ガッシュ「では母上殿!公園へ遊びに行ってくるのだ」
華「はーい、いってらっしゃい!気をつけてねー!」
ガッシュ「よぉーし、では行こうぞウマゴン、ティオ!!」
ウマゴン「メルメルメ~!!」
ティオ「誰がいちばん早く公園に着けるか競争よーー!!」タタタタ....
清麿「さて、元気印どもが居なくなったところで。始めようか、恵さん」
恵「よ、よろしくお願いします...」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376139906
金色のガッシュ!と劇場版ドラゴンボールZのクロスSS
ブロリーMAD成分ありなのであしからず
ウマゴン「メルメルメーーーー!!!!」ドドドドド
ガッシュ「ヌアアーー!!待つのだウマゴンーーーっ!!」ダダダダ
ティオ「待てって言われてそうする奴が居るもんですか!」ダダダダ
ウマゴン「メルッ!?」ゴツン
ガッシュ「あっ、ウマゴンが何かに激突したのだ」
ティオ「あれ、人....だよね?」
男「........」ジロリ
ウマゴン「メ、メルメル....」ビクビク
ティオ「ウマゴーン!大丈夫?」テトテト
ガッシュ「ウヌ、私の友達がぶつかってしまってスマナイのだ」
男「........」
ガッシュ「お、お主....とても背が高いのう...」
男「.....」
ティオ「ちょ、ちょっとあんた!さっきからだんまり決め込んじゃって!うんとかすんとか言ったらどーなの!?」プンスカ
ガッシュ「これティオ止すのだ!この者に失礼であろう」
ガッシュ「こーいう時は、まず自分から名乗る!カマキリジョーがそう言っていたのだ」
ウマゴン「メルメル!!」
ガッシュ「我が名はガッシュ・ベル!お主は?」
男「....」
ブロリー「ブロリー、です...」
ガッシュ「ブロリー...。何だかとっても強そうな名前だのう」
ティオ「なぁんだ、普通に喋れるんじゃない。わたしティオ!よろしくねっ」
ウマゴン「メル!メルメルメ~!!」
ガッシュ「この者はウマゴン!乗り心地最高な私の友達なのだ!」
ガッシュ「ところでブロリー、お主はこんなところに突っ立って何をしておるのだ?」
ブロリー「.....親父ぃとはぐれてしょんぼリー、です....」
ガッシュ「親父ぃ....?もしかして、お主自分の父上とはぐれてしまったのか!?」
ブロリー「はい....」
ティオ「ちょ、あんた迷子なの!?わたしたちより大分年上に見えるけど.....」
ガッシュ「そんなこと気にしている場合では無いのだ!早くブロリーの親父殿を見つけなければ!!」
ガッシュ「ティオ、ウマゴン!予定変更なのだ!!『ブロリーの親父殿を探し出す作戦』、決行なのだ!!」
ティオ「そうね、もう二度と会えないなんてなったら洒落にならないもの!」
ウマゴン「メルメル!!」
ブロリー「え....あの...」
ガッシュ「よし、ブロリー!まずは親父殿の似顔絵を描いて欲しいのだ!!」
ブロリー「.....はい」
恵「き、清麿くん....。これ以上は私、もう....」
清麿「何言ってるんだ?頼んできたのは恵さんの方じゃないか」
恵「そ、それはそうだけど......」
清麿「ホラ、分かったら早く手を動かして」
恵「ご、ごめんなさい!私、もう限界....!!何も、考えられない.....!!」
清麿「....分かった」
清麿「勉強会は一旦切り上げようか。根詰め過ぎても良くないし」
恵「ほ、本当にごめんね....?」
清麿「ただでさえ恵さんは頑張り屋なんだから。むしろゆっくりやるくらいがちょうど良いのかもね」
恵(くぅ...。年下の子に勉強を教わる私って....)
清麿「気にすること無いって。俺たち仲間だろ?」
恵「アンサートーカーっていうのは人の心まで読めるのかな?悪用良くない」
清麿「で、気晴らしにと思って外に出てきたものの.....どうしたものかなぁ」
恵「でも、こうやって外を歩いているだけでも結構心が洗われるのよね」
清麿「....ところでずっと気になってたんだけど恵さん。よく色メガネ一つの変装で今までやってこれたよね」
恵「うん、これが意外とどうにかなるの」
清麿「そうなんだ....。ん?何だ、あのオッサン」
パラガス「はぁ、はぁ.....。くそぉ...」
パラガス(ブロリー、一体どこへ行ってしまったというんだ....)
パラガス(地獄で生まれた時空の歪みに飲み込まれ、折角新たな世界に根を下ろすことができたというのに.....)
パラガス(このままではブロリーと二人で仲良く暮らし、伝説の超おとなのおねえさんとじっくり絡みあーう☆俺の計画も、何もかもおしまいだぁ....)
清麿「あのー、ちょっと...」
パラガス「シュワット!?」
清麿「どうなされたんです?何か凄く困っているみたいですけど....」
パラガス「い、いえ!滅相もございません!!」
恵「もしご迷惑でなければ、私たちが相談に乗りますけど....」
パラガス「!?」
パラガス(な、なんと美しいムスメだぁ....!!)
パラガス(ほぉお、ほぉお!?だ、駄目だ!止めろ!俺のムスコ♂それ以上気を高めるなぁ!!!)
