「ねえねえ梓姉ちゃん!」

梓「どうしたのコナン君、さっきみたいな話はもう・・・。」

コナン「尻の穴から手突っ込んで、奥歯ガタガタいわせてあげようか?」

梓「!?」

蘭「コナン君、また変なこと言って!」

コナン「だって~!」

梓「いえ、いいんです、気にしませんから。」

蘭「本当にすみません。」

コナン(服部・・・気づいてくれたよな?)

服部(分かったで工藤、そいつが黒の組織のメンバーやっちゅうことやな?)

服部(あれは変装・・・声や仕草まで真似できるんは、女優やってるベルモットか。)

服部(今それを俺に伝えたってことは・・・。)

服部(和葉たちをここから逃がさなあかんな・・・。)

服部「おい坊主!また下手な関西弁を使いよったな!」ボカッ!

コナン「痛って~!」

和葉「やめてや平次!大人げない!」

平次「うるさい、腹立つねんこいつ!」

和葉「殴らんでもええやんか!」

平次「もうええ、こんな気色悪いところにいられるか!俺は出ていく!」

和葉「平次!」

平次「行くぞ和葉!」

和葉「行くってどこ?」

平次「どこでもええ、ここから出られたらええわ!」

和葉「待ってや平次~!」

蘭「あっ、待って和葉ちゃん、私も行く!」

コナン(よし、上手く二人を連れ出せた!)

灰原「私も・・・。」

コナン「待て、こっちの方が安全だ。」

コナン(公安とFBI捜査官がいるからな。)

灰原「・・・分かったわ。」

服部「なあじいさん、ウンコに行きたいんやけど。」

阿笠「ん?ならそこにトイレがあるぞ。」

服部「いや、出ていくって言ってトイレのために戻るんはカッコ悪いやん?」

阿笠「そうか、じゃあわしの家のトイレを使うといい、ほれ鍵じゃ。」

服部「すまんな、恩に着る!」

~20分後~

優作「さて、アクシデントがありましたが、パーティを続けましょう。」

安室「出て行った彼は、ゲームからは脱落ということでしょうか?」

優作「そうなります。」

世良「残念だな~、推理勝負楽しみにしてたのに。」

コナン(次は父さんたちにベルモットのことを伝えないと・・・。)

キャァァァァァーーーーーーー!!!!!

コナン「!?」

阿笠「この声は!?」

安室「蘭さんたちの声ですね。」

世良「早く行こう!」

コナン(何だ・・・何が起きてるんだ!?)

コナン「蘭!!」

蘭「コナン・・・君・・・。」

和葉「あ・・・平・・・次・・・。」

阿笠「服部君がどうした?」

和葉「平次が・・・死ん・・・で・・・。」ガクッ

阿笠「これ、しっかりするんじゃ!」

コナン「そんな・・・服部・・・。」

昴「唇がピンク色、そしてアーモンド臭、青酸カリですね。」

安室「毒殺ですか。」

世良「トイレで用を足しているところに毒殺とは、間抜けだね。」

阿笠「これ、何を言っとるんじゃ!」

コナン「くそっ、俺が犯人を突き止めてやる!」

有希子「ダメよ新ちゃん!」

コナン「離せ!俺が服部の仇を取るんだ!」

有希子「あなたは今冷静じゃない。ここはみんなに任せて、ね?」

コナン「でもよ・・・。」

優作「新一、何か大事なことを忘れていないかね?」

コナン「はあ!?」

優作「阿笠博士から聞いたよ、組織のメンバーがここに紛れ込んでいるって。」

優作「お前の役目は、彼女を守ることじゃないのか?」

コナン「・・・はっ!」

コナン「そうだ、灰原は!」

灰原「ここにいるわよ。」

コナン「よかった、無事だったか!」

灰原「あのね、あなたたち探偵は事件現場にすぐ駆けつけるけど、私は違うの。」

灰原「危うくベルモットと二人で取り残されそうになったのよ!」

コナン「わっ、悪かったよ。」

灰原「ったく、しっかりしなさいよ。」

梓「ねえ、ベルモットってどういうこと?」

灰原「!?」

コナン(まずい、聞かれた!?)

