【モバマス】時子「LEVEL.1」 (26)

金色のガッシュ!!(漫画版)×モバマスSSです

短いです

時子「……」ペラッ…

ちひろ「……ね、ねぇ時子さん?」カタカタ…

時子「何」

ちひろ「お茶飲「要らない」

ちひろ「……はい」カタカタ…

ちひろ「……」カタ…

ちひろ(気ッッッ不味い……ッ!)

ちひろ(こういう時どうすればいいんですか?! 私まだ入社二年目ですよ?!)カタカタ…

ちひろ(そりゃPさんは新人ですけど! でも私だって大差ないですからね?!)カタカタ…

ちひろ(って言うか! あの人有能だからもう教えることないんですけどね! 悔しいよぉぉぉぉぉぉぉ)カタカタカタ…

時子「ちひろ」

ちひろ「ひゃっ、ひゃいぃ?!」ビクゥ!

時子「惰性でうだうだやらないで休憩を挟みなさい。自己管理の出来ない子は嫌いよ」ペラッ

ちひろ「え、あ、すみません外の空気吸ってきますっ!」

ガチャバタンッ!

時子「……チッ」

時子「参考書も飽きたわね……」パタム

時子「……ふん、この際退屈しのぎになるなら何でもいいわ」スック

時子「本棚は――少女漫画、詩集、ファッション誌……」

時子「ハァ、まったく……テレビ、は流石に無益だし」

時子「くだらない」スタスタ

時子「あとは資料棚くらいかしら?」ガラッ

時子「チッ、ここもスカスカじゃない……」

時子「……ん」

時子「何、この本……一瞬光ったような……?」スッ

時子(表紙と裏表紙は全面緑色、題名はなし)

時子(随分なセンスのようね)ペラッ

時子「……」

時子「へぇ、楽しめそうじゃない」

時子(ロールシャッハテストのような文字の羅列がどうして『第一の術』なんて読めるのか)

時子(退屈しのぎには丁度いいわ)

ちひろ「すみません、留守にしてしまって……」ガチャッ

ちひろ「電話とか来客とかありませんでしたか?」

時子「アァン?」ゴォッ

時子「仕事を同僚へ勝手に丸投げして『どうでしたか』とはどういう了見よ、ねぇ」

ちひろ「ひぃっ! ごめんなさいごめんなさい!」

時子「……まぁいいわ」

ちひろ「へ」ポカン

時子「ふん、お似合いの顔つきね」

時子「ところでちひろ、この本はアンタのかしら?」

ちひろ「……い、いえ。色は好みですけど」

時子「アンタの好みはどうでもいいわよ」

時子(見慣れた英単語は和訳しなくても理解出来る)

時子(それと同じで、知らずのうちにこれをどこかで見たのかも知れない)

時子(家に帰って私物の本と照合すれば判る話。単純ね)

時子(……チッ。大きいから嵩張る……むぅ)ギュム

時子(ん、と。これで明日まで暇潰しには困らないわね)

ガチャッ

美穂「た、ただいま戻りましたぁ」

ちひろ「お帰りなさい、美穂ちゃん」ニコッ

時子「いいから仕事しなさい」

ちひろ「はぅ……」カタカタ…

美穂「こっ、こんにちは」

時子「」ギロッ

美穂「ひぃっ!」ビクゥ!

時子(……くだらない)

モバP(以下P)「ほら、もう着いたぞ。諦めろ」

乃々「無理無理無理無理むぅーりぃー……!」ジタバタ

乃々「もっ、もう帰りたいんですけどぉ……!」

P「それはダメだ。ご両親から頼まれてる」

乃々「むぇー……」

時子「くだらない」ボソリ

ちひろ「あら、みんな揃いましたね」

時子「アァン?」ォォン…

全員『!』ビクゥ!

