みやこ「私と天使が入れ替わった!!」 (56)
みやこ「はぁ…はぁ…良いよぉ…花ちゃん!!」ハァ ハァ
花「…………」
花「…もう帰って良いですか」
みやこ「もう一着!もぉう一着だけ!!」
花「…はぁ……」
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みやこ「今日もアルバムが潤った」
みやこ「あ~…やっぱり可愛いなぁ花ちゃん……」ペラッ
みやこ「あんなに可愛かったら人生毎日明るくて楽しそうだよなぁ~…」
みやこ「はぁ……花ちゃんになりたい……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジリリリリリリリ…
「んん……ふああぁ……あれ………私昨日目覚ましなんてかけてたっけ………しかもこんな早い時間に……」
「……へ……えっ!?こ…ここ…私の部屋じゃない…!?」バサァッ
「ん゛ん…あっ…あーっ……なんか声もおかしい……っていうか…
さっきから視界に入ってくるこの黒くて長い髪って……私の…??」
「身体もなんか違和感あるし……私まだ夢でも見てるのかな……明晰夢ってやつ……?」
春香『花ちゃ~ん!?朝ごはん出来ましたよ~!』
「…あれ…?今の声って確か……花ちゃんのお母さん…?何で下の階から……」
「うわっとっと……やっぱ気のせいなんかじゃない……身体めっちゃ縮んでる…!?
しかもこのパジャマ…?の柄って……どう見ても花ちゃんの好きなひげろー…だよね……」
「なんでこんな服…というかパジャマだけじゃなくて布団の柄まで…」
「んん~…訳分かんない……今の私どうなってるの……あっ鏡発見」チラッ
「………」
「えっ……」
「ええええぇえぇえぇええええええ!!!?!?」
花?「は…ははは花ちゃん!?な、なななな……何で!?!!?!?////」
花?(落ち着け私…これは夢……こんな天国…現実に起こる訳ないっ……
私があの花ちゃんになるなんてそんな私にとって都合の良いことが……)
花?「とりあえず深呼吸しよう…スゥ~…ハァ~……」
花?「……腕…柔らかい………」ムニッムニッ
ドタドタドタ
春香「は…花ちゃん!?大丈夫!!?すごい声が聴こえたんだけどっ……!」バタンッ
花?「うあああああすみません!!すみません!!!」ビックゥ
春香「えっ?えぇ…??ほ、本当に大丈夫……?」
花?「ハァ……ハァ……は……花ちゃんのお…お母さん………??///」バックン バックン
花?「…やっぱりここって……いやでもまさかそんな……」ブツブツ
春香「…???」ポカーン
花?「あっ……あのっ……し……信じられないかもしれませんがっ……私っ………」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
春香「…まさか……本当にあのみやこちゃん……なのですか………?」
花(みやこ)「……はい………」
春香「う~ん……分かりました。信じます!花ちゃんがそんな冗談を言うなんて考えられませんからねっ」
春香「それで……みやこちゃん…?なんか実の娘に他人行儀になられるのってすごく複雑な気分になりますね
何かこうなった原因…心当たりなどはありますか?」
花(みやこ)(原因と言えば昨日の夜に願ったこと以外考えられないよなぁ…
でもこんなこと花ちゃんのお母さんに言えるわけがない!!)
花(みやこ)「す…すみません…私にもさっぱりでして……」
春香「そうですか……不思議なこともあるんですね……」
春香「…あれ…でもそうしたら花ちゃんの精神は一体どこに………」
花(みやこ)「!!!」
花(みやこ)(今私が花ちゃんの身体になってる…ってことは……もしかして……)
プルルルルッ プルルルルッ
春香「あら……ごめんなさい、少し席を外しますね…」ガチャッ
春香「はい、もしもし白咲です」
ひなた『花のお母さん!!?とりあえず花に代わってくれないか!!?』
春香「ひ…ひなたちゃん!?………まぁ、なるほど……分かりました。ではすぐに代わりますね」
春香「みやこちゃん、ひなたちゃんからですよ」
花(みやこ)「ひ…ひなたから!?」
花(みやこ)「…えっと……も……もしもし……?」
ひなた『花!!大変なんだ!!みゃー姉がなんかこう……朝起きた時からおかしいんだ!!