梓「ねえ、どういう意味なの?」

コナン「その、それは・・・。」

有希子「あら、そんなこと今はどうでもいいじゃない?」

梓「え?」

有希子「大事な友人が亡くなってしまったのよ、下らない追求はやめて。」

梓「ご、ごめんなさい。」

有希子「さっ、コナン君と哀ちゃんは私と一緒に部屋に入ってましょう。」

灰原「ええ・・・。」

コナン(母さん、助かったぜ。)

???「・・・・・・。」

ブッー! ブッー!

???「!?」

???(なんだ、LINEか。)

『障害は排除した。あとは手筈通りに。』

???(・・・了解。)

世良「蘭君の話を整理すると、こうだね。」

世良「博士の家に入ってすぐ、服部君がトイレに入った。」

世良「しばらくして和葉ちゃんも催したので、服部君に早く出るよう言った。」

世良「でも返事がなくて、仕方がなく扉を破ったら、服部君がぐったりしていた。」

世良「慌てて近寄ると、服部君が死んでいたことに気づいた・・・と。」

蘭「うん、そう。」

昴「ふむ、おそらく僅かな時間の間に服毒したと思いますが、彼は何か言っていませんでしたか?」

蘭「確かに、唸っていたとは思いますが、ただ気張っているだけだと思って・・・。」

安室「トイレで唸っていたのであれば、誰だってそう思うでしょう。」

世良「ねえ蘭君、服部君に近づいたのって、一体誰なんだい?」

蘭「和葉ちゃんよ。」

世良「そうか・・・。」

コナン(・・・なるほどな。)

灰原「どうしたの、盗聴でもしてるの?」

コナン「ああ、まあな。」

有希子「新ちゃん、今は事件よりも哀ちゃんを守ることが大事でしょ!」

コナン「分かってるけどよ・・・。」

和葉「・・・・・・。」

阿笠「和葉君も大変じゃ。目を覚ました後、何と言ってやればいいか。」

コナン「・・・・・・。」

コナン「なあ、博士。」

阿笠「なんじゃ?」

コナン「和葉ちゃん、気を失った以外は何とも無いか?」

阿笠「ああ、大丈夫じゃよ。」

灰原「良かったじゃない。発狂するよりマシよ。」

コナン「いや、そうじゃなくて・・・。」

梓「あの、安室さん。」

安室「何ですか?」

梓「トイレの天井、もしかして穴が開いてたりしません?」

安室「穴?」

梓「もしかしたら、外部犯人がそこから侵入したかもしれないし。」

安室「いや、流石にそれは。」

昴「ありました。」

安室「!?」

昴「大人一人が通れそうな抜け穴がありますね。」

世良「じゃあ犯人は外から?」

蘭「外部犯で間違いないですね!」

安室「よし、外を調べましょう!」

世良「ああ!」

コナン(おいおい、ちょっと待て!)

コナン(そんな安易に決めていいのかよ!)

コナン(もうちょっと調べろよ!)

コナン(っていうか父さん何で黙ってんだよ!)

優作「・・・・・・。」

コナン(父さんがやらないってんなら、俺が!)

蘭「急ぎましょう!」

バタン!

コナン(有希子)「ちょっと待った!!!」

安室・昴・世良・蘭・梓「!?」

有希子(新ちゃん、やるなら一言言ってよ~!)

