チノ「ココアさんがいなくなったら………」 (16)

ココア「明日で高校卒業かー」

シャロ「…寂しくなるわね…」

リゼ「私はもう大学生だから関係ないけどな」

チノ「……」

チヤ「チノちゃん?どうしたの?」

チノ「……なんでもないです」



ココア「卒業式終わったね」

チヤ「ココアちゃん、寂しくなるわ…」

シャロ「ココア…またこの街に戻ってきてね…!」

リゼ「うぁぁああ…!ココアァ…!」グスッ…

ココア「もうリゼちゃん!泣かない…でよ…!…私まで…ぐす…」

チノ「………」

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ココア「じゃあみんなでラビットハウスにいこー!♪」



リゼ「卒業祝いパーティーだ、ココア シャロ チヤおめでとう」

チノ「………おめでとうございます」

ココア「ありがとー!」
シャロ「うぇーい!盛り上げていこー!」
チヤ「はわわ…!シャロちゃんカフェイン酔いしちゃってる!?」
ココア「あはは!楽しいね♪」

チノ「……」ダッ…!

ココア「え!?チノちゃん!?」

チヤ「トイレかしら?」


30分後

ココア「チノちゃん全然戻ってこないね」

リゼ「ああ、…ていうかチノの様子変じゃなかったか?」

シャロ「そうですか?普段通りに見えましたけど」

ココア「私、チノちゃん探してくるね」



ココア「…」コンコン

ココア「チノちゃん?入るよー?」

チノ「……………」

ココア「チノちゃん?具合悪いの?…………」

チノ「…ほっといてください…なんでもないですから」

ココア「なんでもないわけないよ!だってチノちゃん……」

チノ「………何でもありませんから……」

ココア「…………」ギュッ…

チノ「…」ビクッ…

ココア「チノちゃん…ごめんね………私……」

チノ「いいんです…仕方ないんです…ココアさんは学校卒業してもとのお家に帰らないといけないんですから…」

ココア「…チノちゃん……………」

チノ「ほら、下で皆待ってますよ いってあげてださい」

ココア「チノちゃんも…」

チノ「…私は行かないです……」

ココア「で、でも」

チノ「いいから行ってください!!!!………ほんとに具合が悪いんです…」

ココア「っ!?………わ、わかったよ…」

リゼ「チノは?」

ココア「あ、そ、その…具合が悪いって…」

シャロ「あら、そうなの?」

チヤ「うるさくしてたら気に触るかも…」

リゼ「じゃあ別の場所でパーティー再開するか!私の家とか!」

ココア「あ、ごめん、私はチノちゃんといるよ」

リゼ「そうか ココア、チノは任せたぞ」

ココア「うん!」

シャロ「最後にお姉ちゃんらしいことしなさいよ」

ココア「う、うん」

チヤ「リゼちゃん、マヤちゃんとメグちゃんどうするの?もうここに呼んじゃったわよ」

リゼ「ああ、私から連絡するよ」

リゼ「それじゃあ、また明日、駅で…ココアの見送りをみんなでするから 寝坊するなよ!」

ココア「うん!」

ガチャ…バタッ…


ココア「ふぅ……よし…チノちゃんの部屋に戻ろう」

チノ「」

ココア「…わっ!?!?ち、チノちゃん!?いつの間に!……」

チノ「」

ココア「び、びっくりしたよ…声くらいかけてよ~」

チノ「ねぇ、ココアさん」

ココア「ん?」

チノ「ココアさん、ここからいなくならないでって言ったらどうします?」

ココア「……それは……駄目だよ………」

チノ「なんでですか?この街よりも…私……よりも……あっちのほうが大事だから?…」

ココア「ち、ちがうよ………」

チノ「ココアさん………私、ココアさんがいなくなったら…生きていけないです…ココアさんがいなくなったら私………死んじゃいます……」チャキッ…

ココア「お、落ち着いて?ね?危ないからそれ…しまってよ…」

チノ「本当ですよ?ほら………」

ココア「あ、危ないよ!チノちゃん………!」

チノ「見ててください…」ツー…

ココア「あっ…!」

チノはナイフで自分の腹にあてがった

チノ「あは…痛い……痛いです…ココアさ…ん……」ポロポロ…

ココア「だ、だめ!やめて……!」

チノ「あっ…」カラン…

ココア「もうやめて!…お願いだから……!」

チノ「離してください……」

ココア「お願い…!正気に戻って…!」

チノ「私は正気ですよ…これが本来の私です…………がっかりしましたか?………ふふ…」

ココア(どうしよう…このままじゃ……!)

