矢吹可奈「ニコニコ顔としかめっ面!」【ミリマスSS】 (41)


ミリマスSSです。
プロデューサーはP表記。



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ある日の事務所 


ミーンミンミンミンミーン

奈緒「……外は暑そうやなあ」

小鳥「本当ねぇ。外の日差し見ただけで、夏真っ盛りって感じが……」

奈緒「特に今なんて一番暑い時間帯ですし」

小鳥「ええ」

奈緒「こんな時に外出歩いてる人は気の毒やなあ……」

小鳥「でも、ちょうど今、プロデューサーさんと可奈ちゃんが」

奈緒「あらま。仕事か何かです?」

小鳥「午前中に雑誌のインタビューが入ってたの。もうすぐ戻ってくると思うけど……」



ガチャ

奈緒「お、言ってるそばから」

可奈「た、ただいま戻りましたぁ~……」ドローン

P「戻りました……」ダラーン

小鳥「お、お帰りなさい」

奈緒「お帰り。……二人とも、暑そうやな」

P「駅から歩いてきたけど、もう暑いってレベルじゃないぞ……。暑すぎて死ぬわこれ……」

可奈「全身から汗が出てノドがカラカラ~……♪ 体力奪われ可奈はフラフラ~……♪」

小鳥(歌に覇気がない……)