コナン(有希子)「ごめんなさい、あまりにも貴方たちがだらしなくて。」

安室「どういう意味ですか?」

コナン(有希子)「分かっちゃったのよ、犯人が。」

優作「ふむ。」

コナン(有希子)「犯人は、この中にいるわ!」

コナン(有希子)「まずその抜け穴、それはフェイクよ。」

梓「何でですか?」

コナン(有希子)「僅かな時間で殺害されたことから、犯人はそこで待ち伏せていたことになる。」

コナン(有希子)「でもね、服部君が阿笠博士の家のトイレを利用したのは偶然。」

コナン(有希子)「服部君を殺害したいなら、もっと他にやりやすい場所があるでしょ?」

世良「物取りの犯行で、相手は誰でも良かったとか?」

コナン(有希子)「排泄中の人間から取れるものなんてウンコぐらいよ。」

蘭「じゃあ、密室のトイレの中に一人いた服部君を、誰が殺せるんですか!!」

コナン(有希子)「いるじゃない、扉が破られてから、近づいた人が。」

蘭「え?」

コナン(有希子)「服部君が殺されたのは、扉が破られた後。」

コナン(有希子)「その時、近づいた人がいるでしょう?」

世良「まさか・・・!?」

コナン(有希子)「そう、この事件の犯人は・・・。」

コナン(有希子)「和葉ちゃん、あなたよ!」

和葉「・・・・・・。」

阿笠「そんな・・・。」

灰原「嘘でしょ?」

和葉「・・・・・・。」

和葉「流石はナイトバロニスや。何で私やと分かった?」

コナン(有希子)「あなたが漏らしてなかったからよ。」

コナン(有希子)「蘭ちゃんは、あなたが催したから扉を破ったと言っていた。」

コナン(有希子)「でも和葉ちゃんは気を失っても、まったく漏らしてなかった。」

和葉「そっか・・・セリフはちゃんと考えとかなあかんな・・・。」

コナン「・・・ねえ、和葉姉ちゃん・・・。」

和葉「何?」

コナン「何で・・・平次兄ちゃんを殺したの?」

和葉「・・・・・・。」

コナン「ねえ、どうして?」

和葉「それはな、コナン君・・・。」

服部「ただの芝居やからや!」

コナン「!?」

コナン「服部お前、死んだはずじゃ!」

服部「何言うとんねん、俺がそう簡単に死ぬかいな。」

コナン「だって・・・青酸カリで・・・。」

安室「それは嘘だよ。」

昴「君を現場に近づかせなかったのは、嘘に気づかせないためだ。」

コナン「そんな、何のために・・・。」

優作「最初に言っただろう、推理ゲームだと。」

コナン「ゲーム!?」

服部「そうや、このパーティはそもそも、お前をハメるためのもんや。」

コナン「なっ!?」

コナン「何考えてんのさ!」

世良「そんなに怒ることじゃないだろ?」

コナン「いい大人たちが一人の子供を騙して、恥ずかしくないの!?」

梓「あれ、コナン君は子供じゃないでしょ?」

コナン「!?」

コナン(ベルモット!!)

梓「ねえ、コナン君?」ニタァ

蘭「梓さん?」

梓「ふふふ・・・。」

蘭「和葉ちゃん!哀ちゃんを連れて逃げて!」

和葉「え?」

蘭「早く!!」

和葉「わっ、分かった!」

灰原(ベルモット・・・何をする気?)

梓「動かないで!」チャキッ!

灰原(拳銃!?)

梓「コナン君、それと有希子さんは部屋に戻ってね。」

コナン(まずいな・・・ここで拳銃なんて・・・。)

蘭「危ない、コナン君!!」

バキューン!

コナン「うわっ!」

梓「あらあら、命拾いしたわねコナン君。蘭ちゃんが飛び込んでこなきゃ、あなた死んでたわよ?」

コナン(ベルモットめ!!)

梓「じゃあ蘭ちゃんも部屋に入ってね!」

阿笠「待つんじゃ!」

バタン!

