~阿笠邸~
コナン「ほれっ」
灰原「・・・馬鹿言わないで」
コナン「ん?」
灰原「あなたも幼児化したならわかるはずよ…」
灰原「全身の細胞が幼児化しているんだから体毛だって例外じゃない、私のじゃないわ」
コナン「言われてみればそうだな」
阿笠「それは違うぞい」
コナン「博士?!」
阿笠「それではくるのじゃ」
光彦「」スタスタ
高山みなみ「林原!陰毛落としたぞ!」
林原めぐみ「!?」
コナン「ということはお前も幼児化する前は陰毛が生えてたんだよな?」
灰原「!?」
コナン「自分も経験したから俺のことがわかった」
コナン「つまりもともと生えてたのに幼児化してなくなっちまったってことだ」
灰原「・・・セクハラよ工藤くん」
コナン「どうなんだよ隠す必要ないだろ灰原!」
コナン「ちなみに俺は今パイパンだから寂しくてつけ陰毛してるぜ」
灰原「つけまつ毛みたいに言わないで」
コナン(じゃあいったいこの陰毛は誰のなんだ…)
コナン(博士の家に落ちてたわけだけど灰原のじゃない…)
コナン(博士の陰毛は真っ白だからまず違う…)
コナン(博士の家は週一で灰原が掃除してるから落としたのはつい最近…)
コナン(博士の家に遊びに来たことのある人物は…)
コナン(元太たちは小1だから論外…)
コナン「・・・蘭!!!」
灰原「!?」
灰原「なによいきなり大声出して」
コナン「まだいたのか灰原、この陰毛の落とし主が見つかったんだよ」
灰原「彼女のだっていうの?」
コナン「ああ間違いねえ!」
コナン「ちょっくら返してくるよ」
灰原「・・・気は確か?」
コナン「ん?」
灰原「確かにそれが彼女のだったとしてそれを返されてどう思う?」
コナン「どう思うって?」
灰原「落とした陰毛返されるなんて酷い屈辱よ」
灰原「ああなたは女心よりも人としての心を学ぶべきだわ」
コナン「そういうもんなのか?」
コナン「じゃあとりあえず返すのはやめるよ、忠告サンキューな!」
灰原(・・・サイテーな男ね)
コナン「なあ博士」
阿笠「どうした新一」
コナン「陰毛からその持ち主を特定する機械ないのか?」
阿笠「それならあるぞい」
コナン「まじかよ博士!ちょっと使わせてくれよ」
阿笠「だめじゃ!この前使ったら光彦君と誤表示されて確認すると光彦君のあそこがジャングルになってしまったんじゃ」
コナン「故障中ってことか」
コナン(しかたねえ、こっそり返しに行くしかねえか…)
~毛利探偵事務所~
コナン「ただいまー」
蘭「あらコナン君久しぶりね、おかえり」
コナン「蘭ねーちゃん、空手の合宿から帰ってきてたんだね」
蘭「一週間も空手漬けだったから大変だったわ」
コナン「あれ、おじさんは?」
蘭「お父さんは友達と徹マンだって」
コナン「じゃあ今日は二人っきりだね!」
蘭「おいしい夜ご飯作ってあげるからね」
コナン(おっちゃんは麻雀で朝まで帰ってこねえな…)
コナン(じゃあ早速この時計型麻酔銃で蘭を眠らせてっと)プッシュ
蘭「あh」
蘭「・・・zzz」
コナン「灰原には内緒で返せって言われたからな、悪いな蘭」
コナン「起きたら殺されるな、さっさと終わらせてしまおう」
コナン「待てよ!」
コナン「蘭は一週間合宿に行ってたんだよな」
コナン「博士の家は灰原が週一で掃除してるんだらか蘭のであるはずがない」
コナン「じゃあこの陰毛は誰のだ」
光彦「僕のですよ」
コナン「光彦!?」
光彦「驚きましたか?」
コナン「そんなはずはない!だってお前は・・・」
光彦「小学1年生だからですか」
コナン「そうか!博士の発明でお前の股間は」
光彦「いいえ」
コナン「!?」
光彦「いくら博士でも他人の股間をジャングルにする発明なんてできませんよ」
光彦「つまり僕にはもともと陰毛が生えていたんです」
コナン「そんな・・・じゃあ博士の発明品は」
光彦「そうです、故障ではなかったんですよ」
光彦「正直焦りましたよ」
光彦「博士があの発明品を実験したとき、床に落ちてた陰毛の持ち主は僕であると結果がでました」
光彦「僕は何かの間違いだと言いました、当然博士も間違いだと思ったようです」
光彦「そこであえて自分の陰毛をみんなに見せることにしたんですよ」
光彦「博士の発明でジャングルにされたとね」
光彦「みんなも小学1年生で陰毛が生えてるはずがないということで僕の言うことを信じましたよ」
光彦「でも実際は博士の発明は間違っていなかった」
コナン「お前は大人だったのか・・・」
光彦「そうです、僕こそが黒の組織のボスです」
コナン「!?」
光彦「さすがコナン君ですね、僕が黒の組織のボスだと見破るとは」
コナン「・・・」
光彦「組織のシンボルカラーが黒なのは、僕が子供みたいな体格風貌なのに股間だけは真っ黒だからです」
光彦「僕が薬の開発を命じたのは、世の中みんな子供みたいにするため」
光彦「そうすれば大人なのに子供のような僕も浮かなくなる」
コナン「・・・そんな理由で」
光彦「そこまで知られていたとはいくらコナン君でも生かしてはおけません」
コナン「待て光彦!俺も生えてるんだ!」
光彦「・・・嘘を付くとは見損ないました」
コナン「本当なんだ、ほら」
光彦「・・・生えてる!なぜ小1のコナン君に陰毛が」
コナン「世の中にはそういう奴もいるってことだぜ光彦」
光彦「僕は・・・自分だけがおかしいと勝手に思い込んで」
コナン「お前だけじゃないんだ光彦」
コナン「だから馬鹿な考えはやめて今を楽しく生きようぜ!」
光彦「はい!」
~fin~
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