《DQ5》ジャミ「ある任務にて」《安価》 (46)

ジャミ「……どういうことですか?ゲマ様、俺の耳が悪くなったのでしょうか?」

ゲマ「はぁ……何度も言わせないでほしいですね、いいですか?貴方には一つの命令を与えます」

ゲマ「サラボナの北にある山……そこにある小さな村を滅ぼしなさい、いいですね?」

ゲマ「その村はろくな戦力もありませんし、貴方だけでも直ぐに滅ぼせるでしょう」

ゲマ「分かったのなら、とっとと行きなさい。分かりましたね?」

ジャミ「……はい」

ゴンズ「聞いたぜ、ジャミ!お前、随分と楽な任務を任されたみてぇだな!羨ましいぜ!」

ジャミ「何が羨ましいか、さっぱり分からんな」

ゴンズ「あん?どーいうこった?」

ジャミ「ふんっ、下衆なお前には俺の考えが理解できんか……行ってくる」

ゴンズ「おい、待ちやがれ!?誰が下衆だ、コノヤロウ!」

ジャミ(……分かってはいたが、ゲマ様には魔族としての誇りは一切無いようだな)

ジャミ(魔族とは抵抗する相手を如何なる手段を講じて蹂躙する者、抵抗も出来ない相手を蹂躙するなど……風情にかける)

ジャミ「……これも仕事か、割り切らんとな」

山奥の村から数キロ離れた陣地にて

ジャミ「様子はどうだ?」

オーク「はい、村の様子ですが……ろくな戦力が無いのか、戦士の一人もいませんね」

オーク「あれなら俺一人でも皆殺しにできますぜ、どーします?ぶっ殺してきていいですかい?」

ジャミ「よせ、これは俺が請け負った仕事だ……俺が出よう」

オーク「ケッ、あんな連中相手にわざわざジャミ様が出る幕も無いと思いますがね」

ベロゴン「ジャミ様ぁ、捕虜捕まえたら俺らにも使わせてくださいねぇ」

しにがみへい「そーそー、人間の女は痛ぶり甲斐があるもんで楽しみなんすヨ」

ジャミ「ふんっ、考えておく」

山奥の村

ビアンカ「よしっ、これで今日の洗濯は終わり……っと」

ビアンカ「後は薪を割って、山菜取りに行って……うん?」

ビアンカ「なにかしら、あれ?」

《百数m先》

ジャミ「……あれは」

ジャミはどうする?【安価下1】

ジャミ(人間の年齢はよく分からんが、まだ子供に見えるな)

ジャミ(ゲマ様の命令はこの村……山奥の村を滅ぼすこと、だが村人を一人残らず殺せとは言っていない)

ジャミ(くっ、何を迷っているのだ!蹂躙するべき者が子供一人を前に蹂躙するかどうか迷うなど……情けないぞ!)

ジャミ(情けない……ぐっ)パキッ

ビアンカ「……っ!?ま、魔も――」

ジャミ「(っ、気付かれた!?今騒がれるのは不味いっ!)」

ジャミ「――ハッ!」ダッ!

ビアンカ「かはっ……!?」バタリッ

ジャミ「しまっ!?……はぁ、気絶しているだ――って、人間のガキ相手に何やっているのだ、俺は」

ジャミ(……とりあえず、こいつは浚うとして)

ジャミはどうする?【安価下1】

ジャミ(一先ず、こいつを陣地に……いや、それではこいつが危険だな)

ジャミ(何処か安全な場所に運ぶべきか……むぅ、そういえば近くに山小屋があった筈だな)

ジャミ(そこへ運んで様子を……って、だから俺はなんで人間のガキ相手にそんなに気を使うのだ?)

ジャミ(ふんっ、ゲマ様を罵倒しながら……魔族としての誇りがないのは俺も一緒だったか)

《村から離れた山小屋》

ビアンカ「すぅすぅ……」

ジャミ「……これでよし、ここならばこいつも安全だろう」

ジャミはどうする?【安価下1】

ジャミ(……小屋から逃げ出されたら、こいつの身が危険に晒される)

ジャミ(幾つかの拘束魔法を掛けておいて……と、これで良し)

ジャミ「……さて、行くか」

《山奥の村》

村人「ぎゃああぁ!!」メリッ!メリメリ……バキッ!!ブシャア!!