ちょっと来てくれないか!!?』
花(みやこ)「…あ……やっぱり…………分かったすぐ行く」ガチャッ
花(みやこ)「すみませんっ…ちょっと私の家に行ってきますっ!!」
春香「えぇ、気を付けて下さいね」
ーーーーーーーーーーーーーーー
みやこ?「だから!私はお姉さんじゃなくて花!はーなー!!」
ひなた「…朝みゃー姉の部屋に行った時からずっとこうなんだ……みゃー姉?本当にどうしたんだー……」
乃愛「みゃーさん……遂に妄想と現実の区別がつかなくなって自身を花ちゃんだと思い込むように……」
みやこ(花)「やめて、その憐れむような目で私を見るの」
ピンポーン
ひなた「あっ花が来た!」ドタドタ
みやこ(花)「えっ…?」ピクッ
ひなた「待ってたぞ花…」ガチャッ
花(みやこ)「花ちゃああああああああん!!!!!」ドタドタドタ
ひなた「……へっ???」
花(みやこ)「はぁ…はぁ……わ…私だ……私が目の前にいる……」
みやこ(花)「わ……わわわ私が……いやもしかして…お姉さんですか!?」
花(みやこ)「そっちもやっぱり……花ちゃん……だよね……?」
みやこ(花)「どどどどういうことなんですか!!何で私たちっ……」
花(みやこ)「ご…ごめん…私にも全然分からなくて……」
乃愛「ん?んんん??」
ひなた「ふ…二人とも…何の話をしてるんだー…??」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「「ええええええぇぇぇええぇぇ!!?!?」」
乃愛「みゃーさんと花ちゃんが…」
ひなた「入れ替わってるううぅううぅ~~!!!?!?」
乃愛「……なぁんてね、花ちゃん、どれだけお菓子積まれたのかは分からないけど
流石にこんな非現実的すぎる茶番シチュ…付き合わなくて良いよ…」
花(みやこ)「えっと乃愛ちゃん…いくら私でも花ちゃんにこんなシチュ付き合わせないよ……?」
みやこ(花)「私もこんなお姉さんになりきる演技なんて絶対に嫌だし付き合いません」キッパリ
花(みやこ)「ウッ…」グサッ
乃愛「えっ…ガチなの…?本当にガチガチのガチで入れ替わってるの…?」
みやこ(花)「だからさっきからそう言ってるじゃん……ハァ……」
ひなた「なんで花となんだああぁみゃー姉ええぇぇ~!なんで私とじゃないんだああぁぁ~」
花(みやこ)「い、いや私も入れ替わろうとして入れ替わった訳じゃないから!」
みやこ(花)「……本当ですか……こんな状況…都合のよすぎる入れ替わり……」ジトーッ
花(みやこ)「ヒイッ…!そ、そそそんな入れ替わり能力なんてどこぞのギニ〇ー隊長じゃあるまいし……」
花(みやこ)(私に睨まれるの怖っ……迫力がヤバい……)ブルブル
みやこ(花)「…まあ私はお菓子さえ食べられれば身体なんてどうでもいいけど……」
乃愛「花ちゃんそれで良いのっ!!?」
花(みやこ)「もっと自分の身体大切にして!!こんなに可愛い身体!!」
みやこ(花)「冗談ですよ…というか私の声でそんな気持ち悪いこと言わないでください…」
花(みやこ)「きもっ…!?」ガーンッ
ひなた「おぉ…乃愛…私なんか頭がおかしくなりそうだ……
私はどっちのみゃー姉をみゃー姉と呼べばいいんだ…?」
乃愛「いつもと立場が完全に逆転していてなんか見ているこっちも面白くなってきた…」
乃愛「ハッ!」
乃愛「ねーねーみゃーさん、折角の機会だし、いつも花ちゃんが着てくれないコスプレとかを
着てみるのはどうかな~…」ニヤニヤ
花(みやこ)「ーっ……!!!!」
みやこ(花)「ちょ!!?乃愛何を言っ…!!」
花(みやこ)「今なら……花ちゃんを……私の意志で……自由に着せ替え放題……!!?」ピシャーン