ココア「……ねぇ、チノちゃん?……私を見て?」

チノ「………」

ココア「チノちゃん……ごめんね………私…どうしても行かないといけないの………」

チノ「」

ココア「で、でもね…すぐ戻ってくるから」

チノ「………本当ですか?………」

ココア「うん!本当だよ!じ、じつはね、!大学もここからそう遠くないし、電車で30分くらいでつくんだ!だからこの辺に住もうかなって思っててね!」アタフタ…

チノ「遠すぎますよ……それに私はココアさんと一日でも会えなかったら………」

ココア「あ、えっと………間違えたかも!徒歩で数分!…」

チノ「……本当ですか?…」

ココア「うん…!」


チノ「……………毎日会いに来てくれますか?」

ココア「うん!いくよ!毎日!」

チノ「…………グスッ……なら、いいです…」

ココア「チノちゃん…ごめんね……」

チノ「……なにが…ですか………」

ココア「ううん………今日は一緒に寝よっか」

チノ「…」コクッ…

……

ココア(今日で最後かー……こうしてみると長かったような短かったような…)

チノ「………ココアさん、手繋いでください…」

ココア「うん」ギュッ…

チノ「ココアさん………大好きです…」

ココア「私も…」

チノ「やっと言えました………」

ココア「あはは、私はチノちゃんが私のこと好きだってことずっと知ってたよ♪」

チノ「ほんとですか?」

ココア「うん!姉妹だもんね!」

チノ「…………………………………はい…そう、ですね」クスッ…

ココア(チノちゃん、やっと笑ってくれた…!)

ココア「チノちゃーん!」ギュッ…

チノ「も、もう…暑いですよ…!」ポロポロ…

ココア「おやすみ…チノちゃん」ナデナデ…

チノ「おやすみ……なさ…グスッ… い……ココア…さん………」ポロポロ…


こうしてチノはすぐに寝た…泣き疲れたのだろう…
ココアはしっていた、数日前からチノは夜な夜な私がいなくなることで泣いていたことを……




翌日

チノ「」すぅ…すぅ…Zzz…

ココア「よし………誤字脱字……ないね……字もきれいにかけてる……よし」

ココア「ばいばい…チノちゃん………」



ココア「みんなにもメール送らないと…」

…………というわけで私はもう帰っちゃうから見送りには来なくても大丈夫だから
チノちゃんのこと、これからもみんなで見守ってね、またみんなで会おうね!

ココア「よし………いままでお世話になりました………」

ガチャ…バタンッ…


チノ「うぅ…、、ココア…さ…………あれ……」

コンコン…

チノ「ココアさん…………」

シーン………

チノ「置き手紙?……………………………………………………」

私の大切な妹のチノちゃんへ
黙って出ていってごめんね
私は嘘付きました。
やっぱし実家に戻らなければなりません。
大学とすごく遠いです…

チノちゃん、ごめんね…
でもチノちゃんなら大丈夫だよ
チノちゃんは最初の頃からとても強くなった
誰が見てもチノちゃんはとても立派になったよ
私がいなくてもチノちゃんとみんながいれば大丈夫だから、ね?

チノ「………」

メール電話好きなときにしてきていいからね
むしろ私がしたいくらいかもっ!?
えへへ……みんなと仲良くね
またね。 
ココアより

チノ「…私………が……立派になった………?………………………それは………ココアさんが居てくれたから………なのに…………………」

ティッピー「チノ……………出てきておくれ……」

チノ「…………」

チノ父「こらっ!チノ!!!いい加減に出てきなさい!」

ティッピー「こら!そんな乱暴なやり方じゃいかんぞ!」

チノ父「親父…しかし…」

ブーブーッ…

チノ「…………」

着信21件

メグ「チノちゃん?大丈夫?」
マヤ「おーい、チノー?」

チノ「…………………」ポイッ……


新学期になっても

7月になってもチノは家からでなくなった

チノ父「くそ!………一体どうして……」

ティッピー「わかってるじゃろ………あの娘じゃ…」

チノ父「ココアくんか………」

ティッピー「チノはココアに完全に依存していたのじゃ………母親のようでもあり…姉のようでもあり……………チノはココアのことが多分…自分よりも大切なんじゃろうな」

チノ父「ココアくんを呼ぼう……そうすれば」

ティッピー「だ、だめじゃ…!ココアはもう関係ない…!ココアを呼んでしまったらまたぶり返してしまうぞ!」

チノ「………なにやってるんですか……ふたりで…」

チノ父「チノ……!」

ティッピー「チノ……」

チノの見た目は痛々しかった
目は虚ろで気怠そうにしていて、隈ができていて今にも死んでしまいそうなほどに

チノ「どいでください………… 

チノ父「チノ…、もうココアくんは居ないんだ」

チノ「…………るさぃ………………」

チノ父「ココアくんはもうあるべき所に戻ったんだ、いい加減チノ、お前も大人になれ」

チノ「うるさい……!!!!!!!」

チノ父「…………」

ティッピー(ち、チノ………)