村人女「アナタ……!アナタぁ!?」

村長「は……早く逃げるんじゃ!子供から順に……」

ジャミ「逃がさん、一人残らず……蹂躙してやろう」ニヤリッ、パチンッ

子供「ゃっ!はなして、はなしてぇ!ママ、ママぁ!」ゴワゴワゴワッ

母親「メアリ!?そ、そんな……う、うぅぅぅ……!」

その後、山奥の村はどうなった?【安価下1】

ジャミ(……この辺りでいいか)パチンッ

村人「っ!?はぁはぁ……!」バタリッ

村人女「あなたっ!?よかったぁ……!は、早く逃げましょう!私の腕に……」

村長「いや、腕が折れてる以上、無理じゃろう!ワシの杖を使え!」

子供「わっ!?」バッ

母親「メアリっ!あぁ……よかった、もう離さないわ……!」ギュッ

ビアンカ父「ビアンカ、ビアンカ何処だ!?返事してくれ!」

若者「おじさん、今は逃げよう!ビアンカさんもきっと生きてるはず……!」

ジャミ(これで良し、ここまで俺への反感を育てれば、何れこの中から魔族へ抵抗する者が生まれるだろう)

ジャミ(その時は……くくっ、容赦なく蹂躙してやろう)

村を滅ぼしたジャミはどうする?【安価下1】

デモンズタワー、頂上

ゲマ「了解しました、報告は以上ですね?」

ジャミ「はい、ゲマ様の命令通り……例の村は滅ぼして参りました、村人も一人を除いて全滅です」

ゲマ「むっ……一人、ですか?」

ジャミ「女を一人連れて参りました……私の妾の一人にでもしようと思いまして」

ゲマ「……まぁ、それくらいなら構わないでしょう」

ゲマ(例の予言の女であろうと……勇者の父になる男と結ばれなければ、意味が無いですしね、クククッ)

ジャミ(ふむ、とりあえずは気付かれてないようだな)

ジャミ「それでは私はこの辺りで失礼いたします」ペコリッ

ジャミはどうする?【安価下1】

ジャミの自室

ビアンカ「……私をどうするつもりなの?」ジャラリッ

ジャミ「なに、とある理由でお前が必要だっただけだ、別にお前に興味など無い」

ビアンカ「……とある理由?」

ジャミ「村人は生きている、何人かは戦いの傷で死んでるかもしれんが殆どはこの町に避難している筈だ」トンッ

ビアンカ「……ッ!?」

ジャミ「お前は村人達の下に逃げ帰り……俺に酷い目に合わされたと伝えろ、そうすれば逃がしてやる」

ビアンカ「……そんな理由で私を誘拐したの?目的が分からないんだけど」

ジャミ「村の連中の反骨心を育てる為だ、数少ない……しかも美しい女が傷物にされたのなら連中は俺への恨みを育てるだろう」

ジャミ「そして俺への恨みが限界に達した奴が、俺の下に来たのなら……あらゆる手段を持って殺す、お前はその為のコマだ」

ジャミ「分かったな?」

ビアンカ「………………」

ビアンカはどうする?【安価下1】

ビアンカ「……そんなこと、させないわ」

ジャミ「むっ?」

ビアンカ「あんたの思い通りにならないって言ってるの!」

ビアンカ「村の人達を……あんたの欲望のために殺させないわ!絶対に逃げてたまるもんですか!」

ジャミ「くくくっ、気の強い女め。いいぞ、気に入った」

ビアンカ「……気に入った?」

ジャミ「女、貴様の名は?」

ビアンカ「……ビアンカ」

ジャミ「ではビアンカ、これからお前は――」

ビアンカをどうする?【安価下1】

ジャミ「私の子を孕んでもらおうか」

ビアンカ「そんな、魔物の子供なんて産める筈……!」

ジャミ「確かに普通ならばそうだ……が、私の種族は雄しかいないでな」

ジャミ「子孫を残す場合、他の種族の雌……特に人間を繁殖相手に使うことが多いのだ」

ジャミ「つまりは、だ」スッ

ビアンカ「……っ」ピトリッ

ジャミ「安心して受け入れろ、それが逃げるという選択を選ばなかった……お前の運命だ」

ビアンカ「……やってやろうじゃない」ギロリッ

ビアンカはどうなった?【安価下1】

ビアンカ「いっ……❤」ズニュッ!!

ジャミ「どうした?まだ数センチ挿れただけだぞ?もうギブアップか?」

ビアンカ「そ……そんな、ことっ❤」ハァハァ

ジャミ「そうか、なら心配は入らなさそうだな」ゴリュッ!!ズブッ、ブププッ!!