恵「あ、あのー....?」
パラガス「宇宙の中で一番環境が整った美しいお嬢さん。このあと俺と夕食でもいかがかな?」ドヤァ
恵「え」
清麿(何だコイツ)
パラガス「よぉく見ろ。地獄へ行ってもこんな優秀なムスコ♂は見られんぞ」ドン
恵「む、息子さん?一体どこに....」キョロキョロ
清麿「」
パラガス(この反応....いいぞぉ!腐☆腐)
パラガス「心配することは無い!あなたも後でじっくり調教して、私のいう事しか聞けぬようにしてやる...」
恵「」ゾワッ
清麿「」
パラガス「...って、そんなこと言ってふざけている場合ではない!お二方、どうか私をお助けください!!」
恵「」ガクガクブルブル
清麿「オイ!あんたが気持ち悪いこと言ったせいで恵さんが小動物のように怯えているじゃねーか!」
パラガス「え゛え゛!?俺がキモイだなどと....そのようなことがあろうはずが御座いません!!」
清麿「やかましいわぁ!!」バキィ
パラガス「DOOR!?」ドサッ
パラガス「かくかくしかじか....という訳だぁ!!」
清麿「なるほど...。はぐれた息子さんを探していると」
恵「かくかくしかじか....。私も今度使ってみようかなぁ」
清麿「そこはいいから。それでえーと....あんたの名前なんて言ったっけ」
パラガス「パラガスで御座います」キリッ
恵(日本人かと思ったけど、外国の人なのかな?)
清麿「よし、パラガスさん。まずはその息子さんのことを教えてくれ。名前は?」
パラガス「ブロリーと申します」
恵「ブロリー、くん...。歳はいくつなんですか?」
パラガス「」
清麿「?」
パラガス「え、えーと.....」
パラガス「三十路で御座います」
恵「」
清麿「」
パラガス「止めろ!そんな目で見るなぁ!!」
清麿「と、とにかく!ここまで聞いた以上放っておくわけにもいかん。俺たちにも手伝わせてくれ」
恵「モチロン、私も」
パラガス「君たち、なんていい若者だぁ....!!ありがとうございます!」
清麿「とにかく聞き込みだ!ブロリーさんは目立つだろうからな」
パラガス「HAHAHAHAHA!!いいぞぉ!今の君たちのパワーで、ブロリーの行方を一生懸命調査してしまえー!!」
清麿(いちいちうるさいなこの人)
恵(いちいちうるさいなぁこの人)
ブロリー「親父ぃです....」ピラッ
ティオ「なかなか上手....!な、なんだかとっても渋いオジサンね」
ガッシュ「いわゆる『はーどぼいるど』というやつなのだ!サンビーム殿にこの間教えてもらったのだ」
ウマゴン「メル~!!」
ガッシュ「よぉおし!早速この似顔絵を使って調査開始なのだー!!エイ!エイ!オー!!」
ウマゴン「メル!メル!メ~!!」
ティオ「おーっ!!」
ブロリー「......?」
ティオ「ちょっと、何ボケっとしてんの!あんたも一緒にやるの!!」
ブロリー「俺も、ですかぁ.....?」
ガッシュ「そうなのだ!さぁ、お腹の底から!エイ!エイ!オー!!」
ブロリー「.....エイ、エイ、オー」
--モチノキ商店街
魚屋「おうガッシュちゃん!今日も気合い入ってるねぇ!」
ガッシュ「魚屋どの!人探しをしているのだ」ピラッ
魚屋「うん?見たことねぇ面だなぁ」
ガッシュ「ウヌ~、そうか....」
魚屋「まぁまぁ、気を落とすなって!ホレ、試食用のブリの刺身だよぉ」スッ
ガッシュ「おお!!ありがとうなのだ!!」キラキラ
ティオ「おじさんありがとう!」
ウマゴン「メルメルメ~っ!!」
ブロリー(あり、がと...?)
魚屋「ホラ、そっちの兄ちゃんも」
ブロリー「えと、はい...」
ガッシュ「ウヌ?どうしたのだブロリー、そのような不思議そうな顔をして」モグモグ
ブロリー「よく、わからないです.....」
ティオ「?」
ブロリー「親父ぃ以外に優しくしてくれる人、いないから....」
ガッシュ「.......」
ガッシュ「そうか、お主も色々と辛い思いをしてきたのだな.....」
ガッシュ「しかしもう心配いらないのだ!これからは親父殿だけでなく、私たちもブロリーの味方なのだ!」
ブロリー「味方.....?」
ガッシュ「そう!私とお主は、友達なのだから!!」
ブロリー「トモ、ダチ.....?」
ブロリー「トモダチってなんだぁ.....?」
ガッシュ「」
ガッシュ「う、ウヌ。改めて何かと聞かれると.....とても難しいのう」グルグル
ティオ「もー、ガッシュってばやっぱりダメダメね」
ガッシュ「ぐぬぬ~!ならばティオが説明してあげれば良いではないか~!!!」
ティオ「え!?そ、そんなこと急に言われても分かるわけないじゃない....」
ガッシュ「ホラ見ろなのだー!!お主もダメダメではないかー!!」
ティオ「なぁんですってぇ言わせておけばこのガッシュめがーーー!!!」キシャー
ガッシュ「ヌアアーー!!首絞めは!首絞めだけはやめて欲しいのだーー!!」
ウマゴン「メルーーーー!!!!」
清麿「あっ、ホラあそこ!ガッシュたちだ!」
恵「ということは、あの男の人が....」
パラガス「ブロリー!!」
ブロリー「!親父ぃ....!!」
ティオ「あっ、ブロリーのお父さん!」
ガッシュ「ウヌ!!親子感動の再会なのだ」ゲホゲホ
パラガス「あなた方のおかげで、悲願は達成されました....。本当にありがたく思います」ペコッ
ガッシュ「ウヌ!!どういたしましてなのだ」
ティオ「良かったわね~、お父さん見つかって!」
ブロリー「はい....」
パラガス「ではブロリー、行くぞ」
ガッシュ「え、もうおうちに帰ってしまうのか!?」
ウマゴン「メル、メルメル!?」
ブロリー「.......?」
恵「あっ、あの。パラガスさん?」
パラガス「ん?どうしたのかな?」
恵「もし迷惑じゃなければ、もう少しこの子たちをブロリーさんと遊ばせて貰えませんか?」
ブロリー「え.....」
清麿「俺からも頼みます。こいつら、すっかりブロリーさんを気に入っちまったみたいだしな」
ガッシュ「清麿、恵....!!!」
ブロリー「でも....」
恵「ダメ、ですか?」ウワメヅカイ
ブロリー「へぁあ!?」
ブロリー(カワイイ!!)