P「とりあえず、可奈、そこのソファでくつろいでて」

奈緒「エアコン近いし、涼しいで」

小鳥「それにタオルも。はいっ、どうぞ」スッ

可奈「ありがとうございますっ。……ああ~、涼しい~っ♪」フキフキ


可奈「お外は暑いしセミもたくさん鳴いてて、もう凄いですよ!」

奈緒「それこそ、さっき小鳥さんとそんな話してたんよ。外暑いやろなあ、って」

可奈「もう全部が熱くて、私の体も溶けちゃうんじゃないかなって」

P「……えいっ」ピトッ

可奈「ひゃっ、ちべたいっ!?」ビクッ

奈緒「うおっ、ビックリしたぁ!」

小鳥「プロデューサーさん、それ、アイシング用の氷袋ですか?」

P「そうそう。すぐに涼しくなりたいなら、これがいいかなと思ってさ」

可奈「……プロデューサーさんっ、ビックリしたじゃないですかー! 後ろからいきなり首筋に当てるのはダメですっ!」プンスコ

P「ごめんごめん、驚かせて悪かったよ。でも、冬場のキンキンに冷えた手で頬っぺたムニムニされるよりはマシだろ?」

可奈「あれも確かにとっても冷たいですけど!」


P「でも、何だかんだ気持ちいぞー? ほれ」ピト

可奈「ひゃああぁっ。……でもホント、気持ち良いかも~……♪」

P「だろ? もう一つ氷袋あるから、こっちは可奈に渡そう」

可奈「!」ティン

可奈「プロデューサーさんも、えいっ」ピト

P「あふん」

奈緒「何や今の声は……」アハハ

小鳥「可奈ちゃん。脇の下も冷やすと効果があるのよ」

可奈「そうなんですね。……えいっ♪」ピトッ

P「ぬおぉぉん」

奈緒「いやプロデューサーさん、ちょっと気色悪いわその声!」ケラケラ

P「出るもんは仕方ないだろ、冷たいんだから!」

P「よし、こっちも仕返しだ」ピトッ

可奈「ひゃーっ、ちべたいっ!」


ガチャ

律子「あっ、いたいた小鳥さん。来週のイベントの件なんですけど。……って何これ」

可奈「ひゃあぁぁ~……」ヒヤー

P「あああぁぁ~……」ヒヤー

奈緒「さっき外から帰ってきて、氷袋で冷やし合いっこしてます」

律子「まあ、相変わらず仲が良いというか」ハァ

奈緒「というより、プロデューサーが可奈を溺愛してる感じはありますよね」アハハ

律子「確かに。兄妹とか父子みたいな感じではあるけど」

奈緒「何と言うか……親バカ?」

律子「いや、シスコンかもしれないわね」

P「おーい、聞こえてるぞー」

可奈「~♪」エヘヘ


P「そうそう、可奈。冷凍庫にアイスもあるけど食べる?」

可奈「アイスですか?」

P「ああ。しかも、プチシューアイスだぞ?」

可奈「本当ですか! やったー!」

可奈「……ハッ! ダメダメ!」ブンブン

P「どうした?」

可奈「あっ、あの! 私大丈夫です! プロデューサーさんが食べちゃってください!」

P「えっ? 要らないの?」

可奈「はいっ!」

P「? あ、ああ。分かった」


あくる日 事務所


ガチャ

奈緒「ただいま戻りましたー」

ギャーギャー ワーワー

奈緒「ん? えらい騒がしいな……」

P「ダメです! 俺は認めませんっ!!」

可奈「……」プルプル

可奈「ぷ、プロデューサーさんの、バカぁぁぁ!!」ビエエェン

ダダダ

奈緒「わっ!? 可奈どこ行くん!?」

ガチャ バタン


P「可奈あぁぁ……」チーン

奈緒「何やこの大惨事……」

志保「あ、奈緒さん、お帰りなさい」

奈緒「う、うん、ただいま。どうしたん? 可奈とプロデューサー、ケンカでもしたん?」

このみ「事の発端はこれよ」スッ

奈緒「これ、マンガ雑誌のゲラ刷り?」

志保「はい。今週号の水着グラビアが可奈だったんです」

奈緒「あ、ホンマや」ペラッ

奈緒「めっちゃエエやん、いかにも夏って感じの雰囲気のグラビアで。プロデューサーさん、何が悪かったんです?」

P「……グラビアの最後のページ」

奈緒「最後?」ペラッ

奈緒「……おおっ。可奈、めっちゃ大人っぽい表情やな」

志保「そそりますよね」

奈緒「おい」

このみ「かなりステキに撮れてるなって私も思ったけど、プロデューサーはどうやら気に入らないみたいでね……」


奈緒「何でです?」

P「可奈ちゃんはエヘヘって笑ってて元気ハツラツな感じのグラビアこそピッタリなの!」

奈緒「はい!?」

P「可奈ちゃんは可愛いグラビアの方がバッチリ似合ってるの!」

P「俺は、海の水を両手でバチャバチャさせて楽しそうにしてる可奈ちゃんが見たいの!」

P「こんな大人びた……流し目でちょっとエッチな表情とポーズなんて、プロデューサー認めません!」

奈緒(メンドくさ……)

志保「この写真、可奈もかなり自信あったのに、この親バカからダメだって言われて相当ショック受けたみたいで」

奈緒「それで泣きながら出て行ったんやな……」


奈緒「ハァ……。あのな、プロデューサーさん。可奈、今回のグラビア撮影はいつも以上に気合入れて臨んでたんですよ?」

P「……そうなのか?」

このみ「そうよ。私も可奈ちゃんから何度か質問されたんだから。『セクシーで大人びた表情とかポージングって、どうしたら良いですか?』って」

志保「それに、グラビア撮影のためにしばらくおやつも減らしてたんですから」

P「あ、そういえば……」

奈緒「ランニングしたり、腹筋も鍛えてましたし。私も何度か付き合いましたよ」

志保「『いつもと違う私をプロデューサーさんに見せて、褒めてもらうんだ』って、頑張ってたんです」

P「……もしかして俺、やらかしてた?」

このみ「ええ。ガッツリやらかしたわね」

P「」

奈緒「いわゆるバッド・コミュニケーションってやつやな」

志保「いえ、ワースト・コミュニケーションですね」

P「」


P「どっ、どど、どうしよう……」

奈緒「早う謝らんと、可奈に嫌われるかもしれませんよ?」

志保「いや、もうすでに見限られたかも……」

P「」

このみ(死んだ魚みたいな顔してる……)

可奈「……」ジーッ

奈緒「あ、可奈」

P「可奈!? 戻ってきてくれたのか!?」

奈緒(本当はさっきからずっとこっち覗き見しよったけどな)

P「可奈、ごめんな? そんな努力してたって気付かなくて、俺がワガママ言って……」

可奈「ふん、だ」プイッ

P「」


P「」

奈緒「あーあ、嫌われたー」

志保「可奈に嫌われたー」

P「しにたい」orz

可奈「そ、そんなっ、嫌いになんてなってないです!」オロオロ

P「本当かっ!」ムクリ

このみ(立ち直りが早い……)

