花「お姉さん早くしてください、シュークリームが売り切れてしまいますよ」タタタ・・・
みやこ「ま、待ってよ花ちゃーん!」タタタ・・・
かな子「あそこのシュークリーム美味しいんだよね~」
智絵里「でも限定30個だって・・・」
杏「商売する気あんの?それ」
~店の前~
みやこ「ハァハァ・・・やっと着いた」
花「もう結構並んでる・・・お姉さんが遅いからですよ!」
みやこ「ご、ごめん・・・」
かな子「なんとか並べたね」
智絵里「買えるかなぁ・・・」
杏「杏をこんな朝早くから叩き起こしといて・・・買えなかったら泣くよ」
みやこ「もうすぐだよ花ちゃん」
花「まだですか!後何人くらいですか!」
みやこ「うーん・・・前の女の子たちが終わってからかな?」
杏「やっと順番が来たよー」
かな子「すみませーん、シュークリーム3個ください」
智絵里「あ、丁度それで全部みたい・・・」
花「やっと順番がきました!」
みやこ「そ、そうだね・・・」
花「シュークリームください!」
店員「すみません、丁度品切れになってしまいまして・・・」
花「え・・・」ガビーン
花「そ、そんな・・・シュシュシュシュークリームが・・・」ガクガク
みやこ「は、花ちゃん?」
花「わかりました、これは夢ですね」
みやこ「え?」
花「私はまだ眠っていて、まだ店は開店していない・・・早く起きないと!」ハイライトオフ
みやこ(花ちゃんが壊れた・・・)
かな子「あ、あの・・・」
みやこ「ひゃ、ひゃい!」
みやこ(しらない人に話しかけられた・・・)
花「あなた達は・・・私達の前でシュークリームを買った人」
花(つまりあの箱の中にはシュークリームが・・・)ジュルリ
花「・・・・・」ジー
杏(うわぁ・・・この子箱めっちゃ見てる・・・)
かな子「あなたもシュークリームを買いに来たのかな?」
花「はい、でも・・・」
かな子「買えなかったんだね・・・」
花「・・・・・」コク
かな子「じゃあ・・・」
杏「駄目だよかな子ちゃん、これは杏たちが買ったんだから」
杏「だから・・・」
花「わ、わかってますよ・・・」ダラダラ
智絵里(すごいよだれ出てる・・・)
かな子「あ、そうだ!」ゴソゴソ
花「?」
かな子「これ、シュークリームの付け合わせで食べようと思ってたお菓子なんだけど・・・」
杏(どんだけ食うんだよ)
かな子「よかったらどう?」
花「い、いいんですか?」パアア
かな子「うん、やっぱりお菓子は笑顔で食べないとね」
花「ありがとうございます!お姉さ・・・あれ?」
杏「あのさ・・・」
智絵里「お姉さんって・・・あの人?」
花「え?」
みやこ「・・・・・」ガクガクブルブル
花「」
花「お姉さん、何してるんですか?」
みやこ「だ、だって知らない女の子が3人もいて・・・」
花「まったく、相変わらずですねお姉さん」ハァ
花「ほら、あのお姉さんたちがお菓子をくれましたよ」
みやこ「え?」
みやこ「そ、そそそそれは何とお礼をいっていいやら・・・」
杏(すげーテンパってるなこの人)
かな子「いえいえ、いいんですよ」
花「このマカロン美味しいですね、お姉さんが作ったんですか?」モグモグ
みやこ「もう食べてる・・・」
かな子「うん、そうだよ」
花「これは私からもお礼をしなければいけませんね・・・そうだ!」ピキーン
花「私もお菓子をご馳走しましょう」
花「・・・お姉さんが作ったやつも」
みやこ「え・・・」
花「さぁ行きましょう!こっちです!」タタタ・・・
みやこ「ちょ、ちょっと花ちゃん・・・勝手に・・・」タタタ・・・
智絵里「ど、どうする・・・?」
杏「まぁいいんじゃない?ご馳走してくれるっていうんだし」
かな子「そうだね」
~星野家~
みやこ・花「「ただいま~」」
ダダダ・・・
ひなた「みゃー姉おかえりー!!!」ドカッ
みやこ「ぐえっ!」
ひなた「遅かったなみゃー姉!何してたんだ!?」グリグリ
みやこ「く、苦しいよひなた・・・」
乃愛「あ、ミャーさんおかえり」
みやこ「あ、乃愛ちゃん」
乃愛「おじゃましてまーす!」
乃愛「ってあれ?そっちの人達は・・・?」
智絵里「え、えっと・・・」
杏「どーもー」
かな子「お邪魔します」
花「シュークリーム屋さんで会いまして、お菓子をもらったのでお礼に呼んだの」
乃愛「そうなんだ、てっきりミャーさんの友達かと・・・」
ひなた「何言ってんだノア!みゃー姉に友達はいないぞ!」
みやこ「あ、あはは・・・」
杏「まぁ見た感じ人付き合い悪そうだしね」
智絵里「それ杏ちゃんが言う?」
杏「むっ・・・」
ひなた「それで、お前らはいったい何者なんだー!」
花「あっ・・・」
みやこ「そういえば・・・」