花(みやこ)(普段の花ちゃん相手には着せられない…露出多めの服とか……着るのに手間取るコスプレとか…
させたい表情やポーズとかも……全部私の思い通り……あんなことや…こんなことまで……)
花(みやこ)「うひ……うひひひ……ジュルリ……」
乃愛「うわぁ……」
みやこ(花)「言っておきますが今の私なら裸で外を出歩くくらいのことはできます、
私の身体じゃないのでどうなろうが知ったこっちゃありません」
花(みやこ)「!!?そ、それだけは!!!お願いそれだけはああああ!!!」
ひなた「そ…そうだぞ花!!!そんなことされたら…みゃー姉が……みゃー姉がああぁ……」
みやこ(花)「あとは…分かりますね?」
花(みやこ)「…ハイ……スミマセンデシタ…」
花(みやこ)(そんな…このままじゃ元の身体の時よりも自由度が……
でもこんな千載一遇のチャンス絶対に逃したくないっ…どうすればっ…)
花(みやこ)(……そうだ!!)ピーン
花(みやこ)「えっと……花ちゃ~ん…?」
みやこ(花)「…何ですか…いくら頼まれてもお菓子を積まれても勝手に撮影会は……」
花(みやこ)「実はね、駅前で一時間食べ放題のスイーツバイキング店が最近オープンしたんだけど……」
みやこ(花)「えっ!!本当ですか!!?……っと…そんなのいつでも行けますがそれがどうしたんですか……」
花(みやこ)「そこがね、16歳未満立ち入り禁止の大人の店なんだよね~……」
みやこ(花)「なっ……!」
花(みやこ)「つまり小学生である花ちゃんの身体では入れない、でも今の私の身体である花ちゃんなら入ることができる」
花(みやこ)「…どうかな?」
みやこ(花)「くっ…うぅ…う………うううぅ~……」ワナワナ
乃愛「めっちゃ迷ってる!!流石みゃーさん、相変わらず汚い!!」
花(みやこ)(あと一押しっ…)
花(みやこ)「あと近場のケーキ屋さんのクーポン券3枚あげる」
みやこ(花)「行きます」ケロッ
乃愛(チョロッ!?)
ひなた「ぅおーう花!!みゃー姉の姿であのスイーツバイキング行くのか!!」
みやこ(花)「今の…お姉さんの身体でしか食べられないっていうから……」
ひなた「ん~…でも確かあの店って余ったやついくつか持ち帰りOKだったはずだぞ
ちょっと前にお母さんが私たち用に持って帰ってきたこともあったし」
みやこ(花)「は?」
花(みやこ)「ちょっひなt」
みやこ(花)「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴコ゛コ゛コ゛コ゛
花(みやこ)(私の姿での無言の圧力怖いっ…)ブルブル
みやこ(花)「…はぁ…もう分かりました!どうせ持ち帰りだけじゃ好きなだけ食べることができないし…」ジトォー
花(みやこ)「ホッ……」
松本「ハァハァ…花ちゃん入りみやこさんのレア顔ゲット!!」パシャッ
花(みやこ)「良いんだよね…!?私のやりたいようにやって全裸徘徊なんてしないよね!?」
みやこ(花)「あくまでそれは最終手段ですから…出来れば私もそんなことしたくない…」
乃愛「ねえちょっと待って今何か変なのがいた気がするんだけど」
松本「みやこさん入り花ちゃんの写真撮影なら私に任せて!!」ビシィッ
ひなた「うおぅ松本ぉ!?」ビクゥ
乃愛「気のせいじゃなかった」
花(みやこ)「って松本さん…!?どうしてここにいるのかは置いといてなんでこっちの事情知って……」
松本「みやこさん在る所に私在り…っていう感じかしらね…」
花(みやこ)「ごめん…ちょっとよく分からない」
松本「撮影会が終わったら花ちゃん入りみやこさんのスイーツバイキングにも引率するわ!