時子「先ずちひろ、揃うのは当たり前でしょう。予定くらい無い頭でも覚えなさい」

ちひろ「返す言葉もございません……」

時子「次にそこのぐるぐる、家畜から下僕になりたいなら四の五の言わずに働きなさい」

乃々「ぐ、ぐるぐるって……」

時子「鞭」ボソッ

乃々「ひゃい」ビクビク

時子「それと美穂、そろそろまともに話しなさい」

美穂「きっ、緊張して……」

時子「……」ズイッ

美穂「」フイッ

時子「目を逸らすな」ゴォッ

美穂「ごごごごめんなさい!」

P「で、オレは?」

時子「レッスン行くわよ、付いて来なさいぐるぐる」

乃々「うぅ……解りましたけど……」トテトテ…

パタン…

P「……」ショボン

P「はい、これ例の企画書です」

ちひろ「早っ……こほん、確かに受け取りました」ニコッ

ちひろ「Pさんはこの後何するんですか?」

P「今日の分は終わったのでちひろさんの手伝いですね」

美穂「あ、あの」

P「ん?」

美穂「わっ、私、帰るので、送ってもらえたらなぁ、って……その……だ、ダメですか?」

P「……」チラッ

ちひろ「あまり遅くならないなら」

P「よし、じゃあ行こうか」

美穂「は、はいっ///」パァッ

パタン…

ちひろ「ふふ、信頼関係も順調ね」

ちひろ「……」

ちひろ(このところ野犬が出るのは確かだけど……)

ちひろ「……一緒にいるための口実、よね」

ちひろ(ニブさまで人間離れしなくても……)ハァ

美穂「え、と、質問して、いいですか?」テクテク

P「オレが答えられるものならいいぞ」

美穂「えっと……じゃあ、どうして最近犬を見かけるって話が出るんでしょう?」

P「さあ、どこかに棲んでるんじゃないか?」

美穂「だとしたらその……ほ、保健所、とか」

美穂「住民の意見で多勢になれば動くかなぁ、って」テクテク

P「――そうか、確かに妙だな」

P「ならこんなのはどうだ? 『その犬が強過ぎる』」

美穂「ええっ?! う、うーん、でもそうかも……」

美穂「実はついこの前も子犬を見かけたんです」テクテク

美穂「事務所の中まで入ってきてたので警備員さんにお願いして……」

P「オレがいない間にそんなことにまで……」

美穂「子犬がいる、ってことは殖えて――」

P「……」ウーム

美穂「プロデューサーさん?」

P「ん、ああ。これからも一緒にいないとな、ってさ」ナデナデ

美穂「え、えへへー……///」

P「――さ、駅に着いたぞ」

時子「チッ……」スタスタ

犬「」トコトコ

時子(うざったい……)イライラ

時子(こんなことなら乃々にもう少し付き合ってやるんだったわ)

時子(しかも距離を保ったまま離れないし)

犬「」トコトコ

時子(何考えてるのかしらこの駄犬は)イライラ

時子(ヒールで蹴り飛ばせば――いや、それは私の靴も経歴も汚れるわね)

時子「こんなにも蹴り潰したいのに」ズオォォオォォォ…

犬「!」ビクッ

時子「……アァン?」ギロッ

犬「ク、クゥーン」

時子「…………」

犬「」ダッ

時子「……ふん」スタスタ…

スタスタ…

犬「……」ジー

犬「」トコトコ

時子(――概論。これも違う)パサッ

時子(凡例集……資料集……期待出来ないわね)パサッ

時子(ネットの検索履歴……閲覧したHPの壁紙……)カチカチ

時子「……」

時子「ふふ……ふふふ……エックセレント!」

時子「素晴らしいわ、何をしても正体が掴めない! 読めるのは『第一の術』のみ!」

時子(アイドルなんてしなくても何週間かは暇が潰れそうねっ♪)

時子「くっくっく……アーッハッハッハッハ!」ハイライトオン

時子(気分がいいしシャンパンでも空けようかしらっ♪)ガチャ

時子「~~♪」

ピンポーン

時子「……」ハイライトオフ

スタスタ…バンッ!

