伊織「お腹が空いたわ」 (8)

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伊織「お腹が空いたわ」

765プロダクション

伊織「ただいまー」

小鳥「あら、伊織ちゃん。おかえりなさい」

伊織「ただいま。他のみんなは?」

小鳥「まだ誰も帰ってきて居ないわよ」

伊織「そう。なんだかお腹空いてきちゃった...」

小鳥「今日はグラビアの撮影だったんでしょ?」

伊織「ええ。監督が『海で撮影したい!』って言い出しちゃって、結局海まで行って撮影したのよ」

小鳥「大変だったわね」

伊織「ホントよ!撮影だけならともかく、『泳いでるシーンも欲しい!』って言われて1時間近く泳がされたんだから!」

小鳥「お疲れ様。私、そろそろ亜美ちゃんのお迎え行かないと行けないか
ら、お留守番お願いしても良い?」

伊織「いいわよ。やよいが帰ってくるまで事務所で休むわ」

小鳥「それじゃあ、お願いね」ガチャ

伊織「いってらっしゃい」バタン

伊織「ふぅ......それにしても、私一人だけだと、この事務所もホント静かよね......」

伊織「この前まで誰かしらは事務所に必ず居たけど、最近は売れ始めて皆忙しいのよね......」グウウ

伊織「 」

伊織「お腹減ったわ......」

伊織「留守番頼まれちゃってるから、コンビニにも行けないし......」

伊織「何か冷蔵庫に無いかしら......」ガチャ
冷凍食品のパスタ「やあ」

伊織「これが噂に聞く『冷凍食品』って物ね。」

伊織「まあ、いつもはシェフが作った高級料理しか食べない伊織ちゃんだけど、今回はこれで我慢するわ」

伊織「でもこれ、どうやって作るのかしら......」

伊織「うーん......袋の裏に何か書いてあるけど、霜が硬く張り付いててよく見えないわ......」

伊織「確か、電子レンジで温めれよかったのよね」

伊織「とりあえず、袋ごと温めてみることにしましょう」

伊織「15分ぐらいでいいかしら?スイッチオン!」

伊織「伊織ちゃんだって料理ぐらいできるわ!」

伊織「ふあぁ~。なんだか眠くなってきちゃった...,.」

伊織「温まるまで少しゆっくり......」

伊織「Zzz......」

電子レンジ「 」メラメラ


俺が事務所に戻った時には、もう遅かった。

伊織が睡眠に入った後、すぐに電子レンジで温めていた冷凍食品が発火し、765プロ全体は炎の渦に包まれてしまった......

P「先生!伊織は、伊織はどうなんですか!!」

先生「水瀬さんは......もう......」

P「伊織......いおりぃいいいい!!」

P「この日俺は心に誓った。伊織の代わりに、他のアイドルを必ずトップアイドルにして見せると......」

やよい「冷凍食品袋のまま電子レンジで温めた伊織ちゃんが悪いかなぁーって」

亜美「いくらお嬢様だからって、冷凍食品も調理した事ないって、可笑しすぎっしょ?」

真美「忘れないよ......いおりん......」

END

初投稿です。
さっき、電子レンジで実際に炎が上がってしまったので記念に書きました。
皆さん。冷凍食品を温めるときは気をつけましょう。

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