パラガス「....あぁ、そうか」
パラガス「いいぞぉ!!こぉんな息子で良ければ何なりとお使いください」
ガッシュ・ティオ「「やったーーー!!!」」
ウマゴン「メルメルメ~!」
ブロリー「親父ぃ.....」
パラガス「ブロリー、存分に遊びなさい」
ブロリー「はい....」
--公園
ガッシュ「ブロリー!腕にぶら下がらせてほしいのだ!!」
ティオ「わたしもわたしも!!」
ウマゴン「メル、メルメル!!」
ブロリー「はい....」グイッ
ガッシュ「わーいなのだー!!」キャッキャキャッキャ
清麿「本当、子供ってのは元気で良いよなぁ」
恵「あら?一応私たちも子供って言える歳だと思うけれど」ニコッ
清麿「恵さん、いつからそんなに揚げ足取りが上手になったの」
恵「華さんのおかげかな~♪」
清麿(恐るべし女の結託)
パラガス「フフ....」
清麿「どうしたんですパラガスさん。そんな良い笑顔で」
パラガス「イヤ....。息子がな」
清麿「......また下ネタですか」
パラガス「そのようなことがあろうはずが御座いません!!まぁ、確かにそのネタは私の十八番だが....」
恵「?」キョトン
パラガス「息子の....ブロリーのあんな楽しそうな姿はいつ以来だろう、と思ってな....」
パラガス「これまで30年、男手一つでブロリーを育ててきたが....いかんせん私は不器用な性分でな。あいつに父親らしいことを一つもしてやれなかった」
パラガス「だがこうしてまたチャンスが訪れた以上、今度こそは人生を懸けてブロリーを愛してやりたいと思う.....」
恵「パラガスさん...」
パラガス「などと、その気になっている私の姿は最高だろう?恵さん」
恵「ええ、最後の一言が無ければ。最低です」
パラガス「うぅ~っはっはっはぁ!!(泣)」
清麿(セクハラをしてくる輩に容赦ないなぁ恵さんは)
ゴゴゴゴゴ....
恵「?何かしら。地震....?」
ドバァアアアアアア!!
パラガス「DOOR!?」ドサー
清麿「な、何だぁ!?地面から水が湧き出てきた!!」
アリシエ「はっはっは!やったぞリーヤ!久々の空だ!!」
リーヤ「ヤー!!」ピョコン
清麿「アリシエ、リーヤ!?」
アリシエ「ん?清麿、それに恵まで!何しているんだい」
清麿「いやお前が何してるんだよ」
アリシエ「いやー、実はリーヤと二人で地下水脈を掘り当てようと突き進んでいたんだが....」
リーヤ「頑張りすぎてニッポンまで来ちゃったんだ!」
アリシエ「ボクの腹時計で....ズバリ五日といったところかな」
清麿「.....俺はますますお前が人間だということに疑問が隠せなくなったよ」
岩盤とクズロットネタはあるの?
アリシエ「勘違いはやめて欲しいな。確かに最初の3日こそ自力で掘っていたが」
清麿「マジかよ」
アリシエ「残りの2日は『ガルドルク・ニオルク』と『シャオウ・ニオドルク』で道を切り開いてきたんだからな」
清麿「くだらないことに最大呪文使ってんじゃねーよ!!!」
リーヤ「くだらないとは何だー!!アリシエは村のみんなの為に頑張ったんだぞー!!」
アリシエ「止せリーヤ。分かってもらおうなんて思っちゃあいないさ」フッ
恵「....アリシエって、こんな性格だったかしら?」ヒソヒソ
清麿「疲労でおかしくなっているんだろう。そっとしておいてやろう」
パラガス「ただいま一生懸命置いてけぼりを喰らっているパラガスでございます。おや...?」
パラガス「シュワット!!ブロリー達がおらん!」
清麿「本当何なんだよその『シュワット』って。普通に『しまった』って言えよもうめんどくせーな」
>>25
申し訳程度に
ガッシュ「この先に私の秘密基地!またの名を『対ナオミちゃん用最前線基地』があるのだ」
ウマゴン「メルメルメ~!!」ポクポク
ティオ「あの子相手にどれだけ必死なのあんたたち」
ガッシュ「ホラ!あのブルーシートの向こう側なのだ」
ブロリー「ワクワクドキドキです....」
ガッシュ「それでは!ご開帳なのだ~!!」ピラッ
ナオミちゃん「いらっしゃーい」
ガッシュ「」
ガッシュ「ナ、ナオミちゃん!!何故ここが!?」
ナオミちゃん「この公園の女王であるわたしに隠れてこぉんなもの作っていたなんてねー?良いご身分じゃないガッシュ....」ニタァ
ナオミちゃん「あら?そっちのアンタ。見かけない顔ねぇ」
ブロリー「ブロリー、です....」
ナオミちゃん「ふーん、まぁそれは置いといて。今日からここはわたしの第35の秘密基地となったわ!光栄に思いなさい!!」
ガッシュ「そ、そんなぁ~!!あんまりではないかー!!」シクシク
ナオミちゃん「にょほほ~!残念無念また来年~~!!」
ティオ「ちょっとアンタ!いくらなんでも酷すぎ....」
ブロリー「」ゴゴゴゴゴ
ティオ「ぶ、ブロリー?」
ウマゴン「メ、メル.....?」
ナオミちゃん「なぁにアンタ。よそ者ごときがこのわたしに楯突こうなんて....」
ブロリー「.....返せ」ギロリ
ナオミちゃん「」
ナオミちゃん(こいつ、やる....!!というか殺られる!!!)