今のみやこさんじゃあそこに入れないし、一人だと心配だしね!」
花(みやこ)「そ…それはありがとう…というよりいつから聞いてたのっ…!?」
みやこ(花)「ま…松本さんと二人きりで…ですか……」
松本「安心して花ちゃん、私がいるからには100人力よ」
みやこ(花)(安心できる要素がないっ…)
松本(はぁ…はぁ…花ちゃん入りみやこさんの普段のみやこさんとのギャップ萌え…
最高……ふふ…ふふふふふ!!!)
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今日の夜まで一時投稿停止します
再開します。
花(みやこ)「松本さん!!この角度からお願い!!」
松本「分かったわ!こうね!」パシャッ パシャッ
ひなた「みゃー姉ー!!着替え終わったぞー!!」
花(みやこ)「ひなたはこのポーズでこう…背中合わせでっ……あぁひなたと同じ高さの目線なんて新鮮!!」
ひなた「こうかー!?」
松本「そぅれ!!」パシャシャシャッ
花(みやこ)「あはぁー!!!最高天使!マジ天使!!」
松本「みやこさんも十ニ分に天使よ!!」バーンッ
ひなた「当然だ!!外見は花でも中身はみゃー姉だからな!!」ババーンッ
みやこ(花)「……ねえ乃愛……私はさっきから一体何を見せられてるの……」シンダメ
乃愛「あは…あはははは…みゃーさんいつも以上にテンションが高いね~…若干引くレベルには……」
みやこ(花)「あぁもう私のキャラが……壊されていく……」
乃愛「花ちゃんそういうの気にするタイプなんだね」
みやこ(花)「元はと言えば乃愛の軽率な発言の所為でしょ……どう責任取るの……」
乃愛「そ…それはごめん、私もみゃーさん達がここまでノリノリになるとは思わなかった…」
花(みやこ)「はぁっ…!はぁっ…じゃ、じゃあ次はこのへそ出し…
いやこのバニーやシースルーも捨てがたいっっ……」
乃愛「うわ…本当にどんどん過激になっていく……っていうかどんだけ作ってんのあの人……」
ひなた「みゃー姉ー!この服?はどうだー!!」
花(みやこ)「それ服じゃなくて水g…あああぁでもそれも良いなぁああ!!」
花(みやこ)「ぐへ……ぐへへ………幸せ………」ニタァ
みやこ(花)「……………」
乃愛「ねえ…花ちゃん……大丈夫?みゃーさん本当にやりたい放題してるけど……」チラッ
みやこ(花)「……これもスイーツバイキングの為……お菓子の為……」ブツブツ
乃愛「私時折花ちゃんのお菓子への執着に恐怖を感じることがあるよ」
花(みやこ)「…はぁ~…もう私死んでも良い……」ウットリ
みやこ(花)「それは良かったですね」
花(みやこ)「…ハッ!!」
花(みやこ)「い、は…花ちゃん……さっきまでの私はその……あの…ね…」オロオロ
みやこ(花)「今更取り繕ったって遅いですし別にもうどうでもいいです」
花(みやこ)「ああぁ~花ちゃん~…ごめんねぇ~~!!」
花(みやこ)「で…でもお願いっ……あと……あと10着だけ……!!!」
乃愛「全然妥協した数じゃない件」
みやこ(花)「っていうかこんなの見せられるこっちの身にもなって……」
花(みやこ)「う…うん……そうだよね……確かに私も目の前で私の身体がノリノリでコスプレ楽しんでるの見るのキツイかも……」
松本「みやこさんが……あのみやこさんがノリノリでコスプレをっ……ゴクリ…」
花(みやこ)「じゃあ……はい!先に行ってていいよ!」ドサッ