阿笠「彼女は・・・部屋に籠って何をするつもりなんじゃ・・・。」

昴「そこから先は、彼女たちの領域です。」

阿笠「え、エリア?」

安室「我々の目的は、証拠を見つけて、犯人に天誅を下すことです。」

阿笠「証拠?天誅?何をいっておるんじゃ?」

世良「とぼけるなよ、エロボイス録ったのはコナン君だろ?」

阿笠「!?」

服部「声はあの坊主やけど、応募やら何やらは阿笠博士の仕事や。」

安室「事件の捜査中に、PCを覗かせてもらいました。」

阿笠「なっ、何なんじゃ君たちは!?」

昴「依頼があったんですよ。」

安室「エロボイスが誰からの投稿なのかを調べてほしいってね。」

世良「子供がやりましたって言っても、信じてくれないからさ。」

服部「変声機使うてるところを見せるため、芝居打つことにしたんや。」

優作「それで、私が脚本を執筆したんです。駄作でしたがね。」

和葉「犯人役を私にしたんは正解ですよ!一回平次殺したろう思ってたんで!」

平次「こいつ、いつか本当に殺してくるんちゃうやろな・・・。」

優作「ははは、楽しんでもらえてよかったよ。」

阿笠「優作君も人が悪いの~!わしも芝居仲間に入れてほしかったわい!」

優作「・・・・・・はい?」

コナン「・・・はあ、はあ。」

蘭「梓さん・・・どうして・・・。」

コナン「こいつは梓さんじゃない!」

梓「へえ、気づいてたんだ、じゃあ誰かしら?」

コナン「うるせえ!ベルモット!」

梓「・・・・・・。」

蘭「・・・・・・。」

有希子「ねえシャロン、そろそろ変装やめたら?」

梓「・・・・・・。」

蘭「・・・・・・。」

蘭「そうね。」

コナン「!?」

コナン「え・・・え・・・。」

蘭「もうやめましょうか・・・。」ビリビリ

コナン「何で・・・。」

ベルモット「ふう。」

コナン「何で蘭がベルモットなんだ!」

コナン「じゃあ梓さんは・・・。」

梓「うふふ・・・。」ビリビリ

コナン「!?」

ヨーコ「私よ♪」

コナン「沖野ヨーコさん!?」

ヨーコ「ビックリしちゃった。コナン君が変声機を使って、有希子さんの声を出してるんだもの。」

コナン「あ・・・え・・・。」

ヨーコ「それを使って、私の声も出してたんでしょ?」

コナン「え・・・えぇ・・・えぇあ!?」

ベルモット「さて、お仕置きの時間よ・・・。」

コナン「か、母さん・・・。」

有希子「触らないで!」

コナン「そんな・・・。」

有希子「よくも私の声で喘いでくれたわね。」

ベルモット「演技するの楽しかった?分かるわその気持ち。」

ヨーコ「でもやり過ぎたわね♪」

コナン「あ・・・ああ・・・。」

有希子「今日のために、色々準備してたのよ~!」

ベルモット「全身の穴という穴で遊んであげるわ・・・。」

ヨーコ「良かったわね、好きなだけ喘いでいいのよ?」

コナン「助けて・・・安室さん・・・こいつら逮捕して・・・。」

ベルモット「バーボンはこの作戦の協力者よ。」

コナン「昴さん・・・FBIに応援を・・・。」

有希子「昴さんもこっち側よ。」

コナン「世良・・・お前、俺のこと好きだろ?」

ヨーコ「截拳道でボコボコにしてやりたいって言ってたわ♪」

コナン「博士・・・。」

有希子「諦めなさい、博士も無事じゃ済まないわ。」

コナン「いやだ・・・。」

ベルモット「さあ、覚悟はできた?」

コナン「いやだああああああああああ!!!!!!」

~数日後、病院~

コンコン

小五郎「入るぞ。」

コナン「あへぇ。」

小五郎「まだ治らないか。」

コナン「あへ。」

小五郎「まあ、これでお咎め無しにしてやろうってんだ。」

小五郎「一生塀の中の阿笠博士と比べりゃ、マシな方だよ。」

小五郎「ヨーコちゃんの声でエロボイス出すだなんて、ふてぇ野郎だ。」

コナン「・・・・・・。」

小五郎「ヨーコちゃんはな、結婚してから旦那に初めてを捧げるという、清楚で純真な子なんだ。」

コナン「・・・・・・。」

小五郎「その華憐なイメージに傷をつけた罪は、とても重く・・・。」

コナン「おじさん。」

小五郎「・・・お前、話せるように・・・。」

コナン「ヨーコちゃんは非処女だよ。」

小五郎「!?」



おしまい

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