ナオミちゃん「フン、今日はアンタの顔に免じて見逃してあげるわ。チャオーーーーッ!!」ギコギコギコギコ
ガッシュ「あ、あのナオミちゃんを追い返した....!!ブロリー!!お主やるではないか!!」
ティオ「本当!!見直しちゃった!!」
ウマゴン「メル~~~!!」ポクポク
ブロリー「イヤ、それほどでもないですYO」ドヤァ
ガッシュ「ブロリー、ありがとうなのだ!!私の秘密基地を守ってくれて....」
ブロリー「ありが、とう.....」
ブロリー「『ありがとう』って、なんだぁ....?」
ガッシュ「『ありがとう』は感謝の言葉なのだ!自分を嬉しい気持ちにしてくれた人に言う、とっても素敵な言葉なのだぞ!!」
ブロリー「感謝....」
ブロリー「俺、そんなの初めて、言われました....」
ティオ「ブロリー、おままごとは初めて?わたしがお母さん役やるから、アンタは子供役!!ウマゴンはペットね」
ウマゴン「メル!?」
ティオ「ホラ、ガッシュも早く!!」
ガッシュ「あー、スマナイティオ!今手が離せないのだ」コソコソ
ティオ「何よ、もう...!あんたにお父さん役やってほしいのに....」
ウマゴン「メルメル~」ヤレヤレ
ブロリー「?」スッ
ティオ「どうしたの、ブロリー」
ブロリー「外で、人の声....」
ガッシュ「きっと清麿たちなのだ!!」バッ
「居ました!例の男です」
ガッシュ「ウヌ....?」
清麿「ガッシュ達、どこまで行っちまったんだ....?」
アリシエ「うん?おい清麿。あれは....」
恵「ぱ、パトカー!?嫌な予感しか...」
パラガス「まさかブロリー...!!」
ガッシュ「お主たち、何をするのだ!!ブロリーから手をどけるのだーー!!」
警官A「ボウヤたち、もう大丈夫だよ?早くおうちに返してあげるから....」
ティオ「バカ言ってんじゃないわよ!そいつはわたし達の友達なの!何にも悪いことしてないんだからー!!」ジタバタ
警官B「でもねぇ、110番通報があったんだ。上半身裸の怪しい男が子供を連れて歩いているって」
ガッシュ「裸で何が悪いのだーー!!私だって、しょっちゅうお外で全裸になるのだーーー!!」
ティオ「ゴメンガッシュ。それには味方できない」
ウマゴン「メルメルメ~!!」ガブッ
警官C「いってぇ!!このウマ噛みついてきやがった!!」
パラガス「ブロリー!!」
ブロリー「!!親父ぃ....」
清麿「ガッシュ!!」
ガッシュ「清麿ぉ!!」
ティオ「恵ー!!コイツらにガツンと言ってやってーー!!」
警官A「あれ?あなた、ひょっとしてアイドルの....」
恵「あっ、ヤバっ眼鏡付け忘れ...!って、そんなことより!!」
恵「その人は何も悪くないんです!信じて、貰えませんか?」
警官B「そんなこと言ったってねぇ~。こっちも仕事だから私情挟めないんだよね~....」
パラガス「お待ちください!!明日まで、明日までお待ちください!!」
警官C「あ、このオッサン。コイツがもう一人の不審者ですよね?」
警官B「確かに。卑猥な格好のオッサン」
パラガス「え゛え゛え゛!?」
清麿「くっ、確かにその通りだ」
恵「悔しいけど擁護は難しいわね...」
パラガス「ちょっ、おま!?お助けください!!!」
アリシエ「どうするんだ清麿!このままではパラダイスさんが危ない」
パラダイス「パラダイスでは御座いません!!パラガスで御座います」
清麿「そうだな。何とかしてパラセクトさんを助ける方法を....」
パラセクト「パラガスで御座います」
恵「ブロリーさんとパロスペシャルさんの親子愛を留置所で育ませるなんてこと、絶対にさせない....!!」
パロスペシャル「いい加減にしろーーーー!!」
警官C「いいからホラ!!さっさとついて来いよ」グイッ
パラガス「くそぅ....!!」
ブロリー「親父ぃ....!!!」
警官B「あんたも、サッサとして。話は署で聞くから」ガシッ
ガッシュ「ブロリー、ブロリー!!」
警官A(何だか俺たちの方が悪いことしている気が....)