みやこ(花)「…えっ!?サイフ丸ごと…!?」
花(みやこ)「年齢制限がある分身分証明も求められる可能性があるし…
何よりも私…花ちゃんのこと信じてるから……松本さんも私のお金で楽しんできてね」
松本「みやこさんからのおごりっ…!!この厚意一生胸に刻むわ!!」
みやこ(花)「お姉さん……」
みやこ(花)「良いこと言ってる風になってますがさっきまで私の身体で好き勝手やってた
気持ち悪いお姉さんの姿忘れませんからね」
花(みやこ)「うっ…それは忘れてくれると嬉しいな~…って…」
みやこ(花)「では早速行きましょう松本さん!!!スイーツバイキングが待ってます!!」バッ
松本「あああぁ子供のようにはしゃぐみやこさん可愛いいい!!ギャップが堪らないいぃ!!」
花(みやこ)「はははは……」
バタンッ!!
花(みやこ)「………」
花(みやこ)「…じゃあ続きやろっか……ひなた~撮影係お願い~」
ひなた「おう!私に任せろ!!」
乃愛「あっ…本当に撮影続行するんだ……」
花(みやこ)「えぇだって……こんな千載一遇のチャンス今後一生ないかもだし……」
乃愛「というかみゃーさん分かってる?いつ戻れるか分かんないんだよね?」
乃愛「今日がたまたま休日だから良かったけど…
戻らなかったらみゃーさん花ちゃんの身体で小学校通うことになるんだよ?」
花(みやこ)「え゛っ」
乃愛「え゛っって…まさか本当に考えて無かったの!?」
ひなた「みゃー姉が…同級生……っっ!!?」キラキラ
花(みやこ)「あっ…あああどどどどうしよう!!?私花ちゃんの振りして小学校なんて通えないよっ!!!?」
乃愛「でしょ?みゃーさんは入れ替わった原因について本当に心当たり無いの?」
花(みやこ)「な…なくは無いけど……昨日寝る前に花ちゃんになってみたいって思ったくらいで…」
乃愛「それじゃん」
花(みやこ)「デスヨネー」
乃愛「…とりあえず原理は分かんないけど今のこの状況はみゃーさんの願望が叶っている形なんだよね?」
花(みやこ)「う、うん」
乃愛「私の考えだとみゃーさんが花ちゃんになってやりたい事とかをやり尽くしてみると自然に元に戻るかもよ?」
花(みやこ)「…花ちゃんになってやりたいこと…かぁ……写真撮影…は今やったし……」
乃愛「じゃあちょっと別の視点から考えてみるって言うのはどう?例えば…
みゃーさんって私たちと同い年になってやりたかった事とか何かある?」
花(みやこ)「!!…あっそっか……今は私が花ちゃんだからひなたとか乃愛ちゃん達と同い年にもなるか…」
花(みやこ)「…なんか不思議な感じ…」
花(みやこ)「う~ん……記憶を残したまま小学校時代に戻りたいとは何回か思った事あるけど
具体的に戻って何がしたいかと聞かれるとそういえばパッと思いつかないかも…」
乃愛「違う違う、みゃーさんが小学校時代に戻るんじゃなくて、同い年になった私たちとしたいこと!」
花(みやこ)「うえぇ!?…ど…どうだろう…同い年の友達っていた覚えが無いからあんまり想像できない……ウッ」
乃愛「自分で言って自分でダメージ受けないの」
ひなた「そっかー…みゃー姉が…同い年かーっ……」
ひなた「私…みゃー姉と思いっきり遊びたいぞ!!」バーンッ
「「えっ?」」
花(みやこ)「ひなたいつも遊んでるじゃない…?」
ひなた「違う!!私はみゃー姉と"思いっきり"遊びたいんだ!!」
花(みやこ)「???」