時子「私の家のインターホンを押した珍獣はどこのどいつだ」

時子「さっさと出て来いヘナチン野郎がァ!」

ピンポピンポピンポーン

犬「わふ?」

時子「」ブチッ

時子(私の調教はどうやら失敗したらしい)

時子(あの夜、足の爪に肉が挟まる程に蹴り潰したあの犬は)

犬「」トコトコ

時子(一週間経っても未だに着いてくる……っ)イライラ

時子(いかに忠実でも無能な下僕は嫌いよ)

乃々「」ソローリ

時子「……ぐるぐるゥ」

乃々「ヒッ!」サァッ

時子「アンタ今日も逃げるのかしら?」

時子「ん? 何とか言ってみなさいよ。ねぇ」

乃々「あ、あうあぅ、えっと、ええと、ううぅ……」

乃々「その……もりくぼは、もうアイドル辞めたいんですけど……」

時子「『けど』、何?」

乃々「……きちく」ボソッ

時子「あァ?」ゴォッ

乃々「ヒィィィィィィィィィ!」ピューッ

時子「逃げたわね……だから下僕未満のぐるぐるなのよ」

美穂「こ、こんにちはー……」

時子「……」ギロッ

美穂「あははは……」メソラシ

時子「こっちを見なさい」

美穂「うぅ……あっ、犬っ」

美穂「時子さん、もしかして懐かれちゃったんですか?」

時子「言うことを聞きなさい豚ァ!」

美穂「ごごごごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ

美穂「でも、だってその、困ってらしてるように見えたので……」

時子「あァ? 誰もそんなこと言ってないじゃない。被害妄想が高じて幻聴でも聞こえるようになったのかしら」

美穂「え、じゃあ困ってないんですか?」

時子「……チッ」

美穂「ほらワンちゃん、時子さん困ってるから。ね?」

犬「?」ハッハッハッ

美穂「でも――どうしよう、そのまま追い払っても野良になるだけだし」

犬「っ!」ビクッ!

タッタッタッタッタ…

美穂「あ、あれ?」

P「……おはよう……オレって臭いのかな……」ショボン

時子「……」スタスタ

犬「」トコトコ

時子「……」スタスタ

犬「」トコトコ

時子「……」ピタリ

時子(そう……理解したわ)

時子(この犬、野良に見えて実は飼われている)

時子(この私に何か言いたいどこぞの駄豚がいるのね)

時子「さっさと出て来たらどうかしら?」

犬「……!」

時子「フン……」スタスタ

犬「……」

時子(あら、今ので足を止めるなんて気が利いてるじゃない)スタスタ

時子(――飼い主がいるなら、人気のない所でなら姿を現すかしら)

時子(確か……山のふもとに廃工場があったわね)

時子(レッスンとやらの前にそっちに寄りましょう)スタスタ

スタスタ…

犬「……」

犬「クゥーン」

時子「――ここね」

ギッ…ギィィ…

不良1「あん? 誰だてめえは!」

不良2「ここはオレ達のナワバリだぜ!」

不良女「勝手に入ってくんじゃねーよ!」

時子「あら、ここは猿山だったのね」クスクス

不良2「ンだとおらァ!」

時子「ナワバリって言ったのはあなたじゃない」

不良1「くそっ、ぶっ殺す……!」

パシィン!

不良1「……は?」

不良女「え、それは――鞭?!」

スパァン!

不良女「や、やめ、て……!」

時子「……耳障りね」スタスタ

不良女「イヤっ、イヤァァァァァァァァァ!」

「ドルクッ!」

ルォォオォオオォオォオォオオオォォォ!

ガシャァンッ!

時子「ぐぅ……っ!」ズザ…ッ

不良女「キャアアアアアアアア!」

犬?「ククク…オイ、正義の味方気取りか?」

スタスタ…

男「何でもいいだろ、楽しそうじゃねぇか」クックッ

男「お前も楽しいだろ、ゴフレ?」

ゴフレ「ああ、最高だよ連次……」ニィ…

ゴフレ「お前は臆病で軟弱なオレを『あるべき姿』にしてくれる」

ゴフレ「『傷つけるためのオレ』にしてくれる……いいパートナーだ」

時子(あれは……あの犬? まるで巨大な弾丸……いや……)