警官C「あーあ、ヤダヤダ。いつの時代にもいるんスねー、こーいうクズは」
ブロリー「」
警官C「お?怒っちゃった?ひょっとして図星?」ニヤニヤ
警官C「つーか、あのアイドルの恵ちゃんがこんなカス共を庇うなんて。なんか幻滅したわー」
ブロリー「」
清麿「あ?」
警官C「それにしても、一番ウケるのがあのガキ共っすよ!!こんなあからさまに怪しい奴についてくなんて、よっぽどの間抜けみたいっすねぇギャハハ」
ブロリー「!!」
警官B「オイバカ。私語は慎め...」
バキィ
警官B「」ドサッ
警官C「え....」
ブロリー「クズがぁ.....」
パラガス「なっ....!やめろブロリー!!」
ブロリー「できぬぅ!!」ガシッ
清麿「お、オイ。ウソだろ....!?」
恵「パトカーを、片手で持ち上げて....!!!」
ブロリー「」ブンッ
警官C「えっ....」ズドォオオン
ガッシュ「」
ティオ「そ、そんな.....」
ウマゴン「メ、メル....!!!」
警官A「う、うわぁああ!!」チャキッ
アリシエ「拳銃!?」
清麿「いかん、あの警官パニクっていやがる!」
ブロリー「......」
警官「く、来るなぁ!!」バキュゥゥン
ブロリー「」キィン
ガッシュ「なっ.....」
ティオ「弾き、返したの....?拳銃の弾を....」
警官A「あ、あんた一体何なんです!化物....!?」
ブロリー「......」
ブロリー(結局みんな、その目になる....)
ブロリー(所詮、俺はこれしか....)
ブロリー「俺が、化物....?違う」
ブロリー「俺は悪魔だ.....」
カッッッッ!!!!
パラガス「やめろブロリー!それ以上気を高めるなぁ!!」
清麿「っ!?何だ、一体何が....!」
ガッシュ「あれ、は.....」
ブロリー「キィィ.....」シュインシュインシュイン
ティオ「ブロリー....?あれが....!?」
ブロリー「俺は.....破壊し尽くすだけだぁ!!」ギューン
ガッシュ「どこへ行くのだ!?待つのだブロリーーーー!!!」
恵「パラガスさん、一体何がどうなって.....」
アリシエ「あれは....伝説の凶戦士....?」
清麿「知っているのかアリシエ!」
アリシエ「ボクの村に古くから伝わる言い伝えさ。血と殺戮に飢えた破壊の戦士の話だ」
パラガス「全ては彼の言う通りだ。ブロリーこそ伝説の超サイヤ人なのだからな.....」ガクブル
ガッシュ「そんなことはどうでもよい!!早くブロリーを追いかけなければ!!」
清麿「あぁ、行くぞガッシュ!第六の術・『ラウザルク』!!」ピカーッ
ガッシュ「ブロリー...!!」ギューン
パラガス「まさか、あの子供も戦闘民族だというのか.....」
恵「よく分かりませんがそういうことにしておいてください」
ブロリー「くぅぅ....!!でやぁ!」ポーヒー
「うわぁああああああああ!!」「な、何だぁ!?」「バケモノだぁーーー!!!」
清麿「街が.....」
ガッシュ「やめるのだブロリー!!」
ブロリー「キィッ!!!」バシュゥゥン
ガッシュ「うぁっ!?」
清麿「ガッシュ!」
ウマゴン「メルメルメ~!!」ヒュンッ
サンビーム「大丈夫か、ガッシュ!清麿!」ガシッ
清麿「サンビームさん!」
サンビーム「いくら『ラウザルク』といえど空中戦をやるのは無茶だろう。大体の事情は恵に聞かせて貰った」
ウマゴン「メルッ!?」
ブロリー「ぬぅん!!」バキィ
ウマゴン「メルメルメーーーー!!」
ガッシュ「う、ウマゴン!!」
サンビーム「まさかっ...!!素手の攻撃で『ゴウ・シュドルク』の鎧を砕いただと!?」
アリシエ「『ゴウ・アムルク』!」
リーヤ「やぁ!」ガシッ
清麿「リーヤか!スマナイ、助かったよ」スタッ
サンビーム「あのブロリーという男、素手でデモルトの呪文と同等の威力を発揮できるのか...!!」
ティオ「ウマゴン、しっかり!」ユサユサ
恵「ティオ!『サイフォジオ』を使うわ」
ティオ「ええ!」
ブロリー「.......」スタッ
ガッシュ「ブロリー、何故なのだ!?何故お主がこんなこと...」
ブロリー「.....」ギュピッ ギュピッ
清麿「こっちに歩いてくる....。俺たちを始末する気か?」
ガッシュ「もう止めるのだ!私はこれ以上お主を傷つけたくなどない!!」
アリシエ「戦えないのなら下がっていろガッシュ。ボクとリーヤで相手をする」
リーヤ「甘ったれのままのお前じゃあいつには勝てないからな!!」
ガッシュ「ま、待つのだアリシエ!リーヤ!!」
ブロリー「......」
ブロリー「....まずお前らから血祭りに挙げてやる」
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
ブロリーですブロリーです
アリシエ「さぁ、バトルスタートだ!!『バルド・ニオセン』!!」ズドォン
ブロリー「フン!!」ガキィン
リーヤ「はじけろっ!!」バァン
ブロリー「.....!」
アリシエ「今だ!『ピック・ガルニオ』!!」ドシュッ
ブロリー「.....何なんだぁ今のは」
アリシエ「なっ...!全く効いていないだと!?」
ブロリー「とっておきだぁ....」キュィイイイン
ティオ「まずいわ!恵!!」
恵「ハイ!」
リーヤ「アリシエ、盾を!!」