乃愛「…なるほどね~…つまりひなたちゃんが言いたいのはみゃーさんとは姉妹という関係として
一方が接待するような遊びじゃなくて対等な…同い年の子供としてお互い遠慮なく全力で遊びたい…ってことだね!」
ひなた「よく分からんが多分そういう事だ!!」
花(みやこ)「前々から思ってたんだけど乃愛ちゃんって本当に小学生??」
花(みやこ)「でも同い年での遠慮ない遊びって言われても…イマイチピンとこないっていうか……」
ひなた「…うううみゃー姉!!鬼ごっこしよう!!」
花(みやこ)「えぇ!?無理無理!!走るのなんて絶対無理!」
乃愛「あぁ~…そういえばみゃーさん外で遊ぶイメージ全くないね~…
確かに元のみゃーさんだったら無理かもしれないけど今は花ちゃんの身体でしょ?
試したら体動かすの意外と楽しいかもよ?」
花(みやこ)「それはそうかもだけど…私自身はもう何年もまともに走ったことないし……」
ひなた「みゃー姉…やりたくないのか……?」ウルウル
花(みやこ)「うっ……や……やりたくないわけでは……ないけど……」
乃愛「じゃあ決まりね!!最初みゃーさんが鬼!!」
花(みやこ)「えぇ!そんな急に!!」
乃愛「に~げろ~♪」ダッ
ひなた「うおおおおおおお!!!」ダッ
花(みやこ)「ま…待っ……!!」ダッ
花(みやこ)(あれ…思ったよりも……身体が軽いっ…??)
花(みやこ)(なんかどこまでも走っていけそうな……花ちゃんの身体凄い!)
ーーーーー
花(みやこ)「ハァ…ハァ……タッチ!!」
ひなた「うあああああ捕まったあああああああ!!!!」
花(みやこ)「ひなた……やっと捕まえた………ハァ……ハァ……」
乃愛「ひなたちゃん鬼~!!」
ひなた「くっそおお!待てーー!!!!」ダッ
乃愛「うわっ早!!?」
花(みやこ)(……何か……楽しいかも……)ダッ
ひなた「つっ……かまえたああああ!!」
花(みやこ)(そっか…私………)
乃愛「きゃああああっっ♪」
花(みやこ)(今まで全力で競ったり遊んだりする友達とかいなかったから
無意識のうちにこういう友達を求めていたのかもしれない…)
花(みやこ)(同年代の友達って…良いなぁ……)
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
再び離脱します。
みやこ(花)「ゼェ……ゼェ……オ゙エッ………」
松本「だ…大丈夫みや……花ちゃん?」
みやこ(花)「ゼハァ……ゼハァ……お゛…お姉ざんの身体だってごとわずれてはしゃぎすぎました……
ヴッ…きぼちわるい……」
みやこ(花)「ハァ…ハァ……ちょっと走ったり…ハァ…しただけなのに……身体は重いし……脇腹も痛ぐて……ぐるしい……」
松本「バイキングは逃げないわ、ちょっとそこのベンチで休憩しましょう!」
みやこ(花)「…はい………」
?「……ねえ…あそこで座ってるのって……」
?「…本当だ!でも何でここに…それに………」
松本「…あら…?あそこにいる子……」
小依「やっぱり!ひなたちゃんのお姉さんだ!」
夏音「こんにちはおねぇさん」
みやこ(花)「ん゛ん゛っ!」ピクッ
夏音「あとそちらのお姉さんは………」
松本「松本香子よ、あなた達は…確かひなたちゃんの友達の…小依ちゃんと夏音ちゃん…よね?」
小依「はい!実はこの後ひなたちゃんの家に遊びに行こうと思っていたところなんです!」
夏音「それよりもおねぇさん…どこか調子悪いのですか…?顔色が優れないようですが……」
みやこ(花)「………」ダラダラ
松本「……あっ!」
松本「あ、あのね!ついさっきまでみやこさんと一緒に人の多い所にいたから……
ちょっと今喋る気力も無いらしいの!」アセアセ
みやこ(花)「…!」コクッコクッ
小依「人の多い所?」
松本「え、えぇ!私が付きっきりで診てるから心配しなくて大丈夫よ!」
夏音「そうですか…今日おねぇさんにお菓子作り教わりたかったのですが無理はさせられないですよね…」ゴソゴソ
夏音「おねぇさんこれお水です。これで少しでも体調良くなれば嬉しいです!」スッ
みやこ(花)「あっ……ありがとう………」
夏音「突然おしかけてしまい失礼しました。体調悪そうなおねぇさんが心配だったので…」
小依「また今度お菓子作り教えてください!!」
みやこ(花)「あっ……うん………」
みやこ(花)「………」
みやこ(花)「はぁ~……松本さん…何というかその……ありがとうございました」
松本「気にしないで!…そう言えばあの子たちには別に隠す必要なかったかもしれないわね……
この後みやこさんの家に遊びに行くって言ってたし……」
みやこ(花)「あ゛っ」
みやこ(花)(あ…あぁあの中身お姉さんな私の気持ち悪い行動や言動があの二人にも見られて……)ワナワナ
みやこ(花)(どうか……どうか普通でいてくれます様にっ…!!)
ーーーーーーーーーー
駅前
松本「着いたわ!ここが最近新しくできたスイーツバイキング店よ!」
みやこ(花)「ここが……あのっ………」キラキラ
ワイワイ… ガヤガヤ……
みやこ(花)「すごい人の量ですね…やっぱりそれだけ美味しいってことでしょうか…!!」ワクワク
松本「花ちゃん、みやこさんの財布から学生証貸してくれる?」
みやこ(花)「あっ…はい!えぇ~っと……」ゴソゴソ
松本(普段のみやこさんだったら絶対に来ないであろうこのお店で…中身は違くても
みやこさんと一緒に来れる日が来るなんてっ…!)ハァー…ハァ…
松本(…駄目よ浮気は!私はみやこさんの心も身体も全部含めて大好きなのだから!
このみやこさんは花ちゃん……平静になるのよ……)ハァー…ハァ…
みやこ(花)「まっ…松本さん!!?ここにあるもの全部食べても良いんですか!!?」キラキラ
松本「!!」キュン キュン
松本「えぇ勿論よ!何せここはバイキングですもの!!」
みやこ(花)「うわああああぁぁ………」パアァーッ
松本(…そうよ…私が間違ってたわ…例え中身が花ちゃんでも身体は正真正銘みやこさん本人なのだし
そう思えば実質半分みやこさんみたいなものじゃない……)
松本(だから全く浮気なんかじゃないわ!!!こんなまたとない機会…逃すわけにはっ…)カチャッ カチャッ
松本(ふふふ……遂にこの小型カメラ内臓の改造バックを使う時が来たわね……)
みやこ(花)「?松本さん何やってるんですか!!?早く入りましょう!!」
松本「え、えぇすぐ行くわ!!」
みやこ(花)「~~♪」ワクワク
松本(あぁもうみやこさんの純粋にワクワクした表情可愛すぎてヤバイ尊い
子供のように無邪気なレアみやこさん存在自体がマジリアル天使)
松本(店内撮影禁止だから隠れてこっそり撮ることしかできないのが悔まれるわね…)
ドサッ
みやこ(花)「これ……全部…松本さん!!早く!早く!!…ジュルリ」
松本(涎を我慢しながら今か今かと私を待つ…子犬だったら尻尾振っているであろう待望の眼差し…