チノ「貴方に何がわかるっていうんですか……私は………私はココアさんがいたから…ここまでやってこれたんです…貴方は…私に何もしてくれなかった……子供の頃からずっと私は一人だった…貴方はずっと仕事ばっかで私に構いすらしなかった…そんな孤独の中、ココアさんが現れ私を救ってくれた………………お母さんが出ていった理由何となくわかります………貴方に愛想つかして出ていったんでしょうね…」

チノ父「いい加減にしなさい!」

ティッピー「や、やめろ!」

チノ「…………」ドガッ!!

チノ父「ぐっ………」ダラー…

ティッピー「お、おい!大丈夫か?!」

チノ父「ぐ…ぁああ……」

ティッピー「まずいな…血が出すぎている救急車を…」

チノ「…………ふ…」

ティッピー「この手じゃ電話ボタン押すのも一苦労じゃ!」

チノ父「親父…呼ばなくていい……」

ティッピー「じゃ、じゃが…瓶で殴られてそんなに血が…」

チノ父「平気さ………」

……数日後

ティッピー「本当にかけるのか?」

チノ父「……ああ」

prrrr

ココア「はい」

チノ父「ココアくん、久しぶりだね」

ココア「あ!お久しぶりです!」

チノ父「元気そうで何よりだ」

ココア「………要件はだいたいわかってます、チノちゃんのことですよね?」

チノ父「ああ」

ココア「メールも電話もしても出てくれなくて なにかあったんですか?」

チノ父「そうだな…かなり深刻なことだから、直接あって話したい…できれば君の友達も連れて」

ココア「それって、リゼちゃんたちのことですよね?」

チノ父「ああ、チノを救えるのは君たちしかいない…」

ココア「わかりました。日時は…」

チノ父「そうだね…なるべく早いほうが…」

ココア「わかりました。みんなに聴いてから折り返します」

そして数日後

ココアシャロリゼチヤが集まった
みんな久しぶりなので盛り上がるかと思いきや、チノのことで深刻な話をするときに盛り上がることは不可能だった

シャロ「ココアはもう内容知ってる?」

ココア「ううん、でもなんとなくわかる気がする」

リゼ「ああ私もだ、チノのやつ…どうしたんだろう」

チヤ「メールしても電話しても反応なくて心配よね…」

ココア「…………………え?みんな会いに行ってあげてなかったの?????????」

リゼ「え、あ、ああ………」

ココア「どうして!?!?3ヶ月の間も!?」

チヤ「………」

シャロ「ご、ごめん………」

リゼ「すまない………忙しくて…………で、でも電話やメールはしてるs ココア「返事がなかったら心配して会いに行くのが普通だよね!?友達じゃなかったの!?」

シャロ「落ち着きなさいよ!だいたいアンタだって会いに行ってないじゃないの!」

チヤ「こ、ココアちゃんは遠すぎるから仕方ないのよシャロちゃん…」アタフタ…

シャロ「そんなのいいわけじゃない!一日休みあれば行ける距離でしょーが!」

ココア「私は……………私はチノちゃんに一人でもやっていけるよう願ってるの…だから私が会いに行くわけには行かなくて」

シャロ「そんなの貴方の独りよがりね、チノちゃんはあんたにいてほしかっただけなのよ」

チヤ「シャロちゃん…………」

ココア「私は…………」

ガチャ…… イラッシャイマセー オセキノホウヘゴアンナイイタシマス



チノ父「すまない、遅くなってしまった」

リゼ「あ、お久しぶりです」

みんな「「お久しぶりです」」

チノ父「ああ、久しぶりだね、きみたち」

チノ父「話す内容については…みんなもわかっているね?」

みんな「「「……………」」」

チノ父「チノのことだ、チノは新学期になってから一度も家から出ていない…ずっと家に引きこもっている…単刀直入に言おう、きみたちでチノを助けてあげてほしい」

リゼ「……わかってるよ、友達だしな」

シャロ「はぁ…しょうがないわね」

チヤ「そのためにみんな集まったんですもの」

ココア「チノちゃん……………」

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