ビアンカ「おっ、あっ……!?ぐぅぅううぅ……❤」ピトリッ❤

ジャミ「クククッ、ここが何処か分かるかビアンカ?ここは……お前の子宮だ」グリグリッ

ジャミ「これからこの子宮を……蹂躙し尽くしてやろう」

ビアンカ「し……てぇ❤」

ジャミ「むっ?」

ビアンカ「蹂躙……してぇ❤」ハァハァ❤

ジャミ「堕ちたか……クハハッ、そんなお前も愛らし――ッ」

ジャミ(私は今何を言おうとした?人間相手に愛らしいなどと……魔族らしくないぞ、ジャミ)

その後、二人はどうなった?【安価下1】

数ヶ月後……とある山小屋にて

ビアンカ「ジャミ、起きて!そろそろ仕事の時間よ」ユラユラッ

ジャミ「……むぅ、もうそんな時間か」ボフリッ

ジャミ(……私達は現在、とある山小屋で人目を憚りながら暮らしていた)

ジャミ(何故か?そんな理由はただ一つ)

ビアンカ「今日の朝御飯は昨日の残りのシチューとパン、後は干し魚よ」ボテリッ

ジャミ(ビアンカの腹が原因だ、ゲマはビアンカの妊娠が判明すると……腹の子ごと、彼女を殺すように私に命じた)

ジャミ(それに反発し、ゲマを打ち倒し……魔族からも、人間からも追われる身になった私達は余生をここで過ごすと決めたのだ)

ビアンカ「そだ、薪が足りなくなってきたから……って、どーしたの?」

ジャミ「……なんでもない、愛しているぞビアンカ」

ビアンカ「……んっ❤私も愛しているわ、愛しい旦那様❤」

その後、二人はどうなった?【エピローグ 20時30分まで安価を募集、採用できそうなもの全て採用】

――その後、ジャミとビアンカは体を重ね合わせ続けた

子を産み、育て、孕ませて……その結果

ジャミ「……むっ?また動いたようだな、どうやら今度の子供も元気に産まれそうだ」

ビアンカ「ふふっ、そうね❤この子を産んで少ししたら……また子供を作りましょうか❤」

ジャミ「当たり前だ、私はこの程度では満足していないぞ」

山奥にあった小さな一軒屋でしかなかったその周りには沢山の家が立っていた

その家の主は誰か?勿論……

ジャミの子供「とーさん、見てくれ!こんな大きな猪が取れたぞ!」

ジャミの娘「見てみて!こっちはこーんなに大きな魚!凄いでしょー!」

家に入ってきたのは全裸の金髪の男女、彼らはジャミとビアンカの子供であった

本来なら男はジャミと同じような魔物が生まれる筈だが……

ジャミ「そうか、今夜はパーティだな」ニコリッ

今のジャミには興味の無いことだった

魔物特有の成長の早さで二人の子供達は数年で成人し、一人立ちし……と言っても両親の住居の近くに自分の家を作り気が付いたら……

ざわざわ……ざわざわ……

ジャミの孫「じーちゃん、ばーちゃん!これ、俺が作ったんだぜー!」

ジャミの孫娘「あたしもっ!あたしも頑張って作ったー!」

ビアンカ「ふふふっ、頑張ったわね。偉い偉い」

……少し、青く染まった右腕で可愛い孫の頭を撫でるビアンカ

何十万回もジャミの性を受け入れたことでビアンカの体も次第に魔族に変わっていき……今では完全に魔族のものとなっていた

後悔はない、寧ろ夫と同じ存在になれたことに幸せすら感じていた

ジャミ「……むっ、どうした?」

ビアンカ「なんでもないわー」コロンッ

夫のたくましい二の腕を枕に、酒に酔う

――あぁ、今の自分は幸せだ

ビアンカ「……ジャミ、好きよ」

ジャミ「知っているさ」

不器用な夫の愛情表現に頬を緩ませ……いつものようにビアンカは夫と唇を重ね……押し倒された

子供達の前で夫婦の愛を確かめることに恥ずかしさはない、体だけはなく既に精神も魔族と化していた

ここは伝説に語られる理想郷

魔族達の王である馬の魔族が、人間の妻と子供達と共に平和に暮らす小さな島

ここに争いはなく、それ故に発展も存在しない時が停滞した島

だが、彼らに不満は存在しなかった……何故ならば

ビアンカ「ジャミっ❤好き、大好きっ❤もっと、もっと愛してぇぇええっ❤」

ジャミ「ぐっ……!あぁ愛してやるさ、お前が満足するまで……何万回も愛してやる!」

彼らは愛する番がいれば……それだけで満足なのだから

申し訳ありません、ちょっと急用が出来たのでエピローグはこれで終わりにします
本来ならジャミの子供がリュカ達とミルドラースを倒したり、リュカと和解したり色々と入れる予定でしたが時間ないのでここまでにします
安価のご参加、ありがとうございました

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