アリシエ「『ディゴウ・シルシオ』!!」ドン
恵「『マ・セシルド』!!」カッ
ブロリー「っ!!」バリィン
ティオ「えっ......?」
リーヤ「アリシエ!!逃げ....」ドゴォオン
アリシエ「リーヤ!?ぐぁあああ!!」
恵「っきゃああ!」ドサァアア
清麿「あのティオとリーヤの盾が、こうもあっさり....」
ブロリー「......」ギュピッ ギュピッ
ガッシュ「ぶ、ブロリー....」
清麿「くそっ....!『ザケルガ』!!」ギュイイイイン
ブロリー「」バチィイイン
清麿「ダメだ、まるで歯が立たん....!!」
ガッシュ「清麿!何故ブロリーを攻撃するのだ!?これではブロリーが怖がってしまうではないか!!」
清麿「怖がるだと...?ガッシュ、お前一体何を言って....」
ブロリー「んんんん!!!!んんんんんーーーーーーーーーーーー!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ
清麿「マズイ、見境なく破壊するつもりか!?伏せろガッシュ!!」
ブロリー「うぉあああああああああああああああ!!!!」ビシュビシュビシュビシュ
ブロリー「はぁー....。はぁー....!」ギューイーン
ガッシュ「はあ」
ブロリー「ぐわあ」
ガッシュ「やったぞブロリー倒した」
これで終わりですありがとう
ザルチム「間違いねぇ...。アリシエの野郎はこの日本に居る!!」
ラウシン「やはりお前の眼に狂いは無かったな」
ザルチム「今日こそ奴との因縁にケリを付ける!後に続けラウシン!!」
ブロリー「......」スタッ
ザルチム「?何だお前」
ブロリー「この声....ベジータ!?」ギリッ
ザルチム「オイ、さっきから何をジロジロ見てやがる」
ブロリー「.....お前だけは簡単には死なさんぞ」
ザルチム「何っ!?ふぉお!?」キーン ドーン
ラウシン「あぁっ!?都合よくそこにあった岩盤にザルチムが叩きつけられた!!」
ブロリー「もう終わりか...?」
ザルチム「もう駄目だ、おしまいだぁ...」ドサッ
ラウシン「ザルチム―!!!!」
ブロリー「終わったな。所詮クズはクズなのだ.....」
清麿「......くそっ!」ガラッ
サンビーム「みんな、無事か?」
ウマゴン「メル~.....」
アリシエ「何とか、な....」
恵「いったた.....」
清麿「ガッシュ、さっきのあれはどういう事なんだ?」
ガッシュ「ウヌ。私には、ブロリーがずっと怯えているようにしか見えなかったのだ」
ガッシュ「今までもずっとそうだったに違いない。周りの者から恐れられ、傷つけられてきたのだ」
パラガス「やっと能天気なお前らでも呑み込めたようだな。全てはガッシュ君の言う通りだ」
恵「あなたいつからそこに....」
パラガス「だが、ブロリーは破壊することしか知らない。破壊することしかできないのだ」
パラガス「だからああやって、全てを破壊することで己の身を守ってきたのだよ」
ガッシュ「だったらなおさら、これ以上ブロリーに破壊をさせるわけにはいかぬ!!」
ティオ「....そうね。あんな大人しい奴が破壊の戦士だなんて、絶対認めないんだから!!」
ウマゴン「メル...!!」
パラガス「だが、もう遅い」
清麿「何....?」
パラガス「伝説の超サイヤ人になってしまった以上、全宇宙を破壊するまでブロリーは止まらん。何もかもおしまいだぁ.....」
パラガス「フッ。ブロリーと二人で仲良くくらすなどと、その気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ」
清麿「......」ガシッ
パラガス「な、何を.....」
清麿「さっきから聞いてりゃこの野郎!!何もしないうちに諦めてんじゃねぇよ!!」
パラガス「なっ.....」
清麿「そりゃあ、ずっと面倒見てきた親父のあんたがあいつの恐ろしさを一番理解しているんだろうよ!けどな.....」
清麿「だからこそ、あんたがブロリーのことを見捨てちまったら!!本当におしまいになっちまうだろうが!!!」
パラガス「....!!」
ガッシュ「親父殿、ブロリーはお主のことを心から信頼しておったぞ」
ガッシュ「私は家族と離ればなれで育ってきたから....。優しい父上を持つブロリーがうらやましいと思ったのだ」
パラガス「.......」
清麿「あんたはどうしようもない変態親父だけど、息子を思う気持ちは誰にも負けてないはずだぜ。パラガスさん」
清麿「あんたがほんの少しだけ見せた、あの時の笑顔が本物ならな」
パラガス「清麿君....」
恵「さぁ、立ちましょう?パラガスさん」
恵「30年間暴れん坊の息子さんを育ててきた意地はこんなものじゃないですよねっ!」ニコッ
パラガス「...もちろん」
ブロリー「....来たか」
ガッシュ「.....!!」
ブロリー「大人しくしていれば、痛い目を見ずに済んだものを....」
ガッシュ「清麿」
清麿「分かっている、『ラウザルク』!!」ピカーッ
ガッシュ「ブロリー!私が必ずお主を救って見せるのだ!!」ダッ
ブロリー「キィッ!!」ガシィッ
ガッシュ「ぐぅ...!うううううう!!」
サンビーム「『ディオエムル・シュドルク』!!」
ウマゴン「メルメルメ~!!」ボウッ