普段のみやこさんだったら絶対しない様な佇まい…あぁ…もうずっと見ていたい……女神様……)
松本「待たせたわね花ちゃん、じゃあ早速頂きましょうか!」
みやこ(花)「はい!!いただきます!」パクッ
みやこ(花)「ふあぁぁぁ~…おいひいいぃ~……」ホワァ
松本「はうあっ!」ズキューン
みやこ(花)「…?どうはしはんでふか?」モゴモゴ
松本「い……いえ……な……何でも……何でもないわ………」プルプル
松本(私……もう死んでもいい………)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
花(みやこ)「はぁ…はぁ………ふぅ~……」ハァ-ッ…ハァ-ッ…
乃愛「はぁ……はぁ……ひなたちゃん元気すぎ……」
ひなた「みゃ……みゃー姉!鬼ごっこ…どうだった!!?」
乃愛「ね…?どう…?やってみたら案外楽しかったんじゃない…?」
花(みやこ)「…うん…、お……思っていた以上に…いやすごく楽しかった……かな……?」
ひなた「いよっしゃああああああああぁぁぁ!!!!」
乃愛「やっぱり…みゃーさん鬼ごっこしてる時顔がすごくイキイキしてたもん」
花(みやこ)「うぇ?…そ、そんなに顔に出てたかなぁ…!?」
乃愛「うん、普段の花ちゃんじゃ絶対に見せないような表情だった」
花(みやこ)「そ…それは……花ちゃんの身体…すごく軽くて…よく動いて……
なんか楽しくなってきちゃって……」
花(みやこ)「何よりもその……遊びにこんなに全力になれたのが初めてだったから……」
ひなた「私もすっごく楽しかったぞ!!!」
乃愛「ふふ~ん…どう?元の身体でも体動かしたくなったでしょ?」
花(みやこ)「そ…それはどうかな~……」
小依「…あれ?ひなたちゃん達??」
夏音「今日はみんな外で遊んでたんだね~」
ひなた「おぉ!夏音!小依!!」
「「!?」」
ひなた「奇遇だなー!今日はどこか行くのか!?」
夏音「えっあれ?この前ひなたちゃんが今度の休日に遊ぼうって……」
ひなた「………あっ」
ひなた「わ、わわ忘れてた!!!!ごめん!!!」
小依「ふふ~ん…ひなたちゃんはドジっ子ね!!」
花(みやこ)「………」タラァ…
花(みやこ)「ちょちょちょっとぉ!?二人が遊びに来るなんて聞いてないんだけどぉ!?」ヒソヒソ
乃愛「ごめん…私も正直入れ替わりのインパクトが強すぎて完全に忘れてた……」ヒソヒソ
花(みやこ)「ど……どどどどうしようっっ!!」
乃愛「わ…私が何とかフォローするから…みゃーさんはとりあえず基本的には無言でいて!
必要な時だけ全力で成りきって!」ヒソヒソ
花(みやこ)「わ…分かった…ありがとうっ……」ヒソヒソ
小依「…あっ!そう言えばさっきひなたちゃんのお姉さんに会ってね!」
花(みやこ)「!!」
乃愛「えっ…ど、どこで!!?」
小依「たまに遊んでる公園の近くよ!!」
夏音「う~ん…そこのベンチに松本さんと座ってたんだけど…
…おねぇさん顔も真っ白でお腹も抑えててすごく具合悪そうだったから…」
花(みやこ)「えぇ!!?花ちゃんが体調不良!!?!?」
夏音「えっ」
小依「は……はな……ちゃん…?」
花(みやこ)「あっ……」
乃愛(みゃーさんのアホォ!!!)ゲシッ
離脱します。恐らくあと半分程です。
このSSまとめへのコメント
途中で止まってるの残念
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