可奈「でも……」

P「でも?」

可奈「褒めてくれるのなら、今回のグラビアのこと褒めてほしいです」

可奈「本当にダメなところがあったのなら、ちゃんと指摘してほしいですけど、良かったのなら良かったって」

P「可奈……」


P「そうだな……」

P「……率直に、すっごく良かったよ」

可奈「本当ですか?」

P「ああ。まず前半の写真は、元気ハツラツな可奈と真夏の爽やかな海の光景がとても似合ってる」

P「それが急にしっとりした雰囲気になって、ギャップに驚くファンもいるかもしれないけど、それ以上にこの可奈の新しい魅力にもっと惹きつけられるファンもたくさんいるはずだよ」

可奈「……」ムー

P「えっと……今の感想じゃ、ダメだったか?」

可奈「いえ、とっても嬉しいですよ? でも、……プロデューサーさん自身の感想も欲しいな、って」

P「お、おう……」

P「……大人っぽくて、めっちゃドキドキしたよ。正直、キレイだなって思った」

可奈「! ……えへへっ、ありがとうございますっ!」ニコッ


奈緒「ふぅ。……これで、一件落着やな」

志保「そうですね」ガサゴソ

このみ「ダメよ、志保ちゃん。ゲラ刷り、可奈ちゃんのグラビアのところだけ持って帰るのは」


※この少年誌が発売された直後、志保ちゃんは5冊購入しました。


これまたある日 とある駅


P「……そろそろかな」

可奈「あっ、プロデューサーさーん!」タタタ

P「来た来た。おーい、可奈」フリフリ

可奈「すみません、お待たせしましたっ!」

P「俺もさっきここに着いたばっかりだから大丈夫だよ。それに、まだ約束の時間も過ぎてないし」

可奈「でしたら良かったです♪」


P「それじゃあ早速だけど、行こうか」

可奈「はいっ。……そうだ、プロデューサーさん」

P「どうした?」

可奈「今日の私の恰好、どうですか?」クルッ

P(肩から胸元にかけて水色のフリルがついている白のシャツに、黄緑色の明るいハーフパンツ。率直に言って……)

P「天使」

可奈「へえっ!?」///

P「ん? ああ、ごめん。とても似合ってるぞ。可奈の魅力が何倍も引き出されてる」

可奈「! ……えへ、ありがとうございますっ!」パアッ

可奈「シンプルに~褒められちゃった~♪ でもでも~それだけで~嬉しいやった~♪」


P(……ということで、この前のお詫びと仕事を頑張ったご褒美ということで、可奈と一緒にお出かけすることになった)


ガヤガヤ

P「よし、着いた」

可奈「あっ! ここって!」

P「評判のカフェを下調べしておいたんだ」

可奈「ここ、パンケーキが美味しくてすっごく有名なんですよ! 私も一度来てみたいってずっと思ってて!」

P「だからこんなに人も多いんだな」

可奈「それに、休日だからってこともあるかもしれませんね?」

P「うん。女子グループも多いけど、カップルが大半だな」

可奈「そうですね」

可奈(ハッ!……もしかして、私たちも周りからそんな風に……?)

P「まあ、俺たちは兄妹でやって来た、って感じにみられてるだろうけどな」アハハ

可奈「はう」ズコー

P「? 可奈、どうした?」

可奈「何でもないですっ!」プクーッ

P「?」


コチラ、メニューデスネー

ゴチュウモンキマリマシタラ、オモウシツケクダサイー

可奈「ふわあぁぁぁ……! 美味しそう……!!」キラキラ

P「色んなメニューがあって目移りしちゃうな」

P「可奈、一番後ろのページ見てみて」

可奈「わぁ! 夏限定トロピカルかき氷付き15段パンケーキ!!」

P「季節限定のメニューだし、頼んじゃえば?」

可奈「いいんですか!?」

P「ああ。最近よく頑張ってたしな。今日は遠慮なく食べなよ」

可奈「やったー! ありがとうございますっ♪」


オマタセシマシター!