ブロリー「無駄な足掻き...!!」
サンビーム「ウマゴン!ガッシュを守るように炎を展開するんだ!」
ウマゴン「メル~っ!」
ブロリー「このっ.....!!」ドシュウウ
恵「『チャージル・セシルドン』!」
ブロリー「何ぃ....!?」
ティオ「残念だったわね!あんたのへなちょこな攻撃なんか、わたしが全部受け止めてあげるんだから!!」
リーヤ「アリシエ、ボクたちは戦わなくていいの?」
アリシエ「分かるだろうリーヤ。『戦人』であるボクたちは、相手を救う戦いなんてできない」
アリシエ「ここは、ガッシュたちを信じよう」
ザルチム「やめろ!勝てるわけがない!!あいつは伝説の超サイヤ人なんだどー!!」
ビクトリーム「ちくしょーちくしょー!完全体にさえなれば....!!」
アリシエ「どこから湧いて出た貴様ら」
ブロリー「ウォオオオオオ!!!」バシューン バシューン
ガッシュ「ぬ、ぁああああ!!」
ブロリー「何故だ、何故攻撃してこない....?」
ガッシュ「.....以前、お主と少し似ている者がいたのだ」
ガッシュ「争いごとを嫌う優しい心の持ち主なのに、無理やり戦いをさせられた.....」
ガッシュ「ブロリー。私はその者が涙を流しながら戦う姿と今のお主が、どうしても同じに見えて仕方がないのだ!!」
ブロリー「俺が.....!?馬鹿な」
ガッシュ「だってそうであろう!?お主がそんな姿になってしまったのはきっと、お主が心の中で泣いているからなのだ!!」
ガッシュ「さっきあの警官が怯える姿を見て、お主はとても悲しそうな顔をしていたのだ!だから....」
ブロリー「だ、まれぇぇぇぇ!!!!」ブゥン
パラガス「やめろブロリー!!」ガシィ
ブロリー「!?親父ぃ....!!!」
パラガス「すまない....!!私がお前を復讐の手駒にしてしまったばかりに!!ずっと、ずっと辛く寂しい思いをさせてきた....」
パラガス「だがもう心配することはない!!これからは私が、俺が命懸けてお前にたくさんの幸せを教えてやる!!」
パラガス「だからもういい、もういいんだブロリー....!!」
ブロリー「く、ぅぅぅ...!!!ぅううううううううう!!!!」ブンッ
パラガス「ブロリー!」
ブロリー「俺は、破壊し尽くすだけだ....」
ブロリー「だけ....!!『それだけ』なんだ......!!!」
ガッシュ「違う!!」
ブロリー「!?」
ガッシュ「どうして、どうしてそんな悲しいことを言うのだ.....!?」
ガッシュ「お主はナオミちゃんから私を助けてくれた!私を守ってくれたではないか!!!」
ブロリー「マモ、ッテ.....?」
ティオ「そうよ....!!わたしたちとたくさん遊んでくれた!わたしたちに笑顔をくれた!!忘れたなんて言わせないんだから!!」
ウマゴン「メルメルメ~!!」
ブロリー「え、がお....」
ブロリー「知らない....!!そんなもの、知らない....!!!!」ギュィイイイイン
サンビーム「マズイ、最大の一撃を放つつもりか!?」
ティオ「恵!ありったけの心の力で『チャージル・セシルドン』を....」
ガッシュ「ティオ!心配いらぬ」
ティオ「ガッシュ!?」
ガッシュ「清麿ぉ!!」
清麿「問題ない。『ラウザルク』で心の力は十分に消費してある!」
ブロリー「うがぁああああああああああ!!」ポーヒー
清麿「受け止めやがれ!!『バオウ・ザケルガ』!!!」バリィイイイイ
バオウ・ザケルガ「バォオオオオオオオオオ」
ブロリー「なっ.....」
アリシエ「凄い....!ブロリーの一撃を完全に打ち消した....」
ブロリー「ば、バカな....!?」
清麿「っ....!後は頼んだぞ、ガッシュ...」ガクッ
ガッシュ「ウヌ、任せるのだ。ゆっくり休んでいてくれ」
ガッシュ「ブロリー。本当のお主は、とても優しい心の持ち主なのだ。コルルと同じように」
ガッシュ「あの時お主があの警官たちに反抗したのは、親父殿や私たちことを悪く言われたのが許せなかったからであろう?」
ブロリー「.....!?」
ガッシュ「きっとお主自身、知らないことが多いせいでそれに気付けないだけなのだ」
ガッシュ「しかしもう怖がることはない!!お主の知らないたくさんの楽しいこと、嬉しいことを私や親父殿が教えてあげるのだ!!」
ブロリー「.....!」
ウマゴン「メル、メルメルメー!!」
ティオ「もちろん、わたしとウマゴンも忘れないでよね!!」
ガッシュ「ウヌ、もちろんなのだ。他にもお歌や踊りのことは恵殿が、『ぐるーびー』なことはサンビーム殿が教えてくれるのだ!」
サンビーム「まずは躾けから始めないとな、ハハハ」
恵「サンビームさん眼が怖いです」
ガッシュ「ついでに、むつかしいことは全部清麿に聞くとよい。大体のことは教えてくれるのだ」
清麿「オイ扱いが適当すぎるぞこの野郎」
ブロリー「.....だけど、俺は」
ガッシュ「だから心配ないと言っておろう!」
ガッシュ「またお主が何かの拍子に暴れてしまうことがあっても、その度に私たちが駆けつけて助けてあげるのだ!」
ブロリー「!!」
ガッシュ「ただ、その代わり....。私がナオミちゃんにイジメられているときはできるだけ助けてもらえると嬉しいのだ」
清麿「何と情けない」
ティオ「いいムードが台無しじゃない」