時子(そんなことはどうでもいい)ムクリ

連次「おいそこの女。テメーも早く反撃してこいよ」

連次「それとも今の不意討ちに足が竦んだか?」

時子「……それはそこで震えてるメス猿に言ったのよね?」

不良女「」ガタガタガタガタ

時子「あなた、気に入らないわ」

ゴフレ「まあ待て連次。コイツは何も知らないんだ……」

時子「アァ?」

連次「その嗅覚は魔物の気配が判るんじゃなかったのか?」

連次「――あぁ、そうか。それで魔本しかないって言ってきたのか」

ゴフレ「……」ニタリ

連次「おい女、こんな本を持ってないか?」スッ

時子「っ! ……チッ、口には気を付けなさい」スッ

連次「その本はな、『魔物の子に呪文を使わせるための説明書』だ」

連次「そして魔界から人間界に放たれたコイツら魔物達は互いに本を狙い、燃やし合う戦いをしている」

連次「つまりその本は争いを招くってことだ。理解したか?」

時子(……確かに、それならこの犬の戦闘力も理解出来る……)

時子「なら、あなた達はこの本が欲しいのかしら」

ゴフレ「そう、と言いたいが少し違う……」

連次「オレはな、この戦いが面白そうだからコイツと一緒にいるのよ」

連次「テメーがまだ魔物を見つけてねぇなら仕方ねぇ。本には手は出さねぇさ。本にはな」ニヤニヤ

時子(……下卑た視線をくれるじゃない)ギロッ

時子「フン、駄犬の飼い主はとんだチキンだったようね」

連次「……何が言いてぇんだ」

時子「そのままの意味に決まってるじゃない」ヤレヤレ

時子「あなたはこう考えている」

時子「『何故、この女はこんなところに来た?』」

連次「!」ギクッ

時子(……へぇ)

時子「間合いの分からない相手は怖いものねぇ?」

ゴフレ「連次、落ち着け。『臭い』はしない!」

連次「……」タラリ

連次「ご、ゴフレ、帰るぞ」

時子「背を向けるのかしら?」ゴォッ

連次「……っ!」ゾッ

ゴフレ「連次っ!」

連次「……っ、そぉ! ナメんな!」バッ

時子(それでいい……力の過信……自信過剰バイアス……)

連次「ドルクッ!」

時子(『線』の力は脆い)スッ

ゲシッ

ゴフレ「な……っ?!」

不良1「あ、が」ガクガクガクガク

不良1「」バタッ

連次「あの女、他人を足蹴にして盾に……!」

不良2「消えた!」

連次「消え……? ま、待て、あの女はどこだ?!」

ゴフレ「クソッ、あの一瞬で逃げたか……」クンクン

ゴフレ「……!」ゾワッ

ゴフレ「逃げろ連次ィ!」

連次「は?」

シュルッ

連次「ぅぐぇっ?!」

時子「アーッハッハッハッハ! 傑作ね!」ギリギリギリ

連次「この、アマ……いつの間に後ろに……ぃ……!」

時子「アァン? 口を慎みなさい、三下」ギリギリギリ

連次「む、鞭で首絞めは、し、死……っ」ビクンッ

ゴフレ「ヒ……ッ」ガタガタ

時子「私はあの猿に『消えた』と叫ぶよう指示しただけ」ギリギリギリ

時子「その声にも言葉にも興味を抱いたノータリンなのが悪いのよ」

連次「たひゅ、たひゅけ、ひっ」ヒクヒク…

ゴフレ「お、オォッ!」ダッ

時子「……ベルトをしている理由はウエストを絞って見せて男に媚びるためじゃないの」シュルッ

時子「躾るため、よっ!」バシィッ!

ゴフレ「キャインッ!」

スパァン! スパァン! スパァン! スパァン! スパァン! スパァン!

スパァン! スパァン! スパァン! スパァン! スパァン! スパァン!