智絵里「えっと・・・」
かな子「私達は・・・」
ひなた「えーでも、そいつが妹だってことはわかるぞ!」ビシッ
杏「・・・あ?」
ひなた「だって他の2人よりちっちゃいからな!」
杏「・・・・・」
智絵里「あ、あの~」
ひなた「ん?」
かな子「その子、私達と同い年なんだけど・・・」
ひなた「え?」
ひなた「うそ!?だってわたしらよりちっちゃいじゃん!」
杏「悪かったね、そういう大人だっているのだよ」
花「確かに、働いたら負けなんてTシャツ、子供のセンスで着られるようなもんじゃありません」
杏「いや、あんたのも相当だよ、なにそれ?」
花「ひげろーです」
乃愛「う~ん・・・」
みやこ「どうしたの乃愛ちゃん?」
乃愛「あの3人どっかで見たことあるんだよね~」
かな子「え」
智絵里「あ・・・」
乃愛「どこだったかな~」
花「そんなことより早くお菓子を、もう待ちきれません!」
みやこ「あ、はい・・・」
かな子「そ、そうだね・・・」
みやこ「じゃあ私らもう少しお菓子作ってくるから」
かな子「待っててね~」
ひなた・乃愛「はーい!」
杏・智絵里「はーい」
かな子「さて、何から・・・」
花「・・・・・」ジー
かな子「ど、どうしたのかな?」
花「いえ、ただ見てるだけです、お気になさらず」
かな子「そ、そう・・・」
みやこ「・・・・・」
かな子「・・・・・」
花「・・・・・」ダラダラ
かな子(またすごいよだれ出てる・・・)
~一方その頃~
ひなた「みゃー姉のお菓子は美味しいからな!楽しみに待ってろよ!」
智絵里「うふふ、ひなたちゃんはお姉さんが大好きなんだね」
ひなた「そりゃもう・・・みゃー姉の事は宇宙一大好きだ!」
智絵里「そ、そこまでなんだ・・・」
杏「ふああ・・・少し寝てるからお菓子来たら起こしてね」
乃愛「ええ・・」
杏「ぐーぐー」
乃愛「なんかちっちゃいミャーさんみたい・・・」
かな子「お待たせ!」
みやこ「お菓子できたよ~」
杏「・・・ふえ?」
ひなた「待ってたぞ!」
花「早く並べてください!もう待ちきれません!」ジュルリ
乃愛「うーん・・・」
智絵里「どうしたの?」
乃愛「あのお姉さんも、ミャーさんに似てるなって」
かな子「そ、そうかな・・・」
乃愛「体型もそっくりだし」
花「お菓子も美味しいですし」モグモグ
杏「またもう食べてる・・・」
みやこ「わ、私こんなに可愛くないし・・・」
かな子「いや、そんなことありませんよ」
みやこ「そ、そう///」
乃愛「まぁミャーさん黙ってれば美人だし」
杏「黙ってるというかそもそもあんま人と話さないでしょ」
みやこ「うっ・・・当たってる」
花「しかしこっちのお姉さんのお菓子も美味しいですね」モグモグ
ひなた「何言ってんだ!みゃー姉のお菓子の方が100倍美味いぞ!」モグモグ
乃愛「こらこら2人とも、そんなに食べたら太っちゃうよ~」
かな子「大丈夫だよ、美味しいから」
花「その通りです」
乃愛「意味がわからない・・・」
智絵里「あ、でもそろそろ帰らないと・・・」
かな子「あ、そっか」
杏「めんどくさいなー」
ひなた「じゃあウチとまるか!?皆でお風呂入ろう」
杏「いやそりゃちょっと・・・流石に悪いよ」
ひなた「そっか・・・残念だ」
かな子「それじゃ、お世話になりました」
みやこ「いえいえ、こちらこそ」
智絵里「ま、また会おうね・・・」
杏「ばいばーい」
花「またシュークリーム食べさせてくださいね」
杏「って、結局食ったんかい」
智絵里「うん、私のをあげたんだ・・・」
バタン
みやこ「行っちゃったね」
ひなた「また会えるといいなー」
花「そしてまたお菓子を・・・」ジュルリ
乃愛「うーん・・・」
~数日後~
ドタバタ
乃愛「たいへんだー!!!」
みやこ「ふえっ!?」
ひなた「どうしたノアー?」
花「そんな血相変えて・・・何かあった?」
乃愛「あの人達・・・アイドルだった」
みやこ「え?」
ひなた「ほんとかー?」
花「まさか・・・働いたら負けTシャツ着てるアイドルなんて・・・」
乃愛「ホントだって!ホラ!」
花「CD?キャンディアイランド?美味しそうな名前だね」
ひなた「でもこれあいつらだぞー!」
乃愛「でしょ?」
みやこ「わ、私ってばアイドル様とあんなに会話を・・・あわわ」ガクガクブルブル
ひなた「みゃー姉しっかりしろー!」
花「だからあんなにお菓子美味しかったんだ」
乃愛「それは関係ないんじゃ・・・」
花「また・・・会いたいな」
~おわり~
これで終わりです
デレマスクロスはあと一本位書きたいな・・・と思っております
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