可奈「わあぁぁぁぁ……!」キラキラ

可奈「美味しそうだな~、キレイだな~♪ ずっとこうして見てたいかな~♪」

P「せっかく頼んだんだし、食べないと損だぞ?」

可奈「そうなんですけどね」エヘヘ

P「それじゃあ、食べよっか」

可奈「はいっ。いただきまーす!」

可奈「アムッ……う~ん、美味しいっ!」

P「……んっ、美味いな。フワフワでしっとりしてて、すごく食べやすいや」

可奈「これなら15段もペロッと食べられちゃいますよ!」


可奈「~♪」モギュモギュ

P「……」モグモグ

可奈「ん~っ♪」フルフル

P「……」ジーッ

可奈「……はれ? プロデューサーさん、どうしましたか?」

P「ん? ああ、可奈は美味しそうに食べるな、と思って」

可奈「そうですか? でも、美味しいから仕方ないです♪」ペカー

P(かわいい)


P「こっちの宇治金時かき氷付きパンケーキも美味しいぞ。食べる?」

可奈「い、良いんですか? 実は美味しそうだな―って思ってて……」

P「うん。ほら」スッ

可奈「へっ!?」

P「白玉もつけた方がよかったか? ほれ、あーん」

可奈「あ、あ~ん」///

可奈「アムッ……んーっ、おいひいれふー♪」

P「今度はあずきもたっぷり付けてあげよう」

可奈「あーん♪」アムッ

P(かわいい!)


※結局、可奈ちゃんはPちゃんの分もほとんど食べてしまいました。


そんでもってある日 事務所


ガチャ

ひなた「ただいま戻りましたぁ」

小鳥「ひなたちゃん、お帰りなさい」

ひなた「外はなまら暑いねぇ。……あれ、プロデューサー?」

P「」チーン

ひなた「ど、どうしたんだい? 顔が真っ青だけど、悪いことでもあったの? それとも夏バテ?」

P「しにたい」

ひなた「ええ……?」

小鳥「実はプロデューサーさん、さっきまでシアターで可奈ちゃんのライブに付いて行ってたんだけど……」

______
___


ワアアァァァ!!!

可奈「ありがとうございましたー!!」

カナチャーン!!!!!

可奈「あ、プロデューサーさん!」タタタ

P「可奈、お疲れ様」

可奈「ライブ、どうでしたか?」

P「いいライブだったぞ。元気よく歌ったな」

ナデナデ

可奈「えへへ……。ちょっと張り切りすぎちゃいました」テレテレ


可奈「だから汗もいっぱいかいちゃって……あっ!」バッ

パシッ

P「えっ」

可奈「す、すみません! プロデューサーさんの手、払いのけちゃって……」

P「」

可奈「プロデューサーさん!?」

P「」

___
______


小鳥「ってことがあったみたいで……」

ひなた「そりゃあ、何というか災難だったのかなぁ?」

P「うう、ひなた……頭撫でてもいいか……?」

ひなた「う、うん。もちろんだべさ」

P「ああ……ひなたぁ……」

ナデナデ

ひなた「えへへ……撫でるって言われて撫でられたら、何だか恥ずかしいねぇ」///

P「ひなたぁ……」

小鳥(プロデューサーさんの顔が黒板五郎みたいになってる……)


可奈「あう、プロデューサーさん、ごめんなさい~……」

ひなた「可奈ちゃんもいたんだねぇ」

可奈「うん……」

小鳥(プロデューサーさんの死にっぷりにいたたまれなくて、遠くから眺めてたのよね)

ひなた「可奈ちゃん、どうしてプロデューサーの手を振り払ったんだい?」

可奈「え、ええっと……」

P「撫でられるの、イヤだったのかな……」

可奈「イヤじゃないです! 撫でられるのは、むしろ嬉しいっていうか……」ゴニョゴニョ

小鳥「それじゃあ、どうして?」

可奈「それは……」


可奈「……汗、いっぱいかいちゃったから」

小鳥「え?」

可奈「それで、プロデューサーさんに汗臭いって思われちゃうかもって……」

P「そ、そういうことだったのか……」

ひなた「ああ。この暑い時期だし、確かに汗をたくさんかいた後は、気になっちゃうもんねえ」

可奈「う、うん」

ひなた「特に……」チラッ

P「?」

ひなた「……ねえ?」

可奈「あう……」カアァ

小鳥(青春してるなあ……)


P「そんなことない! 汗臭いとか思ったことないぞ!」

可奈「ほ、本当ですか?」

P「ああ。むしろ、可奈の汗はいい匂いで大好きだ!!」

可奈「」

ひなた「」

小鳥「」

P「……あ、あれ?」

ひなた「……プロデューサー、今の発言には流石に私もドン引きだよぉ」

P「」

可奈「///」プシュー


※その後なんやかんやあって、Pちゃんは可奈ちゃんを撫でることができました。


こりゃまたある日 事務所


P「……って感じで進行するんだ。何か訊いておきたいことはあるか?」

志保「いえ、大丈夫です」

奈緒「よく分かりました!」

P「それじゃあ、このまま進めていくぞ」

志保「お願いします」

P「OK。……よーし、この件は一段落だな」

奈緒「他にも何か用事はあります?」

P「大丈夫だ。くつろぐなり帰るなり、好きにしていいぞ」

志保「はい」


小鳥「みなさん、打合せ終わったんですね」ヒョコッ

P「はい。何かありましたか?」

小鳥「いえ。ただ、可奈ちゃんが寝ちゃって」

可奈「スゥ……スゥ……」zzz

奈緒「あら。私たちが打合せしてる間に寝ちゃったんやな」

小鳥「最初は私とお話ししてたんですけど、レッスンもあってお疲れだったみたいで……」クスッ

志保「相変わらず、今日も好きなだけ歌ってましたからね」ピロリン

P「……志保」

志保「何ですか?」ピロピロピロリン

P「撮ってる写真、後で俺のLINEに送って」

志保「仕方ないですね、分かりました」ピロリン

小鳥(何やってんだこの人たちは)


P「気持ちよさそうに寝てるなあ」

可奈「むにゃ……えへへ……」スヤァ

志保「夢でも見てそうですね」

P「可奈の夢に出たいな」

志保「分かります」

奈緒(何言ってんやろこの人たちは)

志保「呼びかけてたら、夢に出てくるんじゃないですかね」

P「!」

小鳥「あの、起こしたらダメですよ?」

P「もちろん、分かってますよ」


P「おーい、可奈ー。可奈やーい」ボソボソ

可奈「ぷろ、でゅーさーさん……」

志保「!」

P「おおっ、本当に俺が夢に現れたみたいだぞ」

可奈「……」ニヘ

可奈「好き、です……えへへ……」ムニャ

P「」

志保「」

小鳥「」ガタッ


小鳥「夢の中でプロデューサーさん、告白されてますよ?」

P「こっ、ここ、これは多分おそらく『お兄ちゃん大好きー』みたいなノリだよな、そうだよな」

可奈「やった……両想い、ですね……」

P「」

志保「」

奈緒「しかも、きちんと想いを返してくれたみたいやな」

P「あばばばばばばばばば」

小鳥(壊れた……)

可奈「えへ……♪」ムニャ


おわり



おまけ


可奈「……ムニャ」

志保「可奈……ねえ、可奈」ボソボソ

奈緒(志保、自分も『好き』って言われたがってるな……)

可奈「ん……志保、ちゃん……」

志保「!」ドキドキ

可奈「うう……レッスンはこれ以上無理だってぇ……志保ちゃんの鬼……」ウーン

志保「……」

志保「……」ムニー

可奈「!? い、いふぁい、痛い! し、志保ちゃん、どうしたの……?」

P「あばばばばばばばばば」


おしまい

矢吹可奈ちゃん誕生日おめでとうございます。

可奈ちゃん可愛いよ可奈ちゃん。可奈ちゃんナデナデして「えへへ」って言われたい人生でした。

ちなみに、タイトルは大滝詠一「青空のように」の一節から。

可奈ちゃんのほっぺたムニムニしたい方はこちらもどうぞ。

P「えいっ」ピトッ 矢吹可奈「ひゃー♪」
P「えいっ」ピトッ 矢吹可奈「ひゃー♪」 - SSまとめ速報
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