ゴフレ「」ヒクヒク…

連次「お、俺のゴフレの装甲が……ズタズタに……」ヘタリ

時子「所詮は皮膚だもの。股にぶら下がっているその粗末なモノを踏み潰すのと同じことよ」

不良達「ひ、ヒィィィィィィィッ!」スタコラ

時子「……猿が逃げたわね……まぁいいわ。この犬の方が退屈しのぎになりそうだもの」グリグリ

ゴフレ「」ビクンビクン

連次「やめろ……やめてくれ……!」

時子「口のきき方がなってないようね」パシィン!

時子「でも、今の私はとても機嫌がいい」

時子「教育してあげるわ……魔界についてもっと情報を吐きなさい」

連次「」サァッ

prrr…pi

時子「……何」

P『やっと繋がった……時子、お前今どこにいるんだ?』

時子「アンタも教育が必要そうね。下僕の分際で名前を気安く呼ばないで」ォォン…

P『電話越しでも分かる不穏な空気はやめろ』

時子「チッ……廃工場よ」

P『五分で行く』

時子「……残念ね」pi

連次「ごめんなさい……許して下さい……これ以上は本当に何も知らないんです……!」

連次「い、いっそころ、殺して……! ごろじで下ざいぃ……!」ポロポロ

時子「大袈裟ね。駄目よ、私が困るもの」

連次「せ、せめてゴフレだけでも……!」

時子「誰かさんがライターを持ってなかったものね」

時子「さ、これで二桁回目。口を開けなさい」

連次「……! もう、もうホースはっ、水はっ!」

時子「鞭」ボソッ

連次「あ、あぁぁぁ……!」

ジャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……

キキィーッ!

P「時子っ!」バンッ!

時子「二分遅刻よ」ガチャリ

P「すまない……で、この惨状は何なんだ? 下水管でも破裂したのか?」

時子「水風船よ」パタム

P「?」ハテナ

時子「膨らませて吐き出させて……裂けるまで遊んだだけ」

P「そうか。意外と無邪気なんだな」

時子「アァン?」ォォン…

P「だからそれをやめろと言ってるだろ」

時子「チッ……車を出しなさい」

時子「それと、レッスン場へ行く前にコンビニへ」

P「何の用なんだ?」

時子「ライターを買うのよ」

P「なっ、喫煙してるのか?!」

時子「違うわよ低能」

ブロロロ…

肉塊?「「」」ヒクリ

時子「ここでいいわ、停めなさい」

ブロン…

P「今日はお疲れ。明日からはレッスン遅れるなよ?」

時子「ハッ。それなら私を退屈させないで頂戴」ガチャッ

時子「あの程度なら俗物でも出来るわ」パタンッ

P「考えておく。それじゃ、また明日な」

ブロロロ…

時子「……フン」

時子(……あの後、レッスン場付設のトイレであの男の本は燃やした)

時子(思ったより火付きは良かった。火災報知器が鳴ると面倒だったけどそれもなかった)

時子(『魔物』が相手だからと少し暴力的な躾をしたけど……追って来ることもなかったわね)テクテク

時子(それはアレが弱かったから、なのか)

時子(そしてこの本の存在。魔本、だったかしら)スッ

時子「……また光って……」ペラリ

時子「……!」

魔本「」コォォォォォ…

時子(エクセレント)

時子(まだまだ退屈しないで済みそうね)クックッ

時子「第一の術――『アボロディオ』」

P「くぁ、眠っ。おっと黄信号」

P「事務所帰ったら……で、……、そしたら……」ブツブツ…

P「……凄いな、人間って」ウンザリ

…ィィィィイ!

P「!」ササッ

メシャアッ!

P「おおおおおおおおっ?!」

P「く、車が道路ごと抉れて大破した……まさかオレの呪文か?」

P「魔本は事務所の棚に置いてたからなぁ……パートナーなんて見つけたくなかったし」

P「となるとちひろさんか? いや、もしかすると美穂や乃々かもな」

P「帰ったら確認してみよう」

ザワザワ…

P「……いや、その前に」

婦警「ちょーっといいかなキミ。事によるとシメなきゃいけないんだけど」ニコニコ

P「これ……どう説明しよう……」

続きません

enzaでのご縁でガッシュを思い出したPは私だけじゃない筈

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom