男「お、幼馴染…お前…」
幼馴染「えへへ♪見ちゃった?」
幼馴染「本当はキミの喜ぶ顔が見たくて明日まで内緒にしてようと思ってたんだけどなぁ♪」
男「お…俺の…喜ぶ顔…?」
幼馴染「うん♪最近暗い顔ばっかりだったでしょ?前はいっつも笑顔だったのにね」
幼馴染「特にこの子の話を聞いてる時が一番辛そうだったよねー」
幼馴染「だから、殺しちゃいました、キミにかわって私が♪」
男「っ…!…ふ、ふざけんなッ!!俺は…こんなのッ!!」
幼馴染「あっ!!だ、大丈夫だよ!私はずっとキミの隣に居るからね!」
幼馴染「バレるなんてヘマはしてないし、何よりキミとの楽しい生活ができなくなるなんて嫌だもん」
幼馴染「こんな所で捕まらないから、ね?心配しないでねっ♪」
男「…う…ぅっ……ぁ…ぁぁ……」ガクッ
男「……ごめん…守ってやれなくて…ごめん……ごめん……」
1ヶ月前
―――― 四ヶ月前
友「それでさ、この前の時はだな、ーー」
男「……」ボー
友「おい、聞いてるか?」
男「うん、聞いてる聞いてる…」
友「絶対聞いてなかっただろーお前!」
男「…俺は昨日―――」
幼馴染「男は寝不足なんだよねー、昨日録に寝てないでしょー」
男「…話に割り込んでくんなよ、幼馴染」
幼馴染「いいじゃんー!私だって一緒にお喋りしたいのー!」
幼馴染「ねっ!いいよねっ!友くんっ!」
友「…お、おう!も、もちろん…!大歓迎!」
男(…さてはコイツ幼馴染に惚れてるなぁ)
男「てかそれを知ってるって事はお前も寝てないんじゃないのか?」
幼馴染「えへへー!まぁねー!」
男「…てかトイレまでついてくんなよ」
幼馴染「ついて来てるとは人聞きの悪い、私も男みたいにたまたま模様してきただけだよー」
男「へぇ、奇遇だな」
男「これで何回目だろうな、偶然にトイレに行く時間が重なったのって」
幼馴染「えへへー♪何回目でしょうかー♪」
男「…はぁ」
男「とりあえず出し終わったらいつも見たいにトイレの前で待ってるから…」
男「ゆーっくり用を済ませてこい…」
幼馴染「ラジャー♪」
男「ふぅ……」
男「……」フキフキ フキフキ
男(まぁ当然、俺の方が先に終わるよな)
男(待つ時間が一番退屈なんだよなぁ…下手すりゃ10分ぐらいかかるし…)
男(長年の付き合いといえど、朝の自由時間の10分間を睡眠に使えないのは徹夜した身としては辛い…)
男(…いっそ幼馴染なんか居ない方がよかったのかもしれないなぁ…本人には悪いけど…)
女「……」チラッ
男(慣れてるとはいえ…トイレの前で立ってる時の視線はいつも嫌なんだよなぁ…)
男(早く通りすぎろ!!!)
女「……」スタスタスタスタ
男(はぁ…)
男(あれ…ハンカチが落ちてる…)
男(これってさっきの女の子の…だよな?)
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