ウマゴン「メルー....」
ガッシュ「ウヌ~!!よいではないかちょっとくらい!!と、とにかく....」
ガッシュ「そうやってお互いの足りないところを補い合い、助け合い、楽しい時間も悲しい思いも共にする....」
ガッシュ「きっとそれが、『友達』なのだ!!」
ブロリー「.....ガッシュ.....!!」
ブロリー「ティオ、ウマゴン....!親父ぃ、みんな....」
ブロリー「ありが、とう.....」シュゥウウン
悟空「おーいブロリー!それにパラガス!」
ブロリー「カカロット....?」
悟空「だからカカロットじゃねぇって!オラ、孫悟空だ」
悟空「いやー、探したぞぉ。おめぇらを地獄に連れ戻してくれって界王様に頼まれちまってよぉ....」
パラガス「お、お待ちください!!明日までお待ちください!!」
悟空「まぁそう固ぇこと言うなよ~!」
悟空「あのよ、知り合いの女の子のホッカホカのエッチな生写真あげっからさ」ヒソヒソ
パラガス「可哀想だがブロリー。ガッシュ君たちとお別れする準備だぁ!!」
ブロリー「....はい」
悟空「あー、それからブロリーがぶっ壊しちまった街や殺しちまった人たちのことは心配ねぇ!!ドラゴンボールで元通りにしてやっからよ!」
清麿「は、はぁ。何だか良くわかりませんが助かります」
ティオ「ブロリー、わたしたちのこと忘れたら承知しないんだからね!」
ウマゴン「メルメルメ~!!」
ブロリー「」コクン
ガッシュ「あ、あの。ブロリー....」
ブロリー「何だぁ....?」
ガッシュ「こ、これ!プレゼントなのだ」スッ
ブロリー「プレゼント....?」
ガッシュ「そう!その者の名は『量産型バルカン』!!私の親友、『バルカン300』の仲間なのだ」
ティオ「あっ!さっき秘密基地で作ってたのってこれだったの...」
ガッシュ「ウヌ!今日からその者がお主のパートナー、新しい友達なのだ!!」
ブロリー「.....ありがとう」
悟空「じゃ、けぇるぞ。グッバイ!!」シュンッ
パラガス「皆さん、本当にありがたく思います。パラガスで御座いました」シュンッ
ガッシュ「ブロリー、必ずまた会おうぞ!!約束なのだ!」
ブロリー「ガッシュ。バイバイ、です....」シュンッ
リーヤ「やっぱりガッシュはやる奴だ!ね、アリシエ」
アリシエ「あぁ、また見せつけられてしまったな。王の風格を」
ザルチム「サイヤ人のぉ!!王子はーーー!!この俺だぁーーーーーー!!!」
アリシエ「さっきから何なんだコイツらは?横で騒いでばかりで鬱陶しいんだが」
ラウシン「ザルチムは岩盤に叩きつけられて少しおかしくなってしまったらしい。今は見逃してやってくれ」
ビクトリーム「どうした?笑えよザルチム」
アリシエ「そっちのVの字は?」
ラウシン「知らない」
--数日後
ガッシュ「清磨ーーー!!」タタタタ
清麿「どうしたガッシュ...ぶはっ!?何だその髪型!」
ガッシュ「ブロリーの真似をした、伝説のサイヤ人ヘアーなのだ!母上殿にやってもらったのだ」
華「ガッシュちゃん、よく似合ってるわよ!!」
ガッシュ「よぉーし!早速ナオミちゃんを成敗しに出かけるのだ!後に続け!!ウマゴン、ティオ!」
ウマゴン「メルメル~ッ!!」
ティオ「もー、調子に乗っちゃって」
ガッシュ「いざ出陣なのだ~!!」
サンビーム「はっはっは。全く微笑ましいじゃないか」
サンビーム「しかしあの悟空という人の言った通り、本当に街も人も元通りになるとはな」
清麿「まったく、世の中不思議なことだらけだよなぁ」
恵「ふふっ、そうね。色々大変だったけど、あの子たちにはとてもいい経験になったんじゃないかしら?」
清麿「あぁ、そうだな。今回の一件でまた一つ、ガッシュが大きくなれた気がするよ」
ガッシュ「あーーーーん!!ナオミちゃんに負けたのだーーーー!!!」
清麿「.....やっぱ違ったかもしれん」
お わ り
おまけ
パラガス「カカロットォ!!なんだこの写真は!?」
悟空「うん?約束の生写真だ!東の界王様のな」
ブロリー「な、何て奴だぁ....!」
パラガス「」バシュゥゥン
悟空「えっ」
ブロリー「お、親父ぃが哀しみのあまり超サイヤ人に....」
パラガス「さあ、地獄の殺戮ショーで御座います」キュィイイイン
悟空「ちょ、ちょっと待てっ!!」
ブロリー「親父ぃ!!やめろットォォォォォォォ!!」
パラガス「だが、もう遅い」ポーヒー
\ デ デ ー ン /
完
モノホンブロリーには説得なんて無意味だと思った
ザルチムに堀川さんを充てたアニメスタッフの優秀さよ
このSSまとめへのコメント
あぁんな暑苦しさ満載な説教臭いシーンのうえ凄惨な過去や過酷な現在などを名に冠したウザいシーンといいそれでも一生懸命生き抜いているというお涙頂戴感プンプンのシーンまで混ぜ込んでいるイライラさせる描写の組み立て方をしているようなの話に、ブロリーにまでそんな要素入れ込んでMAD調などと、その気になっていたお前の作った話は実にシュールだったぜ(嘲笑)
ガッシュとコラボして作った真剣な話には、ろくなモンがないとわかった。
↑と連投しておいたぜ。
ブロリーが地獄から復活してあの街に現れるとまず速攻で地獄と化すのは間違いないでしょう。
魔物も本の持ち主も全員岩盤直行というわけだぁ。